JP2009053267A - 傾き調整装置及び投射型画像表示装置 - Google Patents

傾き調整装置及び投射型画像表示装置 Download PDF

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JP2009053267A JP2007217440A JP2007217440A JP2009053267A JP 2009053267 A JP2009053267 A JP 2009053267A JP 2007217440 A JP2007217440 A JP 2007217440A JP 2007217440 A JP2007217440 A JP 2007217440A JP 2009053267 A JP2009053267 A JP 2009053267A
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Abstract

【課題】使用者にとって操作し易い被調整体の天板側から傾き調整操作を行うことができ、かつ傾動体の傾動によって被調整体の傾きを調整することができる傾き調整装置を提供する。
【解決手段】設置面に設置されるべき設置体2と、支持軸20にて設置体2に傾動可能に支持されており、被調整体が載置される載置面31を有する傾動体3と、傾動体3の載置面31側に離隔配置された操作部5と、円弧状大歯車64を一端側に、操作部5を他端側に有し、途中が軸支されている操作桿61と、支持軸20に設けられており、円弧状大歯車64に噛合する小歯車と、支持軸20に設けられたピニオンと、ピニオンに噛合するラックと、設置体2及び傾動体3の間に挟まれるようにラックの両端側夫々に設けられ、ラックと連動する移動球と、傾動体3の傾動支点の両側夫々に設けられ、移動球が当接するテーパ部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、設置面に対する被調整体の傾きを調整する傾き調整装置及び該傾き調整装置を備える投射型画像表示装置に関する。
設置面に対する装置本体の傾きを調整する傾き調整装置を備えた投射型画像表示装置が提案されている。
特許文献1には、装置本体の天板に設けられたアジャスタボタンの押し下げ操作により筐体の底板から傾き調整脚が出没するように構成された傾き調整装置を備え、アジャスタボタンに親指を当てた場合に親指以外の指を掛けることができる指当部を筐体の側部に形成した投射型画像表示装置が提案されている。
特許文献1に係る投射型画像表示装置においては、投射型画像表示装置を片手で安定して把持した状態で、確実に装置本体の傾きを調整することができる。
特許文献2には、筐体の底板から自重で下方に突出する傾き調整脚、及び傾き調整脚を固定する調整脚ロックを備え、調整脚ロックで固定された傾き調整脚が螺子機構にて上下に微小移動するように構成された投射型画像表示装置が提案されている。
特許文献2に係る投射型画像表示装置においては、調整脚ロックを解除することによって傾き調整脚の突出量を調整して装置本体の傾きを粗調整することができる。また、螺子機構によって装置本体の傾きを微調整することができる。
特許文献3には、投射型画像表示装置を構成する筐体の表面につまみを取り付け、該つまみの回転によって傾き調整脚の突出量を調整し、装置本体の傾きを調整することができる投射型画像表示装置が提案されている。
特開2004−54039号公報 特開2000−347289号公報 特開2006−106487号公報
しかしながら、従来の投射型画像表示装置においては、傾き調整脚の突出量を調整することによって傾き調整を行うため、傾き調整量が大きい場合、装置本体から突出する傾き調整脚の突出量が大きくなり、装置本体の姿勢が不安定になるという問題があった。
また、特許文献2,3に係る投射型画像表示装置においては、傾き調整脚を回転させて傾き調整を行う必要があるが、傾き調整脚が装置本体の筐体を支持しているため、回転し難いという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用者にとって操作し易い被調整体の天板側から傾き調整操作を行うことができ、かつ傾動体の傾動によって被調整体の傾きを調整することができる傾き調整装置及び投射型画像表示装置を提供することにある。
本発明に係る傾き調整装置は、設置面に対する被調整体の傾きを調整する傾き調整装置において、設置面に設置されるべき設置体と、該設置体に傾動可能に支持されており、前記被調整体が載置される載置面を有する傾動体と、該傾動体の前記載置面側に離隔配置された操作部と、該操作部に加えられた駆動力を前記傾動体に伝達し、該傾動体を傾動させる傾動機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係る傾き調整装置は、前記傾動体及び前記設置体が対向配置され、前記傾動体を傾動可能に前記設置体に支持するための支持軸を備え、前記傾動機構は、円弧状部材の外周に形成してなる円弧状大歯車を一端側に、前記操作部を他端側に有し、途中が軸支されている操作桿と、前記支持軸の一部に設けられており、前記円弧状大歯車に噛合する小歯車と、前記支持軸の他の部分に設けられたピニオンと、該ピニオンに噛合するラックと、前記設置体及び前記傾動体の間に挟まれるように前記ラックの両端側夫々に設けられ、前記ラックと連動する移動体と、前記傾動体の傾動支点の両側夫々に設けられ、前記移動体が当接するテーパ面とを備え、各テーパ面は、前記傾動支点から端部に向けて離れるにつれて前記載置面から離反又は近接するように形成されていることを特徴とする。
本発明に係る傾き調整装置は、前記テーパ面は、前記傾動支点から端部に向けて離れるにつれて前記載置面から離反するように形成されており、前記傾動体は、前記支持軸に支持される被軸支部を前記設置体側に備え、前記ラックは前記傾動体及び前記支持軸の間に配されていることを特徴とする。
本発明に係る傾き調整装置は、前記傾動体は、前記設置体側に突出した突出部を傾動支点から離隔した部位に備え、前記設置体は、前記突出部が遊嵌し、前記傾動体の傾動に伴う該突出部の移動を案内する案内孔を備えることを特徴とする。
本発明に係る傾き調整装置は、前記設置体は、進退することによって長さが変化する複数の傾き調整脚を備えることを特徴とする。
本発明に係る投射型画像表示装置は、天板を有し、正面側に投射レンズが配設された筐体と、該筐体の設置面に対する傾きを調整する前記傾き調整装置とを備え、前記操作部は、前記天板側に配されていることを特徴とする。
本発明にあっては、被調整体の傾きを調整するための操作部が傾動体の載置面側に離隔配置されている。例えば、投射型画像表示装置では、投射型画像表示装置を構成する筐体の天板側に操作部が配されている。従って、設置体に操作部が設けられた傾き調整装置に比べて操作部の使用空間が広く、操作性が向上する。
操作部が使用者によって操作され、操作部に駆動力が加えられた場合、駆動力伝達機構は前駆駆動力を傾動体に伝達し、傾動体を傾動させる。傾動体が傾動した場合、載置面に載置された被調整体も傾動する。従って、傾き調整脚を回転させて傾きを調整する場合に比べて、容易に被調整体の傾きを調整することができる。
本発明にあっては、操作桿の他端側に設けられた操作部が移動した場合、円弧状大歯車が回動し、該円弧状大歯車に噛合した小歯車も回動する。小歯車が回転すると、支持軸に設けられたピニオンも回転し、該ピニオンに噛合したラックは直線的に移動する。ラックが移動した場合、該ラックの両端側夫々に設けられ、傾動体のテーパ面と設置体との間に挟まれた移動球も連動して移動する。テーパ面と設置体との間に挟まれた移動体が移動した場合、設置体とテーパ面との距離が増減し、傾動体の傾きが変化する。
本発明にあっては、支持軸の軸長方向から見て操作部を横方向に移動させた場合、例えば右方向に移動させた場合、円弧状大歯車は時計回りに回転し、該円弧状大歯車に噛合する小歯車、及びピニオンは反時計回りに回転する。ピニオンが反時計回りに回転した場合、ラックは左方向に移動する。傾動体の設置体側に形成されたテーパ面は、被軸支部から離れるにつれて載置面から離反するため、移動体が左方向に移動した場合、傾動体は右側に傾く。同様に操作部が左方向に移動した場合、傾動体は左側に傾く。
本発明にあっては、傾動体の設置体側に突出した突出部は、設置体の案内孔に遊嵌しており、案内孔は、傾動体の傾動に伴う突出部の移動を案内する。従って、傾動体は所定方向に安定して傾動する。
本発明にあっては、設置体に備えられた複数の傾き調整脚の長さを変化させることによって、設置面に対する設置体の傾きが変化する。
従って、傾動体の傾動のみならず、傾き調整脚の進退によって被調整体の傾きを調整することができる。また、複数の傾き調整脚の長さを同量変化させた場合、設置面に対する被調整体の高さを調整することができる。
本発明によれば、使用者にとって操作し易い被調整体の天板側から傾き調整操作を行うことができ、かつ傾動体の傾動によって被調整体の傾きを調整することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置を示す模式的斜視図である。本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置は略直方体の筐体7を備えており、筐体7は底板部71、底板部71に周設された正面壁72、側壁73及び背面壁、並びに天板部74から構成され、正面壁72の横方向一端側には投射レンズ80が配設されている。底板部71の正面側部分の外面には本発明の実施の形態に係る傾き調整装置1が固定され、筐体7の天板部74側に配された操作部5を操作することによって、設置面Aに対する筐体7の傾きを調整することができるように構成されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る傾き調整装置1を示す模式的斜視図、図3は、傾き調整装置1の正面図、図4は、傾き調整装置1の背面図、図5は、傾き調整装置1の模式的縦断正面図である。傾き調整装置1は、設置面Aに設置されるべき設置体2と、設置体2に傾動可能に支持され、筐体7が載置される載置面31を有する傾動体3と、筐体7の天板部74側に配された操作部5と、操作部5に加えられた駆動力を傾動体3に伝達して傾動体3を傾動させる駆動力伝達機構6及び移動部材4とを備えている。なお、駆動力伝達機構6、移動部材4及び後述のテーパ部33,33によって傾動機構が構成されている。
設置体2は、上方に矩形状の開口部27を有する棒状横長略直方体をなし、長手方向寸法が筐体7の横幅と略一致するように形成されている。詳細には、設置体2は、設置体底板部21と、設置体底板部21に対して略垂直に形成された設置体正面壁22と、設置体背面壁23と、設置体側壁24,24とを備えている。設置体正面壁22及び設置体背面壁23の長手方向略中央部には、支持軸20が回動可能に挿通する挿通孔が形成され、軸長方向が前後方向に略一致するように支持軸20が挿通孔に挿嵌されている。なお、支持軸20は設置体2の前後幅よりも長く、一端に抜け落ち防止用の頭部を備えている。設置体2の正面側から挿通した支持軸20の他端は、設置体背面壁23から外部に突出し、突出した部分にC型止め輪が外嵌している。設置体2の長手方向両端側には夫々中空の連結部25,25が形成され、各連結部25,25を介して螺子式傾き調整部26,26が設けられている。
連結部25,25は、下方が開放した側断面視矩形溝状をなし、詳細には設置体側壁24,24の縁部分から、前後及び上方を覆うように長手方向外側へ延設された板状部材を備えている。連結部25,25の上面には、後述する傾動体3の傾動を案内するための案内孔25a,25aが形成されている。
螺子式傾き調整部26は、傾き調整脚26bと、連結部25,25の端部に一体形成され、該傾き調整脚26bを上下移動可能に軸支する略直方体の軸支部26aとを備えている。軸支部26aには、傾き調整脚26bの自重による上下移動をロックする調整脚ロック26gが設けられている。傾き調整脚26bは、下面が設置面Aに接地する円板状の接地体26cを備えている。接地体26cは、滑り止めの凹部が周設された回転調整つまみ26dを備えており、接地体26cの上面の略中心部分には上方に突出した軸部26eが設けられている。軸部26eの途中には、上下移動がロックされた状態において傾き調整脚26bの長さを螺子機構によって微調整するための調整用雄螺子26fが形成されている。
図6は、設置体2を取り外して下側から見た傾動体3の模式的分解斜視図である。傾動体3は、筐体7が載置される載置面31を備えている。載置面31は、設置体2の開口部27を覆うことが可能な寸法を有する横長略長方形状であり、載置面31に載置された筐体7は、例えば螺子止め固定されている。
また、傾動体3は、長手方向略中央部の裏面(設置体2側の面)から下方に突出しており、支持軸20によって傾動可能に軸支される2枚の被軸支片32,32を備えている。各被軸支片32,32は、前後方向に対向しており、支持軸20が回動可能に挿通する挿通孔が形成され、挿通孔に支持軸20が挿通している。
傾動体3の裏面、長手方向両側には、載置面31に対して傾斜したテーパ部33,33(テーパ面)が適宜長に亘って形成されている。テーパ部33,33は、被軸支片32,32側に傾斜した縦断正面視楔状をなしている。つまり、テーパ部33,33は、傾動支点から端部に向けて離れるにつれて載置面31から離反するように傾斜している。また、図6に示すようにテーパ部33,33の前後方向幅は、傾動体3の前後方向幅に比べて短く、傾動体3の前後方向略中央部に形成されている。
更に、傾動体3の正面縁部及び背面縁部には、設置体2を前後方向から挾持するように垂設された板状をなし、傾動体3の傾動を案内する案内板35,35を備えている。案内板35,35を備えることによって、傾動体3を安定的に傾動させることができる。
更にまた、傾動体3は、長手方向両端部の裏面から下方に突出した有底円筒状の突出部34,34を備えており、突出部34,34は設置体2に形成された案内孔25a,25aに遊嵌している。突出部34,34及び案内孔25a,25aを備えることによって、傾動体3の傾動に伴う突出部34,34の上下移動を案内することができる。
移動部材4は、設置体底板部21に対して略平行になるように支持軸20と傾動体3との間に配されたラック41と、該ラック41の長手方向両端に形成された腕部42,42と、設置体底板部21及び傾動体3の間に挟まれるようにラック41の両端側に設けられ、ラック41に連動する移動球43,43とを備えている。
腕部42,42は、傾動体3のテーパ部33,33を挾持するように前後方向に対向配置した2枚の板部材からなり、腕部42,42は設置体底板部21とテーパ部33,33との間に移動球43,43が挟まれ、転動又は摺動するように移動球43,43を支持している。
図7は、正面側から見た駆動力伝達機構6を示す模式的斜視図、図8は、駆動力伝達機構6及び移動部材4を示す模式的正面図、図9は、背面側から見た駆動力伝達機構6及び移動部材4を示す模式的斜視図、図10は、背面側から見た駆動力伝達機構6及び移動部材4の要部を示す模式的斜視図である。
駆動力伝達機構6は、支持軸20の一端側に外嵌固定され、移動部材4のラック41に噛合するピニオン66と、支持軸20の他端側であって、設置体2から背面側へ突出した部分に外嵌固定された小平歯車65と、小平歯車65に噛合する円弧状大歯車64と、円弧状大歯車64を一端側に有し、他端側に操作部5が設けられた操作桿61と、操作桿61を保持する操作桿保持具62とを備えている。
操作桿保持具62は、前後方向に対向した縦長板状の2枚の保持板62a,62aと、保持板62a,62aの下部を連結する板部62bとからなり、縦断側断面視略U字状をなしている。操作桿保持具62は、例えば投射型画像表示装置を構成する筐体7に固定される。
小平歯車65は保持板62a,62a間に配されており、保持板62a,62aの下端部に形成された挿通孔に回動可能に挿通した支持軸20に外嵌固定されている。
円弧状大歯車64は、小平歯車65に上方から噛合する歯を円弧状部材の外周面に形成してなり、内周面の略中心部に操作桿61の一端が一体的に固定されている。
操作桿61は、円弧状大歯車64が該円弧の中心を回動中心として回動するように、支持軸63にて保持板62a,62aの上端側に軸支されている。操作桿61は、操作部5が筐体7の天板部74側に位置するために必要な長さを有する。
操作部5は、図1に示すように筐体7の天板部74に形成された横長矩形の長孔74aを覆う長孔覆部52を備えている。長孔覆部52は正面視が円弧状に湾曲した板状である。長孔覆部52の略中心部には上方に突出した傾き調整つまみ51が形成されている。
図11は、本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置の内部構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置は光源81を備えている。光源81は、例えば超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の発光体81aを有しており、発光体81aが発した白色光は、回転放物面状の反射鏡によって反射されてカラーホイール82を透過し、ロッドインテグレータ86に入射する。
カラーホイール82は、赤・緑・青の光を夫々透過させる扇状のカラーフィルタを周方向に配してなり、カラーフィルタの回転通過域に光源81の投光域が位置するように配置されている。
カラーホイール82の中心部には、モータ駆動部84により回転駆動されるモータ83の出力軸が接続されており、モータ駆動部84はモータ83を等速回転させる。モータ83の回転は、マイクロコンピュータからなる制御部85によって制御される。
カラーホイール82が等速回転している場合、白色光は赤色、緑色及び青色のカラーフィルタに順次的に入射し、時系列で赤・緑・青の光に色時分割される。色時分割された光は、略長方形のロッドインテグレータ86の入射口に入射し、入射した光は、ロッドインテグレータ86の内面で反射を繰り返して均一な光となり、出射口から照明レンズ群87に入射する。
照明レンズ群87は、例えばコンデンサレンズ及びリレーレンズからなり、白色光を空間光変調素子88に入射させる。空間光変調素子88は例えばDMD(DMD:Digital Mirror Device)(登録商標)からなり、画像データに係る画像の各ドットに対応付けられた複数の微小可動ミラーを備えている。空間光変調素子88にはDMD駆動部89が接続されており、DMD駆動部89は、制御部85から与えられた画像データに基づいて、色時分割された赤・緑・青の光が、投射レンズ80へ又は投射レンズ80外へ選択的に反射するように、各微小可動ミラーを選択的に±10度傾ける。空間光変調素子88に入射した光は、空間光変調素子88の微小可動ミラーにより光変調され、光変調された変調光は、投射レンズ80に入射する。
投射レンズ80は、変調光、即ち画像を拡大表示する光を被投射体Bに投影する。その結果、画像データに係る画像が被投射体Bに色時分割表示される。
図12は、傾き調整装置1の作用及び効果を説明するための説明図である。
図12(a)に示した投射型画像表示装置は、筐体7の天板部74が設置面Aに対して略平行になるような姿勢で設置されている。図12(a)に示した状態において、操作部5の傾き調整つまみ51を正面視で右側に移動させた場合、図12(b)に示すように、円弧状大歯車64は時計回りに回動し、小歯車及びピニオン66は反時計回りに回転する。ピニオン66が反時計回りに回転した場合、移動部材4が備える移動球43,43は、左方向に移動する。移動球43,43が左方向に移動した場合、傾動体3と共に筐体7は右側に傾く。
同様に図12(a)に示した状態において、傾き調整つまみ51を正面視で左側に移動させた場合、図12(c)に示すように、円弧状大歯車64は反時計回りに回動し、小歯車及びピニオン66は時計回りに回転する。ピニオン66が時計回りに回転した場合、移動部材4が備える移動球43,43は、右方向に移動する。移動球43,43が右方向に移動した場合、傾動体3と共に筐体7は左側に傾く。
このように構成された本実施の形態に係る傾き調整装置1にあっては、操作し易い筐体7の天板部74側から傾き調整操作を行うことができ、かつ傾動体3の傾動によって筐体7の傾きを調整することができる。
また、筐体7の正面壁72、背面壁又は側壁73に放熱用排気ファンが配設されているような場合であっても、使用者の手に熱風が吹き付けられることが無く、使用者は筐体7の傾き調整を快適に行うことができる。
更に、傾動体3にテーパ部33,33が形成されているため、テーパ部33,33を形成しない場合に比べて、移動部材4の移動による傾動体3の傾動量がより大きく、傾き調整範囲をより広くすることができる。
更にまた、設置体2の両側に螺子式傾き調整部26,26を備えているため、傾き調整脚26bの長さを調整することによって、筐体7の傾きを粗調整することができる。また、両方の傾き調整脚26bの長さを変更することによって筐体7の前後方向の傾きを調整し、被投射画像を上下させることもできる。
更に、傾き調整つまみ51の移動方向に筐体7が傾くように構成されているため、使用者は感覚的に筐体7の傾きを調整することができる。
なお、本実施の形態では、傾動体を傾動させる傾動機構を、駆動力伝達機構、移動部材及びテーパ部にて構成してあるが、操作部に加えられた駆動力を傾動体に伝達し、該傾動体を傾動させることができる構成であれば、他の機械要素にて傾動機構を構成しても良い。
また、本実施の形態においては、テーパ部が傾動体に設けられた場合を説明したが、設置体底板部にテーパ部を設けても良い。
更に、本実施の形態においては、傾き調整装置を備えた被調整体として投射型画像表示装置を例として説明したが、これに限るものではなく、例えば測量機器、三脚台等、傾きの調整が必要な他の機器に本発明に係る傾き調整装置を適用しても良い。
更にまた、ここで開示された実施の形態はすべての点で例示であり、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が本発明に含まれる。
本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置を示す模式的斜視図である。 本発明の実施の形態に係る傾き調整装置を示す模式的斜視図である。 傾き調整装置の正面図である。 傾き調整装置の背面図である。 傾き調整装置の模式的縦断正面図である。 設置体を取り外して下側から見た傾動体の模式的分解斜視図である。 正面側から見た駆動力伝達機構を示す模式的斜視図である。 駆動力伝達機構及び移動部材を示す模式的正面図である。 背面側から見た駆動力伝達機構及び移動部材を示す模式的斜視図である。 背面側から見た駆動力伝達機構及び移動部材の要部を示す模式的斜視図である。 本発明の実施の形態に係る投射型画像表示装置の内部構成を示すブロック図である。 傾き調整装置の作用及び効果を説明するための説明図である。
符号の説明
1 傾き調整装置
2 設置体
3 傾動体
4 移動部材(傾動機構)
5 操作部
6 駆動力伝達機構(傾動機構)
7 筐体
20 支持軸
25a 案内孔
26 螺子式傾き調整部
26b 傾き調整脚
31 載置面
32 被軸支片(被軸支部)
33 テーパ部(傾動機構、テーパ面)
34 突出部
41 ラック
43 移動球(移動体)
61 操作桿
63 支持軸
64 円弧状大歯車
65 小平歯車
66 ピニオン
74 天板部
80 投射レンズ
A 設置面

Claims (6)

  1. 設置面に対する被調整体の傾きを調整する傾き調整装置において、
    設置面に設置されるべき設置体と、
    該設置体に傾動可能に支持されており、前記被調整体が載置される載置面を有する傾動体と、
    該傾動体の前記載置面側に離隔配置された操作部と、
    該操作部に加えられた駆動力を前記傾動体に伝達し、該傾動体を傾動させる傾動機構と
    を備えることを特徴とする傾き調整装置。
  2. 前記傾動体及び前記設置体が対向配置され、前記傾動体を傾動可能に前記設置体に支持するための支持軸を備え、
    前記傾動機構は、
    円弧状部材の外周に形成してなる円弧状大歯車を一端側に、前記操作部を他端側に有し、途中が軸支されている操作桿と、
    前記支持軸の一部に設けられており、前記円弧状大歯車に噛合する小歯車と、
    前記支持軸の他の部分に設けられたピニオンと、
    該ピニオンに噛合するラックと、
    前記設置体及び前記傾動体の間に挟まれるように前記ラックの両端側夫々に設けられ、前記ラックと連動する移動体と、
    前記傾動体の傾動支点の両側夫々に設けられ、前記移動体が当接するテーパ面と
    を備え、
    各テーパ面は、
    前記傾動支点から端部に向けて離れるにつれて前記載置面から離反又は近接するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の傾き調整装置。
  3. 前記テーパ面は、
    前記傾動支点から端部に向けて離れるにつれて前記載置面から離反するように形成されており、
    前記傾動体は、前記支持軸に支持される被軸支部を前記設置体側に備え、
    前記ラックは前記傾動体及び前記支持軸の間に配されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の傾き調整装置。
  4. 前記傾動体は、
    前記設置体側に突出した突出部を傾動支点から離隔した部位に備え、
    前記設置体は、前記突出部が遊嵌し、前記傾動体の傾動に伴う該突出部の移動を案内する案内孔を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の傾き調整装置。
  5. 前記設置体は、
    進退することによって長さが変化する複数の傾き調整脚を備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の傾き調整装置。
  6. 天板を有し、正面側に投射レンズが配設された筐体と、
    該筐体の設置面に対する傾きを調整する請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の傾き調整装置と
    を備え、
    前記操作部は、前記天板側に配されている
    ことを特徴とする投射型画像表示装置。
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