JP2009051686A - Iii族窒化物結晶の成長方法 - Google Patents

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浩章 吉田
Shinsuke Fujiwara
伸介 藤原
Yusuke Mori
勇介 森
Takatomo Sasaki
孝友 佐々木
Shiro Kawamura
史朗 川村
Yasuo Kitaoka
康夫 北岡
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Abstract

【課題】転位密度の低減が可能なIII族窒化物結晶の成長方法を提供する。
【解決手段】本III族窒化物結晶の成長方法は、液相法により、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて、下地基板10の主面10m上に第1のIII族窒化物結晶20を成長させる方法であって、下地基板10は少なくとも主面10m側にIII族窒化物結晶層10aを含み、下地基板10の主面10mの法線10mvは、III族窒化物結晶層10aの<0001>方向10cvに対して1°以上10°以下の傾き角を有し、第1のIII族窒化物結晶20の成長の際に、第1のIII族窒化物結晶20に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面20cに対して実質的に平行な方向に伝搬させて第1のIII族窒化物結晶20の外周部に排出させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子、電子素子、半導体センサなどの各種半導体デバイスの基板として好ましく用いられる転位密度が低いIII族窒化物結晶の成長方法に関する。
AlxGayIn1-x-yN結晶(0≦x、0≦y、x+y≦1、以下同じ)などのIII族窒化物結晶は、発光素子、電子素子、半導体センサなどの各種半導体デバイスの基板を形成するための材料として非常に有用なものである。ここで、各種半導体デバイスの特性を向上させるために、転位密度が低く結晶性のよいIII族窒化物結晶基板が必要とされている。
ここで、III族元素を含む融液を用いる液相法は、HVPE(ハイドライド気相成長)法、MOCVD(有機金属化学気相堆積)法などの気相法に比べて、転位密度の低いIII族窒化物結晶の成長が可能であると期待されている。
たとえば、特開2004−244307号公報(以下、特許文献1という)は、基板と、その基板上に形成された半導体層と、その半導体層の上方に形成されたIII族窒化物結晶とを備えるIII族窒化物基板であって、上記半導体層が、組成式AluGavIn1-u-vN(0≦u≦1、0≦v≦1)で表される半導体からなり、その半導体層の表面が(0001)面のステップが階段状に配置された一方向に傾斜した面であり、その傾斜した面と上記(0001)面とのなす角が、0.05°以上であり、さらに、上記半導体層上に形成されたIII族窒化物結晶のキャリア濃度の面内ばらつきが、キャリア濃度の平均値の1/5以上5倍以下であるIII族窒化物基板を開示する。
また、上記特許文献1は、かかるIII族窒化物結晶基板の製造方法として、基板上に、組成式AluGavIn1-u-vN(0≦u≦1、0≦v≦1)で表される半導体であって、その表面に(0001)面が存在する半導体層を形成する工程と、その半導体層の(0001)面に対して傾斜した面となるように半導体層の表面を処理する工程と、窒素を含む雰囲気下において、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムから選ばれる少なくとも1つのIII族金属元素と溶剤とを含む融液に、その半導体層の表面を接触させることによって、少なくとも1つのIII族元素と窒素とを反応させて上記半導体層上にIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含む。
上記特許文献1の方法においては、半導体層の表面が、(0001)面が露出した階段状に加工されている。そのため、結晶育成時の異常成長を防止できる。また通常の種結晶基板を用いた場合と比較して、表面平坦性が高い結晶を得ることができる。特に、液相成長において、傾斜した基板を用いることにより、傾斜した基板を用いない場合に比べて、成長速度の向上と結晶中に取り込まれる不純物濃度の均一性が向上することが可能となる。
ここで、液相法により主面が(0001)面であるIII族窒化物基板上にIII族窒化物結晶を成長させた場合、III族窒化物基板の転位がIII族窒化物結晶の成長方向である<0001>方向に伝搬しIII族窒化物結晶の成長表面に到達する。III族窒化物結晶を厚く成長させると、バーガーズベクトルの方向が異なる転位同士が引力により合体して消滅することにより、III族窒化物結晶の転位密度が低減する。
しかし、結晶の転位密度が1×107cm-2未満になると、転位間の間隔が大きくなるため上記のような転位の合体が生じる可能性が極めて低くなる。すなわち、液相法により転位密度が1×107cm-2未満のIII族窒化物結晶基板にIII族窒化物結晶を成長させる場合、下地基板であるIII族窒化物結晶基板に比べて転位密度が低いIII族窒化物結晶を成長させることは困難であった。
特開2004−244307号公報
本発明は、転位密度の低減が可能なIII族窒化物結晶の成長方法を提供することを目的とする。
本発明は、液相法によりIII族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて下地基板の主面上に第1のIII族窒化物結晶を成長させる方法であって、下地基板は少なくとも主面側にIII族窒化物結晶層を含み、下地基板の主面の法線は、III族窒化物結晶層の<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角を有し、第1のIII族窒化物結晶の成長の際に、第1のIII族窒化物結晶に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面に対して実質的に平行な方向に伝搬させて第1のIII族窒化物結晶の外周部に排出させることを特徴とするIII族窒化物結晶の成長方法である。
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法において、下地基板の主面における転位密度が1×107cm-2未満であって、第1のIII族窒化物結晶の結晶成長後の成長面における転位密度を下地基板の主面における転位密度の1/10以下とすることができる。
また、本発明は、上記の成長方法により得られた第1のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、液相法によりIII族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて第1のIII族窒化物結晶の主面上に第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含み、第1のIII族窒化物結晶の主面の法線は、<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角を有し、第2のIII族窒化物結晶の成長の際に、第2のIII族窒化物結晶に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面に対して実質的に平行な方向に伝搬させて第2のIII族窒化物結晶の外周部に排出させることを特徴とするIII族窒化物結晶の成長方法である。
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法において、下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板傾き方向と第1のIII族窒化物結晶の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向のなす角度を50°以上130°以下とすることができる。また、下地基板の主面における転位密度が1×107cm-2未満であって、第2のIII族窒化物結晶の結晶成長後の成長面における転位密度を下地基板の主面における転位密度の1/100以下とすることができる。
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法において、アルカリ金属元素を、NaおよびLiの少なくともいずれかとすることができる。
また、本発明は、上記の成長方法により得られた第1のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、第1のIII族窒化物結晶の主面上に第3のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の成長方法である。
また、本発明は、上記の成長方法により得られた第2のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、第2のIII族窒化物結晶の主面上に第4のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の成長方法である。
本発明によれば、転位密度の低減が可能なIII族窒化物結晶の成長方法を提供することができる。
(実施形態1)
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の一実施形態は、図1を参照して、液相法により、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて、下地基板10の主面10m上に第1のIII族窒化物結晶20を成長させる方法である。ここで、下地基板10は少なくとも主面10m側にIII族窒化物結晶層10aを含み、下地基板10の主面10mの法線10mvは、III族窒化物結晶層10aの<0001>方向10cvに対して1°以上10°以下の傾き角θ1を有する。これにより、第1のIII族窒化物結晶20の成長の際に、第1のIII族窒化物結晶20に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面20cに対して実質的に平行な方向に伝搬させて第1のIII族窒化物結晶20の外周部に排出させる。
本発明において用いられる液相法には、転位密度の低い結晶を効率よく成長させる観点から、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液が用いられる。このようなIII族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いてIII族窒化物結晶を成長させる方法は、フラックス法と呼ばれている。アルカリ金属元素としては、窒素含有ガスとして供給される窒素を融液中に効率よく溶解させる観点からNaおよびLiの少なくともいずれかであることが好ましい。具体的には、図3を参照して、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液32内に下地基板10を配置し、融液32中に窒素含有ガス34を供給して、下地基板10の主面10m上に第1のIII族窒化物結晶20を成長させる方法が好ましい。
本実施形態において用いられる下地基板10は、少なくとも主面側にIII族窒化物結晶領域10aを含み、主面10mの法線10mvはIII族窒化物結晶領域10aの<0001>方向10cvに対して1°以上10°以下の傾き角θを有する。ここで、III族窒化物結晶領域10aは主面10mを有する。この様な主面10m上に第1のIII族窒化物結晶20を成長させると、下地基板10から受け継ぎ、または、結晶成長の際に発生して、第1のIII族窒化物結晶20に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面20cに対して実質的に平行な方向に伝搬させて第1のIII族窒化物結晶20の外周部に排出させることができ、結晶の転位密度を低減することができる。結晶の{0001}面、<0001>方向は、結晶のX線回折により特定することができる。また、結晶の転位の伝搬の様子(転位伝搬線20d)は、光散乱トモグラフ法により観察することができる。なお、<0001>方向とは、結晶幾何学的に等価な[0001]方向および[000−1]方向を含む総称である。また、{0001}面とは、結晶幾何学的に等価な(0001)面および(000−1)面を含む総称である。
このような低減方法は、バーガーズベクトルの方向が異なる転位同士が引力により合体して消滅することによる転位密度の低減とは異なり、結晶の転位密度が1×107cm-2未満となっても、転位密度をさらに低減することができる。結晶の表面における転位密度は、カソードルミネッセンス法により測定することができる。
図2を参照して、下地基板10の主面10mは、ミクロ的には、複数の{0001}面(c面)である複数のテラス面10mcと、複数の{1−100}表面(m面)または{1−10X}(Xは整数)面(m面が傾斜した面)である複数のステップ面10tとで構成される複数のステップ10sを有する階段状の凹凸面である。なお、主面10mの法線とは、主面10mをマクロ的に見た平面についての法線をいうものとする。
この様な主面10m上に第1のIII族窒化物結晶20を成長させると、第1のIII族窒化物結晶20は、主面10mのテラス面10mcからこのテラス面10mcに垂直な方向と、主面10mのステップ面からテラス面10tに平行な方向に成長する。このため、第1のIII族窒化物結晶20の成長中の結晶成長面20a,20bには、複数の{0001}面(c面)である複数のテラス面20ac,20bcと、複数の{1−100}表面(m面)または{1−10X}(Xは整数)面(m面が傾斜した面)である複数のステップ面20at,20btとで構成される複数のステップ20as,20bsが形成される。ここで、テラス面20ac,20bcに平行な方向の結晶成長は、テラス面20ac,20bcに垂直な方向の結晶成長に比べて優勢である。また、転位は結晶の成長方向に伝搬する。このため、下地基板10の主面から受け継がれ、または、結晶成長の際に発生して、結晶に残留する転位を{0001}面に実質的に平行に伝搬させて(図1(b)および図2(b)の転位伝搬線20dを参照)、結晶の外周部に排出させることができるものと考えられる。ここで、転位伝搬線20とは、転位の伝搬の軌跡を示す線をいう。
ここで、結晶に残留する転位が伝搬する方向である{0001}面に実質的に平行な方向とは、フラックス法においてテラス面20ac,20bcに平行な方向の結晶成長速度は、テラス面20ac,20bcに垂直な方向の結晶成長速度に比べて約2倍以上となることから、{0001}面に対する傾き角φ(これは、転位伝搬線20dと{0001}面20cとのなす転位伝搬角φである)が約26°以下の方向を意味する。
第1のIII族窒化物結晶20の成長とともに、ステップ面20at,20btが転位とともに結晶の外周部へ移動(ステップ・フロー)して、ある結晶成長面20eにおいてステップ面が消滅する。さらに、結晶が{0001}面に垂直な方向に成長して結晶成長面20sを有する第1のIII族窒化物結晶20が得られる。この様にして、結晶成長面20sにおける転位密度が低減したIII族窒化物結晶が得られる。
下地基板10において、III族窒化物結晶領域10aの<0001>方向10cvに対する主面10mの法線10mvの傾き角θ1は、1°以上10°以下である。かかる傾き角θ1が、1°より小さいと下地基板10の主面10mに存在するステップ10sの数が少なく転位を{0001}面と実質的に平行な方向に効率的に伝搬させることができなくなり、10°より大きいと主面10mに存在するステップ10sの数が多くなり、結晶成長中にステップ20as,20bsが合体してマクロステップ化する(図示せず)。マクロステップが生じると、マクロステップに融液が巻き込まれて第1のIII族窒化物結晶20中に液胞が生じやすくなる。かかる観点から、傾き角θ1は、1°以上5°以下であることがより好ましい。傾き角θ1を1°以上5°以下とすることにより、第1のIII族窒化物結晶20中の液胞の発生を皆無とすることができる。
また、下地基板の主面の法線が<0001>方向10cvから傾いている方向10hは、下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板傾き方向10kと同じである。ここで、上記転位の伝搬のメカニズムから、図1および図5(a)を参照して、転位伝搬線20dを{0001}面に投影した方向は、下地基板の主面の法線が<0001>方向10cvから傾いている方向10hおよび基板傾き方向10kと同じである。また、下地基板10の主面10m側のIII族窒化物結晶層10aおよび第1のIII族窒化物結晶20は、いずれも結晶構造が同じであるため、各部の{0001}面10c,20cが互いに平行である。なお、図5(a)のIB方向の概略断面図が図1(b)に相当する。
また、主面10mの法線10mvが<0001>方向10cvから傾いている方向10hは、特に制限はないが、結晶構造の対称性の観点から、<0001>方向から、<1−100>方向または<11−20>方向に傾いていることが好ましい。
本実施形態のIII族窒化物結晶の成長方法においては、バーガーズベクトルの方向が異なる転位同士が引力により合体して消滅することによる転位密度の低減とは異なり、下地基板の転位密度が1×107cm-2未満であっても、成長させる結晶の転位密度をさらに低減させ、結晶成長後の成長面20sにおける転位密度を下地基板10の主面10mにおける転位密度の1/10以下とすることができる。
(実施形態2)
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の他の実施形態は、図4を参照して、実施形態1の成長方法により得られた第1のIII族窒化物結晶20に主面20mを形成する工程(図4(a))と、液相法により、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて、第1のIII族窒化物結晶20の主面20m上に第2のIII族窒化物結晶30を成長させる工程(図4(b))とを含む。ここで、第1のIII族窒化物結晶20の主面20mの法線は、<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角を有する。これにより、第2のIII族窒化物結晶30の成長の際に、第2のIII族窒化物結晶30に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面30cに対して実質的に平行な方向に伝搬させて第2のIII族窒化物結晶30の外周部に排出させる。
本実施形態における第2のIII族窒化物結晶の成長の際の転位の低減のメカニズムは、実施形態1における第1のIII族窒化物結晶の成長の際の転位の低減のメカニズムと同様である。したがって、図4および図5(b)を参照して、転位伝搬線30dを{0001}面10cに投影した方向は、第1のIII族窒化物結晶の主面の法線が<0001>方向20cvから傾いている方向20hおよび基板傾き方向20kと同じである。また、下地基板10の主面10m側のIII族窒化物結晶層10a、第1のIII族窒化物結晶20および第2のIII族窒化物結晶30は、いずれも結晶構造が同じであるため、各部の{0001}面10c,20c,30cが互いに平行であり、<0001>方向10cv,20cvが同一である。なお、図5(b)のIVB方向の概略断面図が図4(b)に相当する。
また、第2のIII族窒化物結晶の成長の際の転位の低減のメカニズムが、第1のIII族窒化物結晶の成長の際の転位の低減のメカニズムと同様であることから、第2のIII族窒化物結晶30の結晶成長後の成長面30sにおける転位密度は第1のIII族窒化物結晶20の主面20mにおける転位密度の1/10以下とすることができる。また、第1のIII族窒化物結晶20の主面20mにおける転位密度は、下地基板10の主面10mにおける転位密度(1×107cm-2未満)の1/10以下とすることができる。したがって、本実施形態において、下地基板10の主面10mにおける転位密度が1×107cm-2未満であっても、第2のIII族窒化物結晶30の結晶成長後の成長面30sにおける転位密度を下地基板10の主面10mにおける転位密度の1/100以下とすることができる。
なお、本実施形態における第1のIII族窒化物結晶20に主面20mを形成する工程において、主面20mを形成方法には、特に制限はなく、切断、切削、研磨など各種の方法が可能である。
また、本実施形態のIII族窒化物結晶の成長方法において、図5を参照して、下地基板10の主面の法線を{0001}面に投影した基板傾き方向10kと第1のIII族窒化物結晶20の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向20kとのなす角度が、50°以上130°以下であることが好ましい。
図5(a)を参照して、第1のIII族窒化物結晶20の転位伝搬線20dを{0001}面10に投影した方向は、下地基板の主面の法線が<0001>方向10cvから傾いている方向および基板傾き方向10kと同じである。また、図5(b)を参照して、第2のIII族窒化物結晶30の転位伝搬線30dを{0001}面10cに投影した方向は、第2のIII族窒化物結晶の主面の法線が<0001>方向20cvから傾いている方向および基板傾き方向20kと同じである。
したがって、下地基板の主面の法線が<0001>方向10cvから傾いている方向(この方向は基板傾き方向10kと同じ)と第2のIII族窒化物結晶の主面の法線が<0001>方向20cvから傾いている方向(この方向は基板傾き方向20kと同じ)を異ならせることにより、第1のIII族窒化物結晶における転位伝搬方向と第2のIII族窒化物結晶における転位伝搬方向を異ならせることができ、第1のIII族窒化物結晶の成長の際に結晶の外周部に排出できなかった転位を第2のIII族窒化物結晶の成長の際に結晶の外周部に排出することができ、III族窒化物結晶の転位密度をより低減することができる。
ここで、下地基板10の主面の法線を{0001}面に投影した基板傾き方向10kと第1のIII族窒化物結晶20の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向20kとのなす角度、すなわち第1のIII族窒化物結晶における転位伝搬線を{0001}面に投影した方向と第2のIII族窒化物結晶におpける{0001}面に投影した方向とのなす角度が、50°以上130°以下であると、6回対称性のウルツ鉱型結晶構造を有する第1のIII族窒化物結晶および第2のIII族窒化物結晶の結晶の転位の伝搬方向が、<1−100>方向と結晶幾何学的に等価ないずれかの2方向、<11−20>方向と結晶幾何学的に等価ないずれかの2方向、<1−100>方向と結晶幾何学的に等価ないずれかの方向および<11−20>方向と結晶幾何学的に等価ないずれかの1方向を含むことができることから、転位密度の低減が大きくなる。
(実施形態3)
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法のさらに他の実施形態は、図6を参照して、実施形態1の成長方法により得られた第1のIII族窒化物結晶20に主面20mを形成する工程(図6(a))と、第1のIII族窒化物結晶20の主面20m上に第3のIII族窒化物結晶40を成長させる工程(図6(b)とを含む。転位密度が低減した第1のIII族窒化物結晶20の主面20m上に、第3のIII族窒化物結晶40を成長させることにより、結晶成長後の成長面40sの転位密度が低減した第3のIII族窒化物結晶40が得られる。
ここで、第1のIII族窒化物結晶20に主面20mを形成する方法には、特に制限はなく、特に制限はなく、切断、切削、研磨など各種の方法が可能である。また、主面20mの面方位は、特に制限はないが、III族窒化物結晶は<0001>方向への結晶成長が容易であるため、一般に{0001}面20cに平行とされる。また、第3のIII族窒化物結晶40の結晶成長方法は、特に制限はなく、本発明の液相法の他、HVPE(ハイドライド気相成長)法、MOCVD(有機金属化学気相堆積)法などの気相法を用いることができる。結晶成長速度が高い観点から、HVPE法が好ましい。
(実施形態4)
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法のさらに他の実施形態は、図7を参照して、実施形態2の成長方法により得られた第2のIII族窒化物結晶30に主面30mを形成する工程(図7(a))と、第2のIII族窒化物結晶30の主面30m上に第4のIII族窒化物結晶50を成長させる工程(図7(b))とを含む。転位密度が著しく低減した第2のIII族窒化物結晶30の主面30m上に、第4のIII族窒化物結晶50を成長させることにより、結晶成長後の成長面50sの転位密度が低減した第4のIII族窒化物結晶50が得られる。
ここで、第2のIII族窒化物結晶30に主面30mを形成する方法には、特に制限はなく、特に制限はなく、切断、切削、研磨など各種の方法が可能である。また、主面30mの面方位は、特に制限はないが、III族窒化物結晶は<0001>方向への結晶成長が容易であるため、一般に{0001}面30cに平行とされる。また、第4のIII族窒化物結晶50の結晶成長方法は、特に制限はなく、本発明の液相法の他、HVPE(ハイドライド気相成長)法、MOCVD(有機金属化学気相堆積)法などの気相法を用いることができる。結晶成長速度が高い観点から、HVPE法が好ましい。
(実施例1)
図1(a)を参照して、まず、下地基板10として直径2インチ(5.08cm)×厚さ350μmのウルツ鉱型GaN結晶基板を準備した。この下地基板(GaN結晶基板)10は、主面10mが(0001)表面であり、その主面10mの法線が[0001]方向から[1−100]方向に2°の傾き角θ1を有しており、その主面10mは研磨加工により鏡面にされている。この下地基板の主面における転位密度をカソードルミネセンス法により暗点として検出し測定したところ、面内平均転位密度は5.0×106cm-2であった。
図1(b)を参照して、次に、液相法としてNaフラックス法により下地基板10の主面10m上に第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶20)を厚さ10000μmに成長させた。具体的には、図3を参照して、アルミナ坩堝30中に下地基板10をその主面10mを上に向けて坩堝底面に置き、200gの金属Gaと150gの金属Naを入れて800℃まで加熱し、下地基板10に接触する金属Gaと金属Naとを含む融液32を形成した。この融液32に圧力が5MPaの窒素ガス(窒素含有ガス34)を400時間供給し、結晶成長速度25μm/hで第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶20)を成長させた。このGaN結晶の結晶成長後の成長表面の面方位は(0001)であった。
次に、成長させたこのGaN結晶を坩堝から取り出し、その表面を研磨加工し鏡面化した。この鏡面化されたGaN結晶表面について、下地基板と同様にカソードルミネセンス法により面内平均転位密度を調べたところ、転位密度は8.0×104cm-2であった。このGaN結晶の転位伝播の様子を光散乱トモグラフ法により観察したところ、下地基板に近い成長初期において、転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し、結晶外周側面に到達していることが確認された。また、蛍光顕微鏡により結晶内部を観察したところ、液胞は認められなかった。
(実施例2)
その主面10mの法線の[0001]方向から[1−100]方向への傾き角が4°であること以外は、実施例1と同様にして第1のGaN結晶を成長させ、その表面を鏡面化した。このGaN結晶について、表面における平均転位密度は、6.5×104cm-2であり、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認され、結晶内部に液胞は認められなかった。
(実施例3)
その主面10mの法線の[0001]方向から[1−100]方向への傾き角が8°であること以外は、実施例1と同様にして第1のGaN結晶を成長させ、その表面を鏡面化した。このGaN結晶について、表面における平均転位密度は、5.2×104cm-2であり、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認された。なお、結晶内部には、実用上支障の無い範囲であると推測されるが、若干の液胞が認められた。
(比較例1)
下地基板の主面の法線が[0001]方向(傾き角θ1が0°)であること以外は実施例1と同様にして第1のGaN結晶を成長させ、その表面を鏡面化した。このGaN結晶について、表面における平均転位密度は、5.3×106cm-2であり、転位は(0001)面に対してほぼ垂直な方向に伝播していることを確認され、結晶内部に液胞は認められなかった。
(比較例2)
その主面10mの法線の[0001]方向から[1−100]方向への傾き角が11°であること以外は、実施例1と同様にして第1のGaN結晶を成長させ、その表面を鏡面化した。このGaN結晶について、表面における平均転位密度は、5.1×104cm-2であり、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認されたが、結晶内部に多数の液胞が認められた。
(実施例4)
実施例1で得られたGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶20)の表面を研削および研磨することにより、主面20mの法線が[0001]方向から[1−100]方向に2°の傾き角を有する主面20mを形成した。この主面20m上に実施例1と同様のNaフラックス法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶)を厚さ10000μmに成長させ、その表面を鏡面化した。この第2のGaN結晶について、表面における平均転位密度は、6.0×104cm-2と第1のGaN結晶の転位密度よりさらに僅かに低減し、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認され、結晶内部に液胞は認められなかった。
(実施例5)
図4および図5を参照して、実施例1で得られた第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶20)の表面を研削および研磨することにより、主面20mの法線が[0001]方向から[01−10]方向に2°の傾き角θ2を有する主面20mを形成した。本実施例においては、下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板の傾き方向は[1−100]方向であり、第1のIII族窒化物結晶の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向は[01−10]方向であり、これらの2方向のなす角度χは120°であった。この主面20m上に実施例1と同様のNaフラックス法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶)を厚さ10000μmに成長させ、その表面を鏡面化した。この第2のGaN結晶について、表面における平均転位密度は、5.0×103cm-2と第1のGaN結晶の転位密度よりさらに著しく低減し、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認され、結晶内部に液胞は認められなかった。
(実施例6)
図4および図5を参照して、実施例1で得られた第1のGaN結晶(第1のIII族窒化物結晶20)の表面を研削および研磨することにより、主面20mの法線が[0001]方向から[11−20]方向に2°の傾き角θ2を有する主面20mを形成した。本実施例においては、下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板の傾き方向は[1−100]方向であり、第1のIII族窒化物結晶の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向は[11−20]方向であり、これらの2方向のなす角度χは90°であった。この主面20m上に実施例1と同様のNaフラックス法により第2のGaN結晶(第2のIII族窒化物結晶)を厚さ10000μmに成長させ、その表面を鏡面化した。この第2のGaN結晶について、表面における平均転位密度は、3.0×103cm-2と第1のGaN結晶の転位密度よりさらに著しく低減し、下地基板に近い成長初期において転位は(0001)面に対して実質的に平行な方向に伝播し結晶外周側面に到達していることが確認され、結晶内部に液胞は認められなかった。
実施例1〜3および比較例1,2から、主面の法線が<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角をする下地基板の主面上に、第1のIII族窒化物結晶の成長させることにより、第1のIII族窒化物結晶に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面に対して実質的に平行な方向に伝搬させて第1のIII族窒化物結晶の外周部に排出させて、結晶成長後の結晶成長面における転位密度が低減した第1のIII族窒化物結晶が得られることがわかった。
また、実施例1,4〜6から、主面の法線が<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角をする下地基板の主面上に、第1のIII族窒化物結晶の成長させ、さらに主面の法線が<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角をする第1のIII族窒化物結晶の主面上に、第2のIII族窒化物結晶の成長させることにより、結晶成長後の結晶成長面における転位密度がさらに低減した第2のIII族窒化物結晶が得られることがわかった。特に、下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板の傾き方向と第1のIII族窒化物結晶の法線を上記{0001}面に投影した結晶傾き方向のなす角度を50°〜130°とすることにより、第2のIII族窒化物結晶の転位密度を著しく低減できることがわかった。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の一実施形態を示す概略断面図である。ここで、(a)は下地基板を示し、(b)は下地基板の主面上に第1のIII族窒化物結晶を成長させる様子を示す。 本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の一実施形態を示す概略部分拡大断面図である。ここで、(a)は図1(a)におけるIIA部分を拡大したものを示し、(b)は図1(b)におけるIIB部分を拡大したものを示す。 液相法でIII族窒化物結晶を成長させる一例を示す概略断面図である。 本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の他の実施形態を示す概略断面図である。ここで、(a)は第1のIII族窒化物結晶基板に主面を形成する工程を示し、(b)は第1のIII族窒化物結晶基板に主面上に第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程を示す。 本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法の他の実施形態を示す概略平面図である。ここで、(a)は下地基板の主面上に第1のIII族窒化物結晶を成長させた状態を示し、(b)は第1のIII族窒化物結晶の主面上に第2のIII族窒化物結晶を成長させた状態を示す。 本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法のさらに他の実施形態を示す概略断面図である。ここで、(a)は第1のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程を示し、(b)は第1のIII族窒化物結晶の主面上に第3のIII族窒化物結晶を成長させる工程を示す。 本発明にかかるIII族窒化物結晶の成長方法のさらに他の実施形態を示す概略断面図である。ここで、(a)は第2のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程を示し、(b)は第2のIII族窒化物結晶の主面上に第4のIII族窒化物結晶を成長させる工程を示す。
符号の説明
10 下地基板、10a III族窒化物結晶層、10c,10mc,20c,20ac,20bc,30c,40c,50c {0001}面、10cv,20cv <0001>方向、10h,10k,20h,20k 方向、10m,20m,30m 主面、10mv,20mv 法線、10s,20as,20bs ステップ、10t,20at,20bt ステップ面、20,30,40,50 III族窒化物結晶、20a,20b,20e,20s,30s,40s,50s 結晶成長面、20d,30d 転位伝搬線、30 坩堝、32 融液、34 窒素含有ガス。

Claims (8)

  1. 液相法により、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて、下地基板の主面上に第1のIII族窒化物結晶を成長させる方法であって、
    前記下地基板は少なくとも前記主面側にIII族窒化物結晶層を含み、
    前記下地基板の主面の法線は、前記III族窒化物結晶層の<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角を有し、
    前記第1のIII族窒化物結晶の成長の際に、前記第1のIII族窒化物結晶に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面に対して実質的に平行な方向に伝搬させて前記第1のIII族窒化物結晶の外周部に排出させることを特徴とするIII族窒化物結晶の成長方法。
  2. 前記下地基板の主面における転位密度が1×107cm-2未満であって、
    前記第1のIII族窒化物結晶の結晶成長後の成長面における転位密度が前記下地基板の主面における転位密度の1/10以下である請求項1に記載のIII族窒化物結晶の成長方法。
  3. 請求項1の成長方法により得られた第1のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、液相法により、III族金属元素とアルカリ金属元素とを含む融液を用いて、前記第1のIII族窒化物結晶の主面上に第2のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含み、
    前記第1のIII族窒化物結晶の主面の法線は、<0001>方向に対して1°以上10°以下の傾き角を有し、
    前記第2のIII族窒化物結晶の成長の際に、前記第2のIII族窒化物結晶に残留する転位の少なくとも一部を{0001}面に対して実質的に平行な方向に伝搬させて前記第2のIII族窒化物結晶の外周部に排出させることを特徴とするIII族窒化物結晶の成長方法。
  4. 前記下地基板の主面の法線を{0001}面に投影した基板傾き方向と前記第1のIII族窒化物結晶の法線を前記{0001}面に投影した結晶傾き方向とのなす角度が、50°以上130°以下である請求項3に記載のIII族窒化物結晶の成長方法。
  5. 前記下地基板の主面における転位密度が1×107cm-2未満であって、
    前記第2のIII族窒化物結晶の結晶成長後の成長面における転位密度が前記下地基板の主面における転位密度の1/100以下である請求項3または請求項4に記載のIII族窒化物結晶の成長方法。
  6. 前記アルカリ金属元素は、NaおよびLiの少なくともいずれかである請求項1から請求項5までのいずれかに記載のIII族窒化物結晶の成長方法。
  7. 請求項1または請求項2の成長方法により得られた前記第1のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、前記第1のIII族窒化物結晶の主面上に第3のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の成長方法。
  8. 請求項3から請求項5までのいずれかの成長方法により得られた前記第2のIII族窒化物結晶に主面を形成する工程と、前記第2のIII族窒化物結晶の主面上に第4のIII族窒化物結晶を成長させる工程とを含むIII族窒化物結晶の成長方法。
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