JP2009051633A - 用紙後処理装置、カール低減方法、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙後処理装置や画像形成装置とは別個に設ける必要がなく、簡易な構成で用紙の湾曲を低減すること。
【解決手段】画像形成装置本体から排出された用紙Pに所定の後処理を行う後処理部と、画像形成装置本体から後処理部への搬送路と、搬送路を挟んで対向して設けられた押圧ローラ群3および補正ローラ群4とを有し、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段とを備え、押圧ローラ群3は、搬送される用紙Pの搬送方向に交差する交差方向に配列され、用紙Pの搬送に伴って回転可能な押圧ローラ3a〜3gを含み、補正ローラ群4は、交差方向に押圧ローラ3a〜3gのそれぞれの間に配列され、用紙Pの搬送に伴って回転可能な補正ローラ4a〜4hを含み、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、搬送される用紙Pに対して互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されている。
【選択図】 図2
【解決手段】画像形成装置本体から排出された用紙Pに所定の後処理を行う後処理部と、画像形成装置本体から後処理部への搬送路と、搬送路を挟んで対向して設けられた押圧ローラ群3および補正ローラ群4とを有し、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段とを備え、押圧ローラ群3は、搬送される用紙Pの搬送方向に交差する交差方向に配列され、用紙Pの搬送に伴って回転可能な押圧ローラ3a〜3gを含み、補正ローラ群4は、交差方向に押圧ローラ3a〜3gのそれぞれの間に配列され、用紙Pの搬送に伴って回転可能な補正ローラ4a〜4hを含み、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、搬送される用紙Pに対して互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、外部装置から排出されてきた用紙を搬送する搬送過程において、用紙の湾曲を低減する用紙後処理装置、カール低減方法、該用紙後処理装置を含む画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ装置などの画像形成装置においては、潜像担持体である感光体表面に担持されたトナー像などの可視像が用紙に転写され、その後、用紙は定着装置により加熱定着されて排出される。この定着装置を用紙が通過する場合、定着に伴う熱や圧力などによって用紙が湾曲し、いわゆるカールが発生することがある。
このように用紙が湾曲することにより、用紙の先端部が折れる等の搬送不良が生じる場合がある。例えば、画像が定着された用紙を、所定の後処理を行う用紙後処理装置に搬送した場合、その搬送路で引っ掛かり、ジャムが発生する原因となる場合がある。また、用紙後処理装置において、用紙を所定部数に揃えるソータ処理、用紙束を綴じるステイプル処理、用紙に孔をあけるパンチ処理を行う場合、揃え不良やステイプラ不良、パンチ不良などが発生する原因となる場合がある。
そこで、電子写真複写機に設ける定着装置1の下流部にカール補正装置10を配置し、該定着装置から排出される用紙をベルト11と押圧ロール15との間で急激に折り曲げるような作用を加えてカールを修正するカール補正装置10が開示されている(例えば、特許文献1)。また、定着後の用紙を排紙する排紙装置9において、搬送駆動用ローラ9Bと、従動ローラ9C、9Dに掛け回されたエンドレスベルト9Aとにより、搬送ガイドローラ12によって湾曲した方向と反対側に用紙を湾曲させてカールを矯正するカール矯正装置が開示されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、上記特許文献1の技術では、画像形成装置本体よりも下流側であって用紙後処理装置より上流側に新たな装置として、カール補正装置を設けなければならなかった。また、特許文献1のカール補正装置は、定着装置とカール補正装置との用紙のニップ位置の間隔よりも用紙の長さが大きい場合、用紙の搬送速度を調整して、定着装置とカール補正装置との間に形成するループの量を調整しながらカールを修正するため、用紙の搬送速度を調整するためのアクチュエータやセンサなどを備えた複雑な構成となっていた。また、上記特許文献2のカール矯正装置は、用紙の厚さによって搬送駆動用ローラ9Bに巻きつけるエンドレスベルト9Aの巻き付け角度を変更してカールを矯正するため、揺動アームやソレノイドなどを備えた複雑な構成となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、用紙に対する後処理を行う用紙後処理装置や画像形成を行う画像形成装置と別個に設ける必要がなく、簡易な構成で用紙の湾曲を低減できることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、外部装置から排出された用紙に対して所定の後処理を行う後処理部と、前記外部装置から前記後処理部への搬送路と、前記搬送路を挟んで対向して設けられた第1ローラ群および第2ローラ群とを有し、前記用紙を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、を備え、前記第1ローラ群は、前記搬送路を搬送される用紙の搬送方向に交差する交差方向に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な複数の押圧ローラを含み、前記第2ローラ群は、前記交差方向に、前記複数の押圧ローラのそれぞれの間に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な複数の補正ローラを含み、前記複数の押圧ローラと前記複数の補正ローラは、搬送される用紙に対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されていることを特徴とする用紙後処理装置である。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の用紙後処理装置において、前記複数の押圧ローラと前記複数の補正ローラは、前記複数の押圧ローラのそれぞれの前記用紙に対する接触面が、前記複数の補正ローラのそれぞれの前記用紙に対する接触面より、前記複数の補正ローラの軸心側に位置する前記高さ位置関係で配置されていることを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の用紙後処理装置において、前記第1ローラ群および前記第2ローラ群は、前記搬送方向に複数配置されていることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1または2に記載の用紙後処理装置において、前記複数の押圧ローラを回転可能に保持し、弾性力により前記複数の押圧ローラのそれぞれを押圧する弾性部材をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の用紙後処理装置において、前記第1ローラ群、前記第2ローラ群、および前記弾性部材は、前記搬送方向に複数配置されていることを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の用紙後処理装置において、搬送される前記用紙の先端を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記用紙の先端の湾曲高さを算出する制御手段と、前記複数の押圧ローラの押圧力を調整する調整手段と、をさらに備え、前記制御手段は、算出した前記湾曲高さに基づいて前記複数の押圧ローラの押圧力を調整するように前記調整手段を制御することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の用紙後処理装置において、前記調整手段は、回転可能な歯車と、前記歯車と噛み合い、かつ前記複数の押圧ローラを連結する軸部に固定され、前記歯車の回転に連動して移動する歯車受けと、前記歯車を回転駆動する駆動手段と、を備え、前記制御手段は、算出した前記湾曲高さに基づいて、前記複数の押圧ローラの押圧力を調整するように前記駆動手段による回転駆動を制御することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、外部装置から排出された用紙に対して所定の後処理を行う後処理部と、前記外部装置から前記後処理部への搬送路を有し、前記用紙を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路を挟んで対向して設けられた第1ローラ群および第2ローラ群とを備えた用紙後処理装置で実行されるカール低減方法であって、前記搬送路を搬送される用紙の搬送方向に交差する交差方向に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能である前記第1ローラ群に含まれた複数の押圧ローラによって、前記用紙を所定の押圧力で押圧する第1押圧工程と、前記交差方向に、前記複数の押圧ローラのそれぞれの間に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な前記第2ローラ群に含まれた複数の補正ローラによって、前記用紙における前記第1押圧工程によって押圧されない部位を押圧する第2押圧工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、前記外部装置として、前記用紙に画像形成を行う画像形成部と、請求項1に記載の用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、第2ローラ群の複数の補正ローラは、複数の押圧ローラのそれぞれの間に配列され、複数の押圧ローラと複数の補正ローラは、搬送される用紙に対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、第1ローラ群と第2ローラ群との間に搬送されてくる用紙は、複数の押圧ローラと複数の補正ローラとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙の湾曲を低減することができる。
また、本発明によれば、第1ローラ群と第2ローラ群が、用紙を搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙の搬送過程において湾曲を低減することができる。このため、用紙後処理装置や画像形成を行う画像形成装置と別個に設ける必要なく、簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置の製造費用を軽減できるという効果を奏する。
また、本発明によれば、複数の押圧ローラを回転可能に保持し、弾性力により複数の押圧ローラのそれぞれを押圧する弾性部材を備えることで、用紙の厚さや湾曲高さに応じて弾性部材による押圧に対抗して弾性部材が付勢され、第1ローラ群の用紙への押圧力の大きさを調整することができるため、用紙の厚さや湾曲高さに応じた適度な大きさの押圧力で用紙の湾曲を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、算出した湾曲高さに基づいて複数の押圧ローラの押圧力を調整する調整手段を備えることで、用紙の湾曲高さに応じて第1ローラ群の用紙への押圧力の大きさを調整することができるため、用紙の湾曲高さに応じた適度な大きさの押圧力で効率的に用紙の湾曲を低減することができ、より用紙の湾曲の低減率を高めることができる。
以下に、添付図面を参照して、この発明にかかる用紙後処理装置、カール低減方法、該用紙後処理装置を用いた画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるカール低減部を含む用紙後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す図である。本実施の形態のカール低減部を含む用紙後処理装置2は、画像形成装置の一部として画像形成装置に搭載されている。
図1は、実施の形態1にかかるカール低減部を含む用紙後処理装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す図である。本実施の形態のカール低減部を含む用紙後処理装置2は、画像形成装置の一部として画像形成装置に搭載されている。
画像形成装置は、外部装置としての装置本体1における画像形成部(不図示)により用紙に画像形成を行った後、カール低減部において用紙の湾曲を低減し、用紙後処理装置2においてカール低減部により湾曲が低減された用紙に、後処理部(不図示)により後処理を実行して、用紙を画像形成装置の外へ排紙するものである。図1を参照すると、装置本体1から排出された用紙は、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に矢印A方向に搬送されて、押圧ローラ群3と補正ローラ群4とを通過し、搬送ローラ対6により搬送された後、用紙後処理装置2内で後処理が実行されて排紙トレイ7に排紙される。
ここで、搬送ローラ対5,6、押圧ローラ群3、補正ローラ群4および搬送路は、用紙の搬送機構(搬送手段)としての機能を有しており、この搬送機構の中で、押圧ローラ群3、補正ローラ群4が用紙のカールを低減するためのカール低減部となる。すなわち、本実施の形態では、カール低減部は、用紙後処理装置の搬送機構の一部として構成されている。
ここで、画像形成装置とは、複写機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ機能やコピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機等の画像処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。また、用紙後処理装置において実行される後処理とは、用紙を所定部数に揃えるソータ処理、用紙束を綴じるステイプル処理、用紙に孔をあけるパンチ処理などである。
次に、搬送機構のカール低減部について説明する。図2は、用紙の搬送方向に向かって見た場合のカール低減部を示す正面図である。つまり、図2は、図1における矢印A方向に向かって見た場合のカール低減部の図である。また、図3は、用紙の搬送方向に対するカール低減部を示す側面図である。つまり、図3は、図1の裏面側から見た場合のカール低減部の図である。
カール低減部は、押圧ローラ群3と補正ローラ群4とを主に備えており、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6との間に配置されている。押圧ローラ群3と補正ローラ群4は、用紙Pの搬送路を挟んで対向して設けられており、搬送路の下方の近傍に押圧ローラ群3が設けられ、搬送路の上方の近傍に補正ローラ群4が設けられている。
押圧ローラ群3は、押圧ローラ3a〜3gと軸部30により構成されており、押圧ローラ3a〜3gの中心部を軸部30が貫通している。そして、各押圧ローラ3a〜3gは、この軸部30の周りに軸回転可能に連結されている。押圧ローラ3a〜3gは、搬送路を搬送される用紙Pの搬送方向(矢印A方向)に交差する方向として搬送方向と直交する方向であって、搬送路の下方に所定の間隔をおいて配列されている。このように構成された押圧ローラ群3は、補正ローラ群4との間に搬送されてきた用紙Pに接触することで押圧ローラ3a〜3gがR1方向に回転し、その回転により、さらに用紙Pを搬送方向へ搬送していく。また、押圧ローラ3a〜3gは、補正ローラ群4とによる用紙Pの搬送過程において、用紙Pを所定の押圧力で上方(矢印B方向)に向かって押圧する。
補正ローラ群4は、補正ローラ4a〜4hと軸部40により構成されており、補正ローラ4a〜4hの中心部を軸部40が貫通している。そして、各補正ローラ4a〜4hは、この軸部40の周りを軸回転可能に連結されている。補正ローラ4a〜4hは、搬送路を搬送される用紙Pの搬送方向に交差する方向として搬送方向と直交する方向であって、搬送路の上方の、押圧ローラ3a〜3gのそれぞれの間に対向する位置に整列されている。このように構成された補正ローラ群4は、押圧ローラ群3との間に搬送されてきた用紙Pに接触することで補正ローラ4a〜4hがR2方向に回転し、その回転により、さらに用紙Pを搬送方向へ搬送していく。
なお、本実施の形態では、押圧ローラ3a〜3gおよび補正ローラ4a〜4hは、搬送方向に交差する方向として搬送方向と直交する方向に配列されているが、これに限定されるものではない。すなわち、搬送方向と交差する方向であれば直交でなく、略直交する方向あるいは傾斜方向でもよく、用紙の湾曲を低減可能な交差方向であればいずれの方向に配列されていてもよい。
ここで、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hの配列関係について述べる。図2に示すように、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、左から補正ローラ4a、押圧ローラ3a、補正ローラ4b、押圧ローラ3b…と、それぞれのローラが搬送路を挟んで互い違いになるように配列されている。すなわち、補正ローラ4a〜4hによる用紙Pに対する押圧部位と押圧ローラ3a〜3gによる用紙Pの押圧部位が、異なるような配置関係となっている。また、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、押圧ローラ3a〜3gの軸部30の中心線と補正ローラ4a〜4hの軸部40の中心線とを通過する平面が搬送路に略直交するように配置されている。さらに、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、複数の押圧ローラ3a〜3gのそれぞれの用紙Pに対する接触面が、複数の補正ローラ4a〜4hのそれぞれの用紙Pに対する接触面より、複数の補正ローラ4a〜4hの軸心側に位置する高さ位置関係に配置されている。
すなわち、押圧ローラ3a〜3gの用紙Pに接する面は、補正ローラ4a〜4hの用紙Pに接する面よりやや上方に位置するように、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hが配置され、言い換えれば、用紙Pの表裏面に対して食い込むことになる。この高さ位置関係によって、用紙Pが押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hの間を搬送されると、押圧ローラ3a〜3gは、搬送される用紙Pを上方に向かって押圧する一方、補正ローラ4a〜4hは、押圧ローラ群3とによる用紙Pの搬送過程において、用紙Pを下方(矢印B方向と反対方向)に向かって押圧し、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、用紙Pの表裏面に対して互いに逆方向から押圧力を付与することになり、この結果、用紙Pの搬送中の外形は波打ち状となる。
次に、用紙Pの湾曲が低減される場合の流れについて説明する。まず、画像形成装置の装置本体1から排出されてきた用紙Pは、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に搬送される。そして、搬送ローラ対5により搬送されてきた用紙Pが押圧ローラ群3と補正ローラ群4との間まで搬送されて、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hとが回転する。そして、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。
そして、用紙Pが搬送されてくると、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hの上記高さ位置関係によって、押圧ローラ3a〜3gが上方に移動して補正ローラ4a〜4hのそれぞれのローラの間に入り込むことで用紙Pを所定の押圧力で上方に押圧する。ここで、補正ローラ4a〜4hのそれぞれは、押圧ローラ3a〜3gのそれぞれと互い違いに配置されているため、このとき、補正ローラ4a〜4hのそれぞれは、押圧ローラ3a〜3gが押圧しなかった用紙Pの部位を下方に押圧することになる。そうすると、押圧ローラ3a〜3gおよび補正ローラ4a〜4hの各ローラが用紙Pを押圧する面、すなわち用紙Pに接触する面を繋いだ外形線が波打ち状となって、用紙Pは、搬送路の略垂直上方および略垂直下方から押圧されることになる。
つまり、押圧ローラ群3と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加されて湾曲(カール)が低減される。すなわち、この押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hを通過する搬送過程において、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hとから押圧される押圧力により用紙Pの湾曲が低減される。そして、湾曲が低減された用紙Pは、搬送ローラ対6により用紙後処理装置2の下部に向かって搬送されて、ステイプルなどの所定の後処理が実行され、排出される。
このように、本実施の形態のカール低減部は、補正ローラ群4の補正ローラ4a〜4hは、押圧ローラ群3の押圧ローラ3a〜3gのそれぞれの間に配列され、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hは、搬送される用紙Pに対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、押圧ローラ群3と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。
また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群3と補正ローラ群4が、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙Pの搬送過程において湾曲カールを低減することができる。このため、カール低減部を、用紙後処理装置2や画像形成を行う画像形成装置の装置本体1と別個に設ける必要なく、用紙後処理装置2内に組み込ませることができる。また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群3と補正ローラ群4とによる簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置2の製造費用を軽減できる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1にかかるカール低減部では、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6の間に、押圧ローラ群3と補正ローラ群4とを一組配置していたが、搬送方向に対して複数組配置してもよい。本実施の形態では、押圧ローラ群と補正ローラ群とを搬送方向に対して2組配置した例を示す。
実施の形態1にかかるカール低減部では、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6の間に、押圧ローラ群3と補正ローラ群4とを一組配置していたが、搬送方向に対して複数組配置してもよい。本実施の形態では、押圧ローラ群と補正ローラ群とを搬送方向に対して2組配置した例を示す。
図4は、用紙の搬送方向に対するカール低減部を示す側面図である。本実施の形態にかかるカール低減部は、図4に示すように、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6との間において、上流側に一組目の押圧ローラ群31と補正ローラ群41を配置し、下流側に二組目の押圧ローラ群32と補正ローラ群42とを配置する。ここで、押圧ローラ群31、32と、補正ローラ群41、42との構成は、実施の形態1における押圧ローラ群および補正ローラ群と同様であるため説明を省略する。
次に、用紙Pの湾曲が低減される場合の流れについて説明する。まず、画像形成装置の装置本体1から排出されてきた用紙Pは、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に搬送される。そして、搬送ローラ対5により搬送されてきた用紙Pが押圧ローラ群31と補正ローラ群41との間まで搬送されて、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hとが回転する。そして、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。さらに、用紙Pが押圧ローラ群32と補正ローラ群42との間まで搬送されて、押圧ローラ32a〜32gと補正ローラ42a〜42hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ32a〜32gと補正ローラ42a〜42hとが回転する。そして、押圧ローラ32a〜32gと補正ローラ42a〜42hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。
そして、押圧ローラ群31と補正ローラ群41との間に搬送され、押圧ローラ群32と補正ローラ群42との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送され、さらに押圧ローラ32a〜32gと補正ローラ42a〜42hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加されて、湾曲(カール)が低減される。すなわち、押圧ローラ31a〜31gおよび補正ローラ41a〜41hの間と、押圧ローラ32a〜32gおよび補正ローラ42a〜42hの間とを通過する用紙Pの搬送過程において、各ローラから押圧される押圧力によって、二度に亘って用紙Pの湾曲が低減される。そして、湾曲が低減された用紙Pは、搬送ローラ対6により用紙後処理装置2の下部に向かって搬送されて、ステイプルなどの所定の後処理が実行され、排出される。
このように、本実施の形態のカール低減部は、補正ローラ群41の補正ローラ41a〜41hは、押圧ローラ群31の押圧ローラ31a〜31gのそれぞれの間に配列され、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hは、搬送される用紙Pに対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、押圧ローラ群31と補正ローラ群41との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ31a〜31gと補正ローラ41a〜41hとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。
また、押圧ローラ群32と補正ローラ群42との間を搬送される用紙Pも同様に、波打ち上にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。従って、用紙Pが搬送される搬送過程において用紙Pの湾曲を2度低減することができ、より用紙の湾曲の低減率を高めることができる。
また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群31,32と補正ローラ群41,42が、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙Pの搬送過程において湾曲カールを低減することができる。このため、用紙後処理装置2や画像形成を行う画像形成装置の装置本体1と別個に設ける必要なく、用紙後処理装置2内に組み込ませることができる。また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群31,32と補正ローラ群41,42とによる簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置2の製造費用を軽減できる。
(実施の形態2)
実施の形態1にかかるカール低減部では、軸部30が貫通して連結された押圧ローラ3a〜3gにより構成された押圧ローラ群3によって、所定の押圧力で用紙Pを押圧して用紙の湾曲を低減していた。本実施の形態では、弾性部材を用いることにより、押圧ローラ群が用紙の状態に応じた押圧力で用紙を押圧して用紙の湾曲を低減するカール低減部について説明する。
実施の形態1にかかるカール低減部では、軸部30が貫通して連結された押圧ローラ3a〜3gにより構成された押圧ローラ群3によって、所定の押圧力で用紙Pを押圧して用紙の湾曲を低減していた。本実施の形態では、弾性部材を用いることにより、押圧ローラ群が用紙の状態に応じた押圧力で用紙を押圧して用紙の湾曲を低減するカール低減部について説明する。
本実施の形態のカール低減部を含む用紙後処理装置2は、画像形成装置の一部として画像形成装置に搭載されている。画像形成装置の装置本体1および用紙後処理装置2については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図1参照)。
次に、カール低減部について説明する。図5は、用紙の搬送方向に向かって見た場合のカール低減部を示す正面図である。つまり、図5は、図1における矢印A方向に向かって見た場合のカール低減部の図である。また、図6は、用紙の搬送方向に対するカール低減部を示す側面図である。つまり、図6は、図1の裏面側から見た場合のカール低減部の図である。
カール低減部は、押圧ローラ群9と、弾性部材8a〜8gと、補正ローラ群4とを主に備えており、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6との間に配置されている。押圧ローラ群9と補正ローラ群4は、用紙Pの搬送路を挟んで対向して設けられており、搬送路の下方の近傍に押圧ローラ群9が設けられ、搬送路の上方の近傍に補正ローラ群4が設けられている。ここで、補正ローラ群4の構成および機能は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
押圧ローラ群9は、押圧ローラ9a〜9gにより構成されており、弾性部材8a〜8gにより回転可能に保持されている。押圧ローラ9a〜9gは、搬送路を搬送される用紙Pの搬送方向(矢印A方向)に直交する方向であって、搬送路の下方に所定の間隔をおいて配列されている。このように構成された押圧ローラ群9は、補正ローラ群4との間に搬送されてきた用紙Pに接触することで押圧ローラ9a〜9gがR1方向に回転し、その回転により、さらに用紙Pを搬送方向へ搬送していく。また、押圧ローラ9a〜9gは、補正ローラ群4とによる用紙Pの搬送過程において、弾性部材8a〜8gの付勢力により、用紙Pを上方(矢印B方向)に向かって押圧する。
弾性部材8a〜8gは、弾性力を有する部材であって、押圧ローラ9a〜9gそれぞれを回転可能に保持しながら、押圧ローラ9a〜9gを、支点85を中心に上方に付勢するものであり、例えば、板状の鋼材の弾性力を利用した板バネなどが該当する。これにより、用紙Pが押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとの間に搬送されてくると、弾性部材8a〜8gは、搬送されてきた用紙Pに対抗して上方に付勢するが、このとき、弾性部材8a〜8gは、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとの間を搬送される用紙Pの厚さや湾曲高さに応じて用紙Pから上方への付勢力に対抗して支点85を中心に押圧ローラ9a〜9gを介して略下方に付勢される。すなわち、上方への付勢力と、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた下方への付勢力との均衡により、押圧ローラ9a〜9gが用紙Pの厚さや湾曲高さに応じて下方に移動し、押圧ローラ9a〜9gの用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた用紙Pへの押圧力が調整されることになる。
例えば、厚い用紙Pが搬送されてきた場合、押圧ローラ9a〜9gは、その厚さに応じて弾性部材8a〜8gの付勢力に対抗する押圧力で下方に押圧されて移動する。そうすると、弾性部材8a〜8gの付勢力による押圧ローラ9a〜9gの用紙Pへの押圧力が、用紙Pの湾曲を低減できる適度な大きさに調整されることになる。
ここで、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hの配列関係について述べる。図5に示すように、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hは、左から補正ローラ4a、押圧ローラ9a、補正ローラ4b、押圧ローラ9b…と、それぞれのローラが搬送路を挟んで互い違いになるように配列されている。すなわち、実施の形態1と同様に、補正ローラ4a〜4hによる用紙Pに対する押圧部位と押圧ローラ9a〜9gによる用紙Pの押圧部位が、異なるような配置関係となっている。また、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hは、複数の押圧ローラ9a〜9gのそれぞれの用紙Pに対する接触面が、複数の補正ローラ4a〜4hのそれぞれの用紙Pに対する接触面より、複数の補正ローラ4a〜4hの軸心側に位置する高さ位置関係に配置されている。
そして、押圧ローラ9a〜9gは、通常弾性部材8a〜8gにより上方に付勢(押圧)されているが、用紙Pが搬送されてきた場合に、その用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた弾性部材8a〜8gの付勢力(押圧力)に対抗する押圧力によって略下方に押圧されて移動し、用紙Pへの押圧力が調整される。また、同じく用紙Pが搬送されてきた場合に、押圧ローラ9a〜9gが弾性部材8a〜8gにより上方に付勢され補正ローラ4a〜4hのそれぞれのローラの間に入り込むことで、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた押圧力で用紙Pを上方に押圧すると、補正ローラ4a〜4hが押圧ローラ9a〜9gが押圧しなかった用紙Pの部位を下方に押圧することになる。そうすると、押圧ローラ9a〜9gおよび補正ローラ4a〜4hの各ローラが用紙Pを押圧する面、すなわち用紙Pに接触する面を繋いだ外形線が波打ち状となって、用紙Pは、搬送路の略垂直上方および略垂直下方から押圧されることになる。
つまり、押圧ローラ群9と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、用紙Pの状態に応じた押圧力で波打ち状にしごく作用が付加されて、用紙Pの湾曲(カール)を低減することができる。
次に、用紙Pの湾曲が低減される場合の流れについて説明する。まず、画像形成装置の装置本体1から排出されてきた用紙Pは、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に搬送される。そして、搬送ローラ対5により搬送されてきた用紙Pが押圧ローラ群9と補正ローラ群4との間まで搬送されて、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとが回転する。このとき、搬送されてきた用紙Pの厚さや湾曲高さに応じて、弾性部材8a〜8gがその弾性力による上方への付勢力(押圧力)に対抗して略下方に付勢されることで、押圧ローラ9a〜9gの用紙Pへの押圧力が適度な大きさに調整される。そして、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。
そして、押圧ローラ群9と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加されて湾曲(カール)が低減される。すなわち、この押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hを通過する搬送過程において、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとから押圧される適度な大きさの押圧力により用紙Pの湾曲が低減される。そして、湾曲が低減された用紙Pは、搬送ローラ対6により用紙後処理装置2の下部に向かって搬送されて、ステイプルなどの所定の後処理が実行され、排出される。
このように、本実施の形態のカール低減部は、補正ローラ群4の補正ローラ4a〜4hは、押圧ローラ群9の押圧ローラ9a〜9gのそれぞれの間に配列され、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hは、搬送される用紙Pに対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、押圧ローラ群9と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ9a〜9gと補正ローラ4a〜4hとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。
また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群9と補正ローラ群4が、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙Pの搬送過程において湾曲カールを低減することができる。このため、用紙後処理装置2や画像形成を行う画像形成装置の装置本体1と別個に設ける必要なく、用紙後処理装置2内に組み込ませることができる。また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群9と補正ローラ群4とによる簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置2の製造費用を軽減できる。
さらに、本実施の形態のカール低減部は、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じて弾性部材8a〜8gがその弾性力による上方への付勢力(押圧力)に対抗して略下方に付勢されることで、押圧ローラ群9の用紙Pへの押圧力の大きさを調整することができるため、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた適度な大きさの押圧力で用紙の湾曲を低減することができる。
なお、本実施の形態では、弾性部材8a〜8gとして、板バネを用いているが、これに限定されるものではなく、ゴムなど弾性力を有するものであればいずれの部材を用いることもできる。
(実施の形態2の変形例)
実施の形態2にかかるカール低減部では、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6の間に、押圧ローラ群9と補正ローラ群4とを一組配置していたが、搬送方向に対して複数組配置してもよい。本実施の形態では、押圧ローラ群と補正ローラ群とを搬送方向に対して2組配置した例を示す。
実施の形態2にかかるカール低減部では、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6の間に、押圧ローラ群9と補正ローラ群4とを一組配置していたが、搬送方向に対して複数組配置してもよい。本実施の形態では、押圧ローラ群と補正ローラ群とを搬送方向に対して2組配置した例を示す。
図7は、用紙の搬送方向に対するカール低減部を示す側面図である。本実施の形態にかかるカール低減部は、図7に示すように、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6との間において、上流側に一組目の押圧ローラ群91と弾性部材81と補正ローラ群41とを配置し、下流側に二組目の押圧ローラ群92と弾性部材82と補正ローラ群42とを配置する。ここで、押圧ローラ群91、92と、弾性部材81、82と、補正ローラ群41、42との構成は、実施の形態2における押圧ローラ群、弾性部材、および補正ローラ群と同様であるため説明を省略する。
次に、用紙Pの湾曲が低減される場合の流れについて説明する。まず、画像形成装置の装置本体1から排出されてきた用紙Pは、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に搬送される。そして、搬送ローラ対5により搬送されてきた用紙Pが押圧ローラ群91と補正ローラ群41との間まで搬送されて、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hとが回転する。そして、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。このとき、搬送されてきた用紙Pの厚さや湾曲高さによって、弾性部材81a〜81gが略下方に付勢されることで、押圧ローラ91a〜91gの用紙Pへの押圧力が適度な大きさに調整される。
さらに、用紙Pが押圧ローラ群92と補正ローラ群42との間まで搬送されて、押圧ローラ92a〜92gと補正ローラ42a〜42hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ92a〜92gと補正ローラ42a〜42hとが回転する。そして、押圧ローラ92a〜92gと補正ローラ42a〜42hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。このとき、搬送されてきた用紙Pの厚さや湾曲高さによって、弾性部材82a〜82gが略下方に付勢されることで、押圧ローラ92a〜92gの用紙Pへの押圧力が適度な大きさに調整される。
つまり、押圧ローラ群91と補正ローラ群41との間に搬送され、押圧ローラ群92と補正ローラ群42との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送され、さらに押圧ローラ92a〜92gと補正ローラ42a〜42hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加されて湾曲(カール)が低減される。すなわち、押圧ローラ91a〜91gおよび補正ローラ41a〜41hの間と、押圧ローラ92a〜92gおよび補正ローラ42a〜42hの間とを通過する用紙Pの搬送過程において、各ローラから押圧される押圧力によって、二度に亘って用紙Pの湾曲が低減される。そして、湾曲が低減された用紙Pは、搬送ローラ対6により用紙後処理装置2の下部に向かって搬送されて、ステイプルなどの所定の後処理が実行され、排出される。
このように、本実施の形態のカール低減部は、補正ローラ群41の補正ローラ41a〜41hは、押圧ローラ群91の押圧ローラ91a〜91gのそれぞれの間に配列され、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hは、搬送される用紙Pに対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、押圧ローラ群91と補正ローラ群41との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ91a〜91gと補正ローラ41a〜41hとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。
また、押圧ローラ群32と補正ローラ群42との間を搬送される用紙Pも同様に、波打ち上にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。従って、用紙Pが搬送される搬送過程において用紙Pの湾曲を2度低減することができ、より用紙の湾曲の低減率を高めることができる。
また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群91,92と補正ローラ群41,42が、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙Pの搬送過程において湾曲カールを低減することができる。このため、用紙後処理装置2や画像形成を行う画像形成装置の装置本体1と別個に設ける必要なく、用紙後処理装置2内に組み込ませることができる。また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群91,92と補正ローラ群41,42とによる簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置2の製造費用を軽減できる。
さらに、本実施の形態のカール低減部は、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じて弾性部材81a〜81g、82a〜82gがその弾性力による上方への付勢力(押圧力)に対抗して略下方に付勢されることで、押圧ローラ群9の用紙Pへの押圧力の大きさを調整することができるため、用紙Pの厚さや湾曲高さに応じた適度な大きさの押圧力で用紙の湾曲を低減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1にかかるカール低減部では、軸部30が貫通して連結された押圧ローラ3a〜3gにより構成された押圧ローラ群3によって、所定の押圧力で用紙Pを押圧して用紙の湾曲を低減していた。本実施の形態では、用紙の湾曲高さに基づいて調整した押圧力により用紙を押圧して用紙の湾曲を低減するカール低減部について説明する。
実施の形態1にかかるカール低減部では、軸部30が貫通して連結された押圧ローラ3a〜3gにより構成された押圧ローラ群3によって、所定の押圧力で用紙Pを押圧して用紙の湾曲を低減していた。本実施の形態では、用紙の湾曲高さに基づいて調整した押圧力により用紙を押圧して用紙の湾曲を低減するカール低減部について説明する。
本実施の形態のカール低減部を含む用紙後処理装置2は、画像形成装置の一部として画像形成装置に搭載されている。画像形成装置の装置本体1および用紙後処理装置2については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図1参照)。
次に、カール低減部について説明する。図8は、用紙の搬送方向に向かって見た場合のカール低減部を示す正面図である。つまり、図8は、図1における矢印A方向に向かって見た場合のカール低減部の図である。また、図9は、用紙の搬送方向に対するカール低減部を示す側面図である。つまり、図9は、図1の裏面側から見た場合のカール低減部の図である。
カール低減部は、押圧ローラ群11と、補正ローラ群4と、センサ17と、制御部20と、ステッピングモータ16と、ピニオン15と、ラック14とを主に備えており、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6との間に配置されている。押圧ローラ群11と補正ローラ群4とは、用紙Pの搬送路を挟んで対向して設けられており、搬送路の下方の近傍に押圧ローラ群11が設けられ、搬送路の上方の近傍に補正ローラ群4が設けられている。ここで、補正ローラ群4の構成および機能は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
押圧ローラ群11は、押圧ローラ11a〜11gと軸部110により構成されており、押圧ローラ11a〜11gの中心部を軸部110が貫通している。そして、各押圧ローラ11a〜11gは、この軸部110の周りに軸回転可能に連結されている。押圧ローラ11a〜11gは、搬送路を搬送される用紙Pの搬送方向(矢印A方向)に直交する方向であって、搬送路の下方に所定の間隔をおいて押圧ローラ11a〜11gが配列されている。このように構成された押圧ローラ群11は、補正ローラ群4との間に搬送されてきた用紙Pに接触することで押圧ローラ11a〜11gがR1方向に回転し、その回転により、さらに用紙Pを搬送方向へ搬送していく。また、押圧ローラ11a〜11gは、補正ローラ群4とによる用紙Pの搬送過程において、用紙Pを調整された押圧力で上方(矢印B方向)に向かって押圧する。また、軸部110には、両端部に端部13a,13bが設けられており、さらに、軸部110には端部13bを介して後述するラック14の上部近傍が固定されている。
センサ17は、装置本体1から排出され、かつ搬送ローラ対5の上流側を搬送される用紙Pの先端にレーザ光Lを照射することでその先端を検知するものであり、例えば、距離センサなどである。ここで、距離センサとは、レーザ光や紫外線を測定対象物に対して出射し、出射したレーザ光や赤外線が測定対象物に反射されて戻ってくるまでの時間により、出射位置から測定対象物の距離を測定することが可能なセンサである。
制御部20は、センサ17による検知結果に基づいて、用紙Pの搬送路に対する用紙Pの先端部までの距離である用紙Pの湾曲高さを算出するものである。
湾曲高さの算出方法としては、例えば、予めセンサ17のレーザ光Lの出射位置から搬送路までの距離を記憶手段などに記憶しておいて、実際に検知した用紙Pの先端までの距離と上述した記憶した搬送路までの距離との差、およびセンサ17によるレーザ光Lの出射角度により用紙Pの湾曲高さを算出する。本実施の形態では、センサ17として距離センサを用いて用紙の湾曲高さを検出しているが、これに限定されることなく、用紙の湾曲高さを検出できるものであればいずれのセンサを用いてもよい。
また、制御部20は、算出した用紙Pの湾曲高さに基づいて押圧ローラ11a〜11gの押圧力を調整するように後述するステッピングモータ16を制御する。押圧力の調整方法については後述する。
ステッピングモータ16は、制御部20の制御により、軸部に接続されたピニオン15(後述)を回転駆動するものである。
ピニオン15は、歯15aを設けた回転可能な歯車であり、ステッピングモータ16から突出した軸部に接続され、ステッピングモータ16により矢印R方向または矢印R方向と反対方向に回転する。
ラック14は、上部から下部に設けられた歯14aがピニオン15の歯15aと噛み合うように配置され、かつ上部近傍が押圧ローラ11a〜11gを連結する軸部110に固定されており、ピニオン15の回転に連動して矢印C方向のように上下に移動するものである。そして、この上下の移動により軸部110を上下に移動させ、その結果、押圧ローラ11a〜11gの用紙Pへの押圧力を調整することになる。
ここで、制御部20による押圧力の調整方法について説明する。まず、制御部20は、算出された用紙Pの湾曲高さに基づいてステッピングモータ16を制御することで、ステッピングモータ16に接続されたピニオン15が矢印R方向または矢印R方向の反対方向に回転駆動し、ピニオン15に噛み合わされたラック14が上方または下方に移動することになる。そして、ラック14が移動すると、ラック14に固定された軸部110が上方または下方に移動することになるため、その結果、制御部20は、軸部110が連結する押圧ローラ11a〜11gを上方または下方に移動させて用紙Pへの押圧力を調整する制御を行うことになる。
例えば、算出された用紙Pの湾曲高さが所定の閾値より高かった場合(湾曲が大きい場合)、制御部20は、ピニオン15を矢印R方向に回転駆動させるようにステッピングモータ16を制御する。これにより、ピニオン15に噛み合っているラック14が上方へ移動し、これに連動して軸部110も上方へ移動し、その結果、押圧ローラ11a〜11gを上方へ移動させることで用紙Pへの押圧力を大きくするように調整できる。
また、逆に、算出された用紙Pの湾曲高さが所定の閾値より低かった場合(湾曲が小さい場合)、制御部20は、ピニオン15を矢印R方向と反対方向に回転駆動させるようにステッピングモータ16を制御する。これにより、ピニオン15に噛み合っているラック14が下方へ移動し、これに連動して軸部110も下方へ移動し、その結果、押圧ローラ11a〜11gを下方へ移動させることで用紙Pへの押圧力を小さくするように調整できる。
ここで、押圧ローラ3a〜3gと補正ローラ4a〜4hの配列関係や高さ位置関係については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
次に、用紙Pの湾曲が低減される場合の流れについて説明する。まず、画像形成装置の装置本体1から排出されてきた用紙Pは、センサ17によりその先端を検知される。そして、センサ17による検知結果に基づいて制御部20が用紙の高さを算出して、押圧ローラ11a〜11gの用紙Pへの押圧力を調整する。そして、搬送ローラ対5により用紙後処理装置2内に搬送されてきた用紙Pが押圧ローラ群11と補正ローラ群4との間まで搬送されて、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hとに接触しながら進行することで、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hとが回転する。そして、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hが回転することにより用紙Pが搬送されて通過する。
そして、押圧ローラ群11と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hとにより上方および下方の交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加されて湾曲(カール)が低減される。すなわち、この押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hを通過する搬送過程において、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hとから調整された押圧力により用紙Pの湾曲が低減される。そして、湾曲が低減された用紙Pは、搬送ローラ対6により用紙後処理装置2の下部に向かって搬送されて、ステイプルなどの所定の後処理が実行され、排出される。
このように、本実施の形態のカール低減部は、補正ローラ群4の補正ローラ4a〜4hは、押圧ローラ群11の押圧ローラ11a〜11gのそれぞれの間に配列され、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hは、搬送される用紙Pに対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されているので、押圧ローラ群11と補正ローラ群4との間に搬送されてくる用紙Pは、押圧ローラ11a〜11gと補正ローラ4a〜4hとにより互いに逆方向でかつ交互から押圧されながら搬送されることで、波打ち状にしごく作用が付加され、用紙Pの湾曲を低減することができる。
また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群11と補正ローラ群4が、用紙Pを搬送路に沿って搬送する搬送手段に設けられているので、用紙Pの搬送過程において湾曲カールを低減することができる。このため、用紙後処理装置2や画像形成を行う画像形成装置の装置本体1と別個に設ける必要なく、用紙後処理装置2内に組み込ませることができる。また、本実施の形態のカール低減部は、押圧ローラ群11と補正ローラ群4とによる簡易な構成であるため、湾曲の低減が可能な用紙後処理装置2の製造費用を軽減できる。
さらに、本実施の形態のカール低減部は、用紙Pの湾曲高さに応じて押圧ローラ群11の用紙Pへの押圧力の大きさを調整することができるため、用紙Pの湾曲高さに応じた適度な大きさの押圧力で効率的に用紙の湾曲を低減することができ、より用紙の湾曲の低減率を高めることができる。
なお、本実施の形態では、押圧ローラ群11と補正ローラ群4とを、搬送手段に一組設けて用紙の湾曲を低減しているが、これに限定されることなく、用紙の搬送過程において、複数組の押圧ローラ群と補正ローラ群とを設けて用紙の湾曲を低減する構成としてもよい。
1 画像形成装置本体(装置本体)
2 用紙後処理装置
3、31、32、9、11 押圧ローラ群
3a〜3g、31a〜31g、32a〜32g、9a〜9g、91a〜91g、92a〜92g、11a〜11g 押圧ローラ
4 補正ローラ群
4a〜4h、41a〜41h、42a〜42h 補正ローラ
5、6 搬送ローラ対
7 排紙トレイ
8a〜8g、81a〜81g、82a〜82g 弾性部材
85 支点
13a,13b 端部
14 ラック
14a 歯
15 ピニオン
15a 歯
16 ステッピングモータ
17 センサ
20 制御部
30、40、110 軸部
2 用紙後処理装置
3、31、32、9、11 押圧ローラ群
3a〜3g、31a〜31g、32a〜32g、9a〜9g、91a〜91g、92a〜92g、11a〜11g 押圧ローラ
4 補正ローラ群
4a〜4h、41a〜41h、42a〜42h 補正ローラ
5、6 搬送ローラ対
7 排紙トレイ
8a〜8g、81a〜81g、82a〜82g 弾性部材
85 支点
13a,13b 端部
14 ラック
14a 歯
15 ピニオン
15a 歯
16 ステッピングモータ
17 センサ
20 制御部
30、40、110 軸部
Claims (9)
- 外部装置から排出された用紙に対して所定の後処理を行う後処理部と、
前記外部装置から前記後処理部への搬送路と、前記搬送路を挟んで対向して設けられた第1ローラ群および第2ローラ群とを有し、前記用紙を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、を備え、
前記第1ローラ群は、前記搬送路を搬送される用紙の搬送方向に交差する交差方向に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な複数の押圧ローラを含み、
前記第2ローラ群は、前記交差方向に、前記複数の押圧ローラのそれぞれの間に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な複数の補正ローラを含み、
前記複数の押圧ローラと前記複数の補正ローラは、搬送される用紙に対して、互いに逆方向から押圧力を付与する高さ位置関係に配置されていることを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記複数の押圧ローラと前記複数の補正ローラは、前記複数の押圧ローラのそれぞれの前記用紙に対する接触面が、前記複数の補正ローラのそれぞれの前記用紙に対する接触面より、前記複数の補正ローラの軸心側に位置する前記高さ位置関係で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
- 前記第1ローラ群および前記第2ローラ群は、前記搬送方向に複数配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙後処理装置。
- 前記複数の押圧ローラを回転可能に保持し、弾性力により前記複数の押圧ローラのそれぞれを押圧する弾性部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の用紙後処理装置。
- 前記第1ローラ群、前記第2ローラ群、および前記弾性部材は、前記搬送方向に複数配置されていることを特徴とする請求項4に記載の用紙後処理装置。
- 搬送される前記用紙の先端を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて、前記用紙の先端の湾曲高さを算出する制御手段と、
前記複数の押圧ローラの押圧力を調整する調整手段と、をさらに備え、
前記制御手段は、算出した前記湾曲高さに基づいて前記複数の押圧ローラの押圧力を調整するように前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の用紙後処理装置。 - 前記調整手段は、
回転可能な歯車と、
前記歯車と噛み合い、かつ前記複数の押圧ローラを連結する軸部に固定され、前記歯車の回転に連動して移動する歯車受けと、
前記歯車を回転駆動する駆動手段と、を備え、
前記制御手段は、算出した前記湾曲高さに基づいて、前記複数の押圧ローラの押圧力を調整するように前記駆動手段による回転駆動を制御することを特徴とする請求項6に記載の用紙後処理装置。 - 外部装置から排出された用紙に対して所定の後処理を行う後処理部と、前記外部装置から前記後処理部への搬送路を有し、前記用紙を前記搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路を挟んで対向して設けられた第1ローラ群および第2ローラ群とを備えた用紙後処理装置で実行されるカール低減方法であって、
前記搬送路を搬送される用紙の搬送方向に交差する交差方向に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能である前記第1ローラ群に含まれた複数の押圧ローラによって、前記用紙を所定の押圧力で押圧する第1押圧工程と、
前記交差方向に、前記複数の押圧ローラのそれぞれの間に配列され、前記用紙の搬送に伴って回転可能な前記第2ローラ群に含まれた複数の補正ローラによって、前記用紙における前記第1押圧工程によって押圧されない部位を押圧する第2押圧工程と、
を含むことを特徴とするカール低減方法。 - 前記外部装置として、前記用紙に画像形成を行う画像形成部と、
請求項1に記載の用紙後処理装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007220905A JP2009051633A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 用紙後処理装置、カール低減方法、および画像形成装置 |
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JP2007220905A JP2009051633A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 用紙後処理装置、カール低減方法、および画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009051633A true JP2009051633A (ja) | 2009-03-12 |
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ID=40503067
Family Applications (1)
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JP2007220905A Pending JP2009051633A (ja) | 2007-08-28 | 2007-08-28 | 用紙後処理装置、カール低減方法、および画像形成装置 |
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JP (1) | JP2009051633A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110450535A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-11-15 | 深圳市旺盈彩盒纸品有限公司 | 一种翘曲纸板的印刷装置及其印刷方法 |
CN110712425A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-01-21 | 东莞市金越信息科技有限公司 | 一种标签印刷机上的压平装置 |
-
2007
- 2007-08-28 JP JP2007220905A patent/JP2009051633A/ja active Pending
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