JP2009051568A - 多段挟持式空気密封体 - Google Patents

Abstract

【課題】異なる形状、大きさの被包装物に共用でき、かつサイズが異なる外箱にも使用できるようにし、気体包装袋の製造コストを抑えた、多段挟持式空気密封体を提供する。
【解決手段】第一密封袋シート１０に順に第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０及び第四密封袋シート４０を接続し、そのうち、第一密封袋シートに空気充填路１４を設け、気体を複数の第一密封袋に充填し、且つ相通された第二密封袋シート、第三密封袋シート及び第四密封袋シートにも空気を充填して膨張させ、さらに第二密封袋シートと第四密封袋シートを第三密封袋シートに向かって折り曲げて略Ｕ字形を形成し、続いて密封袋シートの補助密封袋２３，３３，４３を密封袋シートの主密封袋２１，３１，４１に向かって折り曲げ、密封袋シートの側面密封袋２２，３２，４２が密封袋シートの主密封袋に対してほぼ垂直を成すようにして物品を挟持する。
【選択図】図１

Description

本発明は空気密封体に関し、特に、多段挟持式空気密封体に関する。

現在物品を包装するとき、気泡シートや発泡スチロールを利用して被包装物を包覆することが多いが、緩衝効果に優れなかったり、環境汚染を引き起こしたり、といった問題がある。
気泡シートと発泡スチロールの欠点を解決するため、樹脂フィルムを材料として成る気体包装袋が開発されており、加熱溶着で密封された状態の密封袋を形成し、且つ、空気充填に用いる空気充填口を設け、気体を空気充填口から密封袋に充填した後、気体包装袋を内部包装緩衝材として用いることができる。

図８に示すように、気体包装袋Ａ１０は複数の密封袋Ａ１１から構成され、複数の密封袋Ａ１１は第一壁面Ａ１２と第二壁面Ａ１３を備え、第一壁面Ａ１２と第二壁面Ａ１３の両側に溶着部Ａ１４を設け、加熱溶着により溶着部Ａ１４を溶着して第一壁面Ａ１２と第二壁面Ａ１３の間に収容空間Ａ１６を形成し、被包装物をこの気体包装袋Ａ１０の収容空間Ａ１６内に入れることができ、例えば米国特許第７０００７６７号がその例である。

図９に示すように、気体包装袋Ａ１０は複数の密封袋Ａ１１から構成され、複数の密封袋Ａ１１は複数の折り曲げ点Ａ１６を備え、これら折り曲げ点Ａ１６により密封袋Ａ１１を折り曲げて第一壁面Ａ１２と第二壁面Ａ１３を形成し、且つ、第一壁面Ａ１２と第二壁面Ａ１３の間に収容空間Ａ１５を形成して被包装物をこの気体包装袋Ａ１０の収容空間Ａ１５内に入れることができ、例えば台湾特許公告第Ｍ２７８６５９号がその例である。

しかしながら、上述の２種類の気体包装袋は同一サイズの被包装物を包装できるだけであり、異なる形状、大きさの被包装物で同一の気体包装袋を共用して包装を行うことはできない。
また、サイズが異なる外箱に適用することもできないため、使用上かなり不便である。
さらに、異なるサイズの気体包装袋を製造するためには、異なる生産ラインを使用して製造を行なうか、生産ラインのプロセスを変える必要があり、気体包装袋の製造コストが増加するほか、プロセスの変更で大幅に生産効率が低下してしまう。
ここから分かるように、いかに気体包装袋の構造を改良し、異なる形状、大きさの被包装物に同一の気体包装袋を共用でき、且つサイズが異なる外箱に使用できるようにすると同時に、気体包装袋の製造コストを抑えるかが、本発明の発明者及び関連技術領域に従事する者が改善を図ることが課題となっている。

上述に鑑みて、本発明の目的は、異なる形状、大きさの被包装物に共用でき、且つサイズが異なる外箱にも使用できるようにすると同時に、気体包装袋の製造コストを抑えた、多段挟持式空気密封体を提供することにある。

本発明の多段挟持式空気密封体は、複数の第一密封袋を含む第一密封袋シートと、前記第一密封袋シートに相通された少なくとも１つの第二密封袋シートと、第二密封袋シートに相通された第三密封袋シートと、前記第三密封袋シートに相通された少なくとも１つの第四密封袋シートを含み、そのうち、前記第二密封袋シートが複数の第二主密封袋と、複数の第二主密封袋の両側に配置された複数の第二側面密封袋及び複数の第二補助密封袋を含み、前記各第二側面密封袋と少なくとも１つの第二補助密封袋が相通され、且つ、複数の第二主密封袋から距離が遠い第二補助密封袋ほどその長さが長いものとし、前記第三密封袋シートが複数の第三主密封袋と、前記複数の第三主密封袋の両側に配置された複数の第三側面密封袋及び複数の第三補助密封袋を含み、前記各第三側面密封袋と少なくとも１つの第三補助密封袋が相通され、複数の第三主密封袋から距離が遠い第三補助密封袋ほどその長さが長いものとし、前記第四密封袋シートが複数の第四主密封袋と、前記複数の第四主密封袋の両側に配置された複数の第四側面密封袋及び複数の第四補助密封袋を含み、前記各第四側面密封袋と少なくとも１つの第四補助密封袋が相通され、複数の第四主密封袋から距離が遠い第四補助密封袋ほどその長さが長いものとする。

本発明は上述の構造のうち、前記第二密封袋シートと第四密封袋シートを前記第三密封袋シートに向かって折り曲げ、第二密封袋シート、第三密封袋シート及び第四密封袋シートの補助密封袋を主密封袋に向かって折り曲げて、第二密封袋シート、第三密封袋シート及び第四密封袋シートの側面密封袋が主密封袋に対して略垂直を呈するようにして物品を挟持し、これにより異なる形状、大きさの物品を挟持して多面緩衝効果を達し、且つ、第一密封袋シート、第二密封袋シート、第三密封袋シート及び第四密封袋シートを折り曲げることで物品を異なる大きさの外箱に収納することができる。

以下図面を参照しながら本発明の最良の実施の形態及びその効果について詳細に説明する。

図１、図２、図３Ａ及び図３Ｂに本発明の実施例１を示す。図１は空気充填前の平面図、図２は空気充填後の断面図、図３Ａは空気充填後の立体図１、図３Ｂは空気充填後の立体図２である。

多段挟持式空気密封体は、第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０、第四密封袋シート４０を含む。

第一密封袋シート１０は複数の第一密封袋１１と空気充填路１２を含み、そのうち、空気充填路１２は複数の第一密封袋１１の側辺部に配置され、気体を複数の第一密封袋１１に充填するために用いられる。このほか、第一密封袋シート１０はさらに空気充填路１２と複数の第一密封袋１１を連通させるために用いる接続逆止弁１３を備え、空気充填路１２の気体が接続逆止弁１３を介して複数の第一密封袋１１に充填され、且つ、接続逆止弁１３が複数の第一密封袋１１を封鎖し、複数の第一密封袋１１内の気体が外部に洩れ出ないようにする。

２つの第二密封袋シート２０は前記第一密封袋シート１０の片側に順に接続され、且つ、第一密封袋シート１０と相通される。各第二密封袋シート２０は複数の第二主密封袋２１、複数の第二側面密封袋２２及び複数の第二補助密封袋２３を含み、そのうち、複数の第二側面密封袋２２は複数の第二主密封袋２１の両側に配置され、複数の第二主密封袋２１からの距離が遠い第二側面密封袋２２ほどその長さが短いものとし、複数の第二補助密封袋２３も複数の第二主密封袋２１の両側に配置され、複数の第二主密封袋２１からの距離が遠い第二補助密封袋２３ほどその長さが長いものとし、各第二側面密封袋２２と少なくとも１つの第二補助密封袋２３が相通され、且つ、相通された第二補助密封袋２３と第二側面密封袋２２の長さの総和が第二主密封袋２１の長さとほぼ等しいものとする。

第三密封袋シート３０は前記第二密封袋シート２０の片側に接続され、且つ、第二密封袋シート２０と相通される。第三密封袋シート３０は、複数の第三主密封袋３１、複数の第三側面密封袋３２及び複数の第三補助密封袋３３を含み、そのうち、複数の第三側面密封袋３２は複数の第三主密封袋３１の両側に配置され、複数の第三主密封袋３１からの距離が遠い第三側面密封袋３２ほどその長さが短いものとし、複数の第三補助密封袋３３は複数の第三主密封袋３１の両側に配置され、複数の第三主密封袋３１からの距離が遠い第三補助密封袋３３ほどその長さが長いものとし、各第三側面密封袋３２と少なくとも１つの第三補助密封袋３３が相通され、且つ、相通された第三補助密封袋３３と第三側面密封袋３２の長さの総和が第三主密封袋３１の長さとほぼ等しいものとする。さらに、第三補助密封袋３３を第二補助密封袋２３に接続し、且つ、第二補助密封袋２３と相通させる。

３つの第四密封袋シート４０は前記第三密封袋シート３０の片側に順に接続され、且つ、第三密封袋シート３０と相通される。各第四密封袋シート４０は複数の第四主密封袋４１、複数の第四側面密封袋４２及び複数の第四補助密封袋４３を含み、そのうち、複数の第四側面密封袋４２は複数の第四主密封袋４１の両側に配置され、複数の第四主密封袋４１からの距離が遠い第四側面密封袋４２ほどその長さが短いものとし、複数の第四補助密封袋４３は複数の第四主密封袋４１の両側に配置され、複数の第四主密封袋４１からの距離が遠い第四補助密封袋４３ほどその長さが長いものとし、各第四側面密封袋４２と少なくとも１つの第四補助密封袋４３が相通され、且つ、相通された第四補助密封袋４３と第四側面密封袋４２の長さの総和が第四主密封袋４１の長さとほぼ等しいものとする。さらに、第四補助密封袋４３を第三側面密封袋３２に接続し、且つ、第三側面密封袋３２と相通させる。

上述の第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０、第四密封袋シート４０は２枚の外膜２ａと２ｂを加熱溶着で接着して形成し、空気充填路１２も加熱溶着で２枚の外膜２ａと２ｂを接着して形成することができる。このほか、接続逆止弁１３は加熱溶着で２枚の内膜１ａと１ｂを接着して形成し、２枚の内膜１ａと１ｂは２枚の外膜２ａと２ｂの間に位置し、且つ加熱溶着で加熱溶着点２ｃを形成し、外膜２ａと内膜１ａ、外膜２ｂと内膜１ｂを接着する。２枚の内膜１ａと１ｂの間に耐熱材料１ｃを塗布した後、加熱溶着を経て相互に接着されない２枚の内膜１ａと１ｂの間に複数の空気注入口２ｅを形成し、且つ、各空気注入口２ｅは各第一密封袋１１に対応するものとする。このほか、各空気注入口２ｅは気体通路１４に接続され、気体通路１４の末端に阻隔部１５が設けられる。そのうち、気体通路１４は２枚の内膜１ａと１ｂの間に耐熱材料１ｃを塗布した後、加熱溶着を経て２枚の内膜１ａと１ｂを接着して２枚の内膜１ａと１ｂの間に形成される。空気充填口１２ａに進入した気体により空気充填路１２が膨張された後、２枚の外膜２ａと２ ｂ、２枚の内膜１ａと１ｂが外側に向かって開かれて空気注入口２ｅが開かれ、気体が気体通路１４に沿って第一密封袋１１に進入し、空気が充填されて第一密封袋１１が膨張し、且つ、阻隔部１５により第一密封袋１１内の気体が気体通路１４に沿って逆流するのが防止される。第一密封袋１１に空気が充填されて膨張すると、第一密封袋１１の気体の内部圧力が２枚の内膜１ａと１ｂを圧迫して外膜２ａまたは２ｂ（構造の違いに基づき、２枚の内膜１ａと１ｂは外膜２ａまたは２ｂに貼り付かせず、密封袋２０内に懸掛させてもよい）に緊密に押し当てられ、気体通路１４を覆って第一密封袋１１を密閉し、第一密封袋１１内の気体が外部に洩れ出ないようにする効果を達することができる。

本発明の構造に基づき、第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０及び第四密封袋シート４０間に複数の折り曲げ点５を設け、第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０及び第四密封袋シート４０を複数の折り曲げ点５に沿って折り曲げて概ねＵ字形を呈するようにし、物品９を挟持して緩衝保護を提供することができる。
このほか、第二側面密封袋２２と第二補助密封袋２３の間、第三側面密封袋３２と第三補助密封袋３３の間、第四側面密封袋４２と第四補助密封袋４３の間等の位置に複数の折り曲げ部６を設けてもよい。

続いて図３Ａと図３Ｂに本発明の実施例１を示す。図３Ａは空気充填後の立体図１、図３Ｂは空気充填後の立体図２である。
本発明の多段挟持式空気密封体は空気を充填して膨張させた後、まず複数の折り曲げ点５に沿って折り曲げ、第一密封袋シート１０と第二密封袋シート２０を第三密封袋シート３０に対してほぼ垂直に、第四密封袋シート４０を第三密封袋シート３０に対してほぼ垂直にそれぞれ折り曲げてＵ字形を形成し、さらに複数の折り曲げ部６に沿って折り曲げ、第二補助密封袋２３、第三補助密封袋３３、第四補助密封袋４３を第二主密封袋２１、第三主密封袋３１、第四主密封袋４１に向かって折り曲げ、第二側面密封袋２２、第三側面密封袋３２、第四側面密封袋４２が第二主密封袋２１、第三主密封袋３１、第四主密封袋４１にほぼ垂直になるようにし、第三密封袋シート３０の複数の第三主密封袋３１と複数の第三側面密封袋３２で物品９を挟持し、第一密封袋シート１０と第二密封袋シート２０で物品９の片側を挟持し、さらに第四密封袋シート４０で物品９の反対側を挟持して物品９に多面緩衝を提供する効果を発揮することができる。

図４に本発明の実施例１を折り曲げたときの立体図を示す。
使用者は複数の折り曲げ部６に沿って折り曲げ、第三密封袋シート３０から距離が遠い第四密封袋シート４０の第四補助密封袋４３を第四主密封袋４１に向かって折り曲げ、第三密封袋シート３０から距離が最も遠い第四密封袋シート４０を第三密封袋シート３０に対してほぼ平行にし、蓋体状を形成して物品９の第三密封袋シート３０に相対する側辺の反対側を挟持させることができる。
このほか、使用者はまた複数の折り曲げ部６に沿って折り曲げ、第三密封袋シート３０から距離が遠い第二密封袋シート２０の第二補助密封袋２３を第二主密封袋２１に向かって折り曲げ、第一密封袋シート１０を複数の折り曲げ点５に沿って折り曲げて、第一密封袋シート１０を第三密封袋シート３０に対してほぼ平行にし、蓋体状を形成して物品９の第三密封袋シート３０二層雄対する側辺の反対側を挟持させることができる。

図５Ａ、図５Ｂ、図６に本発明の実施例１の使用例を示す。図５Ａに折り曲げた後物品を包覆した状態の立体図１、図５Ｂに折り曲げた後物品を包覆した状態の立体図２、図６に物品を包覆した状態の立体図をそれぞれ示す。
第一密封袋シート１０と第四密封袋シート４０を折り曲げて蓋体状を形成した場合、比較的小さい外箱８内に入れて運搬することができ、折り曲げずに蓋体を形成しない場合、比較的大きい外箱８内に入れて運搬することができ、これにより使用者は包装の必要性に基づき第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０、第四密封袋シート４０を折り曲げ、異なるサイズの外箱８内に入れることができる。

図７に本発明の実施例２に空気を充填する前の平面図を示す。
第一密封袋シート１０の複数の第一密封袋１１上にも複数の折畳み部７を設置し、第一密封袋シート１０を複数の折畳み部７に沿って折り曲げることができるようにしてもよく、そのうち、折畳み部７は加熱溶着で２枚の外膜２ａと２ｂを接着して形成することができ、また加熱溶着で２枚の外膜２ａと２ｂ、２枚の内膜１ａと１ｂを接着して形成してもよい。このほか、各第四側面密封袋４２の両端を第四補助密封袋４３とそれぞれ相通させ、且つ、相通された第四補助密封袋４３と第四側面密封袋４２の長さの総和が第四主密封袋４１の長さとほぼ等しいようにすることもできる。

本発明は異なる形状、大きさの物品９を挟持して多面緩衝を提供する効果を達することができ、且つ、第一密封袋シート１０、第二密封袋シート２０、第三密封袋シート３０、第四密封袋シート４０を折り曲げて物品を異なる大きさの外箱８に収納することもできる。本発明により生産ラインの製造フローを簡単にできるだけでなく、製造時の生産効率を向上することもでき、包装時には異なるサイズの空気密封体を準備する必要なく、異なる形状、サイズの物品９で同一の空気密封体を共用し、且つ異なるサイズの外箱８内に入れて運搬することもできるため、生産プロセスまたは包装プロセスのいずれにおいてもコストを抑えるという目的を達することができる。

本発明の最良の実施例において、上述の説明で開示した内容は２つの第二密封袋シート２０と３つの第四密封袋シート４０を例としているが、これは本発明が２つの第二密封袋シート２０と３つの第四密封袋シート４０しか設置できないと制限するものではなく、実際の必要に応じて第二密封袋シート２０と第四密封袋シート４０の数量を決定できることをここで述べておく。

本発明の技術内容は上述の最良の実施例を以って開示したが、上述の説明は本発明を制限するものではなく、関連技術を熟知する者であれば本発明の要旨を逸脱せずに変更や修飾が可能であり、それらはすべて本発明の範疇内に含まれるものとする。このため、本発明の保護範囲は特許請求の範囲において定める通りとする。

本発明の実施例１の空気充填前の平面図である。 本発明の実施例１の空気充填後の断面図である。 本発明の実施例１の空気充填後の立体図１である。 本発明の実施例１の空気充填後の立体図２である。 本発明の実施例１を折り曲げたときの立体図である。 本発明の実施例１を折り曲げた後に物品を包覆した状態の立体図１である。 本発明の実施例１を折り曲げた後に物品を包覆した状態の立体図２である。 本発明の実施例１で物品を包覆した状態の立体図である。 本発明の実施例２に空気を充填する前の平面図である。 従来の気体包装袋の立体図である。 別の従来の気体包装袋の立体図である。

符号の説明

Ａ１０ 気体包装袋
Ａ１１ 密封袋
Ａ１２ 第一壁面
Ａ１３ 第二壁面
Ａ１４ 溶着部
Ａ１５ 収容空間
Ａ１６ 折り曲げ点
１ａ／１ｂ 内膜
１ｃ 耐熱材料
２ａ／２ｂ 外膜
２ｃ 加熱溶着點
２ｅ 空気注入口
１０ 第一密封袋シート
１１ 第一密封袋
１２ 空気充填路
１２ａ 空気充填口
１３ 接続逆止弁
１４ 気体通路
１５ 阻隔部
２０ 第二密封袋シート
２１ 第二主密封袋
２２ 第二側面密封袋
２３ 第二補助密封袋
３０ 第三密封袋シート
３１ 第三主密封袋
３２ 第三側面密封袋
３３ 第三補助密封袋
４０ 第四密封袋シート
４１ 第四主密封袋
４２ 第四側面密封袋
４３ 第四補助密封袋
５ 折り曲げ点
６ 折り曲げ部
７ 折畳み部
８ 外箱
９ 物品

Claims (14)

1. 多段挟持式空気密封体であって、複数の第一密封袋を含む第一密封袋シートと、前記第一密封袋シートに相通された少なくとも１つの第二密封袋シートと、前記第二密封袋シートと相通された第三密封袋シートと、前記第三密封袋シートと相通された少なくとも１つの第四密封袋シートを含み、そのうち、前記第二密封袋シートが複数の第二主密封袋と、前記複数の第二主密封袋の両側に配置された複数の第二側面密封袋と複数の第二補助密封袋を含み、各前記第二側面密封袋と少なくとも１つの前記第二補助密封袋が相通され、前記複数の第二主密封袋からの距離が遠い前記第二補助密封袋ほどその長さが長いものとし、前記第三密封袋シートが複数の第三主密封袋と、前記複数の第三主密封袋の両側に配置された複数の第三側面密封袋と複数の第三補助密封袋を含み、各前記第三側面密封袋と少なくとも１つの前記第三補助密封袋が相通され、前記複数の第三主密封袋からの距離が遠い前記第三補助密封袋ほどその長さが長いものとし、前記第四密封袋シートが複数の第四主密封袋と、前記複数の第四主密封袋の両側に配置された複数の第四側面密封袋と複数の第四補助密封袋を含み、各前記第四側面密封袋と少なくとも１つの前記第四補助密封袋が相通され、前記複数の第四主密封袋からの距離が遠い前記第四補助密封袋ほどその長さが長いものとし、そのうち、前記第二密封袋シートと前記第四密封袋シートを前記第三密封袋シートに向かって折り曲げ、前記補助密封袋を前記主密封袋に向かって折り曲げて、前記側面密封袋が前記主密封袋に対してほぼ垂直を成し、物品を挟持することを特徴とする、多段挟持式空気密封体。
2. 前記第一密封袋の側辺部に気体を前記複数の第一密封袋に注入するために用いる空気充填路を設けたことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
3. 前記空気充填路と前記複数の第一密封袋を連通させるための接続逆止弁を含み、前記空気充填路の気体が前記接続逆止弁を経由して前記複数の第一密封袋に注入され、且つ、前記接続逆止弁により前記複数の第一密封袋を封鎖し、前記複数の第一密封袋内の気体が外部に洩れ出ないように構成したことを特徴とする、請求項２に記載の多段挟持式空気密封体。
4. 前記接続逆止弁が、２枚の内膜と、前記複数の第一密封袋に対応する複数の空気注入口を含み、前記２枚の内膜の間に耐熱材料を塗布し、前記複数の空気注入口が加熱溶着手段により前記２枚の内膜を接着し、前記耐熱材料が塗布された箇所に形成されることを特徴とする、請求項３に記載の多段挟持式空気密封体。
5. 前記接続逆止弁がさらに前記複数の空気注入口に接続された複数の気体通路を含むことを特徴とする、請求項４に記載の多段挟持式空気密封体。
6. 前記接続逆止弁がさらに前記気体通路の末端に位置する複数の阻隔部を含むことを特徴とする、請求項５に記載の多段挟持式空気密封体。
7. 前記密封袋シートの間に位置する複数の折り曲げ点を含むことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
8. 前記側面密封袋と前記補助密封袋の間に位置する複数の折り曲げ部を含むことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
9. 前記複数の第一密封袋上に位置する複数の折畳み部を含むことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
10. 前記第二補助密封袋と前記第三補助密封袋とを相通したことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
11. 前記第三補助密封袋と前記第四補助密封袋とを相通したことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
12. 前記密封袋シートが加熱溶着手段により２枚の外膜を接着して形成された気体を貯蔵できる空間であることを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
13. 前記第二密封袋シートを２つ用い、前記第一密封袋シートと前記第二密封袋シートを折り曲げて前記第一密封袋シートが前記第三密封袋シートとほぼ平行を成すことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。
14. 前記第四密封袋シートを３つ用い、前記第四密封袋シートを折り曲げて、前記第三密封袋シートから距離が最も遠い前記第四密封袋シートが前記第三密封袋シートとほぼ平行を成すことを特徴とする、請求項１に記載の多段挟持式空気密封体。

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