JP2009051101A - テープ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープ排出口から強制的に排出されたテープ片の飛散を防止し、これを確実に回収することができるテープ処理装置を提供する。
【解決手段】本発明のテープ処理装置1は、装置ケース4に形成したテープ排出口42と、装置ケース4内からテープ排出口42に近接して臨み、印刷テープTの処理済み部分をテープ排出口42に送り込んだ状態で切断するテープ切断手段と、テープ切断手段により切断された処理済み部分であるテープ片Aを、テープ排出口42から強制的に排出するテープ排出手段と、外部からテープ排出口42に臨むように装置ケース4の外面に着脱自在に設けられ、テープ排出手段によりテープ排出口42から強制的に排出されたテープ片Aを受ける飛散防止ケース3と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷済み部分であるテープ片をテープ排出口から強制的に排出するテープ処理装置に関するものである。
従来、この種のテープ処理装置として、テープ排出機構を有するテープ印刷装置が知られている(特許文献1参照)。このテープ排出機構は、印刷処理後に切断されたテープ片を装置外部に弾き出す排出ローラと、排出ローラを回転させるモータと、モータの動力を排出ローラに伝達する動力伝達機構と、テープ片を排出ローラの間に挟み込む排出補助ローラとを有している。この場合、排出ローラと排出補助ローラとでテープ片を挟み込んだ状態で、モータにより排出ローラを回転させると、テープ片は、排出ローラの回転力で先方へ弾かれるようにしてテープ排出口から強制的に排出される。
特開2002−16709号公報
このような従来のテープ印刷装置では、印刷処理後のテープ片がテープ排出口から勢いよく排出される構造であるため、短いテープ片を作成した場合等ではテープ排出口から排出されたテープ片が周囲に飛散してしまい、テープ片を紛失するなどの問題があった。特に、連番印刷等では、テープ片を紛失すると該当番号のテープ片を再度作成する必要が生ずる。
本発明は、テープ排出口から強制的に排出されたテープ片の飛散を防止し、これを確実に回収することができるテープ処理装置を提供することをその課題としている。
本発明のテープ処理装置は、装置ケースに形成したテープ排出口と、装置ケース内からテープ排出口に近接して臨み、テープの処理済み部分をテープ排出口に送り込んだ状態で切断するテープ切断手段と、テープ切断手段により切断された処理済み部分であるテープ片を、テープ排出口から強制的に排出するテープ排出手段と、外部からテープ排出口に臨むように装置ケースの外面に着脱自在に設けられ、テープ排出手段によりテープ排出口から強制的に排出されたテープ片を受ける飛散防止ケースと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、強制的に排出された処理後のテープ片は、テープ排出口の外側に装着した飛散防止ケース内に衝突してこれに収容される。このため、テープ片が周辺に飛散することなく、排出されたテープ片を簡単に回収することができる。また、飛散防止ケースは、装置ケースに着脱自在に設けられているため、長いテープ片を作成するとき等の不要なときには、取り外しておくことができる。
この場合、装置ケースの一部に設けられ、装置ケースから離脱させた飛散防止ケースを収容するケース収容部を、更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、飛散防止ケースを使用しない場合、これをケース収容部に収容しておくことで、飛散防止ケースが邪魔になることがなく、且つ飛散防止ケースの紛失を有効に防止することができる。
これらの場合、装置ケースは、テープ排出口を囲うように一対のフック状係止部を有し、飛散防止ケースは、フック状係止部に端部からスライド装着可能な一対のフック部を有していることが、好ましい。
この構成によれば、U字状のフック状係止部と装置ケースのフック部とをスライドにより着脱することができるため、飛散防止ケースを簡単に着脱することができる。また、使用時に飛散防止ケースが外れることがなく、確実にテープ片を回収することができる。
これらの場合、作成されるテープ片が、飛散防止ケースの奥行きより長いか否かを判別する判別手段と、判別手段が長いと判別した場合に、飛散防止ケースが不要である旨報知する報知手段と、を更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、入力・編集の結果、飛散防止ケースに収まらない長いテープ片を作成することになる場合、報知により、ユーザに対し飛散防止ケースが不要であることを認識させることができる。
本発明のテープ処理装置は、装置ケースに形成したテープ排出口と、装置ケース内からテープ排出口に近接して臨み、長尺のテープの処理済み部分をテープ排出口に送り込んだ状態で切断するテープ切断手段と、テープ切断手段により切断された処理済み部分であるテープ片を、テープ排出口から強制的に排出するテープ排出手段と、テープ排出口の排出方向先方に臨む飛散防止位置と、テープ排出口から退避して装置ケースに添接する退避位置との間で、装置ケースに対し移動自在に取り付けられ、飛散防止位置で、テープ排出手段によりテープ排出口から強制的に排出されたテープ片を受ける邪魔板部材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、強制的に排出されたテープ片は、飛散防止位置にある邪魔板部材に衝突して邪魔板部材の直下に落下し集積する。このため、テープ片が周辺に飛散することなく、テープ片を簡単に回収することができる。
この場合、邪魔板部材は、装置ケースに対し、飛散防止位置と退避位置との間でスライド自在に構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、邪魔板部材は、装置ケースに付設されているため、邪魔板部材の紛失を防止することができる。また、邪魔板部材は、飛散防止位置と退避位置との間でスライド自在であるため、簡単な操作でこれを移動させることができる。
これらの場合、作成されるテープ片が、テープ排出口と邪魔板部材との離間寸法より長いか否かを判別する判別手段と、判別手段が長いと判別した場合に、飛散防止ケースが不要である旨報知する報知手段と、を更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、入力・編集の結果、魔板部材につかえてしまう長いテープ片を作成することになる場合、報知により、ユーザに対し飛散防止ケースが不要であることを認識させることができる。
これらの場合、テープに対する処理が、テープへの印刷であることが、好ましい。
この構成によれば、作成したテープ片(ラベル)を紛失することなく、簡単に回収することができるテープ印刷装置を提供することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の第1実施形態に係るテープ処理装置であるテープ印刷装置について説明する。このテープ印刷装置は、印刷テープに印刷処理を行った後、印刷テープの印刷済み部分を切断してテープ片(ラベル)を作成するものである。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、印刷テープTに対して印刷を行う装置本体2と、印刷テープTおよびインクリボンRを収容し、装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCと、装置外部に強制的に排出されるラベル(テープ片)Aを受ける飛散防止ケース3と、を備えている。
装置本体2は、くさび形状を模した略方形の装置ケース4により外殻が形成されており、装置ケース4の前半部上面には、各種キー5を備えたキーボード6が配設されている。装置ケース4の後半部上面には、広く開閉蓋7が設けられ、開閉蓋7の左上面には、テープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓8が形成されている。また、開閉蓋7の右上面には、キーボード6からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ9が組み込まれている。開閉蓋7の前側には、これを開放する蓋体開放ボタン10が設けられている。一方、装置ケース4の左側面には、ハーフカットモード時に点灯するハーフカットランプ11、電源ランプ12およびパーソナルコンピュータ接続時に点灯するPCリンクランプ13が配設されている。さらに、電源供給のための電源供給口と、図外のパソコン等の外部装置に接続するためのコネクタと、が装置ケース4の右側面に配設されている(共に図示省略)。
蓋体開放ボタン10を押して開閉蓋7を開放すると、その内部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部が窪入形成されている。特に図示はしないが、カートリッジ装着部には、その隅部に、複数のマイクロスイッチ等で構成されたテープ識別センサ22が配設され、テープカートリッジCに搭載した印刷テープTの種別(テープ幅やテープ色等)を検出する。
カートリッジ装着部には、テープカートリッジCの矩形開口部に臨むように、発熱素子を有するサーマルヘッド31が設けられている。テープカートリッジCを装着すると、サーマルヘッド31が、印刷テープTおよびインクリボンRを挟んで、テープカートリッジCに設けられたプラテンローラ32に当接し、印刷待機状態となる。
図2に示すように、テープカートリッジCは、上下2分割構造のカートリッジケース33に、印刷テープT、インクリボンRおよびプラテンローラ32を収容して、構成されている。印刷テープTは、裏面に粘着剤が塗着された記録テープT1と、粘着剤を介して記録テープT1に貼付された剥離テープT2と、から構成されており、剥離テープT2を内側にしてロール状に巻回された状態で、カートリッジケース33に収容されている。
電源スイッチをONにすると共に、ディスプレイ9を参照しながらキーボード6を操作して、所望の文字などを入力した後、キーボード6上で印刷を指令する。そして、送りモータ41(図3参照)やギヤ列等で構成された動力伝達機構(図示省略)により印刷テープTおよびインクリボンRを送りながら、印刷テープTの記録テープT1上に印刷処理(インクリボンRから印刷テープTへのインクの感熱転写)を行う。
図3に示すように装置ケース4の左側部には、カートリッジ装着部と装置外部とを連通するテープ排出口42が装置外部に向かって拡開する形状に形成されており、このテープ排出口42に臨んで、後述する印刷テープTを切断してラベルAを作成するカッタユニット43と、切断後のラベルAを強制的に装置外部に排出するテープ排出機構61と、が内蔵されている。
カッタユニット43は、印刷テープTを切り離すように切断するフルカット機構44と、印刷テープTの記録テープT1のみをカットするハーフカット機構45と、を備えており、装置ケース4の外側に向かってフルカット機構44およびハーフカット機構45の順で配設されている。フルカット機構44は、印刷テープTを切断するハサミ形式のフルカッタ46と、駆動源となるフルカッタモータ47とで構成されている。ハーフカット機構45は、スライドカット形式のハーフカッタ48と、印刷テープTを挟んでハーフカッタ48に対峠するテープ受け板49と、駆動源となるハーフカッタモータ50とで構成されている。
テープ排出機構61は、ラベルAに摺接してラベルAを装置外部に弾き出す排出ローラ62と、排出ローラ62を回転させる動力伝達機構と、排出ローラ62と平行に対峠し、上下の中間部分をくびれ形状とした排出補助ローラ64とを備えている。そして、テープ排出機構61の駆動源は、フルカット機構44のフルカッタモータ47が兼用しており、フルカット機構44が一連の切断動作を行う間、排出ローラ62が回転して排出動作を行う。
印刷されながらプラテンローラ32によってテープ排出口42に向かって送られる印刷テープTは、ハーフカットする位置に達するとテープ送りが一時的に停止し、ハーフカット機構45により、印刷テープTの先端部にハーフカットが行われる(図3(a)参照))。続いて、再度印刷が開始され、印刷テープTがフルカット機構44の位置に達したところでテープ送りが再度停止する。ここで、フルカット機構44およびテープ排出機構61が駆動し、印刷テープTの印刷済み部分が切断される(図3(b)参照)と共に切断されたラベルAが、テープ排出口42を介して弾き出される(図3(c)参照)。
次に、図4を参照して、テープ印刷装置1の制御系の構成について説明する。テープ印刷装置1は、キーボード6およびディスプレイ9を有し、ユーザによる文字情報の入力や各種情報の表示等のインターフェースを司る操作部71と、テープ識別センサ22等の各センサを有し、各種検出を行う検出部72と、印刷送りモータ40および送りモータ41による紙送り動作に同期しながら、印刷を行う印刷処理部73と、ディスプレイドライバ81、ヘッドドライバ82、印刷送りモータドライバ83、送りモータドライバ84およびカットモータドライバ85を有する駆動部74と、フルカッタモータ47、フルカッタ46、ハーフカッタモータ50およびハーフカッタ48を有する切断部76と、これら各部と接続され、テープ印刷装置1全体を制御する制御部75と、から構成されており、キーボード6からの入力信号に基づき、制御部75が駆動部74を介してディスプレイ9および印刷処理部73を制御している。
制御部75は、CPU(Central Processing Unit)91と、ROM(Read Only Memory)92と、RAM(Random Access Memory)93と、IOC(Input Output Controller)94と、を備え、互いに内部バス95により接続されている。RAM93は、制御処理のための作業領域として使用され、入力された文字情報などを一時的に記憶し、テープ印刷装置1の電源をオフにされても記憶したデータを保存して置くように図外のバックアップ回路によって電力の供給を受けるようになっている。ROM92内には、CPU91が各種処理を実行するための制御プログラムが記憶されている。
具体的には、作成するラベルAが、飛散防止ケース3の奥行きあるいはテープ排出口42と邪魔板部材101との距離より長いか否かを判別する判別プログラム(判別手段)や、判別プログラムにより作成するラベルAが長いと判断した場合にユーザに対し報知する報知プログラム(報知手段)などが記憶されている(詳細は、後述する)。そして、CPU91は、ROM92内の各種制御プログラムに従って、IOC94を介してテープ印刷装置1の各部から各種信号・データを入力する。また、入力した各種信号・データに基づいてRAM93内のデータを処理し、IOC94を介してテープ印刷装置1内の各部に処理済のデータを出力し、これにより印刷処理の制御等を行う。
次に、図1、図5および図6を参照して、飛散防止ケース3について説明する。図5に示すように、飛散防止ケース3は、上記のテープ排出機構61により強制的に排出されたラベルAを、テープ排出口42の外側で受けるものであり、上面およびテープ排出口42側の面を除去した箱状のケース本体111と、ケース本体111のテープ排出口42側の端部を外側に折り曲げたフック部112と、で樹脂等により一体に形成されている。
ケース本体111は、飛散し易い比較的短めのラベルAを収容可能な奥行きを有し、テープ排出口42を外側から覆うように配設されている。フック部112は、飛散防止ケース3を後述するフック状係止部113に上側からスライド装着する部位であり、ケース本体111のテープ排出口42側の端部に沿って正面視「U」字状に形成され、且つ外側に屈曲してフランジ状に形成されている(図5参照)。なお、飛散防止ケース3を、透明或いは半透明の素材で形成し、収容されたラベルAが確認できるようにすることが好ましい。また、フック部112は、左右の2片で構成してもよい。
一方、装置ケース4の左側面には、飛散防止ケース3を装置ケース4に取り付けるためのフック状係止部113が突出形成されている。フック状係止部113は、テープ排出口42を中心に位置させて正面視「U」字状に形成されており、各部が内向きの断面「L」字状に形成されている。このフック状係止部113には、その上端から上記のフック部112がスライド係合することにより、装置ケース4に飛散防止ケース3が着脱自在に取り付けられている(図1および図5参照)。なお、フック状係止部113は、左右の2片で構成することも可能である。かかる場合には、各片の下端にストッパ部を設けておく。
また、図6に示すように、装置ケース4の背面には、フック状係止部113から取り外した飛散防止ケース3を収容するケース収容部114が形成されている。この場合、飛散防止ケース3は、そのフック部112を上にしてケース収容部114に引出し式で収容されるようになっており、ケース収容部114は、飛散防止ケース3の断面形状と相補的な形状の溝で構成されている。飛散防止ケース3をケース収容部114に差込み装着すると、フック部112の一部が装置ケース4の背面から僅かに突出する。したがって、このフック部112の一部を手掛かりとして、飛散防止ケース3をケース収容部114から引き出すようになっている。なお、本実施形態におけるケース収容部114は、装置ケース4の背面下部に形成されているが、飛散防止ケース3を収容することができればよく、その配設位置はいずれの位置でもよい。
ここで、図1、図5および図6を参照して、飛散防止ケース3の使用法について説明する。飛散防止ケース3を使用するときは、まずケース収容部114に収容されている飛散防止ケース3を引き出す(図6参照)。次に、装着姿勢となるように飛散防止ケース3を持ち替えると共に、フック状係止部113の端部に飛散防止ケース3のフック部112を位置合わせし、飛散防止ケース3をスライド挿入する。これにより、飛散防止ケース3のフック部112がフック状係止部113に係止され、飛散防止ケース3が飛散防止位置に配置される。なお、逆の手順で装置ケース4に対し飛散防止ケース3が係止解除され、ケース収容部114に収容される(図5参照)。
これにより、テープ排出口42を覆うように飛散防止ケース3が取り付けられ、強制的に排出されたラベルAは、飛散防止ケース3の端部壁に突き当たってこれに収容される。したがって、ラベルAの飛散を確実に防止することができ、且つラベルAを簡単に回収することができる。
一方、作成するラベルAが長くて、飛散防止ケース3に収まらない場合、制御部75は、所定の寸法(飛散防止ケース3の奥行き寸法)より長いと判断すると、上記のディスプレイ9に飛散防止ケース3が不要である旨、表示(報知)を行うようになっている。具体的には、ディスプレイ9上での印刷データの編集が終了し、印刷実行キーが押されると、作成するラベルAが飛散防止ケース3に収まる長さか否かが判別される。収まる場合には印刷が実行されるが、収まらない場合には、ディスプレイ9に「飛散防止ケースを外してください」のメッセージが表示される(図示省略)。ここでユーザは、飛散防止ケース3を取り外し、再度、印刷実行キーを押すことで印刷が実行される。
なお、上記のメッセージ表示に加えて、ブザーを鳴らすようにしてもよい。また、飛散防止ケース3の着脱を検出するセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて、メッセージ表示を行うようにしてもよい。このようにすれば、飛散防止ケース3が取り外されているにもかかわらず、メッセージ表示が為されてしまうのを回避することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るテープ印刷装置1について説明する。なお、重複する記載を避けるべく第1実施形態と異なる部分のみ記載する。このテープ印刷装置1では、第1実施形態の飛散防止ケース3に代えて、装置ケース4の側面に邪魔板部材101が設けられている。
図7および図8に示すように、邪魔板部材101は、テープ排出口42の正面にテープ排出口42から離間して臨み、排出してくるラベルAが突き当たるものであり、テープ排出口42に臨む飛散防止位置と、テープ排出口42から後方に退避して装置ケース4に添接する退避位置との間で、装置ケース4の側面に前後方向スライド自在に取り付けられている。邪魔板部材101は、樹脂等により略方形の板状に一体に形成されており、長辺方向の前端部にはスライド操作用の摘み部102が突設され、後端部には上下一対のストッパピン103が設けられている。
邪魔板部材101は、後述する装置ケース4の邪魔板収容部104に対し、上下の縁部および後の縁部を押さえられるようにして収容され、この状態から前方にスライドするように引き出される。両ストッパピン103が邪魔板収容部104の前端部に達すると、両ストッパピン103は、邪魔板収容部104の前端部に突き当たると共に、この前端部と協働して邪魔板部材101は、両ストッパピン103を中心に僅かに外側に回動する。なお、逆の手順で邪魔板部材101は邪魔板収容部104に収容される。
一方、装置ケース4の左側面には、邪魔板部材101を装置ケース4に取り付けるための邪魔板収容部104が突設されている。邪魔板収容部104は、テープ排出口42から後方に外れた位置に配設されており、テープ排出口42に向かって横「U」字状に形成されている。邪魔板収容部104は、各部が内向きの断面「L」字状に形成され、前端部には、上記の両ストッパピン103が突き当たると共に邪魔板部材101の抜止めとして機能する一対の当設部位105が形成されている。また、邪魔板収容部104の前端部内側には、一対の切欠き部106が形成され、各切欠き部106は邪魔板部材101の上下の端を越える位置まで切り欠かれている。この一対の切欠き部106により、両ストッパピン103が当設部位105に突き当たる位置まで移動した邪魔板部材101の、外側への回動(角度30°程度)が許容される。
なお、両ストッパピン103を平板状とし、邪魔板収容部104の前端部に設けた傾斜部に乗り上げるようにしてもよい。このようにすれば、スライド操作の終端で、邪魔板部材101を所定の角度回動させることができ、飛散防止位置に移動した邪魔板部材101の姿勢を安定させることができる。
また、第1実施形態と同様に、作成するラベルAが長くて、邪魔板部材101とテープ排出口42との離間寸法を越える(収まらない)場合、制御部75は、所定の寸法(上記の離間寸法)より長いと判断すると、上記のディスプレイ9に邪魔板部材101が不要である旨、表示(報知)を行うようになっている。詳細は、第1実施形態の記載に譲るが、この場合には、「邪魔板を収納してください」のメッセージが表示される(図示省略)。
このように、テープ排出口42に臨むように邪魔板収容部104を設けることにより、テープ排出口42から強制的に排出されたラベルAは、邪魔板部材101に衝突して落下するため、排出されたラベルAが飛散することがなく、ラベルAの紛失を有効に防止することができる。また、邪魔板部材101を装置ケース4と分離することなく、退避位置と飛散防止位置との間でスライドさせる構造であるため、邪魔板部材101を紛失することがなく、且つ邪魔板部材101が邪魔になることもない。
なお、本発明のテープ処理装置をテープ印刷装置に適用した場合について説明したが、本発明は、点字打刻装置やいわゆるカッティングプロッタ等に適用可能である。
テープ印刷装置の外観斜視図である。 テープカートリッジの外観斜視図である。 テープ排出口廻りの構造を表した模式図である。 テープ印刷装置の主制御系のブロック図である。 飛散防止ケースおよびフック状係止部の外観斜視図である。 テープ処理装置の斜め背面側から見た斜視図である。 第2実施形態にかかるテープ印刷装置の外観斜視図である。 邪魔板部材および邪魔板収容部の分解斜視図である。
符号の説明
1…テープ処理装置(テープ印刷装置) 3…飛散防止ケース 4…装置ケース 42…テープ排出口 101…邪魔板部材 112…フック部 113…フック状係止部 114…ケース収容部 A…ラベル(テープ片) T…テープ

Claims (8)

  1. 装置ケースに形成したテープ排出口と、
    前記装置ケース内から前記テープ排出口に近接して臨み、テープの処理済み部分を前記テープ排出口に送り込んだ状態で切断するテープ切断手段と、
    前記テープ切断手段により切断された前記処理済み部分であるテープ片を、前記テープ排出口から強制的に排出するテープ排出手段と、
    外部から前記テープ排出口に臨むように前記装置ケースの外面に着脱自在に設けられ、前記テープ排出手段により前記テープ排出口から強制的に排出された前記テープ片を受ける飛散防止ケースと、を備えたことを特徴とするテープ処理装置。
  2. 前記装置ケースの一部に設けられ、前記装置ケースから離脱させた前記飛散防止ケースを収容するケース収容部を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のテープ処理装置。
  3. 前記装置ケースは、前記テープ排出口を囲うように正面視「U」字状のフック状係止部を有し、
    前記飛散防止ケースは、前記フック状係止部に端部からスライド装着可能な一対のフック部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載のテープ処理装置。
  4. 作成される前記テープ片が、前記飛散防止ケースの奥行きより長いか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が長いと判別した場合に、前記飛散防止ケースが不要である旨報知する報知手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のテープ処理装置。
  5. 装置ケースに形成したテープ排出口と、
    前記装置ケース内から前記テープ排出口に近接して臨み、テープの処理済み部分を前記テープ排出口に送り込んだ状態で切断するテープ切断手段と、
    前記テープ切断手段により切断された前記処理済み部分であるテープ片を、前記テープ排出口から強制的に排出するテープ排出手段と、
    前記テープ排出口の排出方向先方に臨む飛散防止位置と、前記テープ排出口から退避して前記装置ケースに添接する退避位置との間で、前記装置ケースに対し移動自在に取り付けられ、前記飛散防止位置で、前記テープ排出手段により前記テープ排出口から強制的に排出された前記テープ片を受ける邪魔板部材と、を備えたことを特徴とするテープ処理装置。
  6. 前記邪魔板部材は、前記装置ケースに対し、前記飛散防止位置と退避位置との間でスライド自在に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のテープ処理装置。
  7. 作成される前記テープ片が、前記テープ排出口と邪魔板部材との離間寸法より長いか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段が長いと判別した場合に、前記邪魔板部材が不要である旨報知する報知手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項5または6に記載のテープ処理装置。
  8. 前記テープに対する処理が、前記テープへの印刷であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のテープ処理装置。
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