JP2009050549A - 乳房x線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム - Google Patents

乳房x線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】参照画像として用いる画像を自動的に表示して、参照画像を探し出す手間を省くことができるようにする。
【解決手段】乳房X線撮影装置によって撮影された画像を処理する画像処理装置20において、画像データ記憶部23aが、過去にX線撮影された画像を記憶し、撮影モード検出部24aが、撮影に際して選択される撮影モードを検出し、撮影モードを検出した場合に、参照画像表示部24dが、記憶している画像の中から撮影対象となる被検体の密着撮影画像を読み出し、読み出した密着撮影画像を撮影時の参照画像として表示する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムに関し、特に、拡大撮影やスポット撮影における参照画像の表示に関する。
従来、乳房X線撮影装置(「マンモグラフィー装置」とも呼ばれる)は、左右それぞれの乳房を撮影する通常の撮影(以下、「密着撮影」と呼ぶ)の他に、病変等が疑われる部分を拡大して撮影する拡大撮影や、病変等が疑われる部分を部分的に圧迫して撮影するスポット撮影など、各種の撮影モードで乳房の撮影を行うことが可能である(たとえば、特許文献1参照。)。
かかる乳房X線撮影装置を用いた検査では、通常、まずは密着撮影が行われ、その撮影画像において病変等が疑われる部分が見つかった場合に、改めて拡大撮影やスポット撮影が実施される。そして、拡大撮影やスポット撮影が行われる際には、ターゲットとなる部分を確実に撮影するため、過去に撮影された画像の中から同じ被険者(被検体)の密着撮影画像(密着撮影された画像)を事前に探し出して、参照画像として表示し、その参照画像を用いて、病変等が疑われる部分の位置を確認することが行われている。
特開2004−105746号公報
しかしながら、乳房X線撮影装置によって撮影された画像は、装置内部の記憶装置(たとえば、ハードディスクなど)や、乳房X線撮影装置に接続された画像処理装置の記憶装置などに全ての被険者のものがまとめて保存されている場合が多く、その量は膨大である。また、同じ被険者の画像であっても、過去に何度も撮影されているような場合には、時系列に大量の画像が保存されていることもある。そのため、拡大撮影やスポット撮影に際して、前述した参照画像を探しだすのに非常に手間がかかるという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、参照画像として用いる画像を自動的に表示して、参照画像を探し出す手間を省くことができる乳房X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置であって、過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手段と、前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手段と、前記撮影モード検出手段により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手段により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5記載の本発明は、被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置によって撮影された画像を処理する画像処理装置であって、過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手段と、前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手段と、前記撮影モード検出手段により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手段により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明は、被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置によって撮影された画像を処理する画像処理プログラムであって、過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手順と、前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手順と、前記撮影モード検出手順により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手順により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、5または6記載の本発明によれば、参照画像として用いる画像を自動的に表示して、参照画像を探し出す手間を省くことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る乳房X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る乳房X線撮影装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係る乳房X線撮影装置の構成を示す図である。同図に示すように、この乳房X線撮影装置は、撮影台装置10と、画像処理装置20とが接続されて構成される。
撮影台装置10は、被検体の乳房にX線を照射し、乳房を透過したX線を検出して画像を生成する装置であり、X線曝射装置11と、圧迫板12と、撮影台13とを有する。X線曝射装置11は、X線を発生するX線管を内部に備え、撮影台13の上に載置された乳房に向けてX線を曝射する装置である。
圧迫板12は、撮影時に被検体の乳房を圧迫するための乳房圧迫器であり、撮影モードに応じて着脱が可能となるように構成されている。図2は、圧迫板12の着脱を説明するための図である。同図に示すように、圧迫板12は、密着撮影時には圧迫板取り付け部14に取り付けられ、左右いずれかの方向へスライドさせることによって取り外しが可能となっている。この圧迫板12は、撮影モードごとにそれぞれ異なる形状のものが用意されており、スポット撮影時には、スポット撮影用の圧迫板が用いられる。
また、拡大撮影時には、圧迫板12の代わりに拡大撮影用の器具(以下、「拡大撮影用ユニット」と呼ぶ)が用いられる。図3は、拡大撮影用ユニット15の装着を説明するための図である。同図に示すように、拡大撮影用ユニット15は、2つの位置決めピン16を有しており、これら位置決めピン16が撮影台装置10の本体に設けられた位置決め孔17または18のいずれかに挿嵌されることによって、上下方向の異なる位置に装着される。なお、位置決め孔17および18は、2つの位置決めピン16に対応するようにそれぞれ2つずつ設けられているが、同図においては手前側の位置決め孔のみを図示している。
ここで、拡大撮影用ユニット15は、位置決めピン16が位置決め孔17に挿嵌された場合には、拡大率2.0倍の撮影を行うのに適した高さに位置決めされ、位置決めピン16が位置決め孔18に挿嵌された場合には、拡大率1.5倍の撮影を行うのに適した高さに位置決めされるように設けられている。いずれの高さに拡大撮影用ユニット15を位置決めするかは、拡大撮影時に操作者により選択される。
また、位置決め孔17および18には、拡大撮影用ユニット15が装着されたことを検知するためのセンサーが接続されており、このセンサーによって、拡大撮影用ユニット15が装着されたことが検知された場合には、撮影台装置10は、拡大撮影が行われることを画像処理装置20に対して通知する。
一方、前述した圧迫板取り付け部14にも、スポット撮影用の圧迫板が装着されたことを検知するためのセンサーが接続されており、このセンサーによって、スポット撮影用の圧迫板が装着されたことが検知された場合には、撮影台装置10は、スポット撮影が行われることを画像処理装置20に対して通知する。
図1にもどって、撮影台13は、撮影時に乳房を載置するための台であり、乳房を透過したX線を検出するための画像検出器(FPD;Flat Panel Detector)を内部に備えている。この画像検出器によって検出されたX線は、投影データに変換されて画像処理装置20に送信される。
画像処理装置20は、撮影台装置10の動作の制御や、撮影台装置10によって撮影された画像の処理を行う装置である。図4は、画像処理装置20の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、画像処理装置20は、操作部21と、モニタ部22と、記憶部23と、制御部24とを有する。
操作部21は、たとえばマウスやキーボードなどから構成され、撮影台装置10および画像処理装置20に対する各種操作を受け付けるための入力手段である。モニタ部22は、撮影台装置10によって生成された投影データに基づいて生成された各種画像や、操作部21によって各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などを表示するための出力手段である。
記憶部23は、制御部24によって行われる各種処理に必要なデータを記憶する記憶部であり、本発明に関するものとしては、画像データ記憶部23aを有する。画像データ記憶部23aは、撮影台装置10から送信された投影データから生成された画像を記憶する記憶部である。
なお、この画像データ記憶部23aには過去に撮影された全被検体の乳房の画像が記憶されており、各画像には、被験者の識別情報や撮影が行われた日時、撮影方向(ポジショニング)、撮影時に用いられた撮影条件などが設定された付帯情報が付与されていることとする。
制御部24は、撮影台装置10の動作や画像処理装置20全体の制御を行う処理部であり、本発明に関するものとしては、撮影モード検出部24aと、画像データ収集部24bと、表示制御部24cと、参照画像表示部24dと、拡大率表示部24eと、撮影画像表示部24fとを有する。
撮影モード検出部24aは、撮影台装置10からの通知に基づいて、実施される撮影モードを検出する処理部である。たとえば、撮影モード検出部24aは、撮影大装置10から拡大撮影が行われることが通知された場合には、撮影モードが拡大撮影であることを検出し、一方、スポット撮影が行われることが通知された場合には、撮影モードがスポット撮影であることを検出する。
画像データ収集部24bは、密着撮影や拡大撮影、スポット撮影などの各種撮影が行われた際に撮影台装置10から送信される投影データを受信し、受信した投影データから画像を生成して画像データ記憶部23aに記憶させるとともに、撮影が行われたことを表示制御部24cに対して通知する処理部である。
表示制御部24cは、操作部21によって受け付けられた各種操作や、撮影モード検出部24aにより検出された撮影モードに基づいて、各処理部を制御する処理部である。たとえば、表示制御部24cは、撮影モード検出部24aによって撮影モードが拡大撮影またはスポット撮影であることが検出された場合には、操作者によって撮影方向が指定されるのを待ち、操作部21によって撮影方向の指定が受け付けられると、参照画像表示部24dに対して、拡大撮影またはスポット撮影における参照画像をモニタ部22に表示するよう指示する。
また、表示制御部24cは、拡大撮影に際して、操作部21によって、参照画像に対する拡大撮影の対象範囲の指定が受け付けられた場合には、拡大率表示部24eに対して、指定された対象範囲の拡大撮影に必要な拡大率をモニタ部22に表示するよう指示する。また、表示制御部24cは、画像データ収集部24bから撮影が行われたことが通知されると、撮影画像表示部24fに対して、撮影画像をモニタ部22に表示するよう指示する。
参照画像表示部24dは、表示制御部24cによる制御のもと、参照画像をモニタ部22に表示する処理部である。具体的には、この参照画像表示部24dは、表示制御部24cから参照画像を表示するよう指示されると、画像データ記憶部23aにより記憶されている画像の中から、撮影対象となっている被検体の密着撮影画像であり、かつ、操作者から指定された撮影方向と同じ撮影方向で撮影されたものであり、さらにその中で、撮影時期が最も新しいものを読み出す(付帯情報に基づいて特定する)。なお、ここで撮影対象となっている被検体は、撮影前にあらかじめ操作者によって指定されていることとする。
そして、参照画像表示部24dは、読み出した密着撮影画像を参照画像としてモニタ部22に表示する。図5は、参照画像の表示の一例を示す図である。たとえば、同図に示すように、参照画像表示部24dは、モニタ部22の画像表示領域を左右に分割した場合、その左側に参照画像1を表示する。
なお、ここでは画像表示領域の左側に参照画像1を表示した例を示したが、参照画像1は必ずしも左側に表示する必要はなく、右側に表示するようにしてもよいし、たとえば、左側の乳房を撮影する場合は参照画像を左側に表示し、右側の乳房を撮影する場合は参照画像を右側に表示するようにしてもよい。
拡大率表示部24eは、表示制御部24cによる制御のもと、拡大率をモニタ部22に表示する処理部である。具体的には、この拡大率表示部24eは、表示制御部24cから拡大率をモニタ部22に表示するよう指示されると、まず、操作者から指定された拡大撮影の対象範囲の大きさに基づいて、その拡大撮影に必要な拡大率を算出する。
図6は、拡大撮影の対象範囲の指定の一例を示す図である。たとえば、同図に示すように、拡大撮影の対象範囲は、操作部21のマウスなどを用いて参照画像1の上にROI2を設定することによって指定される。この場合、拡大率表示部24eは、設定されたROI2の大きさに対する参照画像の大きさの割合に基づいて拡大率を算出する。
そして、拡大率表示部24eは、算出した拡大率が1.5倍以上かつ2.0倍未満であった場合には、最適な拡大率が1.5倍であることをモニタ部22に表示し、算出した拡大率が2.0倍以上であった場合には、最適な拡大率が2.0倍であることをモニタ部22に表示する。図7は、拡大率の表示の一例を示す図である。たとえば、同図に示すように、拡大率表示部24eは、参照画像1の上に「最適拡大率:1.5倍」と記述されたメッセージ3を表示する。
ここで、最適な拡大率として1.5倍または2.0倍のいずれかを表示するのは、操作者に対して、前述した拡大撮影用ユニット15の位置決めピン16を、位置決め孔17または位置決め孔18のいずれに挿嵌すればよいかを知らせるためである。これにより、拡大撮影に際して、操作者が、拡大撮影用ユニット15をいずれの位置に位置決めすればよいかを容易に判断できるようになる。
撮影画像表示部24fは、表示制御部24cによる制御のもと、撮影画像をモニタ部22に表示する処理部である。具体的には、この撮影画像表示部24fは、表示制御部24cから撮影画像をモニタ部22に表示するよう指示されると、画像データ収集部24bから通知された投影データに対応する画像を画像データ記憶部23aから読み出す。
そして、撮影画像表示部24fは、読み出した画像を撮影画像としてモニタ部22に表示する。図8は、撮影画像の表示の一例を示す図である。たとえば同図に示すように、参照画像表示部24dは、モニタ部22の画像表示領域を左右に分割した場合、参照画像1を表示した側の反対側に撮影画像4を並べて表示する(同図では右側)。
次に、本実施例に係る乳房X線撮影装置の処理手順について説明する。ここでは、最初に図9を用いて、拡大撮影における処理手順について説明したのちに、図10を用いて、スポット撮影における処理手順について説明する。
まず、拡大撮影における乳房X線撮影装置の処理手順について説明する。図9は、拡大撮影における乳房X線撮影装置の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この乳房X線撮影装置では、撮影台装置10に拡大撮影用ユニット15が装着されると(ステップS101,Yes)、画像処理装置20において、撮影モード検出部24aが、拡大撮影が選択されたことを検出する(ステップS102)。
そして、操作部21によって撮影方向の指定が受け付けられると(ステップS103,Yes)、表示制御部24cによる制御のもと、参照画像表示部24dが密着撮影画像を読み出し(ステップS104)、読み出した密着撮影画像をモニタ部22に参照画像として表示する(ステップS105)。
続いて、操作部21によって拡大撮影の対象範囲の指定が受け付けられると(ステップS106,Yes)、表示制御部24cによる制御のもと、拡大率表示部24eが拡大率を算出し(ステップS107)、モニタ部22に拡大率を表示する(ステップS108)。
続いて、撮影台装置10において、表示された拡大率に基づいて拡大撮影用ユニット15の位置決めが行われた後に、拡大撮影が行われると(ステップS109,Yes)、画像データ収集部24bが拡大撮影された画像を生成し、表示制御部24cによる制御のもと、撮影画像表示部24fが、撮影画像を参照画像と並べてモニタ部22に表示する(ステップS110)。
次に、スポット撮影における乳房X線撮影装置の処理手順について説明する。図10は、スポット撮影における乳房X線撮影装置の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この乳房X線撮影装置では、撮影台装置10にスポット撮影用の圧迫板が装着されると(ステップS201,Yes)、画像処理装置20において、撮影モード検出部24aが、スポット撮影が選択されたことを検出する(ステップS202)。
そして、操作部21によって撮影方向の指定が受け付けられると(ステップS203,Yes)、表示制御部24cによる制御のもと、参照画像表示部24dが密着撮影画像を読み出し(ステップS204)、読み出した密着撮影画像をモニタ部22に参照画像として表示する(ステップS205)。
続いて、撮影台装置10においてスポット撮影が行われると(ステップS206,Yes)、画像データ収集部24bがスポット撮影された画像を生成し、表示制御部24cによる制御のもと、撮影画像表示部24fが、撮影画像を参照画像と並べてモニタ部22に表示する(ステップS207)。
このように、撮影台装置10に拡大撮影用ユニット15やスポット撮影用の圧迫板が装着されると、画像処理装置20において、拡大撮影やスポット撮影が行われることが認識され、その後、操作者によって撮影方向が指定されたタイミングで、その撮影方向と同じ撮影方向から撮影された、撮影対象である被検体の密着撮影画像が読み出され、表示画像としてモニタ部22に自動的に表示される。
上述してきたように、本実施例では、画像データ記憶部23aが、過去にX線撮影された画像を記憶し、撮影モード検出部24aが、撮影に際して選択される撮影モードを検出し、撮影モードを検出した場合に、参照画像表示部24dが、記憶している画像の中から撮影対象となる被検体の密着撮影画像を読み出し、読み出した密着撮影画像を撮影時の参照画像として表示するので、参照画像として用いる密着撮影画像を自動的に表示することが可能になり、参照画像を探し出す手間を省くことができる。
なお、本実施例において、操作部21によって拡大撮影の対象範囲が受け付けられた際に、当該対象範囲に含まれる画素と、参照画像表示部24dによって画像データ記憶部23aから読み出された密着撮影画像の付帯情報に含まれる撮影条件とから、今回実施される撮影における撮影条件(管電圧やX線照射量(mAs)など)を算出し、撮影台装置10に対して設定する手段を設けるようにしてもよい。
ここで、たとえば、密着画像が撮影された際の圧迫厚と、今回実施される撮影における圧迫厚が異なっているような場合には、その厚さの違いを補正したうえで撮影条件を算出するようにする。これにより、参照画像を自動的に表示することに加えて撮影条件も自動的に設定することが可能になり、撮影にかかる手間をさらに省くことができる。
また、この場合には、密着撮影時の撮影条件を流用して、今回実施される撮影の撮影条件を決定することができるので、従来、拡大撮影やスポット撮影を実施する手順の中で、撮影条件を算出するために本撮影の前に行われていたプリ撮影を不要にすることが可能になる。従来でも参照画像を用いて撮影条件を流用することは可能であったが、参照画像を探し出すのに非常に手間がかかっていたため、実際にはプリ撮影が行われてしまうことが多かった。かかるプリ撮影が不要になることによって、被検体への被爆の低減につながるという非常に大事な効果も得られる。
また、本実施例では、拡大率表示部24eが、最適な拡大率をモニタ部22に表示することによって、操作者に対して、今回実施される拡大撮影に適した拡大撮影用ユニット15の位置を知らせる場合について説明した。しかし、たとえば、撮影台装置10に拡大撮影用ユニット15を上下動させる機構が設けられているような場合には、拡大率表示部24eによって算出された拡大率に基づいて当該機構を制御するようにして、自動的に拡大撮影用ユニット15を最適な位置に移動させるようにしてもよい。
また、乳房X線撮影装置が、デジタル撮影方式で撮影を行うような場合には、拡大率表示部24eによって算出された拡大率に基づいてデジタルズームの倍率を制御するようにして、拡大撮影における拡大率を自動的に設定するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る乳房X線撮影装置、画像処理装置および画像処理プログラムは、拡大撮影やスポット撮影において、過去に撮影された画像の中から参照画像を探し出して表示する場合に有用であり、特に、過去に撮影された画像の量が膨大である場合に適している。
本実施例に係る乳房X線撮影装置の構成を示す図である。 圧迫板の着脱を説明するための図である。 拡大撮影用ユニットの装着を説明するための図である。 画像処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 参照画像の表示の一例を示す図である。 拡大撮影の対象範囲の指定の一例を示す図である。 拡大率の表示の一例を示す図である。 撮影画像の表示の一例を示す図である。 拡大撮影における乳房X線撮影装置の処理手順を示すフローチャートである。 スポット撮影における乳房X線撮影装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 参照画像
2 拡大率
3 メッセージ
4 撮影画像
10 撮影台装置
11 X線曝射装置
12 圧迫板
13 撮影台
14 圧迫板取り付け部
15 拡大撮影用ユニット
16 位置決めピン
17,18 位置決め孔
20 画像処理装置
21 操作部
22 モニタ部
23 記憶部
23a 画像データ記憶部
24 制御部
24a 撮影モード検出部
24b 画像データ収集部
24c 表示制御部
24d 参照画像表示部
24e 拡大率表示部
24f 撮影画像表示部

Claims (6)

  1. 被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置であって、
    過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手段と、
    前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手段と、
    前記撮影モード検出手段により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手段により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手段と、
    を備えたことを特徴とする乳房X線撮影装置。
  2. 前記参照画像表示手段により表示された参照画像に対する拡大撮影の対象範囲の指定を受け付ける拡大範囲受付手段と、
    前記拡大範囲受付手段により受け付けられた拡大撮影の対象範囲に基づいて当該拡大撮影に必要な拡大率を算出し、算出した拡大率を表示する拡大率表示手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の乳房X線撮影装置。
  3. 前記画像記憶手段により記憶された画像には、当該画像の撮影時に用いられた撮影条件に係る情報を含む付帯情報が付与されており、
    前記参照画像表示手段により読み出された画像の付帯情報に含まれた撮影条件、および、前記拡大範囲受付手段により受け付けられた拡大撮影の対象範囲に含まれる画素に基づいて、前記X線撮影における撮影条件を設定する撮影条件設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の乳房X線撮影装置。
  4. 前記参照画像表示手段は、前記画像記憶手段により記憶された画像の中から撮影時期が最も新しい前記被検体の画像を読み出し、前記参照画像として表示することを特徴とする請求項1、2または3に記載の乳房X線撮影装置。
  5. 被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置によって撮影された画像を処理する画像処理装置であって、
    過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手段と、
    前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手段と、
    前記撮影モード検出手段により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手段により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 被検体の乳房のX線撮影を行う乳房X線撮影装置によって撮影された画像を処理する画像処理プログラムであって、
    過去にX線撮影された画像を記憶する画像記憶手順と、
    前記X線撮影に際して選択される撮影モードを検出する撮影モード検出手順と、
    前記撮影モード検出手順により撮影モードが検出された場合に、前記画像記憶手順により記憶された画像の中から撮影対象となる被検体の画像を読み出し、読み出した画像をX線撮影時の参照画像として表示する参照画像表示手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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