JP2009049334A - 導電性ボールの搭載装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
逸脱ボールを確実に配列マスク上より除去できる逸脱ボール除去手段を備えた導電性ボールの搭載装置を提供すること。

【解決手段】
配列マスクと、ボール溜まりと、両者の相対移動手段と、逸脱ボール除去手段とを備えた導電性ボールを搭載する搭載装置に次の手段を採用する。
逸脱ボール除去手段を、配列マスク上面に沿って移動して導電性ボールを外周面に付着可能な回転ローラと、該回転ローラの付着力より強力な力で前記回転ローラに付着した導電性ボールを前記回転ローラから除去するローラ付着ボール除去手段とを有するものとしたこと。

【選択図】 図6

Description

本発明は、被搭載物上に所定のパターンで形成されている搭載箇所に合わせて挿入部が設けられた配列マスクを用いて導電性ボールを被搭載物の搭載箇所に搭載する装置の改良に関するものであって、特に、ボール溜まりから逸脱した導電性ボールを配列マスクから取り除く逸脱ボール除去手段に主眼をおいた導電性ボールの搭載装置である。
被搭載物上に所定のパターンで形成されている搭載箇所に合わせて挿入孔が設けられた配列マスクを用いて導電性ボールを被搭載物の搭載箇所に搭載する装置や方法として、特許文献1に示されるように多数の導電性ボールを収容するボール溜まりが、配列マスク上を移動することにより導電性ボールを配列する装置が存在した。
しかし、この種の導電性ボール搭載装置では、配列マスク上にボール溜まりから逸脱した余剰の導電性ボールが残存してしまうことがあった。このような余剰ボールは、挿入孔に落ち込んでダブルボールになるおそれがあった。そこで、特許文献1に示されるようにブラシにより除去する手段やエアで吸引したり吹き飛ばしたりして除去する手段が採用されてきた。しかし、これらの手段は、効果はあるもののボール溜まりから逸脱したボールを取り除くには、除去動作を繰り返し行う必要があり、時間のかかるものである上、完全に除去できない場合も多かった。
特開2006−173195号公開特許公報
本発明は、配列マスク上面に沿って移動して導電性ボールを外周面に付着可能な回転ローラと、回転ローラの付着力より強力な力で回転ローラに付着した導電性ボールを回転ローラから除去するローラ付着ボール除去手段とを有する逸脱ボール除去手段を採用することにより、逸脱ボールを確実に配列マスク上より除去できる逸脱ボール除去手段を備えた導電性ボールの搭載装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、導電性ボールの挿入部が所定の配列パターンに形成された配列マスクと、下面に開口部が形成され、多数の導電性ボールを集合させることが可能なボール溜まりと、配列マスクとボール溜まりとを相対移動させる相対移動手段と、ボール溜まりによるボール搭載後にボール溜まりから逸脱した導電性ボールを配列マスク上から取り除く逸脱ボール除去手段とを備え、ボール溜まりに集合された導電性ボールを配列マスクの挿入部に落とし込むことにより被搭載物に導電性ボールを搭載する搭載装置に次の手段を採用する。
第1の発明では、逸脱ボール除去手段が、配列マスク上面に沿って移動して導電性ボールを外周面に付着可能な回転ローラと、該回転ローラの付着力より強力な力で前記回転ローラに付着した導電性ボールを前記回転ローラから除去するローラ付着ボール除去手段とを有するものとした。
第2の発明は、第1の発明における回転ローラを、粘着力により導電性ボールを付着させるものとしたものであり、第3の発明は、第1の発明における回転ローラを、吸着力により導電性ボールを付着させるものとしたものであり、第4の発明は、第1の発明における回転ローラを静電気により導電性ボールを付着させるものとしたものである。
第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明に、ローラ付着ボール除去手段が、外周面に前記回転ローラより強力な付着力を有し、該回転ローラに付着した導電性ボールに接触するように設けられた回転するローラからなるという手段を付加したものである。
第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの発明に前記配列マスクの上面は、被搭載物の上面から導電性ボールの直径より高く設けられるという限定を付加したものであり、第7の発明は、第1の発明乃至第6の発明のいずれかの発明に、前記逸脱ボール除去手段は、ボール溜まりと一体に設けられるという限定を付加したものである。
本発明は、配列マスク上面に沿って移動して導電性ボールを外周面に付着可能な回転ローラと、回転ローラの付着力より強力な力で回転ローラに付着した導電性ボールを回転ローラから除去するローラ付着ボール除去手段とを有する逸脱ボール除去手段を採用することにより、逸脱ボールを確実に配列マスク上より除去できる逸脱ボール除去手段を備えた導電性ボールの搭載装置となった。
以下、図面に従って、実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。本発明において、導電性ボールの被搭載物としては、半導体ウエハ(以後、単にウエハと表記する)や、電子回路基板や、セラミック基板などがあり、それらの導電性ボール搭載箇所として電極が形成されている。実施例では導電性ボールは半田ボール1、被搭載物はウエハ2とする半田ボールマウンタを用いる。
半田ボールマウンタは、一般的に搬入用のウエハ受渡部、フラックス印刷部、ボール搭載部、搬出用のウエハ受渡部を有しているが、本発明にかかる導電性ボールの搭載装置は、ボール搭載部に関するものである。
実施例のボール搭載部には、ウエハ2上の電極のパターンに合わせて配列された挿入孔31が形成されたボール配列マスク3と、半田ボール1を挿入孔31に落とし込むためのボールカップ5と、ボールカップ5と一体に設けられた逸脱ボール除去装置7及び半田ボール供給装置4と、ボールカップ5の駆動機構とが存在する。尚、該駆動機構は逸脱ボール除去装置7の駆動機構にもなっている。
ボール配列マスク3の厚みは、実施例では供給される半田ボール1の径と略同等であり、挿入孔31の径は半田ボールの径より若干大きく形成してある。但し、挿入孔31は、ボール配列マスク3に、ウエハ2に印刷されたフラックスが付着しないように、下部の開口径を上部の開口径よりも拡大している。この開口径の拡大のかわりに、図6や図8に示されるようにボール配列マスク3とウエハ2との間に、フラックス付着防止間隙を設けてもよい。尚、ボール配列マスク3は、型枠33に張り付けられ、フレームなどの固定部に保持されている。
本発明におけるボール溜まりとなるボールカップ5は、図2や図3に示されるように、内部が空間で、下端面が開口部51とされ、内部空間が、ボール吸着体52により上部空間53と下部空間54とに仕切られている。このためボールカップ5のボール吸着体52の取り付け位置より上部が、ボール吸着体52のケーシングとなっている。ボール吸着体52は、半田ボール1が通過せず、気体が通過可能なステンレスメッシュ等の金網で製作されている。
尚、ボールカップ5は図示の実施例では1個の矩形のものであるが、その数や形状及び大きさは被搭載物であるウエハ2の形状や搭載効率を考慮して決められる。例えば、下端の開口部51を円形にしたり、ボール吸着体52を備えたボールカップ5を複数設けたりしてもよい。ボールカップ5は、多数の半田ボール1を集合させるボール溜まりの一例であるので、ボール溜まりは、多数の半田ボール1を集合させることができるものであれば足り、カップ状のものに限定はされない。例えば、特許文献1に示されるようなブラシやワイヤなどからなるスキージによるボール溜まりも含まれる。
ボールカップ5の上部空間53は、真空切り換え手段としての電磁開閉弁57と気体の圧力や流量を調節可能なレギュレータ58を介して吸引通路55により真空源59に接続されており、ボール配列マスク3との間で図2中矢印で示すような気体流通路を形成している。尚、真空源によるボールカップ5内の吸引状態のON及びOFFを切り換える真空切り換え手段としての電磁開閉弁57を開くことで、ボールカップ5内の吸引状態をONにしてボールカップ5下方に存在する半田ボール1を図2に示されるようにボール吸着体52に吸着させた後、電磁開閉弁57を閉じることでボールカップ5内の吸引状態をOFFにしてボール吸着体52に吸着していた半田ボール1を図3に示されるように落下させることにより、半田ボール1をウエハ2に搭載する。
尚、ボールカップ5及びボール吸着体52は導電性材料から構成され、図2または図3に示されるようにアース60により接地されている。これにより静電気を帯びた半田ボール1がボールカップ5の内面やボール吸着体52に付着することを防止している。更に、ボールカップ5の外側には微小な振動をボールカップ5に付与するバイブレータ61が取り付けられており、少なくともボールカップ5内の吸引状態がOFFのときに振動し、ボールカップ5に取り付けられているボール吸着体52に振動を伝え、半田ボール1の落下を促進するようになっている。
ボールカップ5は、X軸方向及びY軸方向に移動して、ウエハ2の全面をカバーする。このボールカップ5の水平面での移動手段となる移動ユニット10は、図1に示すようにX軸駆動機構及びY軸駆動機構を備えており、X軸の駆動モータ13で回転するボールねじ14によりX軸ガイド11に沿ってX軸方向に移動し、X軸駆動機構と共にY軸の駆動モータ15で回転するボールねじ16によりY軸ガイド12に沿ってY軸方向に移動する。
ボールカップ5の昇降装置18は、移動ユニット10に装備されたZ軸の駆動モータ17により回転するボールねじに、ボールカップ5が装着された昇降ベース8を、ナット部材を介して取り付け、該昇降ベース8が、ナット部材と並行して設けられたガイドレールに沿って上下動することによりボールカップ5を上下動させる。尚、ボールカップ5の下端とボール配列マスク3の上面とはボール吸着動作時に所定の気体流が得られるような間隙であれば半田ボール1の径より大きくてもよい。
半田ボール供給装置4は、多数の半田ボール1を貯留したボールホッパからボールカップ5へボール供給路56を介して供給する。尚、ボールホッパは、半田ボール1のサイズと材料により交換される。半田ボール供給装置4は、ボールカップ5と一体に移動し、ボールカップ5内に半田ボール1を供給するようになっているが、ボールカップ5とは別に設けてもよく、更に、ボールカップ5の外側のボール配列マスク3上に半田ボール1を一旦供給し、その半田ボール1をボール吸着体52で吸着しながらボールカップ5を移動することにより半田ボール1を搭載位置に供給することも可能である。
逸脱ボール除去装置7は、ボール配列マスク3上面に沿って移動し、ボールカップ5から逸脱した逸脱半田ボール1Aを外周面に付着する第1回転ローラ19と、第1回転ローラ19に付着した逸脱半田ボール1Aを外周面に付着させて除去する第2回転ローラ20と、両ローラ19,20を昇降させるエアシリンダ21よりなり、ボールカップ5と一体的に移動するよう昇降ベース8に取り付けられている。
実施例での第1回転ローラ19は、逸脱半田ボール1Aを付着可能な粘着ゴムなどの弾性部材からなり、押圧されると窪むようになっている。第2回転ローラ20は、第1回転ローラ19より強力な付着力を有する粘着ゴムなどの弾性部材よりなる。図4乃至図5に示されるように第1回転ローラ19は第2回転ローラ20より下方に配置され、両ローラ19,20は接触している。
両ローラ19,20の回転は、第1回転ローラ19が、ボール配列マスク3に接触した状態であれば、ボールカップ5のY軸駆動機構により図5中右方へ移動すると、第1回転ローラ19は、摩擦力で反時計回りに回転する。第1回転ローラ19の回転力は、接触による摩擦力で第2回転ローラ20に伝達され、第2回転ローラ20も回転するようにされている。尚、図4はボール配列マスク3に対して上方に逸脱ボール除去装置7が退避したボール搭載時の状態を示し、図5はボール配列マスク3上の逸脱半田ボールを除去する時の状態を示している。
また、第1回転ローラ19が、ボール配列マスク3に接触せずに逸脱半田ボールを付着させる場合には、第2回転ローラ20に図示されていない駆動モータを接続して回転させるようにする。この場合、第2回転ローラ20の駆動モータによる回転力が接触による摩擦力で第1回転ローラ19に伝達され、第1回転ローラ19も回転させるようにする。逆に第1回転ローラ19を駆動モータと接続し、第2回転ローラ20を第1回転ローラ19に従動させるものであってもよい。
尚、挿入孔31に充填された半田ボール1の上端がボール配列マスク3の上面より突出する場合には、第1回転ローラ19は図7(A)に示されるように充填された半田ボール1に接しない高さとされ、第1回転ローラ19とボール配列マスク3は接していないが、挿入孔31に充填された半田ボール1の上端がボール配列マスク3の上面より突出しない場合には、図7(B)に示されるように、第1回転ローラ19とボール配列マスク3は接していてよい。
上記例では、第1回転ローラ19と駆動モータと接続された第2回転ローラ20が、接触していることにより第1回転ローラ19に回転力を付与していたが、図8に示されるように、第1回転ローラ19と駆動モータと接続された第2回転ローラ20を、第1回転ローラ19に付着した逸脱半田ボール1Aが第2回転ローラ20の外周面に接触する程度に離し、両ローラ19,20をタイミングベルト9などで連動して、第1回転ローラ19を回転させるようにしてもよい。尚、第1回転ローラ19及び第2回転ローラ20の回転方向は左回りでも右回りでもよい。
上記例では、第1回転ローラ19が逸脱半田ボール1Aを付着するのに、第1回転ローラ19の粘着力を利用しているが、第1回転ローラ19が、逸脱半田ボール1Aを付着するためには、エア吸引による吸着力や、静電気の付着力を利用することもできる。
エア吸引による吸着の例としては、第1回転ローラ19を、中空の軸に連通孔を設け、その外側に連泡スポンジを設けた吸着ローラとすることが考えられる。このとき第2回転ローラ20は、粘着力を利用したものでもよいし、第1回転ローラ19と同様の吸着ローラとしてもよい。
静電気による付着の例としては、第1回転ローラ19をシリコンで構成する。逸脱半田ボール1Aが、シリコン(第1回転ローラ19)と接触すると静電気が発生し、静電気の付着力で第1回転ローラ19に付着する。尚、第1回転ローラ19をシリコンで構成した場合、第2回転ローラ20を同様のシリコンで構成することはできず、第2回転ローラ20は、粘着ローラまたはエア吸引による吸着ローラとする。また、第1回転ローラ19から付着している半田ボールを除去するローラ付着ボール除去手段として、第2回転ローラ20に換えてスキージで掻き取るようなものでもよい。
以下、実施例の動作について説明する。先ず、ウエハ2が、ボール搭載部に移送される前工程として、フラックス印刷部にてウエハ2上のボール搭載箇所には予めフラックスが塗布されている。
ウエハ2がボール搭載部に移送されると、図2及び図3に示されているように、ウエハ載置ステージ6にウエハ2が載置され、該ウエハ2上にボール配列マスク3が配置される。尚、実施例ではボール配列マスク3の挿入孔31の形状によりフラックスがボール配列マスク3に付着しないようにされているので、ボール配列マスク3とウエハ2は接しているが、図6や図8に現れるようにフラックス付着防止を上下間の間隙で行おうとする場合は両者は接触しない。この時、ボールカップ5は、図4に示すようにボール搭載時の高さに位置している。
次に真空切り換え手段としての電磁開閉弁57を開いてボールカップ5内の吸引状態をONにしてから、移動ユニット10によりボールカップ5を最初の搭載位置に移動させる。ボールカップ5内の吸引状態をONにすることによりボールカップ5とボール配列マスク3との間には図2内の矢印で示される気体流通路が形成される。この吸引力によりボールカップ5下方に存在する半田ボール1は、浮上しボール吸着体52に吸着する。この状態が、ボールカップ5の移動可能状態である。吸引状態がOFFの状態では、ボールカップ5を移動させない。
ボールカップ5が、最初の搭載位置に移動した後、電磁開閉弁57を閉じてボールカップ5内の吸引状態をOFFにすると共にバイブレータ61を振動させる。吸引が停止すると、ボールカップ5は大気開放されるため、図3に示すようにボール吸着体52に付着していた半田ボール1が落下し、ボール配列マスク3の挿入孔31に入り込み、ウエハ2に搭載される。
挿入孔31への半田ボール1の落とし込み、すなわちウエハ2への搭載を確実なものにするため複数回吸引状態ON(吸引)とOFF(停止)を繰り返すと共に、バイブレータ61は電磁開閉弁57の開閉に合わせて振動の停止と発生を繰り返す。尚、ボール吸着体52はボール配列マスク3の上方に配置してあるため、吸着された半田ボール1は位置エネルギを有することになり、半田ボール1がフラックス上に落下したときに電極と密着することになる。
搭載完了後、真空切り換え手段により、ボールカップ5内の吸引状態をONにし、再度吸引を行う。ウエハ2に搭載された半田ボール1はフラックスと接触して粘着力が生じることにより上昇せず、フラックスに接触していない半田ボール1は吸い上げられ、浮上し、ボール吸着体52に吸着することになる。
次に、ボールカップ5は、次の搭載位置に移動し、上述した動作と同様にボール搭載を行い、この動作を順次繰り返すことで全てのボール搭載を行う。全てのボール搭載が完了した時点で、吸い上げられずボール配列マスク3上に逸脱半田ボール1Aが残存する場合がある。そこで、昇降装置18によりボールカップ5を上昇させた後、エアシリンダ21が作動し、逸脱ボール除去装置7は、図4の退避位置より、図5に示されるように下降し、第1回転ローラ19が、ボール配列マスク3上面に接する。勿論、第2回転ローラ20に駆動モータが接続されているような場合には、第1回転ローラ19が、逸脱半田ボール1Aに接触できる高さまで下降すれば足りる。下降は、エアシリンダ21によって行われるが、エアシリンダ21によって第1回転ローラ19がボールカップ5より下方に位置した後は、ボールカップ5の昇降装置18によって行う。
この状態で逸脱ボール除去装置7を移動する。すなわち、ボールカップ5のY軸駆動装置によりY軸方向(図5中左右方向)に移動する。移動によりボール配列マスク3に接していた第1回転ローラ19は、ボール配列マスク3上を転がりながら移動し、第1回転ローラ19の外周に逸脱半田ボール1Aを付着させる。同時に第2回転ローラ20も摩擦により回転しているので、第1回転ローラ19に付着した逸脱半田ボール1Aは、第2回転ローラ20に接触し、より強い付着力により第2回転ローラ20に付着する。このようにして、ボール配列マスク3の全面をカバーするように逸脱ボール除去装置7を移動し、逸脱半田ボール1Aを除去していく。尚、第2回転ローラ20に溜まった逸脱半田ボール1Aは全てが終了後除去される。
上述した実施例では、全てのボール搭載の完了後、次の動作として、逸脱ボール除去装置7による逸脱半田ボール1Aの除去を行ったが、全てのボール搭載完了と逸脱ボール除去装置7による除去動作の間に、補助動作として、ボールカップ5をボール配列マスク3の上面から半田ボール径より僅かに大きい距離上方に位置させた上、ボールカップ5の吸引状態をONにして、ボール配列マスク3の上面に沿って移動させ、逸脱半田ボール1Aを事前にボールカップ5により吸着除去する動作を行い、その後、残存した逸脱半田ボール1Aを逸脱ボール除去装置7により除去するようにしてもよい。
実施例にかかるボール搭載部の全体を示す平面説明図 実施例での導電性ボールを吸着させた状態のボールカップの説明図 実施例での導電性ボールの落下途中の状態を示すボールカップの説明図 逸脱ボール除去装置の退避状態を示す説明図 逸脱ボール除去装置の動作状態を示す説明図 第1回転ローラと第2回転ローラの関係を示す説明図 第1回転ローラとボール配列マスクとの関係を示す説明図で、(A)は半田ボールの上端がボール配列マスク上面より高い場合を示し、(B)は半田ボールの上端がボール配列マスク上面より低い場合を示す。 第1回転ローラと第2回転ローラとがタイミングベルトで連動する場合を示す説明図
符号の説明
1......半田ボール
1A....逸脱半田ボール
2......ウエハ
3......ボール配列マスク
4......半田ボール供給装置
5......ボールカップ
6......ウエハ載置ステージ
7......逸脱ボール除去装置
8......昇降ベース
9......タイミングベルト
10.....移動ユニット
11.....X軸ガイド
12.....Y軸ガイド
13,15,17.....駆動モータ
14,16.....ボールねじ
18.....昇降装置
19.....第1回転ローラ
20.....第2回転ローラ
21.....エアシリンダ
31......挿入孔
33.....型枠
51.....開口部
52.....ボール吸着体
53.....上部空間
54.....下部空間
55.....吸引通路
56.....ボール供給路
57.....電磁開閉弁
58.....レギュレータ
59.....真空源
60.....アース
61.....バイブレータ

Claims (7)

  1. 導電性ボールの挿入部が所定の配列パターンに形成された配列マスクと、
    下面に開口部が形成され、多数の導電性ボールを集合させることが可能なボール溜まりと、
    配列マスクとボール溜まりとを相対移動させる相対移動手段と、
    ボール溜まりによるボール搭載後にボール溜まりから逸脱した導電性ボールを配列マスク上から取り除く逸脱ボール除去手段とを備え、
    ボール溜まりに集合された導電性ボールを配列マスクの挿入部に落とし込むことにより被搭載物に導電性ボールを搭載する搭載装置において、
    逸脱ボール除去手段は配列マスク上面に沿って移動して導電性ボールを外周面に付着可能な回転ローラと、該回転ローラの付着力より強力な力で前記回転ローラに付着した導電性ボールを前記回転ローラから除去するローラ付着ボール除去手段とを有することを特徴とする導電性ボールの搭載装置。
  2. 前記回転ローラは、粘着力により導電性ボールを付着させるものである請求項1記載の導電性ボールの搭載装置。
  3. 前記回転ローラは、吸着力により導電性ボールを付着させるものである請求項1記載の導電性ボールの搭載装置。
  4. 前記回転ローラは、静電気により導電性ボールを付着させるものである請求項1記載の導電性ボールの搭載装置。
  5. 前記ローラ付着ボール除去手段は、外周面に前記回転ローラより強力な付着力を有し、該回転ローラに付着した導電性ボールに接触するように設けられた回転するローラからなる請求項1乃至4のいずれかに記載の導電性ボールの搭載装置。
  6. 前記配列マスクの上面は、被搭載物の上面から導電性ボールの直径より高く設けられる請求項1乃至5のいずれかに記載の導電性ボールの搭載装置。
  7. 前記逸脱ボール除去手段は、ボール溜まりと一体に設けられる請求項1乃至6のいずれかに記載の導電性ボールの搭載装置。
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