JP2009047293A - ドライブプレートの連結構造 - Google Patents

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Hirofumi Tani
裕文 谷
Hitoshi Ban
仁司 伴
Hiroyuki Tanijiri
裕之 谷尻
Itaru Miyata
及 宮田
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Abstract

【課題】エンジン始動時に発生するドライブプレートの膜振動、及び膜振動によって発生する放射音を効果的に低減する。
【解決手段】ドライブプレート1のプレート部1aのトルクコンバータ20への取り付け側面とトルクコンバータ20との間には、プレート部1a及びトルクコンバータ20の壁面と密着するように、周方向に閉じた帯状の形状に形成された制振吸音材6が全周にわたって配置され、ドライブプレート1とトルクコンバータ20とをボルト22によって連結したときに、ドライブプレート1とトルクコンバータ20との間に密閉空間30が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブプレートの連結構造にかかり、特に、クランキング時に発生するドライブプレートの膜振動を低減するドライブプレートの連結構造に関する。
従来、エンジンの駆動力を自動変速機のトルクコンバータに伝達するため、ドライブプレートが用いられている。すなわち、ドライブプレートの内径部はエンジンのクランク軸にボルトで締結され、外径部はトルクコンバータのケースにボルトで締結されている。そして、ドライブプレートの外周部にはスタータモータギヤと噛み合うリングギヤが設けられている。
ドライブプレートには、2ピース型ドライブプレートと1ピース型ドライブプレートとがある。2ピース型ドライブプレートでは、プレス成形されたプレートの外周部にリングギヤが溶接された構造となっており、1ピース型ドライブプレートでは、プレート部とリングギヤ部とが一体成形されている。1ピース型ドライブプレートは2ピース型のドライブプレートに比べて部品点数が少なくなるので、製造コストを低減できる利点がある。
エンジン始動(クランキング)時には、スタータモータによってリングギヤを駆動し、ドライブプレートを回転させるが、クランキング時にドライブプレートに加わるトルクによって膜振動が発生し、この膜振動のためにクランキング音が残響するという問題がある。このクランキング音は、一般に、2ピース型ドライブプレートに比べて1ピース型ドライブプレートの方が大きい。
そこで、ドライブプレートとトルクコンバータとの間であって、ドライブプレートのトルクコンバータへのボルト締結部のほぼ円周方向中間位置に緩衝材を配置して、緩衝材によってクランキング時に発生する膜振動を減衰させ、クランキング音を抑制するドライブプレート制振構造が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−132817号公報
しかしながら、従来の構造では、ドライブプレートの膜振動を円周方向に数ヶ所配置された緩衝材で制振する構造となっており、ドライブプレートの面全体で発生する膜振動に対して、効果が限定的である、という問題がある。
また、抑え切れないドライブプレートの膜振動によって発生した放射音は、トランスミッションケースに伝播してしまうため、ドライブプレートの制振効果が十分でない場合にはトランスミッションケースにも放射音の伝播を低減するための対策が必要となる、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、エンジン始動時に発生するドライブプレートの膜振動を効果的に低減することができるドライブプレートの連結構造を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、エンジン始動時に発生するドライブプレートの膜振動、及び膜振動によって発生する放射音を効果的に低減することができるドライブプレートの連結構造を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、第1の発明のドライブプレートの連結構造は、エンジンのクランク軸とトルクコンバータとを連結し、外周部にスタータモータギヤと噛み合うリングギヤが設けられたドライブプレートの連結構造であって、前記ドライブプレートの周方向に閉じた形状の部材を、前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に密着させたことを特徴とする。
第1の発明のドライブプレートの連結構造によれば、ドライブプレートとトルクコンバータとの間にドライブプレートの周方向に閉じた形状の部材を密着させる。これにより、ドライブプレートの大きな変形が拘束されるので、ドライブプレートの膜振動を効果的に低減することができる。
また、第2の目的を達成するために、第2の発明のドライブプレートの連結構造は、エンジンのクランク軸とトルクコンバータとを連結し、外周部にスタータモータギヤと噛み合うリングギヤが設けられたドライブプレートの連結構造であって、前記ドライブプレートの周方向に閉じた形状で、かつ前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に密閉空間を形成する部材を、前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に介在させたことを特徴とする。
第2の発明のドライブプレートの連結構造によれば、ドライブプレートとトルクコンバータとの間にドライブプレートの周方向に閉じた形状で、かつドライブプレートとトルクコンバータとの間に密閉空間を形成する部材を介在させる。これにより、ドライブプレートとトルクコンバータとの密閉空間内で放射音を吸収することができるため、トランスミッションケースからの放射音の伝播を低減することができる。
また、本発明の前記部材を、制振機能を備えた部材で構成することにより、さらにドライブプレートの膜振動を低減することができる。
また、本発明の前記部材の内周部に、吸音部を形成することで、さらに放射音を低減する効果を高めることができる。
また、本発明の前記ドライブプレートに、周方向に沿って複数の孔を穿設することで、ドライブプレートを可撓性にし、トルクコンバータが内圧変化によって膨張と収縮を繰り返した時に、トルクコンバータの軸方向変形に追従できるようにすることができ、また、ドライブプレートの軽量化が図れる。
以上説明したように、第1の発明によれば、エンジン始動時に発生するドライブプレートの膜振動を効果的に低減することができる、という効果が得られる。また、第2の発明によれば、エンジン始動時に発生するドライブプレートの膜振動、及び膜振動によって発生する放射音を効果的に低減することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、及び図2に本発明のドライブプレートの連結構造の第1の実施形態を示す。第1の実施形態のドライブプレート1は1ピース型ドライブプレートであり、プレート部1aとプレート部1aの外周部に一体形成されたリングギヤ部1bとで構成されている。プレート部1aの内径部近傍にはエンジンのクランク軸10にボルト11で締結するためのクランク軸取付孔2が周方向に沿って複数個(この実施形態では合計6個)形成されており、外周部近傍にはトルクコンバータ20のナット部21にボルト22で締結するためのトルクコンバータ取付孔3が周方向に沿って複数個(この実施例では120°間隔で合計3個)形成されている。
ドライブプレート1のプレート部1aのトルクコンバータ20への取り付け側面とトルクコンバータ20との間には、ドライブプレート1とトルクコンバータ20とをボルト22により連結したときに、プレート部1a及びトルクコンバータ20の壁面と密着するように、制振吸音材6が全周にわたって帯状に配置されている。制振吸音材6は、周方向に閉じた帯状の形状に形成され、トルクコンバータ20のナット部21に対応する位置には、トルクコンバータ20のナット部21が挿入される貫通孔7が穿設されている。これにより、ドライブプレート1とトルクコンバータ20とをボルト22によって連結したときに、ドライブプレート1とトルクコンバータ20との間に密閉空間30が形成される。制振吸音材は、例えば、高密度の制振性、及び吸音性の両方を兼ね備えたウレタンフォーム等を用いることができる。
エンジン始動時には、スタータモータによってリングギヤ部1bを駆動し、ドライブプレート1を回転させるが、ドライブプレート1に加わるトルクによって膜振動が発生し、この膜振動のためにクランキング音が発生する。ところが、制振吸音材6がドライブプレート1とトルクコンバータ20との間にトルクコンバータ20の壁面に密着するように全周にわたって帯状に配置されているため、トルクコンバータ20の壁面が拘束層となり、振動時の制振吸音材6内部の歪みの増加によりエネルギー損失を増大させて振動を減衰し、ドライブプレート1の面全体で発生する膜振動を低減することができる。
また、ドライブプレート1の膜振動により発生した放射音は、ドライブプレート1とトルクコンバータ20との間に形成された密閉空間30内に閉じ込められ、制振吸音材6の内周壁等で吸収されるため、放射音を低減することができる。制振吸音材6の内周部の表面を波形または凹凸に形成して吸音面積を広げることにより、密閉空間30に閉じ込められた放射音の吸音性能を更に向上することができる。図3に、トルクコンバータ20のナット部21による連結部内に複数のV字状切込みを形成することによって凹凸に形成した例を示す。
図4に本発明のドライブプレートの連結構造の第2の実施形態を示す。第2の実施形態のドライブプレート1も1ピース型ドライブプレートであるので、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
ドライブプレート1のトルクコンバータ20への取付孔3間には、円周方向に沿って剛性調整用孔4が複数個(この実施形態では合計6個)形成されており、これによりドライブプレート1を可撓性とし、トルクコンバータ20が内圧変化によって膨張と収縮を繰り返した時に、トルクコンバータ20の軸方向変形に追従できるように構成されている。剛性調整用孔4は、直径を制振吸音材6の幅より小さくすることで、制振吸音材6で覆われ、第1の実施形態と同様に、ドライブプレート1とトルクコンバータ20を連結したときに、ドライブプレート1とトルクコンバータ20との間に密閉空間30が形成される。
剛性調整用孔4は、図5に示すように、剛性調整用孔4の少なくとも一部が制振吸音材6で覆われないように形成することもできる。この場合、ドライブプレート1とトルクコンバータ20との間に密閉空間30は形成されない。また、剛性調整孔4の直径を制振吸音材6の幅より大きくして、ドライブプレート1を更に可撓性にしてもよい。
上記では、1ピース型ドライブプレートに本発明を適用した例について説明したが、本発明は1ピース型ドライブプレートおよび2ピース型ドライブプレートのいずれにも適用可能である。特に、1ピース型ドライブプレートの場合、溶接部が存在しないので、クランキング時に発生するドライブプレートの膜振動が減衰されにくいという性質があるが、本発明を適用することで、膜振動を効果的に抑制できる。
本発明の第1の実施形態のドライブプレート部分の平面図である。 本発明の第1の実施形態の断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態のドライブプレート部分の平面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 ドライブプレート
1a プレート部
1b リングギヤ部
2 クランク軸取付孔
3 トルクコンバータ取付孔
4 剛性調整用孔
6 制振吸音材
7 ナット挿入孔
10 クランク軸
11 ボルト
20 トルクコンバータ
21 ナット部
22 ボルト
30 密閉空間

Claims (5)

  1. エンジンのクランク軸とトルクコンバータとを連結し、外周部にスタータモータギヤと噛み合うリングギヤが設けられたドライブプレートの連結構造であって、
    前記ドライブプレートの周方向に閉じた形状の部材を、前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に密着させたドライブプレートの連結構造。
  2. エンジンのクランク軸とトルクコンバータとを連結し、外周部にスタータモータギヤと噛み合うリングギヤが設けられたドライブプレートの連結構造であって、
    前記ドライブプレートの周方向に閉じた形状で、かつ前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に密閉空間を形成する部材を、前記ドライブプレートと前記トルクコンバータとの間に介在させたドライブプレートの連結構造。
  3. 前記部材を、制振機能を備えた部材で構成した請求項1または請求項2記載のドライブプレートの連結構造。
  4. 前記部材の内周部に、吸音部を形成した請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のドライブプレートの連結構造。
  5. 前記ドライブプレートに、周方向に沿って複数の孔を穿設した請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のドライブプレートの連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103133640A (zh) * 2013-03-01 2013-06-05 江苏保捷锻压有限公司 新型低噪音齿轮

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