JP2009047284A - 配索体の保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー本体とキャップとを容易に着脱することができる配索体の保護カバーを、より簡素な構成として得る。
【解決手段】カバー本体3に、内側開口部として貫通穴33を形成し、キャップ4に、貫通穴33の縁としての内周鍔部37に係合する爪部44を設け、爪部44と内周鍔部37との係合によって、キャップ4をカバー本体3に取り付けるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、配管や配線等の配索体を壁面を貫通させる際に、配索体が壁面から取り出される部分を覆う配索体の保護カバーに関する。
この種の配索体の保護カバーとして、例えば、特許文献1に開示されるものが知られている。
この特許文献1に開示される保護カバーとしての配管カバーは、通気口が形成されたカバー本体と、カバー本体に取り付けられて当該通気口を覆うウエザーカバーと、を備えており、ウエザーカバーによって通気口から水や風が侵入するのを抑制してある。
ウエザーカバーをカバー本体に取り付けるにあたっては、ウエザーカバーの裏面に突設した弾性フックをカバー本体の嵌合孔部に嵌着することで、ワンタッチで行うことができるようになっている。
特開2005−233313号公報
しかしながら、上記従来の保護カバーにあっては、カバー本体に外側に突出する有底筒状部が設けられ、その円筒面に一定ピッチで複数のスリット状の通気孔が形成される構成の場合に好適なものとなっているが、全体的に構成が複雑化していた。
そこで、本発明は、カバー本体とキャップとを容易に着脱することができる配索体の保護カバーを、より簡素な構成として得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、壁面に形成された壁面開口部および当該壁面開口部から取り出される配索体の取出部分を覆うように壁面側に固定され、通気用の内側開口部が形成されるカバー本体と、上記カバー本体に着脱可能に取り付けられ、上記内側開口部を覆うキャップと、を備え、上記キャップを当該カバー本体に装着した状態でキャップ内外を連通する通気用の外側開口部が形成される配索体の保護カバーにおいて、上記カバー本体に、上記内側開口部として貫通穴を形成し、上記キャップに、上記貫通穴の縁に係合する爪部を設け、上記爪部と貫通穴の縁との係合によって、キャップをカバー本体に取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記キャップの側壁を内側に押し込むことで上記爪部を貫通穴の中心側に撓ませて当該貫通穴の縁との係合を解除できるようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記貫通穴の縁に切欠を形成し、上記爪部と切欠とを貫通穴の周方向に係止させるようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記切欠の、上記貫通穴中心側の端部に、拡開部を形成したことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記カバー本体に、上記貫通穴の縁との係合を解除するための上記爪部の押圧に伴って、キャップをカバー本体から離間させる方向に変位させるガイド部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内側開口部としての貫通穴を利用してキャップを係止することができるので、上記従来技術のように内側開口部(通気孔)と係止構造とが別個に設けられている場合に比べて、構成を簡素化することができる。
請求項2の発明によれば、キャップの側壁を内側に押し込むことで爪部と貫通穴の縁との係合を解除できるので、キャップをカバー本体から取り外す操作をより容易に行えるようになる。
請求項3の発明によれば、比較的簡素な構成によって、カバー本体に対するキャップの回転を規制することができる。また、切欠を複数設け、爪部を複数の切欠のいずれかに選択的に係止させることで、キャップのカバー本体に対する回転姿勢をより容易に可変設定できるようになる。
請求項4の発明によれば、切欠の貫通穴中心側すなわち開放側の端部に拡開部を形成してあるため、爪部を切欠から離脱させてキャップを貫通穴の中心まわりに回動させる操作をより容易に行えるようになる。
請求項5の発明によれば、ガイド部によってキャップがカバー本体から離脱しやすくなる分、キャップをカバー本体から取り外す操作を行いやすくなる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、本発明にかかる保護カバーを、排塵・換気機能付きエアコン(空調装置)に適用した場合について例示する。
図1〜図16は、本発明の一実施形態にかかる配索体の保護カバーを示している。このうち、図1は、保護カバーを正面から見た全体斜視図、図2は、保護カバーを背面から見た全体斜視図、図3は、保護カバーを正面側から見た分解斜視図、図4は、保護カバーを背面側から見た分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の保護カバー1は、ベース2とカバー本体3とキャップ4とを備えている。
このうち、ベース2は、図3および図4に示すように、平坦な取付基板21と、この取付基板21の両側に立ち上がりカバー本体3を嵌合する際に案内する一対のガイド壁22と、を備えている。
取付基板21の略中央部には、該取付基板21の長手方向(図中上下方向)に長穴となって取付基板21の長手方向の位置調整を可能とするねじ取付穴23が形成されている。また、取付基板21の両側にはカバー本体3を固定するためのねじ穴23aが形成されている。
さらに、取付基板21の長手方向一端部(図中上側)には、後述する壁面7に形成した壁面開口部8(図11参照)と略同径となる半円状の凹設部24が形成されている。なお、凹設部24の近傍には、壁面開口部8に化粧プレート8K(図15参照)が取り付けられている場合に、その凹設部24を折り切りするためのノッチ25が形成されている。
カバー本体3は、ベース2の取付基板21に対して略直角に立ち上がる周壁31と、その周壁31の突出側(ベース2配置側とは反対側)を覆う天壁部としての閉止板32と、によって取付基板21側が開放される断面略U字状の容器状に形成されている。
カバー本体3の長手方向(図中上下方向)の一端(図中上方)側は、周壁31が半円状に湾曲される閉止端31aとなり、長手方向の他端(図中下方)側は、周壁31と閉止板32とが絞られてトンネル状の開口部31bが形成される。
また、閉止端31a側の閉止板32には、通気用の内側開口部として比較的大きな略円形状の貫通穴33が形成されている。一方、周壁31の閉止端31a側の基部(開放側)周囲には鍔部34が突設され、この鍔部34にねじ取付穴35が形成されるとともに、周壁31の開口部31b側の両側に一対のねじ取付穴35aが形成される。
周壁31の開口部31b近傍の絞り部分31c内側には、一対の係止凸部36(図4参照)が対向して突設されるとともに、ベース2のガイド壁22の外側面には、一対の係止凸部36にそれぞれ係合する係合凹部26が凹設される。そして、カバー本体3をベース2に被せることにより、係止凸部36が係合凹部26に係合されることにより、カバー本体3をベース2に仮止めできるようになっている。
キャップ4は、カバー本体3の閉止端31a側の外周に沿って略U字状に湾曲される外壁41と、この外壁41の突出側(カバー本体3の配置側とは反対側)を覆う端板42と、によって断面略U字状に形成される。外壁41はその突出方向に向かって内方に傾斜されるテーパ状に形成され、端板42とともに断面略台形状の先細り形状を呈している。
外壁41の一側部(図中下端側)は切除されて通気用の外側開口部として流通口43が形成されており、内側開口部としてカバー本体3に形成された貫通穴33とともに、カバー本体3の内外を連通する通気経路が形成されている。なお、外側開口部としての流通口43は、下方に向けて開口させ、上方からの水(例えば雨水等)の浸入を抑制するのが一般的である。また、キャップ4の外壁41および端板42は、貫通穴33を覆うに十分な面積をもって形成されている。
そして、キャップ4の外壁41の対向した内側には、相手側となるカバー本体3に係脱自在に係合する一対の爪部44が設けられ、これら一対の爪部44を介してキャップ4を貫通穴33に装着するようになっている。
図5は、キャップを図4のA方向から見た平面図である。同図に示すように、爪部44は、外壁41の内面から端板42と略垂直方向に延びるアーム部44bと、アーム部44bの先端に設けられる鉤状の係止部44aと、アーム部44bの基端側から分岐されてアーム部44bと交差方向に延びる交差アーム部44cと、を備えている。交差アーム部44cは、外壁41の内面に接続されている。かかる構成では、係止部44aが、貫通穴33の縁としての内周鍔部37に係止され、これにより、キャップ4がカバー本体3に取り付けられるようになっている。
図6は、カバー本体の要部を破断した斜視図である。同図に示すように、爪部44の先端部を互いの対向方向に変位させることにより、係止部44aが互いの対向方向に移動されて内周鍔部37との係合状態が解除され、キャップ4の取り外しが可能となる。
ここで、爪部44の内周鍔部37との係合状態を解除するには、アーム部44bひいては係止部44aを貫通穴33の中心側に動かせばよい。本実施形態では、アーム部44bあるいは係止部44aは、カバー本体3の開放側、あるいは流通口43側から工具あるいは手指等によって図6の矢印で示すように動かすことができる上、図5の矢印で示すようにキャップ4の外壁41を内側に押し込むことによっても動かせるようになっている。後者の場合、外壁41に印加された押圧荷重が交差アーム部44cを介してアーム部44bに伝達され、先端側が貫通穴33の中心に近付く方向にアーム部44bが傾倒し、係止部44aが貫通穴33の中心側に変位する方向に動いて、係止部44aと内周鍔部37との係合が解除されることになる。
図7は、図1中B−B線に沿った要部拡大断面図、図8は、図7中C部の拡大断面図である。これら図7、図8に示すように、カバー本体3の閉止板32には、キャップ4の外壁41の開放端(端板42とは反対側の先端)41aが当接する内側部分に、爪部44の係合解除時にカバー本体3からキャップ4を離間させる方向に変位させるガイド部として、傾斜部32aが設けられている。
傾斜部32aは、貫通穴33と同心状となる環状に形成され、貫通穴33の中心に向かって徐々に突出する方向に傾斜されている。
図9は、キャップの取り外し状態を示す保護カバーの要部拡大断面図、図10は、図9中D部拡大断面図である。これら図9、図10に示すように、爪部44の先端部を互いの対向方向に変位させた際に、その爪部44の変位に伴ってキャップ4の外壁41の開放端41aが内方に撓むことになる。すると、外壁41の開放端41aが傾斜部32aに沿ってカバー本体3の閉止板32から離れる方向に持ち上げられて、キャップ4の取り外しをアシストすることができる。
図11は、保護カバーのベースの取付状態を示す斜視図、図12は、配索体の配索状態を示す斜視図、図13は、保護カバーのカバー本体およびキャップの取付状態を示す斜視図、図14は、保護カバーの取付完了状態を示す斜視図である。
すなわち、上述した構成になる保護カバー1は、図11〜図14に示すように、図外のエアコンの冷媒配管5,5aや排塵ホース6等の配索体を壁面7から取り出す部分に取り付けられる。なお、図示されないが、冷媒配管5,5aや排塵ホース6の他に、ドレンホースや配線等も配索されている。
壁面7には、図11に示すように冷媒配管5,5aや排塵ホース6等の配索体を室内側から屋外側に貫通させる壁面開口部8が形成され、この壁面開口部8が排塵ホース6から排出される空気の排出口となっている。なお、排塵ホース6は空気を出し入れする換気ホースである場合でも同様である。
まず、ベース2の取付基板21をその凹設部24が壁面7の壁面開口部8の周縁と略一致するようにして配置し、そして、ねじ取付穴23に固定ねじSを挿通して壁面7にねじ込むことにより、ベース2を壁面7に固定する。
次に、壁面7に固定したベース2の長手方向の他端(図中下方)側に、冷媒配管5,5a等の配索体の一般部分を収納する断面コ字状のダクト本体ベース9を固定ねじSで壁面に固定する。
そして、図12に示すように、壁面開口部8に冷媒配管5,5aや排塵ホース6等の配索体を室内側から貫通させ、冷媒配管5,5a等の配索体を壁面開口部8から取り出した部分で略直角に屈曲させて壁面7に沿わせ、その壁面7に沿わせる冷媒配管5,5a等の配索体の一般部分をダクト本体ベース9の内方に配索する。このとき、壁面開口部8は、冷媒配管5,5aや排塵ホース6等の配索体を貫通させた後にパテPを詰め込んで密閉しておく。
排塵ホース6は、壁面開口部8から取り出した部分で終端とし、その先端部が先端カバー6aで覆われ、この先端カバー6aを介して空気が流通される。
次に、図13に示すように、ダクト本体ベース9の開放側にダクト本体カバー9aを取り付けて密閉するとともに、冷媒配管5,5aや排塵ホース6等の配索体の壁面開口部8からの取出部分を、ダクト本体カバー9aの端部とともにカバー本体3で覆う。このとき、カバー本体3はベース2のガイド壁22の外側に嵌合して、カバー本体3の係止凸部36がガイド壁22の係合凹部26に係合されて仮止めされる。なお、先端カバー6aは、貫通穴33からカバー本体3の外部に露出される。
この状態でカバー本体3のねじ取付穴35に固定ねじSを挿通して壁面7にねじ込むとともに、ねじ取付穴35aに固定ねじSを挿通してベース2のねじ穴23aにねじ込むことにより、カバー本体3を壁面7に固定する。その後、カバー本体3の貫通穴33にキャップ4を装着してその貫通穴33を覆うことにより、図14に示すように、保護カバー1の取り付けが完了する。
図15は、壁面の開口部に化粧プレートが取り付けられた場合のベースの取付状態を示す斜視図である。同図に示すように、壁面開口部8に化粧プレート8Kが嵌着される場合は、ベース2の凹設部24はノッチ25を折って除去することになる。
したがって、このように保護カバー1を取り付けた状態では、配索体の取り出し部分、さらには壁面開口部8を覆って外観上の見栄えを良好にするとともに、配索体の保護が図られる。
そして、排塵ホース6の先端カバー6aから排出された空気は、キャップ4の流通口43から外方に排出される。
ところで、図3に示すように、内周鍔部37の内周に爪部44の略周方向幅W(図4参照)をもって凹設される切欠37aを周方向に所定間隔をもって形成してある。本実施形態では、切欠37aは、カバー本体3の長手方向に配置される一対の切欠37aを基準として、中心角45゜の間隔をもって形成されている。つまり、切欠37aは、カバー本体3の長手方向と、その長手方向に対して直角方向と、同長手方向に対してそれぞれ左・右45゜の傾斜方向と、に対を成して形成される。爪部44は貫通穴33の径外方向に弾発力を有しており、切欠37aに挿入された状態で安定的に内周鍔部37に安定的に係止される。このとき、爪部44と切欠37aとは貫通穴33の周方向に係止されることになる。
図16は、カバー本体に対するキャップの回転姿勢を(a)〜(c)にそれぞれ示す正面図である。同図に示すように、(a)は壁面開口部8から取り出された配索体が下方に配索される場合で、カバー本体3に対してキャップ4は流通口43が下方となる回転姿勢となっている。(b)は配索体が水平方向に配索される場合で、カバー本体3に対してキャップ4は流通口43が下方に位置するように長手方向直角の回転姿勢となっている。(c)は配索体が上方に配索される場合で、カバー本体3に対してキャップ4は流通口43が下方に位置するように長手方向逆の回転姿勢となっている。このように流通口43を下方に位置させることにより、雨水が流通口43から保護カバー1内に侵入するのを防止する。
図16に示すようにキャップ4のカバー本体3に対する回転姿勢を可変設定あるいは変更するにあたっては、爪部44を、複数の切欠37aのいずれかに選択的に係合させればよい。この場合、爪部44を貫通穴33の中心側に撓ませることで切欠37aとの係止を解除することができる。
また、切欠37aの貫通穴33の中心側の端部(角部)には面取り部(または円弧面)37Cが形成されている。この面取り部37Cは、切欠37aの開放側を拡開しており、本発明の拡開部に相当するものである。この面取り部37Cにより、爪部44を係合する切欠37aの変更、すなわち、キャップ4のカバー本体3に対する回転姿勢の変更をより円滑に行うことができるようになる。
以上のように、本実施形態にかかる保護カバー1では、カバー本体3に、内側開口部として貫通穴33を形成し、キャップ4に、貫通穴33の縁としての内周鍔部37に係合する爪部44を設け、爪部44と内周鍔部37との係合によって、キャップ4をカバー本体3に取り付けるようにした。このため、内側開口部としての貫通穴33を利用してキャップ4を係止することができるので、内側開口部と係止構造とが別個に設けられている場合に比べて構成を簡素化することができる。
また、キャップ4をワンタッチで貫通穴33に装着できるため、キャップ4を装着する際の作業効率を向上できるとともに、片手でキャップを装着できるので作業性も向上できる。
また、本実施形態では、爪部44に交差アーム部44cを設け、これにより、キャップ4の側壁としての外壁41を内側に押し込むことで爪部44を貫通穴33の中心側に撓ませて内周鍔部37との係合を解除できるようにした。このため、キャップ4をカバー本体3から取り外す操作をより容易に行えるようになる。
また、本実施形態では、貫通穴33の縁としての内周鍔部37に切欠37aを形成し、爪部44と切欠37aとを貫通穴33の周方向に係止させるようにした。このため、比較的簡素な構成によって、カバー本体3に対するキャップ4の回転を規制することができる。また、切欠37aを複数設け、爪部44を複数の切欠37aのいずれかに選択的に係止させることで、キャップ4のカバー本体3に対する回転姿勢をより容易に可変設定できるようになる。
また、本実施形態では、切欠37aの、上記貫通穴33の中心側の端部に、拡開部として面取り部37Cを形成した。これにより、爪部44を切欠37aから容易に離脱させることができ、キャップ4を貫通穴33の中心まわりに回動させる操作をより容易に行えるようになる。すなわち、キャップ4のカバー本体3に対する回転姿勢をより容易に変更することができる。
また、本実施形態では、カバー本体3に、内周鍔部37との係合を解除するための爪部44の押圧に伴って、キャップ4をカバー本体3から離間させる方向に変位させるガイド部として傾斜部32aを設けた。このため、キャップ4がカバー本体3から離脱しやすくなって、キャップ4を取り外す操作を行いやすくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、爪部はキャップ側に設けたが、カバー本体側に爪部を設け、キャップにその爪部を弾発的に係合する係合部を設けた場合にあっても、同様の効果が得られる。
また、キャップの側壁を内側に押し込むことで爪部を貫通穴の中心側に撓ませる構成は、上記交差アーム部以外の構成としても具現化することが可能である。
また、拡開部の形状も面取りに形状には限定されず、角部を丸めた形状(R形状)としてもよい。
本発明の一実施形態にかかる保護カバーを正面側から見た全体斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーを背面側から見た全体斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーを正面側から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーを背面側から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーのキャップを図4のA方向から見た平面図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーを背面側から見た斜視図であって、保護カバーの一部を破断して示した図である。 図1のB−B断面図である。 図7中C部の拡大断面図である。 図1のB−B断面図において、キャップを取り外す状態を示す図である。 図9中D部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーのベースの取付状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーが適用される配索体の配索状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーのカバー本体およびキャップの取付状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーの取付完了状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる保護カバーが適用される壁面の開口部に化粧プレートが取り付けられた場合のベースの取付状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるカバー本体に対するキャップの回転姿勢のバリエーションを示す正面図である。
符号の説明
1 保護カバー
2 ベース
3 カバー本体
32a 傾斜部(ガイド部)
33 貫通穴(内側開口部)
37 内周鍔部(縁)
37a 切欠
37C 面取り部(拡開部)
4 キャップ
43 流通口(外側開口部)
44 爪部
5,5a 冷媒配管(配索体)
5B 屈曲部分(取出部分)
6 排塵ホース(配索体)
7 壁面
8 壁面開口部

Claims (5)

  1. 壁面に形成された壁面開口部および当該壁面開口部から取り出される配索体の取出部分を覆うように壁面側に固定され、通気用の内側開口部が形成されるカバー本体と、前記カバー本体に着脱可能に取り付けられ、前記内側開口部を覆うキャップと、を備え、前記キャップを当該カバー本体に装着した状態でキャップ内外を連通する通気用の外側開口部が形成される配索体の保護カバーにおいて、
    前記カバー本体に、前記内側開口部として貫通穴を形成し、
    前記キャップに、前記貫通穴の縁に係合する爪部を設け、
    前記爪部と貫通穴の縁との係合によって、キャップをカバー本体に取り付けるようにしたことを特徴とする配索体の保護カバー。
  2. 前記キャップの側壁を内側に押し込むことで前記爪部を貫通穴の中心側に撓ませて当該貫通穴の縁との係合を解除できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の配索体の保護カバー。
  3. 前記貫通穴の縁に切欠を形成し、前記爪部と切欠とを貫通穴の周方向に係止させるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の配索体の保護カバー。
  4. 前記切欠の、前記貫通穴中心側の端部に、拡開部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の配索体の保護カバー。
  5. 前記カバー本体に、前記貫通穴の縁との係合を解除するための前記爪部の押圧に伴って、キャップをカバー本体から離間させる方向に変位させるガイド部を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載の配索体の保護カバー。
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