JP4655852B2 - アンテナ用グロメット - Google Patents

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本発明は、例えば、アンテナを備えた通信機器を覆うハウジングの孔からアンテナを外部に導出するためハウジングの孔に取り付けるアンテナ用グロメットに関するものである。
従来のグロメットとしては、全周面にわたって環状溝が設けられ、中央部にワイヤーを挿通させる挿通孔を有する全体がゴムによって形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−6359号公報(段落「0003」、図5)
上述した従来のグロメットは、平面視において円形に形成され、中央部に挿通孔が設けられた構造を採っている。この従来のグロメットの挿通孔にアンテナを挿通させて使用した場合、アンテナの指向方向(傾斜方向)を変えたいという要求があると、このグロメットだけでは対応できなくなる。すなわち、この場合、アンテナの指向方向に対応させてハウジングに2つの孔を設け、一方の孔に上述した従来のグロメットを取り付け、他方の孔には挿通孔が設けられていないグロメットを取り付ける必要がある。このため、2種類のグロメットが必要になるため製造コストが嵩むという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、アンテナの指向角度を変える必要がある場合に1種類のグロメットによって対応可能とするところにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、全周面にわたって環状溝が設けられ、厚み方向にアンテナを挿通させる挿通孔を有する全体がゴムによって形成されたアンテナ用グロメットにおいて、全体を平面視において楕円形に形成し、前記挿通孔を一方の端部に設け、側面視において前記環状溝が前記アンテナの枢軸を中心とした円弧と同じ曲率に形成され、全体が側面視において中心線を挟んで左右対称に形成されているものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記挿通孔の周縁に外側に向かって中心方向に傾斜する薄肉状でスカート状に形成したアンテナ密着部を設け、このアンテナ密着部の開口部をアンテナの径よりも小さく形成したものである。
請求項1に係る発明によれば、アンテナ用グロメットの取付方向を平面視において180°変えることにより、アンテナを挿通させる挿通孔の位置を変えることができる。したがって、2種類のアンテナの指向方向に対して1種類のグロメットによって対応が可能になるから製造コストが低減される。
請求項2に係る発明によれば、挿通孔にアンテナを挿通させる際に、アンテナ密着部が弾性変形することによって、挿通孔の周縁が破損したり折り返されたりするようなことがない。したがって、アンテナ密着部とアンテナの周面との間が密着するため防水性が損なわれるようなことがない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るアンテナ用グロメットが取り付けられた防水用ハウジングの断面図、図2は同じく防水用ハウジングの外観を示す斜視図、図3は本発明に係るアンテナ用グロメットを底面側から見た斜視図、図4は同じくアンテナ用グロメットを示し、同図(A)は背面図、同図(B)は平面図、同図(C)は側面図、同図(D)は底面図、同図(E)は正面図、図5は図4(D)におけるV-V 線断面図である。
図1に全体を符号1で示す通信機器の両側部には、アンテナ2(一方は図示せず)が設けられており、これらアンテナ2は枢軸2aを回動中心として回動自在に取り付けられている。3は防水用ハウジングであって、通信機器1の背面側と上面側を覆う基台4と、この基台4の開口部を覆うカバー5とによって構成されている。
基台4は、上下方向に延在する背面板6と、この背面板6の上端部から略直交するように一体に突設された上面板7とによって形成されている。背面板6の上端には、背面板6の面方向に突設された壁掛け用取付片8が設けられており、この壁掛け用取付片8の両端部には、一対の達磨形のフック孔9,9が設けられている。
上面板7には先端側に向かって傾斜した傾斜部10が設けられているとともに、周縁に下方に向かって突設された袴部11が一体に設けられている。傾斜部10の両端部には、一対の楕円形の取付孔12,12(一方の取付孔12は図示を省略)が設けられている。上記した通信機器1は、両側部のアンテナ2が取付孔12,12を貫通し外部に露呈できるように、防水用ハウジング3の背面板6に取り付けられている。上記した傾斜部10は、図1に示すように、側面視においてアンテナ2の枢軸2aを中心とした円弧を描くような曲面を呈するように形成されている。
図3および図4に全体を符号15で示すものは、本発明に係るアンテナ用グロメットであって、全周面にわたって環状溝16が設けられ、この環状溝16を挟んで、第1の鍔17とこの第1の鍔17よりも厚みが薄く形成された第2の鍔18とが設けられている。このアンテナ用グロメット15は、全体をゴムによって平面視において楕円形に形成されており、図4(C)に示すように、側面視において環状溝16が上記した傾斜部10と同じ曲率をもつような円弧状に形成されている。したがって、このアンテナ用グロメット15は側面視において、中心線C−Cを挟んで左右対称となるように形成されている。
このアンテナ用グロメット15の底面には凹部19が設けられており、この凹部19の中央に補強用のリブ20が一体に設けられている。また、このアンテナ用グロメット15の第1の鍔17の平面視における一方の端部には、図4(B)に示すように、厚み方向にアンテナ2を挿通させる挿通孔21が設けられている。この挿通孔21の周縁には、図5に示すように外側に向かって中心方向に傾斜する薄肉状でスカート状に形成したアンテナ密着部22が設けられており、このアンテナ密着部22の開口部22aの内径R1はアンテナ2の外径R2よりも小さく形成されている。
このように構成されたアンテナ用グロメット15は、第2の鍔18を弾性変形させながら、環状溝16内にハウジング3の取付孔12の開口縁部を圧入することにより、アンテナ用グロメット15が取付孔12に取り付けられる。この場合、アンテナ用グロメット15を、その挿通孔21が図2中背面板6側(矢印A方向)に位置するように取り付けることによって、図1に実線で示すように、アンテナ2の枢軸2aと挿通孔21とを結ぶ方向が鉛直方向となる。一方、アンテナ用グロメット15を、その挿通孔21が図2中矢印B方向に位置するように取り付けることによって、図1に二点鎖線で示すように、アンテナ2の枢軸2aと挿通孔21を結ぶ方向が、鉛直方向から反時計方向に角度αだけ傾斜した方向を指向する。
次に、このように構成されたアンテナ用グロメットを使って、アンテナの指向方向を選択する方法を説明する。先ず、通信機器1を、防水用ハウジング3の背面板6に取り付けた図示を省略したブラケットを介して電柱等に取り付ける場合について説明する。この場合は、通信機器1の周囲に電波の受信と発信の妨げになる障害物が存在しないため、アンテナ2を鉛直方向を指向するように立てる。
すなわち、通信機器1を電柱等に取り付ける以前に、アンテナ2をハウジング3の取付孔12から突出させ、この突出させたアンテナ2にアンテナ用グロメット15の挿通孔21を挿通させる。この場合、挿通孔21の周縁に外側に向かって中心方向に傾斜する薄肉でスカート状に形成され、アンテナ2の外径よりも小さい開口部22aを有するアンテナ密着部22が設けられているため、このアンテナ密着部22が挿通孔21に挿通されるアンテナ2との間の摺接によって、アンテナ2の移動方向に弾性変形する。このため、挿通孔21の周縁が破損したり、折り返されたりするようなことがないから、アンテナ密着部22とアンテナ2の周面との間が密着するので、防水性が損なわれるようなことがない。また、通信機器1の両側部のアンテナ2が異なったアンテナで、外径が異なる場合も同様にアンテナ密着部22の弾性変形により、アンテナ密着部22とアンテナ2の周面との間が密着するので、防水性が損なわれるようなことがない。したがって、アンテナ2が異なる場合にも1種類のアンテナ用グロメット15によって防水が図られる。
アンテナ2に挿通孔21を挿通させたアンテナ用グロメット15を、挿通孔21が図1に実線で示すように、背面板6方向(矢印A方向)に位置するように、ハウジング3の取付孔12に取り付ける。この状態で、上述したようにアンテナ2の枢軸2aと挿通孔21とを結ぶ方向が鉛直方向を指向しているので、アンテナ用グロメット15によってアンテナ2が鉛直方向を指向するように保持される。
次に、通信機器1を、背面板6の壁掛け用取付片8を介して建物の壁等に取り付ける場合を説明する。このような場合は、背面板6に対接する建物の壁、特に壁内部に鉄筋等の金属が含まれている場合には、金属により電波が影響され、アンテナ2が電波を受信したり発信する際に障害となるため、アンテナ2を建物の壁から離間させる。すなわち、通信機器1を建物の壁等に取り付ける以前に、上述した電柱等に取り付ける場合と同様に、アンテナ2にアンテナ用グロメット15の挿通孔21を挿通させる。
このようなときは、アンテナ用グロメット15を、挿通孔21が図1中二点鎖線で示すように矢印B方向に位置するようにして、前述した方法と同じ手順でハウジング3の取付孔12に取り付ける。この状態で、上述したようにアンテナ2の枢軸2aと挿通孔21を結ぶ方向が鉛直方向から図中反時計方向に角度αだけ回動した方向を指向しているので、アンテナ用グロメット15によってアンテナ2は、建物の壁から離間するように傾斜した状態で保持される。
このように、1種類のアンテナ用グロメット15によって、アンテナ12の指向方向を選択することができるため、従来のように2種類のグロメットを必要とした場合と比較して製造コストが低減する。
本発明に係るアンテナ用グロメットが取り付けられた防水用ハウジングの断面図である。 本発明に係るアンテナ用グロメットが取り付けられた防水用ハウジングの外観を示す斜視図である。 本発明に係るアンテナ用グロメットを底面側から見た斜視図である。 本発明に係るアンテナ用グロメットを示し、同図(A)は背面図、同図(B)は平面図、同図(C)は側面図、同図(D)は底面図、同図(E)は正面図である。 図4(D)におけるV-V 線断面図である。
符号の説明
1…通信機器、2…アンテナ、2a…枢軸、3…防水用ハウジング、4…基台、5…カバー、6…背面板、7…上面板、10…傾斜部、12…取付孔、15…アンテナ用グロメット、16…環状溝、17…第1の鍔、18…第2の鍔、21…挿通孔、22…アンテナ密着部、22a…開口部。

Claims (2)

  1. 全周面にわたって環状溝が設けられ、厚み方向にアンテナを挿通させる挿通孔を有する全体がゴムによって形成されたアンテナ用グロメットにおいて、
    全体を平面視において楕円形に形成し、前記挿通孔を一方の端部に設け
    側面視において前記環状溝が前記アンテナの枢軸を中心とした円弧と同じ曲率に形成され、全体が側面視において中心線を挟んで左右対称に形成されていることを特徴とするアンテナ用グロメット。
  2. 請求項1記載のアンテナ用グロメットにおいて、
    前記挿通孔の周縁に外側に向かって中心方向に傾斜する薄肉状でスカート状に形成したアンテナ密着部を設け、このアンテナ密着部の開口部をアンテナの径よりも小さく形成したことを特徴とするアンテナ用グロメット。
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