JP2009046738A - 永久磁石埋め込み型モータのロータ鉄心用鋼板及びその製造方法 - Google Patents

永久磁石埋め込み型モータのロータ鉄心用鋼板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】IPMモータのロータ鉄心として用いるときにIPMモータのリラクタンストルクの低下を招くことなく、高強度化を図ることが可能なロータ鉄心用鋼板を提供する。
【解決手段】C:0.06〜0.90質量%、Si:0.05〜3.0質量%、Mn:0.2〜2.5質量%、P:0.05質量%以下、S:0.02質量%以下、酸可溶Al:0.005〜4.95質量%を、Si+Al:5.0質量%なる条件で含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有する熱延鋼板を冷延し、連続焼鈍ライン又は連続焼入れラインにて750℃以上に加熱後、450℃以下まで10℃/s以上の冷却速度で冷却し、その後200〜500℃の温度域に120s以上保持し、引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈する鋼板を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は主に電気自動車やハイブリッド自動車或いは工作機械などに使用される永久磁石埋め込み型モータのロータ鉄心用鋼板及びその製造方法に関する。
一般に永久磁石埋め込み型モータ(以下「IPMモータ」と記す。)は、誘導電動機モータと比べ、高価な永久磁石を使用するため、コストは高くなるものの、高効率であり、ハイブリッド自動車や電気自動車の駆動用モータや発電用モータ、さらには各種工作機械用のモータとして広く使用されてきている。
IPMモータの鉄心は固定子と回転子に分けられるが、固定子側には巻線を通じて、交流磁界が直接付与されるため、高効率化のためには、鉄心には高透磁率であることと同時に、体積抵抗率を高めて、鉄損を低減する必要があった。そのため、固定子用の鉄心には、極低炭素鋼にSiを添加して軟磁気特性を改善した電磁鋼板が用いられている。
一方、回転子側には、永久磁石が埋め込まれ、鉄心は主にヨークとして磁束密度を高める役割を担っており、固定子側から発生する僅かな交流磁界の影響は受けるもののその影響は限定的であり、磁束密度は高くする必要があるが、鉄損についてはモータの性能には大きな影響を及ぼさない。したがって、鉄心材として鉄損特性に有利な電磁鋼板を使用する必要はなかった。しかし、固定子のみに電磁鋼板を使用すると、電磁鋼板の製品歩留りが低下してモータの製造コストが高くなることもあって、通常は固定子側と全く同じ電磁鋼板を素材として用いていた。
一般に、モータの効率は回転子の回転速度を高くするほど良好となるが、回転子には永久磁石を埋め込んでいるため、回転速度が速くなり過ぎると、永久磁石に働く遠心力によって回転子の突極部近傍が変形し、固定子と接触、最終的にはモータの破損に至る。
回転速度の限界は、回転子用鉄心の形状が同一の場合には、回転子用鉄心の降伏強度に依存するが、例えば3%程度のSiを含有する無方向性電磁鋼板(35A300)の場合、磁性焼鈍後の降伏強度は約400N/mm2程度であり、現状ではせいぜい15000rpm程度までが回転速度の限界と考えられている。これまでも、電磁鋼板をベースに鉄心の降伏強度を高くする検討が種々行われている。
例えば、特許文献1には磁気特性、耐変形性の優れた電磁鋼板及びその製造方法に関する発明が開示されている。また、特許文献2には、鉄損特性の内、ヒステリシス損よりも渦電流損の改善に着目し、高強度化との両立を図った鋼板及びその製造方法が開示されている。その製造方法は、Cを通常の電磁鋼板よりも高め、連続焼鈍設備にて変態強化することを特徴としている。
特開2005-133175号公報 特開2005-60811号公報
しかしながら、特許文献1で提案された方法は、軟磁気特性の改善に力を注いでいるため、十分な強度が確保できない。また特許文献2で提案された方法による焼入れ処理ままではヒステリシス損が大きくなり過ぎて交流磁界を付与しても十分に励磁する事ができず、残留磁束密度も低くなる。そのため、IPMモータのリラクタンストルクが低下してモータ効率が低下する。なお、特許文献2の図2において、焼入れままの発明鋼は、同じ体積抵抗率の通常の電磁鋼板よりも渦電流損が低い値となっているが、これは、同じ条件で励磁しても、磁壁の移動が磁界の変化に追随できず、磁界の変化幅が見かけ上小さくなったためと考えられる。すなわち、特許文献2に記載のものでは、鋼中の転位密度が非常に高く、しかも複雑に絡み合っているために、励磁しても磁壁の移動が磁界の変化に追随できず、結果的に磁束密度の値が低くなっている。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、IPMモータのロータ鉄心として用いるときにIPMモータのリラクタンストルクの低下を招くことなく、高強度化を図ることが可能なロータ鉄心用鋼板を提供することを目的とする。
本発明のIPMモータのロータ鉄心用鋼板は、その目的を達成するため、C:0.06%超〜0.90質量%以下、Si:0.05〜3.0質量%、Mn:0.2〜2.5質量%、P:0.05質量%以下、S:0.02質量%以下、酸可溶Al:0.005〜4.95質量%を、Si+Al:5.0質量%なる条件で含み、必要に応じてTi、Nb、Vの1種又は2種以上を合計で0.01〜0.20質量%、或いはさらに必要に応じてMo:0.1〜0.6質量%、Cr:0.1〜1.0質量%及びB:0.0005〜0.005質量%の1種以上を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有し、引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈することを特徴とする。
本発明のIPMモータのロータ鉄心用鋼板は、さらに、少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を有していることが好ましい。
このような引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈するIPMモータのロータ鉄心用鋼板は、前記成分組成を有する熱延鋼板を冷延し、連続焼鈍ライン又は連続焼入れラインにて750℃以上に加熱後、450℃以下まで10℃/s以上の冷却速度で冷却し、その後200〜500℃の温度域に120s以上保持することにより製造される。
連続焼鈍ラインにおける冷却は、ガスジェット冷却又は気水冷却であることが好ましい。また、連続焼鈍ライン通板後、インライン又はオフラインにて伸び率:0.5〜10.0%の冷間圧延を施しても良い。
上記のようなIPMモータのロータ鉄心用鋼板は、また、前記成分組成を有する熱延鋼板を1回又は中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施して所定の板厚とし、その後、200〜500℃の温度まで加熱することによっても製造される。
上記のようなIPMモータのロータ鉄心用鋼板は、さらに、前記成分組成を有する熱延鋼板を1回又は中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施して所定の板厚とし、その後、表面最大ひずみ量が0.15%以上となる条件でロールレベラーを通板することによっても製造される。
そして、得られた冷延板の少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を形成してIPMモータのロータ鉄心として用いる。
冷延材に加熱を施す場合、冷間圧延後、冷延板の少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を形成し、加熱処理を絶縁皮膜の焼付け処理と同時に施すことが好ましい。
本発明により、強度と磁気特性がともに優れたロータ鉄心用鋼板が提供される。したがって、当該鋼板をIPMモータのロータ鉄心として用いるとき、IPMモータのリラクタンストルクの低下を招くことなく、高強度で高速回転可能なIPMモータのロータが得られる。
本発明により、高速回転モータの高効率化、更なる小型化が期待できる。
本発明者等は、IPMモータのロータ鉄心用鋼板として、高速回転に耐え得る高強度を図ると同時に、磁気特性の劣化を最小限に抑制し、モータのリラクタンストルクを最大限有効活用する方策を探索した。そして、素材の成分組成と組織の調整法を鋭意検討し、本発明に到達した。
すなわち、変態や冷間圧延によって高強度化を図る際に、鋼中に導入された転位組織を低温で焼鈍すること、又はロールレベラーの通板等によって、高密度かつ複雑に絡み合った転位組織を再配列させて、転位密度の低い領域を確保すれば、高速回転に耐え得る高強度と高いリラクタンストルクを得るための高磁束密度を両立させる事が可能であることがわかった。
以下に、本発明の詳細を説明する。
まず、本発明鋼板を構成する鋼の成分組成について説明する。
C:0.06%超〜0.90質量%以下
780N以上の降伏強度を得るためには、0.06質量%を超えるCを含有させる必要がある。しかし、0.90質量%を超えて含有させると、磁束密度が低くなる。
Si:0.05〜3.0質量%
Siは高強度化に有効な他、体積抵抗率を高め、渦電流損を小さくするのに有効な元素である。その効果を得るためには、0.01質量%以上含有させる必要がある。しかし、3.0質量%を超えて含有させると、鋼板の靭性が劣化する。
Mn:0.2〜2.5質量%
Mnは高強度化に有効な元素である。その効果を得るためには、少なくとも0.2質量%以上の含有させることが必要である。しかし、2.5質量%を超えて含有させると強度の向上効果は飽和するとともに、かえって磁束密度の低下を招く。
P:0.05質量%以下
Pは高強度化に有効な元素であるが、鋼の靭性を著しく低下させる。0.05質量%までは許容できるため、上限を0.05質量%とする。
S:0.02質量%以下
Sは高温脆化を引き起こす元素であり、大量に含有すると、熱間圧延時に表面欠陥を生じ、表面品質を劣化させる。したがって、できるだけ低減することが望まれる。0.02%質量までは許容できるため、上限を0.02質量%とする。
酸可溶Al:0.001〜4.95質量%、Si+Al≦5.0質量%
Alは脱酸剤として添加されるほか、Siと同様に鋼の体積抵抗率を上昇させるのに有効な元素である。その効果を発揮するためには、少なくとも0.005%以上含有させることが必要である。しかしSiとの合計で5質量%を越えて含有させると磁束密度の低下が大きくなり、モータの性能が劣化する。
Ti+Nb+V:0.01〜0.20%
Ti,Nb及びVは、鋼中で炭窒化物を形成し、析出強化による高強度化に有効な元素である。その効果を得るためには、1種又は2種以上を合計で、0.01質量%以上の添加が必要である。しかし、0.20質量%を超えて添加しても、析出物の粗大化により強度上昇は飽和するとともに、製造コストの増大を招く。
Mo:0.1〜0.6質量%、Cr:0.1〜1.0質量%及びB:0.0005〜0.005質量%の1種以上
Mo,Cr及びBは、鋼の焼入れ性を高め、高強度化に有効な元素である。その効果を得るためには、それぞれ単独で、設定の下限値以上の添加が必要である。しかし、それぞれの上限値を超えて添加してもその効果は飽和するととともに製造コストの増加を招く。なお、単独でも複合添加でもその効果は認められるが、複合添加する場合は、それぞれ設定した上限値の1/2を超えて添加すると、その効果に比して製造コストの上昇が大きくなるので、1/2以下の量を複合添加することが望ましい。
次に、IPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法について説明する。
前記した通り、IPMモータのロータ鉄心用鋼板は基材鋼板の成分組成の調整と、変態や冷間圧延によって鋼中に導入された転位組織を低温で焼鈍すること、或いはロールレベラーの通板等によって、再配列させ、転位密度の低い領域を確保することを特徴としている。したがって、本発明ロータ鉄心用鋼板を製造するに当たっては、成分組成が制御された熱延鋼板を冷延した後の処理条件が大きく影響することになる。ただし、主に加工強化を利用して高強度化を図る場合には、熱延条件を適宜制御して冷延前素材の強度を高めた方が有利となる。
冷延後の処理条件が大きく影響する。以下に、その処理条件等について説明する。
まず、冷延後の鋼板を連続熱処理により高強度化する方法について説明する。
焼鈍加熱温度:750℃以上
連続熱処理により高強度化を図る場合、加熱温度が750℃未満では十分な強度が得られない。したがって、750℃以上の温度に加熱する。
冷却条件:450℃以下まで平均冷却速度10℃/s以上で冷却、200〜500℃に120s以上保持
冷却終了温度が450℃より高いと硬質相の体積率が小さくなり、十分な強度が得られない。また、冷却後の保持温度が200℃未満又は保持時間が120s未満では、転位の再配列が不十分で磁束密度が低くなる。また、保持温度が500℃を超えると軟質化するため十分な強度が得られなくなる。
冷却手段:
連続熱処理における冷却手段は、ガスジェット、汽水冷却、水冷ロールによる冷却、水冷など種々の方法が考えられるが、ガスジェット又は汽水冷却以外の方法では、鋼板の板形状の劣化を生じるため、ガスジェット冷却又は汽水冷却の方が望ましい。板形状が劣化すると、積層した際の占積率が劣るため、ロータのバランスがくずれ、モータ性能が劣化する。
連続熱処理後の軽冷延:
通常、熱処理後に軽冷延(スキンパス圧延)を付与して、板形状を向上させている。この場合、冷延率は0.5〜2.0%程度である。しかし、本発明では、さらに2〜10%の冷間圧延を施すことで、降伏強度を熱処理ままよりも高くすることが可能となる。冷延率が10%を超えると通常の精整設備(SKP圧延設備)では対応が困難で、いわゆる冷間圧延が必要となるため製造コストの増大を招く。
冷延後の鋼板を、さらに加工強化により高強度化を図ることも可能である。そこで、その方法について説明する。
冷延条件:
1回又は中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延により所定の板厚まで冷延する。最終の冷間圧延における冷延率が30%未満では、強度上昇代が小さく冷延前の素材強度を高くしておく必要があるため、その分製造コストが高くなる。したがって、最終冷間圧延における冷延率は、30%以上とすることが望ましい。
冷延後の加熱処理:
冷間圧延後、200〜500℃の範囲の温度域まで加熱処理を施す。200℃未満では、転位の再配列が不十分で磁束密度が低くなる。また、保持温度が500℃を超えると軟質化が大きくなりすぎて十分な強度が得られなくなる。なお、保持時間はとくに制限は無く0sでも構わない。しかし、保持時間を長くし過ぎるとコストの上昇を招くため、10時間以内とする事が望ましい。
冷延後のロールレベラー通板:
冷間圧延後、表面最大歪量が0.15%以上となる条件でロールレベラーを通板する。表面最大歪量が0.15%未満では、繰返し応力による転位の再配列が十分ではなく、磁束密度が低くなる。表面最大歪量の上限はとくに設定しないが、0.6%を超えるとその効果は飽和し、いたずらに通板性を損なうので、0.6%以下とすることが望ましい。
転位を再配列させ、転位密度の低い領域を確保する方法として上記方法のいずれを採用するかは別として、鋼板表面に絶縁皮膜を形成しておくことが好ましい。
絶縁皮膜の塗布:
本発明では、ロータに発生する渦電流損の低減を目的として、鋼板の少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を塗布することが好ましい。
なお、絶縁皮膜は通常、製品の最終工程で施されるが、絶縁皮膜を塗布する際、焼付け処理の加熱温度を200〜400℃に設定すると、請求項8に記載した発明の加熱処理を兼ねることが可能であり、省エネルギー、製造コスト低減の観点から望ましい。
実施例1;
表1に示す成分組成を有する鋼を真空溶解し、これらの連鋳片を1250℃に加熱し、830℃で仕上げ圧延して560℃で巻取り、板厚1.8mmの熱延鋼板を得た。この熱延鋼板を酸洗後、冷間圧延して板厚0.5mmの冷延鋼板を得た。
得られた冷延鋼板に、加熱温度;850℃,平均冷却速度;75℃/sで250℃まで冷却し、引き続き400℃まで再加熱する連続焼鈍を施した。
焼鈍後の鋼板にスキンパス圧延及び一部のサンプルについては10%までの軽圧延を施した。
またその後、Cr系酸化物及びMg系酸化物を含有する半有機組成の約1μmの厚さの絶縁皮膜を鋼板の両面に塗布した。
得られた冷延鋼板からJIS5号試験片に加工し引張試験に供した。また、絶縁皮膜を塗布する前及び塗布後の両鋼板から、内径33mm、外形45mmのリング状の試験片を打抜きにより作製し、磁化測定に供した。さらに、幅10mmの短冊状のサンプルを圧延方向と平行な方向から切出し、先端r0.5mmの90°曲げ試験に供した。
各サンプルの降伏強さ、引張強さ及び4000A/mにおける磁束密度B4000、さらには曲げ試験結果を表2に示した。
なお、表2中、割れ無を○で、割れ発生を×で表示している。
C含有量の少ないNo.1鋼では、降伏強さが低くなった。また、C,Mn及びAlやSi+Alの添加量が発明範囲を超えるNo.10、11及びNo.14、15鋼では、B4000が1.2T未満となっていた。
Si及びPの添加量が発明範囲を超えるNo.12、13では、曲げ性に劣っておりロータ形状への加工が困難となることがわかった。
一方、本願発明範囲を満足する成分組成を有するその他の鋼に関しては、高強度かつ高磁束密度を有しており、機械的強度が要求される高速回転モータに好適である。
なお、表2から判るように、絶縁皮膜塗布の有無は、磁束密度には何の影響も及ぼさず、皮膜有りと皮膜無しでB4000の値は全く同じ値を示すことが確認できた。このように、絶縁皮膜の有無は、磁束密度には全く影響しないが、渦電流損を主体とする鉄損には僅かに影響を及ぼす。したがって、本発明においては、塗布しなくても構わないが、塗布したほうが僅かに鉄損特性の点で有利であり、モータに要求される性能レベルに応じて、適宜選択する事ができる。
Figure 2009046738
Figure 2009046738
実施例2;
表1のNo.5鋼について実施例1と同様の製造条件で得た冷延鋼板に、表3に示す条件の熱処理を施した。
またその後、Cr系酸化物及びMg系酸化物を含有する半有機組成の約1μmの厚さの絶縁皮膜を鋼板の両面に塗布した。
得られた鋼板について、実施例1と同じ試験を行って得られた強度特性及び磁気特性を表4にまとめて示した。
その結果からもわかるように、本願発明範囲のAなる条件の熱処理を施した場合、780N/mm以上の強度と高磁束密度が得られている。しかしながら、加熱温度が低すぎるBなる条件、冷却速度が遅いC条件及び再加熱温度が高いD条件では、軟化が大きく、降伏強さが780N/mmを下回っている。また、再加熱処理を施さず焼入れままとしたE条件では、非常に低い磁束密度しか得られなかった。
Figure 2009046738
Figure 2009046738
実施例3;
表1のNo.19鋼について、実施例1と同様な製造条件で得た熱延鋼板を素材として表5に示した冷延条件で冷延後、低温加熱又はロールレベラーを付与した。
また、その後、条件Hを除き、Cr系酸化物及びMg系酸化物を含有する半有機組成の約1μmの厚さの絶縁皮膜を鋼板の両面に塗布した。なお、条件F,Gについては、特別な低温加熱は施さず、絶縁皮膜の焼付けの際の加熱を低温焼鈍として兼用させた。
得られた鋼板について実施例1と同じ試験を行って得られた強度特性及び磁気特性を表6にまとめて示した。
低温加熱とレベラー通板の両者ともに付与しなかったH及び歪量の設定の低いレベラー条件としたI及び加熱温度が低いMでは、転位の再配列が十分に進行せず、磁束密度が低くなった。また、加熱温度が高すぎるNでは、780N/mm以上の降伏強さが得られない。
なお、表面最大歪が大きな条件のLでは、各特性は満足するものの、磁束密度の改善効果が飽和している。0.15%以上の表面最大ひずみ量となるロールレベラーを付与する必要があるが、0.5%を超える程の大きなひずみ付与は現実的でないことがわかる。
Figure 2009046738
Figure 2009046738

Claims (11)

  1. C:0.06%超〜0.90質量%以下、Si:0.05〜3.0質量%、Mn:0.2〜2.5質量%、P:0.05質量%以下、S:0.02質量%以下、酸可溶Al:0.005〜4.95質量%を、Si+Al:5.0質量%なる条件で含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる成分組成を有し、引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈することを特徴とするIPMモータのロータ鉄心用鋼板。
  2. さらに、Ti、Nb、Vの1種又は2種以上を合計で0.01〜0.20質量%含有する請求項1に記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板。
  3. さらに、Mo:0.1〜0.6質量%、Cr:0.1〜1.0質量%及びB:0.0005〜0.005質量%の1種以上を含有する請求項1又は2に記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板。
  4. 少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を有する請求項1〜3のいずれかに記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の成分組成を有する熱延鋼板を冷延し、連続焼鈍ライン又は連続焼入れラインにて750℃以上に加熱後、450℃以下まで10℃/s以上の冷却速度で冷却し、その後200〜500℃の温度域に120s以上保持することを特徴とする引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈するIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  6. 連続焼鈍ラインにおける冷却がガスジェット冷却又は気水冷却である請求項5に記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  7. 連続焼鈍ライン通板後、インライン又はオフラインにて伸び率:0.5〜10.0%の冷間圧延を施す請求項5又は6に記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  8. 請求項1〜3のいずれかに記載の成分組成を有する熱延鋼板を1回又は中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施して所定の板厚とし、その後、200〜500℃の温度まで加熱することを特徴とする引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈するIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  9. 請求項1〜3のいずれかに記載の成分組成を有する熱延鋼板を1回又は中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を施して所定の板厚とし、その後、表面最大ひずみ量が0.15%以上となる条件でロールレベラーを通板することを特徴とする引張試験で780N/mm以上の降伏強度、及び4000A/mにおける磁束密度B4000が1.2T以上なる磁界の強さを呈するIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  10. 得られた冷延板の少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を形成する請求項5〜9のいずれかに記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
  11. 冷間圧延後、冷延板の少なくとも片方の表面に有機成分の絶縁皮膜、無機成分の絶縁皮膜及び有機・無機複合の成分のいずれかの絶縁皮膜を形成し、加熱処理を絶縁皮膜の焼付け処理と同時に施す請求項8に記載のIPMモータのロータ鉄心用鋼板の製造方法。
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