JP2009046274A - 昇降防止装置およびエレベータ装置 - Google Patents

昇降防止装置およびエレベータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易な構成でカゴ室の意図しない昇降を阻害でき得る昇降防止装置を提供する。
【解決手段】ガイドレールに沿って昇降するカゴ室12の意図しない昇降を防止する昇降防止装置は、カゴ室12の上面に設置された下降阻害機構30dおよび上昇阻害機構を備える。下降阻害機構30dは、レール突出部14aに対して進退自在の可動挟持体36と、可動挟持体36と協働してレール突出部14aを挟持する固定挟持体34と、を備える。可動挟持体36は、断面略クサビ形状である。カゴ室12が下降すると、枠体38が可動挟持体36に当接し、可動挟持体36がレール突出部14aに密着する方向に移動する。また、可動挟持体36からの反力を受けてカゴ室12そのものが移動することで固定挟持体34がレール突出部14aに密着する方向に移動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、レールに沿って昇降するカゴ室の意図しない上昇および昇降の少なくとも一方を防止する昇降防止装置、および、当該昇降防止装置を搭載したエレベータ装置に関する。
従来から、昇降路に配設されたレールに沿ってカゴ室を昇降させることで、人や荷物を運搬するエレベータ装置が知られている。こうしたエレベータ装置において、カゴ室の意図しない昇降、例えば、カゴ室ドアが開いた状態でのカゴ室の昇降等を防止するための技術が従来から提案されている。
例えば、下記特許文献1には、カゴ室の上部に設けられるとともにカゴ戸の開閉に連動して昇降路の壁方向に進退するカゴ側固定部と、昇降路に設けられるとともに昇降路の壁方向に前進したカゴ側固定部が遊嵌する昇降路側固定具と、を備えたカゴ位置固定装置(昇降防止装置)が開示されている。かかる技術によれば、カゴ側固定部と昇降路側固定具との遊嵌関係により、カゴ室の昇降が確実に阻害される。
特開平10−59662号公報
しかしながら、特許文献1に記載等されている従来技術では、各階ごとに昇降路側固定具を設ける必要があった。その結果、従来の昇降防止装置は、大掛かりで、複雑な構成となりやすく、また、設置作業も煩雑になりやすかった。
そこで、本発明では、より簡易な構成でカゴ室の意図しない上昇および下降の少なくとも一方を防止でき得る昇降防止装置およびエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明の昇降防止装置は、レールに沿って昇降するカゴ室の意図しない上昇および昇降の少なくとも一方を防止する昇降防止装置であって、カゴ室の上面または底面に設けられ、カゴ室の上昇または下降を阻害する1以上の阻害機構と、前記1以上の阻害機構の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記阻害機構は、前記レールを挟持することで前記カゴ室の上昇または下降を阻害する一対の挟持体であって、前記レールに対して傾斜した傾斜端面を有する可動挟持体を1以上含む一対の挟持体と、前記可動挟持体をレールに接触させた接触状態、または、前記可動挟持体をレールから離隔させた離隔状態に切り替えるべく前記制御手段からの指示に従って前記可動挟持体を進退させる進退機構と、前記接触状態でカゴ室が上昇または下降した際に、当該カゴ室とともに前記可動挟持体に対して上昇または下降して当該可動挟持体に当接することで、当該可動挟持体を前記レールに密着する方向に押圧する押圧体と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、前記一対の挟持体は、前記可動挟持体と、前記接触状態において前記レールから離間した位置にカゴ室に固着される固定挟持体と、を備え、前記固定挟持体は、前記押圧体により前記可動挟持体が押圧された際にカゴ室が受ける反力により当該カゴ室とともに移動することで、前記レールに接触し、前記可動挟持体と協働してレールを挟持する。
他の好適な態様では、前記傾斜端面は、カゴ室の上昇を阻害する場合には下方向に向かうほど前記レールに近づく方向に傾斜しており、カゴ室の下降を阻害する場合には上方向に向かうほど前記レールに近づく方向に傾斜している。
他の好適な態様では、前記制御手段は、カゴ室に設けられたドアの開閉を検知するとともに、当該検知結果に応じて前記進退機構の駆動を制御する。
他の本発明であるエレベータ装置は、昇降路内において垂直方向に延びる一対のレールと、前記レールに沿って昇降するカゴ室と、前記カゴ室の意図しない上昇および昇降の少なくとも一方を防止する昇降防止装置と、を備え、前記昇降防止装置は、カゴ室の上面または底面に設けられ、カゴ室の上昇または下降を阻害する1以上の阻害機構と、前記1以上の阻害機構の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記阻害機構は、前記レールを挟持することで前記カゴ室の上昇または下降を阻害する一対の挟持体であって、前記レールに対して傾斜した傾斜端面を有する可動挟持体を1以上含む一対の挟持体と、前記可動挟持体をレールに接触させた接触状態、または、前記可動挟持体をレールから離隔させた離隔状態に切り替えるべく前記制御手段からの指示に従って前記可動挟持体を進退させる進退機構と、前記接触状態でカゴ室が上昇または下降した際に、当該カゴ室とともに前記可動挟持体に対して上昇または下降して当該可動挟持体に当接することで、当該可動挟持体を前記レールに密着する方向に押圧する押圧体と、を備えることを特徴とする。
好適な態様では、前記昇降防止装置は、前記一対のレールのうちの一方のレール近傍に設置される阻害機構であって、当該一方のレールを一対の挟持体で挟持することでカゴ室の上昇を阻害する上昇阻害機構と、前記一対のレールのうちの他方のレール近傍に設置される阻害機構であって、当該他方のレールを一対の挟持体で挟持することでカゴ室の下降を阻害する下降阻害機構と、を備える。
本発明によれば、カゴ室の上面または底面に設けられ、カゴ室の上昇または下降を阻害する1以上の阻害機構によりカゴ室の上昇および昇降の少なくとも一方が阻害される。その結果、各階ごとに特殊な構成を設ける必要がなく、簡易な構成でカゴ室の意図しない上昇および下降の少なくとも一方を防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態であるエレベータ装置10の概略構成図である。また、図2は、カゴ室12周辺における概略斜視図である。このエレベータ装置10は、従来のエレベータ装置と同様に、人が乗り降りするカゴ室12や、当該カゴ室12の昇降をガイドする一対のガイドレール14、カゴ室12を昇降させる昇降機構、および、昇降機構等の駆動を制御する制御部26などを備えている。また、このエレベータ装置10には、従来のエレベータ装置と異なり、意図しないカゴ室12の昇降を防止する昇降防止装置が搭載されている。昇降防止装置は、カゴ室12の下降を阻害する下降阻害機構30dと、カゴ室12の上昇を阻害する上昇阻害機構30uと、を備えている。この二つの阻害機構30d,30uは、いずれも、カゴ室12の上面に設置されており、その駆動は制御部26により制御される。そして、この二つの阻害機構30d,30uを設けることにより、カゴ室12の意図しない昇降、例えば、ドア16が開いた状態でのカゴ室12の昇降などが確実に防止できるようになっている。以下、このエレベータ装置10について詳説する。
カゴ室12は、人や荷物が乗り降りする箱体で、昇降路に設置されたガイドレール14に沿って昇降する。このカゴ室12の前面には、ユーザが乗り降りするためのドア16が設けられている。このドア16は、通常、カゴ室12の昇降時には閉鎖される。また、カゴ室12がユーザにより指定された階に停止した際には、当該ドア16は開状態となり、カゴ室12へのユーザの乗り降りを許容する。このドア16の開閉状態は、ドア16近傍に設けられたドア開閉検出スイッチ18により検出される。このスイッチ18で検出されたドア16の開閉状態は、制御部26に出力され、昇降機構などの駆動制御に利用される。また、後に詳説するように、制御部26は、当該ドア開閉検出スイッチ18での検出結果に基づいて、阻害機構30d,30uの駆動も制御する。
カゴ室12の昇降は、昇降路(図示せず)に設置された一対のガイドレール14によりガイドされる。各ガイドレール14は、カゴ室12の両側において垂直方向に延びるレールで、断面T字状(図2参照)となっている。このガイドレール14のT字の縦線部分に相当するレール突出部14aと、カゴ室12の側面に形成された溝(図示せず)と、が互いに係合することで、カゴ室12の昇降方向が規制される。
カゴ室12を昇降させる昇降機構は、当該カゴ室12を吊り下げる駆動ワイヤ20や、駆動ワイヤ20を巻き揚げるウィンチ22や滑車などから構成される。このウィンチ22や滑車等の回転速度および回転方向は、速度検出器24で検出される。制御部26は、この速度検出器24で検出された回転速度および回転方向に基づき、カゴ室12の昇降状態、すなわち、昇降の速度や、方向(上昇か下降か)などを判断する。そして、その判断結果に基づき、昇降機構や阻害機構30d,30uなどの駆動を制御する。
制御部26は、昇降機構等の駆動制御のほか、阻害機構30d,30uの駆動も制御するもので、昇降防止装置の制御手段としても機能する。より具体的には、制御部26は、ドア開閉検出スイッチ18での検出結果に基づいて、阻害機構30d,30uを有効化させたり、無効化させたりする。また、速度検出器24での検出結果や、後述する阻害機構30d,30uに設けられた確認スイッチのON/OFF状態などに基づいて、昇降機構や阻害機構30d,30uの異常検出も行う。
カゴ室12の上面には、上昇阻害機構30uおよび下降阻害機構30dが設けられている。この二つの阻害機構30d,30uは、いずれも、ドア16が開いた状態でのカゴ室12の上昇または下降を阻害するとともに、ドア16が閉じた状態であればカゴ室12の上昇および下降を許容する機構である。以下では、この阻害機構30d,30uの構成について図3を用いて詳説する。図3は、図2におけるA−A断面図、換言すれば、下降阻害機構30dの断面図である。
はじめに、下降阻害機構30dの全体構成について簡単に説明すると、当該下降阻害機構30dは、ガイドレール14のレール突出部14a(T字の縦線部分)を挟んで対向配置された一対の挟持体、すなわち、固定挟持体34および可動挟持体36を備えている。カゴ室ドア16が開いている間、この固定挟持体34および可動挟持体36は、レール突出部14aを挟持し、カゴ室12の下降を阻害する。また、カゴ室12のドア16が閉じている場合、可動挟持体36は、レール突出部14aから離れる方向に退避し、カゴ室12の昇降が許容される。この可動挟持体36の進退を実現するために、当該下降阻害機構30dには、電磁プランジャ44、圧縮コイルスプリング42、連結軸40などから構成される進退機構が設けられている。電磁プランジャ44は、制御部26からの指示に応じて励磁または消磁されるソレノイド46を有しており、当該ソレノイド46の可動鉄心46aは、圧縮コイルスプリング42および連結軸40を介して可動挟持体36(正確には当該可動挟持体36を収容する枠体38)に連結されている。そして、その結果、可動挟持体36は、ソレノイド46の可動鉄心46aと連動して進退でき、レール突出部14aに接触した接触状態とレール突出部14aから離隔した離隔状態とに切り替わることができる。以下、この下降阻害機構30dの各部について詳説する。
下降阻害機構30dは、ガイドレール14のレール突出部14aを跨ぐような略U字状のケース32を備えている(図2参照)。このケース32の内部には、既述した固定挟持体34および可動挟持体36が収容されている。固定挟持体34は、可動挟持体36と協働してレール突出部14aを挟持する部材である。この固定挟持体34は、カゴ室12の上面のうちレール突出部14a近傍位置に固着されており、カゴ室12との相対位置関係は不変となっている。
ここで、「レール突出部14a近傍位置」とは、レール突出部14aに近接するものの当該レール突出部14aには接触しない位置を意味する。固定挟持体34をレール突出部14aに接触しない位置に固着するのは、ドア16閉鎖時におけるカゴ室12の昇降を許容するためである。すなわち、ドア16閉鎖時にはカゴ室12の昇降を許容する必要があるが、このとき、固定挟持体34がレール突出部14aに接触していると、固定挟持体34とレール突出部14aとが互いに擦れ合い、摩擦に伴う発熱や磨耗といった問題が生じる。そこで、本実施形態では、固定挟持体34を、レール突出部14aに近接するものの当該レール突出部14aには接触しない位置に配置し、ドア16閉鎖時におけるカゴ室12の昇降を許容している。
なお、ドア16開放時には、カゴ室12の下降を阻害するために可動挟持体36と固定挟持体34とが互いに協働してレール突出部14aを挟持する必要がある。換言すれば、カゴ室12の下降を阻害するためには、固定挟持体34はレール突出部14aに密着している必要がある。そこで、本実施形態では、カゴ室12の下降を阻害する場合には、カゴ室12そのものを移動させることで、固定挟持体34を移動させている。すなわち、カゴ室12の下降を阻害する場合、カゴ室12そのものが、固定挟持体34がレール突出部14aに近づく方向(図3における左方向)に移動する。このカゴ室12の移動に伴い、当該カゴ室12に固着された固定挟持体34も移動し、レール突出部14aに密着できるようになっている。なお、このカゴ室12移動の原理については、後に詳説する。
固定挟持体34のうちレール突出部14aとの対向面、換言すれば、下降を阻害する際にレール突出部14aに接触する面には、耐熱性および耐摩耗性に優れた高摩擦部材34a、例えば、表面がウロコ状に加工されたシュー材などが配されている。この高摩擦部材34aがレール突出部14aに接触することにより、当該レール突出部14aを挟持する際の挟持力が向上され、カゴ室12の下降をより確実に阻害できる。
可動挟持体36は、固定挟持体34と協働してレール突出部14aを挟持する部材で、レール突出部14aを挟んで固定挟持体34に対向する位置に配されている。この可動挟持体36は、固定挟持体34と異なり、電磁プランジャ44の可動鉄心46aの進退に連動して水平方向に進退自在となっており、カゴ室12に対する相対位置が可変となっている。より具体的には、ドア16閉鎖時、可動挟持体36は、カゴ室12の昇降を許容するべく、レール突出部14aから離間した位置に退避する。一方、ドア16開放時、可動挟持体36は、固定挟持体34と協働してレール突出部14aを挟持してカゴ室12の下降を阻害するべく、レール突出部14aに接触する位置まで進出する。
ここで、この可動挟持体36は、図3に図示するように、上方向に向かうほど幅細となる断面略クサビ形状となっている。別の見方をすれば、可動挟持体36は、レール突出部14aに略平行で当該レール突出部14aに接触する接触面36aと、レール突出部14aおよび接触面に対して傾斜した傾斜端面36bと、を備えている。接触面36aには、固定挟持体34と同様に、耐熱性および耐摩耗性に優れた高摩擦部材(例えばシュー材)が配されており、レール突出部14aの挟持力向上が図られている。
傾斜端面36bは、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態(接触状態)でカゴ室12の下降が生じると、枠体38に設けられた傾斜壁38aと当接する面である。そして、この可動挟持体36の傾斜端面36bと、枠体38の傾斜壁38aと、の当接関係により可動挟持体36の枠体38に対する相対移動や、カゴ室12の水平移動などが生じるが、これについては、後に詳説する。なお、可動挟持体36の高さを、固定挟持体34の高さに比して小さくしているのは、可動挟持体36が、枠体38、ひいては、カゴ室12に対して垂直方向に相対移動したとしても、当該可動挟持体36の真正面に固定挟持体34を位置させるためである。
枠体38は、可動挟持体36を収容する部材である。この枠体38は、連結軸40および圧縮コイルスプリング42を介して電磁プランジャ44の可動鉄心46aに連結されており、当該鉄芯46aの進退に連動して水平方向に進退できるようになっている。また、枠体38は、その前面に大きな開口が形成されており、接触面36aを外部に露出した状態で可動挟持体36を保持することができるようになっている。
ここで、この枠体38は、収容対象である可動挟持体36よりも若干大きい収容空間を有しており、可動挟持体36の水平方向および垂直方向への相対移動を許容するようになっている。また、枠体38は、可動挟持体36の傾斜端面36bに対して略平行な壁、傾斜壁38aを有している。この傾斜壁38aは、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態でカゴ室12が下降する際に、カゴ室12とともに下降して可動挟持体36の傾斜端面36bに当接する壁である。この傾斜壁38aに当接した可動挟持体36は、当該傾斜壁38aに沿って相対的に移動することになる。換言すれば、この傾斜壁38aは、可動挟持体36をレール突出部14aに密着する方向に押圧する押圧体として機能する部位である。なお、可動挟持体36の枠体38に対する相対移動を容易にするために、傾斜壁38aには、複数のコロ49が設置されている。
圧縮コイルスプリング42は、枠体38、ひいては、当該枠体38に収容されている可動挟持体36を、レール突出部14aに近づく方向に付勢する付勢手段である。この圧縮コイルスプリング42の付勢力により、可動挟持体36は、より確実にレール突出部14aに密着できる。
電磁プランジャ44は、可動鉄心46aにコイルを巻回したソレノイド46を有しており、当該ソレノイド46の励磁または消磁の切り替えに応じて可動鉄心46aが進退する。より具体的には、ソレノイド46が励磁されている場合、可動鉄心46aは、レール突出部14aから離れる方向に退避し、可動挟持体36がレール突出部14aから離隔された離隔状態となる。一方、ソレノイド46が消磁されている場合、可動鉄心46aは、レール突出部14aに近づく方向に進出する。これにより、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した接触状態となる。ただし、当然ながら、この動きは一例であり、ソレノイド46の励磁で可動鉄心46aが進出し、消磁で可動鉄心46aが退避するような構成としてもよい。
ソレノイド46の励磁または消磁の切り替えは、制御部26からの指示に応じて、ソレノイド駆動回路(図示せず)により実行される。また、可動鉄心46aの進退状況、換言すれば、可動挟持体36の進退状況は、電磁プランジャ44に設けられた確認スイッチ48で検出され、制御部26に出力される。この確認スイッチ48は、可動鉄心46aが進出した場合にはONとなり、可動鉄心46aが退避した場合には、OFFとなる。
なお、本実施形態では、制御部26からの指示に応じて可動挟持体36を進退させるために電磁プランジャ44を用いているが、当然ながら、他の部材、例えば、モータとリードスクリューとからなる進退機構などを用いてもよい。
次に、この下降阻害機構30dによるカゴ室12の下降阻害の原理について図4を用いて説明する。図4は、下降阻害機構30dの一部拡大図であり、(a)は可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態を、(b)は(a)の状態からカゴ室12が下降した場合を、示している。
カゴ室12の下降を阻害する場合、制御部26は、電磁プランジャ44のソレノイド46を消磁する。このソレノイド46の消磁により、可動鉄心46aはレール突出部14aに近づく方向に進出する。そして、この可動鉄心46aの進出により、可動挟持体36は、図4(a)に図示するようにレール突出部14aに接触した接触状態となる。一方、固定挟持体34は、レール突出部14aから離間した位置にあり、レール突出部14aには接触していない。したがって、この時点で、レール突出部14aは、二つの挟持体で挟持されているとは言えず、カゴ室12の下降は可能となっている。
この図4(a)の状態から、カゴ室12の下降が生じた場合には、図4(b)に図示するような状態となる。すなわち、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態でカゴ室12が下降すると、当然ながら、当該カゴ室12に設置された固定挟持体34や、電磁プランジャ44、電磁プランジャ44に連結された枠体38なども下降する。一方、レール突出部14aに接触した可動挟持体36は、枠体38に対する相対移動が許容されており、また、当該レール突出部14aとの間に摩擦力が生じていることから、レール突出部14aと接触した状態のまま、その場に留まる。つまり、枠体38と可動挟持体36とが相対的に移動することになる。
可動挟持体36に対して枠体38が下降すると、当該枠体38に設けられた傾斜壁38aが、可動挟持体36の傾斜端面36bに当接する。そして、この傾斜壁38aと傾斜端面36bとの当接関係により、可動挟持体36は、レール突出部14aに密着する方向(図4における右方向)に押圧されることになる。また、枠体38は、可動挟持体36からの反力を受けて、レール突出部14aから離れる方向(図4における左方向)に徐々に移動する。枠体38がレール突出部14aから離れる方向に移動した場合、当然ながら、当該枠体38に連結された電磁プランジャ44や、カゴ室12なども同じ方向に移動することになる。換言すれば、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態でカゴ室12が下降すると、可動挟持体36からの反力を受けてカゴ室12が枠体38等とともに水平方向に移動することになる。カゴ室12が水平移動すれば、当然、当該カゴ室12に固着された固定挟持体34も水平移動し、最終的には、レール突出部14aに密着することになる。そして、結果として、可動挟持体36および固定挟持体34で、レール突出部14aを挟持することになり、この挟持によりカゴ室12の更なる下降が阻害される。
ここで、以上の説明から明らかなとおり、本実施形態では、二つの挟持体を水平移動させることで、レール突出部14aを挟持し、カゴ室12の移動を阻害している。この二つの挟持体の水平移動量は、当然ながら、可動挟持体36に対する枠体38の下降量、換言すれば、カゴ室12の下降量が大きいほど大きくなる。そして、二つの挟持体の水平移動量が大きければ大きいほど、レール突出部14aを挟持する挟持力は向上し、カゴ室12の下降をより確実に阻害できる。つまり、本実施形態では、カゴ室12が下降すればするほど、当該下降を阻害する力(挟持力)が大きくなる構成となっている。その結果、常に、高い挟持力を得ることができ、カゴ室12の下降をより確実に阻害できる。
また、カゴ室12の下降に伴い挟持力が増加する構成となっているため、下降阻害機構30dを構成する各部材の組み付け誤差などの影響を受けにくいという利点もある。例えば、電磁プランジャ44の配置誤差に起因して、電磁プランジャ44進出時における可動挟持体36とレール突出部14aとの密着度(図4(a)の状態における密着度)が不足したとしても、この密着度の不足はカゴ室12の下降により補われるため、最終的には十分な挟持力を得ることができる。つまり、断面クサビ形状の可動挟持体36を用いることにより、組み付け誤差等の影響を受けにくい頑健な構成となる。
また、本実施形態では、レール突出部14aを挟持する二つの挟持体のうち一方を固定としている。その結果、両方を可動とした場合に比べて、進退機構の数を低減できるので、設置スペースやコストを低減できる。そして、本実施形態では、カゴ室12そのものを水平移動させることで固定挟持体34をレール突出部14aに対して接離自在としている。その結果、二つの挟持体のうち一方を固定としても、カゴ室12の下降を阻害する状態と、カゴ室12の下降を許容する状態と、に適宜、問題なく切り替えることができる。
なお、当然ながら、レール突出部14aを挟持する二つの挟持体の両方を可動としてもよい。すなわち、図5に図示するように、レール突出部14aの両側に進退自在の可動挟持体36r,36lをそれぞれ一つずつ設ける構成としてもよい。かかる構成としても、カゴ室12の下降に伴い二つの挟持体がレール突出部14aに密着する方向に水平移動するため、カゴ室12の下降を確実に阻害できる。また、可動挟持体36を二つとした場合、可動挟持体36が一つの場合に比べて、レール突出部14aを完全挟持するのに必要なカゴ室12の下降量を低減することができる。換言すれば、カゴ室12の意図しない下降が発生してから、当該下降を阻害するまでに要する時間を短縮できる。
次に、カゴ室12の上昇を阻害する上昇阻害機構30uについて簡単に説明する。図6は、上昇阻害機構30uの概略断面図である。図7は、上昇阻害機構30uの一部拡大図である。上昇阻害機構30uは、これまで説明した下降阻害機構30dとほぼ同様の構成であり、カゴ室12に固着された固定挟持体34や、当該固定挟持体34と対向配置されて進退自在の可動挟持体36、可動挟持体36を収容する枠体38、枠体38とともに可動挟持体36を進退させる進退機構などを備えている。ただし、この上昇阻害機構30uは、下降阻害機構30dと比べて、可動挟持体36および当該可動挟持体36を収容する枠体38の形状等が若干異なる。すなわち、上昇阻害機構30uの場合、可動挟持体36は、図6に図示するように、下方に向かうほど幅細となる、換言すれば、下方に向かうほどレール突出部14aに近づく方向に傾斜した傾斜端面を備えた形状となっている。また、当該可動挟持体36を収容する枠体38の傾斜壁も、下方に向かうほどレール突出部14aに近づく方向に傾斜している。つまり、上昇阻害機構30uの場合は、下降阻害機構30dの場合と比べて、可動挟持体36および枠体38の形状が上下逆となっている。
また、上昇阻害機構30uの場合、枠体38底面から浮いた状態で可動挟持体36を保持する保持部50が設けられている。かかる保持部50を設けるのは可動挟持体36に対する枠体38の上昇を許容するためである。本実施形態の保持部50は、可動挟持体36の傾斜端面に形成された略半球状の凹部52と、当該凹部52に係合するべく枠体38の傾斜壁から突出形成された略半球状の凸部51と、で構成される。かかる保持部50において、枠体38に上向きの力が付加されると、当該枠体38に形成された凸部51が凹部52を乗り越え、凸部51と凹部52との係合関係が解除される(図7参照)。そして、これにより、可動挟持体36に対する枠体38の上昇が許容される。
なお、保持部50は、可動挟持体36を枠体38底面から浮いた状態で保持可能であるとともに、一定以上の力が付加された際に枠体38と可動挟持体36との相対移動を許容でき得るものであれば、その形状や構成は特に限定されない。したがって、例えば、可動挟持体36の底面と枠体38の底面との間に配されるスプリング等を保持部として用いてもよい。
以上のような構成の上昇阻害機構30uによれば、下降阻害機構30dと同様に、カゴ室12の上昇に伴い可動挟持体36および固定挟持体34がレール突出部14aに密着する方向に移動し、これにより、カゴ室12の上昇を阻害できる。すなわち、図7に図示するように、可動挟持体36がレール突出部14aに接触した状態で、カゴ室12が上昇すると、可動挟持体36の傾斜端面と、枠体38の傾斜壁とが当接する。そして、この当接関係により、可動挟持体36は、レール突出部14aに密着する方向(図7における右方向)に押圧される。また、枠体38、および、当該枠体38に連結されるカゴ室12や固定挟持体34は、反力により可動挟持体36の移動方向とは逆方向(図7における左方向)に移動する。そして、その結果、可動挟持体36および固定挟持体34は、ともに、レール突出部14aに密着することができ、カゴ室12の上昇を確実に阻害できる。
以上の説明から明らかなとおり、本実施形態によれば、カゴ室12の意図しない上昇は上昇阻害機構30uにより、カゴ室12の意図しない下降は下降阻害機構30dにより確実に阻害される。その結果、カゴ室12の意図しない昇降、例えば、ドア16が開いた状態でのカゴ室12の昇降などが確実に防止される。また、その一方で、二つの阻害機構30d,30uは、可動挟持体36を退避させることで、カゴ室12の昇降を許容できるため、意図的なカゴ室12の昇降は、問題なく許容される。
次に、この二つの阻害機構30d,30uを備えたエレベータ装置10の駆動制御の流れについて図8を用いて説明する。図8は、エレベータ装置10の駆動制御の流れを示すフローチャートである。
制御部26は、ユーザにより指定された階に、カゴ室12が到達した場合には、当該カゴ室12の停止およびカゴ室12ドア16の開放を指示する。そして、制御部26は、速度検出器24やドア開閉センサなどでの検出結果に基づいて、カゴ室12が実際に停止し、かつ、ドア16が開放されたか否かを判断する(S10)。
その結果、カゴ室12が停止し、かつ、ドア16が開放されたと判断された場合、制御部26は、可動挟持体36をレール突出部14aに接触させるために、上昇阻害機構30uおよび下降阻害機構30dに設けられたソレノイド駆動回路に対して、ソレノイド46の消磁を指示する(S12)。そして、制御部26は、実際に、可動挟持体36が進出したか否かを、電磁プランジャ44に設けられた確認スイッチ48での検出信号に基づいて判断する(S14)。具体的には、確認スイッチ48がOFFの場合(S14でNo)は、何らかの問題により、可動挟持体36が進出できなかったと判断する。この場合、制御部26は、エレベータ装置10全体の駆動を停止し、以降の処理を中止する。一方、確認スイッチ48がONの場合(S14でYes)は、正常に、可動挟持体36が進出し、当該可動挟持体36はレール突出部14aに接触していると判断する。
可動挟持体36が正常に進出したと判断できた場合、制御部26は、速度検出器24での検出値に基づいて、カゴ室12の昇降の有無を確認する(S16)。確認の結果、カゴ室12が昇降していると判断した場合(S16でYes)、制御部26は、エレベータ装置10全体の駆動を停止し、以降の処理を中止する。なお、ここで、カゴ室12が昇降した場合には、既述したように、阻害機構30d,30uに設けられた一対の挟持体34,36は、レール突出部14aに密着する方向に移動し、レール突出部14aを挟持する(S24)。そして、この挟持力によりカゴ室12の昇降が阻害される。
一方、カゴ室12が停止していると判断できた場合(S16でNo)、制御部26は、続いて、ドア16の開閉状態を確認する(S18)。確認の結果、ドア16が開いていると判断できた場合(S18でNo)には、ステップS16に戻り、再び、カゴ室12の昇降の有無、および、ドア16の開閉状態の判断を行う。一方、ドア16が閉じていると判断できた場合(S18でYes)、制御部26は、可動挟持体36を退避させるべく、換言すれば、カゴ室12の昇降が許容された状態に切り替えるべく、ソレノイド46の励磁をソレノイド駆動回路に指示する(S20)。そして、この指示に従って実際に可動挟持体36が退避したか否かを確認スイッチ48のON/OFF状況に基づいて判断する(S22)。そして、確認スイッチ48がONの場合(S22でNo)には、ソレノイド励磁を指示したにも関わらず、可動挟持体36が退避していないと判断する。この場合には、阻害機構に何らかの問題があると考えられるため、制御部26は、エレベータ装置10の駆動を休止し、以降の処理を中止する。一方、確認スイッチ48がOFFの場合(S22でYes)には、可動挟持体36は正常に退避していると判断できるため、制御部26は、通常の運転を継続する。
以上の説明から明らかなとおり、本実施形態によれば、カゴ室12に設置された阻害機構30d,30uにより、ドア16が開いた状態でのカゴ室12の昇降が確実に阻害される。ここで、本実施形態では、意図しないカゴ室12の昇降を防止するために、カゴ室12の上面に下降阻害機構30dおよび上昇阻害機構30uを一つずつ設けているだけである。換言すれば、特許文献1に開示されている位置固定装置のように、各階ごとに特殊な構成を設ける必要はない。その結果、本実施形態によれば、比較的簡易な構成で、また、比較的低コストで、意図しないカゴ室12の昇降を防止できる。
なお、本実施形態では、下降阻害機構30dおよび上昇阻害機構30uの両方を設けているが、いずれか一方のみであってもよい。また、カゴ室12の上面ではなく、底面に阻害機構30d,30uを設けるようにしてもよい。
本発明の実施形態であるエレベータ装置の概略構成図である。 カゴ室周辺の概略斜視図である。 下降阻害機構の断面図である。 下降阻害機構により下降阻害の様子を示す図である。 下降阻害機構の他の構成例を示す図である。 上昇阻害機構の断面図である。 上昇阻害機構により上昇阻害の様子を示す図である。 阻害機構の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 エレベータ装置、12 カゴ室、14 ガイドレール、14a レール突出部、16 ドア、18 ドア開閉検出スイッチ、24 速度検出器、26 制御部、30d 下降阻害機構、30u 上昇阻害機構、34 固定挟持体、36 可動挟持体、38 枠体、40 連結軸、42 圧縮コイルスプリング、44 電磁プランジャ、46 ソレノイド、48 確認スイッチ、49 コロ、50 保持部。

Claims (6)

  1. レールに沿って昇降するカゴ室の意図しない上昇および昇降の少なくとも一方を防止する昇降防止装置であって、
    カゴ室の上面または底面に設けられ、カゴ室の上昇または下降を阻害する1以上の阻害機構と、
    前記1以上の阻害機構の駆動を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記阻害機構は、
    前記レールを挟持することで前記カゴ室の上昇または下降を阻害する一対の挟持体であって、前記レールに対して傾斜した傾斜端面を有する可動挟持体を1以上含む一対の挟持体と、
    前記可動挟持体をレールに接触させた接触状態、または、前記可動挟持体をレールから離隔させた離隔状態に切り替えるべく前記制御手段からの指示に従って前記可動挟持体を進退させる進退機構と、
    前記接触状態でカゴ室が上昇または下降した際に、当該カゴ室とともに前記可動挟持体に対して上昇または下降して当該可動挟持体に当接することで、当該可動挟持体を前記レールに密着する方向に押圧する押圧体と、
    を備えることを特徴とする昇降防止装置。
  2. 請求項1に記載の昇降防止装置であって、
    前記一対の挟持体は、前記可動挟持体と、前記接触状態において前記レールから離間した位置にカゴ室に固着される固定挟持体と、を備え、
    前記固定挟持体は、前記押圧体により前記可動挟持体が押圧された際にカゴ室が受ける反力により当該カゴ室とともに移動することで、前記レールに接触し、前記可動挟持体と協働してレールを挟持することを特徴とする昇降防止装置。
  3. 請求項1または2に記載の昇降防止装置であって、
    前記傾斜端面は、カゴ室の上昇を阻害する場合には下方向に向かうほど前記レールに近づく方向に傾斜しており、カゴ室の下降を阻害する場合には上方向に向かうほど前記レールに近づく方向に傾斜していることを特徴とする昇降防止装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の昇降防止装置であって、
    前記制御手段は、カゴ室に設けられたドアの開閉を検知するとともに、当該検知結果に応じて前記進退機構の駆動を制御することを特徴とする昇降防止装置。
  5. 昇降路内において垂直方向に延びる一対のレールと、
    前記レールに沿って昇降するカゴ室と、
    前記カゴ室の意図しない上昇および昇降の少なくとも一方を防止する昇降防止装置と、
    を備え、
    前記昇降防止装置は、
    カゴ室の上面または底面に設けられ、カゴ室の上昇または下降を阻害する1以上の阻害機構と、
    前記1以上の阻害機構の駆動を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記阻害機構は、
    前記レールを挟持することで前記カゴ室の上昇または下降を阻害する一対の挟持体であって、前記レールに対して傾斜した傾斜端面を有する可動挟持体を1以上含む一対の挟持体と、
    前記可動挟持体をレールに接触させた接触状態、または、前記可動挟持体をレールから離隔させた離隔状態に切り替えるべく前記制御手段からの指示に従って前記可動挟持体を進退させる進退機構と、
    前記接触状態でカゴ室が上昇または下降した際に、当該カゴ室とともに前記可動挟持体に対して上昇または下降して当該可動挟持体に当接することで、当該可動挟持体を前記レールに密着する方向に押圧する押圧体と、
    を備えることを特徴とするエレベータ装置。
  6. 請求項5に記載のエレベータ装置であって、
    前記昇降防止装置は、
    前記一対のレールのうちの一方のレール近傍に設置される阻害機構であって、当該一方のレールを一対の挟持体で挟持することでカゴ室の上昇を阻害する上昇阻害機構と、
    前記一対のレールのうちの他方のレール近傍に設置される阻害機構であって、当該他方のレールを一対の挟持体で挟持することでカゴ室の下降を阻害する下降阻害機構と、
    を備えることを特徴とするエレベータ装置。
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