JP2009045987A - シートベルト用リトラクター - Google Patents

シートベルト用リトラクター Download PDF

Info

Publication number
JP2009045987A
JP2009045987A JP2007212882A JP2007212882A JP2009045987A JP 2009045987 A JP2009045987 A JP 2009045987A JP 2007212882 A JP2007212882 A JP 2007212882A JP 2007212882 A JP2007212882 A JP 2007212882A JP 2009045987 A JP2009045987 A JP 2009045987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding drum
torsion bar
wire body
started
locking base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007212882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5005470B2 (ja
Inventor
Takatoshi Nakaoka
孝寿 中岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP2007212882A priority Critical patent/JP5005470B2/ja
Publication of JP2009045987A publication Critical patent/JP2009045987A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5005470B2 publication Critical patent/JP5005470B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 トーションバーと他のエネルギー吸収部材を併用しても、乗員に作用する荷重変動をより小さくできるシートベルト用リトラクターを提供する。
【解決手段】 トーションバー5の一端部が巻取ドラムに結合され、他端部がロッキングベースに結合される。ロッキングベースに空走回転領域Sに対応して相対回転可能に結合されるプレート体34を巻取ドラム3のフランジ部3a側面に備える。ワイヤー体33の一端部をプレート体34に取り付け、その中間部を巻取ドラム3に設けられた屈曲路3dに沿って配置する。トーションバー5の弾性変形終了後の塑性変形が開始されるまで、プレート体34と巻取ドラム3とが一体としてロッキングベースに対し相対回転され、空走回転領域Sの相対回転後、プレート体34と巻取ドラム3とが相対回転して屈曲路3dからワイヤー体33が引き出される引出抵抗によりワイヤー体33によるエネルギー吸収が開始される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両緊急時における初期段階のウエビングの引き出しを抑えて乗員の移動を抑制し、乗員に作用するエネルギーを吸収するエネルギー吸収機構を備えたシートベルト用リトラクターに関するものである。
一般に、車両等の座席に備えられるシートベルト装置は、ウエビングが緊急ロック機構を備えたリトラクターに巻き取られるように構成されている。そして、衝突時等の車両緊急時においては、その衝撃力による加速度変化を感知して緊急ロック機構が作動し、ウエビングが巻装された巻取ドラムの回転を阻止することによりウエビングの引き出しを阻止し、乗員を拘束して保護するように構成されている。
また、ウエビングに作用する引出力が予め設定された所定値を越えた場合には、トーションバーのねじれ変形による第1のエネルギー吸収と、より効果を上げるために、トーションバーに加えてワイヤー等による第2のエネルギー吸収を利用して、ウエビングを所定荷重下で引き出させることにより乗員に生じる衝撃エネルギーを吸収するエネルギー吸収機構を備えたシートベルト用リトラクターも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−53007号公報
しかしながら、特許文献1に開示のシートベルト用リトラクターの構造によれば、エネルギー吸収機構による衝撃エネルギーの吸収開始が、トーションバーによる第1のエネルギー吸収と、ワイヤー等による第2のエネルギー吸収とが同時に開始する構造とされている。
この際、トーションバーのエネルギー吸収特性として、弾性変形から塑性変形に至る降伏点の直前において、一時的に乗員に作用する荷重が大きくなるのであるが、同時にワイヤー等による変形荷重が加わっているため、トーションバーはさらに塑性変形を開始し難くなり、結果的にトーションバーとワイヤ等とが同時にエネルギー吸収を開始すると、一時的に大きくなる荷重がさらに増幅されてしまう。このため、乗員に作用する荷重が必要以上に大きくなってしまうという問題があった。
また、トーションバーの塑性変形開始後は、トーションバーによるエネルギー吸収機能が低下するため、乗員に作用する荷重がかなり変動するという問題もあった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、トーションバーと他のエネルギー吸収部材を併用しても、乗員に作用する荷重変動をより小さくできるシートベルト用リトラクターを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための技術的手段は、ウエビングが巻装される巻取ドラムと、巻取ドラムに相対回転不能に結合されてハウジングに回転自在に支持されると共にウエビング巻取方向に回転付勢されたトーションバーと、巻取ドラムに隣接する状態でトーションバーに一体的に結合されるロッキングベースと、ロッキングベースの回転を阻止して巻取ドラムのウエビング引出方向の回転を阻止する緊急ロック機構と、ロッキングベースと巻取ドラムとの相互間を連結する機構に配置される第2のエネルギー吸収部材とを備え、車両緊急時の緊急ロック機構作動後、所定値以上の引出力がウエビングに作用した際、ロッキングベースと巻取ドラムとの相対回転によるトーションバーのねじれ変形によるエネルギー吸収や第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収の下に、ウエビングの引き出しが許容されるシートベルト用リトラクターにおいて、前記トーションバーの弾性変形終了後の塑性変形開始後に前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される点にある。
また、前記トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、前記ロッキングベースに対して前記巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムとロッキングベースとの相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による前記空走回転領域の相対回転後、前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される構造としてもよい。
さらに、前記トーションバーの一端部が前記巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部が前記ロッキングベースに結合され、前記第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、前記ロッキングベースに前記空走回転領域に対応して相対回転可能に結合されるプレート体が前記巻取ドラムの他端部側面に備えられ、前記ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、前記トーションバーの前記塑性変形が開始されるまで、前記プレート体と前記巻取ドラムとが一体として前記ロッキングベースに対し前記空走回転領域に対応して前記相対回転され、空走回転領域の相対回転後、プレート体と巻取ドラムとが相対回転して前記屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始される構造としてもよい。
また、前記トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、前記第2のエネルギー吸収部材に対して前記巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムと第2のエネルギー吸収部材との相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による前記空走回転領域の相対回転後、前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される構造としてもよい。
さらに、前記トーションバーの一端部が前記巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部が前記ロッキングベースに結合され、前記第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、前記ロッキングベースに相対回転不能に結合されるプレート体が前記巻取ドラムの他端部側面に備えられ、前記ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、前記ワイヤー体に対して前記巻取ドラムが相対回転可能な前記空走回転領域が、巻取ドラムの前記屈曲路とワイヤー体との相互間に設けられ、前記トーションバーの前記塑性変形が開始されるまで、前記ワイヤー体と前記巻取ドラムとが前記空走回転領域に対応して前記相対回転され、空走回転領域の相対回転後の相対回転で、屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始される構造としてもよい。
本発明のシートベルト用リトラクターによれば、第1のエネルギー吸収部材としてのトーションバーの弾性変形終了後の塑性変形開始後に第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される構造とされているため、トーションバーが弾性変形を開始し、その後塑性変形を開始する降伏点直前において、ウエビングにかかるトーションバーのねじれ変形による張力が最大となった場合であっても、トーションバーの塑性変形開始後に第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始されるので、第2のエネルギー吸収部材の影響を受けずにトーションバーは降伏点に達する。そのため乗員に対する一時的な弾性変形による必要以上の荷重の増幅が有効に防止できる。
また、トーションバーの塑性変形開始後に、第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始されるため、塑性変形の開始によってトーションバーによるエネルギー吸収機能が低下した分を、第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収で補う構造となり、エネルギー吸収時における乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。
ここに、複数のエネルギー吸収部材を、乗員に作用する荷重を必要以上に大きくすることなく組み合わせることができ、安定して優れたエネルギー吸収機能が発揮できる。
また、トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、ロッキングベースに対して巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムとロッキングベースとの相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による空走回転領域の相対回転後、第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される構造とすれば、トーションバーの塑性変形が開始されるまでは、巻取ドラムがロッキングベースに対して空走回転領域に対応する所定角度相対回転し、その後、第2のエネルギー吸収部材がエネルギー吸収を開始するので、上記同様、荷重の増幅が有効に防止できると共に、乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。
さらに、トーションバーの一端部が巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部がロッキングベースに結合され、第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、ロッキングベースに空走回転領域に対応して相対回転可能に結合されるプレート体が巻取ドラムの他端部側面に備えられ、ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、トーションバーの塑性変形が開始されるまで、プレート体と巻取ドラムとが一体としてロッキングベースに対し空走回転領域に対応して相対回転され、空走回転領域の相対回転後、プレート体と巻取ドラムとが相対回転して屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始される構造とすれば、トーションバーの塑性変形が開始されるまでは、プレート体と巻取ドラムは一体としてロッキングベースに対して空走し相対回転する。その区間の相対回転が終了すると、プレート体とロッキングベースとが一体となり、巻取ドラムがプレート体に対して相対回転し、ワイヤー体が屈曲路から引き出されていき、その引出抵抗によるエネルギー吸収を開始するので、上記同様、荷重の増幅が有効に防止できると共に、乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。
また、トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、第2のエネルギー吸収部材に対して巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムと第2のエネルギー吸収部材との相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による空走回転領域の相対回転後、第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始される構造とすれば、トーションバーの塑性変形が開始されるまでは、巻取ドラムが第2のエネルギー吸収部材に対して空走回転領域に対応する所定角度相対回転し、その後、第2のエネルギー吸収部材がエネルギー吸収を開始するので、上記同様、荷重の増幅が有効に防止できると共に、乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。
さらに、トーションバーの一端部が巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部がロッキングベースに結合され、第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、ロッキングベースに相対回転不能に結合されるプレート体が巻取ドラムの他端部側面に備えられ、ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、ワイヤー体に対して巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムの屈曲路とワイヤー体との相互間に設けられ、トーションバーの塑性変形が開始されるまで、ワイヤー体と巻取ドラムとが空走回転領域に対応して相対回転され、空走回転領域の相対回転後の相対回転で、屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始される構造とすれば、トーションバーの塑性変形が開始されるまでは、巻取ドラムはプレート体に対して空走し相対回転する。その区間の相対回転が終了すると、巻取ドラムがプレート体に対して相対回転する際、ワイヤー体が屈曲路から引き出されていき、その引出抵抗によるエネルギー吸収を開始するので、上記同様、荷重の増幅が有効に防止できると共に、乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1はシートベルト用リトラクター1の全体構成を示す分解斜視図であり、このリトラクター1は、車両等の座席に備えられるシートベルト装置に適用されるものであり、通常状態では、シートベルトとしてのウエビングを引出操作自在に収容している。そして、車両衝突時等の緊急時には、乗員を効果的に拘束するため、弛みを除去するようにウエビングを巻取り、その後、乗員に加わる衝撃を緩和するようにウエビングを徐々に繰り出し可能に構成されている。
本実施形態におけるリトラクター1は、ハウジング2と、ウエビングが巻装される巻取ドラム3と、ウエビングを巻取方向に常時付勢するための巻取バネ機構4と、第1のエネルギー吸収部材としてのトーションバー5と、車両緊急時に巻取ドラム3のウエビング引出方向の回転を阻止する緊急ロック機構6と、車両緊急時に巻取ドラム3を巻取方向に回転させ、ウエビングの弛みを除去するプリテンショナ機構7等から主構成されている。
トーションバー5は巻取ドラム3に嵌挿されて、その一端部が巻取ドラム3の一端部にコネクタ9を介して相対回転不能に結合され、トーションバー5の他端部はロッキングベース10に相対回転不能に結合されている。
なお、上記のような巻取バネ機構4、緊急ロック機構6、プリテンショナー機構7としては、従来の機構や材料を適宜採用すればよく、例えば、本実施形態においては、巻取バネ機構4は、渦巻バネ11、巻取軸12、バネケース13、バネカバー14等からなり、トーションバー5の一端が巻取軸12に連結されている。
また、緊急ロック機構6は、巻取ドラム3のウエビング引出方向の回転を阻止するためのロッキングベース10やパウル15等からなるロック機構部16と、車両の急激な加速度の変化に反応してロック機構部16を起動させるための第1ロック起動機構部17と、ウエビングの急激な引き出しに反応してロック機構部16を起動させるための第2ロック起動機構部18とを備え、第1ロック起動機構部17はホルダ19、センサーウエイト20、センサーレバー21等からなり、第2ロック起動機構部18はロッククラッチ体22、ロックアーム23、ロックアーム23が係脱自在な係合内周壁を有するカバー体24等から構成されている。
プリテンショナー機構7は、車両緊急時にガス発生器25を作動させ、このガスの圧力を利用してトーションバー5の一端部を介して巻取ドラム3をウエビング巻取方向に回転させる機構であり、ガス発生器25が収容されたシリンダ部26と、ガス発生器25のガス圧を受けてシリンダ部26内を移動するピストンラック27と、このラック27と噛合して回転すると共に巻取ドラム3とクラッチローラ28を介して連動回転可能なピニオンギヤ体29と、ラック27の移動案内路を形成するカバー体30と、これらをハウジング2の側板に取り付けるクラッチ支持ベース31等を備えた構造とされている。
前記巻取ドラム3を回転自在に支持するハウジング2は、車体側に固定される取付板とその両側縁より互いに対向して延設された側板とを備え、両側板間で巻取ドラム3が回転自在に支持される構造とされている。
即ち、巻取ドラム3の一端部は、巻取ドラム3に連結固定されたコネクタ9が、一方の側板に形成された通孔に貫通状とされてプリテンショナー機構7を介して回転自在に支持される構造とされている。また、巻取ドラム3の他端部は、他方の側板に形成された通孔に貫通状とされるトーションバー5や緊急ロック機構6を介して回転自在に支持される構造とされている。
そして、巻取ドラム3の他端部側面のフランジ部3aとロッキングベース10との相互間には、第2のエネルギー吸収部材としてのワイヤー体33、プレート体34、リテーナ体35等が介在されており、ワイヤー体33はステンレス等の金属材からなる適宜長さの線材を所望に屈曲させた構造とされている。
プレート体34は、図2〜図5にも示されるように、アルミ材等の金属材により略リング板状に構成され、巻取ドラム3のフランジ部3a側面に対向するプレート体34の側面には、ワイヤー体33の一端部33aを取り付けて保持するための屈曲溝構造とされたワイヤー固定部34aや、フランジ部3aの周方向に沿って前記ワイヤー固定部34a位置に続いて備えられたワイヤー体33が巻き取られる巻取部34bが一体形成されている。
前記巻取ドラム3のフランジ部3aにおけるワイヤー体33が配置される側の外周部には、図1〜図5に示されるように、プレート体34におけるワイヤー固定部34aや巻取部34bの径方向外方を周方向に沿って囲繞する周壁部3bが突出状に備えられている。そして、この周壁部3bの一箇所に径方向外方に膨出状とされる周壁膨出部3cが備えられ、該周壁膨出部3cにおけるフランジ部3a側の側面には、ワイヤー体33が摺動案内される溝構造の屈曲路3dが形成されている。この屈曲路3dは、周壁部3b内面側における一方のワイヤー引込口から途中の単一の屈曲部を介して他方のワイヤー引出口に至る略V字状の屈曲経路とされている。
前記ワイヤー体33の一端部33aは、図2〜図5に示されるように、プレート体34におけるワイヤー固定部34aの溝形状に沿った屈曲状の固定部とされ、この固定部に連続して、巻取ドラム3の屈曲路3dに沿った屈曲状の係合部33bが備えられており、その他の部分は巻取部34bの外周に沿った円弧状に構成されている。
そして、プレート体34におけるワイヤー固定部34aにワイヤー体33の一端部33aである固定部が押し込まれて収容保持され、ワイヤー体33の係合部33bが巻取ドラム3における周壁膨出部3cの屈曲路3dに沿って係合配置された状態で、リテーナ体35が巻取ドラム3の周壁部3bに取り付けられる。
前記トーションバー5の他端部に備えられたいわゆるスプライン構造の係合部5aは、ロッキングベース10の筒軸部10a内周面に形成された被係合部10bに嵌入されることにより、相対回転不能に結合された構造とされている。
また、ロッキングベース10の筒軸部10a外周面に備えられたスプライン部10cは、プレート体34の中心部に設けられたスプライン溝部34cに挿入されている。この際、スプライン部10cとスプライン溝部34cとの相互間に、トーションバー5の軸心回りに所望角度相対回転可能な空走回転領域Sを有した構造とされている。
なお、図1において、37はパウル15をロッキングベース10に保持するためのカバー体、38は巻取ドラム3内に挿入されたロッキングベース10の筒軸部10aを抜止め保持するためのベースストッパー、39はウエビングの端部を保持するロックピンである。
そして、リトラクター1の組付け状態においては、巻取ドラム3の一端部がコネクタ9を介してプリテンショナー機構7側に回転可能に支持され、巻取ドラム3の他端部がトーションバー5を介して緊急ロック機構6側に回転可能に支持された構造とされている。
本実施形態は以上のように構成されており、その動作について説明すると、通常のシートベルト使用時においては、ウエビングの引き出し時や巻き取り時に、巻取ドラム3と共にトーションバー5、ロッキングベース10やプレート体34等が一体に回転される。
そして、衝突等の車両緊急時にプリテンショナー機構7が作動して、巻取ドラム3がウエビングの巻取方向に回転されてウエビングの緩みが除去されると、緊急ロック機構6における第1ロック起動機構部17や第2ロック起動機構部18の起動によりロック機構部16のパウル15が外方に突出して、ハウジング2における側板の孔部周縁部に形成されたノコ刃状のロック歯2aに係脱自在に係止して、ロッキングベース10のウエビング引出方向の回転が阻止される。
この際、ウエビングに負荷が作用し、所定値以上の引出力がウエビングに作用した場合、トーションバー5のロッキングベース10と反対側の一端部側が回転して、トーションバー5のねじれ変形が開始され、このトーションバー5のねじれ変形に伴って巻取ドラム3がウエビング引出方向に回転し、第1のエネルギー吸収部材としてのトーションバー5による衝撃エネルギーの吸収がなされる。
そして、本実施形態においては、図2に示されるように、このトーションバー5による衝撃エネルギーの吸収における初期の段階、即ち、トーションバー5が塑性変形を開始するまでのねじれ変形の角度に対応して前記空走回転領域Sが確保されており、トーションバー5の塑性変形が開始されるまでは、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転しても、ロッキングベース10における筒軸部10aのスプライン部10cとプレート体34のスプライン溝部34cとは互いに相対回転し、ここに、ロッキングベース10とプレート体34とは相対回転する。
その後、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転して、トーションバー5の塑性変形が開始する時点では、図3に示されるように、空走回転領域Sに対応する相対回転が終了し、その後は、プレート体34の回転がロッキングベース10に阻止されるため、巻取ドラム3とプレート体34との相互間において相対回転が生じ、第2のエネルギー吸収部材としてのワイヤー体33による衝撃エネルギーの吸収が開始される。
即ち、巻取ドラム3のウエビング引出方向Pの回転に伴って、トーションバー5が漸次塑性変形されて、衝撃エネルギーの吸収がなされる。一方、ワイヤー体33においては、図3に示される初期状態より、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに相対回転されていく。そして、巻取ドラム3の回転に伴って、図4に示されるように、プレート体34のワイヤー固定部34aに一端部33aが固定保持されたワイヤー体33が、巻取ドラム3の屈曲路3dを通じて順次しごかれながら引き出されていく。この屈曲状の屈曲路3dをワイヤー体33が変形しながら通過する際、屈曲路3dの接触部とワイヤー体33との相互間で摺動抵抗が生じると共にワイヤー体33自体による屈曲抵抗が生じ、これら摺動抵抗および屈曲抵抗による引出抵抗よって衝撃エネルギーの吸収がなされる。
そして、巻取ドラム3の回転に伴って、最終的に図5に示されるように、ワイヤー体33の他端部である終端が屈曲路3dから離脱した時点で、このワイヤー体33による衝撃エネルギーの吸収作用が終了する。
なお、図6は、トーションバー5におけるウエビングの引出量とウエビングに作用する張力との関係を示す概略説明図、図7は、ワイヤー体33におけるウエビングの引出量とウエビングに作用する張力との関係を示す概略説明図、図8は、本実施形態におけるウエビングの引出量とウエビングに作用する張力との関係を示す概略説明図である。
即ち、図6によって、トーションバー5はそのねじれ変形によって初期は比例関係を有して弾性変形していき、その後、塑性変形していき、この塑性変形の領域においてはエネルギー吸収機能が低下することが理解できる。図7によって、ウエビングの引き出されていく当初は、何らエネルギー吸収に寄与せず、ウエビングが所定量引き出された後から引出抵抗によりエネルギー吸収が開始されることが理解できる。そして、トーションバー5のエネルギー吸収機能が低下した領域に対応させて、ワイヤー体33によるエネルギー吸収を開始させることにより、図8に示されるように、トーションバー5の塑性変形が開始されるまでは、トーションバー5単独でエネルギー吸収を行い、塑性変形開始後はトーションバー5とワイヤー体33の双方でエネルギー吸収を行うことにより、変動が少ない状態でエネルギー吸収を行うことができることが理解できる。
以上のように、車両緊急時に緊急ロック機構6が作動してロッキングベース10の回転が阻止された状態で、ウエビング引出方向Pにウエビングに所定値以上の引出力が作用すると、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転し、先ず、トーションバー5により衝撃エネルギーの吸収作用が発揮される。そして、その後のウエビングの引出量増加に伴い、トーションバー5の塑性変形が開始される頃に、ワイヤー体33による衝撃エネルギーの吸収作用が開始される。このワイヤー体33の衝撃エネルギーの吸収作用開始以降は、トーションバー5とワイヤー体33の両者による衝撃エネルギーの吸収作用が発揮される。
このように本実施形態の衝撃エネルギーの吸収特性は、衝撃エネルギーの吸収開始当初はトーションバー5単独で衝撃エネルギーの吸収作用が発揮され、トーションバー5の塑性変形開始後は、トーションバー5とワイヤー体33との双方により衝撃エネルギーの吸収作用が発揮される構成であるため、トーションバー5が弾性変形を開始し、その後塑性変形を開始する降伏点直前において、ウエビングにかかるトーションバー5のねじれ変形による張力が最大となった場合であっても、トーションバー5の塑性変形開始後にワイヤー体33によるエネルギー吸収が開始される構成であるので、ワイヤー体33の影響を受けずにトーションバー5は降伏点に達するため、乗員に対する一時的な弾性変形による必要以上の荷重の増幅が有効に防止できる。
また、トーションバー5の塑性変形開始後に、ワイヤー体33によるエネルギー吸収が開始されるため、塑性変形の開始によってトーションバー5によるエネルギー吸収機能が低下した分を、ワイヤー体33によるエネルギー吸収で補う構造となり、エネルギー吸収時における乗員に作用する荷重変動をより小さくできる利点がある。この際、トーションバー5によるエネルギー吸収機能の低下分に応じたエネルギー吸収量が、ワイヤー体33によるエネルギー吸収量となるように線径や剛性や材質のワイヤー体33を適宜、選択することによって、乗員に作用する荷重変動をより一層小さくできる。
ここに、トーションバー5とワイヤー体33との複数のエネルギー吸収部材を乗員に作用する荷重を必要以上に大きくすることなく組み合わせることができ、優れたエネルギー吸収機能を安定して発揮することができる利点がある。
図9ないし図12は、第2の実施形態を示しており、第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
即ち、第1の実施形態においては、ロッキングベース10における筒軸部10aのスプライン部10cと、プレート体34におけるスプライン溝部34cとの相互間に、トーションバー5の軸心回りに所定角度の空走回転領域Sが設けられた構造としているが、本実施形態においては、ロッキングベース10のスプライン部10cとプレート体34のスプライン溝部34cとは、トーションバー5の軸心回りに一体的に回転する嵌合状態とされている。
そして、プレート体34に保持されたワイヤー体33の係合部33bと、巻取ドラム3における屈曲路3dとの相互間、即ち屈曲路3dを構成すべく、周壁膨出部3cの周壁とその内側に突設された屈曲路形成突部3eもしくは周壁膨出部3cの周壁と、ワイヤー体33の係合部33bとの相互間に、トーションバー5の軸心回りに所定角度、相対回転可能な空走回転領域Sが設けられた構造とされている。なお、その他の構成は第1の実施形態と同様に構成されている。
従って、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、車両緊急時に緊急ロック機構6が作動してロッキングベース10の回転が阻止された状態で、ウエビング引出方向Pにウエビングに所定値以上の引出力が作用すると、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転し、トーションバー5のねじれ変形が開始され、このトーションバー5のねじれ変形に伴って巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転し、トーションバー5による衝撃エネルギーの吸収がなされる。
この際、図9に示されるように、このトーションバー5による衝撃エネルギーの吸収における初期の段階、即ち、トーションバー5が塑性変形を開始するまでのねじれ変形の角度に対応して前記空走回転領域Sが確保されており、トーションバー5の塑性変形が開始されるまでは、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転しても、巻取ドラム3における屈曲路3d内で、プレート体34に保持されたワイヤー体33の係合部33bが相対回転し、ここに、巻取ドラム3とワイヤー体33とは相対回転する。
その後、巻取ドラム3がウエビング引出方向Pに回転して、トーションバー5の塑性変形が開始する時点では、図10に示されるように、空走回転領域Sに対応する相対回転が終了し、その後は、ワイヤー体33の係合部33bが巻取ドラム3における屈曲路3dの周壁に当接して相対移動が阻止されるため、巻取ドラム3のウエビング引出方向Pの回転に伴って、屈曲路3dからワイヤー体33が順次しごかれながら引き出されていき、その引出抵抗によりワイヤー体33による衝撃エネルギーの吸収が開始される。
そして、その後は、トーションバー5の塑性変形とワイヤー体33の引出抵抗との双方により衝撃エネルギーの吸収作用が発揮される。
従って、本実施形態においても、衝撃エネルギーの吸収特性は、衝撃エネルギーの吸収開始当初はトーションバー5単独で衝撃エネルギーの吸収作用が発揮され、トーションバー5の塑性変形開始後は、トーションバー5とワイヤー体33との双方により衝撃エネルギーの吸収作用が発揮される構成であり、乗員に対する一時的な弾性変形による必要以上の荷重の増幅が有効に防止でき、エネルギー吸収時における乗員に作用する荷重変動をより小さくでき、トーションバー5とワイヤー体33との複数のエネルギー吸収部材を乗員に作用する荷重を必要以上に大きくすることなく組み合わせることができ、優れたエネルギー吸収機能を安定して発揮できる利点がある。
なお、上記各実施形態においては、ロッキングベース10に一体的に結合されるプレート体34と巻取ドラム3のフランジ部3aとの相互間にワイヤー体33を設けた構造とされているため、巻取ドラム3のフランジ部3aに予めプレート体34をワイヤー体33で連結しておけば、組付け作業が容易になるという利点がある。これに対して、ロッキングベース10における巻取ドラム3のフランジ部3aに対向する面に、プレート体34と同様の機能を持たせ、ロッキングベース10と巻取ドラム3のフランジ部3aとの相互間にワイヤー体33を設ける構造としてもよい。この場合には、プレート体34を省略でき、部品点数の削減が図れる。
また、ワイヤー体33として断面円形の線材を用いた構造を示しているが、矩形断面の線材等であってもよく、何ら実施形態に限られるものでなく、必要に応じて適宜変更すればよい。
さらに、ワイヤー体33の材質としてステンレスを例示しているが、ステンレスに限らず、鉄や銅等のその他の金属を選択してもよく、また、ワイヤー体33の外径においても大径や小径等、衝撃エネルギーの吸収荷重量に応じて適宜、選択すればよい。
また、第2のエネルギー吸収部材として線材状のワイヤー体33を用いた構造を示しているが、その他の部材を利用してもよく、何ら実施形態のエネルギー吸収部材に限定されない。
本発明の第1の実施形態におけるリトラクターの分解斜視図である。 同要部断面図である。 同動作説明図である。 同動作説明図である。 同動作説明図である。 トーションバーのねじれ変形によるエネルギーの吸収特性図である。 ワイヤー体の引出抵抗によるエネルギーの吸収特性図である。 本実施形態におけるエネルギーの吸収特性図である。 第2の実施形態における要部断面図である。 同動作説明図である。 同動作説明図である。 同動作説明図である。
符号の説明
1 シートベルト用リトラクター
2 ハウジング
3 巻取ドラム
3d 屈曲路
5 トーションバー
6 緊急ロック機構
10 ロッキングベース
33 ワイヤー体
34 プレート体

Claims (5)

  1. ウエビングが巻装される巻取ドラムと、巻取ドラムに相対回転不能に結合されてハウジングに回転自在に支持されると共にウエビング巻取方向に回転付勢されたトーションバーと、巻取ドラムに隣接する状態でトーションバーに一体的に結合されるロッキングベースと、ロッキングベースの回転を阻止して巻取ドラムのウエビング引出方向の回転を阻止する緊急ロック機構と、ロッキングベースと巻取ドラムとの相互間を連結する機構に配置される第2のエネルギー吸収部材とを備え、車両緊急時の緊急ロック機構作動後、所定値以上の引出力がウエビングに作用した際、ロッキングベースと巻取ドラムとの相対回転によるトーションバーのねじれ変形によるエネルギー吸収や第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収の下に、ウエビングの引き出しが許容されるシートベルト用リトラクターにおいて、
    前記トーションバーの弾性変形終了後の塑性変形開始後に前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始されることを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  2. 請求項1に記載のシートベルト用リトラクターにおいて、
    前記トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、前記ロッキングベースに対して前記巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムとロッキングベースとの相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による前記空走回転領域の相対回転後、前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始されることを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  3. 請求項2に記載のシートベルト用リトラクターにおいて、
    前記トーションバーの一端部が前記巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部が前記ロッキングベースに結合され、
    前記第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、前記ロッキングベースに前記空走回転領域に対応して相対回転可能に結合されるプレート体が前記巻取ドラムの他端部側面に備えられ、前記ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、
    前記トーションバーの前記塑性変形が開始されるまで、前記プレート体と前記巻取ドラムとが一体として前記ロッキングベースに対し前記空走回転領域に対応して前記相対回転され、空走回転領域の相対回転後、プレート体と巻取ドラムとが相対回転して前記屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始されることを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  4. 請求項1に記載のシートベルト用リトラクターにおいて、
    前記トーションバーのねじれ変形による塑性変形が開始されるまで、前記第2のエネルギー吸収部材に対して前記巻取ドラムが相対回転可能な空走回転領域が、巻取ドラムと第2のエネルギー吸収部材との相互間に設けられ、トーションバーのねじれ変形による前記空走回転領域の相対回転後、前記第2のエネルギー吸収部材によるエネルギー吸収が開始されることを特徴とするシートベルト用リトラクター。
  5. 請求項4に記載のシートベルト用リトラクターにおいて、
    前記トーションバーの一端部が前記巻取ドラムの一端部に結合され、トーションバーの他端部が前記ロッキングベースに結合され、
    前記第2のエネルギー吸収部材はワイヤー体からなり、前記ロッキングベースに相対回転不能に結合されるプレート体が前記巻取ドラムの他端部側面に備えられ、前記ワイヤー体の一端部がプレート体に取り付けられると共にその中間部が巻取ドラムの他端部側面に設けられた屈曲路に沿って配置され、
    前記ワイヤー体に対して前記巻取ドラムが相対回転可能な前記空走回転領域が、巻取ドラムの前記屈曲路とワイヤー体との相互間に設けられ、前記トーションバーの前記塑性変形が開始されるまで、前記ワイヤー体と前記巻取ドラムとが前記空走回転領域に対応して前記相対回転され、空走回転領域の相対回転後の相対回転で、屈曲路からワイヤー体が引き出される引出抵抗によりワイヤー体によるエネルギー吸収が開始されることを特徴とするシートベルト用リトラクター。
JP2007212882A 2007-08-17 2007-08-17 シートベルト用リトラクター Expired - Fee Related JP5005470B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007212882A JP5005470B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 シートベルト用リトラクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007212882A JP5005470B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 シートベルト用リトラクター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009045987A true JP2009045987A (ja) 2009-03-05
JP5005470B2 JP5005470B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40498644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007212882A Expired - Fee Related JP5005470B2 (ja) 2007-08-17 2007-08-17 シートベルト用リトラクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5005470B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165408A1 (ja) * 2011-06-03 2012-12-06 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクタ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019945A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Nsk Autoliv Co Ltd シートベルト装置
JP2003341473A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Ashimori Ind Co Ltd シートベルト用リトラクター
JP2003341474A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Ashimori Ind Co Ltd シートベルト用リトラクター
JP2006205821A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019945A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Nsk Autoliv Co Ltd シートベルト装置
JP2003341473A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Ashimori Ind Co Ltd シートベルト用リトラクター
JP2003341474A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Ashimori Ind Co Ltd シートベルト用リトラクター
JP2006205821A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Tokai Rika Co Ltd ウエビング巻取装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165408A1 (ja) * 2011-06-03 2012-12-06 芦森工業株式会社 シートベルト用リトラクタ
JP2012250627A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Ashimori Industry Co Ltd シートベルト用リトラクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5005470B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4323081B2 (ja) ウエビング巻取装置
KR101711509B1 (ko) 프리텐셔너 기구
JP5196386B2 (ja) シートベルト用リトラクター
JP5005474B2 (ja) シートベルト用リトラクター
JP4163608B2 (ja) ウエビング巻取装置
US8590824B2 (en) Seatbelt retractor
WO2012165408A1 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP5005470B2 (ja) シートベルト用リトラクター
JPWO2011007614A1 (ja) シートベルト用リトラクタおよびシートベルト用リトラクタのスピンドル組付方法
JP5203881B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2003019945A (ja) シートベルト装置
JP5137005B2 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP5133843B2 (ja) ウエビング巻取装置
KR102386889B1 (ko) 시트벨트용 리트랙터
US20170291571A1 (en) Webbing take-up device
JP2003341473A (ja) シートベルト用リトラクター
JP2007161001A (ja) シートベルト用リトラクター
JP6795458B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP6694765B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP6951187B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2005047449A (ja) シートベルトのリトラクター装置
JP2019006354A (ja) ウェビング巻取装置
JP2005170266A (ja) シートベルトのリトラクター装置
JP5813454B2 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP5210125B2 (ja) ウエビング巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5005470

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees