JP2009045978A - 車両用フードの跳ね上げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フード跳ね上げ時におけるロックレバーの変形を防止してその再利用を可能とし、また、小さな力でロックを解除でき、しかも、部品点数を削減して小型化やコストの低減を実現できるようにする。
【解決手段】ロックレバー70は、ピストン74と接触する受け片部70bを有し、アクチュエータ30のピストン74は、受け片部70bに接触してロックレバー70のロックを解除する低位部74a2と、フードまたはフードに取付けられたフード側取付け部材に当接してフードの後部を跳ね上げる高位部74a1を有し、高位部74a1が、フードまたはフード側取付け部材に当接しているときに、低位部74a2とフードまたはフード側取付け部材との間にロックレバーの受け片部70bを配置させる隙間76を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用フードの跳ね上げ装置に係り、詳しくは歩行者との衝突時に車両のフードを持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し歩行者への衝撃を低減する技術に関する。
近年、歩行者(被衝突物)との衝突を想定し車両前部のフードに衝撃吸収機構を備え、歩行者の安全面を考慮した車両が開発されている。
例えば、歩行者との衝突時にフードの後側を持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し、歩行者が当該フードと衝突した際にエンジン等の固い部品に当たらないようにする技術がある。
具体的には、フードの車両後側の両端部分において、一端が車体側、他端がフード側に支持されたリンク部材を設け、当該リンク部材に形成されたフック部を車体側に係止することで通常時はリンク部材を車体側に固定し、歩行者衝突時にはアクチュエータを作動させてリンク部材に設けられたハンガを押圧することで当該ハンガと連結されているフック部を変形させて係止を解除するとともに、アクチュエータが当該ハンガからリンク部材を介してフードを跳ね上げる構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004―249795号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、歩行者衝突時にフック部を変形させて車体側とのロックを解除する構成であるため、例えば誤作動等により跳ね上がったフードを復帰させる場合に、フック部などの部品を再利用することができないという問題があった。
また、フック部を変形させてロックを解除するため、アクチュエータとしては大きな力を出力できるものが必要となる。
さらに、ロックを解除させる部材としてハンガやリンケージを必要とするため、部品点数が増大して構成的に複雑化し、コスト高になる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、フード跳ね上げ時におけるロックレバーの変形を防止してその再利用を可能とし、また、小さな力でロックを解除でき、しかも、部品点数を削減して小型化やコストの低減を実現できる車両用フードの跳ね上げ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、車両の前部に設けられたフードと、前記フードの後部に位置し、一端が該フード側に、他端が車体側にそれぞれ回動自在に支持された連結部材と、この連結部材を前記フード側または車体側にロックするロックレバーと、前記車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、前記衝突検出手段により前記車両と被衝突物との衝突が検出されるのに基いて作動部を上昇させて前記ロックレバーのロックを解除したのち、前記フードの後部を跳ね上げるアクチュエータとを備えたフードの跳ね上げ装置であって、前記ロックレバーは、前記作動部と接触する受け片部を有し、前記アクチュエータの前記作動部は、前記受け片部に接触して前記ロックレバーのロックを解除するロック解除部と、前記フードまたは前記フードに取付けられたフード側取付け部材に当接して前記フードの後部を跳ね上げるフード跳ね上げ作用部を有し、前記フード跳ね上げ作用部が、前記フードまたは前記フード側取付け部材に当接しているときに、前記ロック解除部と前記フードまたは前記フード側取付け部材との間に前記ロックレバーの受け片部を配置させる隙間を形成することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記ロック解除部と前記フード跳ね上げ作用部は、前記作動部の上端部に配置されると共に、前記ロックレバーはフード側に設けられ、前記フード跳ね上げ作用部は、前記ロック解除部よりも上方に形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2において、前記作動部の前記フード跳ね上げ作用部)は、前記作動部の上端部に上方に突出する突起部とすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1において、前記ロック解除部と前記フード跳ね上げ作用部は、前記作動部の上端部に配置されると共に、前記ロックレバーはフード側に設けられ、前記フードまたは前記フード側取付け部材に低位部とこの低位部よりも高い高位部を形成し、前記フードの跳ね上げ時には、前記作動部の前記フード跳ね上げ作用部を前記フードまたは前記フード側取付け部材の低位部に接触させ、この接触時には、前記作動部の前記ロック解除部と前記フードまたは前記フード側取付け部材の高位部との間に前記ロックレバーの受け片部を配置させる隙間を形成することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4において、前記フードまたは前記フード側取付け部材に下方に突出する突起部を設けることにより、前記低位部と前記高位部を形成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおいて、前記ロックレバーは、前記フード側に回動自在に設けられ、前記作動部のロック解除部が、前記ロックレバーの前記受け片部に接触して前記ロックレバーを回動させることで、前記連結部材と前記フード側または車体側とのロックを解除することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、フード跳ね上げ作用部が、フードまたはフード側取付け部材に当接しているときに、ロック解除部とフードまたはフード側取付け部材との間にロックレバーの受け片部を配置させる隙間を形成するため、ロックレバーの受け片部がフードまたはフード側取付け部材に押し付けられて変形することがなく、誤作動等によりロックが解除されフードが持ち上がった場合でも、フードを復帰させてロックレバーを再利用することができる。
請求項2記載の発明によれば、アクチュエータの作動部の上端部のロック解除部をロックレバーの受け片部に直接接触させるため、アクチュエータは非常に小さな力でロックを解除することができる。
また、ロックを解除するための専用部材を別途特別に必要とすることがないため、部品点数を削減して構成的に簡略化できる。そして、フード跳ね上げ作用部とロック解除部との間に段差を設けることで、確実に隙間を形成することができる。
請求項4記載の発明によれば、フード側に段差を設けることで、確実に隙間を形成することができる。
請求項6記載の発明によれば、ロックレバーを回動式とするため、簡単な構造で確実にロック/解除を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るフード跳ね上げ装置を備えた車両を示すものである。
車両1の車体前部にはエンジンルーム2が形成され、車体前部の両側面にはそれぞれフロントフェンダ4,6が配設されている。車両1の車体前端部の車幅方向両端にはヘッドランプ8,10が配設され、このヘッドランプ8,10の下方には車幅方向に延びたフロントバンパ12が設けられている。
フロントバンパ12内には歩行者(被衝突物)との衝突を検知可能な衝撃センサ14(衝突検出手段)が設けられ、この衝撃センサ14は車両1に備えられているECU16と電気的に接続されている。ECU16は、図示しない車速センサ等の各種センサ類や各種装置等と電気的に接続されており、各種センサ類からの各情報に基づき各種装置を制御する機能を有している。
エンジンルーム2の上面には、開閉可能なフロントフード(フード)18が設けられている。フロントフード18は、全閉時にはフロントフード18の前端に設けられたストライカ18aがフロントバンパ12の上部に設けられたラッチ12aにより固定され、開放時には後端の車幅方向両側部分にそれぞれ設けられたフード跳ね上げ機構20,22を支点として上方に開放する構成をなしている。
図2は車両左側に設けられたフード跳ね上げ機構20を車両内側から視た状態を示す斜視図で、図2aピストン式アクチュエータを使用し、図2bは筒状エアバッグ式アクチュエータを使用した図である。図3はその平面図である。なお、車両右側に設けられるフード跳ね上げ機構22も同様の構成をなしている。
フード跳ね上げ機構20は、車体に固定されるアクチュエータ30及びベースブラケット40、フロントフード18に固定されるフード側取付け部材としてのフードブラケット50、このフードブラケット50及びベースブラケット40を連結している中間アーム(連結部材)60、フードブラケット50の跳上量を規制する規制アーム61、さらにフードブラケット50に設けられているロックレバー70から構成されている。
上記したアクチュエータ30は筒形状をなしており、車両上下方向を軸方向としてフロントフェンダ4の内側面に固定されている。アクチュエータ30は筒形状の外形部32の内部に、同軸方向に延びる棒形状のピストン(作動部)74、及び当該ピストン74の下方に位置して設けられた所謂火薬式のインフレータ36を備えた構成をなしている。
なお、ピストン74は上端部分を外形部32より上側に突出させた状態で備えられている。そして、アクチュエータ30はECU16と電気的に接続されており、ECU16からの信号に応じてインフレータ36を作動させてピストン74を上方に押し出すようになっている。
ベースブラケット40は車体の平部に当接する板部材であり、ボルト(図示しない)により車体に固定されている。ベースブラケット40の後端には上方に延出したヒンジ部44が形成されている。
フードブラケット50はフロントフード18の下面と当接した板部材であり、ボルト(図示しない)によりフロントフード18に固定されている。当該フードブラケット50の車両前端には下方に延出したヒンジ部54が形成され、後端部にはフック部56が形成されている。
中間アーム60は後端がベースブラケット40のヒンジ部44に、前端がフードブラケット50のヒンジ部54にそれぞれピン62、64を介して回動自在に支持されている。つまり、中間アーム60は一端が車体側に、他端がフロントフード18側に支持されており、一端及び他端のピン62、64を支点として上下方向に回動自在である。
また、中間アーム60の後部側には係止用突起部57が突設され、この係止用突起部57に上記したフードブラケット50のフック部56が係脱自在に係止されるようになっている。
規制アーム61は一端がベースブラケット40のヒンジ部44に、他端が上記フードブラケット50の後部側にそれぞれピン62、65を介して回動自在に支持されている。規制アーム61の他端部側にはその長手方向に沿って長孔61a(図9に示す)が形成され、この長孔内にピン65が挿入されている。規制アーム61も一端が車体側に他端がフロントフード18側に支持されており、一端及び他端のピン63、65を支点として上下方向に回動自在である。
ロックレバー70はその基端部側が支持ピン71を介してフードブラケット50に回動自在に支持されている。このロックレバー70には、被係合部としての係合凹部70aが形成され、この係合凹部70aは通常時には上記した中間アーム60に突設された係合部としてのロックピン72に係脱自在に係合される。この係合により中間アーム60はフードブラケット50側とロックされるようになっている。
また、ロックレバー70の回動端側にはアクチュエータ30の軸方向延長上に位置するよう受け片部70bが一体的に形成されている。ロックレバー70の支持ピン71の周りには捻りバネ73が設けられており、ロックレバー70は捻りバネ73の付勢力により図2aで視て時計回り方向、即ち係合凹部70aがロックピン72に係合する方向に付勢されている。
ところで、上記したアクチュエータ30のピストン74の上端略中央部には図4にも概略的に示すように突起部75が一体的に突設され、この突起部75の突設によりピストン74の上面部にはロック解除部としての低位部74a2とこの低位部74a2より高いフード跳ね上げ作用部としての高位部74a1とが形成されている。ロックレバー70の受け片部70bはピストン74の低位部74a2に離間対向されている。
図5(a)はアクチュエータ30のピストン74と、ロックレバー70の受け片部70bと、フロントフード18との位置関係を示すものである。
即ち、アクチュエータ30のピストン74の高位部74a1とフロントフード18または、フードブラケット50の下面部側(以下、単にフロントフード18の下面部側という)との間の距離をX、ピストン74の低位部74a2とフロントフード18の下面部側との間の距離をY、ピストン74の低位部74a2とロックレバー70の受け片部70bとの間の距離をZとした場合、Z<X<Yの関係となっている。
この構成により、アクチュエータ30のピストン74が上方へ向かって上昇したときには、まず、図5(b)に示すようにピストン74の低位部74a2がロックレバー70の受け片部70bに当接し、ついで、図5(c)に示すようにピストン74の高位部74a1がフロントフード18の下面側に当接するようになっている。即ち、ピストン74の低位部74a2がロックレバー70のロックを解除するための部位として機能し、ピストン74の高位部74a1がフロントフード18を跳ね上げるための部位として機能するようになっている。
また、ピストン74の高位部74a1がフロントフード18の下面側に当接したときには、図6にも示すように、フロントフード18の下面側と低位部74a2との間にはロックレバー70の受け片部70bを配置する隙間76が形成され、ロックレバー70の受け片部70bをフロントフード18の下面側に衝撃的に打ち付けて変形させることのないようになっている。
以上のように構成されたフード跳ね上げ機構20は、車両が所定車速以上で走行していたときに例えば歩行者と衝突し、衝撃センサ14により歩行者との衝突が検出された場合に、ECU16からアクチュエータ30に所定の信号が送られ、アクチュエータ30が作動することでフロントフード18を跳ね上げるものである。
以下、このように構成された車両フードの跳ね上げ装置の作用について図7乃至図9に基づいて説明する。
まず、通常時のフロントフード18が全閉状態では、フード跳ね上げ機構20は図2aで示すようにロックレバー70の係合凹部70aがフードブラケット50のロックピン72に係合されロックされている。
そして、車両1の前端のラッチ12aを解除してフロントフード18を開放した場合には、フード跳ね上げ機構20はロックレバー70の係合凹部70aと中間アーム60のロックピン72とが係合されていることで、図7に示すように、ベースブラケット40後端のヒンジ部44においてピン62を支点として中間アーム60、規制アーム61がフードブラケット50、即ちフロントフード18と一体に車両上方向へと回動する。
一方、車両1が所定車速以上での走行中に、衝撃センサ14により歩行者との衝突が検出されると、ECU16からアクチュエータ30に所定の信号が送られる。
当該信号を受けたアクチュエータ30はインフレータ36を作動させ、これによりピストン74が上方に押し出される。このとき、フロントフード18は車両1の前端のラッチ12aにより全閉状態であり、ピストン74が上方に押し出されることで、まずピストン74の低位部74a2が図5(b)に示すようにロックレバー70の受け片部70bと接触する。そして、さらにピストン74が押し上げられていくことで、ロックレバー70が捻りバネ73の付勢力に抗して回動し、図6に示すように当該ロックレバー70の係合凹部70aと中間アーム60のロックピン72との係合が解除される。さらにピストン74が押し上げられると、当該ピストン74の高位部74a1がフードブラケット50の下面側と接触する。このとき、すでにロックレバー70の係合凹部70aと中間アーム60のロックピン72との係合は解除されていることから、フロントフード18の後部側はフードブラケット50を介してピストン74により跳ね上げられる。
詳しくは、ピストン74によりフードブラケット50が上方への力を受けると、中間アーム60及び規制アーム61がベースブラケット40に対してピン62を支点に図8に示すように反時計回りに回動するとともに、フードブラケット50が中間アーム60に対してピン64を中心に時計回りに回動して、フロントフード18の後部が図9に示すように上方へと跳ね上げられる。
尚、図2aで示したピストン式アクチュエータ30の代わりに、図2bで示す筒状エアバッグ式アクチュエータ31を使用してもよい。
このようにフロントフード18の後部が跳ね上げられることで、フロントフード18とエンジンルーム2内に設けられているエンジン等の各種装置との空間が拡がり、歩行者がフロントフード18に衝突した際の衝撃を低減させることができる。
上記したように、この実施の形態によれば、アクチュエータ30のピストン74の高位部74a1が、フロントフード18の下面側に当接しているときに、ピストン74の低位部74a2とフロントフード18の下面側との間にロックレバー70の受け片部70bを配置させる隙間76を形成するため、ロックレバー70の受け片部70bがフロントフード18の下面側に押し付けられて変形することがなく、誤作動等によりロックが解除されてフロントフード18が持ち上がった場合でも、フロントフード18を復帰させてロックレバー70を再利用することができる。
また、アクチュエータ30のピストン74の上端部の低位部74a2をロックレバー70の受け片部70bに直接接触させるため、アクチュエータ30は非常に小さな力でロックを解除することができるとともに、ロックを解除するための専用部材を別途特別に必要とすることがないため、部品点数を削減して構成的に簡略化できる。そして、ピストン74の高位部74a1と低位部74a2との間に段差を設けることで、確実に隙間76を形成することができる。
また、ロックレバー70を回動式とするため、簡単な構造で確実にロック/解除を図ることができる。
なお、上記した第1の実施の形態では、ピストン74の突起部75をピストン74の上端面の略中央部に突設することにより高位部74a1と低位部74a2を形成したが、これに限られることなく、図10に示すように突起部75をピストン74の上端面の中央部から所定距離側方に変位して突設することにより高位部74a1と低位部74a2を形成するようにしても良い。
この実施の形態によれば、突起部75をピストン74の上端面の中央部から所定距離側方に変位させた分だけ、ロックレバー70の受け片部70bをピストン74の上端面の中央部側に寄せることによりピストン74の低位部74a2との対向面積を増大させることができる。従って、ピストン74の上昇時には、ピストン74の低位部74a2をより一層確実にロックレバー70の受け片部70bに接触させて動作させることができる利点がある。
また、突起部75をピストン74に設けるのではなく、図11に示すようにフロントフード18の下面側に突起部80をピストン74の上端面略中央部に対向する状態で設けても良い。この場合には、突起部80の下面側が低位部80a、フロントフード18の下面側が高位部80bとなる。
さらに、図12に示すようにフロントフード18に段差部81を形成することにより、フード面に低位部90aと高位部90bを構成するようにとしても良い。
この実施の形態によれば、ロックレバー70の受け片部70bをピストン74の上端面の略半分の面積に広く対向させることができる。従って、ピストン74の上昇時には、ピストン74の上端面をより一層確実にロックレバー70の受け片部70bに接触させて動作させることができる利点がある。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の一実施の形態である車両用フードの跳ね上げ装置を備えた車両を示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置を示す斜視図であって、図2aはピストン式アクチュエータを使用した図で、図2bは筒状エアバッグ式アクチュエータを使用した図。 図2の車両用フードの跳ね上げ装置を示す平面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置のアクチュエータのピストンの頭部を示す斜視図。 図4のピストンによるフードの跳ね上げ動作を示す図。 図4のピストンによるフードの跳ね上げ動作を示す側面図。 図1のフードの前部側が上方へ開放されたとき車両用フードの跳ね上げ装置を示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置がフードの後部側が跳ね上げたときの状態を示す斜視図。 図8の跳ね上げ装置を示す側面図。 本発明の第2の実施の形態であるピストンの頭部構造を示す斜視図。 本発明の第3の実施の形態であるフード構造を示す斜視図。 本発明の第4の実施の形態であるフード構造を示す斜視図。
符号の説明
1…車両、14…衝撃センサ(衝突検出手段)、18…フロントフード(フード)、74…ピストン(作動部)、30…アクチュエータ、50…フードブラケット(フード側取付け部材)、60…中間アーム(連結部材)、70…ロックレバー、70a…係合凹部(被係合部)、72…ロックピン(係合部)、74a2…低位部(ロック解除部)、74a1…高位部(フード跳ね上げ作用部)、75…突起部、76…隙間、80a,90a…低位部、80b,90b…高位部、81…段差部。

Claims (6)

  1. 車両の前部に設けられたフードと、
    前記フードの後部に位置し、一端が該フード側に、他端が車体側にそれぞれ回動自在に支持された連結部材と、
    この連結部材を前記フード側または車体側にロックするロックレバーと、
    前記車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、
    前記衝突検出手段により前記車両と被衝突物との衝突が検出されるのに基いて作動部を上昇させて前記ロックレバーのロックを解除したのち、前記フードの後部を跳ね上げるアクチュエータと
    を備えたフードの跳ね上げ装置であって、
    前記ロックレバーは、前記作動部と接触する受け片部を有し、
    前記アクチュエータの前記作動部は、前記受け片部に接触して前記ロックレバーのロックを解除するロック解除部と、前記フードまたは前記フードに取付けられたフード側取付け部材に当接して前記フードの後部を跳ね上げるフード跳ね上げ作用部を有し、
    前記フード跳ね上げ作用部が、前記フードまたは前記フード側取付け部材に当接しているときに、前記ロック解除部と前記フードまたは前記フード側取付け部材との間に前記ロックレバーの受け片部を配置させる隙間を形成することを特徴とする車両用フードの跳ね上げ装置。
  2. 前記ロック解除部と前記フード跳ね上げ作用部は、前記作動部の上端部に配置されると共に、前記ロックレバーはフード側に設けられ、
    前記フード跳ね上げ作用部は、前記ロック解除部よりも上方に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  3. 前記作動部の前記フード跳ね上げ作用部)は、前記作動部の上端部に上方に突出する突起部とすることを特徴とする請求項2に記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  4. 前記ロック解除部と前記フード跳ね上げ作用部は、前記作動部の上端部に配置されると共に、前記ロックレバーはフード側に設けられ、
    前記フードまたは前記フード側取付け部材に低位部とこの低位部よりも高い高位部を形成し、前記フードの跳ね上げ時には、前記作動部の前記フード跳ね上げ作用部を前記フードまたは前記フード側取付け部材の低位部に接触させ、この接触時には、前記作動部の前記ロック解除部と前記フードまたは前記フード側取付け部材の高位部との間に前記ロックレバーの受け片部を配置させる隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  5. 前記フードまたは前記フード側取付け部材に下方に突出する突起部を設けることにより、前記低位部と前記高位部を形成したことを特徴とする請求項4記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  6. 前記ロックレバーは、前記フード側に回動自在に設けられ、前記作動部のロック解除部が、前記ロックレバーの前記受け片部に接触して前記ロックレバーを回動させることで、前記連結部材と前記フード側または車体側とのロックを解除することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
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