JP2009044471A - 通信制御部及び無線タグ通信システム - Google Patents

通信制御部及び無線タグ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009044471A
JP2009044471A JP2007207393A JP2007207393A JP2009044471A JP 2009044471 A JP2009044471 A JP 2009044471A JP 2007207393 A JP2007207393 A JP 2007207393A JP 2007207393 A JP2007207393 A JP 2007207393A JP 2009044471 A JP2009044471 A JP 2009044471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
information
unit
circuit element
communication control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007207393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Nakamura
満 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007207393A priority Critical patent/JP2009044471A/ja
Publication of JP2009044471A publication Critical patent/JP2009044471A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線タグ回路素子からの情報取得精度を向上し、通信の信頼性・確実性を向上する。
【解決手段】情報を記憶するIC回路部24と情報を送受信するタグアンテナ22とを備えた無線タグ回路素子21との通信を行う通信制御部7であって、無線タグ回路素子21との間で無線通信により情報の送受信を行うアンテナ5と、無線タグ回路素子21へのコマンド信号を生成しアンテナ5を介して送信する送信部11と、コマンド信号に応じて無線タグ回路素子21から送信された応答信号をアンテナ5を介して受信し情報を取得する情報取得部12と、送信部11からのコマンド信号送信後、所定の待機時間が経過するまでの間、情報取得部12による情報取得を禁止する禁止制御部16とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、外部と情報の無線通信が可能な無線タグ回路素子と信号送受を行う通信制御部、及び、それら無線タグ回路素子と通信制御部とを備えた無線タグ通信システムに関するものである。
小型の無線タグと、質問器としてのリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の無線タグ情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うアンテナとを備えている。質問器側よりIC回路部の記憶情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において既に実用化されている。
このような無線タグを用いた無線通信システムの一例として、例えば特許文献1には、複数の無線タグ回路素子に対し無線通信により情報の読み取りを行う通信制御部(質問器)を有する無線タグ通信システム(無線応答システム)が開示されている。
特開平7−140236号公報
上記従来技術の無線タグ通信システムにおいては、通信制御部が通信範囲内に存在する無線タグ回路素子に対してコマンド信号(質問信号)を送信すると、これを受信した無線タグ回路素子でそのコマンド信号に対する応答信号が生成される。そして、その生成された応答信号が無線タグ回路素子から通信制御部に対して送信(返信)されることで、無線タグ回路素子の情報の読み取りが行われる。
ここで、無線タグ回路素子が上記のようにして応答を行う際、実際には、通信制御部からの信号を受信した後、自らの内部で所定の信号処理を行って応答信号を生成する作業を行うため、一定の処理時間がかかる。すなわち、通信制御部が無線タグ回路素子へコマンド信号を送信してから、無線タグ回路素子からの応答信号を受信するまでにはタイムラグがある。したがって、通信制御部側において、無線タグ回路素子へのコマンド信号を送信後ただちに無線タグ回路素子からの応答信号の受信可能状態とすると、上記タイムラグの間、周囲環境や自ら送信した上記コマンド信号の影響等によるノイズを受信するおそれがある。上記従来技術においては、このような点に配慮されていなかったため、上記ノイズが無線タグ回路素子からの情報取得に悪影響を及ぼし、通信の信頼性・確実性を低下させるという問題があった。
本発明の目的は、無線タグ回路素子からの情報取得精度を向上し、通信の信頼性・確実性を向上できる通信制御部及び無線タグ通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子との通信を行う通信制御部であって、前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、前記無線タグ回路素子へのコマンド信号を生成し前記装置側アンテナを介して送信する送信手段と、前記コマンド信号に応じて前記無線タグ回路素子から送信された応答信号を前記装置側アンテナを介して受信し情報を取得する情報取得手段と、前記送信手段からの前記コマンド信号送信後、所定の待機時間が経過するまでの間、前記情報取得手段による情報取得を禁止する禁止制御手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明の通信制御部においては、コマンド信号が送信手段で生成されて装置側アンテナを介し無線タグ回路素子へ送信される。コマンド信号を受信した無線タグ回路素子は、これに対応する応答信号を生成して通信制御部へと送信する。送信された応答信号が装置側アンテナを介し情報取得手段で受信されることで、所定の情報が取得される。このとき、情報取得手段は、禁止制御手段によって、送信手段によりコマンド信号が送信された後、所定の待機時間が経過するまでの間は、情報取得が行われないように制御される。この結果、この待機時間の間は、周囲環境やシステム自身が生成するノイズが発生したとしても、そのノイズが情報取得手段による情報取得に悪影響を与えるのを防止することができる。これにより、無線タグ回路素子から情報取得精度を向上することができるので、通信の信頼性・確実性を向上することができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記送信手段は、複数種類の前記コマンド信号を生成可能に構成されており、前記複数種類のコマンド信号に対応して、前記禁止制御手段で用いる前記待機時間を可変に設定する設定手段を有することを特徴とする。
これにより、各種コマンド信号の特性に応じて、待機時間を長く設定したり短く設定したりきめの細かい設定を行うことが可能となる。
第3発明は、上記第2発明において、前記設定手段は、前記複数種類のコマンド信号ごとに異なる前記待機時間を設定することを特徴とする。
これにより、コマンド信号の特性に応じ、各コマンド信号毎に待機時間を細かく設定することができる。この結果、ノイズによる悪影響をさらに確実に防止し通信の最適化を図ることができる。
第4発明は、上記第2又は第3発明において、前記設定手段は、前記コマンド信号の種類とこれに対応する前記待機時間との相関を備えており、前記相関に基づき前記待機時間を設定することを特徴とする。
設定手段に備えられた相関に基づき、設定手段がコマンド信号の種類に対応した待機時間をきめ細かく設定し、通信の最適化を図ることができる。また、無線タグ回路素子のメーカごとに相関を設定したり、無線タグ回路素子のバージョンごとに相関を設定すれば、それぞれに応じた通信最適化が図れ、さらに利便性が向上する。
第5発明は、上記第2又は第3発明において、前記設定手段は、送信データ、受信データの長さとこれに対応する前記待機時間との相関を備えており、前記相関に基づき前記待機時間を設定することを特徴とする。
設定手段に備えられた相関に基づき、設定手段が送信データや受信データの長さに対応した待機時間をきめ細かく設定し、通信の最適化を図ることができる。
第6発明は、上記第4又は第5発明において、前記送信手段による前記コマンド信号の送信後の前記情報取得手段による情報取得結果に基づき、前記相関を生成する相関生成手段を有することを特徴とする。
実際に送信手段からコマンド信号を送信し、その応答信号に基づく情報取得手段の情報結果に基づいて相関生成手段が相関を生成する。これにより、装置自体の性能や装置の設置場所の周囲環境等に実際に合致した待機時間の設定を行うことができる。
第7発明は、上記第6発明において、前記装置側アンテナは、複数の前記無線タグ回路素子を備えたタグ媒体を連続的に供給可能に収納したカートリッジより搬送される前記タグ媒体の前記無線タグ回路素子と無線通信により情報の送受信を行い、前記相関生成手段は、各カートリッジごとに、前記相関の生成を実行することを特徴とする。
これにより、新たなカートリッジが装置に装着されるごとに新たに相関を生成することができる。この結果、カートリッジ交換により無線タグ回路素子の種類が変わり通信特性が変化した場合でも、その変化に追従して確実に通信の最適化を図ることができる。また、1つのカートリッジに含まれる無線タグ回路素子が同一メーカや同一バージョンに統一されている場合には、カートリッジの交換に応じて、メーカごとや無線タグ回路素子のバージョンごとに相関を生成することが可能となり、それぞれに応じた通信最適化が図れる。
第8発明は、上記第2又は第3発明において、前記情報取得手段は、前記装置側アンテナを介し、前記無線タグ回路素子に係わる前記待機時間に関する情報を取得し、前記設定手段は、前記情報取得手段で取得した前記待機時間に関する情報に基づき、前記待機時間を設定することを特徴とする。
無線タグ回路素子から情報取得手段で取得した待機時間に関する情報に基づき、設定手段がコマンド信号の種類に対応した待機時間をきめ細かく設定し、通信の最適化を図ることができる。
第9発明は、上記第2乃至第8発明のいずれかにおいて、前記禁止制御手段は、計時情報と、前記設定手段の前記待機時間とを用いて、前記情報取得手段による情報取得の禁止制御を行うことを特徴とする。
禁止制御手段が、計時情報に沿って、設定手段で設定された待機時間が経過するまでの間、情報取得手段による情報取得を禁止することにより、通信の信頼性・確実性を向上することができる。
第10発明は、上記第9発明において、前記計時情報を出力するタイマーを有し、前記禁止制御手段は、前記タイマーの前記計時情報と、前記設定手段の前記待機時間とを用いて、前記情報取得手段による情報取得の禁止制御を行うことを特徴とする。
禁止制御手段が、タイマーで計測した計時情報に沿って、設定手段で設定された待機時間が経過するまでの間、情報取得手段による情報取得を禁止する。これにより、通信の信頼性・確実性を向上することができる。
上記目的を達成するために、第11発明は、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子と、前記無線タグ回路素子との通信を行う通信制御部とを有する無線タグ通信システムであって、前記通信制御部は、前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、前記無線タグ回路素子へのコマンド信号を生成し前記装置側アンテナを介して送信する送信手段と、前記コマンド信号に応じて前記無線タグ回路素子から送信された応答信号を前記装置側アンテナを介して受信し情報を取得する情報取得手段と、前記送信手段からの前記コマンド信号送信後、所定の待機時間が経過するまでの間、前記情報取得手段による情報取得を禁止する禁止制御手段とを有することを特徴とする。
本願第11発明の無線タグ通信システムにおいては、通信制御部の送信手段でコマンド信号が送信手段で生成されて装置側アンテナを介し無線タグ回路素子へ送信される。コマンド信号を受信した無線タグ回路素子は、これに対応する応答信号を生成して通信制御部へと送信する。送信された応答信号が通信制御部の装置側アンテナを介し情報取得手段で受信されることで、所定の情報が取得される。このとき、通信制御部では、情報取得手段が、禁止制御手段によって、送信手段によりコマンド信号が送信された後、所定の待機時間が経過するまでの間は、情報取得が行われないように制御される。この結果、この待機時間の間は、周囲環境やコマンド信号送信の影響等によるノイズが発生したとしても、そのノイズが情報取得手段による情報取得に悪影響を与えるのを防止することができる。これにより、無線タグ回路素子から通信制御部への情報取得精度を向上することができるので、通信の信頼性・確実性を向上することができる。
本発明によれば、無線タグ回路素子からの情報取得精度を向上し、通信の信頼性・確実性を向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態による無線タグ通信システムの構成を表す概念図である。
図1において、本実施形態の無線タグ通信システムは、読取り・書込み装置1と、無線タグ回路素子21とを有する。読取り・書込み装置1は、例えば携帯型に構成されている。無線タグ回路素子21は、この例ではいわゆるパッシブタイプであり、何らかの物品3に貼り付けるなどして用いられる無線タグラベル4に設けられている。
読取り・書込み装置1は、アンテナ(装置側アンテナ)5を有し、このアンテナ5を介した通信により、無線タグ回路素子21に対して情報の書込みや読取りを行うものである。それらの処理を行うために、無線タグ回路素子21にコマンド(コマンド信号)を生成して送信する。特に、アンテナ5は、巻き線コイル状のものが好ましい。無線タグ回路素子21は、読取り・書込み装置1からのコマンドを受信し、そのコマンドに応じた必要な内部処理を行った後、応答信号を読取り・書込み装置1に送信(返信)する。すなわち、読取り・書込み装置1と無線タグ回路素子21の間では、コマンドの送信→コマンドの受信→内部処理→応答信号の発信→応答信号の受信という順で一連の通信がなされる。
このような読取り・書込み装置1と無線タグ回路素子21の間の通信にあっては、無線タグ回路素子21からの応答信号の受信待ちにある読取り・書込み装置1が周囲環境(あるいは自己のコマンドの回り込み等による)ノイズを拾う場合があり、そして拾ったノイズが応答信号と混同されることにより読取り・書込み装置1で処理がエラーになる等、悪影響を与える場合が起こり得る。
図2は、上記読取り・書込み装置1の機能的構成を表す機能ブロック図である。上記のノイズに起因するエラーの発生を効果的に防止するために、読取り・書込み装置1は、図2に示すように、アンテナ5、通信部6、通信制御部7、およびメモリ部8を備え、その通信制御部7によりノイズ起因エラーの防止を図るようになっている。
通信制御部7は、無線タグ回路素子21に対するコマンド(無線タグ回路素子21に書き込むための書込み情報等を含む)を生成して通信部6に出力する送信部(送信手段)11と、無線タグ回路素子21の応答信号から情報を取得とする情報取得部(情報取得手段)12と、詳細を後述する情報取得制御部13及び計時部14とを備えている。
情報取得制御部13は、待機時間設定部15(設定手段)と禁止制御部16(禁止制御手段)とを有し、ノイズ起因エラー防止機能を担う。情報取得制御部13によるノイズ起因エラー防止は、待機時間設定部15で設定する待機時間が経過するまでの間について、情報の取得を禁止する処理を禁止制御部16が行うことでなされる。具体的には、上述の読取り・書込み装置1のコマンド送信から無線タグ回路素子21の応答信号発信までの間で待機時間設定部15が待機時間を設定し、この待機時間中について禁止制御部16が情報の取得を禁止する。
待機時間は、上述のような機能目的から、コマンド送信から応答信号発信までの時間帯を最大限カバーできるように設定するのが好ましく、したがって例えばコマンド送信から応答信号発信までの時間帯の長さに応じて設定される。コマンド送信から応答信号発信までの時間帯の長さは、コマンドの種類(コマンドの内容)に応じて異なり、また読取り・書込み相手の無線タグ回路素子21の種類によっても異なる。したがって待機時間設定部15は、例えばコマンドの種類や無線タグ回路素子21の種類に応じて待機時間を設定することになる。
禁止制御部16の制御による待機時間中の情報取得禁止は、種々の方法がある。例えば、情報取得部12における受信した信号のデコードを禁止する復号化禁止方式で行うことができる。また、アンテナ5で受信した信号の通信部6への送信路をスイッチ(図示省略)で遮断したり、通信部6と通信制御部7の間の接続ポートを塞いだりする等の受信禁止方式で行うこともできる。したがって禁止制御部16は、待機時間設定部15により待機時間が設定されたら、上記復号化禁止処理あるいは上記受信禁止処理を行って待機時間中の情報取得を禁止する。
計時部14は、計時情報提供手段として機能し、待機時間についての計時情報を情報取得制御部13の禁止制御部16に提供する。すなわち計時部14は、待機時間の開始時点から時間のカウントアップを開始し、カウント時間が待機時間の時間長になったら、そのことを禁止制御部16に通知する。そしてこの通知を受けて禁止制御部16は、情報取得禁止を解除して応答信号待ち状態に切替える。こうした機能を有する計時部14は、例えばタイマー(タイマー回路)で形成することができ、またプログラムとしてソフトウェア的に形成することもできる。
アンテナ5と通信部6は、読取り・書込み装置1における通信手段を構成している。すなわち、通信部6が送信する無線タグ回路素子21の電源用の搬送波、それにコマンドや書込み情報などを乗せた搬送波をアンテナ5から無線タグ回路素子21に送信し、また無線タグ回路素子21からの応答信号をアンテナ5と通信部6とにより受信する。
メモリ部8は、情報取得部12で無線タグ回路素子21から取得した情報(この情報には、無線タグ回路素子21自体の識別情報であるタグIDと、その他無線タグ回路素子21のIC回路部24が保持している情報とが含まれる)の保存や無線タグ回路素子21のIC回路部24に書き込む情報の保存などに用いられる。
なお、上記の読取り・書込み装置1による読取り・書込みの対象となる無線タグ回路素子21では、図2に示すように、IC回路部24にタグアンテナ22(タグ側アンテナ)が接続され、これらを保護部材23で被覆することにより構成されている。この例では無線タグ回路素子21は、無線タグラベル4に埋め込まれるように設けられている。
図3に、無線タグ回路素子21の機能的構成を表す機能ブロック図である。図3において、IC回路部24は、この例では、読取り・書込み装置1が送信する電源用搬送波から電力を取得し、読取り・書込み装置1からのコマンド(質問波、信号搬送波)に応じた内部処理を行った後に応答信号を読取り・書込み装置1に送信する。そのためにIC回路部24は、タグアンテナ22により受信された電源用搬送波を整流する整流部25と、この整流部25により整流された電源用搬送波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部26と、上記タグアンテナ22により受信されたコマンドからクロック信号を抽出して制御部27に供給するクロック抽出部28と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部30と、上記タグアンテナ22に接続された変復調部29と、上記メモリ部30、クロック抽出部28、及び変復調部29等を介して上記無線タグ回路素子21の作動を制御するための上記制御部27とを備えている。
変復調部29は、タグアンテナ22により受信されたコマンドの復調を行うと共に、上記制御部27からの返信信号に基づき、タグアンテナ22で受信した信号搬送波を変調し、タグアンテナ22より応答信号(応答波)として再送信する。
制御部27は、上記変復調部29により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部30において記憶された情報信号に基づいて応答信号を生成し、上記変復調部29により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
クロック抽出部28は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部27にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部27に供給する。
図4は、読取り・書込み装置1と無線タグ回路素子21の間でなされる通信方式における処理の流れを表す通信タイミングチャートである。
図4において、まず、読取り・書込み装置1の通信制御部7が、通信部6及びアンテナ5を介し、時刻t1に上記電源用搬送波を送信する(ステップS101)。これを無線タグ回路素子21が受信し、前述のように電源部26により時刻t2に電源を起動する(ステップS102)。
その後、時刻t2から所定時間経過した時刻t3において、通信制御部7がコマンドを生成して送信し(ステップS103)、その送信から所定時間経過した時刻t4において(待機時間設定部15で設定された待機時間が開始されて)禁止制御部16が情報取得部12おける情報取得を禁止する(ステップS104)。なおこの時点から計時部14による待機時間をカウントするための計時が実行される。
一方、この間に、コマンドを受信した無線タグ回路素子21側では、時刻t5において制御部27や変復調部29等における内部処理を開始する(ステップS105)。読取り・書込み装置1では、情報取得禁止設定から所定時間経過した後述の時刻t8となるまで、禁止制御部16が計時部14からの計時情報に基づき待機時間が経過したかを判定する、待機時間経過判定処理が繰返し的になされる(ステップS106)。その後、待機時間が経過したらステップS106の判定が満たされることにより時刻t8で上記情報取得禁止設定が解除(=情報取得許可)されて応答待ち状態となる(ステップS108)。
以上のような読取り・書込み装置1の情報取得禁止状態の間に、無線タグ回路素子21では、時刻t8より前の時刻t7で内部処理が終了する(ステップS107)。そして、時刻t8以後の時刻t9において、無線タグ回路素子21の変復調部29で生成した応答信号をタグアンテナ22を介し読取り・書込み装置1へと送信する(ステップS109)。これにより、読取り・書込み装置1側では時刻t10で、アンテナ5及び通信部6を介しこの応答信号を受信して取り込み、デコード処理を行い、情報を取得する(ステップS110)。これによって、1つのサイクルの通信処理が終了となる。
以上のように構成した本実施形態においては、図4に示したステップS103〜ステップS108の処理の間、つまりコマンド送信から応答待ちになるまでの間は、読取り・書込み装置1における情報取得が禁止される。したがってこの間は、周囲環境等に基づくノイズが発生しても、それを受信して取得情報とすることがない。
すなわち、上記情報取得禁止がない場合は、受信したノイズが応答信号と混同されてデコード処理がなされ、エラーとなり、本来なすべきステップS110の情報取得処理が不可能となる場合が起こり得る。本実施形態による読取り・書込み装置1では、上述のように、コマンド送信から応答信号発信までの間について情報取得禁止とすることで、ノイズ起因エラーの発生の可能性を最小限にし、エラーが発生するのを確実に防止することができる。この結果、読取り・書込み装置1の無線タグ回路素子21との通信について信頼性をより向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で、種々の変形が可能である。以下、そのような変形例について順を追って説明する。
(1)コマンドや無線タグの種類に応じて待機時間を可変に設定する場合
図5は、この変形例による読取り・書込み装置31の機能的構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図2に対応する図である。
図5において、本変形例の読取り・書込み装置31は、その通信制御部32に特徴がある。すなわち、通信制御部32は、図2の通信制御部7と同様の機能の送信部11、情報取得部12、情報取得制御部13、及び計時部14を備えるのに加えて、新たに待機時間テーブル管理部33を備えている。
待機時間テーブル管理部33では、待機時間を、コマンドの種類や無線タグの種類に応じて設定する。すなわち、待機時間テーブル管理部33は、コマンドの種類や無線タグの種類に応じてそれぞれ時間長を異ならせた待機時間、より具体的には待機時間用の時間データを用意し、それらをコマンドの種類や無線タグの種類でテーブル(相関)化して管理する。そして、待機時間設定部15は、その待機時間テーブル管理部33の保持したテーブル(相関)から該当の待機時間を取り出し、待機時間の設定を行う。
図6は、待機時間テーブル管理部33が保持する待機時間テーブル(相関管理テーブル)34の例を示す図である。図6において、この例では、待機時間テーブル34は、無線タグ回路素子21の種類単位で設けられるもので、タグ種類コード記録欄35とコマンド対応待機時間記録欄36を有している。タグ種類コード記録欄35には、無線タグ回路素子21の種類を示すタグ種類コード(図の例では「A」)が記録されている。コマンド対応待機時間記録欄36には、各種のコマンドとこれらに対応する待機時間が記録されている。
図の例では、読取り・書込み装置1から無線タグ回路素子21への前述のコマンドとして、IC回路部24に記憶したタグ識別情報を取得するための「UIDリード」、IC回路部24に書き込んだ情報を書き換え不能とするための「プロテクト」、IC回路部24に記憶した各種情報(データ)を取得するための「データリード」、IC回路部24に所望の情報を書き込むための「ライト」がある。そして、これらコマンドのそれぞれに対し、待機時間(単位:マイクロ秒)として「500マイクロ秒」、「800マイクロ秒」、「10000マイクロ秒」、「100000マイクロ秒」が設定されている。この例から分かるように、少なくとも「ライト」等の書込み処理の場合の待機時間を、「UIDリード」「データリード」等の読取り処理の場合の待機時間に比べて長くすることが好ましい。通常、無線タグ回路素子21において、書き込み処理のほうが読取り処理よりも、長い時間を要するからである。また「データリード」を用いた書き込み処理や「ライト」を用いた読み取り処理の場合には、送受信を行うデータ量(データバイト長)の大小によっても処理時間が変わる。したがってこの点に着目して、例えば「データリード」コマンドの場合には「(3000+データバイト長×100)マイクロ秒、「ライト」コマンドの場合には「(5000+データバイト長×300)マイクロ秒、等のように設定してもよい。
本変形例によれば、コマンドの種類、データ量や無線タグの種類に応じた最適な待機時間をより容易に設定することが可能となり、ノイズ起因エラーの防止をより効果的なものとすることができる。
(2)テーブルを新たに作成する場合
図7は、この変形例による読取り・書込み装置41の機能的構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図2や上記(1)の変形例の図5に対応する図である。る。
図7において、本変形例の読取り・書込み装置41は、その通信制御部42に特徴がある。すなわち、通信制御部42は、図5の通信制御部32と同様の機能の送信部11、情報取得部12、情報取得制御部13、計時部14、及び待機時間テーブル管理部33を備えるのに加えて、新たにテーブルデータ生成部43(相関生成手段)を備えている。
テーブルデータ生成部43、上述の待機時間とコマンド種や無線タグ種の相関を学習し、その学習結果に基づいて例えば上述の図6のような待機時間テーブル34を新たに作成する。テーブルデータ生成部43の相関の学習は、例えば無線タグ回路素子21に対する初めての通信で上述の図4の通信タイミングチャートにおけるコマンド送信から応答信号の受信までにおける時間長を計測することで行うことができる。
本変形例によれば、読取り・書込み装置1の性能やその使用環境に実際に適合させた待機時間を設定することができ、ノイズ起因エラーの防止をさらに一層効果的なものとすることができる。
(3)テーブルをタグ側が記憶している場合
図8は、本変形例における無線タグ回路素子46の機能的構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図3に対応する図である。
図8において、無線タグ回路素子46は、タグアンテナ22とIC回路部47とを備えている。IC回路部47は、図3のIC回路部24と同様の機能の整流部25、電源部26、制御部27、クロック抽出部28、通信部29、およびメモリ部30を備えるのに加えて、新たに待機時間テーブル格納部48を備えている。
待機時間テーブル格納部48には、例えば上述の図6の例の待機時間テーブル34が格納される。読取り・書込み装置1は、まず最初に無線タグ回路素子46の上記待機時間テーブル格納部48より待機時間の時間長についての情報を取得し、それを用いて情報取得制御部13が待機時間を設定することになる。すなわち、読取り・書込み装置1の情報取得部12が、通信部6及びアンテナ5を介して待機時間の時間長情報を取得するためのコマンドを送信する。これに対応して、無線タグ回路素子46の制御部27が、待機時間テーブル格納部48から待機時間の時間長情報を取得し、変復調部29及びタグアンテナ22を介してその情報を含む応答信号を読取り・書込み装置1側へ送信(返信)する。読取り・書込み装置1側ではアンテナ5及び通信部6を介して受信した上記応答信号より、情報取得部12で待機時間の時間長情報を取得する。そして、待機時間設定部15がその時間長情報に対応した待機時間を設定する。
本変形例によれば、読取り・書込み装置1が通信対象とする無線タグの種類が多い場合でも、無線タグの種類に応じた待機時間をきめ細かに設定することが容易となる。
(4)タグラベル作成装置に組み込まれて用いられる場合
本変形例では、無線タグ通信システムは、タグラベル作成装置の一機能要素として用いられる。
図9は、本変形例の適用対象となるタグラベル作成装置の外観構造を表す斜視図である。図9において、タグラベル作成装置51は、図外のコンピュータなどにより使用者が入力する指令やデータに基づいた印字などが施された無線タグラベルT(これは図1や図2等の無線タグラベル4に対応する)を作成するのに用いられるものである。このタグラベル作成装置51は、装置本体52を備えており、装置本体52はカートリッジ(タグテープカートリッジ)53がカートリッジホルダ64(後述の図10参照)に装着される。
装置本体52は、全体的に直方体状に形成され、上面部と下面部、前面部と背面部、それに左右の両側面部を有するようにされた筐体54を外郭として構成される。そして上面部には、上蓋55、上蓋操作ボタン56が設けられ、前面部には、ラベル排出口57、前蓋58、電源ボタン59、およびカッタ駆動ボタン60が設けられている。
上蓋55は、装置本体52の図9中右奥側の端部にて回動可能に支持され、また図示を省略の付勢部材により開方向に付勢される一方で、装置本体52との間のロックできる。この上蓋55は、カートリッジ53の着脱の際に用いられる。すなわち上蓋操作ボタン56を押すことでロック解除となって上蓋55が付勢作用により開き、その状態でカートリッジ53の装着や取外しを行えるようになっている。また上蓋55には、透明カバーなどを嵌め込んで形成した透視窓61が設けられている。
ラベル排出口57は、装置本体52の内部で作成される無線タグラベルTを外部に排出する。前蓋58は、下端を支点にした回動で開閉可能であり、上端部に設けられている押部58pを上方より押し込むことで前方に回動して開く。電源ボタン59は、タグラベル作成装置1の主電源のオン・オフ操作に用いられる。カッタ駆動ボタン60は、後述の切断部67(図10参照)を使用者が手動で操作し無線タグラベルTの長さを所望の長さとする場合に用いられる。
図10は、装置本体52の内部に設けられた内部ユニット63の要部構成を模式化して表す模式図である。
図10において、内部ユニット63は、図9のカートリッジ53を装着可能なカートリッジホルダ64と、圧接・テープ搬送部65と、印字部66と、切断部67と、読取り/書込み部68と、およびラベル搬出部69とを備えている。
カートリッジ53には、タグテープロール71(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)としてロール化されたタグテープ72(タグ媒体)がタグテープ用リール部73に装着されて組み込まれている。また、カバーフィルムロール74(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)としてロール化された透明なカバーフィルム75がカバーフィルム用リール部76に装着されて組み込まれている。さらに、インクリボンロール77から繰り出されるインクリボン78をリボン巻取りローラ79で巻き取るようにしたインクリボンユニットが組み込まれている。
なお、カートリッジ53の所定箇所(例えばカートリッジホルダ64の近傍)には、カートリッジ種類を表す識別子を備えた被検出部53Aが備えられている。一方、カートリッジホルダ64のうち、カートリッジ53の装着時において被検出部53Aに対応する位置には、上記被検出部53Aの識別子を検出可能なセンサ64Aが設けられている。センサ64Aは、例えば凹凸形状の係合による機械的手法や、公知の光学的・磁気的な手法により被検出部53に対する検出を行い、これによってカートリッジ53のカートリッジ種類情報を通信制御部87へ出力する。
圧接・テープ搬送部65は、搬送手段としての駆動軸81Aで駆動されるテープ搬送ローラ81と、圧接ローラ82とを有している。この圧接・テープ搬送部65では、タグテープロール71から繰り出されるタグテープ72とカバーフィルムロール74から繰り出されるカバーフィルム75とは、互いに重ねられた状態で、テープ搬送ローラ81と圧接ローラ82の間で押接的に挟持される。この押接挟持により、タグテープ72にカバーフィルム75が貼り合わされ、貼り合わされて形成された印字済みタグラベル用テープ72pは矢示A方向に搬送される。
印字部66は、印字ヘッド83とプラテンローラ84とを有している。この印字部66においては、カバーフィルムロール74から繰り出されるカバーフィルム75が、印字ヘッド83とプラテンローラ84の間を通過し、その通過に際してカバーフィルム75に印字が施される。
切断部67は、カッタ85を有している。カッタ85は印字済みタグラベル用テープ72pを所定の長さ(あるいは所望の長さ)に切断し、無線タグラベルTを形成する。
読取り/書込み部68は、ラベル作成用アンテナ86と通信制御部87とを有しており、タグテープ72に備えられた無線タグ回路素子(図示省略。図3等に示したものと同等のもの)に対して情報の書込みや読取りのための通信を行う。つまり読取り/書込み部68は、通信相手の無線タグ回路素子とともに、本変形例における無線タグ通信システムを構成している。
ラベル搬出部69は、ラベル搬出ローラ88を備えている。印字済みタグラベル用テープ72pをカッタ85で切断して得られる無線タグラベルTを、ラベル搬出ローラ88によって矢示A方向に搬送して外部に送り出す。
図11は、読取り/書込み部68に備えられた通信制御部87の機能的構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図7に相当する図である。
図11において、通信制御部87は、基本的には上述した図7の読取り・書込み装置41における通信制御部42と同様である。すなわち、通信制御部87は、通信制御部42と同様の機能の送信部11、情報取得部12、情報取得制御部13、計時部14、待機時間テーブル管理部33、およびテーブルデータ生成部43を備えている。
但し、本変形例では、待機時間テーブル管理部33及びテーブルデータ生成部43は、カートリッジ種類に応じて上記の待機時間を変えるために、前述した待機時間と無線タグ種類との相関(テーブル)に代えて(あるいは待機時間と無線タグの種類の相関とともに)、カートリッジ53の種類と待機時間との相関(テーブル)を備えている。そして、上記センサ64Aからのカートリッジ種類情報が、通信制御部87Aに入力される。
カートリッジ53は、上述のように、タグテープ72を収納しており、そのタグテープ72から無線タグラベルTが作成される。そしてタグテープ72には、無線タグ回路素子が例えば所定の間隔で設けられており、それらの無線タグ回路素子は通常すべて同じメーカであったり、同じ種類(バージョン)である。つまり、読取り/書込み部68の通信制御部87が対象とする無線タグ回路素子のメーカや種類は、カートリッジ53の種類と一対一で対応している。これに対応して、本変形例の無線タグ通信システムでは、各カートリッジ53ごとに、上記センサ64Aからのカートリッジ種類と待機時間との相関で待機時間テーブルを作成する。すなわち、カートリッジ種類情報と待機時間との対応関係をテーブルデータ生成部43に学習させ、その学習結果に基づいて待機時間テーブルを作成する。このようにすることで、新たなカートリッジ53が装着されるごとに新たに相関を生成することができる。この結果、カートリッジ交換により無線タグ回路素子のメーカや種類が変わり通信特性が変化した場合でも、その変化に追従して確実に通信の最適化を図ることができる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態による無線タグ通信システムの構成を示す説明図である。 読取り・書込み装置の機能的構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 読取り・書込み装置と無線タグの間でなされる通信における処理のタイミングチャートである。 コマンドや無線タグの種類に応じて待機時間を可変に設定する変形例による読取り・書込み装置の構成を示す機能ブロック図である。 待機時間テーブルの例を示す図である。 テーブルを新たに作成する変形例による読取り・書込み装置の構成を示す機能ブロック図である。 テーブルをタグ側が記憶している変形例による無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 タグラベル作成装置に組み込まれて用いられる変形例において、無線タグ通信システムが適用される当該タグラベル作成装置の構成を示す外観斜視図である。 図9のタグラベル作成装置における内部ユニットの要部の構成を模式化して示す図である。 図9のタグラベル作成装置における通信制御部の構成を示す図である。
符号の説明
1 読取り・書込み装置
5 アンテナ(装置側アンテナ)
7 通信制御部
11 送信部(送信手段)
12 情報取得部(情報取得手段)
13 情報取得制御部
14 計時部
15 待機時間設定部(待機時間設定手段)
16 禁止制御部(禁止制御手段)
21 無線タグ回路素子
22 タグアンテナ(タグ側アンテナ)
24 IC回路部
32 通信制御部
41 読取り・書込み装置
42 通信制御部
43 テーブルデータ生成部(相関生成手段)
46 無線タグ回路素子
47 IC回路部
51 タグラベル作成装置
53 カートリッジ
64 カートリッジホルダ
72 タグテープ(タグ媒体)
87 通信制御部

Claims (11)

  1. 情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子との通信を行う通信制御部であって、
    前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、
    前記無線タグ回路素子へのコマンド信号を生成し前記装置側アンテナを介して送信する送信手段と、
    前記コマンド信号に応じて前記無線タグ回路素子から送信された応答信号を前記装置側アンテナを介して受信し情報を取得する情報取得手段と、
    前記送信手段からの前記コマンド信号送信後、所定の待機時間が経過するまでの間、前記情報取得手段による情報取得を禁止する禁止制御手段とを有する
    ことを特徴とする通信制御部。
  2. 請求項1記載の通信制御部において、
    前記送信手段は、
    複数種類の前記コマンド信号を生成可能に構成されており、
    前記複数種類のコマンド信号に対応して、前記禁止制御手段で用いる前記待機時間を可変に設定する設定手段を有する
    ことを特徴とする通信制御部。
  3. 請求項2記載の通信制御部において、
    前記設定手段は、
    前記複数種類のコマンド信号ごとに異なる前記待機時間を設定する
    ことを特徴とする通信制御部。
  4. 請求項2又は請求項3記載の通信制御部において、
    前記設定手段は、
    前記コマンド信号の種類とこれに対応する前記待機時間との相関を備えており、前記相関に基づき前記待機時間を設定することを特徴とする通信制御部。
  5. 請求項2又は3記載の通信制御部において、
    前記設定手段は、
    送信データ、受信データの長さとこれに対応する前記待機時間との相関を備えており、前記相関に基づき前記待機時間を設定することを特徴とする通信制御部。
  6. 請求項4又は5記載の通信制御部において、
    前記送信手段による前記コマンド信号の送信後の前記情報取得手段による情報取得結果に基づき、前記相関を生成する相関生成手段を有する
    ことを特徴とする通信制御部。
  7. 請求項6記載の通信制御部において、
    前記装置側アンテナは、
    複数の前記無線タグ回路素子を備えたタグ媒体を連続的に供給可能に収納したカートリッジより搬送される前記タグ媒体の前記無線タグ回路素子と無線通信により情報の送受信を行い、
    前記相関生成手段は、
    各カートリッジごとに、前記相関の生成を実行する
    ことを特徴とする通信制御部。
  8. 請求項2又は請求項3記載の通信制御部において、
    前記情報取得手段は、
    前記装置側アンテナを介し、前記無線タグ回路素子に係わる前記待機時間に関する情報を取得し、
    前記設定手段は、
    前記情報取得手段で取得した前記待機時間に関する情報に基づき、前記待機時間を設定することを特徴とする通信制御部。
  9. 請求項2乃至請求項8のいずれか1項記載の通信制御部において、
    前記禁止制御手段は、計時情報と、前記設定手段の前記待機時間とを用いて、前記情報取得手段による情報取得の禁止制御を行う
    ことを特徴とする通信制御部。
  10. 請求項9記載の通信制御部において、
    前記計時情報を出力するタイマーを有し、
    前記禁止制御手段は、前記タイマーの前記計時情報と、前記設定手段の前記待機時間とを用いて、前記情報取得手段による情報取得の禁止制御を行う
    ことを特徴とする通信制御部。
  11. 情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグ側アンテナとを備えた無線タグ回路素子と、
    前記無線タグ回路素子との通信を行う通信制御部と
    を有する無線タグ通信システムであって、
    前記通信制御部は、
    前記無線タグ回路素子との間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、
    前記無線タグ回路素子へのコマンド信号を生成し前記装置側アンテナを介して送信する送信手段と、
    前記コマンド信号に応じて前記無線タグ回路素子から送信された応答信号を前記装置側アンテナを介して受信し情報を取得する情報取得手段と、
    前記送信手段からの前記コマンド信号送信後、所定の待機時間が経過するまでの間、前記情報取得手段による情報取得を禁止する禁止制御手段とを有する
    ことを特徴とする無線タグ通信システム。
JP2007207393A 2007-08-09 2007-08-09 通信制御部及び無線タグ通信システム Pending JP2009044471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207393A JP2009044471A (ja) 2007-08-09 2007-08-09 通信制御部及び無線タグ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007207393A JP2009044471A (ja) 2007-08-09 2007-08-09 通信制御部及び無線タグ通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009044471A true JP2009044471A (ja) 2009-02-26

Family

ID=40444724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007207393A Pending JP2009044471A (ja) 2007-08-09 2007-08-09 通信制御部及び無線タグ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009044471A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237835A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Nec System Technologies Ltd Rfタグ読み取り装置、rfタグ読み取り方法およびプログラム
WO2019225493A1 (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 京セラ株式会社 Rfidタグ及びrfidタグシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198337A (ja) * 2005-02-10 2005-07-21 Mitsubishi Electric Corp 非接触移動体識別装置
JP2006148289A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報転送装置
JP2007094885A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Keyence Corp 無線タグリーダ/ライタ及び無線タグリード/ライト方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006148289A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報転送装置
JP2005198337A (ja) * 2005-02-10 2005-07-21 Mitsubishi Electric Corp 非接触移動体識別装置
JP2007094885A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Keyence Corp 無線タグリーダ/ライタ及び無線タグリード/ライト方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237835A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Nec System Technologies Ltd Rfタグ読み取り装置、rfタグ読み取り方法およびプログラム
WO2019225493A1 (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 京セラ株式会社 Rfidタグ及びrfidタグシステム
CN112119403A (zh) * 2018-05-23 2020-12-22 京瓷株式会社 Rfid标签以及rfid标签系统
JPWO2019225493A1 (ja) * 2018-05-23 2021-05-13 京セラ株式会社 Rfidタグ及びrfidタグシステム
JP7011054B2 (ja) 2018-05-23 2022-01-26 京セラ株式会社 Rfidタグ及びrfidタグシステム
JP2022040265A (ja) * 2018-05-23 2022-03-10 京セラ株式会社 Rfidタグ及びrfidタグシステム
JP7290758B2 (ja) 2018-05-23 2023-06-13 京セラ株式会社 Rfidタグ
CN112119403B (zh) * 2018-05-23 2023-11-21 京瓷株式会社 Rfid标签以及rfid标签系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7876223B2 (en) RFID tag information communicating apparatus
JP4784045B2 (ja) タグラベル作成装置用カートリッジ、及びタグラベル作成装置
JP2008090659A (ja) 無線タグ取り付け装置
US8068032B2 (en) Apparatus for communicating with a RFID tag
JP4513052B2 (ja) 無線タグ情報通信装置
JP4756455B2 (ja) タグラベル作成装置
JP2009044471A (ja) 通信制御部及び無線タグ通信システム
JP4487181B2 (ja) 無線タグ情報通信システム及び無線タグ情報通信装置
JP4687970B2 (ja) タグ集合体及びタグラベル作成装置
JP4915323B2 (ja) 無線タグ情報通信装置
JP2006225112A (ja) ラベル用カートリッジ及びラベル作成装置
JPWO2005078650A1 (ja) タグラベル作成装置用ロール及び無線タグ回路素子カートリッジ
JP2005094584A (ja) 無線タグリーダライタ
JP4565379B2 (ja) 無線タグ情報書き込み装置
JP4761184B2 (ja) タグラベル作成装置及びタグラベル作成システム
JP4743653B2 (ja) タグラベル作成装置及びタグラベル作成装置用カートリッジ
JP2006192751A (ja) タグラベル作成装置
JP4591864B2 (ja) 無線タグ回路素子収容体及び無線タグ情報通信装置
JP4110412B2 (ja) 無線タグ情報通信装置
JP4552123B2 (ja) 無線タグラベル、タグテープ、タグラベル作成装置用カートリッジ、及びタグラベル作成装置
JP2009086923A (ja) タグラベル作成装置
JP4716163B2 (ja) タグラベル作成装置
JP4711170B2 (ja) タグラベル作成装置
JP2005149429A (ja) 無線タグ回路素子収容器および無線タグ情報通信装置
JP4737078B2 (ja) 無線タグ作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110920