JP2009044143A - 光波拡散計測用反射屈折光学システム - Google Patents

光波拡散計測用反射屈折光学システム Download PDF

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Abstract

【目的】例えば、スペクトルを検出および処理するのに必要な合計捕捉時間を低減できるリソグラフィ装置内のインライン測定及び検査装置を提供する。
【解決手段】高い開口数を有する反射屈折光学システムは、広域スペクトル範囲で動作する。反射屈折光学システムは、補正板、第1の反射表面、及び第2の反射表面を備えている。補正板は、少なくとも1つの収差を補正するように電磁放射を調整する。第1の反射表面は、補正板によって調整された電磁放射を反射させるように位置決めされている。第2の反射表面は、第1の反射表面によって反射した電磁放射を基板のターゲット部分に集束させるように位置決めされている。第1の反射表面によって反射し、第2の反射表面によって集束された電磁放射は、屈折エレメントによって屈折されず、それにより反射屈折光学システムが広域スペクトル範囲で動作することが可能になる。
【選択図】図4

Description

[0001] 本発明は、概して光学システムを対象とし、より詳細には反射屈折光学システムを対象とする。
[0002] リソグラフィ装置は、基板または基板の一部上に所望のパターンを与える機械である。リソグラフィ装置は例えば、フラットパネルディスプレイ、集積回路(IC)、および微細構造を必要とする他のデバイスの製造の際に使用することができる。従来の装置では、マスクまたはレチクルと呼ぶことができるパターニングデバイスを使用して、IC、フラットパネルディスプレイ、または他のデバイスの個別の層に対応する回路パターンを生成することができる。このパターンは、基板上に設けられた放射線感受性材料(例えば、レジスト)の層の上で結像することによって、基板(例えば、ガラス板、ウェーハなど)の全てまたは一部上に転写することができる。
[0003] パターニングデバイスを使用して、例えばICパターンを生成することができる。パターニングデバイスは加えて、または別の方法では、他のパターン、例えば色フィルタパターンまたはドットのマトリックスを生成するのに使用することができる。マスクの代わりに、パターニングデバイスは、個別の制御可能エレメントのアレイを備えたパターニングアレイであってもよい。パターンは、マスクベースシステムと比較して、このようなシステム内でより迅速に、またより低い費用で変更することができる。
[0004] 基板をパターニングした後に、測定および検査が普通行われる。測定および検査ステップは普通、2つの目的を果たす。第1に、現像したレジスト内のパターンが誤ったあらゆるターゲット領域を検出することが望ましい。十分な数のターゲット領域が誤っている場合、誤ったパターンで処理ステップ、例えばエッチングを行うことによって誤りを永久的にするのではなく、基板は望ましくは正確に、パターニングしたレジストを剥離させ、再び露出させることができる。第2に、測定により、リソグラフィ装置内の誤差、例えば照明設定または照射線量を次の露出で検出および補正することが可能になる。
[0005] しかし、リソグラフィ装置内の多くの誤差は、レジスト内にプリントされたパターンから容易に検出または定量化することができない。誤りの検出は常に、その原因に直接つながるものではない。したがって、リソグラフィ装置内の誤差を検出および測定するための様々なオフライン過程(すなわち、基板の通常の処理に加えて行われる過程)が知られている。これらは、基板を測定デバイスと交換する、または例えば様々な異なる機械設定で、特殊な試験パターンの露光を行う必要があることがある。このようなオフライン技術は、時間、しばしばかなりの時間がかかり、製造時間が少なくなり、その間、装置の最終製品は、測定結果が利用可能になるまで品質が分からない。
[0006] インライン測定および検査過程(すなわち、基板の通常の処理中に行われる過程)が知られている。例えば、光波拡散計測は、最小寸法(CD)およびオーバーレイのインライン測定に使用することができる光計測技術である。以下のように、2つの主な光波拡散計測がある。
[0007] (1)分光型光波拡散計測は、普通はキセノンアークランプなどのキセノン、重水素、またはハロゲンベース光源などの広帯域光源を使用して、波長の関数として固定角度で散乱光の性状を測定する。固定角度は垂直入射、または斜め入射であってもよい。
[0008] (2)角度分解型光波拡散計測は、普通は単一波長光源などのレーザを使用して、入射角度の関数として固定波長で散乱光の性状を測定する。
[0009] 光波拡散計測を使用して、反射スペクトルを生じる構造は、例えばリアルタイム回帰を使用して、またはシミュレーションによって導き出されたパターンのライブラリの比較により、再構成される。再構成は、費用関数の最小化が必要である。両方の解決法とも、周期的構造により光の拡散を計算する。最も一般的な技術は厳密結合波解析(RCWA)であるが、光拡散はまた、有限差分時間領域(FDTD)または積分方程式技術などの他の技術によって計算することができる。
[0010] しかし、知られているスキャトロメータはいくつかの欠点がある。例えば、従来のスキャトロメータは一度に1つの波長を検出するだけである。その結果、2つ以上の波長を有するスペクトルは時間分割しなければならず、それによりスペクトルを検出および処理するのに必要な合計捕捉時間が増える。
[0011] 前述のことにより、リソグラフィ装置内のインライン測定および検査に使用することができる装置が必要である。
[0012] 本発明の一実施形態によると、広域スペクトル範囲で動作する、高い開口数を有する反射屈折光学システムが提供される。反射屈折光学システムは、補正板、第1の反射表面、および第2の反射表面を備えている。補正板は、少なくとも1つの収差を補正するように電磁放射を調整する。第1の反射表面は、補正板によって調整された電磁放射を反射させるように位置決めされている。第2の反射表面は、基板のターゲット部分上に第1の反射表面によって反射される電磁放射を集束させるように位置決めされている。第1の反射表面によって反射され、第2の反射表面によって集束される電磁放射は、屈折エレメントによって屈折されず、それによって反射屈折光学システムが広域スペクトル範囲で作動することが可能になる。
[0013] 本発明の別の実施形態、特性、および利点と、本発明の様々な実施形態の構造および動作は、添付の図面を参照して以下により詳細に説明する。
[0014] 本明細書に組み込まれ、明細書の一部をなす添付の図面は、本発明を図示し、明細書と共に、さらに、本発明の原理を説明し、当業者が本発明を作製するおよび使用するのを可能にするように働く。
[0026] 本発明の特性および利点は、図面と合わせて解釈すれば、以下に記載した詳細な説明からより明らかになるだろう。同様の参照記号は、全体を通して対応する要素を示している。図面では、同様の参照番号は全体的に、同一の、機能的に同様の、および/または構造的に同様の要素を示している。要素が最初に登場する図面は、対応する参照番号において最も左の桁に示されている。
[0027] I.イントロダクション
本発明は、光波拡散計測用の反射屈折光学システムを提供する。明細書では、「1つの実施形態」、「一実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記載した実施形態が特定の特性、構造、または特徴を含むことができるが、全ての実施形態は必ずしも特定の特性、構造、または特徴を含んでいなくてもよいことを示している。さらに、このような表現は必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。さらに、特定の特性、構造、または特徴が一実施形態に関して記載されている場合、明示的に記載されているかどうかに関わらず、他の実施形態に関連してこのような特性、構造、または特徴に影響を与えることは当業者の知識の範囲内であると考えられる。
[0028] 本発明の一実施形態による反射屈折光学システムは、(i)高い開口数および収色性を与えるミラーシステム、および(ii)1つまたは複数の収差(コマ収差など)を補正するほぼ無限焦点屈折エレメントを備えている。反射屈折光学システムは、最小寸法(CD)およびオーバーレイ測定値(例えば、図4に示すように)用のUV可視スキャトロメータ内の特殊な対象として使用することができる。
[0029] 特殊な対象は、アライメントブランチおよび感知ブランチの両方を備えたシステム内に埋め込むことができる。このような一実施形態では、アライメントブランチは、感知ブランチの光学設計内に埋め込まれた屈折エレメントを備えている。屈折エレメントは、小さな球面ミラーによって隠された容量内に配置されている。アライメントブランチ内の第1の表面(または、表面のグループ)は、感知ブランチ内の凸状反射表面と共通の(1つまたは複数の)表面を有する。凸状反射表面は、部分的に反射性(例えば、80%反射など)であってもよい、または感知ブランチとアライメントブランチの間に配光を提供するスペクトル依存反射を有することができる。別の方法では、特殊な対象は、感知ブランチのみを備えたシステム内で使用することができる。
[0030] 本発明の1つまたは複数の実施形態のスキャトロメータによる反射屈折光学システムは、従来のスキャトロメータに比していくつかの所望の特徴を有することができる。例えば、このような反射屈折光学システムは、極めて高い開口数(例えば、約0.95など)を有し、広域スペクトル範囲(例えば、約200ナノメートルから1000ナノメートルなど)で動作する。加えて、このような反射屈折光学システムは、感知ブランチ内に低い遮蔽(約14%)を生じさせ、アライメントブランチには遮蔽を生じさせない。さらに、このような反射屈折光学システムは、従来のスキャトロメータと比べて、感知ブランチ内により少ない光学表面を含んでおり、それによって感知ブランチ内に生じる散乱およびゴースト画像を最小限に抑える。さらに、このような反射屈折光学システムは、従来のスキャトロメータと比べてより小さい寸法および重量を有する。
[0031] 本発明の1つまたは複数の反射屈折光学システムの追加の詳細を提供する前に、第1に、このような光学システムを使用することができる例示的なリソグラフィ環境および光波拡散計測システムを記載することが有用である。
[0032] II.例示的なリソグラフィ環境
図1は、本発明の一実施形態のリソグラフィ装置1を略図的に示している。この装置は、イルミネーションシステムIL、パターニングデバイスPD、基板テーブルWT、および投影システムPSを備えている。イルミネーションシステム(イルミネータ)ILは、放射ビーム(例えば、UV放射)を調整するように構成されている。
[0033] 説明はリソグラフィを対象としているが、パターニングデバイスPDは、本発明の範囲から逸脱することなく、ディスプレイシステム内に(例えば、LCDテレビまたは投影器)内に形成することができることを理解されたい。したがって、投影されたパターニングビームは、多くの異なるタイプの対象、例えば基板、ディスプレイデバイスなどの上に投影することができる。
[0034] 基板テーブルWTは、基板(例えば、レジストコート基板)Wを支持するように構成され、特定のパラメータにより基板を正確に位置決めするように構成されたポジショナPWに連結されている。
[0035] 投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSは、基板Wのターゲット部分C(例えば、1つまたは複数の金型を備える)の上に個別制御可能エレメントのアレイによって調節された放射のビームを投影するように構成されている。本明細書で使用される「投影システム」という用語は、使用されている露光放射、または浸漬液体の使用または真空の使用などの他の要因に対して適当であるように、屈折性、反射性、反射屈折性、磁気、電磁および静電光学システム、またはそのあらゆる組合せを含む、あらゆるタイプの投影システムを含むものとして広義に解釈すべきである。本明細書の「投影レンズ」という用語のあらゆる使用は、「投影システム」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
[0036] イルミネーションシステムは、放射を誘導する、形成する、または制御するために、屈折性、反射性、磁気、電磁、静電または他のタイプの光学コンポーネント、またはそのあらゆる組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを備えることができる。
[0037] パターニングデバイスPD(例えば、レチクルまたはマスク、または個別制御可能エレメントのアレイ)は、ビームを変調させる。一般的に、個別制御可能エレメントのアレイの位置は、投影システムPSに対して固定される。しかし、代わりに、特定のパラメータにより個別制御可能エレメントのアレイを正確に位置決めするように構成されたポジショナに連結することができる。
[0038] 本明細書で使用される「パターニングデバイス」または「コントラストデバイス」という用語は、基板のターゲット部分内にパターンを作り出すためなどに、放射ビームの断面を変調させるために使用することができるあらゆるデバイスのことを言うものとして広義に解釈すべきである。デバイスは、静的パターニングデバイス(例えば、マスクまたはレチクル)、または動的(例えば、プログラマブルエレメント)パターニングデバイスのいずれかであってもよい。簡潔に言うと、説明のほとんどは動的パターニングデバイスに関するものであるが、静的パターンデバイスは本発明の範囲から逸脱することなく使用することもできることを理解されたい。
[0039] 例えば、パターンが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含んでいる場合、放射ビームに与えられるパターンは基板のターゲット部分の所望のパターンに正確に対応していなくてもよいことに留意すべきである。同様に、基板上に最終的に生成されるパターンは、個別制御可能エレメントのアレイ上にあらゆる瞬間に形成されるパターンに対応することができない。これは、基板の各部分上に形成された最終的なパターンが所与の期間または所与の回数の露光にわたって蓄積される配置の場合である可能性があり、その間に個別制御可能エレメントのアレイ上のパターンおよび/または基板の相対位置が変化する。
[0040] 普通は、基板のターゲット部分上に作られたパターンは、集積回路またはフラットパネルディスプレイ(例えば、フラットパネルディスプレイ内のカラーフィルタ層、またはフラットパネル内の薄膜トランジスタ層)などの、ターゲット部分内に作り出されるデバイス内の特定の機能層に対応する。このようなパターニングデバイスの例としては、レチクル、プログラマブルミラーアレイ、レーザダイオードアレイ、発光ダイオードアレイ、回折格子光バルブ、およびLCDアレイが挙げられる。
[0041] 複数のプログラマブルエレメント(例えば、レチクルを除いた、前の文で説明した全てのデバイス)を備えるパターニングデバイスなどの、パターンが電子手段(例えば、コンピュータ)の助けをかりてプログラム可能であるパターニングデバイスは集合的に、本明細書で「コントラストデバイス」と呼ぶ。パターニングデバイスは、少なくとも10個、少なくとも100個、少なくとも1,000個、少なくとも10,000個、少なくとも100,000個、少なくとも1,000,000個、または少なくとも10,000,000個のプログラマブルエレメントを備えている。
[0042] プログラマブルミラーアレイは、粘弾性制御層および反射表面を有するマトリックスアドレス可能表面を含むことができる。このような装置の背後の基本的原則は、反射表面のアドレス領域が回折光として入射光を反射し、非アドレス領域が非回折光として入射光を反射するということである。適当な空間フィルタを使用して、非回折光は反射ビームからフィルタリングすることができ、基板に到達する回折光のみを残すことができる。このように、ビームは、マトリックスアドレス可能表面のアドレスパターンによりパターニングされる。
[0043] 代替形態として、フィルタは回折光をフィルタリングすることができ、基板に到達する非回折光を残すことができることが分かるだろう。
[0044] 回折光学MEMSデバイス(マイクロエレクトロメカニカルシステムデバイス)のアレイは、対応する方法で使用することもできる。一実施例では、回折光学MEMSデバイスは、回折光として入射光を反射させる回折格子を形成するように、互いに対して変形させることができる複数の反射リボンを構成する。
[0045] プログラマブルミラーアレイの別の代替実施例は、小型のミラーのマトリックス配置を利用し、ミラーはそれぞれ、適切な局所化電界を与えることによって、または圧電作動手段を利用することによって、軸周りに個別に傾斜させることができる。また、ミラーはマトリックスアドレス可能であり、それによってアドレスミラーは入射する放射ビームを非アドレスミラーと異なる方向に反射させ、このように、反射したビームはマトリックスアドレス可能ミラーのアドレスパターンによりパターニングすることができる。所要のマトリックスアドレス化は、適切な電子手段を使用して行うことができる。
[0046] 別の例示的なパターニングデバイスは、プログラマブルLCDアレイである。
[0047] リソグラフィ装置は、1つまたは複数のコントラストデバイスを備えることができる。例えば、それぞれ互いに独立して制御される、個別制御可能エレメントの複数のアレイを有することができる。このような配置では、個別制御可能エレメントのアレイのいくつかまたは全ては、共通のイルミネーションシステム(または、イルミネーションシステムの一部)、個別制御可能エレメントのアレイ用の共通の支持構造、および/または共通の投影システム(または、投影システムの一部)の少なくとも1つを有することができる。
[0048] 図1に示した実施形態などの一実施例では、基板Wは、任意選択でその周面の一部に沿って切り欠きおよび/または平らな縁部を備えた、ほぼ円形の形状を有する。別の実施例では、基板は多角形状、例えば矩形形状を有する。
[0049] 基板がほぼ円形の形状を有する例としては、基板が少なくとも25mm、少なくとも50mm、少なくとも75mm、少なくとも100mm、少なくとも125mm、少なくとも150mm、少なくとも175mm、少なくとも200mm、少なくとも250mm、または少なくとも300mmの直径を有する例が挙げられる。別の方法では、基板は、多くても500mm、多くても400mm、多くても350mm、多くても300mm、多くても250mm、多くても200mm、多くても150mm、多くても100mm、または多くても75mmの直径を有する。
[0050] 基板が多角形、例えば矩形である例としては、基板の少なくとも1辺、少なくとも2辺、または少なくとも3辺が、少なくとも5cm、少なくとも25cm、少なくとも50cm、少なくとも100cm、少なくとも150cm、少なくとも200cm、または少なくとも250cmの長さを有する例が挙げられる。
[0051] 基板の少なくとも1辺は、多くても1000cm、多くても750cm、多くても500cm、多くても350cm、多くても250cm、多くても150cm、または多くても75cmの長さを有する。
[0052] 一実施例では、基板Wはウェーハ、例えば半導体ウェーハである。ウェーハ材料は、Si、SiGe、SiGeC、SiC、Ge、GaAs、InP、およびInAsからなる群から選択することができる。ウェーハは、III/V化合物半導体ウェーハ、シリコンウェーハ、セラミック基板、ガラス基板、またはプラスチック基板であってもよい。基板は、透明である(例えば、人間の肉眼にとって)、着色されている、または色がなくてもよい。
[0053] 基板の厚さは変わることができ、ある程度、基板材料および/または基板寸法による可能性がある。厚さは、少なくとも50μm、少なくとも100μm、少なくとも200μm、少なくとも300μm、少なくとも400μm、少なくとも500μm、または少なくとも600μmであってもよい。別の方法では、基板の厚さは、多くても5000μm、多くても3500μm、多くても2500μm、多くても1750μm、多くても1250μm、多くても1000μm、多くても800μm、多くても600μm、多くても500μm、多くても400μm、または多くても300μmであってもよい。
[0054] 本明細書で言及する基板は、露光の前または後に、例えばトラック(普通は、レジストの層を基板に付け、露光したレジストを現像するツール)、メトロロジーツール、および/または検査ツール内で処理することができる。一実施例では、レジスト層は基板に設けられている。
[0055] 投影システムは、個別制御可能エレメントのアレイ上にパターンを結像することができ、それによってパターンは一貫して基板上に形成される。別の方法では、投影システムは二次源を結像することができ、これに対して個別制御可能エレメントのアレイのエレメントはシャッタとして働く。この点で、投影システムは、二次源を形成する、および基板の上にスポットを結像させるように、マイクロレンズアレイ(MLAとして知られる)またはフレネルレンズなどの、集束エレメントのアレイを備えることができる。集束エレメント(例えば、MLA)のアレイは、少なくとも10個の集束エレメント、少なくとも100個の集束エレメント、少なくとも1,000個の集束エレメント、少なくとも10,000個の集束エレメント、少なくとも100,000個の集束エレメント、または少なくとも1,000,000個の集束エレメントを含んでいる。
[0056] パターニングデバイス内の個別制御可能エレメントの数は、集束エレメントのアレイ内の集束エレメントの数と等しい、またはそれより大きい。集束エレメントのアレイ内の集束エレメントの1つまたは複数(例えば、1,000以上、大部分、またはそれぞれ)は光学的に、個別制御可能エレメントのアレイ内の個別制御可能エレメントの1つまたは複数、個別制御可能エレメントのアレイ内の個別制御可能エレメントの2個以上、3個以上、5個以上、10個以上、20個以上、25個以上、35個以上、または50個以上に関連させることができる。
[0057] MLAは、少なくとも基板に向かうおよびこれから離れる方向に、(例えば、1つまたは複数のアクチュエータの使用により)移動可能である。MLAを基板に向かっておよびこれから離れるように移動させることが可能であることにより、例えば、基板を移動させる必要なく、焦点調節が可能になる。
[0058] 本明細書で図1および2に示すように、装置は反射タイプ(例えば、個別制御可能エレメントの反射アレイを利用する)である。別の方法では、装置は透過タイプ(例えば、個別制御可能エレメントの透過アレイを利用する)である。
[0059] リソグラフィ装置は、2つ(デュアルステージ)以上の基板テーブルを有するタイプであってもよい。このような「マルチステージ」機械では、追加のテーブルを平行に使用することができる、または1つまたは複数の他のテーブルを露光のために使用しながら、準備ステップを1つまたは複数のテーブル上で行うことができる。
[0060] リソグラフィ装置はまた、基板の少なくとも一部が、投影システムおよび基板の間の空間を満たすように、比較的高い屈折率を有する「浸漬液体」、例えば水によって覆うことができるタイプであってもよい。浸漬液体はまた、例えば、パターニングデバイスと投影システムの間で、リソグラフィ装置内の他の空間に与えることができる。投影システムの開口数を大きくするために、浸漬技術が当技術分野でよく知られている。本明細書で使用されるような「浸漬」という用語は、基板のような構造物が、液体内に浸漬されなければならないことを意味するのではなく、むしろ露光中に、液体が投影システムと基板の間に配置されることを意味するだけである。
[0061] 再び図1を参照すると、イルミネータILは放射源SOから放射ビームを受ける。放射源は、少なくとも5nm、少なくとも10nm、少なくとも11〜13nm、少なくとも50nm、少なくとも100nm、少なくとも150nm、少なくとも175nm、少なくとも200nm、少なくとも250nm、少なくとも275nm、少なくとも300nm、少なくとも325nm、少なくとも350mm、または少なくとも360nmの波長を有する放射を与える。別の方法では、放射源SOによって与えられる放射は、多くても450nm、多くても425nm、多くても375nm、多くても360nm、多くても325nm、多くても275nm、多くても250nm、多くても225nm、多くても200nm、または多くても175nmの波長を有する。放射は、436nm、405nm、365nm、355nm、248nm、193nm、157nm、および/または126nmを含む波長を有することができる。
[0062] 源およびリソグラフィ装置は、例えば源がエキシマレーザである場合、別個の物体であってもよい。このような場合、源はリソグラフィ装置の一部を形成すると考えられず、放射ビームは、例えば適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えた、ビームデリバリシステムBDの助けをかりて、源SOからイルミネータILまで通過される。他の場合、例えば源が水銀ランプである場合、源はリソグラフィ装置の一体部であってもよい。源SOおよびイルミネータILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDと共に、放射システムと呼ぶことができる。
[0063] イルミネータILは、放射ビームの角度強度分布を調節するアジャスタADを備えることができる。普通、イルミネータの瞳面内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれσ−outerおよびσ−innerと言う)は調節することができる。加えて、イルミネータILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの様々な他のコンポーネントを備えることができる。イルミネータを使用して、断面において所望の均一性および強度分布を有するように放射ビームを調整することができる。イルミネータIL、またはこれに関連する追加のコンポーネントはまた、例えばそれぞれ個別制御可能エレメントのアレイの1つまたは複数の個別制御可能エレメントに関連させることができる複数のサブビームに放射ビームを分割するように配置することができる。2次元回折格子は例えば、放射ビームをサブビームに分割するのに使用することができる。本明細書では、「放射のビーム」および「放射ビーム」という用語は、これに限らないが、ビームがこのような複数の放射のサブビームからなる状況を含んでいる。
[0064] 放射ビームBは、パターニングデバイスPD(例えば、個別制御可能エレメントのアレイ)に入射し、パターニングデバイスによって変調される。パターニングデバイスPDによって反射されると、放射ビームBは投影システムPSを通過して、このシステムが基板Wのターゲット部分Cの上にビームを集束させる。ポジショナPWおよび位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、容量センサなど)の助けをかりて、基板テーブルWTは例えば、放射ビームBの経路内に異なるターゲット位置Cを位置決めするように、正確に移動させることができる。使用される場合、個別制御可能エレメントのアレイ用位置決め手段を使用して、例えばスキャン中にビームBの経路に対してパターニングデバイスPDの位置を正確に補正することができる。
[0065] 一実施例では、基板テーブルWTの移動は、図1には明示しないが、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)の助けをかりて実現される。別の実施例では、ショートストローク段階は存在することができない。同様のシステムはまた、個別制御可能エレメントのアレイを位置決めするのに使用することもできる。ビームBは別の方法では/加えて移動可能であり、オブジェクトテーブルおよび/または個別制御可能エレメントのアレイは所要の相対移動を行う固定位置を有することができることが分かるだろう。このような配置は、装置の寸法を制限するのを助けることができる。例えばフラットパネルディスプレイの製造の際に応用可能である別の代替形態として、基板テーブルWTおよび投影システムPSの位置を固定することができ、基板Wを基板テーブルWTに対して移動させるように配置することができる。例えば、基板テーブルWTは、ほぼ一定の速度でそれにわたって基板Wをスキャンするシステムを備えることができる。
[0066] 図1に示すように、放射のビームBは、放射がビームスプリッタによって最初に反射され、パターニングデバイスPDに誘導されるように構成された、ビームスプリッタBSによりパターニングデバイスPDに誘導することができる。放射のビームBはまた、ビームスプリッタを使用することなく、パターニングデバイスに誘導することができることを理解すべきである。放射のビームは、0から90°、5から85°、15から75°、25から65°、または35から55°の間の角度(図1に示す実施形態では、90°の角度である)でパターニングデバイスに誘導することができる。パターニングデバイスPDは、放射のビームBを変調し、投影システムPSに変調したビームを伝達するビームスプリッタBSまで反射させて戻す。しかし、代替配置を使用して、放射のビームBをパターニングデバイスPDまで誘導し、その後、投影システムPSまで誘導することができることが分かるだろう。特に、図1に示すような配置は、透過パターニングデバイスが使用される場合には必要ない。
[0067] 示した装置は、いくつかのモードで使用することができる。
[0068] 1.ステップモードでは、個別制御可能エレメントのアレイ、および基板は基本的に固定して保持され、放射ビームに加えられるパターン全体が1回で(すなわち、単一の静的露光で)ターゲット部分C上に投影される。基板テーブルWTはその後、Xおよび/またはY方向にシフトされ、それによって異なるターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードでは、露光フィールドの最大寸法が単一の静的露光で結像されるターゲット部分Cの寸法を制限する。
[0069] 2.スキャンモードでは、個別制御可能エレメントのアレイ、および基板は同期してスキャンされ、放射ビームに加えられるパターンはターゲット部分C上に投影される(すなわち、単一の動的露光で)。個別制御可能エレメントのアレイに対する基板の速度および方向は、投影システムPSの拡大(縮小)および画像反転特徴によって判断することができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大寸法が単一の動的露光内のターゲット部分の幅(非スキャン方向)を制限し、スキャン動作の長さがターゲット部分の高さ(スキャン方向)を決める。
[0070] 3.パルスモードでは、個別制御可能エレメントのアレイは基本的に固定して保持され、パターン全体がパルス化された放射源を使用して、基板Wのターゲット部分Cの上に投影される。基板テーブルWTは、ビームBが基板Wにわたる線をスキャンするように基本的に一定の速度で移動する。個別制御可能エレメントのアレイ上のパターンは必要に応じて、放射システムのパルス間で更新され、パルスは連続ターゲット部分Cが基板W上の所要の位置で露光されるようにタイミング調整される。したがって、ビームBは、基板のストリップに対して完全なパターンを露光するように、基板Wにわたってスキャンすることができる。この過程は、完全な基板Wが線ごとに露光されるまで繰り返される。
[0071] 4.連続スキャンモードは、基板Wがほぼ一定の速度で変調した放射のビームBに対してスキャンされ、個別制御可能エレメントのアレイ上のパターンがビームBが基板Wにわたってスキャンし、これを露光させるときに更新されることを除いて、パルスモードと基本的に同じである。個別制御可能エレメントのアレイ上のパターンの更新に同期された、ほぼ一定の放射源またはパルス放射源を使用することができる。
[0072] 5.図2のリソグラフィ装置を使用して行うことができるピクセルグリッドイメージングモードでは、基板W上に形成されるパターンは、パターニングデバイスPD上に誘導されるスポット発生器によって形成されるスポットのその後の露光によって実現される。露光したスポットは、ほぼ同じ形状を有する。基板W上に、スポットは実質的に格子内にプリントされる。一実施例では、スポット寸法はプリントしたピクセル格子のピッチより大きいが、露光スポット格子よりはるかに小さい。プリントされたスポットの強度を変えることによって、パターンが実現される。露光フラッシュの間に、スポットの上の強度分布が変更される。
[0073] 上記使用モード、または全体的に異なる使用モードの組合せおよび/または変更形態を利用することもできる。
[0074] 図13は、本発明の別の実施形態によるリソグラフィ装置を示している。上記図1および2と同様に、図13の装置はイルミネーションシステムIL、支持構造MT、基板テーブルWT、および投影システムを備えている。
[0075] イルミネーションシステムIlは、放射ビームB(例えば、水銀アークランプによって与えられるUV放射のビーム、またはKrFエキシマレーザまたはArFエキシマレーザによって発生されるDUV放射のビーム)を調整するように構成されている。
[0076] 支持構造(例えば、マスクテーブル)MTは、マスクパターンMPを有するパターニングデバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、特定のパラメータによりパターニングデバイスを正確に位置決めするように構成された第1のポジショナPMに連結されている。
[0077] 基板テーブル(例えば、ウェーハテーブル)WTは、基板(例えば、レジストコートウェーハ)Wを保持するように構成され、特定のパラメータにより基板を正確に位置決めするように構成された第2のポジショナPWに連結されている。
[0078] 投影システム(例えば、屈折投影レンズシステム)PSは、基板Wのターゲット部分C(例えば、1つまたは複数の金型を備える)の上にパターニングデバイスMAのパターンMPによって放射ビームBに加えられたパターンを投影するように構成されている。
[0079] イルミネーションシステムILは、放射を誘導する、形成する、または制御するために、屈折、反射、および回折タイプの光学コンポーネント、またはあらゆるその組合せなどの様々なタイプの光学コンポーネントを備えることができる。
[0080] 支持構造MTは、パターニングデバイスMAを支持する、すなわちその重量を支承する。パターニングデバイスMAの配向、リソグラフィ装置の設計、および例えば、パターニングデバイスMAが真空環境内に保持されているかどうかなどの他の条件による方法で、パターニングデバイスMAを保持する。支持構造MTは、例えば必要に応じて固定することができるまたは移動可能である、フレームまたはテーブルであってもよい。支持構造MTは、例えば投影システムPAに対して、パターニングデバイスMAが所望の位置にあることを保証することができる。本明細書での「レチクル」または「マスク」と言う用語のあらゆる使用は、「パターニングデバイス」というより一般的な用語と同義であると考えることができる。
[0081] 上に記したように、本明細書で使用される「パターニングデバイス」という用語は、基板Wターゲット部分C内にパターンを作り出すためなどに、その断面のパターンで放射ビームBを加えるために使用することができるあらゆるデバイスのことを言うと広義に解釈すべきである。放射ビームBに加えられるパターンは、例えば、パターンMPが位相シフトフィーチャまたはいわゆるアシストフィーチャを含んでいる場合に、基板Wのターゲット部分C内の所望のパターンに正確に対応していなくてもよいことに留意すべきである。普通、放射ビームBに加えられるパターンは、集積回路などの、ターゲット部分C内に作り出されるデバイス内の特定の機能層に対応する。
[0082] 図13を参照すると、イルミネーションシステムILは、例えば、g−ラインまたはi−ラインUV放射を与える水銀アークランプ、または例えば248、193、1137、および126nmなどの約270nm未満の波長のDUV放射を与えるエキシマレーザなどの、放射源SOから放射ビームを受ける。源SOおよびリソグラフィ装置は、例えば源SOがエキシマレーザである場合に、別個の物体であってもよい。このような場合、放射ビームBは、例えば適切な誘導ミラーおよび/またはビームエキスパンダを備えた、ビームデリバリシステムBDの助けをかりて、源SOからイルミネーションシステムILまで通過される。他の場合、例えば源SOが水銀ランプである場合、源SOはリソグラフィ装置の一体部であってもよい。源SOおよびイルミネーションシステムILは、必要に応じてビームデリバリシステムBDと共に、放射システムと呼ぶことができる。
[0083] イルミネーションシステムILは、マスクレベルで放射ビームBの角度強度分布を調節するアジャスタADを備えることができる。普通、イルミネーションシステムILの瞳IPU内の強度分布の少なくとも外側および/または内側半径範囲(一般に、それぞれσ−outerおよびσ−innerと言う)は調節することができる。加えて、イルミネーションシステムILは、インテグレータINおよびコンデンサCOなどの様々な他のコンポーネントを備えることができる。イルミネーションシステムILを使用して、マスクレベルで断面において所望の均一性および強度分布を有するように放射ビームBを調整することができる。
[0084] 放射ビームBは、支持構造(例えば、マスクテーブルMT)上に保持されたパターニングデバイス(例えば、マスクMA)に入射し、パターンMPによりパターニングデバイスMAによってパターニングされる。マスクMAを横断すると、放射ビームBは投影システムPSを通過し、このシステムが基板Wのターゲット部分Cの上にビームBを集束させる。
[0085] 投影システムは、イルミネーションシステム瞳IPUと接合する瞳PPUを有する。放射の部分は、イルミネーションシステム瞳IPUで強度分布から拡散し、マスクパターンでの回折によって影響を受けることなくマスクパターンを横切り、イルミネーションシステム瞳IPUで強度分布の画像を作り出す。
[0086] 第2のポジショナPWおよび位置センサIF(例えば、干渉計デバイス、リニアエンコーダ、容量センサなど)の助けをかりて、基板テーブルWTは例えば、放射ビームBの経路内に異なるターゲット位置Cを位置決めするように、正確に移動させることができる。同様に、第1のポジショナPMおよび別の位置センサ(図13には明示しない)を使用して、例えば、マスクライブラリからの機械的検索の後に、またはスキャン中に、放射ビームBの経路に対してマスクMAを正確に位置決めすることができる。普通は、基板テーブルWTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成する、ロングストロークモジュール(粗動位置決め)およびショートストロークモジュール(微動位置決め)の助けをかりて実現される。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成する、ロングストロークモジュールおよびショートストロークモジュールを使用して実現される。(スキャナとは対照的に)ステッパの場合、マスクテーブルMTはショートストロークアクチュエータのみに連結させることができる、または固定することができる。マスクMAおよび基板Wは、マスクアライメントマークM1、M2および基板アライメントマークP1、P2を使用してアライメントすることができる。図示するような基板アライメントマークP1、P2が専用のターゲット部分を占めているが、ターゲット部分(これらは、けがき線アライメントマークとして知られている)間の空間に配置することができる。同様に、2つ以上の金型がマスクMA上に設けられている状況では、マスクアライメントマークM1およびM2を金型の間に配置することができる。
[0087] 図13に示す装置は、以下のモードの少なくとも1つで使用することができる。
[0088] 1.ステップモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは基本的に固定して保持され、放射ビームに加えられるパターン全体が1回で(すなわち、単一の静的露光で)ターゲット部分C上に投影される。基板テーブルWTはその後、Xおよび/またはY方向にシフトされ、それによって異なるターゲット部分Cを露光することができる。ステップモードでは、露光フィールドの最大寸法が単一の静的露光で結像されるターゲット部分Cの寸法を制限する。
[0089] 2.スキャンモードでは、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTは同期してスキャンされ、放射ビームに加えられるパターンはターゲット部分C上に投影される(すなわち、単一の動的露光で)。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの拡大(縮小)および画像反転特徴によって判断することができる。スキャンモードでは、露光フィールドの最大寸法が単一の動的露光内のターゲット部分の幅(非スキャン方向)を制限し、スキャン動作の長さがターゲット部分の高さ(スキャン方向)を決める。
[0090] 別のモードでは、マスクテーブルMTは基本的に固定して保持されて、プログラマブルパターニングデバイスを保持し、基板テーブルWTは移動またはスキャンされ、放射ビームに加えられるパターンがターゲット部分Cの上に投影される。このモードでは、普通はパルス放射源が利用され、基板テーブルWTの各移動の後に、またはスキャン中の連続放射パルスの間に、プログラマブルパターニングデバイスが必要に応じて更新される。この動作モードは、上で言及したようなタイプのプログラマブルミラーアレイなどの、プログラマブルパターニングデバイスを利用するマスクレスリソグラフィに簡単に応用することができる。
[0091] 上記使用モード、または全体的に異なる使用モードの組合せおよび/または変更形態を利用することもできる。
[0092] リソグラフィでは、パターンが基板上のレジストの層で露光される。レジストはその後、現像される。その後、追加の処理ステップが基板上で行われる。基板の各部分へのこれらのその後の処理ステップの効果は、レジストの露光による。特に、過程は、所与の線量閾値以上の放射線量を受ける基板の部分は、線量閾値以下の放射線量を受ける基板の部分に異なって反応するように調整される。例えば、エッチング過程では、閾値以上の放射線量を受ける基板の領域は、現像レジストの層によってエッチングから保護されている。しかし、ポスト露光現像では、閾値以下の放射線量を受けるレジストの部分が取り除かれ、それによってこれらの領域はエッチングから保護されない。したがって、所望のパターンをエッチングすることができる。特に、パターニングデバイス内の個別制御可能エレメントは、パターン機構内の基板上の領域に伝達される放射は、領域が露光中に線量閾値以上の放射線量を受けるのに十分高い強度であるように設定される。基板上の残りの領域は、ゼロまたは明らかにより低い放射強度を与えるように、対応する個別制御可能エレメントを設定することによって、線量閾値以下の放射線量を受ける。
[0093] 実際、個別制御可能エレメントが、機構境界の一方側で最大放射強度を、もう一方側で最小放射強度を与えるように設定された場合でさえも、パターン機構の縁部での放射線量は、所与の最大線量からゼロ線量まで急に変化しない。代わりに、回折効果により、放射線量のレベルは遷移区域にわたって低下する。現像レジストによって最終的に形成されたパターン機構の境界の位置は、受けた線量が放射線量閾値以下に低下する位置によって決まる。遷移区域にわたる放射線量の低下のプロファイル、したがってパターン機構境界の正確な位置は、放射を提供する個別制御可能エレメントをパターン機構境界に、またはその近くにある基板上の点に設定することによって、より正確に制御することができる。これらは、最大または最小強度レベルに対するだけでなく、最大強度レベルと最小強度レベルの間の強度レベルにも対するものである。これは普通、「グレースケール」と呼ばれる。
[0094] グレースケールは、所与の個別制御可能エレメントによって基板に与えられる放射強度を2つの値(例えば、ちょうど最大値および最小値)に設定することしかできない、リソグラフィシステムで可能であるのより、パターン機構境界の位置のより大きな制御を行う。少なくとも3つの、少なくとも4つの放射強度値、少なくとも8つの放射強度値、少なくとも16の放射強度値、少なくとも32の放射強度値、少なくとも64の放射強度値、少なくとも128の放射強度値、または少なくとも256の放射強度値を基板上に投影することができる。
[0095] グレースケールは、上に記載したものに対する追加または代替の目的で使用することができることを理解すべきである。例えば、露光後の基板の処理は、受けた放射線量レベルによって、基板の領域の3つ以上の潜在的な反応があるように調整することができる。例えば、第1の閾値以下の放射線量を受ける基板の部分は、第1の方法で反応し、第1の閾値以上であるが第2の閾値以下である放射線量を受ける基板の部分は第2の方法で反応し、第2の閾値以上の放射線量を受ける基板の部分は第3の方法で反応する。したがって、グレースケールを使用して、3つ以上の所望の線量レベルを有する基板にわたる放射線量プロファイルを提供することができる。放射線量プロファイルは、少なくとも2つの所望の線量レベル、少なくとも3つの所望の線量レベル、少なくとも4つの所望の線量レベル、少なくとも6つの所望の線量レベル、または少なくとも8つの所望の線量レベルを有することができる。
[0096] 放射線量プロファイルは、上に記載したように、基板上の各点で受けられる放射の強度を単に制御すること以外の方法によって制御することができるということが、さらに理解されるべきである。例えば、基板上の各点によって受けられる放射線量は、別の方法ではまたは加えて、点の露光の持続時間を制御することによって制御することができる。別の実施例として、基板上の各点は潜在的に、複数の連続露光内の放射を受けることができる。各点によって受けられる放射線量はしたがって、別の方法ではまたは加えて、複数の連続露光の選択したサブセットを使用して点を露光することによって制御することができる。
[0097] 図2は、例えばフラットパネルディスプレイの製造の際に使用することができる、本発明による装置の配置を示している。図1に示すものに対応するコンポーネントは、同じ参照番号で示されている。また、様々な実施形態の上記説明、例えば基板、コントラストデバイス、MLA、放射のビームなどの様々な構成もやはり適用される。
[0098] 図2に示すように、投影システムPSは、2つのレンズL1、L2を備えたビームエキスパンダを備えている。第1のレンズL1は、変調放射ビームBを受け、これを開口絞りAS内に開口を通して集束させるように配置されている。別のレンズALは、開口内に配置することができる。放射ビームBはその後、分岐し、第2のレンズL2(例えば、フィールドレンズ)によって集束される。
[0099] 投影システムPSはさらに、拡張した変調放射Bを受けるように配置されたレンズMLAのアレイを備えている。パターニングデバイスPD内の個別制御可能エレメントの1つまたは複数に対応する変調放射ビームBの異なる部分が、レンズMLAのアレイ内のそれぞれ異なるレンズMLを通過する。各レンズは、変調放射ビームBのそれぞれの部分を、基板W上にある点に集束させる。このように、放射スポットSのアレイは基板Wの上に露光される。図示したレンズ14のアレイの8つのレンズだけが示されているが、レンズのアレイは数千ものレンズを含むことができることが分かるだろう(同じことが、パターニングデバイスPDとして使用される個別制御可能エレメントのアレイにも当てはまる)。
[0100] III.本発明の実施形態による光波拡散計測に使用される例示的な反射屈折光学システム
本発明の一実施形態による反射屈折光学システムは、基板の表面の性状を感知または検出する光波拡散計測システムで使用することができる。
[0101] 図3Aは、基板6の表面の1つまたは複数の性状を測定することができる、スキャトロメータを示している。一実施形態では、スキャトロメータは、基板6の上に放射を誘導する、放射源2(例えば、広帯域(白色)放射源)を備えている。反射した放射は、正反射放射のスペクトル10(波長の関数としての強度)を測定するセンサ4(例えば、スペクトロメータディテクタ)まで通過する。このデータから、検出したスペクトルに生じる構造またはプロファイルは、図3Bおよび3Cに示すように、例えば厳密結合波解析および非線形回帰によって、またはシミュレーションしたスペクトルのライブラリとの比較によって再構成することができる。普通、再構成では、構造の一般的な形が知られており、いくつかのパレメータは構造が作られた過程の知識から推測されて、構造のいくつかのパラメータだけを光波拡散計測データから判断する。
[0102] スキャトロメータは、垂直入射スキャトロメータまたは斜め入射スキャトロメータであってもよい。反射がある範囲のいくつかの波長の単一の角度で測定されるのではなく、反射が単一の波長のある範囲の角度で測定される、スキャトロメータの変形を使用することもできる。
[0103] 図4は、ウェーハ490の表面の1つまたは複数の性状を感知することができる光波拡散計測システム400を示している。システム400は、両方とも反射屈折光学システム480を共有する、アライメントブランチおよび感知ブランチを有する。適切に動作するために、アライメントおよび感知ブランチは非常に異なる光学仕様を有する。というのは、これらは異なるイルミネーション源を使用して、異なる機能を行うからである。反射屈折光学システム480は、アライメントブランチおよび感知ブランチの両方の光学仕様内で適切に機能することが重要である。図4に示す実施形態では、反射屈折光学システム480は光学エレメント434およびオブジェクティブシステム470を備えている。アライメントブランチ、感知ブランチ、および反射屈折光学システム480は以下により詳細に記載する。
[0104] アライメントブランチを使用して、システム400をウェーハ490上の機構とアライメントする。アライメントブランチは、電磁放射の第1のビームを提供するイルミネーション源412(広帯域発光ダイオード(LED)など)を備えている。一実施例では、第1のビームは、450ナノメートルから600ナノメートルの間のスペクトル範囲を有する。第1のビームは、光学エレメント430および432を通過し、その後、光学エレメント434に衝突する。第1のビームはその後、オブジェクティブ470を通して誘導され、ウェーハ490の一部に集束される。第1のビームはその後、オブジェクティブ470および光学エレメント434を通して反射して戻される。ビームスプリッタ436は、第1のビームを集束レンズ450およびビームスプリッタ452を通して、その後、第1のセンサ454(例えば、電荷結合素子(CCD))の上に誘導する。センサ454によって与えられるウェーハ490の画像を使用して、システム400をウェーハ490の特定の部分とアライメントする。
[0105] 感知ブランチを使用して、上に記載した光波拡散計測技術などの、知られている光波拡散計測技術により、ウェーハ490のアライメントした部分上の機構を感知または検出する。感知ブランチは、電磁放射の第2のビームを提供する、イルミネーション源410(干渉フィルタを有するタングステンイルミネーション源など)を備えている。一実施例では、第2のビームは約10ナノメートルの帯域幅を有し、約300ナノメートルから800ナノメートルのスペクトル範囲内に入る。第2のビームは、光学エレメント420、422、424、430およびレンズ432を通過する。光学エレメント434はその後、第2のビームをオブジェクティブシステム470を通して、ウェーハ490のアライメントした部分の上に誘導する。第2のビームは、ウェーハ490のアライメントした部分によって反射および/または屈折され、オブジェクティブシステム470および光学エレメント434を通して誘導して戻される。第2のビームはまた、ビームスプリッタ436、レンズ440、開口442、およびレンズ444を通過し、その後、第2のディテクタ446(例えば、第2のCCD)に衝突する。第2のディテクタ446は、ウェーハ490の表面上の機構を検出するのに使用される、ウェーハ490のアライメントした部分の画像を提供する。
[0106] 上に記載したように、反射屈折光学システム480は、光学エレメント434およびオブジェクティブシステム470を備えている。反射屈折光学システム480は、広域スペクトル範囲(約200ナノメートルから1000ナノメートルまでなど)でアクロマートである。システム400内で使用される場合、反射屈折光学システム480は、感知ブランチ内に低い遮蔽(約14%の半径など)を有し、アライメントブランチにはほとんど遮蔽がない。より小さい寸法および重量、およびいくつかの表面のみを有し、それによって拡散が少なくなり、ゴースト画像がなくなる。
[0107] 図5は、一実施形態によるオブジェクティブシステム470の詳細を示している。図5に示すように、オブジェクティブシステム470は、凸状球面520、凹状非球面510、およびレンズ530を備えている。球面520は、(i)アライメントブランチからの電磁放射に対する屈折性状、および(ii)感知ブランチからの電磁放射に対する反射性状を有するように、調整(例えば、コート)されている。すなわち、以下により詳細に説明するように、凸状球面520およびレンズ530の屈折性状がアライメントに使用され、凸状球面520および凹状非球面510の反射性状が感知に使用される。
[0108] アライメントの目的で、ウェーハ490はウェーハ490のゴースト画像によって示すように、レンズ530のより近くに位置決めされる。電磁放射の第1のビーム(アライメントに使用される)は、凸状球面520を通して凹状非球面510内の孔を通過し、ウェーハ490の上にレンズ530によって集束される。第1のビームはその後、ウェーハ490から反射され、上に記載するように、アライメントブランチを通して第1のCCD454(図示せず、図4参照)まで通過する。
[0109] 感知の目的で、ウェーハ490はウェーハ490の実画像によって示されるように、レンズ530からより離れて位置決めされる。電磁放射の第2のビーム(感知に使用される)は、凹状非球面510内の孔を通過し、凸状球面520から反射し、凹状非球面510の反射部分に衝突する。凹状非球面510の反射部分は、第2のビームをウェーハ490の上に集束させる。例えば、3つの例示的な光線511、513および515が図では、凸状面520および凹状非球面510から反射し、ウェーハ490の上に集束される。感知に使用する場合、オブジェクティブシステム470は高い開口数(例えば、約0.90または0.95など)を有することができ、あらゆる屈折エレメントを含んでいないことが重要である。その結果、オブジェクティブシステム470は広域スペクトル範囲(約200ナノメートルから1000ナノメートルまでなど)にわたって適切に動作する。
[0110] したがって、ビームスプリッタ437、434およびオブジェクティブ470は、本発明の一実施形態によるスキャトロメータで使用することができる反射屈折光学システムを備えている。本発明の実施形態による追加の反射屈折光学システムを以下に記載する。
[0111] 本発明の一実施形態によるアクロマートの高開口数反射屈折光学システムは、凸状球面から電磁放射を受けるように位置決めされている、凸状球面および凹状非球面を含んでいる。凸状球面は、以下の非球面等式により設計される。
Figure 2009044143
式中、r=x+yであり、cは表面のポールでの曲率、Kは円錐定数、AからJは4次から20次までの変形項である。
[0112] 例えば、図6〜9および12に示すように、反射屈折光学システムを設計するためのいくつかの実施形態がある。図6〜9および12に示す各実施形態では、イルミネータからの平行電磁放射が基板(例えば、ウェーハ)上の小さなスポット(約10ミクロンなど)の上に集束される。各実施形態を光波拡散計測に使用することができ、各実施形態は極めて幅広い開口数(約0.95の開口数など)を有し、広域スペクトル範囲(約200ナノメートルから1000ナノメートルまでなど)で動作する。図6〜9および12に示すように、各実施形態は凹状非球面の前に補正板を備えている。これらの実施形態をそれぞれ、以下により詳細に記載する。
[0113] 図6は、本発明の一実施形態による例示的な反射屈折光学システム600を示している。図6に示すように、反射屈折光学システム600は補正板610、球面凸状ミラー616、および非球面凹状ミラー612を備えている。
[0114] 補正板610は、1つまたは複数の光学収差(コマなど)を補正するように、電磁放射のビームを調整する。図6に示すように、補正板610は非球面s2および球面s3を含んでいる。
[0115] 球面凸状ミラー616は、補正板610によって調整される電磁放射を反射させるように位置決めされた、球面反射表面s6を含んでいる。補正板610によって調整される電磁放射は、非球面凹状ミラー612内の孔614を通過し、球面凸状ミラー616に衝突する。球面凸状ミラー616は、ウェーハに対して空気中で機械的サポートの上に位置決めすることができる(特に図6には図示しない)。
[0116] 非球面凹状ミラー612は、球面反射表面s6によって反射される電磁放射を受ける。非球面凹状ミラー612は、ウェーハのターゲット部分上にこの電磁放射を集束させる非球面反射表面s7を含んでいる。例えば、非球面反射表面s7によって反射される例示的な光線611が、図6に示されている。
[0117] 図6の実施形態に示した光学表面を設計する例示的な規定が、表1で以下に記載されている。
Figure 2009044143
[0118] 図6に示す実施形態の非球面s2およびs6は、表2で以下に記載するパラメータにより、等式1によって規定される。
Figure 2009044143
[0119] 図7は、本発明の別の実施形態による例示的な反射屈折光学システム700を示している。図7に示すように、反射屈折システム700は、補正板710、球面凸状ミラー716、およびモノリシックガラスエレメント712を備えている。
[0120] 補正板710は、1つまたは複数の光学収差(コマなど)を補正するように、電磁放射のビームを調整する。補正板710は、非球面s2を含んでいる。
[0121] 球面凸状ミラー716は、補正板710によって調整された電磁放射を反射させるように位置決めされた、球面反射表面s4を備えている。図7に示す実施形態では、球面凸状ミラー716がモノリシックガラスエレメント712の表面s6の上に位置決めされている。図14に示すように、モノリシックガラスエレメント712の非球面s5は、反射部1401および透過部1403を有する。透過部1403は、光軸の周りに芯合わせされ、入力ビームの幅に基づく直径を有する。その結果、表面s5は補正板710から入射するビームを通過させるが、球面ミラー716から入射する光線を反射する。すなわち、補正板710によって調整された電磁放射は、モノリシックガラスエレメント712内の表面s5の透過部1403を通過し、球面凸状ミラー716に衝突する。
[0122] モノリシックガラスエレメント712は、表面s4、s5およびs6を含んでいる。モノリシックガラスエレメント712の表面s5は、凸状ミラー716(表面s4)によって反射された電磁放射を受け、ウェーハのターゲット部分に向けてこの電磁放射を反射させる。ウェーハのターゲット部分に衝突する前に、電磁放射はモノリシックガラスエレメントの表面s6を横切る。非球面反射表面s5から反射する全ての光線は、表面s6に垂直にモノリシックガラスエレメント712から出て、それによって、表面s6によって屈折されない。その結果、反射屈折光学システム700はアクロマートである。
[0123] 図7の実施形態に示す光学表面を設計するための例示的な規定が、表3で以下に記載されている。
Figure 2009044143
[0124] 図7に示す実施形態の非球面s2およびs5は、表4で以下に記載したパラメータにより、等式1によって規定される。
Figure 2009044143
[0125] 図8は、本発明の別の実施形態による例示的な反射屈折光学システム800を示している。図8に示すように、反射屈折光学システム800は、補正板810、球面凸状ミラー816、非球面凹状ミラー812、およびエレメント820を備えている。
[0126] 補正板810は、1つまたは複数の光学収差(コマなど)を補正するように、電磁放射のビームを調整する。補正板810は、非球面s1およびs2を含んでいる。図8に示すように、補正板810は、非球面凹状ミラー812の孔814内に位置決めされている。
[0127] 球面凸状ミラー816は、補正板810によって調整された電磁放射を反射させるように位置決めされた、球面反射表面s3を備えている。図8に示す実施形態では、球面凸状ミラー816がエレメント820の表面s5の上に位置決めされている。補正板810によって調整された電磁放射は、球面凸状ミラー816に衝突する。
[0128] 非球面凹状ミラー812は、非球面反射表面s4を含んでいる。非球面凹状ミラー812の非球面反射表面s4は、球面凸状ミラー816によって反射される電磁放射を受け、この電磁放射をエレメント820(例えば、メニスカス)に向けて反射させる。
[0129] エレメント820は、第1の表面s5および第2の表面s6を含んでいる。非球面凹状ミラー812によって反射した電磁放射は、第1の表面s5および第2の表面s6の両方と垂直にエレメント820を通過し、それによって、エレメント820のいずれの面でも屈折されない。その結果、反射屈折光学システム800はアクロマートである。
[0130] 図8の実施形態に示す光学表面を設計するための例示的な規定が、表5で以下に記載されている。
Figure 2009044143
[0131] 図8に示す実施形態の非球面s1およびs4は、表6で以下に記載したパラメータにより、等式1によって規定される。
Figure 2009044143
[0132] 図9は、本発明の別の実施形態による例示的な反射屈折光学システム900のイルミネーションモードを示している。反射屈折光学システム900は、約0.95のイルミネーション開口数を有し、約300ナノメートルから800ナノメートルまでの広域スペクトル範囲で動作する。短波長は、BAL35Yガラスの透過によって制限され、レンズエレメントに溶融シリカおよびフッ化カルシウムのみを使用することによって拡張することができる。その後、さらに短波長範囲を得ることができる。反射屈折光学システム900は、光波拡散計測技術を利用することによって、ウェーハ910を検査するのに使用することができるウェーハ910上に小さなスポット(例えば、約10ミクロンのスポットなど)を作り出す。
[0133] 反射屈折光学システム900は、球面屈折表面920、平面反射表面930、非球面反射表面940、光学エレメント960、レンズ970のグループ、補助レンズ980、およびウェーハ910上のスポットに接合したイルミネーション源990を備えている。イルミネーション源990は、補助完全レンズ980(実際のイルミネータは図示せず)およびレンズ970を通して伝播する電磁放射を提供する。レンズ970は、例えば、少なくとも1つの非球面を有するガラスBAL35Y、CaF、およびSiOでできている。レンズ970は、反射屈折光学システム900の収差(コマなど)を補正するように機能する。光学エレメント960は、平面反射表面930から反射するように、レンズ970からの電磁放射を誘導する。電磁放射はその後、非球面反射表面940から反射し、球面屈折表面920を通過し、ウェーハ910の上に集束される。電磁放射は、表面920とほぼ垂直な方向に、球面屈折表面920を横切ることが重要である。その結果、反射屈折システム900はアクロマートである。
[0134] 上に記載したように、反射屈折光学システム900を使用して、ウェーハ910の機構を検査または感知することができる。感知モードでは、反射屈折光学システム900は高い開口数のフーリエオブジェクティブとして働き、電磁放射は図9に示すのと反対の方向に伝播する。特に、電磁放射はウェーハ910の表面から回折し、反射屈折光学システム900を通って横切り、反射屈折光学システムの後焦点面(すなわち、瞳面)と接合した平面内に配置されたCCDに衝突する。CCD上の異なる点に配置される光スポットは、ウェーハ910の表面から異なる角度で回折した電磁放射のビームに対応する。知られている光波拡散計測技術を使用して、これらの光スポットはウェーハ910の特性(CDおよびオーバーレイなど)を解析するのに使用することができる。
[0135] 例えば、図10は感知モードで反射屈折光学システム900を通って伝播する、3つの回折ビーム913、915、および917(ウェーハ910の表面から約0、30、および72度で回折光線に対応する)を示している。回折したビームは、反射屈折光学システム900の瞳面内にフーリエパターンを作り出す。
[0136] 図11は、光学エレメント960の一実施形態を示している。この実施形態では、光学エレメント960は、反射斜辺1130および非球面反射表面1120を含んでいる。斜辺1130上の反射コーティングは、図9に示すように、ウェーハ910の表面から屈折された電磁放射を透過し、イルミネーション源990からの平行電磁放射を反射させるための孔1170を含んでいる。例えば、図11は反射斜辺1130および非球面反射表面1120から反射し、孔1170を通過する2つの例示的な光線1111および1113を示している。
[0137] 再び図9を参照し、図11を続けて参照すると、光学エレメント960の斜面にイルミネーション源990の中間画像を(孔1170の位置で)作り出すために、無限焦点レンズグループ970(図9)および非球面反射表面1120が使用される。非球面ミラー940、平面ミラー930、および屈折球面920が集合的に、ウェーハ910の上に最終イルミネーションスポットを作り出す。
[0138] 図9に示すように、非球面ミラー940、平面ミラー930、および屈折球面920はモノリシックガラス光学エレメント912で作ることができる。モノリシックガラス光学エレメント912は、約200ナノメートルから1000ナノメートルまでのスペクトル範囲で透過するガラス(例えば、SiOなど)から製造することができる。
[0139] 例えば、図15は平面ミラー930および屈折球面920を備えた、モノリシックガラス光学エレメント912の一部の平面図を示している。この実施例では、平面ミラー930は屈折球面920が環の中心に位置決めされた環を含んでいる。モノリシックガラス光学エレメント912は、ウェーハ910上のイルミネーションスポット901を平面ミラー930および屈折球面920と同心にするように配向されている。
[0140] 光学エレメント960は、モノリシックガラスエレメント912と同じ材料で製造し、モノリシックガラスエレメント912と光学的に接触させることによって組み立てることができる。光学エレメント960は、図11に示すように、モノリシックガラスエレメントとして、または第1のエレメント1150および第2のエレメント1160を備えた2つのエレメントのアセンブリとして製造することができる。一実施例では、光学エレメント960が第1のエレメント1150および第2のエレメント1160から組み立てられる場合、(第2のエレメント1160に対して第1のエレメント1150を移動させることによって)製造欠陥による収差を補償することができる。
[0141] 反射屈折光学システム900の光学表面を設計するための例示的な規定が、表7で以下に記載されている。
Figure 2009044143
[0142] 反射屈折光学システム900の非球面s3およびs7およびs12は、表8で以下に記載したパラメータにより、等式1によって規定される。
Figure 2009044143
[0143] 図12は、本発明の別の実施形態による例示的な反射屈折光学システム1200を示している。反射屈折光学システム1200は、共に縦接続された第1のモノリシックガラスエレメント1210、第2のモノリシックガラスエレメント1220、および屈折レンズグループ1230を備えている。モノリシックガラスエレメント1210は、約0.95の開口数から約0.4(より後)の開口数まで遷移する。縦接続するモノリシックガラスエレメント1210および1220は、約0.95の開口数から約0.02の開口数まで遷移する。
[0144] 第1のモノリシックガラスエレメント1210は、屈折表面s2、非球面反射表面s3、平面反射表面s4、および屈折表面s5を含んでいる。図12に示すように、屈折表面s2は平面反射表面s4の中心に位置決めされ、屈折表面s5は非球面反射表面s3の中心に位置決めされている。
[0145] 第2のモノリシックガラスエレメント1220は、反射表面s7および反射表面s8を含んでいる。反射表面s7およびs8はそれぞれ、中心透過部分を含んでいる。
[0146] 屈折レンズグループ1230は、1つまたは複数の収差(コマなど)を補正するように位置決めおよび成形された、光学表面s9、s10、s11、s12、s13およびs14を含んでいる。
[0147] この光学設計は、図9および10に示した設計と同様に機能するが、非球面を1つだけ(第1のモノリシックガラスエレメント1210の非球面反射表面s3)、およびより広域のスペクトル範囲(200から1000ナノメートル)を有する。
[0148] 例えば、電磁放射は屈折レンズグループ1230を通して反射屈折光学システム1200に入る。電磁放射は、屈折レンズグループ1230を通過し、その後、反射表面s8の中心透過部を通過する。
[0149] 反射表面s8の中心透過部を通過する電磁放射は、反射表面s7によって反射され、その後反射表面s8によって受けられる。反射表面s8は、反射表面s7の中心透過部を通過する電磁放射の集束スポット内に電磁放射を集束させる。すなわち、第2のモノリシックガラスエレメント1220は、電磁放射の集束スポットを提供するように構成されている。
[0150] モノリシックガラスエレメント1210の屈折表面s5は、第2のモノリシックガラスエレメント1220から電磁放射の集束スポットと同心であるように位置決めされている。したがって、第2のモノリシックガラスエレメント1220からの電磁放射は、屈折表面s5とほぼ垂直にモノリシックガラスエレメント1210に入る。反射表面s4は、この電磁放射を受け、非球面反射表面s3に向けて反射させる。非球面反射表面s3は、電磁放射をウェーハ(図12には特に図示せず)上の集束スポット上に集束する。屈折表面s2は、ウェーハ上の集束スポットと同心であるように位置決めされ、それによって電磁放射が屈折表面s2とほぼ垂直に第1のモノリシックガラスエレメント1210から出る。
[0151] 電磁放射は、屈折表面s5およびs2とほぼ垂直に第1のモノリシックガラスエレメント1210に入り、そこから出るので、反射屈折光学システムはほぼアクロマートであり、約200から1000ナノメートルのスペクトル範囲を有する。
[0152] 反射屈折光学システム1200の光学表面を設計する例示的な規定が、表9で以下に記載されている。
Figure 2009044143
[0153] 反射屈折光学システム1200の非球面s3は、表10で以下に記載したパラメータにより、等式1によって規定される。
Figure 2009044143
[0154] IV.結論
スキャトロメータ用の反射屈折光学システムを説明した。本発明の様々な実施形態を上に記載したが、これらは単に例示のために提示したものであって、これに限定するものではないことを理解すべきである。形および詳細の様々な変化を、本発明の精神および範囲から逸脱することなく本発明で行うことができることは、当業者には明らかだろう。
[0155] 当業者は、感知およびアライメントブランチの製造過程またはそれに含まれる光学とより十分適合するように、上記実施形態を変更および再最適化することができる。例えば、凸状球面ミラー616、716および816(それぞれ、図6、7および8)は、同じ焦点位置を有する凹状または非球面ミラーと交換することができる。非球面補正板610、710および810は、上に記載した非球面板と同じ波面を生成する球面レンズのグループと交換することができるが、このような球面レンズは製造するのがより簡単である。上記実施形態のこれらおよび他の変更形態は、当業者に明らかであり、本発明の精神および範囲内にあることを意図したものである。
[0156] さらに、要約書部分ではなく詳細な説明の部分は、特許請求の範囲を解釈するために使用することを意図したものであることを理解されたい。要約書部分は、発明者によって考えられるような1つまたは複数の、しかし全てではない本発明の例示的な実施形態を記載するが、したがって、決して本発明および頭記の特許請求の範囲を制限することを意図したものではない。
[0157] したがって、本発明の幅および範囲は、上記例示的な実施形態のいずれによっても制限されるべきものではなく、添付の特許請求の範囲およびその同等物によってのみ定義されるべきものである。
[0015]本発明の実施形態によるリソグラフィ投影装置を示す図である。 [0015]本発明の実施形態によるリソグラフィ投影装置を示す図である。 [0016]例示的なスキャトロメータを示す図である。 [0016]例示的なスキャトロメータを示す図である。 [0016]例示的なスキャトロメータを示す図である。 [0017]本発明の一実施形態による、反射屈折光学対象を含む感知およびアライメントシステムを示す図である。 [0018]図4の反射屈折光学対象の詳細を示す図である。 [0019]本発明の実施形態による様々な反射屈折光学システムを示す図である。 [0019]本発明の実施形態による様々な反射屈折光学システムを示す図である。 [0019]本発明の実施形態による様々な反射屈折光学システムを示す図である。 [0019]本発明の実施形態による様々な反射屈折光学システムを示す図である。 [0020]図9の反射屈折光学システムを横切る光線を示す図である。 [0021]図9の反射屈折光学システムに含まれるビームスプリッタの詳細を示す図である。 [0022]極めて低い開口数から極めて高い開口数に変換する反射屈折光学システムを示す図である。 [0023]別のリソグラフィ装置を示す図である。 [0024]図7の反射屈折光学システムに含まれる表面の平面図である。 [0025]図9の反射屈折光学システムに含まれるモノリシックガラスエレメントの平面図である。

Claims (19)

  1. 少なくとも1つの収差を補正するために電磁放射を調節するように構成された補正板と、
    前記補正板によって調整された前記電磁放射を反射するように位置決めされた第1の反射表面と、
    前記第1の反射表面によって反射する前記電磁放射を基板のターゲット部分の上に集束させるように位置決めされた第2の反射表面とを備えた反射屈折光学システムであって、
    前記第1の反射表面によって反射され、前記第2の反射表面によって集束された前記電磁放射は光学エレメントによって屈折されず、それによって反射屈折光学システムを広域スペクトル範囲で動作する、
    反射屈折光学システム。
  2. 前記第1の反射表面は凸状反射表面を有する、
    請求項1に記載の反射屈折光学システム。
  3. 前記第2の反射表面は、モノリシックガラスエレメントの表面である、
    請求項1に記載の反射屈折光学システム。
  4. 前記第1の反射表面は、前記モノリシックガラスエレメントの第2の表面上に位置決めされている、
    請求項3に記載の反射屈折光学システム。
  5. 前記第1の反射表面は、前記第2の反射表面と前記基板の間に位置決めされている、
    請求項1に記載の反射屈折光学システム。
  6. 前記第1の反射表面は、機械的支持体上に位置決めされている、
    請求項5に記載の反射屈折光学システム。
  7. 前記第1の反射表面は、メニスカス上に位置決めされている、
    請求項5に記載の反射屈折光学システム。
  8. 前記第2の反射表面は、前記補正板と前記第1の反射表面の間に位置決めされ、前記第2の反射表面は、前記補正板によって調整された前記電磁放射が通過する孔を含んでいる、
    請求項5に記載の反射屈折光学システム。
  9. 前記第2の反射表面は、凹状非球面反射表面を含んでいる、
    請求項1に記載の反射屈折光学システム。
  10. 前記反射屈折光学システムは、スキャトロメータの感知ブランチおよびアライメントブランチの両方に含まれている、
    請求項1に記載の反射屈折光学システム。
  11. 電磁放射を屈折させる光学エレメントと、
    前記光学エレメントと光学的に接触され、前記屈折させた電磁放射を受けるように構成されると共に、前記電磁放射を反射させる第1の表面、前記第1の表面から前記電磁放射を受け、基板のターゲット部分に向けて前記電磁放射を反射および集束させる第2の表面、および前記第2の表面によって反射および集束される前記電磁放射が、第3の表面とほぼ垂直に前記モノリシックガラスエレメントから出る第3の表面を含むモノリシックガラスエレメントを含むオブジェクティブシステムとを備えた、光波拡散計測用光学システムであって、
    前記光学エレメントおよびモノリシックガラスエレメントは、同じタイプの材料からなる、
    光学システム。
  12. 前記光学エレメントは、
    前記電磁放射を反射し、孔を中に有する傾斜表面と、
    前記傾斜表面によって反射した前記電磁放射を反射させ、それによって前記電磁放射を前記傾斜表面内の前記孔を通過させ、前記モノリシックガラスエレメントの前記第1の表面に衝突させる非球面とを備えた、
    請求項11に記載の光学システム。
  13. さらに、前記光学システム内でコマを補正するように前記電磁放射を調整する屈折エレメントを備えた、
    請求項11に記載の光学システム。
  14. 前記第1の表面は平面環を含み、前記第3の表面は前記環の中心に位置決めされている、
    請求項11に記載の光学システム。
  15. 前記光学エレメントおよび前記モノリシックガラスエレメントは、溶融シリカ(SiO)を含んでいる、
    請求項11に記載の光学システム。
  16. 反射屈折光学システムの1つまたは複数の収差を補正するように電磁放射を調整する屈折レンズグループと、
    前記屈折レンズグループから前記電磁放射を受け、前記電磁放射を第1の集束スポットに集束させるようになっている第1のモノリシックガラスエレメントと、
    前記第1のモノリシックガラスエレメントから前記電磁放射を受け、前記電磁放射を基板のターゲット部分上の第2の集束スポットに集束させるように構成された第2のモノリシックガラスエレメントとを備えた、光波拡散計測用反射屈折光学システムあって、
    前記電磁放射は、第1の球面屈折表面とほぼ垂直に前記第2のモノリシックガラスエレメントに入り、第2の球面屈折表面とほぼ垂直に前記第2のモノリシックガラスエレメントから出る、
    反射屈折光学システム。
  17. 前記第1の球面屈折表面は前記第1の集束スポットと同心であり、前記第2の球面屈折表面は前記第2の集束スポットと同心である、
    請求項16に記載の反射屈折光学システム。
  18. 前記第1のモノリシックガラスエレメントが、
    第1の中心透過部を有する第1の反射表面と、
    第2の中心透過部を有する第2の反射表面とを含み、
    前記電磁放射が、前記第1の中心透過部を通して前記第1のモノリシックガラスエレメントに入り、前記第2の中心透過部を通して前記第1のモノリシックガラスエレメントから出る、
    請求項16に記載の反射屈折光学システム。
  19. 前記第2のモノリシックガラスエレメントは、
    前記第1の球面屈折表面を通して、前記第2のモノリシックガラスエレメントに入る電磁放射を反射する平面反射表面と、
    前記平面反射表面からの前記電磁を前記第2の集束スポットに反射および集束させる非球面反射表面とを含んでいる、
    請求項16に記載の反射屈折光学システム。
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