JP4414327B2 - 回折格子パッチ構造、リソグラフィ装置及び試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リソグラフィ投影装置及び方法に関する。
本明細書に使用している「パターン化構造」という用語は、入射する放射ビームの断面に、基板の目標部分に生成すべきパターンに対応するパターンを付与するべく使用することができる任意の構造すなわち電界を意味するものとして広義に解釈されたい。また、この文脈においては、「光バルブ」という用語を使用することも可能である。パターン化構造上に「表示される」パターンは、たとえば基板若しくは基板の層(たとえば、フィーチャの予備バイアス化、光学近似補正フィーチャ、位相及び/又は偏光変分技法、及び/又は多重露光技法が使用される)に最終的に転写するパターンとは実質的に異なっていても良いことを理解されたい。一般的には、このようなパターンは、目標部分に生成されるデバイス、たとえば集積回路若しくは他のデバイス(以下を参照されたい)中の特定の機能層に対応している。パターン化構造は、反射型及び/又は透過型にすることができる。パターン化構造の例としては、以下を挙げることができる。
マスク:
マスクの概念についてはリソグラフィにおいては良く知られており、バイナリ、交番移相及び減衰移相などのマスク・タイプ、及び様々なハイブリッド・マスク・タイプが知られている。このようなマスクを放射ビーム中に配置することにより、マスクに衝突する放射をマスク上のパターンに従って選択的に透過させ(透過型マスクの場合)、或いは選択的に反射させている(反射型マスクの場合)。マスクの場合、支持構造は、通常、入射する放射ビーム中の所望の位置に確実にマスクを保持することができ、且つ、必要に応じてマスクをビームに対して確実に移動させることができるマスク・テーブルである。
プログラム可能ミラー・アレイ:
粘弾性制御層及び反射型表面を有するマトリックス処理可能表面は、このようなデバイスの例の1つである。このような装置の基礎をなしている基本原理は、(たとえば)反射型表面の処理領域が入射光を回折光として反射し、一方、未処理領域が入射光を非回折光として反射することである。適切なフィルタを使用することにより、非回折光を反射ビームからフィルタ除去し、回折光のみを残すことができるため、この方法により、マトリックス処理可能表面の処理パターンに従ってビームがパターン化される。この方法に対応する方法で回折格子光バルブ(GLV)のアレイを使用することも可能であり、GLVの各々は、入射光を回折光として反射する回折格子を形成するべく、互いに対して変形可能な(たとえば電位を印加することによって)複数の反射型リボンを備えることができる。プログラム可能ミラー・アレイの他の代替実施例には、マトリックスに配列された極めて微小な(場合によっては微視的な)ミラーが使用されている。これらの微小ミラーの各々は、適切な局部電界を印加することによって、或いは圧電駆動手段を使用することによって、1つの軸の周りに個々に傾斜させることができる。たとえば、入射する放射ビームを反射する方向が、処理済みミラーと未処理ミラーとでそれぞれ異なるように微小ミラーをマトリックス処理することが可能であり、この方法により、マトリックス処理可能ミラーの処理パターンに従って反射ビームがパターン化される。必要なマトリックス処理は、適切な電子手段を使用して実行される。上で説明したいずれの状況においても、パターン化構造は、1つ又は複数のプログラム可能ミラー・アレイを備えることができる。上で参照したミラー・アレイに関する詳細な情報については、たとえば、米国特許第5,296,891号及び第5,523,193号、並びにPCT特許出願WO98/38597号及びWO98/33096号を参照されたい。これらの文書は、いずれも参照により本明細書に援用する。プログラム可能ミラー・アレイの場合、支持構造は、たとえば、必要に応じて固定若しくは移動させることができるフレーム若しくはテーブルとして具体化することができる。
プログラム可能LCDパネル:
参照により本明細書に援用する米国特許第5,229,872号に、このような構造の例の1つが記載されている。この場合の支持構造も、プログラム可能ミラー・アレイの場合と同様、たとえば、必要に応じて固定若しくは移動させることができるフレーム若しくはテーブルとして具体化することができる。
分かり易くするために、本明細書の以下の特定の部分、とりわけ例の部分にはマスク(すなわち「レチクル」)及びマスク・テーブル(すなわち「レチクル・テーブル」)が包含されているが、このような例の中で考察されている一般原理は、上で説明したパターン化構造のより広義の文脈の中で理解されたい。
リソグラフィ装置を使用して、表面(たとえば基板の目標部分)に所望のパターンを適用することができる。リソグラフィ投影装置は、たとえば集積回路(IC)の製造に使用することができる。このような場合、パターン化構造を使用して、ICの個々の層に対応する回路パターンが生成され、このパターンが、放射線感応材料(レジスト)の層で被覆された基板(たとえばシリコン・ウェハ若しくは他の半導体材料)上の目標部分(たとえば1つ又は複数のダイ及び/又は1つ又は複数のダイ部分からなる)に画像化される。通常、1枚のウェハには、投影システムによって順次照射される目標部分(たとえば1回の照射で1つの目標部分が照射される)に隣接するマトリックスすなわち回路網全体が含まれている。
現在、マスク・テーブル上のマスクによるパターン化を使用しているリソグラフィ投影装置には2種類の装置がある。そのうちの1つは、マスク・パターン全体を目標部分に1回で露光することによって目標部分の各々を照射する装置で、一般にウェハ・ステッパと呼ばれている。もう1つは、マスク・パターンを投影ビームで所与の基準方向(「走査」方向)に連続的に走査し、且つ、基板テーブルをこの方向に平行に、或いは非平行に同期走査することによって目標部分の各々を照射する装置で、一般にステップ・アンド・スキャン装置と呼ばれている。通常、投影システムは、倍率係数M(通常<1)を有しているため、基板テーブルを走査する速度Vは、マスク・テーブルを走査する速度を係数M倍した速度になる。走査型の装置の場合、投影ビームは、走査方向にスリット幅を有するスリットの形態にすることができる。上で説明したリソグラフィック・デバイスに関する詳細な情報については、たとえば、参照により本明細書に援用する米国特許第6,046,792号を参照されたい。
リソグラフィ投影装置を使用した製造プロセスでは、パターン(たとえばマスクのパターン)が、少なくとも一部が放射線感応材料(たとえばレジスト)の層で被覆された基板上に画像化される。この画像化処理手順に先立って、プライミング、レジスト・コーティング及び/又はソフト・ベークなどの様々な他の処理手順が基板に加えられる。放射線への露光後、露光後ベーク(PEB)、現像、ハード・ベーク及び/又は画像化されたフィーチャの測定/検査などの他の処理手順が基板に加えられる。この一連の処理手順は、デバイス(たとえばIC)の個々の層をパターン化するための基本として使用されている。たとえば、これらの転写処理手順によって基板上のレジスト層をパターン化することができる。この一連の処理手順に続いて、蒸着、エッチング、イオン注入(ドーピング)、メタライゼーション、酸化、化学機械研磨等、1つ又は複数のパターン化プロセスを継続することができる。これらはすべて、個々の層の生成、修正若しくは仕上げを意図したものである。複数の層を必要とする場合、すべての処理手順又はそれらの変形手順が新しい層の各々に対して繰り返されるが、最終的にはデバイスのアレイが基板(ウェハ)上に出現する。これらのデバイスは、次に、ダイシング又はソーイングなどの技法を使用して互いに分離され、分離された個々のデバイスがキャリアに実装され、或いはピンに接続される。このようなプロセスに関する詳細な情報については、たとえば、書籍「Microchip Fabrication:A Practical Guide to Semiconductor Processing」(Peter van Zant著、第3版、McGraw Hill Publishing Co.、1997年、ISBN 0−07−067250−4)を参照されたい。
本明細書において参照している基板は、たとえばトラック(通常、基板にレジスト層を塗布し、且つ、露光済みレジストを現像するツール)或いは度量衡学ツール若しくは検査ツール中で、露光前若しくは露光後に処理することができる。適用可能である場合、本明細書における開示は、このような基板処理ツール及び他の基板処理ツールに適用することができる。また、基板は、複数回に渡って処理することができるため(たとえば多層ICを生成するめに)、本明細書に使用している基板という用語は、処理済みの複数の層が既に含まれている基板を指している場合もある。
「投影システム」という用語には、たとえば屈折光学系、反射光学系及びカタディオプトリック系を始めとする様々なタイプの投影システムが包含されているものとして広義に解釈されたい。使用される露光放射のタイプ、露光経路内における1つ又は複数の液浸液或いはガス充填領域の有無、露光経路のすべてに渡って、或いは露光経路の一部に真空が使用されているかどうかなどの要因に基づいて特定の投影システムを選択することができる。分かり易くするために、以下、投影システムを「レンズ」と呼ぶ。また、放射システムには、投影放射ビームを導き、整形し、縮小し、拡大し、パターン化し、且つ/又は制御するための任意の設計タイプに従って動作するコンポーネントが含まれており、以下、このようなコンポーネントについても、集合的若しくは個々に「レンズ」と呼ぶ。
また、リソグラフィ装置は、場合によっては複数の基板テーブル(及び/又は複数のマスク・テーブル)を有するタイプの装置であり、このような「多重ステージ」装置の場合、追加テーブルを並列に使用することができ、或いは1つ又は複数の他のテーブルを露光のために使用している間、1つ又は複数のテーブルに対して予備工程を実行することができる。たとえば米国特許第5,969,441号及びPCT出願第WO98/40791号に、二重ステージ・リソグラフィ装置が記載されている。これらの文書は、参照により本明細書に援用する。
また、リソグラフィ装置は、基板が比較的屈折率の大きい液体中(たとえば水中)に浸され、それにより投影システムの最終エレメントと基板の間の空間が充填されるタイプの装置であっても良い。また、リソグラフィ装置内の他の空間、たとえばマスクと投影システムの最初のエレメントの間に液浸液を充填することも可能である。液浸技法の使用は、当分野においては、投影システムの有効開口数を大きくすることで良く知られている。
本明細書における「放射」及び「ビーム」という用語は、紫外放射(たとえば波長が365nm、248nm、193nm、157nm若しくは126nmの放射)、EUV(たとえば波長の範囲が5〜20nmの極紫外放射)及び粒子線(イオン・ビーム或いは電子ビームなど)を含むあらゆるタイプの電磁放射を包含するべく使用されている。
本明細書においては、リソグラフィ装置の、とりわけICの製造における使用が参照されているが、このような装置は、他の多くの可能アプリケーションを有していることを明確に理解されたい。たとえば、リソグラフィ装置は、集積光学系、磁気領域メモリのための誘導及び検出パターン、液晶表示パネル、薄膜磁気ヘッド、DNA分析装置等の製造に使用することができる。このような代替適用の文脈においては、本明細書における「ウェハ」或いは「ダイ」という用語の使用はすべて、それぞれより一般的な「基板」及び「目標部分」という用語に置換されているものと見なすべきであることは、当分野の技術者には理解されよう。
リソグラフィ投影装置の照明システム及び/又は投影レンズの光学特性を評価することが望ましく、また、ハードウェアの交換に頼ることなくこのような評価を取得し、且つ/又はレンズの較正を実施することが望ましい。
本発明の一実施例による構造は、レンズの第1の側に配置された、第1の回折格子パッチ及び第2の回折格子パッチを備えた第1のセット(組)の回折格子パッチを備えている。この構造は、さらに、レンズの第1の側に対して光学的に実質的に反対側の第2の側に配置された、第3の回折格子パッチ及び第4の回折格子パッチを備えた第2のセットの回折格子パッチを備えている。第1及び第2のセットのうちの少なくとも一方のセットは、もう一方のセットに対して移動させることができる。この構造の第1の構成では、第1と第3の回折格子パッチが整列し、また、この構造の第2の構成では、第2と第4の回折格子パッチが整列する。第1の構成と第2の構成が同時に存在することはない。
また、このような構造を備えたリソグラフィ装置及び試験方法を開示する。本発明の他の実施例には、レンズ較正方法、較正済みレンズを備えたリソグラフィ装置、デバイス製造方法及び該製造方法によって製造したデバイスが含まれている。
以下、本発明の実施例について、単なる例に過ぎないが、添付の略図を参照して説明する。
図において、対応する参照記号は、対応する部品を表している。
本発明の実施例には、たとえば光学系の光学特性を速やかに、高い信頼性で、完全且つ正確に測定するべく使用することができる方法、装置及び測定器具が含まれている。
図1は、本発明の特定の実施例によるリソグラフィ投影装置を略図で示したものである。この装置は、以下に列記する品目を備えている。
投影放射ビーム(たとえばUV放射若しくはEUV放射)を供給(たとえば供給することができる構造を有する)するべく構成された放射システム。この特定の例では、放射システムRSは、放射源SO、ビーム引渡しシステムBD及び照明システムILをさらに備えている。照明システムILには、照明モードを設定するための調整構造AM、インテグレータIN及び集光光学系COが含まれている。
投影ビームをパターン化することができるパターン化構造を支持するべく構成された支持構造。この例では、第1の対物テーブル(マスク・テーブル)MTは、マスクMA(たとえばレチクル)を保持するためのマスク・ホルダを備えており、マスクをアイテムPLに対して正確に位置決めするための第1の位置決め構造に接続されている。
基板を保持するべく構成された第2の対物テーブル(基板テーブル)。この例では、基板テーブルWTは、基板W(たとえばレジスト被覆半導体ウェハ)を保持するための基板ホルダを備えており、基板をアイテムPLに対して正確に位置決めするための第2の位置決め構造、及びレンズPLに対する基板及び/又は基板テーブルの位置を正確に指示するべく構成された(たとえば干渉)測定構造IFに接続されている。
パターン化されたビームを投射するべく構成された投影システム(「レンズ」)。この例では、投影システムPL(たとえば屈折レンズ群、カタディオプトリック系若しくはカトプトリック系及び/又はミラー系)は、マスクMAの照射部分を基板Wの目標部分C(たとえば1つ又は複数のダイ及び/又は1つ又は複数のダイ部分からなる)に結像させるべく構成されている。これに代えて、投影システムに二次ソースの画像を投影させることも可能であり、その場合、プログラム可能パターン化構造のエレメントをシャッタとして作用させることができる。また、投影システムは、たとえば二次ソースを形成し、且つ、基板に微小スポットを投影するべく微小レンズ・アレイ(MLA)を備えることができる。
図に示すように、この装置は透過型の装置である(たとえば透過型マスクを有している)が、一般的にはたとえば反射型(反射型マスクを備えた)装置であっても良い。別法としては、この装置は、たとえば上で参照したタイプのプログラム可能ミラー・アレイなどの他の種類のパターン化構造を使用することも可能である。
放射源SO(たとえば水銀灯、エキシマ・レーザ、電子銃、レーザ生成プラズマ源すなわち放電プラズマ源、或いはストレイジ・リング若しくはシンクロトロン内の電子ビームの経路の周りに設けられたアンジュレータ)は放射ビームを生成している。この放射ビームは、照明システム(イルミネータ)ILに直接供給され、或いは調節構造すなわち電界を介して供給される。たとえば、ビーム引渡しシステムBDは、適切な誘導ミラー及び/又はビーム拡大器を備えることができる。イルミネータILは、ビーム内の強度分布の外部及び/又は内部ラジアル・エクステント(一般に、それぞれσ−外部及びσ−内部と呼ばれている)を設定するための調整構造すなわち電界AMを備えており、投影ビームによってたとえば基板に引き渡される放射エネルギーの角分布に影響を及ぼすことができる。また、この装置は、通常、インテグレータIN及びコンデンサCOなどの他の様々なコンポーネントを備えている。この方法により、マスクMAに衝突するビームPBの断面に、所望する一様な強度分布を持たせることができる。
図1に関して、放射源SOをリソグラフィ投影装置のハウジング内に配置し(放射源SOがたとえば水銀灯の場合にしばしば見られるように)、且つ、リソグラフィ投影装置から離して配置することにより、放射源SOが生成する放射ビームをリソグラフィ投影装置に供給することができる(たとえば適切な誘導ミラーを使用して)ことに留意されたい。この後者のシナリオは、放射源SOがエキシマ・レーザの場合にしばしば見られるシナリオである。本発明及び特許請求の範囲には、これらのシナリオの両方が包含されている。
次に、ビームPBが、マスク・テーブルMT上に保持されているマスクMAによって遮断される。マスクMAを通過した(或いはマスクMAで選択的に反射した)ビームPBは、ビームPBを基板Wの目標部分Cに集束させるレンズPLを通過する。第2の位置決め構造(及び干渉測定構造IF)を使用することにより、たとえば異なる目標部分CをビームPBの光路中に配置するべく、基板テーブルWTを正確に移動させることができる。同様に、第1の位置決め構造を使用して、たとえばマスク・ライブラリからマスクMAを機械的に検索した後、或いは走査中に、マスクMAをビームPBの光路に対して正確に配置することができる。通常、対物テーブルMT及びWTの移動は、図1には明確に示されていないが、長ストローク・モジュール(粗位置決め)及び短ストローク・モジュール(精密位置決め)を使用して実現されているが、ウェハ・ステッパ(ステップ・アンド・スキャン装置ではなく)の場合、マスク・テーブルMTは、短ストローク・アクチュエータに接続するだけで良く、或いは固定することも可能である。マスクMA及び基板Wは、マスク位置合せマークM1、M2及び基板位置合せマークP1、P2を使用して整列させることができる。
図に示す装置は、以下に示す複数の異なるモードで使用することができる。
1.ステップ・モード
マスク・テーブルMTは、基本的に静止状態に維持され、マスク画像全体が目標部分Cに1回の照射(すなわち単一「フラッシュ」)で投影される。次に、基板テーブルWTがx及び/又はy方向に動かされ、異なる目標部分CがビームPBによって照射される。
2.走査モード
所与の目標部分Cが単一「フラッシュ」に露光されない点を除き、基本的にステップ・モードと同じシナリオが適用される。走査モードでは、マスク・テーブルMTを所与の方向(いわゆる「走査方向」、たとえばy方向)に速度vで移動させることができるため、投影ビームPBでマスク画像を走査することができ、同時に基板テーブルWTが同じ方向又は逆方向に、速度V=Mvで移動する。MはレンズPLの倍率である(通常、M=1/4若しくはM=1/5)。この方法によれば、解像度を犠牲にすることなく、比較的大きい目標部分Cを露光することができる。
3.他のモード
プログラム可能パターン化構造を保持するべくマスク・テーブルMTが基本的に静止状態に維持され、投影ビームに付与されたパターンが目標部分Cに投影されている間、基板テーブルWTが移動若しくは走査される。このモードでは、通常、パルス放射源が使用され、走査中、基板テーブルWTが移動する毎に、或いは連続する放射パルスと放射パルスの間に、必要に応じてプログラム可能パターン化構造が更新される。この動作モードは、上で参照したタイプのプログラム可能ミラー・アレイなどのプログラム可能パターン化構造を利用しているマスクレス・リソグラフィに容易に適用することができる。
上で説明した使用モードの組合せ及び/又はその変形形態若しくは全く異なる使用モードを使用することも可能である。
リソグラフィ投影装置の照明システム及び/又は投影レンズの光学特性を評価するためには、いくつかのタイプの測定を実施することが望ましい。国際特許公告WO01/63233A2に、レチクル・レベルに配置されたソース・モジュール及び基板レベルに配置されたセンサ・モジュールを備えた測定器具が記述されている。測定している間、投影レンズは、ソース・モジュールとセンサ・モジュールの間に配置される。
以下、「回折格子パッチ」という用語は、1つ又は複数の回折格子を備えた領域を表している。本出願の文脈においては、「回折格子パッチ」という用語は、たとえば直線パターン(たとえばラスタ・パターン)若しくは二次元パターン(たとえばチェス盤の形のパターン)を表している。現在知られているWO01/63233A2の実施態様には、1つのタイプの回折格子パッチしか包含されていない。
投影レンズの異なる光学特性をより正確に測定するためには、特定の適用例用に設計され、且つ、最適化された構造を個々に有する、タイプが異なる回折格子パッチを使用することが有利である。たとえば極めて高速の測定に使用することができるよう、回折格子パッチ・タイプAの回折格子のピッチを小さくし、また、たとえば極めて解像度の高い波面測定或いは拡大測定レンジに使用することができるよう、回折格子パッチ・タイプBの回折格子のピッチを大きくし、さらに、たとえばひとみの測定に使用することができるよう、回折格子パッチ・タイプCにピンホールを持たせ、また、回折格子パッチ・タイプDを、たとえば拡大捕捉レンジに使用することができる。特に、ピンホールを使用することにより、照明システムの測定データを得ることができる。
レチクル・レベルに配置されるすべてのタイプの回折格子パッチA、B、C及びDに対して、対応する等価回折格子パッチA、B、C及びDを基板レベルに配置することができる。測定ビームは、レチクル・レベルの回折格子パッチに供給され、対応する基板レベルの回折格子パッチに到達するまで、レチクル・レベルの回折格子パッチ及び投影レンズを通って移動する。基板レベルの回折格子パッチの下流側に別のセンサ(たとえばカメラ若しくは他のイメージ・センサ)を配置し、透過した測定ビームの強度を正確に測定することも可能である。US特許出願2003−0001107A1に開示されている、複数の光学特性を同時に測定する方法を使用することができる。
ここでは、基板テーブル上に取り付けられたイメージ・センサ・モジュールを備えたアセンブリ(組立体)を開示する。このイメージ・センサ・モジュールは、特定のピッチ及び線幅を有する回折格子を備えたイメージ・センサ・マーク・パターンを有している。一連のセンサ・マーク・パターンと協同するマスク・マーク・パターンは、マスクに配置されている。マスク・レベルのマスク・マーク・パターンと協同するこのウェハ・レベルのイメージ・センサ・マーク・パターンのアセンブリにより、レンズ収差、レンズの倍率及びひずみ、及びレンズの焦点面を正確に測定することができ、且つ、基板テーブルとマスク・パターン(マスク・テーブル)を整列させることができる。
回折格子パッチは、互いに極端に接近していないこと、つまり回折格子パッチと回折格子パッチの間の相互の距離が短いことが望ましい。異なる回折格子を通過する測定ビームは、異なる方向に回折し、且つ、散乱することになるが、この散乱が、測定ビームによって供給される光が、回折格子の背面のウェハ・レベルに配置された検出器(たとえばカメラ)でオーバラップする原因になっている。
これまでのところ、1つのパッチを除く他のすべてのパッチからの測定ビームによって供給される光のカメラへの透過を防止する方法は知られていない。また、これまでは、これらの回折格子パッチを極端に接近して配置した場合に、マスク・レベルの回折格子パッチを1つだけ照射することは困難であるか、或いは不可能であった。回折格子パッチが極端に接近していると、異なる回折格子パッチからの光がカメラに当たり、異なる回折格子からの光が検出器上で干渉することになる。個々の回折格子パッチを通過する(或いは個々の回折格子パッチからの)ビームを分離することは不可能であり、したがって同一のセンサを使用して投影レンズの複数の異なる光学特性を正確に測定することは不可能ではないにしても困難であった。
図2を参照して、レンズ及び/又は照明システムの光学特性を正確に測定するための装置21について、その概要(本特許出願に使用されているレンズの概念は、上で説明した通りである)を説明する。図2では、モジュール23及びモジュール27は、それぞれレンズ31の上方及び下方に配置されている。たとえばモジュール23及びモジュール27は、それぞれレンズ31の焦点面内若しくは焦点面の近くに配置することができる。回折格子パッチ43及び45は、それぞれモジュール23及び27の上に配置されている。参照数表示43A、43B、43C及び43Dは、それぞれモジュール23の上に配置されている異なる回折格子パッチを表している。また、モジュール23の回折格子パッチ43A、43B、43C及び43Dに対応するモジュール27上の回折格子パッチは、それぞれ45A、45B、45C及び45Dで示されている。
モジュール23及び27の形状は全く任意であり、回折格子パッチ43及び45をモジュール23及び27の上に取り付けるためにのみ機能させることができる。現在入手可能なリソグラフィ投影装置では、回折格子パッチ43及び45は、それぞれレチクル(すなわちマスク)上、ソース・モジュール上(たとえばパターンの外側)若しくはレチクル(すなわちマスク)ステージ内に取り付けられた基準モジュール上、及びセンサ・モジュール上に取り付けられていることがしばしばである。ソース・モジュールは交換可能であり(たとえばレチクルのように)、或いはレチクル・ステージに統合することができる。
モジュール23は、測定及び調整ユニット33に接続することができ、また、モジュール27は、測定及び調整ユニット35に接続することができる。測定及び調整ユニット33及び35は、相互に通信することができ(たとえばリンク37を介して)、いずれか一方若しくは両方をプロセッサ・ユニット38(たとえばマイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ若しくは他のプログラム可能論理素子アレイ、プログラム済み論理素子アレイ或いは専用論理素子アレイ)に接続することができる。
モジュール23は、回折格子パッチ43(43A〜43D)で回折して、回折次数からなる二次ビーム26を提供する光ビーム25で照射することができる。モジュール27の下方には、カメラなどのセンサ29が配置されている。このセンサ29もプロセッサ・ユニット38に接続されている。二次ビーム26の回折次数が、レンズ31によって、受け取った二次ビーム26を再度回折させる異なる回折格子パッチ45A〜45D上に画像化される。この回折により、他の回折次数が検出器29に衝突することになるが、異なる回折格子パッチ45A〜45Dのこれらの他の回折次数が検出器29の表面でオーバラップ(重なり合い)することになる。
しかしながら、回折だけが、カメラが配置されている位置でオーバラップする最も重要な理由ではなく、たとえば、オーバラップは、検出器29(たとえばカメラ)の表面がモジュール27から実質的に距離を隔てて配置されていることにも原因している。参照数表示41は、このオーバラップを示したものである。
光は、モジュール27の法線に対して大きな角度をなしてモジュール27から出現する。回折格子パッチ43A〜43Dは、互いにd1の距離を隔てており、また、回折格子パッチ45A〜45Dは、互いにd2の距離を隔てている。便宜上、図2には縮小率が1、したがってd1とd2が等しいレンズ31が示されているが、レンズ31には寸法に対する影響があるため、一般的にはd1とd2は同じではない。d1とd2は「整合している」ことが望ましく、或いは重要である。リソグラフィ装置の一般的な縮小率(縮小係数)は4若しくは5であるが、他の縮小係数を持たせることも可能である。
モジュール23及び27は、回折格子パッチ43A〜43Dの間及び45A〜45Dの間に、数表示39で示す、光ビーム26を遮断する物質部分を備えている。この物質は、たとえばクロムである。図2には、d1及びd2でこれらの物質部分の寸法が図式的に示されている。これらの物質部分d1及びd2は、それぞれモジュール23及び27の連続する回折格子パッチ43A〜43D及び45A〜45Dの間で整合している。測定及び調整ユニット33、35及び検出器29は、いずれもマイクロプロセッサ・ユニット38と通信することができる。
この装置21は、次のように動作している。リソグラフィック装置の照明システムがモジュール23の回折格子パッチ43A〜43Dを照射し、回折格子パッチ43A〜43Dが、レンズ31を通過する、明確に定義された高次数光ビームを生成する。回折格子パッチ43A〜43Dは、いくつかの明確に定義された次数の光ビーム25のみを二次ビーム26として、回折パターンとしての回折格子パッチ43を通して移動させ、続いてレンズ31を通して移動させる。ビーム26に対するレンズ31の効果に応じて、レンズ31の光学特性に関する情報を得ることができる。
2つのモジュール23及び27の互いに対する相対相互位置は、それぞれ測定及び調整ユニット33及び35を使用して測定することができる。この相対位置は、マイクロプロセッサ・ユニット38によって制御される測定及び調整ユニット33及び35を使用して調整することができる。レンズ31を通って移動した二次ビーム26は、モジュール27の回折格子パッチ45に衝突する。得られた回折パターンがセンサ29によって検出される。プロセッサ・ユニット38は、センサ29が検出した回折パターンを使用して、レンズ31の1つ又は複数の光学特性を正確に測定することができる。
目下のところ、回折格子パッチ45A〜45Dによって生成される回折パターンが互いに極端に近接している場合、それらによってオーバラップ部分41が生成され、そのために、センサ29によって検出される、回折格子パッチ45Aによって生成されるパターンが、回折格子パッチ45Bによって生成されるパターンによって妨害されている。検出器29上でオーバラップしないよう、このような問題を回折格子パッチ45A〜45D(及び43A〜43D)をもっと大きな距離を隔てて配置する(たとえばd1を大きくする)ことによって解決することは、他のタイプの回折格子を追加することができるモジュール27(及び23)上の貴重な空間の損失を招くことになり、したがってハードウェアの交換(たとえば、レンズ31の異なる特性を測定するべく、モジュール23及び27をたとえば異なる回折格子を備えた異なるモジュール23、27に交換する)に頼ることなく複数の光学特性を正確に測定することは困難である。
図3は、この問題の解決法を示したものである。図2に使用されている参照数表示と同じ参照数表示は、同じ部品を表している。モジュール23は、タイプが異なる回折格子パッチ43A〜43Dを備えている。モジュール27は、対応するタイプの回折格子パッチ45A〜45Dを備えている。図3では、レンズ31の異なる特性を正確に測定するべく、タイプの異なる回折格子のセットが使用されている。たとえば、極めて高速の測定ができるよう、回折格子パッチ43A及び45Aの回折格子のピッチを小さくし、また、極めて解像度の高い波面測定或いは拡大測定レンジに使用することができるよう、回折格子パッチ43B及び45Bの回折格子のピッチを大きくし、さらに、ひとみの測定ができるよう、回折格子パッチ43C及び45Cにピンホール回折格子を持たせることができる。モジュール23に配置されている回折格子パッチ43Aと43Bの間はd2で分離され、モジュール27に配置されている対応する回折格子パッチ45Aと45Bの間はd3で分離されている。
以下の説明は、回折格子パッチ43A、45A、43B及び45Bを対象にしたものであるが、他のタイプの回折格子にも十分に等しく適用することができる。タイプが異なる回折格子パッチからの光がセンサ29に到達しないようにするためには、タイプの異なる2つの回折格子が同時に整列しないように個々の回折格子の間を分離することが望ましい。このような分離は、たとえば距離d2と距離d3が異なるように選択することによって達成することができる。本発明の一実施例による構造では、モジュール23上に存在する単位長さL当たりの回折格子の数が、モジュール27上に存在する単位長さL当たりの回折格子の数の倍数にならないようにこれらの距離が選択されている。図3は、回折格子パッチ43Bを通過する光が、光を遮断するべく回折格子パッチ45A〜45Dの間を分離している、たとえばクロムからなる物質部分39の1つによって遮断され、センサ29に到達しない一例を示したものである。
本発明の一実施例による構造では、回折格子パッチ43A〜43Dは、対応する回折格子パッチ45A〜45Dとのみ同時に整列するように配列されている。このような配列は、当分野の技術者には理解されるように、個々の回折格子パッチ間の距離を適宜に選択することによって保証される。一例として、モジュール23上の回折格子パッチのパッチ間距離を一定の等しい距離に維持し、且つ、レンズ31による縮小後の回折格子パッチの数が、モジュール27上の回折格子パッチの数の倍数にならないように、その数を選択することができる。モジュール27上の回折格子パッチが、同じく一定の等しいパッチ間距離で間隔を隔てている場合、モジュール23上の回折格子パッチは、モジュール27に対して、少なくとも一定の範囲内で2つの回折格子パッチが同時に整列しないように分散させることができる。
パッチ間距離が上で説明したように決定されている場合、当然のことではあるが、「余分の回折格子パッチ」、つまりモジュール27(或いはモジュール23)上の回折格子パッチであって、対応する回折格子パッチがモジュール23(或いはモジュール27)上に存在しない回折格子パッチで占有されることになる空白位置を残すことが可能である。この場合、モジュール23上の回折格子パッチの数とモジュール27上の回折格子パッチの数を同じ数にすることができ、且つ、パッチ間距離を、2つの回折格子パッチが同時に整列しない距離にすることができる。もう1つの可能性は、ウェハ・レベルの回折格子パッチ及びウェハに投影される投影レンズによる縮小後のマスク・レベルのパッチ間距離に対する、隣接する回折格子パッチの対の各々の間の平均距離(「パッチ間距離」)を決定することである。この平均値は同じ値でなくても良い。
次に、極めて簡単な略図である図4a及び4bを参照して、本発明についてさらに明確に説明する。この場合も、図2及び図3に使用している参照数表示と同じ参照数表示は、同じ部品を表している。図4aは第1の位置を示したもので、回折格子パッチ43Bと45Bが整列するようにモジュール23及び27が配置されている。二次ビーム26は、遮断されることなく回折格子パッチ45Bを通過している。一方、モジュール23に配置された回折格子パッチ43Aによって生成された二次ビーム26は、モジュール27のクロム層39によって遮断されている。
図4bでは、モジュール23及び27が、測定及び調整ユニット33及び/又は35(のうちの少なくとも一方)によって移動している。今度は回折格子パッチ43Aと45Aが整列し、モジュール23の回折格子パッチ43Bを通過した光が遮断されている。これは、個々の回折格子間の距離d2とd3が異なるように選択することによって可能である。いくつかの構成が可能であることは、当分野の技術者には容易に理解されよう。また、本発明の実施例は、一次元のセットアップ(設定)、つまり図2、3、4a及び4bで示したセットアップに何ら限定されない。
図5は、二次元セットアップを示したものである。モジュール23及び27は、図の上の方向(たとえば図4に示すビーム25の方向に沿った方向)から見ることができる。図5に示すように、回折格子パッチの数は、第1の方向p1に対しては、単位長さL1当たり3/2個の回折格子パッチがモジュール23上に存在し、且つ、単位長さL1当たり1個の回折格子パッチがモジュール27上に存在するように選択されている。第2の方向p2(図5の場合、第1の方向p1に対して直角をなす方向)に対しては、モジュール23上の回折格子パッチの数は、単位長さL2当たり5個であり、モジュール27上の回折格子パッチの数は、単位長さL2当たり4個である。p1とp2の間の角度は、90度以外の角度であっても良い。
図5では、モジュール23及び27は、回折格子パッチ43Aと45Aが整列するように配置されている。他の回折格子パッチは、上側のモジュール23を通過した光がモジュール27のクロム層によって遮断されるように配置されている。図5の陰影が施されたモジュール27及びモジュール23のクロム層39は、この他の回折格子パッチの配置を示したものである。当分野の技術者には他の代替形態、たとえば第1の方向p1と第2の方向p2の互いの角度が90度以外の代替形態が自ずから容易に思い描かれよう。
次に、図6を参照して本発明の他の実施例について説明する。図6は、第1のモジュールを備えた装置70を示したもので、第1のモジュールの上に回折格子パッチ77A及び回折格子パッチ77Bが配置されている。図6には2つの回折格子パッチが示されているが、本発明は、もっと多くの回折格子パッチにも等しく適用することができる。回折格子モジュール61は、「ソース・モジュール」とも呼ばれている。
図6に示すように、モジュール61の下方にレンズ65が配置されている。また、レンズ65の下方には、回折格子パッチを備えた第2のモジュール67(すなわち「センサ・モジュール」)が配置されている。この第2のモジュールは、回折格子パッチ75A、回折格子パッチ75B、回折格子パッチ75A及び回折格子パッチ75Bを備えているが、この場合も、もっと多くの数の回折格子パッチを備えることも当然可能である。回折格子モジュール67の下方には検出器69(たとえばカメラ)が配置されている。検出器69及びモジュール67は、適切な調整装置71を使用して、一体として移動させることができる(つまり相互には移動しない)ことが望ましい。
測定ビーム73は、放射源63によって提供される。分かり易くするために、放射源63からの測定ビームは、図6には単純な略図で示されているが、実際には、放射源は、レンズ65の開口数に対応する角度の円錐光を回折格子パッチ77A及び77Bに確実に導いていることが望ましい。
装置70の使用法は次の通りである。放射源63からモジュール61へ光73が移動し、2つの回折格子パッチ77A及び77Bを照射する。回折格子パッチ77A及び77Bでビーム73が回折する。参照数表示732及び731は、それぞれ回折格子パッチ77A及び77Bを通って移動する回折次数をビームで示したものである。これらのビーム732及び731は、レンズ65を通って移動し、第2のモジュール67に当たる。モジュール61及び67は、レンズ65の対向する焦点面に配置されていることが望ましい。
ビーム732及び731が回折格子パッチ75A及び75Bに衝突し、回折格子パッチ75A及び75Bで再度回折し、それにより検出器69(たとえば、カメラ或いは他の光センサ若しくはイメージ・センサ)上に回折パターンが生成される。ビーム732の回折パターンには734のラベルが振られ、ビーム731の回折パターンには733のラベルが振られている。
回折格子パッチ77Aと75Aは同じ格子定数を有しており、また、回折格子パッチ77Bと75Bも同じ格子定数を有しているが、77A/75Aの格子定数と77B/75Bの格子定数は同じであっても、或いは異なっていても良い。回折格子パッチ75Aと75Aは、そのサイズが異なっていても良く、同様に回折格子パッチ75Bと75Bもそのサイズが異なっていても良い。たとえば回折格子パッチ75A及び75Bは、それぞれ回折格子パッチ75A及び75Bより小さくすることができる。
放射源63の出力はその量が変動し、カメラ上で信号がオーバフロー(若しくはアンダフロー)する原因になっている。回折格子パッチを交換する(たとえば回折格子パッチ75Aの代わりに75Aを使用する)ことにより、オーバフローを回避することができる。また、レンズ65の収差を、極めて小さい格子定数では検出することができないような収差にすることも可能であり、その場合、格子定数がより大きい回折格子パッチを備えたモジュール61及び67を使用することができる。
縞パターン734及び733が検出器69上でオーバラップしないことが望ましく、或いは重要である。実際に使用される回折格子パッチには、たとえば値が1/10と1/50の間の範囲のせん断比率に対応する回折格子定数、及び値が(25μm25μm)と(250μm250μm)の間の範囲のサイズに対応する格子定数を持たせることができる。モジュール67上に存在する回折格子パッチ間の個々の相互距離、及びモジュール67と検出器69の間の距離は、縞パターン734及び733が間隔を隔てる(つまりオーバラップしない)ように選択することが望ましい。
次に、図7及び8を使用して、(たとえば中にレンズが取り付けられたリソグラフィ装置のための)レンズの光学特性を正確に測定するための較正済み器具を獲得し、且つ、できる限り同時にレンズを較正する原理について説明する。このような動作を「オンツール較正」と呼ぶことも可能である。
図7は、ガラス片などのモジュール92を上から見た図を示したものである。モジュール92上の一部91は、測定装置のために確保されている部分である。この部分91は一定の輪郭を備えており、図7には長方形107の輪郭が示されているが、その形状は任意である。輪郭107の内側には複数の回折格子パッチが生成されている。これらの回折格子パッチは、参照数表示93、95、97及び99で参照されている。回折格子パッチ93、95、97及び99を使用してレンズの光学特性を正確に測定することができる。矢印98、103、105及び101は、それぞれ回折格子パッチ93、95、97及び99の配向を記号で示したものである。図7に示されている回折格子パッチは、ウェハ・レベルの回折格子パッチである。対応する回折格子パッチ(図示せず)は、マスク・レベルに存在している。
図8は、図7に示すモジュール92の部分91を三次元で見た図を示したもので、図7に使用されている参照数表示と同じ参照数表示が使用されている。また、図8には、カメラ(同じくモジュールと呼ばれている)などの感光装置の平面109が示されている。「縞平面」とも呼ばれるこの平面109に、回折格子93、95、97及び99によって生成された測定ビーム111の回折パターンが投影されている。
図8に示すアセンブリは、次のように使用することができる。一実施例では、部分91は、1つの回折格子、たとえば図7に示す回折格子93しか備えていない。この回折格子93は、矢印98に従って配向することができる。測定ビーム111は、この回折格子93によって生成され、検出器(たとえばカメラ)の表面109に当たる。これによって得られる縞パターンが占有するのは、大まかにモジュール109すなわちカメラ上の利用可能空間のせいぜい1/4程度に過ぎない。一例として、表面109がたとえば平面109上で利用可能な10241024個のピクセル・アレイに対応している場合、個々の回折格子からの回折パターンが512512個のピクセル領域を占有すると仮定すると、同じ回折格子93すなわち同じ配向で4倍のピクセルに適応することができる。
また、たとえば異なる矢印103、105及び101で示すように、それぞれ異なる配向を有する複数の追加回折格子95、97及び99に適応することも可能である。このような構造の潜在的な利点の1つは、回折格子93をそれぞれ任意の回折格子103、105若しくは101の配向に対応する他の配向へ回転させるために部分91(及びモジュール92)を回転させる必要がないことである。一般的に、レンズ及び検出器はいずれも収差を有しているため、同時に複数の方向で測定することにより、異なるレンズ収差及び検出器収差に対して、より正確な測定値を得ることができる。
測定ビーム111の回折パターン間のあらゆるオーバラップを回避することが望ましい。図6に示す実施例に関連して上で説明したように、たとえばこのようなオーバラップを回避するためには、回折格子パッチ93、95、97及び99の間の距離及び/又は平面109と部分107の間の距離を選択することが望ましい。
本出願に記載されている測定技法には、当分野の技術者に知られているように、1つ又は複数の干渉パターンの検出が包含されている。本明細書において説明したモジュールは、(たとえばレンズ若しくは投影システムを測定し、或いは較正するために)それらと共に使用される器具若しくは装置に関連して交換できるものもあれば、交換できないものもある。
本発明のいくつかの実施例は、レンズの第1の光学特性を正確に測定するべく設計された少なくとも第1の回折格子パッチを備えた、レンズの第1の側に配置するべく設計された第1の回折格子パッチ・セットと、第1の回折格子パッチに対応する少なくとも第2の回折格子パッチを備えた、レンズの第2の側に配置するべく設計された第2の回折格子パッチ・セットに関している。
第1の回折格子パッチ・セットは、さらに、レンズの第2の光学特性を正確に測定するべく設計されたもう1つの第1の回折格子パッチを備えており、第1の回折格子パッチ・セットの第1の回折格子パッチ及びもう1つの第1の回折格子パッチは、互いに第1の相互距離を隔てて配置されている。また、第2の回折格子パッチ・セットは、さらに、もう1つの第1の回折格子パッチに対応するもう1つの第2の回折格子パッチを備えており、第2の回折格子パッチ・セットの第2の回折格子パッチ及びもう1つの第2の回折格子パッチは、互いに第2の相互距離を隔てて配置されている。第1の回折格子パッチ・セットは、第2の回折格子パッチ・セットに対して移動可能であり、第2の相互距離に対する第1の相互距離は、第1と第2の回折格子パッチ、或いはもう1つの第1の回折格子パッチともう1つの第2の回折格子パッチのいずれか一方のみが同時に完全に整列することができるようになっている。
この方法によれば、マスク・レベルの回折格子パッチと、対応するウェハ・レベルの回折格子パッチが同時に整列することができるのは、1つの回折格子パッチのみである。これは、マスク・レベルの他の回折格子パッチを通過した測定ビームが遮断され、したがって測定が妨害されないことを意味している。マスク・レベルの他の1つ又は複数の回折格子パッチ(つまり、対応する回折格子パッチと整列していない回折格子パッチ)を通過した測定ビームからの光は、ウェハ・レベルの回折格子パッチ・セットを通過することができない。
本発明の他の実施例による構造では、第1及び第2の光学特性が互いに異なっており、レンズ及び照明システムの異なる光学特性の迅速且つ正確な測定を可能にし、且つ/又はハードウェアの交換に消費される時間を不要にしている。
本発明のさらに他の実施例による構造では、第1の回折格子パッチ・セットは、複数の第1の回折格子パッチを備えており、それらが第1の平均回折格子パッチ間距離を画定している。第1の回折格子パッチは、第1のサイズを有している。また、第2の回折格子パッチ・セットも複数の第2の回折格子パッチを備えており、それらが第2の平均回折格子パッチ間距離を画定している。第2の回折格子パッチは、第2のサイズを有している。レンズは、ある縮小係数を有しており、この縮小係数で除した第1のサイズと第2のサイズは同じであり、縮小係数で除した第1の平均と第2の平均は異なっている。
これらの条件を満たすことにより、回折格子の分布を一定の範囲内で自動的に「修正」することができる。つまり、2つのタイプの回折格子パッチが同時に整列しないよう、自動的に修正することができる。
本発明のさらに他の実施例による装置は、ビームが第2のセットを通過した後のレンズの光学特性を測定することができるように構成されたセンサを備えている。(電子)センサを使用して測定を処理する利点については、言うまでもないことであろう。
この分野におけるもう1つの問題は、現在、広範囲に渡る状態の測定に使用することができる回折格子を利用することができないことである。光学(レンズ)系に対する測定の実施中に発生し得る状態には、光学系における大きな収差及び/又は測定ビームの突然の強度変化などがある。
現時点におけるもう1つの問題は、リソグラフィ投影装置に取り付けた後のレンズの光学特性を正確に測定するための較正済みレンズ及び較正済みセンサの両方を得ることである。
本発明のさらに他の実施例による装置は、第1のピッチ及び第1のサイズを有する少なくとも第1の回折格子パッチを備えた、レンズの第1の側に配置するべく設計された第1の回折格子パッチ・セットと、第1の回折格子パッチに対応する少なくとも第2の回折格子パッチを備えた、レンズの第2の側に配置するべく設計された第2の回折格子パッチ・セットとを備えており、第2の回折格子パッチ・セットの後ろ側に一定の距離を隔てて検出器が配置されている。この装置を使用している間、この検出器の上に、第2のセットの回折格子パッチを通って投射する測定ビームによって少なくとも1つの測定スポットが生成される。この装置は、第2の回折格子パッチ・セットが、さらに、第2のピッチ及び第2のサイズを有する少なくとももう1つの第2の回折格子パッチを備え、第2のピッチ及び第2のサイズのうちの少なくとも一方が、第1のピッチ及び第1のサイズのうちの少なくとも一方と異なることを特徴としている。
本発明のさらに他の実施例による装置は、第1の配向を有する少なくとも第1の回折格子パッチを備えた、レンズの第1の側に配置するべく設計された第1の回折格子パッチ・セットと、第1の回折格子に対応する少なくとも第2の回折格子パッチを備えた、レンズの第2の側に配置するべく設計された第2の回折格子パッチ・セットとを備えており、第2の回折格子パッチ・セットの後ろ側に第1の距離を隔てて検出器が配置されている。この装置を使用している間、この検出器の上に、第2のセットの回折格子パッチを通って投射する測定ビームによって少なくとも1つの測定スポットが生成される。この装置は、第1のセットが、さらに、第1の配向とは異なる第2の配向を有する少なくとももう1つの第1の回折格子パッチを備え、第1の回折格子パッチがもう1つの第1の回折格子パッチから第1の距離を隔てて配置され、第2のセットが、さらに、第2の配向と同じ配向を有する少なくとももう1つの第2の回折格子パッチを備え、第2の回折格子パッチがもう1つの第2の回折格子パッチから第2の距離を隔てて配置され、第1の距離及び第2の距離のうちの少なくとも一方が、この装置を使用している間、個別の測定スポットのみが前記検出器上に生成される距離であることを特徴としている。
本発明の一実施例によるリソグラフィ装置は、投影放射ビームを提供するための照明システムと、投影ビームの断面にパターンを付与するべく機能するパターン化手段を支持するための支持構造と、基板を保持するための基板テーブルと、パターン化されたビームを基板の目標部分に投射するための投影システムと、本明細書において説明した装置とを備えている。
また、本発明の実施例には、本明細書において説明した装置を使用してレンズを試験する方法、このような試験済みレンズを有するリソグラフィ装置、このようなリソグラフィ装置を使用して製造されたすべてのデバイスを含んでいる。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、説明した以外の方法で特許請求する本発明を実践することができることは理解されよう。たとえば、適切である場合、上で説明した異なる実施例のすべての特徴を組み合わせることができ、たとえば図3〜5に示す原理は、図6〜8に示す構造に適用することができる。また、上記方法の他の実施例には、装置を制御し、それにより本明細書において説明した方法を実行するべく構成された1つ又は複数のコンピュータ、プロセッサ及び/又は処理装置(たとえば論理素子アレイ)が包含されており、或いはこのような方法を記述した命令(たとえば論理素子アレイによる実行が可能な命令)を記憶するべく構成されたデータ記憶媒体(たとえば磁気ディスク或いは光ディスク、若しくはROM、RAM或いはフラッシュRAMなどの半導体メモリ)が包含されている。これらの実施例についての説明が、特許請求する本発明の制限を意図したものではないことに明確に留意されたい。
本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 現況技術による、レンズの光学特性を正確に測定するための装置を示す略図である。 本発明による提案装置を示す図である。 本発明の基礎をなす原理をより詳細に(極めて図式的に)示す図である。 本発明の基礎をなす原理をより詳細に(極めて図式的に)示す他の図である。 回折格子の可能分布を示す略図である。 本発明の他の実施例を示す図である。 リソグラフィの目的には使用されないウェハ(若しくはマスク)の一部に存在する空間のより経済的な使用法を示す図である。 複数の回折格子パッチから投射する光が検出器上に個別の測定スポットを形成する様子を示す図である。
符号の説明
21、70 レンズ及び/又は照明システムの光学特性を正確に測定するための装置
23、27、61、67、92 モジュール(回折格子モジュール)
25 光ビーム
26 二次ビーム
29、69 センサ(検出器)
31、65 レンズ
33、35 測定及び調整ユニット
37 リンク
38 プロセッサ・ユニット
39 光ビーム(二次ビーム)を遮断する物質部分(クロム層)
41 オーバラップ部分
43、43A、43B、43C、43D、45、45A、45B、45C、45D、75A、75A、75B、75B、77A、77B、93、95、97、99 回折格子パッチ
63、SO 放射源
71 調整装置
73、111 測定ビーム
91 モジュール上の一部
98、103、105、101 回折格子パッチの配向
107 モジュール上の一部の輪郭
109 感光装置の平面(検出器の表面)
731、732 回折格子パッチを通って移動する回折次数(ビーム)
733 ビーム731の回折パターン(縞パターン)
734 ビーム732の回折パターン(縞パターン)
AM 調整構造
BD ビーム引渡しシステム
C 目標部分
CO 集光光学系(コンデンサ)
IF 測定構造
IL 照明システム(イルミネータ)
IN インテグレータ
M1、M2 マスク位置合せマーク
MA マスク
MT 第1の対物テーブル(マスク・テーブル)
P1、P2 基板位置合せマーク
PB ビーム
PL 投影システム(レンズ)
RS 放射システム
W 基板
WT 基板テーブル

Claims (28)

  1. レンズの第1の側に配置された、第1の回折格子パッチ及び第2の回折格子パッチを備えた第1のセットの回折格子パッチと、
    前記レンズの前記第1の側に対して光学的に実質的に反対側の第2の側に配置された、第3の回折格子パッチ及び第4の回折格子パッチを備えた第2のセットの回折格子パッチとを備えた構造であって、
    前記第1及び第2の回折格子パッチが第1の距離を隔てて配置され、また、前記第3及び第4の回折格子パッチが第2の距離を隔てて配置され、
    前記第1及び第2のセットのうちの少なくとも一方のセットをもう一方のセットに対して移動させることができ、
    前記構造の第1の構成では、前記第1と第3の回折格子パッチが、前記第1の回折格子パッチから放射された光が前記第3の回折格子パッチを通過するように光学的に整列し、
    前記構造の第2の構成では、前記第2と第4の回折格子パッチが、前記第2の回折格子パッチから放射された光が前記第4の回折格子パッチを通過するように光学的に整列し、
    前記第1の距離と前記第2の距離が、前記第1の構成と第2の構成が同時に発生することを防ぐように選択される構造。
  2. 前記構造の第1の構成のセットに、前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列するすべての構成が包含され、
    前記構造の第2の構成のセットに、前記第2と第4の回折格子パッチが光学的に整列するすべての構成が包含され、
    前記第1の構成のセットと第2の構成のセットが同時に存在しない、請求項1に記載の構造。
  3. 前記構造の前記第1の構成及び第2の構成において、前記第1のセットが少なくとも実質的に前記レンズの前記第1の側の焦点面内に位置し、前記第2のセットが少なくとも実質的に前記レンズの前記第2の側の焦点面内に位置する、請求項1に記載の構造。
  4. 前記第1の回折格子パッチが、衝突する放射ビームに応答して、所定の回折パターンからなる光を放出するべく構成され、
    前記第2の回折格子パッチが、前記衝突する放射ビームに応答して、他の回折パターンからなる光を放出するべく構成された、請求項1に記載の構造。
  5. 前記構造が、(1)前記第1の回折格子パッチによって放出され、前記第3の回折格子パッチを通過する光、及び(2)前記第2の回折格子パッチによって放出され、前記第4の回折格子パッチを通過する光のうちの少なくともいずれかに基づいて前記レンズの光学特性を測定するべく構成されたセンサをさらに備えた、請求項4に記載の構造。
  6. 前記第1のセットの回折格子パッチが、前記第1第2の回折格子パッチとの対の各々の間の第1の平均パッチ間距離を特徴とする第1の複数の回折格子パッチを備え、
    前記第2のセットの回折格子パッチが、前記第3第4の回折格子パッチとの対の各々の間の第2の平均パッチ間距離を特徴とする第2の複数の回折格子パッチを備え、
    前記第1と第2の平均パッチ間距離の比率が前記レンズの縮小係数とは実質的に異なる、請求項1に記載の構造。
  7. 複数の前記第1の回折格子パッチの各々が第1のサイズを有し、
    複数の前記第2の回折格子パッチの各々が第2のサイズを有し、
    前記第1のサイズと前記第2のサイズの比率が前記レンズの縮小係数と実質的に同じである、請求項6に記載の構造。
  8. 前記第1の回折格子パッチのサイズと前記第3の回折格子パッチのサイズの比率が前記レンズの縮小係数と実質的に同じであり、
    (1)前記第1の回折格子パッチから前記第2の回折格子パッチまでの距離と、(2)前記第3の回折格子パッチから前記第4の回折格子パッチまでの距離の比率が前記レンズの縮小係数とは実質的に異なる、請求項1に記載の構造。
  9. 前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列すると、前記第1の回折格子パッチの影響を受けた光が前記第3の回折格子に衝突する、請求項1に記載の構造。
  10. 前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列すると、前記第1の回折格子パッチの影響を受けた光が前記レンズによって導かれ、前記第3の回折格子に衝突する、請求項1に記載の構造。
  11. 前記第1と第2の回折格子パッチが、最も狭い前記第1及び第2の回折格子パッチの幅以上の距離で分離された、請求項1に記載の構造。
  12. レンズの第1の側に配置された、少なくとも第1の回折格子パッチを備えた第1のセットの回折格子パッチと、
    前記レンズの前記第1の側に対して光学的に実質的に反対側の第2の側に配置された第2のセットの回折格子パッチであって、前記第1の回折格子パッチに対応する第2の回折格子パッチと、第3の回折格子パッチとを備えた第2のセットの回折格子パッチと、
    前記第2のセットの回折格子パッチの前記レンズとは反対側に配置された、前記第2のセットを通過する測定ビームを検出するべく構成された検出器とを備えた構造であって、
    前記第1の回折格子パッチが第1のサイズ及び第1のピッチを有し、
    前記第3の回折格子パッチが第2のサイズ及び第2のピッチを有し、前記第2のサイズ及び前記第2のピッチのうちの少なくともいずれか一方が、それぞれ前記第1のサイズ及び前記第1のピッチとは異なっており、
    前記検出器が、第2の回折格子パッチを通過する第1の測定ビームを検出し、前記第3の回折格子パッチを通過する第2の測定ビームを検出し、
    前記第2と第3の回折格子パッチが、前記第1の測定ビームによって前記検出器に生成される測定スポットと、前記第2の測定ビームによって前記検出器に生成される測定スポットとがオーバラップしないように配置されている構造。
  13. 前記第1及び前記第2の回折格子パッチのうちの少なくとも一方が、値が1/10と1/50の間の範囲のせん断比率に対応する回折格子ピッチ、及び値が(25ミクロン*25ミクロン)と(250ミクロン*250ミクロン)の間の範囲のサイズに対応する回折格子ピッチのうちの少なくともいずれかを有する、請求項12に記載の構造。
  14. レンズの第1の側に配置された、第1の配向を有する第1の回折格子パッチ及び第2の配向を有する第2の回折格子パッチを備えた第1のセットの回折格子パッチと、
    前記レンズの前記第1の側に対して光学的に実質的に反対側の第2の側に配置された、前記第1の回折格子パッチに対応する第3の回折格子パッチ及び前記第2の配向を有する第4の回折格子パッチを備えた第2のセットの回折格子パッチと、
    前記第2のセットの回折格子パッチの前記レンズとは反対側に配置された、前記第3の回折格子パッチを通過する第1の測定ビーム及び前記第4の回折格子パッチを通過する第2の測定ビームを検出するべく構成された検出器とを備えた構造であって、
    前記第1及び第2の回折格子パッチが第1の距離を隔てて配置され、また、前記第3及び第4の回折格子パッチが第2の距離を隔てて配置され、
    前記第1及び第2のセットの回折格子パッチのうちの少なくとも一方がもう一方に対して移動させることができ、
    前記構造の第1の構成では、前記第1と第3の回折格子パッチが、前記第1の回折格子パッチから放射された光が前記第3の回折格子パッチを通過するように光学的に整列し、
    前記構造の第2の構成では、前記第2と第4の回折格子パッチが、前記第2の回折格子パッチから放射された光が前記第4の回折格子パッチを通過するように光学的に整列し、
    前記第1の距離と前記第2の距離が、前記第1の構成と第2の構成が同時に発生することを防ぐように選択される構造。
  15. 放射ビームを提供するべく構成された放射システムと、
    第1の回折格子パッチ及び第2の回折格子パッチを備えた、前記放射ビームに影響を及ぼすべく構成された第1のセットの回折格子パッチと、
    第3の回折格子パッチ及び第4の回折格子パッチを備えた第2のセットの回折格子パッチと、
    影響を受けたビームを前記第2のセットの少なくとも一部に投射するべく構成された投影システムとを備えたリソグラフィ装置であって、
    前記第1及び第2の回折格子パッチが第1の距離を隔てて配置され、また、前記第3及び第4の回折格子パッチが第2の距離を隔てて配置され、
    前記装置が、前記第1及び第2のセットのうちの少なくとも一方を他方に対して移動させるべく構成され、
    前記装置の第1の構成では、前記第1と第3の回折格子パッチが、前記第1の回折格子パッチから放射された光が前記第3の回折格子パッチを通過するように光学的に前記放射ビームに対して整列し、
    前記装置の第2の構成では、前記第2と第4の回折格子パッチが、前記第2の回折格子パッチから放射された光が前記第4の回折格子パッチを通過するように光学的に前記放射ビームに対して整列し、
    前記第1の距離と前記第2の距離が、前記第1の構成と第2の構成が同時に発生することを防ぐように選択されるリソグラフィ装置。
  16. 前記装置の第1の構成のセットに、前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列するすべての構成が包含され、
    前記装置の第2の構成のセットに、前記第2と第4の回折格子パッチが光学的に整列するすべての構成が包含され、
    前記第1の構成のセットと第2の構成のセットが同時に存在しない、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  17. 前記装置の前記第1の構成及び第2の構成において、前記第1のセットが少なくとも実質的に前記投影システムの第1の側の焦点面内に位置し、前記第2のセットが少なくとも実質的に前記投影システムの第2の側の焦点面内に位置する、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  18. 前記第1の回折格子パッチが、前記投影システムによって所定の回折パターンからなる光を放出するべく構成され、
    前記第2の回折格子パッチが、前記投影システムによって他の回折パターンからなる光を放出するべく構成された、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  19. 前記装置が、(1)前記第1の回折格子パッチによって放出され、前記第3の回折格子パッチを通過する光、及び(2)前記第2の回折格子パッチによって放出され、前記第4の回折格子パッチを通過する光のうちの少なくともいずれかに基づいて前記投影システムの光学特性を測定するべく構成されたセンサをさらに備えた、請求項18に記載のリソグラフィ装置。
  20. 前記第1のセットの回折格子パッチが、前記第1第2の回折格子パッチとの対の各々の間の第1の平均パッチ間距離を特徴とする第1の複数の回折格子パッチを備え、
    前記第2のセットの回折格子パッチが、前記第3第4の回折格子パッチとの対の各々の間の第2の平均パッチ間距離を特徴とする第2の複数の回折格子パッチを備え、
    前記第1と第2の平均パッチ間距離の比率が前記投影システムの縮小係数とは実質的に異なる、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  21. 前記第1のセットの前記回折格子パッチの各々が第1のサイズを有し、
    前記第2のセットの前記回折格子パッチの各々が第2のサイズを有し、
    前記第1のサイズと前記第2のサイズの比率が前記投影システムの縮小係数と実質的に同じである、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  22. 前記第1の回折格子パッチのサイズと前記第3の回折格子パッチのサイズの比率が前記投影システムの縮小係数と実質的に同じであり、
    (1)前記第1の回折格子パッチから前記第2の回折格子パッチまでの距離と、(2)前記第3の回折格子パッチから前記第4の回折格子パッチまでの距離の比率が前記投影システムの縮小係数とは実質的に異なる、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  23. 前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列すると、前記第1の回折格子パッチの影響を受けた光が前記第3の回折格子に衝突する、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  24. 前記第1と第3の回折格子パッチが光学的に整列すると、前記第1の回折格子パッチの影響を受けた光が前記投影システムによって導かれ、前記第3の回折格子に衝突する、請求項15に記載のリソグラフィ装置。
  25. 試験方法であって、
    レンズの第1の側に、第1の距離を隔てて配置される第1の回折格子パッチ及び第2の回折格子パッチを備えた第1のセットの回折格子パッチを配置する段階と、
    前記レンズの前記第1の側に対して光学的に実質的に反対側の第2の側に、第2の距離を隔てて配置される第3の回折格子パッチ及び第4の回折格子パッチを備えた第2のセットの回折格子パッチを配置する段階と、
    前記第1と第3の回折格子パッチが、前記第1の回折格子パッチから放射された光が前記第3の回折格子パッチを通過するように光学的に整列された第1の構成にするべく、前記第1及び第2のセットのうちの少なくとも一方のセットをもう一方のセットに対して移動させる段階と、
    前記第1のセットと第2のセットが前記第1の構成にある間、前記レンズの第1の光学特性に関連する情報を得る段階と、
    前記第2と第4の回折格子パッチが、前記第2の回折格子パッチから放射された光が前記第4の回折格子パッチを通過するように光学的に整列された第2の構成にするべく、前記第1及び第2のセットのうちの少なくとも一方のセットをもう一方のセットに対して移動させる段階と、
    前記第1のセットと第2のセットが前記第2の構成にある間、前記レンズの前記第1の光学特性とは異なる第2の光学特性に関連する情報を得る段階とを含み、
    前記第1の距離と前記第2の距離が、前記第1の構成と第2の構成が同時に発生することを防ぐように選択される方法。
  26. 前記レンズの第1の光学特性に関連する前記情報が、前記第3の回折格子パッチを通過するある回折次数の光に基づき、
    前記レンズの第2の光学特性に関連する前記情報が、前記第4の回折格子パッチを通過する他の回折次数の光に基づく、請求項25に記載の試験方法。
  27. 前記方法が、パターン化された放射ビームを、基板の、少なくとも一部が放射線感応材料の層で被覆された目標部分に投射するべく、前記レンズを使用する段階をさらに含む、請求項25に記載の試験方法。
  28. 前記レンズがリソグラフィ装置の投影システムのエレメントである、請求項25に記載の試験方法。
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