JPWO2019123958A1 - 対物光学系及び顕微鏡システム - Google Patents
対物光学系及び顕微鏡システム Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2019123958A1 JPWO2019123958A1 JP2019560896A JP2019560896A JPWO2019123958A1 JP WO2019123958 A1 JPWO2019123958 A1 JP WO2019123958A1 JP 2019560896 A JP2019560896 A JP 2019560896A JP 2019560896 A JP2019560896 A JP 2019560896A JP WO2019123958 A1 JPWO2019123958 A1 JP WO2019123958A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- light
- objective optical
- sample
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/02—Objectives
- G02B21/04—Objectives involving mirrors
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B17/00—Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
- G02B17/08—Catadioptric systems
- G02B17/0804—Catadioptric systems using two curved mirrors
- G02B17/0808—Catadioptric systems using two curved mirrors on-axis systems with at least one of the mirrors having a central aperture
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/06—Means for illuminating specimens
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/36—Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
- G02B21/365—Control or image processing arrangements for digital or video microscopes
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B9/00—Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
- G01B9/02—Interferometers
- G01B9/02055—Reduction or prevention of errors; Testing; Calibration
- G01B9/02062—Active error reduction, i.e. varying with time
- G01B9/02063—Active error reduction, i.e. varying with time by particular alignment of focus position, e.g. dynamic focussing in optical coherence tomography
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
Description
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記接液面が、概ね球面に形成されており、前記球面の曲率中心が、前記凸面反射部及び前記凹面反射部によって形成される反射光学系の焦点位置(P)と概ね等しい。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記接液面上の任意の点の曲率半径rが、該点から前記焦点位置までの距離をSとすると、0.7S≦r≦1.3Sなる関係式を満たす。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記接液面が、球面又は非球面である。
ここで、本発明の第1の態様による対物光学系は、前記透過部(TS)が、前記凹面反射部で反射された光が入射する入射面(103a、120a)と、該入射面に入射した光が射出される射出面(103b、120b)とを有するカバー部材(103、120)に設けられており、前記カバー部材の前記射出面が前記接液面とされている。
また、本発明の第1の態様による対物光学系は、前記カバー部材の前記入射面が、前記凹面反射部で反射された光の光路と概ね直交するように形成されている。
また、本発明の第1の態様による対物光学系は、前記カバー部材の前記入射面の中央部には、前記凸面反射部が形成され、又は前記凸面反射部を有する凸面ミラー(101)が取り付けられている。
また、本発明の第1の態様による対物光学系は、前記凹面反射部を有する凹面ミラー(102)を内部に支持する鏡筒(100)と、前記カバー部材によって内部空間が仕切られるように前記カバー部材を支持し、第1端部(104a)が前記鏡筒の物体側の端部に取り付けられ、前記カバー部材によって仕切られた第2端部側の内部空間(Q1)に液体を保持可能な筒状の液体保持部材(104)と、を備える。
また、本発明の第1の態様による対物光学系は、前記カバー部材によって仕切られた第2端部側の内部空間に液体を供給する液体供給部(105)を備える。
ここで、本発明の第2の態様による対物光学系は、中央部に前記凸面反射部が形成され、周辺部に前記透過部(TS)が設けられた第1面(200a)と、中央部に前記試料に向かって進む光が入射され、周辺部に前記凹面反射部が形成された第2面(200b)と、を有する光学部材(200)を備える。
また、本発明の第2の態様による対物光学系は、前記第1面を物体側に向けて前記光学部材を内部に支持する鏡筒(100)を備える。
また、本発明の第2の態様による対物光学系は、第1端部(202a)が前記鏡筒の物体側の端部に取り付けられ、内部空間に液体を保持可能な筒状の液体保持部材(202)を備える。
また、本発明の第2の態様による対物光学系は、前記内部空間に液体を導く液体導入部(203)を備える。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記凸面反射部の中心部(CA)が、前記凸面反射部の他の部分よりも反射率が低くされている。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記光の一部を反射して、光干渉を生じさせるための参照光として、前記試料とは反対側に戻す参照光反射部(211、224)を備える参照光生成部を更に備える。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記参照光反射部(211、224)までの光路長と、前記焦点位置(P)までの光路長とは、異なる。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記参照光反射部(211、224)は、前記透過部(TS)の前記入射面(103a)に備えられ、前記入射面(103a)に入射する光の一部を反射する。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記凸面反射部の物体側に設けられ、前記試料に光を照射して得られる音響波を検出する検出器(111、201)を備える。
また、本発明の一態様による対物光学系は、前記接液面の近傍に設けられ、前記試料に光を照射して得られる音響波を検出する光ファイバ型検出器を備える。
本発明の一態様による顕微鏡システムは、上記の何れかに記載の対物光学系と、該対物光学系と組み合わされる結像レンズ(41、71)と、を有する顕微鏡(40、70)と、前記対物光学系と前記結像レンズとの組み合わせによって発生する収差を補正する補正レンズ系(32)と、を備える。
〈イメージング装置〉
図1は、本発明の第1実施形態による対物光学系を備えるイメージング装置の要部構成を示す図である。図1に示す通り、イメージング装置1は、共焦点ユニット10、分岐ユニット20、光走査ユニット30、倒立型顕微鏡40、OCTユニット50、及びコントローラ60を備えており、培養液CF内に浸された状態で試料容器CH1に格納された試料SP(図2参照)にレーザ光を照射して得られる蛍光、或いは試料SPに近赤外光を試料に照射して得られる後方散乱光と参照光とを干渉させた干渉光に基づいて試料SPの画像を生成する。尚、以下では、試料SPから得られる蛍光に基づいた画像を「蛍光画像」といい、上記の干渉光に基づいた画像を「OCT画像」という。
図2は、本発明の第1実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。図2に示す通り、本実施形態の対物光学系43は、鏡筒100、凸面ミラー101、凹面ミラー102、カバー部材103、水受け部材104(液体保持部材)、及び供給チューブ105(液体供給部)を備える。
鏡筒100の底面中心部には、試料SPに向かって進むレーザ光又は近赤外光(ミラー42によって+Z方向に反射されたレーザ光又は近赤外光)が通過する孔部H1が形成されている。また、鏡筒100の底面には、孔部H1と同じ内径を有し、外側面にネジ部SRが形成された−Z方向に突出する突出部100aが設けられている。突出部100aのネジ部SRが不図示の支持部材に螺合されることで、対物光学系43は、倒立型顕微鏡40に固定される。尚、鏡筒100の形状は、有底円環状に制限されることはなく、他の形状(例えば、有底四角環状等)であっても良い。
(1)蛍光画像生成時の動作
イメージング装置1の動作が開始されると、まずコントローラ60によって共焦点ユニット10のレーザ光源11が制御され、レーザ光源11からは+Z方向に向けてレーザ光が射出される。レーザ光源11から射出されたレーザ光は、ダイクロイックミラー12で+X方向に反射された後に、分岐ユニット20のダイクロイックミラー21を透過し、光走査ユニット30に設けられた光走査装置31及び瞳投影レンズ32を順に介して倒立型顕微鏡40に入射する。倒立型顕微鏡40に入射したレーザ光は、結像レンズ41を介した後にミラー42によって+Z方向に反射されて対物光学系43に入射する。
このため、凹面ミラー102で反射されたレーザ光は、カバー部材103によって屈折されることなく直進する。
そして、蛍光に含まれる波長成分のうち、特定の波長成分のみが蛍光フィルタ13を透過する。蛍光フィルタ13を透過した波長成分は、レンズ14を介してピンホール15に入射し、焦点面からの光のみがピンホール15を透過して光検出器16に入射して検出される。
イメージング装置1の動作が開始されると、まずコントローラ60によってOCTユニット50のブロードバンド光源51が制御され、ブロードバンド光源51からは−Z方向に向けて近赤外光が射出される。ブロードバンド光源51から射出された近赤外光は、ビームスプリッタ52に入射し、分岐ユニット20に設けられたダイクロイックミラー21に向かう近赤外光(−Z方向に進む近赤外光)と、レンズ53に向かう近赤外光(+X方向に進む近赤外光)とに分岐される。
このような動作が行われることで、2次元又は3次元のOCT画像が生成される。尚、生成されたOCT画像は、表示モニタ61に表示しても良く、内部のメモリ(図示省略)に記憶しても良い。
図4は、本発明の第1実施形態の第1変形例による対物光学系210を備えるイメージング装置1Aの要部構成を示す図である。第1実施形態では、上述した実施形態におけるOCTユニット50は、タイムドメイン型のものであったが、第1実施形態の第1変形例のイメージング装置1Aは、OCTユニット50の代わりに、波長ドメインのSD−OCT(Spectral-domain Optical Coherence Tomography)であるOCTユニット90を備える。また、第1実施形態の第1変形例のイメージング装置1Aは、対物光学系43の代わりに、対物光学系210を備える。
図6は、本発明の第1実施形態の第2変形例による対物光学系220の要部構成を示す断面図である。第1実施形態の第2変形例の対物光学系220は、第1実施形態の対物光学系43と基本的な構成は同じであるが、第1実施形態の第2変形例の対物光学系220は、凸面ミラー101の中心近傍に45度の反射面を有するプリズム221が固定されている点、水受け部材104に参照光鏡筒222が固定されている点が、第1実施形態の対物光学系43と異なる。参照光鏡筒222の先端部近傍には、参照光集光レンズ223が固定されており、参照光ミラー224上で焦点を結ぶようになっている。参照光ミラー224は、参照光反射部の一例である。対物光学系220に入射された光の焦点位置Pまでの光路長と、プリズム221で反射され参照光集光レンズ223で集光され参照光ミラー224に結ばれる焦点までの光路長とに、若干の違いを持たせている。この光路長の差は、100μm以下が好ましい。また、光走査装置31が試料SPに照射される光を光軸AXに直交する面内で走査して、対物光学系220に入射される光に傾きが生じても、参照光集光レンズ223で結ばれる焦点が参照光ミラー224上を移動して、一定の光路差を保つように構成されている。
図7は、本発明の第1実施形態の第3変形例による対物光学系230の要部構成を示す断面図である。第1実施形態の第3変形例の対物光学系230は、第1実施形態の対物光学系43と基本的な構成は同じであるが、第1実施形態の第3変形例の対物光学系230は、カバー部材103の射出面103bの近傍に、光ファイバ型センサ231a〜cが備えられている点が、第1実施形態の対物光学系43と異なる。図7では、例えば、光ファイバ型センサ231bが、射出面103bの中心付近に備えられ、光ファイバ型センサ231aおよび231cが、射出面103bの外周付近に備えられている。しかしながら、1つ以上の光ファイバ型センサが任意の位置に備えられていてよい。光ファイバ型センサ231a〜cは、それぞれ、光ファイバに接続され、光ファイバにはレーザ光が通される。光ファイバ型センサ231a〜cのそれぞれの先端には、所定のキャビティ長で互いに対面する2つの平行な反射面が構成される。反射面は、例えば、薄膜コーティングにより形成される。2つ対面する反射面の間で、レーザ光が多重反射することによって、光ファイバ型センサ231a〜cはファブリペロー型干渉計を構成する。光ファイバ型センサ231a〜cに超音波などの音響波が伝わると、2つの反射面の距離(キャビティ長)が変わることによって、干渉状態が変化する。この干渉状態の変化を、戻り光の強度として検出することができる。更に、複数の光ファイバ型センサ231a〜cの情報を総合的に解析することにより、分解能を高めることも可能である。これらの光ファイバ型センサ231a〜cのそれぞれの光ファイバは、水受け104に設けられた穴部232を通して対物光学系230の外に導かれ、不図示の配線を通してコントローラ60に接続されている。試料SPに光を照射して得られる音響波の検出信号(光ファイバ型センサ231a〜cから出力される検出信号)に基づいて試料SPの画像を生成する方法については、後述の第3実施形態で説明する。
〈イメージング装置〉
図8は、本発明の第2実施形態による対物光学系を備えるイメージング装置の構成の一部を示す図である。尚、図8では、イメージング装置が備える正立型顕微鏡70のみを図示している。つまり、本実施形態のイメージング装置は、図1に示すイメージング装置1が備える倒立型顕微鏡40を、図2に示す正立型顕微鏡70に代えた構成である。
図9は、本発明の第2実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。尚、図9においては、図2に示す部材に相当する部材には同一の符号を付してある。図9に示す通り、本実施形態の対物光学系73は、鏡筒100及び光学部材200を備えており、鏡筒100のZ方向の向きが逆向きにされて、試料SPが浸されている培養液CFに鏡筒100及び光学部材200の一部が浸された状態で用いられる。
尚、反射面RS1,RS2によって、シュバルツシルド型の反射対物鏡が形成される。
本実施形態のイメージング装置の動作(蛍光画像生成時の動作及びOCT画像生成時の動作)は、正立型顕微鏡70内の動作を除いて第1実施形態と同じである。このため、以下では正立型顕微鏡70内の動作について説明する。また、以下では、冗長な記載を避けるため、蛍光画像生成時の正立型顕微鏡70内の動作と、OCT画像生成時の正立型顕微鏡70内の動作とをまとめて説明する。
〈イメージング装置及び対物光学系〉
図10は、本発明の第3実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。尚、図10においては、図2に示す部材に相当する部材には同一の符号を付してある。図10に示す通り、本実施形態の対物光学系43Aは、図2に示す対物光学系43に超音波検出器111を追加した構成である。
本実施形態のイメージング装置の蛍光画像生成時の動作及びOCT画像生成時の動作は、第1実施形態と同様である。このため、以下では蛍光画像生成時の動作及びOCT画像生成時の動作の説明を省略し、光音響画像生成時の動作について説明する。イメージング装置1の動作が開始されると、まずコントローラ60によって共焦点ユニット10のレーザ光源11が制御され、レーザ光源11からはパルス光が射出される。レーザ光源11から射出されたパルス光は、第1実施形態における蛍光画像生成時におけるレーザ光と同様の光路を経て試料SPに照射される。
〈イメージング装置及び対物光学系〉
図12は、本発明の第4実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。尚、図12においては、図9に示す部材に相当する部材には同一の符号を付してある。図12に示す通り、本実施形態の対物光学系73Aは、図9に示す対物光学系73に、超音波検出器201、水受け部材202(液体保持部材)、及び吸引チューブ203(液体導入部)を追加した構成である。また、本実施形態の対物光学系73Aは、図9に示す対物光学系73とは、鏡筒100の側面に孔部h10が形成されており、光学部材200の側面から透過部TSに連通する連通路PS1が光学部材200の内部に形成されている点が異なる。
本実施形態のイメージング装置の蛍光画像生成時の動作及びOCT画像生成時の動作は、第2実施形態と同様である。また、本実施形態の光音響画像生成時の動作は、パルス光が試料SPに落射照明される点を除いて、第3実施形態とほぼ同様である。このため、本実施形態のイメージング装置の動作については、説明を省略する。
〈対物光学系〉
図13は、本発明の第5実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。尚、図13においては、図2又は図12に示す部材に相当する部材には同一の符号を付してある。
図13に示す通り、本実施形態の対物光学系43Bは、図2に示す対物光学系43を、正立型顕微鏡70で使用可能に改良したものである。
〈対物光学系〉
図14は、本発明の第6実施形態による対物光学系の要部構成を示す断面図である。尚、図14においては、図2に示す部材に相当する部材には同一の符号を付してある。図14に示す通り、本実施形態の対物光学系43Cは、図2に示す対物光学系43の凸面ミラー101及びカバー部材103を、カバー部材120に代えた構成である。つまり、本実施形態の対物光学系43Cは、図2に示す対物光学系43では別部材で構成されていた凸面ミラー101及びカバー部材103の機能を一体化したカバー部材120を、凸面ミラー101及びカバー部材103に代えて設けた構成である。
図15は、イメージング装置に設けられる光学系の構成を示す図である。図15に示す通り、光学系80は、互いの頂角が対向するように配置された2つのアキシコンレンズ81,82を備えており、入射する光の断面形状(光軸に垂直な面における形状)を変換する光学系である。具体的に、図15に示す光学系80は、紙面右側から紙面左側に向かって進む断面形状が円形の光を、断面形状がリング状の光に変換する。これとは逆に、紙面左側から紙面右側に向かって進む断面形状がリング状の光を、断面形状が円形の光に変換する。
市販の顕微鏡には、対物光学系及び結像レンズの色収差を、各々の光学系で個別に補正する単独補正方式のものと、対物光学系と結像レンズとの組み合わせによって補正するコンペンゼーション方式のものとがある。上述した各実施形態の対物光学系43,43A〜43C,73,73Aをコンペンゼーション方式の顕微鏡で使用する場合には注意が必要である。上述した各実施形態の対物光学系43,43A〜43C,73,73Aは、単独で色収差を補正する(色収差が殆ど生じない)ものであるため、コンペンゼーション方式の顕微鏡で用いられている結像レンズと、上述した各実施形態の対物光学系43,43A〜43C,73,73Aとを組み合わせてしまうと、逆に色収差が発生するからである。
1A イメージング装置
32 瞳投影レンズ
40 倒立型顕微鏡
41 結像レンズ
43 対物光学系
43A 対物光学系
43B 対物光学系
43C 対物光学系
50 OCTユニット
90 OCTユニット
70 正立型顕微鏡
71 結像レンズ
73 対物光学系
73A 対物光学系
100 鏡筒
101 凸面ミラー
102 凹面ミラー
103 カバー部材
103a 入射面
103b 射出面
104 水受け部材
104a 第1端部
105 供給チューブ
111 超音波検出器
120 カバー部材
120a 入射面
120b 射出面
200 光学部材
200a 第1面
200b 第2面
201 超音波検出器
202 水受け部材
202a 第1端部
203 吸引チューブ
210 対物光学系
211 反射面
220 対物光学系
221 プリズム
222 参照光鏡筒
230 対物光学系
231a〜c 光ファイバ型センサ
CA 中心部
CF 培養液
P 焦点位置
Q1 内部空間
RS1 反射面
RS2 反射面
SP 試料
WT 液体
Claims (20)
- 試料に向かって進む光を反射する凸面反射部と、
前記凸面反射部で反射された光を前記試料に向けて反射する凹面反射部と、
前記凹面反射部で反射された光の光路上に配置され、前記試料との間に介在する液体に接する接液面を有し、該接液面が前記凹面反射部で反射された光の光路と概ね直交するように形成された透過部と、
を備える対物光学系。 - 前記接液面は、概ね球面に形成されており、
前記球面の曲率中心は、前記凸面反射部及び前記凹面反射部によって形成される反射光学系の焦点位置と概ね等しい、
請求項1記載の対物光学系。 - 前記接液面上の任意の点の曲率半径rは、該点から前記焦点位置までの距離をSとすると、
0.7S≦r≦1.3S
なる関係式を満たす、請求項2記載の対物光学系。 - 前記接液面は、球面又は非球面である、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記透過部は、前記凹面反射部で反射された光が入射する入射面と、該入射面に入射した光が射出される射出面とを有するカバー部材に設けられており、
前記カバー部材の前記射出面が前記接液面とされている、
請求項1から請求項4の何れか一項に記載の対物光学系。 - 前記カバー部材の前記入射面は、前記凹面反射部で反射された光の光路と概ね直交するように形成されている、請求項5記載の対物光学系。
- 前記カバー部材の前記入射面の中央部には、前記凸面反射部が形成され、又は前記凸面反射部を有する凸面ミラーが取り付けられている、請求項5又は請求項6記載の対物光学系。
- 前記凹面反射部を有する凹面ミラーを内部に支持する鏡筒と、
前記カバー部材によって内部空間が仕切られるように前記カバー部材を支持し、第1端部と第2端部を有する液体保持部材であって、前記第1端部が前記鏡筒の物体側の端部に取り付けられ、前記カバー部材によって仕切られた前記第2端部側の内部空間に液体を保持可能な液体保持部材と、
を備える請求項7記載の対物光学系。 - 前記カバー部材によって仕切られた第2端部側の内部空間に液体を供給する液体供給部を備える請求項8記載の対物光学系。
- 中央部に前記凸面反射部が形成され、周辺部に前記透過部が設けられた第1面と、中央部に前記試料に向かって進む光が入射され、周辺部に前記凹面反射部が形成された第2面と、を有する光学部材を備える、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記第1面を物体側に向けて前記光学部材を内部に支持する鏡筒を備える、請求項10記載の対物光学系。
- 第1端部が前記鏡筒の物体側の端部に取り付けられ、内部空間に液体を保持可能な筒状の液体保持部材を備える請求項11記載の対物光学系。
- 前記内部空間に液体を導く液体導入部を備える請求項12記載の対物光学系。
- 前記凸面反射部の中心部は、前記凸面反射部の他の部分よりも反射率が低くされている、請求項1から請求項13の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記光の一部を反射して、光干渉を生じさせるための参照光として、前記試料とは反対側に戻す参照光反射部を更に備える請求項1から請求項14の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記参照光反射部までの光路長と、前記焦点位置までの光路長とは、互いに異なる、請求項1から請求項15の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記参照光反射部は、前記透過部の前記入射面に備えられ、前記入射面に入射する光の一部を反射する請求項5から請求項16の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記凸面反射部の物体側に設けられ、前記試料に光を照射して得られる音響波を検出する検出器を備える、請求項1から請求項17の何れか一項に記載の対物光学系。
- 前記接液面の近傍に設けられ、前記試料に光を照射して得られる音響波を検出する光ファイバ型検出器を備える、請求項1から請求項18の何れか一項に記載の対物光学系。
- 請求項1から請求項19の何れか一項に記載の対物光学系と、該対物光学系と組み合わされる結像レンズと、を有する顕微鏡と、
前記対物光学系と前記結像レンズとの組み合わせによって発生する収差を補正する補正レンズ系と、
を備える顕微鏡システム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017242140 | 2017-12-18 | ||
JP2017242140 | 2017-12-18 | ||
PCT/JP2018/042979 WO2019123958A1 (ja) | 2017-12-18 | 2018-11-21 | 対物光学系及び顕微鏡システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019123958A1 true JPWO2019123958A1 (ja) | 2020-07-02 |
JP6769566B2 JP6769566B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=66994602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019560896A Active JP6769566B2 (ja) | 2017-12-18 | 2018-11-21 | 対物光学系及び顕微鏡システム |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11467388B2 (ja) |
EP (1) | EP3730988A4 (ja) |
JP (1) | JP6769566B2 (ja) |
WO (1) | WO2019123958A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11596313B2 (en) | 2017-10-13 | 2023-03-07 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Photoacoustic targeting with micropipette electrodes |
US11768182B2 (en) * | 2019-04-26 | 2023-09-26 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Photoacoustic and optical microscopy combiner and method of generating a photoacoustic image of a sample |
US11975327B2 (en) | 2019-06-19 | 2024-05-07 | Arizona Board Of Regents On Behalf Of Arizona State University | Integrated container adapter for photoacoustic microscopy |
CN115516360A (zh) * | 2020-05-01 | 2022-12-23 | 浜松光子学株式会社 | 多重环遮蔽罩、光照射装置、光学显微镜和光声显微镜 |
CN113960745A (zh) * | 2020-07-20 | 2022-01-21 | 珠海市晶芯光电子有限责任公司 | 光学镜头模组 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919912A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-01 | Hitachi Ltd | 液浸距離保持装置 |
JPH1089912A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-10 | Olympus Optical Co Ltd | 干渉顕微鏡 |
JP2000183822A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Nec Corp | 光アンテナ |
JP2006039565A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Carl Zeiss Jena Gmbh | 光顕微鏡用の明視野照明および/または暗視野照明のためのコンデンサ装置 |
JP2007536539A (ja) * | 2004-05-04 | 2007-12-13 | カール マール ホールディング ゲーエムベーハー | 特にマイクロシステム技術における幾何構成の干渉と画像化の組合せに基づく検出のための装置および方法 |
JP2009044143A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-26 | Asml Holding Nv | 光波拡散計測用反射屈折光学システム |
JP2013080921A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-02 | Asml Holding Nv | 検査装置、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法 |
WO2015129293A1 (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-03 | オリンパス株式会社 | 光音響顕微鏡装置 |
JP2016101424A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | キヤノン株式会社 | 被検体情報取得装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05323437A (ja) | 1992-02-18 | 1993-12-07 | Moritetsukusu:Kk | 高圧の水中で使用する光学機械 |
JP3365798B2 (ja) | 1992-11-09 | 2003-01-14 | オリンパス光学工業株式会社 | 反射対物鏡 |
US5956141A (en) | 1996-09-13 | 1999-09-21 | Olympus Optical Co., Ltd. | Focus adjusting method and shape measuring device and interference microscope using said focus adjusting method |
WO2018047714A1 (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | ナノフォトン株式会社 | 反射対物レンズ、及び観察方法 |
JP6780665B2 (ja) * | 2017-06-19 | 2020-11-04 | 横河電機株式会社 | 対物光学系及び光音響イメージング装置 |
-
2018
- 2018-11-21 EP EP18892104.3A patent/EP3730988A4/en active Pending
- 2018-11-21 JP JP2019560896A patent/JP6769566B2/ja active Active
- 2018-11-21 WO PCT/JP2018/042979 patent/WO2019123958A1/ja unknown
- 2018-11-21 US US16/954,399 patent/US11467388B2/en active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919912A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-01 | Hitachi Ltd | 液浸距離保持装置 |
JPH1089912A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-10 | Olympus Optical Co Ltd | 干渉顕微鏡 |
JP2000183822A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Nec Corp | 光アンテナ |
JP2007536539A (ja) * | 2004-05-04 | 2007-12-13 | カール マール ホールディング ゲーエムベーハー | 特にマイクロシステム技術における幾何構成の干渉と画像化の組合せに基づく検出のための装置および方法 |
JP2006039565A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Carl Zeiss Jena Gmbh | 光顕微鏡用の明視野照明および/または暗視野照明のためのコンデンサ装置 |
JP2009044143A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-26 | Asml Holding Nv | 光波拡散計測用反射屈折光学システム |
JP2013080921A (ja) * | 2011-10-03 | 2013-05-02 | Asml Holding Nv | 検査装置、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法 |
WO2015129293A1 (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-03 | オリンパス株式会社 | 光音響顕微鏡装置 |
JP2016101424A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | キヤノン株式会社 | 被検体情報取得装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3730988A1 (en) | 2020-10-28 |
EP3730988A4 (en) | 2021-09-08 |
US11467388B2 (en) | 2022-10-11 |
JP6769566B2 (ja) | 2020-10-14 |
WO2019123958A1 (ja) | 2019-06-27 |
US20210080708A1 (en) | 2021-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6769566B2 (ja) | 対物光学系及び顕微鏡システム | |
JP6770109B2 (ja) | 全方向視覚装置 | |
US11435322B2 (en) | Objective optical system and photoacoustic imaging device | |
US8585587B2 (en) | Determining phase variation of light in an endoscope | |
US10302569B2 (en) | Microscope device and image acquisition method | |
JP5628177B2 (ja) | 測定システム | |
JP4555074B2 (ja) | 対象をイメージングするための装置及び低干渉性光学放射を届けるための装置 | |
JP5069105B2 (ja) | マルチモードの光画像化方法及びその光ファイバスキャナ | |
KR101089292B1 (ko) | 생의학용 반사/형광 복합 in-vivo 공초점 레이저 주사 현미경 | |
US10209226B2 (en) | Photoacoustic microscope apparatus | |
CN110832378B (zh) | 具有集成的宽视场相机和光束扫描设备的显微镜透镜 | |
CN108362646A (zh) | 一种微型光声显微成像头、制作方法及其组成的系统 | |
JP2007209536A (ja) | 光イメージング装置 | |
JP7016361B2 (ja) | 眼底の蛍光分析のための空間的超解像装置 | |
JP2000126115A (ja) | 光走査プローブ装置 | |
CN211862772U (zh) | 一种三维扫描光学显微镜 | |
JP7389487B2 (ja) | 干渉撮像装置およびその用途 | |
JP2002301018A (ja) | 光走査プローブ装置 | |
CN113804652A (zh) | 一种oct装置 | |
CN209826672U (zh) | 三维扫描微型光学探头 | |
CN110623636A (zh) | 三维扫描微型光学探头 | |
KR20150053315A (ko) | 광 프로브 및 이를 포함한 의료 기기 | |
WO2018235377A1 (ja) | 対物光学系及び光音響イメージング装置 | |
KR20170137515A (ko) | 색수차 보상 장치 및 이를 포함한 현미경 시스템 | |
JP2015004570A (ja) | 光音響対物光学系及び光音響顕微鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6769566 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |