JP2000183822A - 光アンテナ - Google Patents

光アンテナ

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JP2000183822A
JP2000183822A JP10353576A JP35357698A JP2000183822A JP 2000183822 A JP2000183822 A JP 2000183822A JP 10353576 A JP10353576 A JP 10353576A JP 35357698 A JP35357698 A JP 35357698A JP 2000183822 A JP2000183822 A JP 2000183822A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
mirror
optical antenna
optical
collimator lens
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Pending
Application number
JP10353576A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukiharu Shimizu
行晴 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信光の戻り光(バックリフレクション)を
低減することができ、その結果、光学系の迷光を減少さ
せることができ、より高性能の光通信が実現可能なカセ
グレン光学系の光アンテナを提供する。 【解決手段】 入射光を通過させるコリメータレンズ群
と、コリメータレンズ群を通過した光L’を反射させる
副鏡11と、この反射された光を再度反射させ出射させ
る主鏡とを備えた光アンテナにおいて、副鏡11の反射
面の中心部に光L’を吸収する光吸収部材12を設けて
なることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光アンテナに関し、特に、衛星間光通信等に用いて好
適なカセグレン光学系の光アンテナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星間光通信においては、受信光
を光受信機に集光させたり、あるいは送信光を拡大させ
たりするために、光学系の光アンテナが必要になる。特
に、衛星に搭載することを目的とする光アンテナの場
合、小型化、軽量化の点で有利なカセグレン光学系の光
アンテナが用いられる。また、送信系と受信系を同一の
光学系で構成し、より小型化、より省スペース化を図る
場合が多い。
【0003】図3は、従来のカセグレン光学系の光アン
テナを示す概略構成図であり、図において、符号1は半
導体レーザ等より出射される送信光Lを通過させる複数
のコリメータレンズを光軸に沿って配置したコリメータ
レンズ群、2はコリメータレンズ群1を通過した光L’
を反射させる凸面2aを有する副鏡、3はこの反射され
た光を再度反射させて通信対象に向けて出射させる凹面
3aを有する主鏡、4はコリメータレンズ群1を支持す
るコリメータレンズハウジング、5は主鏡3及びコリメ
ータレンズハウジング4を固定するための光アンテナベ
ース、6は光アンテナベース5に固定された鏡筒、7は
鏡筒6に固定されて副鏡を支持するためのスパイダであ
る。
【0004】この光アンテナにおいては、送信光Lとし
ては、半導体レーザ等より出射される通常数十mmのビ
ーム径を有する送信強度の高いコヒーレントな光が用い
られる。この送信光Lは、コリメータレンズ群1を通過
し、副鏡2の凸面2aにより円錐状に反射され、主鏡3
の凹面3aにより再度反射されて平行光となり、通信対
象に向けて出射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光ア
ンテナにおいては、送信強度の高いコヒーレントな送信
光Lが、副鏡2の凸面2aに垂直に入射するために、副
鏡2で反射する光軸付近の送信光Lは戻り光(バックリ
フレクション)として再び光学系内部に戻り迷光させる
原因になるという問題点があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、送信光の戻り光(バックリフレクション)
を低減することができ、その結果、光学系の迷光を減少
させることができ、より高性能の光通信が実現可能なカ
セグレン光学系の光アンテナを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な光アンテナを提供する。すなわ
ち、本発明の請求項1記載の光アンテナは、入射光を通
過させるコリメータレンズ群と、該コリメータレンズ群
を通過した光を反射させる副鏡と、この反射された光を
再度反射させ出射させる主鏡とを備えた光アンテナにお
いて、前記副鏡の反射面の中心部に前記光を吸収する光
吸収部材を設けてなることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の光アンテナは、請求項1記
載の光アンテナにおいて、前記光吸収部材は、黒色マス
クであることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の光アンテナは、入射光を通
過させるコリメータレンズ群と、該コリメータレンズ群
を通過した光を反射させる副鏡と、この反射された光を
再度反射させ出射させる主鏡とを備えた光アンテナにお
いて、前記副鏡の反射面の中心部に前記光を散乱させる
光散乱部を形成してなることを特徴としている。
【0010】請求項4記載の光アンテナは、請求項3記
載の光アンテナにおいて、前記光散乱部は、円錐状の凹
部、球状のレンズまたは凸レンズのいずれかであること
を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の光アンテナの各実施形態
について図面に基づき説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態のカ
セグレン光学系の光アンテナの副鏡を示す概略構成図で
あり、図において、11は副鏡、12は副鏡11の反射
面である凸面11aの中心部に同軸的に設けられ図示し
ないコリメータレンズ群を通過した光L’の一部を吸収
する黒色マスクである。この黒色マスク12の形状は、
放物線をその対称軸の回りに回転して得られる山型状に
なっている。
【0012】この光アンテナにおいては、例えば、合成
焦点距離を1860mm、主鏡焦点距離を378mm、
主鏡−副鏡距離を319.5mm、角倍率を20倍、主
鏡直径を260mm、送信光ビーム径を13mmとした
場合、副鏡11の中心の直径約5mmの部分は光通信に
使われない部分となるので、これより小さい直径が3m
mの黒色マスク12を設ければ、バックリフレクション
量を低減することができると共に、光通信性能に支障を
及ぼすことはない。その際に期待できる効果は、対策を
施さない場合、すなわち黒色マスク12を設けない場合
のバックリフレクション量に対して約10%の低減を見
込むことができる。
【0013】この光アンテナでは、副鏡11の反射面で
ある凸面11aの中心部に黒色マスク12を同軸的に設
けたので、副鏡11の中心付近の極狭い領域でコリメー
タレンズ群を通過した光L’の一部を吸収する機能を有
することにより、副鏡11の凸面11aにおける反射率
を部分的に低下させて戻り光量を抑制することが可能に
なる。これにより、従来問題とされた、戻り光(バック
リフレクション)を低減することができ、その結果、光
学系の迷光を減少させることができ、より高性能の光通
信が実現可能になる。
【0014】[第2の実施形態]図2は本発明の第2の
実施形態のカセグレン光学系の光アンテナの副鏡を示す
概略構成図であり、図において、21は副鏡、22は副
鏡21の反射面である凸面21aの中心部に同軸的に形
成され図示しないコリメータレンズ群を通過した光L’
の一部を散乱させる円錐状の凹部である。
【0015】この光アンテナにおいては、第1の実施形
態の副鏡11と同様に、副鏡21の中心の直径約5mm
の部分は光通信に使われない部分となるので、これより
小さい直径が3mmの円錐状の凹部22を形成すれば、
バックリフレクション量を低減することができると共
に、光通信性能に支障を及ぼすことはない。その際に期
待できる効果は、対策を施さない場合、すなわち円錐状
の凹部22を形成しない場合のバックリフレクション量
に対して約10%の低減を見込むことができる。
【0016】この光アンテナでは、副鏡21の反射面で
ある凸面21aの中心部に円錐状の凹部22を同軸的に
形成したので、副鏡21の中心付近の極狭い領域でコリ
メータレンズ群を通過した光L’の一部を散乱させる機
能を有することにより、副鏡21の凸面21aにおける
反射率を部分的に低下させて戻り光量を抑制することが
可能になる。これにより、従来問題とされた、戻り光
(バックリフレクション)を低減することができ、その
結果、光学系の迷光を減少させることができ、より高性
能の光通信が実現可能になる。
【0017】以上説明した様に、各実施形態によれば、
副鏡11(21)の凸面11a(21a)の中心部にお
ける反射率を部分的に低下させて戻り光量を抑制するこ
とができる。したがって、従来問題とされた、戻り光
(バックリフレクション)を低減することができ、その
結果、光学系の迷光を減少させることができ、より高性
能の光通信を実現することができる。
【0018】以上、本発明の光アンテナの各実施形態に
ついて図面に基づき説明してきたが、具体的な構成は本
実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で設計の変更等が可能である。例えば、凸
面11aの中心部に黒色マスク12を設ける替わりに、
低反射物質または高吸収率物質を形成した構成としても
よい。また、凸面21aの中心部に円錐状の凹部22を
形成する替わりに、光を散乱させる機能を有するボール
レンズ(球状のレンズ)、凸レンズ等を形成した構成と
してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の光アンテナ
によれば、送信光の戻り光(バックリフレクション)を
低減することができ、光学系の迷光を減少させることが
でき、より高性能の光通信を実現することができる。特
に、衛星間光通信においては、S/N比が改善された高
品質の光通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のカセグレン光学系
の光アンテナの副鏡を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態のカセグレン光学系
の光アンテナの副鏡を示す概略構成図である。
【図3】 従来のカセグレン光学系の光アンテナを示す
概略構成図であり、(a)はその断面図、(b)はその
正面図である。
【符号の説明】
1 コリメータレンズ群 2 副鏡 2a 凸面 3 主鏡 3a 凹面 4 コリメータレンズハウジング 5 光アンテナベース 6 鏡筒 7 スパイダ 11 副鏡 11a 凸面 12 黒色マスク 21 副鏡 21a 凸面 22 円錐状の凹部 L 送信光 L’ 光

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を通過させるコリメータレンズ群
    と、該コリメータレンズ群を通過した光を反射させる副
    鏡と、この反射された光を再度反射させ出射させる主鏡
    とを備えた光アンテナにおいて、 前記副鏡の反射面の中心部に前記光を吸収する光吸収部
    材を設けてなることを特徴とする光アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記光吸収部材は、黒色マスクであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光アンテナ。
  3. 【請求項3】 入射光を通過させるコリメータレンズ群
    と、該コリメータレンズ群を通過した光を反射させる副
    鏡と、この反射された光を再度反射させ出射させる主鏡
    とを備えた光アンテナにおいて、 前記副鏡の反射面の中心部に前記光を散乱させる光散乱
    部を形成してなることを特徴とする光アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記光散乱部は、円錐状の凹部、球状の
    レンズまたは凸レンズのいずれかであることを特徴とす
    る請求項3記載の光アンテナ。
JP10353576A 1998-12-11 1998-12-11 光アンテナ Pending JP2000183822A (ja)

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Cited By (3)

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