JP3254939B2 - 光通信用の光学装置 - Google Patents

光通信用の光学装置

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JP3254939B2 JP29043594A JP29043594A JP3254939B2 JP 3254939 B2 JP3254939 B2 JP 3254939B2 JP 29043594 A JP29043594 A JP 29043594A JP 29043594 A JP29043594 A JP 29043594A JP 3254939 B2 JP3254939 B2 JP 3254939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信用の光学装置に関
し、特にレーザ光源からの光情報を有するレーザ光束を
投光系を用いて空間内で光伝送することにより光通信を
行う際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光情報を有するレーザ光束を空
間を媒体として光送受信することにより光通信を行った
光通信用の光学装置が種々と提案されている。このとき
用いる光通信用の投光系や受光系等の光学装置は、大口
径化による光送受信の効率の向上や、収差の厳密な補正
による光送受信の効率の向上、そして装置全体の軽量化
の点で反射望遠鏡をその基本構成としている場合が多
い。
【0003】図3は従来の光通信用の光学装置のうちの
投光系の要部概略図である。同図においてAはレーザ光
束であり、レーザ発振器(レーザ光源)から射出し、コ
リメーターレンズを通過し、平行光束となり絞り31を
通過したものである。レーザ光束Aは主鏡35の開口部
に設けた屈折系32で点33に集光した後に発散光とし
て副鏡34の反射面34aで反射して、次いで凹面鏡よ
り成る主鏡35の反射面35aで反射して平行光となっ
て相手側の光受光系側へ出射している。
【0004】Bは光通信用としての不使用の光束であ
る。光束Bは光束Aのうちの光軸Saを含む内側の所定
の大きさの円形状の光束である。光束Bは屈折系32で
点33に集光した後に発散光となって副鏡34の反射面
34aで反射した後に主鏡35の反射面35aで反射せ
ずに、又は反射しても副鏡34でけられて相手側に投光
されない光通信用として不使用の光束である。同図に示
す投光系の有効光束は光束Aから光束Bを差し引いたド
ーナツ形状となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光軸を含む一領域に開
口を設けた主鏡を用い副鏡と光軸を一致させた反射系で
は有効光束は光束Aから光束Bを差し引いたドーナツ状
となる。そして光軸を含む円形状の光束Bが不使用の光
束となる。
【0006】図3に示すように不使用の光束Bのうち光
軸Saを含む光束Cは屈折系32で点33に集光した後
に発散光となって副鏡34の反射面34aのうちの非有
効領域で反射し、次いで屈折系32に再入射する。この
屈折系32に再入射した再帰光束Cは絞り31を通過
し、レーザ発振器(不図示)に入射して、該レーザ発振
器の安定発振を阻害するようになり、この結果、良好な
る光通信ができなくなるという問題点があった。
【0007】本発明は、レーザ光の投光系の一部に反射
系を用いたときに反射鏡の非有効領域を適切に構成する
ことにより、該非有効領域で反射してレーザ光源側に戻
ってくるレーザ光がないようにして高精度な光通信がで
きる光通信用の光学装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光通信
用の光学装置は光源手段からの光束を複数の反射鏡を有
する光学系を介して所定方向に投光する光通信用の光学
装置であって、該光学系を構成する少なくとも1つの光
学部材のうちの、光軸を含む非有効領域を有効領域とは
異なる光学特性を有する調整部材とし、該調整部材は黒
体吸収部を有することを特徴としている。
【0009】請求項2の発明の光通信用の光学装置は光
源手段からの光情報を有する光束を屈折系で集光した後
に複数の反射鏡を介して所定方向に投光する光通信用の
光学装置であって、該屈折系又は該複数の反射鏡の少な
くとも1つの光学部材のうちの光軸を含む非有効領域を
有効領域とは異なる光学特性を有する調整部材とし、該
調整部材は黒体吸収部を有することを特徴としている。
【0010】請求項3の発明の光学装置はレーザ光源か
らの光束を複数の反射鏡を有する光学系を介して所定方
向に出射する光学装置において、前記レーザ光源からの
光が前記複数の反射鏡の1つによって反射されて前記レ
ーザー光源に戻ってくることがないように、前記複数の
反射鏡のうちの1つの反射鏡の光軸を含む非有効領域を
黒体吸収部としたことを特徴としている。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。本実施例は図3の従来の光学装置に比べて副鏡4の
構成が異なっている点を除いて、他の構成は略同じであ
る。
【0012】次に本実施例の構成を図3の説明と一部重
複するが順次説明する。
【0013】図1においてAはレーザ光束であり、レー
ザ発振器(レーザ光源)から射出し、コリメーターレン
ズ(不図示)を通過し、平行光束となり反射系の前面に
設けた絞り1を通過したものである。レーザ光束Aは主
鏡5の開口部に設けた屈折系2で点3に集光した後に発
散光として副鏡4に入射している。副鏡4に入射した光
束Aのうち副鏡4の有効反射面4aで反射した光束は逆
光して主鏡5の反射面5aで反射して平行光となって相
手側の光学装置方向に出射している。
【0014】副鏡4はその光軸Saを含む円形状の非有
効領域4cに、それと略同じ大きさの開口部を設けてい
る。そして非有効領域cに調整部材として所謂黒体吸収
部4bを設けている。黒体吸収部4bは円錐筒の先を曲
げた形状より成り、その内壁が黒色の光を吸収する材質
より成っており、入射光を複数回内面反射して順次吸収
し、外部に光を殆ど放出しない構成より成っている。
【0015】Bは光通信用としての不使用の光束であ
る。光束Bは光束Aのうちの光軸Saを含む内側の所定
の大きさの円形状の光束である。光束Bは屈折系2で集
光した後に発散光となって副鏡4の非有効領域4cに入
射する。
【0016】ここで副鏡4の非有効領域4cが有効領域
4aと同じ光学特性、例えば平面反射鏡や曲面反射鏡と
なっているときは非有効領域4cで反射して主鏡5方向
に戻ってくる。
【0017】そこで本実施例では光束Aの内側の光軸S
aを含む光束Bが屈折系2で点3に集光した後に発散光
となって副鏡4の非有効領域に設けた調整部材としての
黒体吸収部4bに入射するようにしている。これによ
り、光束Bの内側の光軸を含む円形状の光束が副鏡4の
非有効領域4cに入射し、反射してレーザ発振器側に戻
ってくる再帰光束Cの発生を防止している。
【0018】尚本実施例において非有効領域4cに設け
る有効領域4aとは異なる光学特性の調整部材としては
非有効領域4cに入射する光が反射して屈折系2に戻る
光量が少なくなるような屈折率の低い、光学特性の部材
や屈折系2以外の方向に反射させる、例えば反射面や曲
率を有する部材等が適用可能である。
【0019】図2は本発明の参考例の要部概略図であ
る。本参考例は図1の実施例1に比べて副鏡24の非有
効領域24bに設ける調整部材として有効領域24aと
は異なった曲率を有する反射面24Rとしていることが
異なっている。そして該非有効領域24bに入射した不
使用光のうち再帰光束Cが反射面24Rで反射して屈折
系22側に戻る光を減少させている。
【0020】図4は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。本実施例は図1の実施例1に比べて副鏡44の反射
面44aは一様の光学特性を有する反射面とし、不使用
光Bが屈折系42に入射する光軸Saを含む円形状の非
有効領域の一部に調整部材として黒体吸収部42aを設
けている点が異なっており、その他の構成は同じであ
る。
【0021】本実施例では屈折系42で集光した後、副
鏡44に入射して該副鏡44の反射面44aで反射し
て、屈折系2に戻る再帰光束Cを屈折系42の入射側に
設けた黒体吸収部42aで吸収して副鏡44に入射させ
ないようにしている。これにより実施例1と同様の効果
を得ている。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、レーザ光
の投光系の一部に反射系を用いたときに反射鏡の非有効
領域を適切に構成することにより、該非有効領域で反射
してレーザ光源側に戻ってくるレーザ光がないようにし
て高精度な光通信ができる光通信用の光学装置を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部概略図
【図2】本発明の参考例の要部概略図
【図3】従来の光通信用の光学装置の概略図
【図4】本発明の実施例2の要部概略図
【符号の説明】
1 絞り 2,32,42 屈折系 4,34,44 副鏡 5,35 主鏡 4b,42a 黒体吸収部 4a 有効反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04 G02B 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を複数の反射鏡を有
    する光学系を介して所定方向に投光する光通信用の光学
    装置であって 該光学系を構成する少なくとも1つの光
    学部材のうちの、光軸を含む非有効領域を有効領域とは
    異なる光学特性を有する調整部材とし、該調整部材は黒
    体吸収部を有することを特徴とする光通信用の光学装
    置。
  2. 【請求項2】 光源手段からの光情報を有する光束を屈
    折系で集光した後に複数の反射鏡を介して所定方向に投
    光する光通信用の光学装置であって、該屈折系又は該複
    数の反射鏡の少なくとも1つの光学部材のうちの光軸を
    含む非有効領域を有効領域とは異なる光学特性を有する
    調整部材とし、該調整部材は黒体吸収部を有することを
    特徴とする光通信用の光学装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光源からの光束を複数の反射鏡を
    有する光学系を介して所定方向に出射する光学装置にお
    て、前記レーザ光源からの光が前記複数の反射鏡の1
    によって反射されて前記レーザー光源に戻ってくるこ
    とがないように、前記複数の反射鏡のうちの1つの反射
    鏡の光軸を含む非有効領域を黒体吸収部としたことを特
    徴とする光学装置。
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