JP2722436B2 - 照明光学装置 - Google Patents

照明光学装置

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JP2722436B2 JP62084308A JP8430887A JP2722436B2 JP 2722436 B2 JP2722436 B2 JP 2722436B2 JP 62084308 A JP62084308 A JP 62084308A JP 8430887 A JP8430887 A JP 8430887A JP 2722436 B2 JP2722436 B2 JP 2722436B2
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4298Coupling light guides with opto-electronic elements coupling with non-coherent light sources and/or radiation detectors, e.g. lamps, incandescent bulbs, scintillation chambers

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主に内視鏡に用いられる照明光学装置に関
するものである。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕 この種従来の照明光学装置は、例えば第12図に示した
如く、ランプ等の光源1から発せられた光のうち直接ラ
イトガイド3に入射するわずかな光以外の大部分の光を
楕円反射鏡2で反射集光させ、焦点位置にあるライトガ
イド3の入射端面3aに入射させている。尚、楕円反射鏡
2の代りに、放物面,球面,円錐面或は高次曲面等から
成る凹面鏡も用いられる。このような光学系の場合、ラ
ンプ等の光源1の背後の楕円反射鏡2で反射した光のう
ち一部が光源1自身でかなり遮ぎられるので、ライトガ
イド3に入射し得る光束は光軸4に対して角度θから
θ′を有するもの即ち略中空円錐状のものとなる。従
って、ライトガイド3への直接入射光を考慮しても、ラ
イトガイド3の出射端面から出射される光の配光特性
は、第13図に示した如く0°で谷となり且つ±10〜20°
付近の角度A°又は−A°で山となる配光特性を持つ
為、内視鏡視野の中央部が暗くなるという照明ムラを生
じる。又、光源1を発した光のうち楕円反射鏡2の開口
縁とライトガイド3の入射端面3aとの間へ拡散して行く
ものが多いので、光量損失が大きいという問題があっ
た。 そこで、この問題を解決すべく、例えば特開昭60−12
3819号公報で開示されている様に、ライトガイドの入射
端面もしくはライトガイドの前に配置してある単ファイ
バーの入射端面を斜めに切り、その屈折作用を利用して
の照明ムラを無くすことが考えられたが、内視鏡本体側
でこの様な対策を設けた場合、もともと照明ムラの少な
い照明光学装置を使用したときに逆に全体の光量損失を
引き起こすという問題が発生していた。また、集光効率
を上げる為に、例えば特開昭61−113012号公報で開示さ
れているように、光源とライトガイドとの間に集光レン
ズを配置するようにした照明光学装置が提案されている
が、光源とライトガイドとの間の集光レンズを中空で固
定する為にレンズ固定枠が必要となり、その結果装置が
大型化してしまうという問題があった。 本発明は、上記問題点に鑑み、この種照明光学装置に
おいて、照明ムラがなく且つ従来のものに較べて明るい
と共に、コンパクトに構成できる照明光学装置を提供す
ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 本発明による照明光学装置は、光源と、該光源の背後
に設けられた凹面積と、光伝送用ライトガイドとを備え
た照明光学装置において、前記光源と前記ライトガイド
との間に、上記光源を発し凹面鏡で反射した光線をカバ
ーする大きさを有し、光軸に対する光線の角度をより小
さく変換するための略円錐形状の面を有する光学素子を
配置したものである。 また、前記光学素子が、楔型プリズムの回転体となっ
たものである。 また本発明による他の照明光学装置は、光源と、集光
部材と、この集光部材より大きい入射面及び前記入射面
より小さい射出面を有し、入射面より入射した光を反射
させて射出面から射出させる中実または中空の反射部材
と、前記射出面からの光を受ける光伝送用ライトガイド
とを備え、前記集光部材は前記光源から拡散し前記反射
部材に直接入射する一部の光束の角度を小さくするよう
にしたものである。 〔実施例〕 以下、図示した実施例に基づき上記従来例と同一の部
材に同一符号を付して本発明を詳細に説明する。 第1図は第1実施例に示しており、5はその周縁部が
楕円反射鏡2の開口縁に固着されていると共に中央部に
凸レンズ部5aが一体成形された円形のカバーガラスであ
って、凸レンズ部5aは楕円反射鏡2の第1焦点に配置さ
れたランプ等の光源1と、第2焦点位置に光軸4と端面
が垂直になるように配置されたライトガイド3の入射端
面3aとの間に位置し、楕円反射鏡2で反射しライトガイ
ド3に入射端面3aに集光する光束に対しては影響せず、
直接光源1から楕円反射鏡2の開口縁とライトガイド3
の入射端面3aとの間に向かって拡散する光の一部を集光
するものであり、該光のライトガイド3の入射端面3aへ
の最大入射角θと楕円反射鏡2によって反射されてラ
イトガイド3に入射端面3aに集光する光の最小入射角θ
との関係が θ≒θ となっている。 本発明による照明光学系は上述の如く構成されている
ので照明ムラがなくなる。即ち、従来はライトガイド3
の入射端面3aに集光する光束のうち入射角θ以下の光
束が光源1自身に遮ぎられるため照明ムラが発生してい
たが、本発明照明光学系では光源1の前方で楕円反射鏡
2の反射面及びライトガイド3の入射端面3aのいずれに
も入射しようとせずに拡散しようとする光の一部を最大
入射角θ=θでライトガイド3の入射端面3aに集光
するようになっているので、第2図に示した如く、ライ
トガイド3の出射端面から出射される光のうち出射角の
狭い領域の光量が増加し、その結果照明ムラがなくなる
と共に、全体の出射光量も増加する。尚、θの大きさ
程度が好ましく、 のようにθがあまり小さくなりすぎると凸レンズ部5a
の径が小さくなりすぎ、その結果ライトガイド3の光軸
4とほぼ平行(なす角が小さい)に入射する光量自体が
非常に少なくなり、所期の効果が得られない。又、凸レ
ンズ部5aがカバーガラス5と一体となっていて楕円反射
鏡2に直接取り付けられるのでレンズ固定枠が不要とな
り、その結果装置全体をコンパクトに構成できるという
利点もある。尚、凸レンズ部5aを非球面レンズに形成し
て集光能力をより高めるようにしても良い。 第3図は第2実施例を示しており、これはカバーガラ
ス6を屈折率分布型の不均質媒質とし、第4図に示した
如く中央部から周辺に向かって屈折率を変化させたもの
を用いて凸レンズ作用を有する光学系を形成したもので
ある。 第5図は第3実施例を示しており、これは凸レンズ作
用を用いるのではなく、直接楕円反射鏡2の開口縁とラ
イトガイド3の入射端面3aとの間に向かって拡散する光
を環状の楕円反射鏡7で反射させて光軸の方へ向け、光
軸上に配置した円錐面鏡8でライトガイド3の入射端面
3aへ集光させるようにしたものである。 第6図は第4実施例を示しており、これは基本的には
第1図(第1実施例)における光源1の近傍にもう一つ
集光レンズ9を配置して集光角αを大にすることによ
り、より集光能力を高めてライトガイド3の入射端面3a
へ入射する光量を増加させると共に、照明ムラをなくし
たものである。10は第1図の凸レンズ部5aと同等の集光
レンズ、11は集光レンズ9,10を同時に楕円反射鏡2に固
定するレンズ固定枠である。 第7図は第5実施例を示しており、これは楕円反射鏡
2で反射された略平行な光線と直接光源1から拡散する
光線を同時に集光できる多重曲面レンズ12を配設して、
集光能力を高め且つ配光ムラをなくしたものである。 第8図は第6実施例を示しており、これは楕円反射鏡
2を有する光源1とライトガイドの入射端面3aとの間に
光軸4を中心とした楔形プリズムの回転体13を配設し
て、該回転体13に対して楕円反射鏡2の周辺部で反射し
た光線は垂直入射し通過後の出射角も入射角と略変わら
ないが、光軸付近の光線は斜め入射となり出射角が入射
角に対してより小さな角度となるようにしたことによ
り、照明ムラをなくしたものである。 第9図は第7実施例を示しており、これは楕円反射鏡
2を有する光源1とライトガイド3の入射端面3aとの間
の光軸上に光源1の外径と略同じ径のテーパー状ガラス
棒14を配設して、光源1を発し楕円反射鏡2の開口縁と
ライトガイド3の入射端面3aとの間に拡散しようとする
光の一部を入射端面3aへ集光するようにしたものであ
る。尚、このガラス棒14は、側面への入射角が臨界角以
内となるようにして全反射を利用するか、又は側面に外
部から金属物質を蒸着して内部を鏡面仕上げにしたもの
である。 第10図は第8実施例を示しており、これは基本的には
第1図(第1実施例)における凸レンズ部5aと同等の集
光レンズ10とライトガイド3の入射端面3aとの間に楕円
反射鏡2の開口部をカバーする大きさの入射端とライト
ガイド3の入射端面3aをカバーする大きさの出射角とを
有する円錐台形のガラスブロック15を配置して、楕円反
射鏡2の開口縁とライトガイド3の入射端面3aとの間に
拡散しようとする光のほとんど全部を漏れなくライトガ
イド3の入射端面3aに入射せしめ、出射光量を一層増加
せしめたものである。尚、ガラスブロック15の代りに第
11図に示した如きつり鐘状のガラスブロック16を用いて
も良く、いずれのガラスブロックも第9図のガラス棒14
と同様な加工が施されているものとする。尚、ガラスブ
ロックの代りに、内部が鏡面になっている円錐台形又は
つり鐘状の筒状反射鏡を用いても良いことは言うまでも
無い。又、第10図における集光レンズ10の代りにコリメ
ーターレンズを用いても良く、その場合拡散光が略平行
光になるので、ライトガイド3の入射端面に直接入射す
る光量が増えると共にガラスブロック15の側面からの漏
れも減少するという効果がある。又、光の漏れを少なく
することだけを目的とすれば、レンズは省略しても良
い。 〔発明の効果〕 上述の如く、本発明による照明光学装置は、照明ムラ
がなく且つ従来のものに比べて明るいと共に、コンパク
トに構成できるという実用上重要な利点を有している。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による照明光学装置の第1実施例の断面
図、第2図は上記第1実施例の配光分布を示すグラフ、
第3図は第2実施例の断面図、第4図は上記第2実施例
のカバーガラスの屈折率分布を示すグラフ、第5図乃至
第10図は夫々第3乃至第8実施例の断面図、第11図は上
記第8実施例のガラスブロックの変形例を示す図、第12
図は従来例の断面図、第13図は上記従来例の配光分布を
示すグラフである。 1…光源、2…楕円反射鏡、3…ライトガイド、3a…入
射端面、4…光軸、5,6…カバーガラス、5a…凸レンズ
部、7…環状の楕円反射鏡、8…円錐面鏡、9,10…集光
レンズ、11…レンズ固定枠、12…多重曲面レンズ、13…
楔形プリズムの回転体、14…ガラス棒、15,16…ガラス
ブロック。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.光源と、該光源の背後に設けられた凹面鏡と、光伝
    送用ライトガイドとを備えた照明光学装置において、 前記光源と前記ライトガイドとの間に、上記光源を発し
    凹面鏡で反射した光線をカバーする大きさを有し、光軸
    に対する光線の角度をより小さく変換するための略円錐
    形状の面を有する光学素子を配置したことを特徴とする
    照明光学装置。 2.前記光学素子が、楔型プリズムの回転体であること
    を特徴とする特許請求の範囲(1)に記載の照明光学装
    置。 3.光源と、集光部材と、この集光部材より大きい入射
    面及び前記入射面より小さい射出面を有し、入射面より
    入射した光を反射させて射出面から射出させる中実また
    は中空の反射部材と、前記射出面からの光を受ける光伝
    送用ライトガイドとを備え、前記集光部材は前記光源か
    ら拡散し前記反射部材に直接入射する一部の光束の角度
    を小さくすることを特徴とする照明光学系。
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