JP2009042262A - 補償素子調整機構及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学補償素子の取付姿勢の微調整が容易な補償素子調整機構、及びかかる補償素
子調整機構を組み込んだプロジェクタを提供すること。
【解決手段】射出フィルタユニット125bにおいて、光学補償素子10を支持するフレ
ーム31が、光学補償素子10の周囲において対向する位置に設けられている一対の軸部
材31b,31cを有し、ホルダ部材33に設けた支持溝53d,54cが、両軸部材3
1b,31cをそれぞれ支持する。よって、ホルダ部材33に対するフレーム31の位置
調整によって、液晶パネル25bに対して光学補償素子10の取付姿勢を調整することが
できる。この際、固定部材35が、ホルダ部材33に対するフレーム31の変位を弾性的
な当接によって制限するので、光学補償素子10の姿勢をフレーム31とともに変化させ
てそのまま保持することができ、光学補償素子10の取付姿勢の比較的精密で簡易な固定
が可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶パネルの光学補償のための補償素子調整機構、及びかかる補償素子調整
機構を組み込んだプロジェクタに関する。
プロジェクタに組み込まれる映像光形成用の光学装置では、液晶パネルの入射側や射出
側に光学補償シートを配置しているが、光学補償シートの取付姿勢を調整するため、これ
を光軸のまわりに回転させたり、光軸に直交する回転軸まわりに回動させたりすることで
きるホルダが用いられる(特許文献1参照)。例えば、光学補償シートを枠体とともに光
軸に直交する回転軸まわりに回動させる場合、枠体に設けた一対の軸部を固定部材に突設
した一対の枢支部によって枢支し、調整後は枠体を固定部材に対してビス止めする。
特開平2007−78735号公報
しかし、上記のようなホルダでは、光学補償シートの取付姿勢の微調整が容易でない。
つまり、枠体の姿勢を調節した後にビス止めする作業が不可欠であり、枠体の調整後にビ
スで固定する際に、枠体の姿勢が再度変化し易く、光学補償シートの取付姿勢の精密な調
整とその後の固定が容易でない。
そこで、本発明は、光学補償素子の取付姿勢の微調整が容易な補償素子調整機構、及び
かかる補償素子調整機構を組み込んだプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る補償素子調整機構は、(a)液晶パネルと偏光
板との間に配置される光学補償素子と、(b)光学補償素子を支持するとともに、光学補
償素子の周囲の対向する位置に設けられている一対の軸部材を有するフレームと、(c)
液晶パネル側に固定されるとともに、フレームの一対の軸部材を回動可能に支持する支持
ホルダと、(d)支持ホルダに対するフレームの変位を、弾性的な当接によって制限する
固定部とを備える。
上記補償素子調整機構では、光学補償素子を支持するフレームが、光学補償素子の周囲
において対向する位置に設けられている一対の軸部材を有するので、液晶パネル等に対し
てフレームすなわち光学補償素子の取付姿勢を調整することができる。この際、固定部が
、支持ホルダに対するフレームの変位を弾性的な当接によって制限するので、光学補償素
子の姿勢をフレームとともに所望だけ変化させてそのまま保持することができ、光学補償
素子の取付姿勢の精密な調整と調整後の簡易な固定とが可能になる。
また、本発明の具体的な態様又は観点では、上記補償素子調整機構において、固定部が
、フレームを摩擦力で係止することによって、支持ホルダに対するフレームの変位量の微
調整を許容する。この場合、光学補償素子の姿勢を摩擦力に抗して微調整した状態で摩擦
力によって固定することができる。
本発明の別の態様では、固定部が、支持ホルダに取り付けられる第1部材と、フレーム
から延びる第2部材とを含み、第1及び第2部材の弾性的な係止によって支持ホルダに対
するフレームの変位を制限する。この場合、第1部材の介在によって光学補償素子の取付
姿勢の簡易な固定が可能になる。
本発明のさらに別の態様では、第2部材が、支持ホルダの外側に延びることによって、
フレームの姿勢を調整可能にする操作用のノブを備える。この場合、操作用のノブを利用
してフレームすなわち光学補償素子の簡易な姿勢調整が可能になる。
本発明のさらに別の態様では、固定部が、第1または第2部材に設けた樹脂バネ又は板
金バネを含む。この場合、簡易な機構でフレームの変位制限又は固定が可能になる。
本発明のさらに別の態様では、一対の軸部材が、液晶パネルの画面の縦方向及び横方向
に対して傾いた方向に配置されている。この場合、光学補償素子を画角に対して傾斜した
軸のまわりに回転・傾斜させることができる。
本発明のさらに別の態様では、一対の軸部材が、支持ホルダに形成された一対のスリッ
ト状の溝にそれぞれ支持される棒状又は細長い板状の部材である。この場合、フレームす
なわち光学補償素子の簡易な支持と滑らかな姿勢調整とが可能になる。
本発明のさらに別の態様では、支持ホルダが、一方に液晶パネルに接合するための第1
接合部を有し、他方に偏光板を取り付けるための第2接合部を有するとともに、第1及び
第2接合部の間にフレームを収納する隙間状の空間を有する。この場合、支持ホルダによ
って、液晶パネルや偏光板を一体的に固定でき、これらの間で光学補償素子の姿勢を調節
することができる。
本発明のさらに別の態様では、偏光板が、液晶パネルの射出側に配置され、支持ホルダ
が、偏光板の射出側に配置される固定用板金を含む。この場合、固定用板金を介して補償
素子調整機構を射出側の部材、例えばプリズムに固定することができる。
本発明に係るプロジェクタは、(a)上述の補償素子調整機構と、(b)液晶パネルと
をそれぞれ有する各色の光変調装置と、(c)各色の光変調装置を照明する照明装置と、
(d)各色の光変調装置から射出された光を合成する光合成装置と、(e)光合成装置を
経て合成された光を投射する投射光学系とを備える。
上記プロジェクタでは、各色の照明光が、各色の光変調装置に入射して、各色の光変調
装置で各色の光束に変調された後に光合成部材によって合成され、投射光学系を経て合成
後の光束がスクリーン上に画像として投射される。この際、本発明に係る上述のような簡
単な構造の補償素子調整機構を用いているので、光学補償素子を簡易な構造で精密に配置
することができ、画像表示におけるコントラストを簡易に高めることができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構造を説明する図である。本プロ
ジェクタ110は、光源光を発生する光源装置21と、光源装置21からの光源光を赤緑
青の3色に分離する色分離光学系23と、色分離光学系23から射出された各色の照明光
によって照明される光変調部25と、光変調部25からの各色の像光を合成するクロスダ
イクロイックプリズム27と、クロスダイクロイックプリズム27を経た像光をスクリー
ン(不図示)に投射するための投射光学系である投射レンズ29とを備える。
以上のプロジェクタ110において、光源装置21は、光源ランプ21aと、凹レンズ
21bと、一対のフライアイレンズ21d,21eと、偏光変換部材21gと、重畳レン
ズ21iとを備える。このうち、光源ランプ21aは、例えば高圧水銀ランプからなり、
光源光を回収して前方に射出させる凹面鏡を備える。凹レンズ21bは、光源ランプ21
aからの光源光を平行化する役割を有するが、省略することもできる。一対のフライアイ
レンズ21d,21eは、マトリクス状に配置された複数の要素レンズからなり、これら
の要素レンズによって凹レンズ21bを経た光源ランプ21aからの光源光を分割して個
別に集光・発散させる。偏光変換部材21gは、フライアイレンズ21eから射出した光
源光を例えば図1の紙面に垂直なS偏光成分のみに変換して次段光学系に供給する。重畳
レンズ21iは、偏光変換部材21gを経た照明光を全体として適宜収束させることによ
り、光変調部25に設けた各色の光変調装置に対する重畳照明を可能にする。つまり、両
フライアイレンズ21d,21eと重畳レンズ21iとを経た照明光は、以下に詳述する
色分離光学系23を経て、光変調部25に設けられた各色の液晶パネル25a,25b,
25cを均一に重畳照明する。
色分離光学系23は、第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bと、補正光学
系である3つのフィールドレンズ23f,23g,23hと、反射ミラー23j,23m
,23n,23oとを備え、光源装置21とともに照明装置を構成する。ここで、第1ダ
イクロイックミラー23aは、赤緑青の3色のうち例えば赤光及び緑光を反射し青光を透
過させる。また、第2ダイクロイックミラー23bは、入射した赤及び緑の2色のうち例
えば緑光を反射し赤光を透過させる。この色分離光学系23において、光源装置21から
の略白色の光源光は、反射ミラー23jで光路を折り曲げられて第1ダイクロイックミラ
ー23aに入射する。第1ダイクロイックミラー23aを通過した青光は、例えばS偏光
のまま、反射ミラー23mを経てフィールドレンズ23fに入射する。また、第1ダイク
ロイックミラー23aで反射されて第2ダイクロイックミラー23bでさらに反射された
緑光は、例えばS偏光のままフィールドレンズ23gに入射する。さらに、第2ダイクロ
イックミラー23bを通過した赤光は、例えばS偏光のまま、レンズLL1,LL2及び
反射ミラー23n,23oを経て、入射角度を調節するためのフィールドレンズ23hに
入射する。レンズLL1,LL2及びフィールドレンズ23hは、リレー光学系を構成し
ている。このリレー光学系は、第1レンズLL1の像を、第2レンズLL2を介してほぼ
そのままフィールドレンズ23hに伝達する機能を備えている。
光変調部25は、3つの液晶パネル25a,25b,25cと、各液晶パネル25a,
25b,25cを挟むように配置される3組の偏光フィルタ25e,25f,25gとを
備える。ここで、第1光路OP1に配置された青光用の液晶パネル25aと、これを挟む
一対の偏光フィルタ25e,25eとは、輝度変調後の像光のうち青光を画像情報に基づ
いて2次元的に輝度変調するための青色用の液晶ライトバルブを構成する。このうち、液
晶パネル25aは、例えば垂直配向型の動作を行う液晶セルを備えるが、TN型の動作を
行う液晶セルを含むものとすることもできる。液晶パネル25aは、一対の基板間に液晶
層を挟んだ一般的な構造を有し、入射側すなわち表の基板側に配向膜、透明共通電極層、
ブラックマトリクス等を備え、射出側すなわち裏の基板側に配向膜、透明画素電極、回路
層等を備える。青色用の液晶ライトバルブは、コントラスト向上用の光学補償素子である
光学補償素子10を、例えば射出側の偏光フィルタ25eと液晶パネル25aとの間に組
み込んでいる。
同様に、第2光路OP2に配置された緑光用の液晶パネル25bと、対応する偏光フィ
ルタ25f,25fも、緑色用の液晶ライトバルブを構成し、第3光路OP3に配置され
た赤光用の液晶パネル25cと、偏光フィルタ25g,25gも、赤色用の液晶ライトバ
ルブを構成する。そして、これら緑光及び赤色用の液晶ライトバルブも、コントラスト向
上用の光学補償素子である光学補償素子10を、例えば射出側の第1偏光フィルタ25f
,25gと液晶パネル25b,25cとの間に組み込んでいる。
青光用の第1液晶パネル25aには、色分離光学系23の第1ダイクロイックミラー2
3aを透過することによって分岐された青光が、フィールドレンズ23fを介して入射す
る。緑光用の第2液晶パネル25bには、色分離光学系23の第2ダイクロイックミラー
23bで反射されることによって分岐された緑光が、フィールドレンズ23gを介して入
射する。赤光用の第3液晶パネル25cは、第2ダイクロイックミラー23bを透過する
ことによって分岐された赤光が、フィールドレンズ23hを介して入射する。各液晶パネ
ル25a〜25cは、入射した照明光の空間的強度分布を変調する非発光型の光変調装置
であり、各液晶パネル25a〜25cにそれぞれ入射した3色の光は、各液晶パネル25
a〜25cに電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて変調される。
その際、偏光フィルタ25e,25f,25gによって、各液晶パネル25a〜25cに
入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶パネル25a〜25cから射出
される変調光から所定の偏光方向の成分光が像光として取り出される。さらに、光学補償
素子10によって、液晶パネル25a〜25cによる位相変調が適正になるように調整が
行われ、これらの光学的補償が可能になる。
クロスダイクロイックプリズム27は、光合成部材であり、4つの直角プリズムを貼り
合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に
交差する一対の誘電体多層膜27a,27bが形成されている。一方の第1誘電体多層膜
27aは青色光を反射し、他方の第2誘電体多層膜27bは赤色光を反射する。このクロ
スダイクロイックプリズム27は、液晶パネル25aからの青光を第1誘電体多層膜27
aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶パネル25bからの緑光を第1及び第2誘電
体多層膜27a,27bを介して直進・射出させ、液晶パネル25cからの赤光を第2誘
電体多層膜27bで反射して進行方向左側に射出させる。
投射レンズ29は、クロスダイクロイックプリズム27で合成されたカラーの像光を、
所望の倍率でスクリーン(不図示)上に投射する。つまり、各液晶パネル25a〜25c
に入力された駆動信号或いは画像信号に対応する所望の倍率のカラー動画やカラー静止画
がスクリーン上に投射される。
以上のプロジェクタ110において、光変調部25に組み込まれた光学補償素子10は
、既に説明したように、例えば液晶パネル25a〜25cによって正確に調整できなかっ
た位相変調量を微調整する目的で使用される。このような光学補償素子10を液晶ライト
バルブ内の適所に配置することで、光変調部25による光変調のコントラストを高めるこ
とができ、或いは光変調量の効率的で精密な制御が可能になり、高品位の画像の投射が可
能になる。この際、光学補償素子10の厚みや光軸に対する傾斜状態は、液晶パネル25
a〜25cによって与えられる複屈折位相差に対して必要な調整量に対応するものとなっ
ている。このような厚みや傾斜量は、個々の液晶パネル25a〜25cごとに設定するこ
とが望ましい。
図2は、図1に示すプロジェクタ110の一部を構成する光学ユニットの構造を説明す
る斜視図である。この光学ユニット30は、クロスダイクロイックプリズム27と、液晶
パネル25a,25b,25cと、射出フィルタユニット125a,125b,125c
とを備える。クロスダイクロイックプリズム27の3つの入射側面には、3つの射出フィ
ルタユニット125a,125b,125cがそれぞれアライメントされて貼り付けられ
ており、さらに、射出フィルタユニット125a,125b,125cに対向して液晶パ
ネル25a,25b,25cがそれぞれアライメントされた状態で固定されている。つま
り、液晶パネル25a,25b,25cの射出側に射出フィルタユニット125a,12
5b,125cが配置されている。各射出フィルタユニット125a,125b,125
cは、図1に示す射出側の偏光フィルタ25e,25f,25gとこれに対向して配置さ
れる各色用の光学補償素子10とをそれぞれ内蔵しており、光学補償素子10の傾き姿勢
を個別に調整するための補償素子調整機構として機能する。なお、各液晶パネル25a,
25b,25cからは、フラット型の配線ケーブルCAがそれぞれ延びている。
図3(A)及び3(B)は、図2に示す光学ユニット30のうち緑色用の液晶パネル2
5b及びその周辺部の構造を具体的に説明する平面図である。また、図4(A)は、射出
フィルタユニット125bの斜視図であり、図4(B)は、射出フィルタユニット125
bのうちフレーム31の正面図である。図5は、射出フィルタユニット125b等の分解
斜視図である。
図3(A)、図5等に示すように、液晶パネル25bは、ビス51によって射出フィル
タユニット125bに固定されている。射出フィルタユニット125bは、光学補償素子
10及び偏光フィルタ25fの他に、フレーム31と、ホルダ部材33と、固定部材35
と、固定用板金37とを備える。
このうち、フレーム31は、板金加工によって形成されたものであり、矩形板状であり
光学補償素子10を支持する本体部31aと、液晶パネル25bの画角に対して傾斜した
一対の対角位置に設けられ外側に向かって延びる一対の軸部材31b,31cと、上部中
央から上方に延びるレバー部材31eとを有している。ここで、本体部31aは、中央に
矩形の開口OP1を有し、この開口OP1を塞ぐように液晶パネル25b側の面に光学補
償素子10が貼り付けられている。本体部31aから延びる一対の軸部材31b,31c
は、細長い板状の部材として後述するホルダ部材33に支持されており、本体部31aが
光軸OAに対して垂直で画角に対して傾いた回転軸RAのまわりに回動することを許容す
る。つまり、フレーム31すなわち光学補償素子10は、液晶パネル25bに対して一定
範囲内で任意の角度だけ傾斜させることができるようになっている。レバー部材31eの
先端に設けられたノブ31hは、フレーム31の傾斜角度を指で微調整する際に利用され
る。
なお、光学補償素子10は、ガラス又は、プラスチック等のポリマー製の透明板上に、
接着剤等によって、複屈折性を有する無機若しくは有機材料からなる板状部材、又はこれ
らを複合した板状部材、WVフィルム等を取り付けたものである。光学補償素子10は、
液晶パネル25bに封入されている液晶材料やその配向特性に応じて、その光学軸を光軸
OAに垂直な方向や光軸OAに平行な方向に配置することができ、る。さらに光学補償素
子10の光学軸を光軸OAに垂直な方向とする場合、その方位を回転軸RAに対して適当
な角度に設定することができる。なお、光学補償素子10の材料としては、サファイア、
水晶、TAC(トリアセチルセルロース)等の各種材料を用いることができる。
ホルダ部材33は、一方側に液晶パネル25bに接合するための第1接合部33aを有
し、他方側に偏光フィルタ25eを取り付けるための第2接合部33b,33cを有し、
第1接合部33aと第2接合部33b,33cとの間にこれらを連結する一対の側壁部3
3e,33fを設けている。
ホルダ部材33は、板金加工によって形成されたものであり、接合部33a,33b,
33cと側壁部33e,33fとが折り曲げによって立体的に形成されており、第1接合
部33aと第2接合部33b,33cとの間に前述のフレーム31を収納するための隙間
状の空間SPが形成されている。第1接合部33aは、中央に矩形の開口OP2を有し、
フレーム31上の光学補償素子10と液晶パネル25bとが対面するようになっている。
両側壁部33e,33fには、下側に挿入孔53a,53bが形成され、上側にスリット
状の溝である支持溝53c,53dが形成されており、前者の挿入孔53a,53bの下
端には、スリット状の溝である支持溝54c,54dがさらに形成されている。一方の側
壁部33eの挿入孔53aに設けた支持溝54cには、図4(A)に示すフレーム31の
正面左下に形成された軸部材31cが所定の緩みをもって嵌合し、他方の側壁部33fの
支持溝53dには、フレーム31の正面右上に形成された軸部材31bが同様の緩みをも
って嵌合する。この際、軸部材31cの端部に形成された鉤部61aと、軸部材31bの
端部に形成された鉤部61bとが協働して、光学補償素子10の主面に平行な横方向に関
してフレーム31の動きを制限するので、ホルダ部材33内でのフレーム31のガタツキ
が低減される。つまり、フレーム31がホルダ部材33内で回転軸RAのまわりに滑らか
に回動可能になる。フレーム31を挟んで第1接合部33aの反対側にある第2接合部3
3b,33cには、外側つまり液晶パネル25bの反対側から偏光フィルタ25fが貼り
付けられて固定されている。第2接合部33b,33cには、複数の取付孔62aが適所
に形成されており、図5に示す固定用板金37の取付及び固定が可能になっている。
固定部材35は、樹脂成形品であり、本体部35aと、一対の鉤部35b,35bと、
一対の突起部35c,35cとを備える。本体部35aと一対の鉤部35b,35bとは
、協働してホルダ部材33の第1接合部33aの上端部を挟持する。これにより、第1接
合部33a上部に固定部材35が取り付けられる。この際、ホルダ部材33のボス孔56
aと本体部35aの背面に形成された突起(不図示)とが嵌合して固定部材35の分離が
防止される。また、ホルダ部材33に形成された突起56bによって固定部材35が下側
に過剰に移動することを防止できる。突起部35c,35cは樹脂バネとして機能するバ
ネ状部材であり、突起部35c,35cの下面US,USと、レバー部材31eに設けた
根元部分31jの上端TE,TEとは、弾性的に当接している。具体的には、突起部35
c,35cの下面US,USが根元部分31jの上端TE,TEに当接して下方に付勢す
る。これにより、根元部分31jすなわちフレーム31の変位が摩擦力によって制限され
、結果的に、フレーム31の回転軸RAのまわりの回動が制限される。ここで、第1部材
である固定部材35と、第2部材であるレバー部材31eとは、フレーム31の回動を制
限する固定部として機能している。この際、レバー部材31eの両側は、レールの役割を
果たす一対の突起部35c,35cに挟まれている。これにより、突起部35c,35c
等に案内され、フレーム31の姿勢が安定的に保持されるとともに、フレーム31や光学
補償素子10の姿勢の微調整が可能になる。具体的には、レバー部材31eのノブ31h
を指で前後(光軸OAに沿った方向)に押すことにより、レバー部材31eの根元部分3
1jが突起部35c,35cの下面US,US上を摩擦力に抗して摺動する。例えば図3
(A)に示すような液晶パネル25bに対して平行な状態から図3(B)に示すような液
晶パネル25bに対して傾斜した状態に変化させて、そのような傾斜状態で固定すること
ができる。図6(A)は、図3(B)に示す調整後の射出フィルタユニット125bを別
の視点で説明する斜視図であり、図6(B)は、図3(B)に示す調整後の射出フィルタ
ユニット125bを別の視点で説明する側面図である。
なお、図3(B)に示す調整後、根元部分31jや突起部35c,35c間に接着剤を
供給して固定すれば、フレーム31を確実に固定でき、液晶パネル25bと光学補償素子
10との配置関係を恒久的に固定することができる。
固定用板金37は、ホルダ部材33の射出側に固定され、ホルダ部材33と併せて支持
ホルダとして機能する。固定用板金37は、板金加工によって形成されたものであり、矩
形板状である本体部37aと、本体部37aの四隅に設けられ液晶パネル25b側に延び
る爪部材37bとを有している。本体部37aは、中央に矩形の開口OP3を有し、偏光
フィルタ25fと図2に示すクロスダイクロイックプリズム27とが対面するようになっ
ている。この固定用板金37は、偏光フィルタ25fとクロスダイクロイックプリズム2
7とを必要だけ離間させた状態に保ちつつ、射出フィルタユニット125b等をクロスダ
イクロイックプリズム27に固定するために用いられる。また、液晶パネル25bを固定
した射出フィルタユニット125bの位置を、爪部材37bと複数の取付孔62aの固定
位置とを調整することによって正確に位置決めすることができる。
以上は、緑色用の液晶パネル25b及び射出フィルタユニット125bの構造の説明で
あったが、他の青色及び赤色用の液晶パネル25a,25cに付随する各色の射出フィル
タユニット125a,125cも上述した射出フィルタユニット125bと同様の構造を
有しており、詳細な説明は省略する。
なお、緑色用の液晶パネル25bと、青色及び赤色用の液晶パネル25a,25cとは
、プレチルト角が逆方向のものを用いている。これは、クロスダイクロイックプリズム2
7を透過又は反射させる際に、左右の反転を補償して視野角特性を一致させるためであり
、このため、光学補償素子10の光学軸や傾斜も、緑色用の液晶パネル25bに付随する
ものと青色及び赤色用の液晶パネル25a,25cに付随するものとでは左右反転させる
必要がある。図7(A)〜7(D)は、このことを説明した図である。図7(A)は、緑
色用の液晶パネル25bと射出フィルタユニット125bとを示しており、図7(B)は
、射出フィルタユニット125bに組み込まれるフレーム31とを示している。一方、図
7(C)は、青色及び赤色用の液晶パネル25a,25cと射出フィルタユニット125
a,125cとを示しており、図7(D)は、射出フィルタユニット125a,125c
に組み込まれるフレーム31とを示している。図からも明らかなように、図7(B)のフ
レーム31と、図7(D)のフレーム31とは、左右反転した対称な形状を有している。
つまり、図7(D)のフレーム31の場合、軸部材31bが本体部31aから正面左上に
延び、軸部材31cが本体部31aから正面右下に延びる、レバー部材31eが上部中央
から上方に延びる。結果的に、図7(B)のフレーム31は、紙面に沿って右上がりに傾
いた回転軸RAのまわりに回転可能になっており、図7(D)のフレーム31は、紙面に
沿って左上がりに傾いた回転軸RA’のまわりに回転可能になっている。なお、以上の射
出フィルタユニット125a,125b,125cにおいて、ホルダ部材33、固定部材
35、及び固定用板金37は、共通の部品とすることができ、コストダウンを図っている
。また、レバー部材31eの左右の突起部は左右で長さが異なっており、射出フィルタユ
ニット125bの組立後も、レバー部材31eを目視確認することで簡単に光学補償素子
10の傾斜方向を確認することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態のプロジェクタ110においては、補償素
子調整機構として、簡単な構造で部品点数の少ない射出フィルタユニット125a,12
5b,125cを有しており、光学補償素子10を支持するフレーム31が、光学補償素
子10の周囲において対向する位置に設けられている一対の軸部材31b,31cを有し
、ホルダ部材33に設けた支持溝53d,54cが、両軸部材31b,31cをそれぞれ
支持する。よって、ホルダ部材33に対するフレーム31の位置調整によって、液晶パネ
ル25a,25b,25cに対して光学補償素子10の取付姿勢を調整することができる
。この際、固定部材35が、ホルダ部材33に対するフレーム31の変位を弾性的な当接
によって制限するので、光学補償素子10の姿勢をフレーム31とともに変化させてその
まま保持することができ、光学補償素子10の取付姿勢の比較的精密で簡易な固定が可能
になる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態の補償素子調整機構について説明する。なお、第2実施形態の補償
素子調整機構すなわち射出フィルタユニットは、図3等に示す第1実施形態の射出フィル
タユニット125bを変形したものであり、以下では異なる部分についってのみ説明する
図8(A)は、第2実施形態における射出フィルタユニット225bの斜視図であり、
図8(B)は、射出フィルタユニット225bのうちフレーム231の正面図である。
この場合、射出フィルタユニット225bは、図4(B)等に示すフレーム231に代
えてフレーム231を備える。フレーム231は、円形板状であり光学補償素子210を
支持する本体部231aと、傾いて外側に向かって延びる一対の軸部材231b,231
cと、上部中央から上方に延びるレバー部材231eとを有している。ここで、本体部2
31aは、中央に円形の開口(不図示)を有し、この開口を塞ぐように光学補償素子21
0が貼り付けられている。本体部231aから延びる一対の軸部材231b,231cは
、棒状の部材としてホルダ部材33の支持溝53d,54cに支持されており、本体部2
31aが回転軸RAのまわりに回動することを許容する。つまり、フレーム231すなわ
ち光学補償素子210は、図2等に示す液晶パネル25aに対して一定範囲内で任意の角
度だけ傾斜させることができるようになっている。この際、軸部材231cの根元部に形
成された制限部材261aと、軸部材231bの端部に形成された制限部材261bとが
協働して、光学補償素子210の主面に平行な横方向に関してフレーム231の動きを制
限するので、ホルダ部材33内でのフレーム231のガタツキが低減される。つまり、フ
レーム231がホルダ部材33内で回転軸RAのまわりに滑らかに回動可能になる。なお
、光学補償素子210は、輪郭が円形であるが、図4(B)等に示す光学補償素子10と
同様の機能を有する。
レバー部材231eの先端に設けられたノブ31hは、フレーム231の傾斜角度を指
で微調整する際に利用される。レバー部材231eの根元部分231jからは一対の板バ
ネ231k,231kが延びている。両板バネ231k,231kの上端と、ホルダ部材
33上部に固定された固定部材35に設けた突起部35c,35cの下面US,USとは
、弾性的に当接している。これにより、根元部分231jすなわちフレーム231の変位
が制限され、結果的に、フレーム231の回転軸RAのまわりの回動が制限される。つま
り、板バネ231k,231k等によって、フレーム231の姿勢が安定的に保持される
とともに、フレーム231や光学補償素子210の姿勢の微調整が可能になる。具体的に
は、レバー部材231eを指で前後に押すことにより、例えば図8(A)に示すような液
晶パネル25aに対して平行な状態から図9(A)に示すような液晶パネル25aに対し
て傾斜した状態に変化させて、そのような傾斜状態で固定することができる。ここで、第
1部材である固定部材35と、第2部材であるレバー部材231eとは、フレーム31の
回動を制限する固定部として機能している。なお、図9(B)は、図9(A)に示す射出
フィルタユニット225bを別の視点で説明する側面図である。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態の補償素子調整機構について説明する。なお、第3実施形態の補償
素子調整機構すなわち射出フィルタユニットは、図3等に示す第1実施形態の射出フィル
タユニット125bを変形したものであり、以下では異なる部分についってのみ説明する
図10(A)〜10(C)は、第3実施形態の射出フィルタユニット325b等を説明
するための図であり、図10(A)は、射出フィルタユニット325bの底面図であり、
図10(B)及び10(B)は、図10(A)の射出フィルタユニット325bを構成す
るフレーム331の配置を説明する側面図である。
この場合、フレーム331の下端に整流板331kを設けている。射出フィルタユニッ
ト325bは、不図示の空冷装置から供給される冷却風CWによって冷却されており、こ
の冷却風CWは、下方から上方に流れる。ここで、図10(C)のように、光学補償素子
10と偏光フィルタ25fとが平行に配置される場合、冷却風CWは、あまり乱れること
なく光学補償素子10と偏光フィルタ25fとの間を通過して、偏光フィルタ25fを効
率よく冷却する。一方、図10(B)のように、光学補償素子10が傾いて光学補償素子
10の下端と偏光フィルタ25fの下端とが近接する場合、冷却風CWは、光学補償素子
10と偏光フィルタ25fとの間を通過しにくくなる。しかしながら、整流板331kが
冷却風CWを集めて光学補償素子10の下端と偏光フィルタ25fの下端との間に流す役
割を有するので、偏光フィルタ25fの冷却効率が維持され、偏光フィルタ25fの加熱
を防止できる。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。例えば、上記実施形態では、コントラスト向上用の光学補償素子10を、例え
ば射出側の偏光フィルタ25e,25f,25gと液晶パネル25a,25b,25cと
の間に組み込んでいるが、光学補償素子10を入射側の偏光フィルタ25e,25f,2
5gと液晶パネル25a,25b,25cとの間に組み込むこともできる。この場合、各
液晶パネル25a,25b,25cの入射側に、図2等に示す射出フィルタユニット12
5a,125b,125cと同様の構造の入射フィルタユニットを設ける。
また、上記実施形態では、フレーム31,231,331を回転させる回転軸RAを、
液晶パネル25a,25b,25cの画面の縦方向及び横方向に対して45度傾いた方向
に配置しているが、回転軸RAの角度は光軸OAに垂直な面内で任意に設定することがで
きる。
また、上記実施形態のプロジェクタ110では、光源装置21を、光源ランプ21a、
一対のフライアイレンズ21d,21e、偏光変換部材21g、及び重畳レンズ21iで
構成したが、フライアイレンズ21d,21e、偏光変換部材21g等については省略す
ることができ、光源ランプ21aも、LED等の別光源に置き換えることができる。
また、上記実施形態では、色分離光学系23を用いて照明光の色分離を行って、光変調
部25において各色の変調を行った後に、クロスダイクロイックプリズム27において各
色の像の合成を行っているが、単一の液晶パネルすなわち液晶ライトバルブによって画像
を形成することもできる。
また、上記実施形態では、光路OP1,OP2,OP3にそれぞれ青光、緑光、赤光の
液晶パネル25a,25b,25cを配置しているが、各光路に配置される液晶パネルは
入れ替えても良い。
上記実施形態では、3つの液晶パネル25a〜25cを用いたプロジェクタ110の例
のみを挙げたが、本発明は、2つの液晶パネルを用いたプロジェクタ、あるいは、4つ以
上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
また、液晶パネル25a〜25cは透過型に限らず反射型とすることができる。この場
合、液晶パネル25a〜25cの片側にのみ単一の偏光板が配置されるので、例えば各液
晶パネル25a〜25cと単一の偏光板との間に光学補償素子10を配置するタイプの射
出フィルタユニットを各液晶パネル25a〜25cの正面側に配置することができる。
上記実施形態では、スクリーンを観察する方向から投射を行なうフロントタイプのプロ
ジェクタの例のみを挙げたが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から投射
を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
第1実施形態のプロジェクタの構造を説明する平面図である。 プロジェクタの要部である光学ユニットの構造を説明する斜視図である。 (A)、(B)は、図2に示す光学ユニットの特定液晶パネルの周辺構造を具体的に説明する平面図である。 (A)は、射出フィルタユニットの斜視図であり、(B)は、フレームの正面図である。 射出フィルタユニット等の分解斜視図である。 (A)、(B)は、それぞれ射出フィルタユニットの動作を説明する斜視図及び側面図である。 (A)、(B)は、2種類の液晶パネル及び射出フィルタユニットを示す正面図であり、(C)、(D)は、(A)、(B)にそれぞれ対応する2種類のフレームを示す正面図である。 (A)は、第2実施形態における射出フィルタユニットの斜視図であり、(B)は、フレームの正面図である。 (A)、(B)は、それぞれ射出フィルタユニットの動作を説明する斜視図及び側面図である。 (A)は、第3実施形態における液晶パネルの周辺構造を説明する平面図であり、(B)及び(C)は、射出フィルタユニットの動作を説明する側面図である。
符号の説明
10…光学補償素子、 21…光源装置、 21d,21e…フライアイレンズ、 2
1g…偏光変換部材、 21i…重畳レンズ、 23…色分離光学系、 23a,23b
…ダイクロイックミラー、 25…光変調部、 25a,25b,25c…液晶パネル、
25e,25f,25g…偏光フィルタ、 27…クロスダイクロイックプリズム、
29…投射レンズ、 30…光学ユニット、 31…フレーム、 31a…本体部、 3
1b,31c…軸部材、 31c…軸部材、 31e…レバー部材、 33…ホルダ部材
、 33a,33b,33c…接合部、 33e,33f…側壁部、 35…固定部材、
35c,35c…突起部、 37…固定用板金、 51…ビス、 53c,53d…支
持溝、 54c,54d…支持溝、 61a,61b…鉤部、 110…プロジェクタ、
125a,125b,125c…射出フィルタユニット、 CA…配線ケーブル、 O
A…光軸、 OP1,OP2,OP3…光路、 RA…回転軸

Claims (10)

  1. 液晶パネルと偏光板との間に配置される光学補償素子と、
    前記光学補償素子を支持するとともに、前記光学補償素子の周囲の対向する位置に設け
    られている一対の軸部材を有するフレームと、
    前記液晶パネル側に固定されるとともに、前記フレームの前記一対の軸部材を回動可能
    に支持する支持ホルダと、
    前記支持ホルダに対する前記フレームの変位を、弾性的な当接によって制限する固定部
    と、
    を備える補償素子調整機構。
  2. 前記固定部は、前記フレームを摩擦力で係止することによって、前記支持ホルダに対す
    る前記フレームの変位量の微調整を許容する、請求項1に記載の補償素子調整機構。
  3. 前記固定部は、前記支持ホルダに取り付けられる第1部材と、前記フレームから延びる
    第2部材とを含み、前記第1及び第2部材の弾性的な係止によって前記支持ホルダに対す
    る前記フレームの変位を制限する、請求項1または請求項2に記載の補償素子調整機構。
  4. 前記第2部材は、前記支持ホルダの外側に延びることによって、前記フレームの姿勢を
    調整可能にする操作用のノブを備える、請求項3に記載の補償素子調整機構。
  5. 前記固定部は、前記第1または第2部材に設けた樹脂バネ又は板金バネを含む、請求項
    3または請求項4に記載の補償素子調整機構。
  6. 前記一対の軸部材は、前記液晶パネルの画面の縦方向及び横方向に対して傾いた方向に
    配置されている、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の補償素子調整機構。
  7. 前記一対の軸部材は、前記支持ホルダに形成された一対のスリット状の溝にそれぞれ支
    持される棒状又は細長い板状の部材である、請求項1から請求項6までのいずれか一項に
    記載の補償素子調整機構。
  8. 前記支持ホルダは、一方に前記液晶パネルに接合するための第1接合部を有し、他方に
    前記偏光板を取り付けるための第2接合部を有するとともに、前記第1及び第2接合部の
    間に前記フレームを収納する隙間状の空間を有する、請求項1から請求項7までのいずれ
    か一項に記載の補償素子調整機構。
  9. 前記偏光板は、前記液晶パネルの射出側に配置され、前記支持ホルダは、前記偏光板の
    射出側に配置される固定用板金を含む、請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載
    の補償素子調整機構。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の補償素子調整機構と、前記液晶パネ
    ルとをそれぞれ有する各色の光変調装置と、
    前記各色の光変調装置を照明する照明装置と、
    前記各色の光変調装置から射出された光を合成する光合成装置と、
    前記光合成装置を経て合成された光を投射する投射光学系と
    を備えるプロジェクタ。
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