JP2009042177A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な霧や湯煙等の不規則形状物体を簡易かつ確実に判定することができる物体検出装置を提供する。
【解決手段】車両の周辺に電磁波を送信して、その反射波から車両周辺の物体を検出する物体検出装置は、電磁波の送信タイミングと受信タイミングから反射点までの距離を算出し、電磁波の照射方向から電磁波が物体上で反射点の実空間ベクトルを算出する(STEP40)。また、複数の反射点を距離が所定範囲内となる反射点を1つの反射点群として分類し、該反射点群の存在する実空間上の範囲を1つのセグメントとする(STEP50)。そして、第1反射点群としてセグメント化された第1セグメントにおいて、第1セグメントを通る前記電磁波の走査線上で第1反射点以外の第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在する場合に、該第1セグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する(STEP60)。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の周辺に電磁波を送信することにより、その反射波から該車両の周辺に存在する物体を検出する物体検出装置に関する。
従来より、車両である自動車に電磁波によるレーダやレーザスキャナを備え、車両前方の所定範囲に亘って光波やミリ波などの送信波を放射し、その反射波を検出することによって、車両前方に存在する物体を検出する物体検出装置がある。かかる物体検出装置によれば、先行車両を検出し、該先行車両との間の車間距離を維持するように車速を制御すること、車両前方の障害物を検知し、警報によりドライバーに注意喚起を行うこと、さらに、ブレーキを作動させること等により車両を制御すること等に適用され得る。
かかる物体検出装置のなかで、特に、雪、霧、雨等の気象条件を加味したものとしては、放射された1つの送信波に対して複数の反射波を検出し、各反射波に対応する時間差を計測可能に構成し、雪、霧、雨等の気象条件の場合に空気中を浮遊する粒子が送信波を散乱反射することによって発生する反射波に対応する時間差の範囲を予め記憶しておく記憶手段を備え、時間差計測手段によって計測された時間差と、記憶手段に記憶された散乱反射の場合の時間差範囲データとに基づいて、反射物体までの距離を算出するものが知られている(特許文献1参照)。
かかる気象条件を加味した物体検出装置によれば、降雪状態の中や霧がかかっている状態を車両が走行する場合に、雪等の粒子に散乱反射されて発生する反射波に対応する時間差と、その先に存在する障害物や先行車両によって反射されて発生する反射波に対応する時間差を計測し、雪等からの反射波を検知した場合でも、本来距離を測定すべき障害物等の距離を測定する。
特開平8−122437号公報
しかしながら、かかる気象条件を加味した物体検出装置は、雪、霧、雨等の粒子が車両から近距離かつ広範囲に存在していることを前提に、このような状況に対応した所定の条件を満たすときに、その先に存在する障害物や先行車両を検出し、近距離かつ広範囲に存在する物体を雪等と判定するものである。そのため、雪、霧、雨等の粒子が車両から近距離かつ広範囲に存在していない場合には、かかる判定は行えないという不都合がある。特に、霧や湯煙等は車両から遠方に存在する場合や、局所的に存在し得る場合が多いことから、このような霧や湯煙等を実体ある物体として誤検知してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、多様な霧や湯煙等の不規則形状物体を簡易かつ確実に判定することができる物体検出装置を提供することを目的とする。
本発明の物体検出装置は、車両の周辺に電磁波を送信する送信手段と、該送信手段から送信された電磁波が該車両周辺の物体で反射した反射波を受信する受信手段とを備えて、該反射波から該車両周辺の物体を検出する物体検出装置であって、前記送信手段の送信タイミングと前記受信手段の受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段と、前記送信手段から送信された電磁波が反射した実空間上の反射点を算出する反射点算出手段と、前記時間差計測手段の計測時間に基づいて、前記車両から前記反射点までの距離を算出する距離算出手段と、前記送信手段から送信する電磁波を前記車両前方に走査させたときに、前記反射点算出手段によって算出された複数の反射点のうち、反射点同士の距離が所定範囲内となる反射点を1つの反射点群として分類し、該反射点群の存在する実空間上の範囲を1つのセグメントとするセグメント化手段と、前記セグメント化手段によって第1反射点群としてセグメント化された第1セグメントにおいて、該第1セグメントを通る前記電磁波の走査線上で第1反射点以外の第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在する場合に、該第1セグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する物体判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の物体検出装置によれば、反射点算出手段によって算出された複数の反射点を、セグメント化手段がその反射点同士の距離が所定範囲内となる反射点を反射点群としてセグメント化する。そのため、霧や湯煙等が車両から遠方に存在する場合や、局所的に存在し得る場合にも、かかる霧や湯煙等をセグメント(反射点群)として認識することができる。
そして、第1セグメントを構成する物体が霧や湯煙等の不規則形状物体である場合には、該不規則形状物体を電磁波が透過して他の反射点である第2反射点を持つ。そのため、第1セグメントを通る前記電磁波の走査線上に該第1反射点以外の第2反射点を有し、第2反射点をも生じている第1反射点が、霧や湯煙等の透過率に対応して設定される所定の比率以上存在する場合には、第1セグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する。これにより、多様な霧や湯煙等の不規則形状物体を簡易かつ確実に判定することができる。
ここで、前記物体判定手段は、前記送信手段から送信された1つの電磁波の走査線上で、前記反射点算出手段が複数の反射点を算出した場合に、前記車両側の反射点を前記第1反射点群を構成する反射点として、前記第1セグメントから構成される物体が不規則形状物体であるか否かの判定を行うことが好ましい。
霧や湯煙等の不規則形状物体に1つの電磁波を送信した場合には、車両側で不規則形状物体による第1番目の反射が起こり、不規則形状物体を透過した電磁波によって、その先に存在する障害物や先行車両で第2番目の反射が起こる。そのため、複数の反射点が存在する場合に、第1番目の反射点を第1反射点群を構成する反射点として、第1セグメントから構成される物体が不規則形状物体であるか否かの判定を行うことで、物体判定手段の処理対象を絞ることでき、処理負担を低減することができる。
前記所定の比率は、前記第1セグメントに属さない前記第2反射点をも生じている第1反射点の割合が増加するに従ってより小さな値に変更されることが好ましい。
霧や湯煙等の不規則形状物体が第1セグメントから構成される物体の場合には、該第1セグメントから構成される物体を電磁波が透過して、例えば、第2反射点群からなる第2セグメントがセグメント化される。ここで、第1セグメントに属さない前記第2反射点を持つ第1反射点が増加する場合には、第1セグメントから構成される物体を電磁波がより透過し易く(透過率が高く)、第1セグメントから構成される物体が不規則形状物体である可能性が高い。そのため、前記所定の比率を低く設定し、第1セグメントから構成される物体をより不規則形状物体として判定し易くすることで、霧や湯煙等の不規則形状物体をより簡易かつ確実に判定することができる。
前記反射点の前記車両に対する高さを算出する高さ算出手段と、前記高さ算出手段によって算出された前記反射点の高さと、前記距離算出手段によって算出された該反射点の距離とに基づいて、該反射点が前記車両が走行する路面であるか否かを判定する路面判定手段とを備え、前記物体判定手段は、前記第1セグメントに属さない前記第2反射点に対して、前記路面判定手段によって該第2反射点が前記路面による反射であると判定された場合に、前記第2反射点が路面によるものでない時よりも前記所定の比率を小さな値にすることが好ましい。
路面判定手段は、車両に対する反射点の高さと距離から電磁波が路面に送信されているか否かを判定する。そして、路面での反射点は他の物体での反射点に比して確実に検出されることから、電磁波が路面に送信されており、第2反射点が該路面による反射である場合には、前記所定の比率を低く設定し、第1セグメントから構成される物体をより不規則形状物体と判定し易くすることで、霧や湯煙等の不規則形状物体をより簡易かつ確実に判定することができる。
また、路面に電磁波を送信することにより、車両前方に先行車両や障害物等の物体が存在しない場合にも、霧や湯煙等の不規則形状物体による反射点以外に路面による反射点を生じさせることができ、霧や湯煙等の不規則形状物体をより確実に検出することができる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の物体検出装置の全体的構成について説明する。
物体検出装置は、自車両と前走車との車間距離を検出するための装置であって、送信手段としての送光部1及び送光走査部2と、受信手段としての受光部3及び受光走査部4と、距離計測処理部5とを備える。
送光部1は、送光レンズを一体に備えたレーザダイオード11と、レーザダイオード11を駆動するレーザダイオード駆動回路12とを備える。送光走査部2は、レーザダイオード11が出力したレーザを反射させる送光ミラー13と、送光ミラー13を上下軸間周りに往復回動させるモータ15と、モータ15の駆動を制御するモータ駆動回路16とを備える。送光ミラー13から出る送光ビームは左右幅が制限されて上下方向に細長いパターンを持ち、それが所定の周期(例えば、40msec)の周期で左右方向に走査される。
受光部3は、受光レンズ17と、受光レンズ17で収束させた反射波を受けて電気信号に変換するフォトダイオード18と、フォトダイオード18の出力信号を増幅する受光アンプ回路19とを備える。受光走査部4は、物体からの反射波を反射させてフォトダイオード18に導く受光ミラー20と、受光ミラー20を左右軸周りに往復回動させるモータ22と、モータ22の駆動を制御するモータ駆動回路23とを備える。受光ミラー20による受光エリアは、上下幅が制限されて左右方向に細長いパターンを持ち、所定の周期(例えば、200msec)で上下方向に走査される。
上下方向に細長い送光ビームが、40msecの周期で左右方向に走査されるとともに、左右方向に細長い受光エリアが、200msecの周期で上下方向に走査されることにより、送光ビームと受光エリアとが交わる部分が瞬間的な検出エリアになる。この検出エリアは、送光ビームの左右走査幅と等しい左右幅を持ち、受光エリアの上下走査幅と等しい上下幅を持つ。そして、かかる2次元のフレームの全域を200msecの周期で走査し、1secの間に5フレームを更新する。
距離計測処理部5は、レーザダイオード駆動回路12やモータ駆動回路16,23を制御する制御回路24と、クルーズコントロール装置や自動ブレーキ装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行う通信回路26と、レーザの送光タイミングから受光タイミングまでの時間をカウントするカウンタ回路27(本発明の時間差計測手段に相当する)と、これらに接続された中央演算処理装置28とを備える。
中央演算処理装置28は、カウンタ回路27によって算出された送光から受光までの時間に基づいて、物体(物体上の反射点)までの距離を算出する。また、中央演算処理装置28は、制御回路24のモータ駆動回路16,23への出力値から送光ビームと受光エリアとが交わる検出エリアを算出し、その向きと物体までの距離から、物体上での反射点を示す実空間ベクトルを算出する。そして、実空間ベクトルとして算出された複数の反射点を、自車両から物体までの距離を参照して、反射点同士の距離が所定範囲内となる反射点を1つの反射点群として分類し、該反射点群の存在する実空間上の範囲をセグメントとする。
中央演算処理装置28は、セグメント化された反射点群に対して、該セグメントを通る前記送光ビームの走査線上で、第2反射点をも生じている反射点が所定の比率以上存在する場合に、このセグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する。具体的には、第1セグメントを構成する第1反射点群以外の第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在する場合(図4(a)及び(c)参照)のほか、第2反射点が第1セグメントに含まれる場合に、第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在する場合にも(図4(b)参照)、不規則形状物体であると判定する。
さらに、中央演算処理装置28は、不規則形状物体であるか否かの判定を行う際に、反射点の自車両に対する高さを算出し、算出した反射点の高さと反射点までの距離とに基づいて、当該反射点が自車両前方の路面であるか否かを参酌する。
尚、中央演算処理装置28が、本発明の距離算出手段、反射点算出手段、セグメント化手段、物体判定手段、高さ算出手段および路面判定手段としての機能を備え、これらに相当する。
次に、図2に示すフローチャートを参照して、物体検出装置における霧や湯煙等の不規則形状物体の検出方法について説明する。
まず、距離計測処理部5は、制御回路24からレーザダイオード駆動回路12に駆動信号を出力し、レーザダイオード11を発光させる(STEP10)。そして、その発光に対応して、反射されたレーザ光を受光レンズ17を介してフォトダイオード18で受光する(STEP20)。
受光したレーザ光は、フォトダイオード18でその強度に対応する電圧に変換され、受光アンプ回路19でフォトダイオード18の出力信号を増幅した上で、増幅した出力信号がカウンタ回路27に入力される。
カウンタ回路27は、レーザの送光タイミングから受光タイミングまでの時間をカウントし、中央演算処理装置28が、カウントした時間から反射点までの距離を算出すると共に、制御回路24のモータ駆動回路16,23への出力値から送光ビームと受光エリアとが交わる検出エリアを算出し、その向きと距離から、反射点の存在位置を実空間ベクトルとして算出する。算出された距離データ及び実空間ベクトルは、距離計測処理部5内のRAM等のメモリ(図示省略)に記憶して保持される。
以上の処理を、送光ビームを40msecの周期で左右方向に走査し、受光エリアを200msecの周期で上下方向に走査しながら、フレームの全域についてスキャンする。スキャンがフレームの全域について終了したか否かを判定し(STEP30)、終了していない場合には(STEP30でNO)、終了するまでSTEP10及びSTEP20の処理を繰り返す。
フレームの全域についてスキャンが終了すると(STEP30でYES)、距離データ及び実空間ベクトルが算出された反射点が存在するか否かが判定される(STEP40)。そして、反射点が存在しない場合には(STEP40でNO)、再度、STEP10及びSTEP20の処理を繰り返す。
一方、反射点が存在する場合には、実空間ベクトルとして算出された複数の反射点を、反射点同士の距離に応じて、その距離が所定範囲内となる反射点群として分類し、該反射点群の存在する実空間上の範囲をセグメントとする(STEP50)。ここでの距離が所定範囲内とは、反射点同士が同一物体である場合に想定される範囲内の距離であって、例えば、先行車両の後部で反射した反射点同士が同一とみなされる範囲内の距離(20cm〜100cm)であって、自車両からの距離に応じてその値を大きくすることが望ましい。
次いで、STEP50でセグメント化された反射点群に対して、後述する不規則形状物体判定を行う(STEP60)。ここでは、特定のセグメントを構成する反射点群が、霧や湯煙等の不規則形状物体の特徴を有するか否かに基づいて、当該特定のセグメントから構成される物体が、不規則形状物体であるか、それとも実体のある障害物であるかが判定される。
以上が、物体検出装置における不規則形状物体の検出方法についての全体的説明である。
次に、図3を参照してSTEP60の不規則形状物体判定の詳細について説明する。
まず、送光ビームの照射方向と同一方向に反射点が複数存在するか否かが判定される(STEP61)。霧や湯煙等の不規則形状物体に1つの送光ビームを送信した場合には、車両側で不規則形状物体による第1番目の反射が起こり、不規則形状物体を透過した送光ビームによって、その先に存在する障害物や先行車両で第2番目の反射が起こる。
例えば、図4(a)に示すように、自車両Xから前方に向かって照射された送光ビームは、霧や湯煙等の不規則形状物体が存在する場合に、霧や湯煙等を構成する水蒸気の粒子により第1番目の反射点(第1反射点L1)を生じる。さらに、霧や湯煙等の不規則形状物体を透過した送光ビームが、先行車両Yにより第2の反射点(第2反射点L2)や、対向車両Zにより第2の反射点(第2反射点L2)を生じる。
また、図4(b)に示すように、霧や湯煙等の不規則形状物体が一定の広がりを有している場合には、自車両X側で第1番目の反射点(第1反射点L1)を生じ、さらに同一の不規則形状物体の中で第2番目の反射点(第2反射点L2)をも生ずる。
さらに、図4(c)に示すように、送光ビームが自車両前方の路面に照射されている場合には、霧や湯煙等の不規則形状物体により、第1番目の反射点(第1反射点L1)を生じると共に、送光ビームの照射方向に存在する路面で第2番目の反射点(第2反射点L2)を生ずる。
STEP61では、このような不規則形状物体の特徴である複数の反射点の有無を判定する。そして、同一方向に複数の反射点が存在する場合には(STEP61でYES)、複数の反射点の中で自車両側の第1番目の反射点(第1反射点)を含む反射点群を第1反射点群として、当該第1反射点群により構成されるセグメントを第1セグメントとして抽出する(STEP62)。
これにより、図4(a)〜(c)のそれぞれの場合に、第1反射点L1を含む反射点群(第1反射点群)により構成される第1セグメントS1が抽出される。
一方、同一方向に複数の反射点が存在しない場合には(STEP61でNO)、1つの送光ビームが障害物や先行車両等の実体ある物体で単一の反射を起こしているものと考えられる。そのため、この場合には、STEP62以下の処理を行うことなく、自車両の前方には実体ある障害物が存在すると判定する(STEP69)。
第1セグメントが抽出されると(STEP62)、該第1セグメントに属さない、第1反射点群以外の第2反射点が存在するか否かが判定される(STEP63)。そして、第1セグメントに属さない第2反射点が存在する場合には(STEP63でYES)、第1セグメントに属さない第2反射点を持つ第1反射点の増加に応じて、判定閾値の変更を行う(STEP64)。具体的には、当該第2反射点をも生じる第1反射点が増加するのに応じて、予め設定されている判定閾値の値を段階的に小さな値に変更する。
このように、第1セグメントに属さない第2反射点をも生じている第1反射点の数の割合が増加する場合には、第1セグメントから構成される物体を送光ビームがより透過し易い(透過率が高い)。すなわち、第1セグメントから構成される物体が不規則形状物体である可能性が高い。そのため、不規則形状物体である否かの判定閾値の値を低く設定変更し、第1セグメントから構成される物体をより不規則形状物体として判定し易くする。
次いで、第1反射点と第2反射点との割合に基づいて、判定閾値の変更を行った後(STEP64)、第2反射点が路面であるか否かの判定を行う(STEP65)。ここでは、第2反射点の自車両に対する高さを算出し、算出した第2反射点の高さと第2反射点までの距離とに基づいて、当該第2反射点が自車両前方の路面であるか否かを判定する。
尚、簡易的に、自車両における送光走査部2と受光走査部4の取り付け位置及び角度とから、予め路面として設定された領域で送光ビームが反射されているか否かに基づいて、第2反射点が路面であるか否かを判定してもよい。例えば、送光走査部2と受光走査部4の取り付け位置が高さ30cmで水平方向に照射する場合には、下端レイヤの送光ビームが自車両前方10m±3mで路面に当たるため、かかる前後方向に幅を有する所定の領域に反射点を有する場合に路面による反射であると判定する。尚、ここで前後方向に±3mの幅を有するのは、路面の傾斜を考慮したためである。また、ここで規定される領域として、道路領域と推定される水平方向の範囲(幅)を併せて規定してもよい。
次に、第2反射点が路面であると判定された場合には(STEP65でYES)、さらに、判定閾値の値を小さな値に変更を行う(STEP66)。路面での反射点は他の物体での反射点に比して確実に検出されることから、送光ビームが路面に送信されて、路面上が第2反射点となっている場合には、不規則形状物体である否かの判定閾値の値を第2反射点群が路面によるものでない時よりも低く設定変更し、第1セグメントから構成される物体をより不規則形状物体として判定し易くする。
次に、第2反射点を持つ第1反射点が所定の比率以上存在するかを判定する(STEP67)。すなわち、第1セグメントを通る前記送光ビームの走査線上で第1反射点以外の第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在するか否かを判定する。
ここで、判定閾値である所定の比率は、第1セグメントを構成する物体が霧や湯煙等である場合の送光ビームの透過実験を基に、第1反射点以外の反射点を生じる比率を予め算出したものである。また、STEP67での判定閾値は、STEP64及びSTEP66で判定閾値が変更された場合には、変更された判定閾値(変更された所定の比率)が用いられる。一方、STEP63で第1セグメントに属さない第2反射点が存在しない場合(STEP63でNO)、すなわち、図4(b)に示すように第1セグメントに第2反射点も存在する場合には、第1セグメントにおいて第2反射点を持つ第1反射点が所定の比率以上存在するか否かが、予め設定された判定閾値(所定の比率の初期値)を用いて判定される。
そして、第2反射点を持つ第1反射点が所定の比率以上存在する場合には(STEP67でYES)、第1セグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する(STEP68)。
一方、第2反射点を持つ第1反射点が所定の比率以上存在しない場合には(STEP67でNO)、第1セグメントから構成される物体は、実体のある障害物であると判定する(STEP69)。
以上が、STEP60の不規則形状物体判定の詳細である。このように、本実施形態の物体検出装置によれば、霧や湯煙等の不規則形状物体を効率よく抽出することができると共に、不規則形状物体が存在する周囲の状況に合わせて、その判定閾値をより適切なものに変更することができる。これにより、多様な霧や湯煙等の不規則形状物体を簡易かつ確実に判定することができる。
本実施形態の物体検出装置の全体的構成を示す図。 本実施形態の物体検出装置における不規則形状物体の検出方法を示すフローチャート。 図2における不規則形状物体判定の詳細を示すフローチャート。 不規則形状物体判定の様子を示す説明図。
符号の説明
1…送光部(送信手段)、2…送光走査部(送信手段)、3…受光部(受信手段)、4…受光走査部(受信手段)、5…距離計測処理部、28…中央演算処理装置(距離算出手段、反射点算出手段、セグメント化手段、物体判定手段、高さ算出手段、路面判定手段)、L1…第1反射点、L2…第2反射点、S1…第1セグメント、S2…第2セグメント、X…自車両、Y…先行車両、Z…対向車両。

Claims (3)

  1. 車両の周辺に電磁波を送信する送信手段と、該送信手段から送信された電磁波が該車両周辺の物体で反射した反射波を受信する受信手段とを備えて、該反射波から該車両周辺の物体を検出する物体検出装置であって、
    前記送信手段の送信タイミングと前記受信手段の受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段と、
    前記送信手段から送信された電磁波が反射した実空間上の反射点を算出する反射点算出手段と、
    前記時間差計測手段の計測時間に基づいて、前記車両から前記反射点までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記送信手段から送信する電磁波を前記車両前方に走査させたときに、前記反射点算出手段によって算出された複数の反射点のうち、反射点同士の距離が所定範囲内となる反射点を1つの反射点群として分類し、該反射点群の存在する実空間上の範囲を1つのセグメントとするセグメント化手段と、
    前記セグメント化手段によって第1反射点群としてセグメント化された第1セグメントにおいて、該第1セグメントを通る前記電磁波の走査線上で第1反射点以外の第2反射点をも生じている第1反射点が所定の比率以上存在する場合に、該第1セグメントから構成される物体を霧や湯煙等の不規則形状物体であると判定する物体判定手段と
    を備えることを特徴とする物体検出装置。
  2. 請求項1記載の物体検出装置において、
    前記所定の比率は、前記第1セグメントに属さない前記第2反射点をも生じている第1反射点の割合が増加するに従ってより小さな値に変更されることを特徴とする物体検出装置。
  3. 請求項1又は2記載の物体検出装置において、
    前記反射点の前記車両に対する高さを算出する高さ算出手段と、
    前記高さ算出手段によって算出された前記反射点の高さと、前記距離算出手段によって算出された該反射点の距離とに基づいて、該反射点が前記車両が走行する路面であるか否かを判定する路面判定手段とを備え、
    前記物体判定手段は、前記第1セグメントに属さない前記第2反射点に対して、前記路面判定手段によって該第2反射点が前記路面による反射であると判定された場合に、前記第2反射点が路面によるものでない時よりも前記所定の比率を小さな値にすることを特徴とする物体検出装置。
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