JP2009041792A - 蓄冷型冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓄冷器と膨張部との間に設けられる吸熱器の熱交換を良好にすることで冷却効率が高く、冷却即応性の良い蓄冷型冷凍機を提供すること。
【解決手段】 蓄冷型冷凍機の蓄冷器と膨張部との間に冷媒が冷却される吸熱器を設け、吸熱器は蓄冷型冷凍機の作動ガスが往復流動する作動ガス側流路と作動ガス側伝熱面とを有する内部熱交換部と、該内部熱交換部を形成する壁の外面に形成される冷媒が冷却される外部熱交換部とを備え、外部熱交換部は壁を覆う流路口を備えたケースと、壁とで媒側流路と冷媒側伝熱面とを形成すると共に、ケースの端部にマニホールド部を形成し、マニホールド部は、流路口を備え、冷媒側流路の流路断面積より大きな流路断面を有する流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路の開口部に隣接する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スターリング冷凍機、パルス管冷凍機あるいはGM冷凍機などの蓄冷型冷凍機に関するものであり、詳しくは膨張部で発生される冷凍で外部から流入する冷媒を冷却する吸熱器に関するものである。
従来技術の蓄冷型冷凍機は、ケーシングと、ケーシングに組付けられたシリンダと、シリンダ内で往復動するピストンと、ピストンをシリンダ内で往復動させるピストン駆動手段と、作動媒体が圧縮される圧縮空間と、作動媒体が膨張する膨張空間とを含む作動空間と、圧縮空間の熱を外部に放出する放熱部と、膨張空間の近傍に設けられ、外部からの熱を吸収する吸熱部と、吸熱部の外表面に設置される伝熱部材と、伝熱部材の表面上に配置され、冷媒が循環する冷媒通路と、を備えたスターリング機関がある。(例えば、特許文献1)
また、冷凍装置の冷熱部に接続される凝縮器と、凝縮器に接続されて内部を作動流体が通過可能な流入管及び流出管とよりなるサーモサイフォンにおいて、凝縮器を、少なくとも冷熱部の外面と、この外面を覆うカバー部材との間に作動流体を流通可能に構成している。(例えば、特許文献2)
特開2005−121323号公報 特開2002−267377号公報
しかしながら、特許文献1によれば、伝熱部材を吸熱部の外表面に設置しているため、膨張空間の作動媒体は大きな熱容量を持った伝熱部材を冷却した後、冷媒管の冷媒を冷却するので冷媒を冷却するのに要する時間が長い、即ち、冷却の即応性が悪い問題がある。また吸熱部と伝熱部材の接触熱抵抗に加え、伝熱部材と冷媒管の接触熱抵抗があり、熱伝達率は充分ではない。
また、特許文献2によれば、流入管から凝縮器に流入し、冷却部の外表面で冷却され液体となって流出管から流出する作動流体は、液体と気体の重さの差を利用して作動流体を移送するので作動流体の流速は遅く、作動流体と冷却部の外表面の間の熱伝達率は低くなり、また作動流体を圧送手段で強制的に圧送するとしても、冷媒は流入口から流出口を圧力損失が小さくなるよう短い距離で流れるので流れに淀みが発生し、冷媒は冷却部の外表面の一部にしか濡れず熱伝達面積が不足するため作動流体が効率よく冷却されない問題がある。また、凝縮器を形成するカバー部材の内壁に線材をコイル状に多数巻いたコイル部材が収納されているため凝縮器の熱容量が増大し、冷却の即応性が悪い問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、蓄冷器と膨張部との間に設けられる吸熱器の熱交換を良好にすることで冷却効率が良く、冷却即応性の良い蓄冷型冷凍機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、作動ガスを圧縮する圧縮部と、前記圧縮部で圧縮された前記作動ガスの熱を放熱する放熱器と、冷凍発生部に設けられるシリンダと、前記シリンダ内を往復動して冷凍を発生させるピストンと、を配備した膨張部と、前記圧縮部と前記膨張部との間を往復流動する前記作動ガスと熱交換する蓄冷器と、前記蓄冷器と前記膨張部との間に設けられ往復流動する前記作動ガスによって冷却される内部熱交換部と、該内部熱交換部を形成する壁の外面に設けられる外部熱交換部と、を配備した吸熱器と、を備えた蓄冷型冷凍機であって、前記内部熱交換部は、往復流動する作動ガスの作動ガス側流路と作動ガス側伝熱面とを有し、前記外部熱交換部は、前記壁の外面を覆い端部に冷媒が流れる流路口を有し前記冷媒側流路の開口部に隣接して前記冷媒側流路の流路断面積より大きい流路断面積のマニホールド部を端部に形成したケースと、前記マニホールド部に配備した前記流路口と前記ケースで覆った前記外面で形成される冷媒側伝熱面と、前記ケースと前記冷媒側伝熱面との間隙で形成される冷媒側流路と、を有する。
また、請求項2に記載の発明は、前記ケースは、一端が開口し、他端が閉じた端面を有し、前記一端に前記流路口を有した前記マニホールド部を形成し、前記端面に前記流路口が配備され、前記マニホールド部の端部が前記壁に固着される。
また、請求項3に記載の発明は、前記ケースは、両端にそれぞれ前記流路口を有した前記マニホールド部を形成し、それぞれの前記マニホールド部の端部は、前記壁にそれぞれ固着される。
また、請求項4に記載の発明は、前記作動ガス側流路は、前記壁と前記ピストンとの間隙で形成され、前記作動ガス側伝熱面は、前記作動ガス側流路を形成する前記壁の内面に形成される。
請求項1に記載の発明では、作動ガス側流路を形成する壁の外面と、ケースの内面との間の間隙に冷媒側流路は形成されるので、該間隙の幅を微小にすることで、冷媒側流路を流れる冷媒の流速は従来技術より早くなり、冷媒と外部熱交換部との熱伝達率は増大する。また、マニホールド部は、流入口を備え、冷媒側流路の流路断面積より大きな流路断面積のバッファ流路を有するとともに冷媒側流路の開口部に隣接しているので、流路口から流入した冷媒はマニホールド部の空間全体に行渡り、そこから冷媒側流路の開口部へ均等に流れ、冷媒側流路全体に均等に流れ、また流路口が流出口であると、マニホールド部の空間全体に行渡るように冷媒側流路全体に均等に流れ、流路口から均等に流出する。従って、冷媒は、外部熱交換部の冷媒側伝熱面全体に流れ、冷媒と外部熱交換部との熱伝達面積は従来技術より増大するので、冷媒と外部熱交換部との熱伝達は良好に行われ、従来技術より冷却効率が高い蓄冷型冷凍機を提供できる。
内部熱交換部の作動ガス側伝熱面と外部熱交換部の冷媒側伝熱面との間に介在する壁の厚さを薄くし、冷媒側伝熱面を覆おうケースの板厚を薄くすることで吸熱器の熱容量を小さく出来る上に、従来技術が具備している熱部材あるいはコイル部材を必要としないので、吸熱器の熱容量は従来技術より小さくなり冷却即応性の良い蓄冷型冷凍機を提供できる。
また、請求項2に記載の発明では、ケースの一端側にマニホールド部が形成されるので、上述したように、マニホールド部側の冷媒側流路には冷媒が均等に流れる。一方、他端側の閉じた端面に配備される流路口を端面の中心に配備することで、冷媒は、端面に対向する冷媒側伝熱面を均等に流れる。従って、冷媒の伝熱面積が従来技術より増大し、冷媒は高い冷却効率で冷却される。
また、請求項3に記載の発明では、ケースは、両端にそれぞれマニホールド部が形成され、それぞれのマニホールド部の端部は、壁にそれぞれ固着されるので、一端が閉じた側面を有するケースと比べるとケースの熱容量が小さく、冷却の即応性が向上する。また、ケースの形状が単純でコストが安くなる。
また、請求項4に記載の発明では、作動ガス側流路は、壁とピストンとの間隙で形成される環状の流路断面を備えており、該環状の間隙の幅を微小にすることで作動ガス側流路を流れる作動ガスの流速は増大し、作動ガスと内部熱交換部との熱伝達率を高くできる。
また、環状の流路断面の流れ方向の長さ、即ち内部熱交換部の長さを長くすることで、内部熱交換部の伝熱面積が増大し、これに伴い外部熱交換部の長さも長くなり冷媒側伝熱面の面積も増大する。そして、壁の厚さを薄くすることで作動側ガス側伝熱面と冷媒倍側伝熱面の間の熱抵抗は小さくなる。従って、内部熱交換部と作動ガスとの熱伝達と、外部熱交換部と冷媒との熱伝達と、作動側ガス側伝熱面と冷媒側伝熱面の間の熱伝導は効率よく行われ、冷媒は高い冷却効率で冷却される。
以下に本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明に関わる蓄冷型冷凍機の断面図である。
蓄冷型冷凍機30は、リニア圧縮機1の流路口3と凍発生部31の流路口32aとを配管4で接続して構成される。即ち、リニア圧縮機1の第1圧縮空間2(圧縮部)は配管4、凍発生部31の流路32b、32cを介して放熱器32に連通される。冷凍発生部31の第2圧縮空間35(圧縮部)は流路32cを通って放熱器32に連通し、放熱器32は、順次、流路32d、流路36a、蓄冷器33、流路36b、吸熱器40の作動ガス側流路41aとを介して膨張空間34(膨張部)に連通し、スターリングサイクルが形成される。
リニア圧縮機1は、両端が閉じられた圧縮シリンダ5と、圧縮シリンダ5の外周面に固定された一対のリニアモータ10、20の固定子11、21と、圧縮シリンダ5の内周面に摺動可能に内接した一対のリニアモータ10、20の可動体12、22とから構成され、圧縮シリンダ5と一対の可動体12、22とから、第1圧縮空間2と、バッファ空間13、23が形成される。バッファ空間13とバッファ空間23の容積は同じで、可動体12と可動体22の質量も同じである。
リニアモータ10と20は同一であり、リニアモータ10、20の固定子11、21は、磁性材の外ヨーク11a、21aにコイル11b、21bを備え、圧縮シリンダ5の中央に配設した流路口3に対し図中の左右に互いに対称に位置するように圧縮シリンダ5の外周面に挿嵌固定される。
可動体12、22は、磁性材の内ヨーク12a、22aと、内ヨーク12a、22aの外周部中央に設けた溝に接着される永久磁石12b、22bと、内ヨーク12a、22aの一端に固定された非磁性材のピストン12c、22cと、他端に固定された非磁性材の調整部材12f、22fとを備える。内ヨーク12a、22aの両端側外周面には、樹脂摺動材のライダリング12d、22dが接着され、圧縮ピストン12c、22cは樹脂摺動材のピストンリング12e、22eが装着される。
可動体12、22は、流路口3に対し図中の左右に対称で圧縮ピストン12c、22cが互いに向き合うように圧縮シリンダ5に挿入され、コイル11b、21bに電流を流さない状態で、可動体12は固定子11に対し中立点、可動体22は固定子21に対し中立点に位置する。
ピストンリング12e、22eを備えた圧縮ピストン12c、22cは、圧縮シリンダ5とで第1圧縮空間2を形成し、圧縮ピストン12c、22cが往復動することで、第1圧縮空間2の作動ガスは圧縮、膨張し、配管4を介在して冷凍発生部31へ往復流動する。圧縮ピストン12c、22cと反対側の可動体12、22と圧縮シリンダ5とでバッファ空間13、23が形成される。作動ガスは、一般的にヘリウムが使われる。
冷凍発生部31は、圧縮されたヘリウム(作動ガス)の熱を外部に放熱する放熱器32と、膨張空間34を形成するシリンダ37と、シリンダ37に摺動可能に挿入されるロッド38を備えたピストン36と、ピストン36に配設した蓄冷器33と、膨張空間34で発生した冷凍で冷却される吸熱器40と、ピストン36を駆動する駆動部50から構成される。
放熱器32は、シリンダ37の開口端と駆動ケース51の開口端との間に配備され、第1圧縮空間2と、第2圧縮空間35で圧縮されたヘリウムの圧縮熱を外部に放熱する。
膨張空間34は、一端が湾曲部37aを備え、他端が放熱器32の端部に気密固着したシリンダ37とピストン36とで形成され、第2圧縮空間35はピストン36の背面と、ピストン36の背面に固定されたロッド38と、駆動部50の隔壁52と、隔壁52に装着されたロッドシール38aから形成され、第2圧縮空間35は隔壁52に設けられたリング形状の流路32cを介し放熱器32に連通される。
ピストン36の第2圧縮空間35側は、凸型形状で小径側と大径側の円周面端部にはそれぞれ樹脂摺動材の厚さの薄いリング36c、36dが接着され、リング36c、36dは、軸受の機能とともにヘリウムを僅かな間隙を持ってシールするクリアランスシール機能とを備える。ピストン36の小径と大径の径の差と、シリンダ37とで形成される空間は、ヘリウムが往復流する流路32dとして機能し、この径の差は僅かで例えば略0.4mmである。また流路32d(圧縮部)を形成する空間の容積は僅かではあるがヘリウムを圧縮・膨張させる圧縮空間の機能も有し、そこで圧縮されたヘリウムの熱はシリンダ37の壁を介し外部に放熱される。
蓄冷器33は、ピストン36の内部に金網などの蓄冷材エレメント33aが多数枚積層され形成される。蓄冷器33の高温端と低温端には、それぞれ流路36aと流路36bが多数個設けられ、流路36aは流路32dに連通し、流路36bは次に述べる吸熱器40の内部熱交換部41の作動ガス側流路41aに連通する。
図2は、図1に示される吸熱器40の拡大図である。図2に示すように吸熱器40は、内部熱交換部41と外部熱交換部42から構成される。内部熱交換部41の作動ガス側伝熱面41bは、蓄冷器33と膨張空間34との間を往復流動するヘリウムが流れるシリンダ37の内面から形成される。内部熱交換部41の作動ガス側流路41aは、シリンダ37の内周面とピストン36の外周面との間の間隙で、流蓄冷器33と膨張空間34との間のヘリウムが往復流動する微小な間隙(例えば、間隙幅略0.2mm)で形成される。
外部熱交換部42は、冷媒側伝熱面42bと、冷媒側流路42aと、マニホールド部43aとを備える。冷媒側伝熱面42bは、ケース43に覆われるシリンダ37の外面によって形成され、壁37cの外面が冷媒側伝熱面42bで内面が作動ガス側伝熱面41bになる(図2の二点鎖線は、壁37cの範囲を示す)。冷媒側流路42aは、ケース43の内面と冷媒側伝熱面42bとの間の微小な間隙(例えば、間隙幅略0.8mm)から形成され、環状間隙の冷媒側流路42c(冷媒側流路)と湾曲間隙の冷媒側流路42d(冷媒側流路)とを備える。
マニホールド部43aは、ケース43の開口側に設けられ、冷媒が流れる流路口43cを備え、冷媒側流路42aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路42aの開口部42dに隣接する。ケース43の端部の湾曲部43d(端面)の中心部には流路口43eが設けられる。ケース43の開口側はシリンダ37の外周面に固着される。
図1に示すように駆動部50は、駆動ケース51内に収納した保持器53と駆動ケース51の内側の端面との間と、保持器53と隔壁52の端面との間にそれぞれバネ54、バネ55が配備され、保持器53の中央端面はロッド38が固定され、ピストン36を往復動させる駆動源となる。即ち、ピストン36、蓄冷器33、ロッド38、保持器53の各質量を合計した質量と、バネ54、55と、膨張空間34のヘリウムによるガスバネと、第2圧縮空間35のヘリウムによるガスバネと、流路32dのヘリウムによるガスバネとを合成した合成ガスバネとでバネ・質量の固有の共振周波数を持った振動系を形成し、この共振周波数近傍でピストン36の往復動のストロークが大きくなる。
次に、実施例1の作用と効果について説明する。
第1圧縮空間2でのヘリウムの圧縮・膨張によるガスバネと、バッファ空間13での圧縮・膨張によるヘリウムのガスバネと、リニアモータ10の磁気バネとの合成バネと、可動体12の質量とで、可動体12はバネ・質量の固有の共振周波数を持った振動系を形成し、この共振周波数近傍で圧縮ピストン12の往復動のストロークが大きくなる。同様に、可動体22も、バネ・質量の固有の共振周波数を持った振動系を形成し、この共振周波数近傍で圧縮ピストン22の往復動のストロークが大きくなる。可動体12と22の質量は同じで、バッファ空間12と22の容積も同じで、またリニアモータ10と20も同一であるので、可動体12と可動体22の共振周波数は同じになる。この共振周波数で運転すると、リニア圧縮機1は高い圧縮効率が得られる。リニア圧縮機1の共振周波数と冷凍発生部31のピストン36の共振周波数とを同じにすることで、リニア圧縮機1の可動体12、22のストロークと、ピストン36のストロークが増大するとともに、膨張空間34の容積は第1圧縮空間2と、第2圧縮空間35と、流路32dとの合計容積に対して位相が略90度進み、冷凍発生部31は効率良く冷凍を発生する。
リニアモータ10、20のコイル11b、21bに上述の共振周波数の交流電流を通電すると、圧縮ピストン12cと22cは、互いに対向し往復動する。第1圧縮空間2と、第2圧縮空間35と、流路32dとを合計した空間でヘリウムが圧縮、膨張される。第1圧縮空間2で圧縮されたヘリウムは、配管4、流路32b、流路32cを通って放熱器32に流入する。ピストン36の図1の下方向への移動により第2圧縮空間35で圧縮されたヘリウムも流路32cを通って放熱器32に流入する。放熱器32は流入したヘリウムの圧縮熱を外部に放熱する。また流路32d内のヘリウムは、圧縮熱をシリンダ37を介して外部に放熱する。放熱器32と、流路32dとから蓄冷器33に流入するヘリウムは蓄冷材エレメント33aと熱交換し流れ方向に沿って順次、低い温度に冷却され、流路36b、放熱器40の作動ガス側流路41aを通って膨張空間34に流入すると、ビストン36の下方向の移動により膨張空間34で膨張し冷凍を発生する。続いて、ピストン36が上方向へ移動すると、ヘリウムは上述の逆方向の流れになり、蓄冷器33で蓄冷エレメント33aにより流れ方向に沿い徐々に暖められ、放熱器32を通って第1圧縮空間2、第2圧縮空間35へ流入し1サイクルを終了する。
蓄冷器33で冷却され膨張空間34に流入する冷された低い温度のヘリウムと、膨張空間34で膨張し冷凍を発生しさらに低い温度に冷されたヘリウムとは、吸熱器40の内部熱交換部41の作動ガス側流路41aを流れる際、作動ガス側伝熱面41bを形成するシリンダ37の壁37cを冷却し、該壁37cの外面からなる冷媒側伝熱面41bは略膨張空間34の作動ガス温度に冷却される。外部熱交換部42の冷媒側流路41aを流れる冷媒は、作動ガスで冷却された冷媒側伝熱面41bによって冷却される。
マニホールド部43aは、ケース43の開口側に設けられ、冷媒が流れる流路口43cを備え、冷媒側流路42aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路42aの開口部42dに隣接する。流路口43が流入口であると、流路口43から流入した冷媒はマニホールド部43aの空間全体に行渡り、流路口43cの開口部42d(図2)を均等に流れ、そこから環状間隙の冷媒側流路42cを均等に流れる。また、流路口43eは湾曲部43dの中心部に配備されているので湾曲間隙の冷媒側流路42dの冷媒も均等に流れる。流路口43が流入口であると、流路口43eから流入した冷媒は、湾曲間隙の冷媒側流路42dを均等に流れ、マニホールド部43aの空間全体に均等に行渡るように環状間隙の冷媒側流路42cを流動し開口部42dから流出する。従って、冷媒は、外部熱交換部42の全体を均等に流れ、冷媒と外部熱交換部42との媒側伝熱面42bは従来技術より増大する。
また、媒側伝熱面42bを形成するシリンダ37とケース43との間の間隙の幅(略0.8mm)を微小にすることで、環状間隙の冷媒側流路42cと湾曲間隙の冷媒側流路42dを流れる冷媒の流速は早くなり、冷媒と冷媒側伝熱面42bとの間の熱伝達率は従来技術より増大する。従って、流速と、伝熱面積の増大により、冷媒と外部熱交換部41との熱伝交換は促進され、冷却効率が高い蓄冷型冷凍機30を提供できる。
吸熱器40は、作動ガス側流路41aと冷媒側流路42aを形成するシリンダ37の壁37cの厚さを薄くし、ケース43を形成する板材の厚さを薄くすることで吸熱器40の熱容量を小さく出来る上に、従来技術が具備している熱部材あるいはコイル部材を必要としないことから、従来技術より吸熱器40の熱容量は小さくなり冷却即応性の良い蓄冷型冷凍機40を提供できる。
また、内部熱交換部41の作動ガス側流路41aは、作動ガス側伝熱面41bを形成するシリンダ37の内周面とピストン36の外周面とで形成される環状間隙の流路断面を備えるので、該環状間隙の間隙幅(例えば、略0.2mm)を微小にすることで作動ガス側流路41aを流れる流速は増大し、ヘリウムと作動ガス側伝熱面41bとの熱伝達率が高くなる。また、作動ガス側流路41aを長くすることで、作動ガス側伝熱面41bの面積が増大し、これに伴い外部熱交換部42の長さも長くなり冷媒側伝熱面42bの面積も増大する。そして、壁37cの厚さを薄くすることで作動側ガス側伝熱面41aと冷媒側伝熱面42bの間の熱抵抗は小さくなる。従って、内部熱交換部41と作動ガスとの熱伝達と、外部熱交換部42と冷媒との熱伝達と、作動側ガス側伝熱面41aと冷媒側伝熱面42bの間の熱伝導は効率よく行われ、冷媒は高い冷却効率で冷却される。
(実施例2)
図3は、本発明に関わる吸熱器が配備された低温部の断面図で、詳しくはケースの両端にそれぞれマニホールド部を備えた場合を示す。吸熱器60は、内部熱交換部41と、外部熱交換部62と、ケース63から構成される。内部熱交換部は、図2に示される内部熱交換部41と同じであり、図2と同じ符号を付す。
ケース63は、両端が開口され、この両端にそれぞれマニホールド部63aとマニホールド部63dが配備され、マニホールド部63aとマニホールド部63dはそれぞれシリンダ37の外周面に固着される。
外部熱交換部62は、冷媒側伝熱面62bと、冷媒側流路62aと、マニホールド部63aと、マニホールド部63dとを備える。冷媒側伝熱面62bは、ケース63に覆われるシリンダ37の外面によって形成され、壁37dの外面が冷媒側伝熱面62bで内面が作動ガス側伝熱面41bになる(図3の二点鎖線は、壁37dの範囲を示す)。冷媒側流路62aは、ケース63の内周面と冷媒側伝熱面62bとの間の微小な環状間隙(例えば、間隙幅略0.8mm)から形成される。
マニホールド部63aは、冷媒が流れる流路口63cを備え、冷媒側流路62aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路62aの開口部62dに隣接する。同様に、マニホールド部63dは、冷媒が流れる流路口63eを備え、冷媒側流路62aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路62aの開口部62eに隣接する。流路口63cから流入した冷媒は、マニホールド部63aの空間全体に行渡り、そこから冷媒側流路62aの環状の流路断面にほぼ均等に配分され冷媒側伝熱面62b全体を均等に流れ、マニホールド部63dの空間全体にほぼ均等に行渡り、流路口63eから流出する。従って、従来技術より冷媒側伝熱面62bが増大する。環状流路の流路幅を微小にすることで流速が早まり冷媒と冷媒側伝熱面62bとの熱伝達率が増大する。よって冷媒は、従来技術より効率よく冷却される。また、図3の吸熱器40の作動ガス側伝熱面41bと冷媒側伝熱面62bは、それぞれ図1の作動ガス側伝熱面41bと冷媒側伝熱面42bより伝熱面積が少ので、冷却効率は図1の吸熱器40の方が高いが、ケース63は図1のケース43より小型で質量も少なく、熱容量も少なくなるので冷却即応性が向上し、さらに、ケース63の形状は単純でコストが安くなる。
尚、上述の説明は、流路口63cが流入口で流路口63eが流出口であるが、流路口63eが流入口で流路口63cが流出口でも良い。
(実施例3)
図4は、本発明に関わる吸熱器が配備された低温部の断面図で、詳しくはケースの一端マニホールド部を備え、他端は環状の冷媒側流路が形成された場合を示す。
吸熱器70は、ケース73が図3のケース63と異なる点を除いては図3の吸熱器60と同じである。内部熱交換部は、図2と同じ符号を付す。 即ち、ケース73は、両端が開口され、一端にマニホールド部73aが配備され、他端側の外周面には流路口73eを配備し、マニホールド部73aの端部とケース73の他端はそれぞれシリンダ37の外周面に固着される。
外部熱交換部72は、冷媒側伝熱面72bと、冷媒側流路72aと、マニホールド部73aとを備える。冷媒側伝熱面72bは、ケース73に覆われるシリンダ37の外面によって形成され、壁37eの外面が冷媒側伝熱面72bで内面が作動ガス側伝熱面41bになる(図4の二点鎖線は、壁37eの範囲を示す)。冷媒側流路72aは、ケース73の内面と冷媒側伝熱面72bとの間の微小な環状間隙(例えば、間隙幅略0.8mm)から形成され、この環状間隙は流路口73e側のケース73の端部に至る。
マニホールド部73aは、冷媒が流れる流路口73cを備え、冷媒側流路72aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路72aの開口部72dに隣接する。
マニホールド部73a側の冷媒側流路72aでは、冷媒は均等に流れ、従来技術より冷媒が濡れる面積は大きく、冷媒は従来技術より効率よく冷却される。また、ケース73は図3に示されるケース63より形状が単純で質量も少ないので、冷却即応性が良く、コストも安くなる。
(実施例4)
図5は、本発明に関わる蓄冷型冷凍機の断面図で、詳しくは蓄冷器をギャップ蓄冷器にし、ピストンの駆動部をピストンの内部に設けた実施例を示す。図1と同じ形状の部品と配管は、図1と同じ符号を付す。
蓄冷型冷凍機80は、リニア圧縮機1と冷凍発生部81とがそれぞれに配備した流路口3と流路口82aに接続した配管4を介して構成される。即ち、リニア圧縮機1の第1圧縮空間2(圧縮部)は配管4、冷凍発生部81の流路82b、82cを介して放熱器82に連通される。冷凍発生部81の第2圧縮空間85(圧縮部)は多数個の流路孔82e、流路82cを通って放熱器82に連通され、放熱器82は、順次、流路82d、ギャップ蓄冷器83(蓄冷器)の流路83a、吸熱器90の作動ガス側流路91aとを介して膨張空間84に連通し、スターリングサイクルが形成される。
冷凍発生部81は、第1圧縮空間2と膨張空間84の反対側に形成した第2圧縮空間85とで圧縮されたヘリウムの熱を外部に放熱する放熱器82と、ギャップ蓄冷器83と、膨張空間84と、膨張空間84で発生した冷凍で冷却される吸熱器90と、第2圧縮空間85と、膨張空間84を形成するピストン86が駆動される駆動部100とから形成される。放熱器82は、シリンダ87のテーパ形状の開口したフランジ端部と常温側シリンダ89の開口端との間に配置される。シリンダ87のフランジと放熱器82の端部の間に流路82dが形成され、流路82dはシリンダ87の内周面とピストン86との間の間隙で形成される環状の、図5の二点鎖線で示した略長さLの流路83aへ連通する。流路83aは後述するギャップ蓄冷器83の流路である。
膨張空間84は、湾曲部87a側のシリンダ87とピストン86とで形成され、第2圧縮空間85はピストン86の背面と、常温側シリンダ89の端部に固定されたロッド88と、常温側シリンダ89とから形成され、第2圧縮空間85は常温側シリンダ89に設けられた多数個の流路孔82eと、リング形状の流路82cとを介し放熱器82に連通する。
第2圧縮空間85側端部側のピストン86の外周面には、樹脂摺動材の薄いリング86cが接着され、リング86cは軸受の機能とともにヘリウムを僅かな間隙を持ってシールするクリアランスシール機能とを備える。
図6は、図5のA部の拡大図で、ギャップ蓄冷器83の一部を示す。ギャップ蓄冷器83は、流路82dと吸熱器90の作動ガス側流路91aとの間に配備し、ピストン86とシリンダ87の間の間隙で形成される環状の流路83aと、流路83aを往復流動するヘリウムが濡れるピストン86の外周のクロスの斜線で示した表面層86b(図6)と、シリンダ87の内周の表面層87b(図6)とから構成される。即ち、ピストン86の外周のクロスの斜線で示した表面層86bと、シリンダ87の内周の表面層87bが蓄冷材として機能する。
図7は、図5に示される吸熱器90の拡大図である。吸熱器90は、内部熱交換部91と外部熱交換部92から構成される。内部熱交換部91の作動ガス側伝熱面91bは、ギャップ蓄冷器83の低温端と膨張空間94との間のヘリウムが濡れるシリンダ87の内面から形成され、内部熱交換部91の作動ガス側流路91aは作動ガス側伝熱面91bとピストン86の外周面との間の微小な間隙(例えば、間隙幅略0.2mm)で形成される。
外部熱交換部92は、冷媒側伝熱面92bと、冷媒側流路92aと、マニホールド部93aとを備える。冷媒側伝熱面92bは、ケース93に覆われるシリンダ87の外面によって形成され、壁87cの外面が冷媒側伝熱面92bで内面が作動ガス側伝熱面91bになる(図7の二点鎖線は、壁87cの範囲を示す)。冷媒側流路92aは、ケース93の内面と冷媒側伝熱面92bとの間の微小な間隙(例えば、間隙幅略0.8mm)から形成され、環状間隙の冷媒側流路92c(冷媒側流路)と湾曲間隙の冷媒側流路92d(冷媒側流路)とを備える。
マニホールド部93aは、ケース93の開口側に設けられ、冷媒が流れる流路口93cを備え、冷媒側流路92aの流路断面積より大きな流路断面を有するリング形状の流路であると共に該流路が冷媒のバッファを兼ねて、冷媒側流路92aの開口部92dに隣接する。ケース93の端部の湾曲部93d(端面)の中心部には流路口93eが設けられる。ケース93の開口側はシリンダ87の外周面に固着される。
図5に示すように駆動部100は、ピストン86の内部の空間86aに設けられ、空間86aに収納された保持器103と空間86aとの間と、保持器103と空間86aとの間にそれぞれバネ104、105が配備される。保持器103の中央端面はロッド88の一端が固定され、他端はピストン86の下端側に配備された孔86dを通って、常温シリンダ89の内側端面に固定され、ロッド88にはロッドシール88aが装着される。駆動部100は、ピストン86を往復動させる駆動源となる。ピストン86は、膨張空間84の圧力による力と第2圧縮空間85の圧力とピストン内部空間86aの圧力のロッド88の断面積に対応する力が上下からかかっている。膨張空間84の圧力と第2圧縮空間85の圧力が高圧の場合、ピストン内部空間86aの圧力は中圧のためピストン86にかかる力は下向きとなる。同様に膨張空間84の圧力と第2圧縮空間85の圧力が低圧の場合、ピストン86には上向きの力がかかる。即ち、ピストン86の質量と、バネ104、105とでバネ・質量の固有の共振周波数を持った振動系を形成し、この共振周波数近傍でピストン86の往復動のストロークが大きくなり、冷凍発生部81は共振周波数近傍で運転することが好ましい。
次に、実施例4の作用と効果について説明する。ギャップ蓄冷器83の作用を除いて、吸熱器80および他の作用は図1に示される実施例1と同じである。ギャップ蓄冷器83の作用について以下に述べる。
第1圧縮空間2と第2圧縮空間85とを合計した空間でヘリウムが圧縮、膨張される。第1圧縮空間2で圧縮されたヘリウムは、配管4、流路82b、流路82cを通って放熱器82に流入する。ピストン86の図5の下方向の移動により第2圧縮空間85で圧縮されたヘリウムは流路孔82e、流路82cを通って放熱器82に流入する。放熱器82は流入したヘリウムの圧縮熱を外部に放熱する。放熱器82から流路82dを通ってギャップ蓄冷器83の微小な間隙幅の環状の流路83aに流入したヘリウムは、ピストン86の外周の表面層86b、シリンダ87の内周の表面層87bと熱交換し流れ方向に沿って順次、低い温度に冷却され、吸熱器90の作動ガス側熱交換部91を冷却し膨張空間84に流入し、ビストン86の下方向の移動により膨張空間34で膨張し冷凍を発生する。続いて、ピストン86が上方向へ移動すると、ヘリウムは前述の逆方向の流れになり、膨張空間84でさらに低い温度になったヘリウムは吸熱器90の作動ガス側熱交換部91を冷却し、ギャップ蓄冷器83の環状の流路83aに流動し、ピストン86の外周の表面層86b、シリンダ87の内周の表面層87bと熱交換し流れ方向に沿って徐々に暖かい温度に加温され、放熱器82を通って第1圧縮空間2および第2圧縮空間35へ流入し、1サイクルを終了する。
蓄冷器をギャップ蓄冷器83にしたことで、多数枚の蓄冷材エレメント33a(図1)が不要になり、またギャップ蓄冷器83の構造が単純であることから冷凍発生部80のコストが安くなる。また、ギャップ蓄冷器83の圧力損失は、蓄冷材エレメントを充填した蓄冷器より圧力損失が小さくなり、リニア圧縮機1の消費電力を小さく出来る。さらには、駆動部100をピストン86の内部に配備したことで、冷凍発生部81の長さを短くでき、また、ロッド88と保持器103は動かず、金網などの蓄冷材も不要であるのでピストン86は軽くなり、バネ・質量の共振周波数を高く出来るので、冷凍発生部81が小型になる。
尚、前記冷凍発生部31、81が接続されるリニア圧縮機1は、可動体12、22が往復動する往復動型圧縮機であるが、回転型圧縮機(図示せず)でも良く、回転型圧縮機の場合には、回転型圧縮機と前記冷凍発生部31、81との間にヘリウムの流れを制御する切替弁(図示せず)が配備される。
また、ピストン36、86は、ピストン36、86の背面に第2圧縮空間35、85の圧力が作用するディスプレイサ型のピストンであるが、背面に例えば平均圧力が作用するエキスパンダ型のピストンでも良い。エキスパンダ型ピストンの場合、ピストンを往復動させるためにモータ等の動力源で駆動する駆動部が必要になる。
本発明の実施例1に関わる蓄冷型冷凍機の断面図である。 本発明の実施例1に関わる吸熱器の拡大図である。 本発明の実施例2に関わる吸熱器の拡大図である。 本発明の実施例3に関わる吸熱器の拡大図である。 本発明の実施例4に関わる蓄冷型冷凍機の断面図である。 実施例4のA部の拡大図で、ギャップ蓄冷器の一部を示す。 本発明の実施例4に関わる吸熱器の拡大図である。
符号の説明
2 第1圧縮空間(圧縮部)
30、80 蓄冷型冷凍機
31、81 冷凍発生部
32、82 放熱器
32d 流路(圧縮部)
33 蓄冷器
34、84 膨張部
35、85 第2圧縮空間(圧縮部)
36、86 ピストン
37、87 シリンダ
37c、37d、37e、87c 壁
40、60、70、90 吸熱器
41、91 内部熱交換部
41a、91a 作動ガス側流路
41b、91b 作動ガス側伝熱面
42、62、72、92 外部熱交換部
42a、62a、72a、92a 冷媒側流路
42c、92c 環状間隙の冷媒側流路(冷媒側流路)
42d、92d 湾曲間隙の冷媒側流路(冷媒側流路)
42b、62b、72b、92b 冷媒側伝熱面
42d、62d、62e、72d、92d 開口部
43、63、73、93 ケース
43a、63a、63d、73a、93a マニホールド部
43c、43e、63c、63e、73c、73e、93c、93e 流路口
43d、93d 湾曲部(端面)
83 ギャップ蓄冷器(蓄冷器)

Claims (4)

  1. 作動ガスを圧縮する圧縮部と、
    前記圧縮部で圧縮された前記作動ガスの熱を放熱する放熱器と、
    冷凍発生部に設けられるシリンダと、前記シリンダ内を往復動して冷凍を発生させるピストンと、を配備した膨張部と、
    前記圧縮部と前記膨張部との間を往復流動する前記作動ガスと熱交換する蓄冷器と、
    前記蓄冷器と前記膨張部との間に設けられ往復流動する前記作動ガスによって冷却される内部熱交換部と、該内部熱交換部を形成する壁の外面に設けられる外部熱交換部と、を配備した吸熱器と、を備えた蓄冷型冷凍機であって、
    前記内部熱交換部は、往復流動する作動ガスの作動ガス側流路と作動ガス側伝熱面とを有し、
    前記外部熱交換部は、前記壁の外面を覆い端部に冷媒が流れる流路口を有し前記冷媒側流路の開口部に隣接して前記冷媒側流路の流路断面積より大きい流路断面積のマニホールド部を端部に形成したケースと、前記マニホールド部に配備した前記流路口と前記ケースで覆った前記外面で形成される冷媒側伝熱面と、前記ケースと前記冷媒側伝熱面との間隙で形成される冷媒側流路と、を有する、ことを特徴とする蓄冷型冷凍機。
  2. 前記ケースは、一端が開口し、他端が閉じた端面を有し、前記一端に前記流路口を有した前記マニホールド部を形成し、前記端面に前記流路口が配備され、前記マニホールド部の端部が前記壁に固着される、ことを特徴とする請求項1に記載の蓄冷型冷凍機。
  3. 前記ケースは、両端にそれぞれ前記流路口を有した前記マニホールド部を形成し、それぞれの前記マニホールド部の端部は、前記壁にそれぞれ固着される、ことを特徴とする請求項1に記載の蓄冷型冷凍機。
  4. 前記作動ガス側流路は、前記壁と前記ピストンとの間隙で形成され、前記作動ガス側伝熱面は、前記作動ガス側流路を形成する前記壁の内面に形成される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の蓄冷型冷凍機。
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