JP2009041675A - ドラムブレーキのシューホールド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シューホールドスプリングは、ピン挿通孔を形成したウェブ側腕片と、前記ウェブ側腕片と相対向して形成したドラム側腕片と、前記ドラム側腕片に連設しウェブ側腕片へ向けて鋭角に折り返して形成した舌片とを有し、前記舌片からドラム側腕片に連ねてシューホールドピンのピン軸部の収容が可能なスリットを形成し、前記シューホールドピンはピン軸部の先端の頭部を、前記シューホールドスプリングのスリットを挿通不能に形成した。
【選択図】図1
Description
従来のシューホールド装置は、シューホールドピンの係止部をバックプレートとブレーキシューのウェブにそれぞれ貫通し、さらにウェブのドラム側に圧縮状態で配置したシューホールドスプリングのドラム側腕片に形成されたピン係止孔に挿通した状態で、シューホールドピンの係止部を90度回転操作した後にシューホールドスプリングの圧縮状態を開放することでその係止部をシューホールドスプリングのドラム側腕片に係止させている。
(1)シューホールドピンをシューホールドスプリングに係止させるには、シューホールドスプリングを圧縮状態にしながら、シューホールドスプリングの大径の係止部挿通孔にシューホールドピンを挿通する第1の操作と、シューホールドスプリングを強制的に横移動する第2の操作と、シューホールドスプリングの大径のピン軸部装着孔とシューホールドピンの係止部との位置合せを行う第3の操作と、その後にシューホールドスプリングの圧縮状態を開放する第4の操作が必要である。
このように引用文献1のシューホールド装置は、組付けの操作回数が多いうえに、シューホールドスプリングとシューホールドピンとの位置合せが必要であり、シューホールド装置をブレーキシューに組付ける作業は煩雑で作業性が悪い。
(2)シューホールドスプリングは、そのドラム側腕片がウェブ側腕片に当接するまで変形可能であるため、シューホールドスプリングの圧縮動作時にスプリングにかかる応力が過大となり、湾曲部がへたる可能性がある。
シューホールドスプリングがヘたると、シューホールドスプリングに必要な所要の荷重が得られなくなる。
(1)シューホールドピンをシューホールドスプリングに係止させるには、P字形に形成したシューホールドスプリングを圧縮する第1の操作と、圧縮状態を保ちながらシューホールドスプリングをウェブ上でスライドさせて両片に形成されたスリット内にシューホールドピンのピン軸部を差し込む第2の操作と、シューホールドスプリングの圧縮状態を開放する第3の操作が必要である。
このように引用文献2のシューホールド装置は、組付けの操作回数が多く、シューホールド装置をブレーキシューに組付ける作業は煩雑で作業性が悪い。
また、一方向からのみの操作で済むので、組付けの自動化が容易である。
ブレーキシュー20は断面T字形にリム21とウェブ22を固着し、リム21の表面にライニング23を取付けて成る。
ウェブ22の中央付近にはピン挿通孔22aが穿設されていて、バックプレート10に穿設したピン挿通孔12を経てウェブ22のピン挿通孔22aにシューホールドピン40を挿通できるように両ピン挿通孔22a,12が同一線上に形成されている。
本発明はシューホールドピン40およびシューホールドスプリング30を一方向から操作するだけで、シューホールドピン40がシューホールドスプリング30に係止するように構成したものであるから、頭部42の形状は従来のような扁平形状である必要はなく、円盤形状や球形状等でよい。
本例ではピン挿通孔31aがウェブ側腕片31の長手方向と平行な長孔である場合について示すが、円孔や矩形等のその他の形状であってもよい。
ドラム側腕片33の中央部には板面をウェブ側腕片31へ向け窪ませて座部33aが形成してあって、ドラム側腕片33まで到達させた頭部42を座部33aに案内して位置決めができるようになっている。
ドラム側腕片33の前端部は頭部42を座部33aに滑動させて案内できるように、座部33aへ向けて下り勾配に傾斜して形成されている。
換言すれば、本発明は作業者によるシューホールドスプリング30の横移動操作を省略できて、シューホールド装置50の組付けの作業性を大幅に簡略化できるようにしたものである。
つぎに図4〜6に基づいてシューホールド装置50の組付け方法について説明する。
つぎにシューホールドピン40の頭部42をバックプレート10のピン挿通孔12を通じてブレーキ内に挿入する。
ブレーキシュー20のウェブ22に形成されたピン挿通孔22aに挿入させたシューホールドピン40の頭部42を、シューホールドスプリング30のウェブ側腕片31に形成されたピン挿通孔31aに挿入する。
シューホールドスプリング30のウェブ側腕片31を嵌挿させたシューホールドピン40の頭部42はシューホールドスプリング30の傾斜した舌片34に当接する。
その後、シューホールドピン40の頭部42はドラム側腕片33の座部33aへ向けてドラム側腕片33の上面を滑動する。
シューホールドピン40の頭部42とドラム側腕片33との当接位置が変位することで、ウェブ22上に載置されたシューホールドスプリング30の全体が前記した横移動方向とは反対の方向に横移動するとともに、傾倒していたシューホールドピン40が起立する(図1参照)。
最終的に、シューホールドピン40の基端のフランジ43が係止するバックプレート10のピン挿通孔12と、頭部42が係止するシューホールドスプリング30の座部33aとの間でシューホールドスプリング30のばね力が保持されるため、バックプレート10に対してブレーキシュー20を弾性的に保持することができる。
11 レッジ面
12 バックプレートのピン挿通孔
20 ブレーキシュー
21 ブレーキシューのウェブ
21a ウェブのピン挿通孔
30 シューホールドスプリング
31 シューホールドスプリングのウェブ側腕片
32 シューホールドスプリングの連結部
33 シューホールドスプリングのドラム側腕片
34 シューホールドスプリングの舌片
36 スリット
40 シューホールドピン
41 シューホールドピンのピン軸部
42 シューホールドピンの頭部
43 シューホールドピンのフランジ
50 シューホールド装置
Claims (5)
- ブレーキシューのウェブ上に配設され、1枚の板材を折り曲げて形成したシューホールドスプリングと、バックプレートおよび前記ウェブに形成したピン挿通孔にそれぞれ挿通させてシューホールドスプリングに係止するシューホールドピンとを具備し、前記シューホールドスプリングが、ピン挿通部を形成したウェブ側腕片と、このウェブ側腕片と相対向して形成したドラム側腕片と、これらのウェブ側腕片とドラム側腕片とを繋ぐ連結部とを有し、前記ブレーキシューを前記バックプレートに向けて弾性的に保持するドラムブレーキのシューホールド装置において、
前記シューホールドスプリングに、
前記ドラム側腕片に連設し前記ウェブ側腕片へ向けて鋭角に折り返して形成した舌片を形成し、さらに、
シューホールドピンのピン軸部が通過可能で、かつ、前記ピン軸部の径より大径に形成したシューホールドピンの頭部が通過不能なスリットを、前記舌片から前記ドラム側腕片に連続して形成したことを特徴とする、
ドラムブレーキのシューホールド装置。 - 請求項1において、前記シューホールドスプリングのドラム側腕片は、前記シューホールドピンの頭部が係止可能な座部を有することを特徴とする、ドラムブレーキのシューホールド装置。
- 請求項1または請求項2において、前記シューホールドスプリングの舌片は、前記シューホールドピンを前記シューホールドスプリングに係止するときに、前記シューホールドピンの頭部を誘導するガイド機能を有することを特徴とする、ドラムブレーキのシューホールド装置。
- 請求項1乃至請求項3の何れかにおいて、ドラム側腕片が圧縮変形されたときにウェブ側腕片に当接してドラム側腕片とウェブ側腕片とが過度に接近するのを防止するストッパ機能を有することを特徴とする、ドラムブレーキのシューホールド装置。
- 請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、前記バックプレートおよびブレーキシューのウェブに形成した夫々のピン挿通孔にピン軸部を当接させてシューホールドピンの傾倒を制限した状態のとき、ピン軸部にウェブ側腕片のピン挿通孔の端縁が当接するようにシューホールドスプリングを形成したことを特徴とする、ドラムブレーキのシューホールド装置。
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JP2001295872A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-26 | Akebono Corp North America | ブレーキ抑えアセンブリ |
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2007
- 2007-08-09 JP JP2007207850A patent/JP4722894B2/ja active Active
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