JP2009040382A - 原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリア - Google Patents

原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリア Download PDF

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Abstract

【課題】例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載しながら安定した走行可能な原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリアを提供する。
【解決手段】一輪からなる操舵輪としての前輪11と、一輪又は二輪からなる駆動輪としての後輪12,13と、前輪及び後輪を支持するボディフレーム14と、ボディフレームに装着された着座部15、操舵手段16及び駆動手段17とを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、ボディフレームの幅方向に所定間隔隔ててそれぞれがボディフレームの適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレール110と、ルーフレールの長手方向に所定間隔隔てて固定されルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体120とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリアに関する。
原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪、具体的には操舵輪が一輪で駆動輪が一輪の二輪オートバイ又は二輪スクータや、操舵輪が一輪で駆動輪が二輪のいわゆる三輪ミニカー又はオート三輪と呼ばれる三輪スクータ(以下、適宜「スクータ」と称する)などに釣具等を搭載するためのキャリアが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。また、スクータ走行中に運転者が雨などに濡れるのを極力防止するための屋根付きスクータも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−268915号公報(4−5頁、図3) 特開平9−24871号公報(2−3頁、図1)
上述した特許文献1に記載のスクータは、スクータの一方の側面に釣具などの長尺荷物を積載しながら走行するので、一方の側面に重心が偏り、バランスを崩し易く、特にカーブで曲がるときなどにバランスを崩したりキャリアの下部が地面に接触したりして安全上問題がある。また、特許文献1に記載のようなキャリアでは、サーフボードなどの幅の広い荷物を搭載することはできない。
一方、特許文献2に記載のスクータは、単に運転者の頭上に全体が曲面状をなすルーフパネルを設けたに過ぎず、このルーフパネルの上に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載するような構造にはなっていない。
本発明の目的は、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載しながら安定した走行が可能な原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリアを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪は、
一輪からなる操舵輪としての前輪と、一輪又は二輪からなる駆動輪としての後輪と、前記前輪及び後輪を支持するボディフレームと、前記ボディフレームに装着された着座部、操舵手段及び駆動手段とを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、
前記ボディフレームの幅方向に所定間隔隔ててそれぞれが当該ボディフレームの適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレールと、
前記ルーフレールの長手方向に所定間隔隔てて固定され当該ルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体と、を備えたことを特徴としている。
本発明の請求項1に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪がこのような構成、即ちルーフキャリアに例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を搭載した状態で、前側端部がそれぞれ前記ボディフレームの幅方向の適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレールと、ルーフレールに所定間隔隔てて固定されルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体とを備えることで、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物をこのルーフキャリアに搭載した状態でも安定して走行することができる。
また、特許文献1に記載のスクータのように、スクータの側方に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を搭載した状態で走行する必要がなくなるので、安全な走行が可能となる。従って、特許文献1に記載の従来のスクータの有する問題、即ちスクータの側方に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を取付けて走行した場合に、走行中にカーブなどで車体を傾けた時にこれらの荷物の下部が地面に接触して転倒の原因となるようなことはない。また、特許文献2に記載のスクータのように、曲面状の屋根に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を紐等で縛って積載した場合、本発明のルーフキャリア付きスクータはこのような積載物をルーフキャリアにしっかりと固定できるようになっているので、そのような積載物が走行中に脱落する虞れを少なくすることができる。
特にサーフボードを積載する場合など、ルーフキャリアにこれをしっかりと固定できるので、風の影響を受け難く、スクータを安心して運転することができる。
また、本発明の請求項2に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪は、請求項1に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、
前記後輪が走行中に地面に対して略垂直を保つと共に、前記前輪とボディフレームの姿勢が走行状態に応じて地面に対して所定の角度だけ傾くことが可能なように当該ボディフレームと後輪とが連結されていることを特徴としている。
このような後輪が走行中に地面に対して略垂直を保つと共に、前輪とボディフレームの姿勢が走行状態に応じて地面に対して所定の角度だけ変化するような機構を本発明の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に適用することで、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物をルーフキャリアに積載した状態でカーブを曲がる際にルーフキャリアに載せた積載物も共に地面に対して傾くので、遠心力の影響を受け難く、スクータを安定して走行させることが可能になる。
また、特許文献1に記載の従来のスクータの有する問題、即ちスクータの側方に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を取付けて走行した場合に、走行中にカーブなどで車体を傾けた時にこれらの荷物の下部が地面に接触して危険な転倒の原因となることはない。また、特許文献2に記載のスクータのように、曲面状のルーフパネルに例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を紐等で縛って直接積載した場合、これが走行中に曲面状のルーフパネルに沿ってずれてルーフパネルから脱落するような虞れもない。
また、本発明の請求項3に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪は、請求項1及び請求項2に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、
前記ルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方はステンレス鋼でできていることを特徴としている。
このようにルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方がステンレス鋼からなることで、本発明における原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪を沿岸地域で長期間使用していても、錆び難く長期に亘って美観を保った原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪として使用することができる。
また、本発明の請求項4に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪は、請求項1及び請求項2に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、
前記ルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方はアルミニウム合金でできていることを特徴としている。
このようにルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方がアルミニウム合金からなることで、この部分が軽量化するのでルーフキャリア付きスクータの重心をなるべく低くすることで例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載した状態でより安定した走行を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項5に記載のルーフキャリアは、
一輪からなる操舵輪としての前輪と、一輪又は二輪からなる駆動輪としての後輪と、前記前輪及び後輪を支持するボディフレームと、前記ボディフレームに装着された着座部、操舵手段及び駆動手段とを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に用いるルーフキャリアであって、
前記ボディフレームの幅方向に所定間隔隔ててそれぞれが当該ボディフレームの適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレールと、
前記ルーフレールの長手方向に所定間隔隔てて固定され当該ルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体と、を備えたことを特徴としている。
原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に取付けるルーフキャリアがこのような構造を有することで、既存の二輪スクータや三輪スクータにボディフレームを介して簡単に取付けることができる。また、このようなルーフキャリアを取付けた後にルーフキャリアに例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載した状態でも安定して原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪を走行させることができる。
本発明によると、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載しながら安定した走行可能な原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪及びこれに用いるルーフキャリアを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪(以下、単に「ルーフキャリア付きスクータ又はスクータ」とする)及びこれに用いるルーフキャリアについて図面に基づいて説明する。本実施形態に係るルーフキャリア付きスクータ1及びこれに用いるルーフキャリア100は、図1に示すように一輪からなる操舵輪としての前輪11と、二輪からなる駆動輪としての後輪12,13と、前輪11及び後輪12,13を支持するボディフレーム14と、ボディフレーム14に装着された着座シート(着座部)15、ハンドル(操舵手段)16及びエンジン(駆動手段)17とを備えたスクータである。なお、ボディフレーム14は、フロントカウルやステップカウルの内部に収容されているため、図1においては点線の引き出し線で示している。また、エンジン17も同様に図1では外部から直接見えないので、同図においては点線の引き出し線で示している。
そして、このスクータ1には組み合わせてルーフキャリア100を構成するルーフレール110とルーフレール110に取付けられた2本のキャリア本体120を備えている。ルーフレール110は、前側端部がそれぞれボディフレーム14のフロントカウル支持部上側のバックミラー24のミラー固定ステー18近傍に取付けステー111を介して取付けられ、着座者(図示せず)の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結している。なお、ルーフレール110は本実施形態の場合、ステンレス鋼でできている。
そして、本実施形態におけるスクータ1は、ボディフレーム14の前方部分にフロントウィンド19が上方に延在して取付けられると共に、フロントウィンド19から着座者の頭上を後方に向かってルーフパネル20が延在している。そして、ルーフパネル20の後端部は支持ステー21によって着座シート15の後ろ側にある背もたれ部22の上端部と連結している。また、背もたれ部22の後方には、本実施形態の場合、ボックス状の荷物入れを搭載できる荷台23が備わっている。
なお、本実施形態におけるルーフレール110は、上述したフロントウィンド19及びルーフパネル20の側方端部に所定間隔隔てた状態、即ちボディフレーム14の幅方向両側に所定間隔隔てた状態でこのフロントウィンド19及びルーフパネル20の上側にそれぞれ沿って延在している。
続いて、ルーフレール110のボディフレーム14への取付け構造について図2に基づいて説明する。ルーフレール110の端部近傍には、ルーフレール取付け用支持ステー111が設けられている。そして、この支持ステー111を介してボディフレーム14のフロントカウルを支持する部分の上側であってボディフレーム14のバックミラー24が取り付けられているミラー固定ステー18の隣接する位置に取付け用支持ステー111及びここでは図示しないボルトを介して取付けられている。なお、この取り付け用支持ステー111は必ずしも必要とせず、ルーフレール110をボディフレーム14の強度のある部位に固定できる場合であれば、この取り付け用支持ステー111を省略しても構わない。
そして、ルーフレール110は上述したようにルーフパネル20の上側においては、ルーフパネル20に対して一定間隔を隔てて延在すると共に後述するキャリア本体120の固定プレート122に備わった固定スペーサ123を介してルーフパネル20を支持する支持ステー21にボルト等によって連結されている。
続いて、ルーフレール110に取付けられるキャリア本体120について説明する。キャリア本体120はルーフレール110と同様にステンレス鋼でできており、一定の長さを備えた角型の棒状体からなる。そして、本実施形態の場合、キャリア本体下面のルーフレール近傍に下方延在部121が形成され、この下方延在部121の下端にルーフレール110をキャリア本体120と協働して挟み込む固定プレート122が備わっている。そして、固定プレート122は両端部がルーフレール110に溶接されている。なお、この下方延在部121及び固定プレート122もステンレス鋼でできている。このようなキャリア本体120がルーフレール110のルーフパネル20上における比較的前方及び後方端近傍にそれぞれ平行にルーフレール110に固定されている。
以下、上述した実施形態に係るルーフキャリア付きスクータ及びこれに用いるルーフキャリア100の作用について説明する。図3は、ルーフキャリア100にサーフボード200(図4参照)を積載する直前の状態を示したもので、同図に示すようにルーフキャリア100のキャリア本体120にはボード保護用の弾力性に富んだプロテクタ125が巻かれると共に、キャリア本体120の一方の端部に固定バンド126の一方の端部を固定する固定端部127が備わり、かつ他方の端部に固定バンド126をサーフボードにきつく締めこむ固定アタッチメント128が備わっている。これらのプロテクタ125、固定バンド126、固定端部127及び固定アタッチメント128については市販品を入手して容易に取付けることが可能である。また、図4は、図3に示したルーフキャリア100にサーフボード200を実際に積載した状態を示している。図4から本実施形態によるルーフキャリア100を用いることで、サーフボード200をスクータのルーフパネル若干上側にしっかりと固定できることが分かる。
また、本実施形態では、特に図示しないが、このルーフキャリア100に釣具や他の貨物を搭載する場合は、同様のアタッチメントを介してルーフキャリア100にしっかりと搭載することができる。
ルーフキャリア100に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を搭載した状態で、ボディフレーム14のフロントカウル支持部の上側であってミラー固定ステー18の固定部近傍に前側端部がそれぞれ固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレール110と、このルーフレール110に所定間隔隔てこのルーフレール110を互いに連結すると共に、背もたれ部22からルーフパネル20に向けて上側に延在する支持ステー21に固定スペーサ123を介して下部が連結される2本のキャリア本体120を備えることで、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物をこのルーフキャリア100に搭載した状態でもスクータを安定して走行させることができる。ルーフキャリア100がこのようにボディフレーム14にしっかりと固定されていることで、特にサーフボードのような幅広の長尺物を積載した時に横風の影響等を受け難くなっている。
また、従来例における特許文献1に記載されたスクータのようにスクータの側方に例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を搭載した状態で走行する必要がなくなるので、スクータの重心が側方にずれたり、カーブを曲がる際にこれらの搭載物の下部が地面に擦ったりする虞れがなく、安全な走行が可能となる。
また、特許文献2に記載のスクータのように、曲面状のルーフパネルに例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を紐等で縛って直接積載した場合、これが走行中に曲面状のルーフパネルに沿ってずれてルーフパネルから脱落するような虞れがない。
また、後輪12,13が走行中に地面に対して略垂直を保つと共に、前輪11とボディフレーム14の姿勢が走行状態に応じて地面に対して所定の角度だけ変化するようなスクータに上述したルーフキャリア100を取付けることで、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物をルーフキャリア100に積載した状態でこれらの積載物がカーブなどでボディフレーム14と一体となって地面に対して所定の角度だけ傾くので、カーブの走行中に遠心力を直接受けることなく走行し易くなる。
また、ルーフレール110がボディフレーム14のフロントカウル支持部上側であって、ハンドルのグリップに比較的近いバックミラー24の支持ステー近傍にその端部が固定されていることで、運転者がルーフレール110を介してルーフレール上に取付けられたキャリア本体120に積載された例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物の積載物の状態をハンドルから手で伝わる感触で常に確認できる。これによって、従来の特許文献1に記載のスクータ側方にキャリアを設けたタイプにおいて走行中に横目で見ながら搭載物を確認する必要がなく安全上優れている。
また、特許文献2に記載のように曲面状のルーフパネル20にバンド等で不安定に取付けた場合に、走行中にこの積載状態をわき見をしながら確認する必要がなく、安全上優れている。
なお、このようにルーフレール110及びキャリア本体120の少なくとも何れか一方がステンレス鋼からなることで、本実施形態に係るキャリア用ルーフレールを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪を沿岸地域で長期間使用していても、錆び難く長期に亘って美観を保つことができる。
また、ルーフレール110及びキャリア本体120は共にステンレス鋼でできている必要はなく、何れか一方が例えばアルミニウム合金でできていても良い。この場合、両者は溶接により固定するのではなく、ボルト等の締結具を介して両者を互いにしっかりと連結すれば良い。この場合、ステンレス鋼による防錆効果に加えて、アルミニウム合金の部分が軽量化の作用を発揮することができる。なお、ルーフレール110及びキャリア本体120は、それぞれがステンレス鋼、アルミニウム合金以外の材質でできていても、若しくはそれぞれが同じ材質でできていても、溶接による固定以外に例えばボルト等の他の締結手段を用いて互いに固定することも可能である。
また、ルーフレール110及びキャリア本体120が共にアルミニウム合金でできていても良い。このようにルーフレール110及びキャリア本体120の両方が共に何れもアルミニウム合金からなることで、このルーフキャリア全体が軽量化するので、ルーフキャリア付きスクータの重心をなるべく低くすることができ、例えばサーフボードや釣具等及び他の貨物を積載した状態でより安定して走行させることができる。
また、上述したルーフレール110及びキャリア本体120は、ボディフレーム14のフロントカウル支持部の上側であって、バックミラー24のミラー固定ステー18の付近にボルトなどで締め付け固定されると共に、キャリア本体下部の固定スペーサ123を介して背もたれ部22から上方に延在する支持ステー21に固定スペーサ123を介して固定される簡単な取付け構造になっているので、これを取り外してルーフレール110及びキャリア本体120をルーフキャリア単体のまま他のスクータに取替えることも可能である。また、このルーフキャリア100だけを保管しておいて、注文に応じてこのルーフキャリア100を上述した原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に後付けすることも可能である。
なお、上述の実施形態においてスクータの後部荷台23に収納ボックスを搭載するとより利便性が高まる。具体的には、ルーフキャリア100にサーフボードを積載する場合は、この収納ボックスをウェットスーツ収容ボックスとして用いると共に、その内部の一部を簡易シャワータンク及びシャワーノズルを備え、波乗り後の着替え等に利用するようにして利便性をより高めても良い。
また、ルーフキャリアに釣具を積載する場合は、この収容ボックスを保冷用のクーラーボックスとして用い、釣った魚をその中に入れて鮮度を保ったまま持ち帰るようにして利便性をより高めても良い。
なお、上述した実施形態では、駆動輪である後輪が二輪であったが、必ずしもこれに限定されず、この後輪が一輪からなるいわゆる通常のスクータであっても良い。
即ち、本発明におけるスクータの用語は、狭義の意味でのスクータに限定されないことは言うまでもない。即ち、上述した実施形態のような三輪ミニカーと呼ばれる三輪スクータや上述の実施形態では紹介しなかったいわゆる二輪スクータ、即ち原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に本発明を広く適用可能であることは言うまでもない。
また、上述した実施形態のスクータは、後輪が走行中に地面に対して一定の姿勢を保つと共に、前輪とボディフレームの姿勢が走行状態に応じて地面に対して所定の角度だけ変化するようにボディフレームと後輪とが連結されている構成を有していたが、必ずしもこれに限定されず、通常の二輪スクータのようにカーブを曲がる際に前輪と後輪が地面に対してこれに応じて傾くスクータやトライクと呼ばれる三輪スクータのように地面に対して前輪と後輪が常に垂直になっているようなスクータにも本発明は適用可能であることは言うまでもない。
また、キャリア本体は上述の実施形態では2本であったが、必ずしもこの本数に限定されず、3本かそれ以上のキャリア本体がルーフレール上に固定されていても良い。
また、本発明のルーフキャリアに関して、キャリア本体及びルーフレールの材質を上述の実施形態ではステンレス鋼又はアルミニウム合金で紹介したが、必ずしもこの材質に限定されず、鉄、塩ビなどのプラスチック類等、このルーフキャリアの機能として適したものであれば、どのような材質も使用可能であることは言うまでない。
また、ルーフレールのボディフレームへの取付け位置は、ルーフキャリアがボディフレームにしっかりと取付けられる位置であれば、必ずしも上述の実施形態の位置に限定されない。
また、ルーフレールは、スクータの各車種固有のボディフレームの形態に応じて適宜適当なステー及びスペーサを選択しこれらを介してそれぞれのボディフレームに固定しても良い。
また、背もたれ部の上部に支持ステーが備わっていないスクータに関しては、後付タイプの支持ステー等を適宜使用することも可能である。
また、ルーフレールの後方の連結部の位置はルーフレール後端には限定されず、ルーフレールの中心から後方の何れかに位置していても良い。
また、フロントウィンド及びルーフパネルは、本発明においては必ずしも必要とするものではない。
また、キャリア本体120は、下方延在部121、固定プレート122及び固定スペーサ123を介してルーフレール110を介して支持ステー21に取付けられているが、これは、このキャリア本体120のルーフレール110への固定構造の一例を挙げたものにすぎず、ルーフレール110とキャリア本体120の両者の固定構造を実現できれば、この設計態様に限定されないことは言うまでもない。
以上説明したように、本発明は、上述の実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で適宜設計変更が可能である。
本発明の一実施形態に係る原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪にキャリア用ルーフレールを備えた状態を示す斜視図である。 図1に示したルーフキャリア付きスクータのルーフキャリアの部分を拡大して示す斜視図である。 図2に示したルーフキャリアにサーフボードを積載する直前の状態を示す斜視図である。 図2に示したルーフキャリアにサーフボードを積載して固定した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ルーフキャリア付きスクータ
11 前輪
12,13 後輪
14 ボディフレーム
15 着座シート(着座部)
16 ハンドル(操舵手段)
17 エンジン(駆動手段)
18 ミラー固定ステー
19 フロントウィンド
20 ルーフパネル
21 支持ステー
22 背もたれ部
23 荷台
24 バックミラー
100 ルーフキャリア
110 ルーフレール
111 ルーフレール取り付け用支持ステー
120 キャリア本体
121 下方延在部
122 固定プレート
123 固定スペーサ
125 プロテクタ
126 固定バンド
127 固定端部
128 固定アタッチメント
200 サーフボード

Claims (5)

  1. 一輪からなる操舵輪としての前輪と、一輪又は二輪からなる駆動輪としての後輪と、前記前輪及び後輪を支持するボディフレームと、前記ボディフレームに装着された着座部、操舵手段及び駆動手段とを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪において、
    前記ボディフレームの幅方向に所定間隔隔ててそれぞれが当該ボディフレームの適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレールと、
    前記ルーフレールの長手方向に所定間隔隔てて固定され当該ルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体と、を備えたことを特徴とする原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪。
  2. 前記後輪が走行中に地面に対して略垂直を保つと共に、前記前輪とボディフレームの姿勢が走行状態に応じて地面に対して所定の角度だけ傾くことが可能なように当該ボディフレームと後輪とが連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪。
  3. 前記ルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方はステンレス鋼でできていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪。
  4. 前記ルーフレール及びキャリア本体の少なくとも何れか一方はアルミニウム合金でできていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪。
  5. 一輪からなる操舵輪としての前輪と、一輪又は二輪からなる駆動輪としての後輪と、前記前輪及び後輪を支持するボディフレームと、前記ボディフレームに装着された着座部、操舵手段及び駆動手段とを備えた原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に用いるルーフキャリアであって、
    前記ボディフレームの幅方向に所定間隔隔ててそれぞれが当該ボディフレームの適所に固定され、着座者の前方から頭上を経て後方に延在すると共に後方で互いに連結したルーフレールと、
    前記ルーフレールの長手方向に所定間隔隔てて固定され当該ルーフレールをそれぞれ互いに連結する少なくとも2本の棒状部材からなるキャリア本体と、を備えたことを特徴とする原動機付きの二輪と三輪のオートバイ又はオート三輪に用いるルーフキャリア。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010009865A1 (de) 2010-03-02 2012-05-10 Abacad Gmbh Schmales Kabinenfahrzeug
FR3061126A1 (fr) * 2016-12-28 2018-06-29 Gerard Martinez Support de surf universel pour motocyclette

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102010009865A1 (de) 2010-03-02 2012-05-10 Abacad Gmbh Schmales Kabinenfahrzeug
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