JP2009039853A - 研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨テープを基板のノッチ部全体に押し当てることができ、かつ研磨テープに対してパッドが横にずれることがない研磨装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る研磨装置は、基板Wを保持する基板保持部20と、研磨テープ41をその長手方向に送るテープ送り機構43と、研磨テープを基板のノッチ部に押圧する研磨ヘッド42とを備える。研磨ヘッド42は、研磨テープの進行方向をガイドする2つのガイド部材57a,57bと、研磨テープの裏側に配置された、ループ形状を有するバックパッド50とを有する。バックパッド50は、ループ形状を維持しつつ、その長手方向に進行可能なように、複数の滑車59a,59b,59c,59d,59eで保持されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウエハなどの基板を研磨する研磨装置に関し、特に研磨テープを用いて基板のノッチ部を研磨する研磨装置に関するものである。
半導体製造における歩留まり向上の観点から、半導体ウエハの周縁部の表面状態の管理が近年注目されている。半導体製造工程では、多くの材料がウエハ上に成膜され、積層されていくため、製品には使用されない周縁部には不必要な材料や表面荒れが形成される。近年では、ウエハの周縁部のみをアームで保持してウエハを搬送する方法が一般的になってきている。このような背景のもとでは、周縁部に残存した不要物質が種々の工程を経ていく間に剥離してデバイス表面に付着し、歩留まりを低下させてしまう。そこで、研磨装置を用いて、ウエハの周縁部を研磨して不要な銅膜や表面荒れを除去することが従来から行われている。
基板の周縁部には、一般に、ベベル部とノッチ部が形成される。ベベル部とは、基板の周縁部において角取りされた部分であり、基板の欠けやパーティクルの発生などを防止するためのものである。ノッチ部とは、基板の方向(周方向の位置)を特定しやすくするために基板の周縁に形成された切り欠きである。以下、基板のノッチ部の研磨に用いられる従来の研磨装置について説明する。
この種の研磨装置は、研磨テープにテンション(張力)を付与した状態で該研磨テープの研磨面を基板のノッチ部に摺接させることで該ノッチ部を研磨する。研磨中、研磨テープはノッチ部の形状に沿って変形するため、研磨テープの幅全体がノッチ部に密着する。しかしながら、研磨テープのテンションの大きさや研磨テープの曲げ反発力の大きさによっては、研磨テープがノッチ部の一部のみと接触し、ノッチ部全体を研磨するためには多くの時間を必要としていた。
特許文献1(特開2004−241434号公報)には、円盤状のローラを研磨テープの裏側から押圧することで基板のノッチ部を研磨する研磨装置が開示されている。しかしながら、この研磨装置では、研磨テープの移動に伴って上記ローラが回転するため、研磨テープがローラに対して横ずれすることがある。また、ローラの外周の長さは、ローラごとに僅かに異なる場合があり、この寸法誤差のために研磨テープの張力が一定にならないという問題があった。
特開2004−241434号公報 特開2006−303112号公報 WO2006−112530公報 特開2003−77872号公報 特開2003−234314号公報 特開2004−98218号公報 特開2002−93755号公報 WO2006−041196公報 特開2001−239445号公報 特開2001−347444号公報 特許第3081140号公報 特許第3391001号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、研磨テープを基板のノッチ部全体に押し当てることができ、かつ研磨テープに対してパッドが横にずれることがない研磨装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、研磨テープの研磨面と基板とを相対移動させることにより基板のノッチ部を研磨する研磨装置において、基板を保持する基板保持部と、前記研磨テープをその長手方向に送るテープ送り機構と、前記研磨テープを基板のノッチ部に押圧する研磨ヘッドとを備え、前記研磨ヘッドは、前記研磨テープの進行方向をガイドする2つのガイド部材と、前記研磨テープの裏側に配置された、ループ形状を有するバックパッドとを有し、前記バックパッドは、前記ループ形状を維持しつつ、その長手方向に進行可能なように、複数の滑車で保持されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バックパッドは、同心状に配置された複数の円筒部材から構成されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の滑車のうちの少なくとも1つは移動可能に構成された可動滑車であり、該可動滑車を移動させることにより前記バックパッドのテンションが調整されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨ヘッドを、前記研磨テープの前記進行方向に沿って往復運動させる往復運動機構をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、研磨テープの研磨面と基板とを相対移動させることにより基板のノッチ部を研磨する研磨装置において、基板を保持する基板保持部と、前記研磨テープをその長手方向に送るテープ送り機構と、前記研磨テープを基板のノッチ部に押圧する研磨ヘッドとを備え、前記研磨ヘッドは、前記研磨テープの進行方向をガイドする2つのガイド部材と、前記研磨テープの裏面側に配置された、直線状に延びるバックパッドとを有し、前記バックパッドは、前記2つのガイド部材によってガイドされた前記研磨テープの進行方向と略平行に配置されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バックパッドは、異なる複数の横断面形状を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の横断面形状のうちの少なくとも1つは、ノッチ部の形状に沿った形状を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の横断面形状のうちの少なくとも1つは、円弧状の形状を有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記研磨ヘッドを、前記研磨テープの前記進行方向に沿って往復運動させる往復運動機構をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バックパッドが固定される支持部材と、前記支持部材を、その一端または該一端近傍の点を中心として回転可能とする支点構造と、前記支持部材の他端を前記研磨テープに向かって押圧する押圧部材とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記バックパッドが固定される支持部材と、前記支持部材を前記研磨テープに向かって押圧する複数の押圧部材とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記支持部材の可動方向を、前記研磨テープに向かう方向に規制するガイド機構をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記支持部材および前記押圧部材を覆うカバーを備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、基板を保持する基板保持部と、基板に研磨テープを押し当てて基板の周縁部を研磨する第1の研磨ユニットと、基板に研磨テープを押し当てて基板の周縁部を研磨する第2の研磨ユニットと、前記第1の研磨ユニットおよび前記第2の研磨ユニットを収容するハウジングとを備え、前記第1の研磨ユニットは上記研磨ヘッドを有し、前記第1の研磨ユニットおよび前記第2の研磨ユニットは、前記基板保持部に保持された基板の表面と平行に移動可能に構成されていることを特徴とする研磨装置である。
本発明の好ましい態様は、前記第2の研磨ユニットは、上記研磨ヘッドを有することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記第2の研磨ユニットは、前記研磨テープを基板のベベル部に押し当てて該ベベル部を研磨する研磨ヘッドを有することを特徴とする。
本発明の他の態様は、上記研磨装置と、上記研磨装置により研磨された基板を洗浄する洗浄モジュールとを備えたことを特徴とする基板処理装置である。
本発明によれば、バックパッドにより研磨テープの研磨面をノッチ部全体に摺接させることができるので、研磨速度を向上させることができる。また、2つのガイド部材により研磨テープの進行方向がガイドされるので、研磨テープに対してバックパッドが横にずれることが防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。図2は図1に示す研磨装置の断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る研磨装置は、ウエハWを保持するためのウエハステージ23を有するウエハステージユニット(基板保持部)20と、ウエハステージユニット20をウエハステージ23の上面(ウエハ保持面)と平行な方向に移動させるためのステージ移動機構30と、ウエハステージ23に保持されたウエハWのノッチ部Vを研磨するノッチ研磨ユニット40とを備えている。
ウエハステージユニット20、ステージ移動機構30、ノッチ研磨ユニット40は、ハウジング11内に収容されている。このハウジング11は仕切板14によって2つの空間、すなわち上室(研磨室)15と下室(機械室)16とに区画されている。上述したウエハステージ23およびノッチ研磨ユニット40は上室15内に配置され、ステージ移動機構30は下室16内に配置されている。上室15の側壁には開口部12が形成されており、この開口部12は図示しないエアシリンダにより駆動されるシャッター13により閉じられる。
ウエハWは、開口部12を通じてハウジング11の内外に搬入および搬出される。ウエハWの搬送は、搬送ロボットのような既知のウエハ搬送機構(図示せず)により行われる。ウエハステージ23の上面には複数の溝26が形成されている。ウエハステージ23の下部には、垂直に延びる第1の中空シャフト27Aが固定されており、溝26は第1の中空シャフト27Aおよびパイプ31を介して図示しない真空ポンプに連通している。
第1の中空シャフト27Aは軸受28によって回転可能に支持され、さらにプーリp1,p2およびベルトb1を介してモータm1に連結されている。第1の中空シャフト27Aはロータリージョイント32を介してパイプ31に接続されている。真空ポンプを駆動すると、溝26に真空が形成され、これによりウエハWがウエハステージ23の上面に保持される。ウエハWは、ウエハステージ23の上面に保持された状態でモータm1により回転する。すなわち、本実施形態では、モータm1、プーリp1,p2、ベルトb1および第1の中空シャフト27Aにより、ウエハステージ23を回転させるステージ回転機構が構成される。
上記パイプ31は第2の中空シャフト27Bの内部を通って上記真空ポンプに連結されている。この第2の中空シャフト27Bは垂直に延び、第1の中空シャフト27Aと平行に配置されている。ウエハステージ23の上面に保持されたウエハWの周縁部は、第2の中空シャフト27Bの延長線上に位置している。第2の中空シャフト27Bは円筒状の軸台29により回転自在に支持されている。軸台29は、仕切板14に形成された貫通孔17を通って延びている。第1の中空シャフト27Aは旋回アーム36を介して第2の中空シャフト27Bに連結されている。
軸台29の下端は支持板34に固定されている。支持板34は、第1の可動板33Aの下面に固定されている。第1の可動板33Aの上面は第1のリニアガイド35Aを介して第2の可動板33Bの下面に連結されている。これにより、第1の可動板33Aは第2の可動板33Bに対して相対移動が可能となっている。第2の可動板33Bの上面は、第1のリニアガイド35Aに対して垂直に延びる第2のリニアガイド35Bを介して仕切板14の下面に連結されている。これにより、第2の可動板33Bは仕切板14に対して相対移動が可能となっている。このような配置により、第2の中空シャフト27B、第1の中空シャフト27A、およびウエハステージ23は、このウエハステージ23の上面と平行な方向に移動可能となっている。
第1の可動板33Aにはボールねじb2が連結され、このボールねじb2はモータm2に連結されている。モータm2を回転させると、第1の可動板33Aは第1のリニアガイド35Aの長手方向に沿って移動する。同様に、第2の可動板33Bには、図示しないボールねじが連結され、このボールねじにはモータm3が連結されている。モータm3を回転させると、第2の可動板33Bは第2のリニアガイド35Bの長手方向に沿って移動する。したがって、ステージ移動機構30は、第1の可動板33A、第1のリニアガイド35A、第2の可動板33B、第2のリニアガイド35B、図示しないボールねじ、ボールねじb2、およびモータm2,m3により構成される。なお、図2においては、ステージ移動機構30のモータm2によるウエハステージ23の移動方向を矢印Yで示している。
支持板34にはモータm4が固定されている。このモータm4は、プーリp3,p4およびベルトb3を介して第2の中空シャフト27Bに連結されている。モータm4は第2の中空シャフト27Bを所定の角度だけ時計周りおよび反時計回りに交互に回転させるように動作する。これにより、ウエハステージ23上のウエハWは、上から見て第2の中空シャフト27Bを中心に水平面内でスイングする。後述する研磨ポイントは第2の中空シャフト27Bの延長線上に位置する。したがって、モータm4、プーリp3,p4およびベルトb3は、研磨ポイントを中心にウエハWを旋回させる旋回機構を構成する。
図2に示すように、ノッチ研磨ユニット40は、研磨テープ41をウエハWのノッチ部に押圧する研磨ヘッド42と、研磨テープ41を研磨ヘッド42に供給する供給リール45aと、研磨ヘッド42に繰り出された研磨テープ41を巻き取る回収リール45bとを備えている。供給リール45aおよび回収リール45bは、研磨装置のハウジング11に設けられたリール室46に収容されている。
研磨ヘッド42は、テープ送り機構43を有している。このテープ送り機構43はテープ送りローラと保持ローラとを備えており、テープ送りローラと保持ローラとの間に研磨テープ41を挟むことにより研磨テープ41を把持し、テープ送りローラを回転させることにより研磨テープ41を送ることができるようになっている。研磨テープ41は、テープ送り機構43によって供給リール45aから引き出され、研磨ヘッド42に向かう。研磨ヘッド42は研磨テープ41の研磨面をウエハWのノッチ部に接触させる。そして、ノッチ部と接触した後、研磨テープ41は回収リール45bに巻き取られるようになっている。図2に示すように、ウエハWの上方および下方には研磨液供給ノズル58がそれぞれ配置されており、研磨液や冷却水などがウエハWに供給されるようになっている。
研磨装置は、ハウジング11内に配置されたウエハチャック機構80を更に備えている。このウエハチャック機構80は、上記ウエハ搬送機構によりハウジング11内に搬入されたウエハWを受け取ってウエハステージ23に載置し、またウエハWをウエハステージ23から取り上げて上記ウエハ搬送機構に渡すように構成されている。なお、図1にはウエハチャック機構80の一部のみが示されている。
図3は、ウエハチャック機構のチャックハンドを示す平面図である。図3に示すように、ウエハチャック機構80は、複数のコマ83を有する第一のチャックハンド81と、複数のコマ83を有する第二のチャックハンド82とを有している。これらの第一及び第二のチャックハンド81,82は、図示しない開閉機構により互いに近接および離間する方向(矢印Tで示す)に移動する。また、第一及び第二のチャックハンド81,82は、図示しないチャック移動機構によりウエハステージ23に保持されたウエハWの表面に垂直な方向に移動する。
ウエハ搬送機構のハンド100は、ウエハWを第一及び第二のチャックハンド81,82の間の位置にまで搬送する。そして、第一及び第二のチャックハンド81,82を互いに近接する方向に移動させると、これら第一及び第二のチャックハンド81,82のコマ83がウエハWの周縁部に接触する。これにより、ウエハWが第一及び第二のチャックハンド81,82に挟持される。このときのウエハWの中心とウエハステージ23の中心(ウエハステージ23の回転軸)とは一致するように構成されている。したがって、第一及び第二のチャックハンド81,82はセンタリング機構としても機能する。
図4は図2の研磨ヘッド42を示す拡大図である。図4に示すように、研磨ヘッド42は、研磨テープ41の進行方向をガイドする2つのガイドローラ57a,57bと、研磨テープ41の裏側に配置されたバックパッド50とを備えている。ガイドローラ57a,57bは研磨ヘッド42の先端に配置され、研磨ポイント(ウエハWと研磨テープ41との接触ポイント)の上方および下方に配置されている。このような配置により、研磨テープ41はウエハステージ23に保持されたウエハWの表面と垂直な方向にガイドローラによりガイドされる。なお、研磨面は、ウエハWに対向する側の研磨テープ41の表面である。
バックパッド50はループ形状(環状)を有し、複数の滑車59a,59b,59c,59d,59eにより保持されている。したがって、バックパッド50は、その長手方向に移動自在となっている。これらの滑車59a〜59eは基台61に回転自在に取り付けられている。滑車59dはその位置が調整可能に構成された可動滑車であり、この滑車59dを移動させることにより、バックパッド50のテンション(張力)が調整可能となっている。滑車59a,59bは、ガイドローラ57a,57bと同様に、研磨ポイントの上方および下方に配置され、ガイドローラ57a,57bにそれぞれ近接して配置されている。このような配置により、バックパッド50の一部は、ガイドローラ57a,57bによってガイドされた研磨テープ41の進行方向と平行に直線状に延びる。
図5(a)乃至図5(d)はバックパッド50の断面の例を示す図である。図5(a)はバックパッド50が軟らかい円筒部材からなる一重構造の例を示す。図5(b)はバックパッド50が同心状に配置された2つの円筒部材50a,50bからなる二重壁構造の例を示す。この例では、内側の円筒部材50aは硬質の材料から形成され、外側の円筒部材50bは軟質の材料から形成されている。このような構成にすることで、外側の軟らかい円筒部材50bで研磨テープ41をノッチ部の形状に沿って変形させつつ、内側の硬い円筒部材50aで研磨テープ41をノッチ部に押し当てることができる。図5(c)は二重壁構造の変形例であり、円筒部材50cの外周面を皮膜50dで覆った構造を示す。この円筒部材50cの内部には、加圧した気体や液体などの加圧流体が注入されている。図5(d)は三重壁構造の例であり、図5(b)に示す構成と図5(c)に示す構成を組み合わせた例を示す。なお、バックパッド50を構成する材料の例としては、シリコンゴム、シリコンスポンジ、フッ素ゴムなどの弾性材が挙げられる。
ノッチ研磨ユニット40は、ガイドローラ57a,57bによってガイドされた研磨テープ41の進行方向に沿って研磨ヘッド42を直線的に往復運動させる往復運動機構を有している。図6は往復運動機構を説明するための上面図であり、図7(a)乃至図7(d)は図6のVII-VII線断面図である。
図6に示すように、研磨ヘッド42は可動アーム71の一端部に固定され、可動アーム71の他端部にはカムシャフト72が配置されている。可動アーム71は支持アーム73にリニアガイド74を介して支持されており、このリニアガイド74によって可動アーム71は支持アーム73に対して直線運動するようにガイドされている。支持アーム73にはカムシャフト72を駆動するためのモータM1が取り付けられており、モータM1の回転軸はプーリp11,p12とベルトb10を介してカムシャフト72に連結されている。モータM1の回転軸およびカムシャフト72は、支持アーム73に固定された軸受75A,75Bによって回転自在に支持されている。カムシャフト72は、軸受75Bの中心線から偏心した偏心シャフト72aを有している。この偏心シャフト72aの先端にはカム76が取り付けられている。カム76は可動アーム71の端部に形成されたコの字形状の溝77にはめ込まれている(図7(a)参照)。
このような構成において、モータM1を回転すると、プーリp11,p12およびベルトb10を介してカムシャフト72が回転する。偏心シャフト72aは軸受75Bの中心線に対して偏心回転するので、偏心シャフト72aに取り付けられたカム76も偏心回転する。その結果、図7(a)乃至図7(d)に示すように、溝77内でカム76が偏心回転することにより可動アーム71は直線往復運動し、可動アーム71の先端に取り付けられた研磨ヘッド42が直線往復運動する。
また、研磨ヘッド42および往復運動機構全体が一体的にウエハWの表面に対して傾斜できるように、支持アーム73は図6に示す支持軸78により支持されている。支持軸78は、ノッチ研磨ユニット40のハウジング97に固定された軸受75Cに回転自在に支持されている。支持軸78はプーリp13,p14およびベルトb11を介して動力源としてのモータM2の回転軸に連結されている。研磨ポイントは支持軸78の中心線Lt上に位置している。したがって、モータM2により支持軸78を回転させることにより、研磨ヘッド42および往復運動機構全体を研磨点を中心として回転させる(すなわち傾斜させる)ことができる。本実施形態においては、研磨ポイントを中心として研磨ヘッド42を傾斜させる傾斜機構は、支持軸78、プーリp13,p14、ベルトb11、およびモータM2により構成される。
供給リール45aおよび回収リール45bは、研磨テープ41がたるまないように、図示しないモータを用いて研磨テープ41に適度なテンション(張力)を付与している。テープ送り機構43は、研磨テープ41を供給リール45aから回収リール45bへ一定の速度で送るようになっている。このテープ送り速度は、毎分数ミリメートル〜数十ミリメートル(例えば、30mm〜50mm/min)である。一方、研磨ヘッド42が上下に往復運動する速度は、毎分数百回という高速である。したがって、研磨ヘッド42の往復運動の速度に対して、テープ送り速度はほとんど無視することができる。
研磨テープ41としては、研磨面となるその片面に、例えば、ダイヤモンド粒子やSiC粒子などの砥粒をベースフィルムに接着した研磨テープ41を用いることができる。研磨テープ41に接着する砥粒は、ウエハWの種類や要求される性能に応じて選択されるが、例えば平均粒径0.1μm〜5.0μmの範囲にあるダイヤモンド粒子やSiC粒子を用いることができる。また、砥粒を接着させていない帯状の研磨布でもよい。また、ベースフィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートなどの可撓性を有する材料からなるフィルムが使用できる。
次に、上述のように構成された研磨装置の動作ついて説明する。ウエハWは、図示しないウエハ搬送機構により開口部12を通ってハウジング11内に搬入される。ウエハチャック機構80はウエハ搬送機構のハンド100(図3参照)からウエハWを受け取り、第一及び第二のチャックハンド81,82によりウエハWを把持する。ウエハ搬送機構のハンド100はウエハWを第一及び第二のチャックハンド81,82に受け渡した後、ハウジング11の外に移動し、次いでシャッター13が閉じられる。ウエハWを保持したウエハチャック機構80はウエハWを下降させ、ウエハステージ23の上面に載置する。そして、図示しない真空ポンプを駆動してウエハWをウエハステージ23の上面に吸着させる。
その後、ウエハステージ23は、ウエハWとともにステージ移動機構30によって研磨ヘッド42の近傍まで移動する。次に、モータm1によりウエハステージ23を回転させて、ウエハWのノッチ部を研磨ヘッド42に対向させる。次いで研磨液供給ノズル58からウエハWに研磨液の供給を開始する。研磨液の供給流量が所定の値になった時点で、ウエハWを研磨テープ41と接触する位置までステージ移動機構30によって移動させる。そして、往復運動機構により研磨ヘッド42を往復運動させる。これにより研磨テープ41をその進行方向と平行な方向にオシレートさせ、研磨テープ41の研磨面をノッチ部に摺接させる。このようにして、ウエハWのノッチ部が研磨される。必要に応じて、傾斜機構により研磨ヘッド42をノッチ部(研磨ポイント)を中心に傾けたり、旋回機構により研磨ヘッド42をノッチ部を中心に旋回させてもよい。
研磨中は、研磨テープ41の裏面とバックパッド50とは互いに接触し、バックパッド50は研磨テープ41をその裏面側からウエハWのノッチ部に対して押圧する。このとき、研磨テープ41とバックパッド50はノッチ部の形状に沿って変形し、かつ撓み、これにより研磨テープ41の研磨面がノッチ部全体に接触する。したがって、ノッチ部の研磨に要する時間を短縮することができる。また、研磨中にテープ送り機構43によって送られる研磨テープ41の動きに従って、バックパッド50は研磨テープ41との摩擦により移動するので、研磨テープ41に過度な負荷がかかることがない。したがって、研磨テープ41の切断を防止することができる。さらに、研磨テープ41の進行方向はガイドローラ57a,57bによりガイドされているので、研磨テープ41に対してバックパッド50が横にずれることが防止される。また、滑車59dの位置を調整することにより、バックパッド50のテンションを予め調整することができるので、バックパッド50の製品間の寸法誤差に起因するテンションの差異をなくすことができる。
本実施形態では、バックパッド50、滑車59a〜59e、および基台61は、1つのユニットとしてのバックパッドアセンブリを構成している。このバックパッドアセンブリは、着脱可能に構成されている。したがって、バックパッドアセンブリを交換することにより、古いバックパッドを新しいものに換えることができる。また、バックパッドを以下に示す他の実施形態のタイプのものに換えることもできる。
次に、本発明の第2の実施形態について図8を参照して説明する。図8は本発明の第2の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図である。図9(a)は図8のA−A線断面、C−C線断面、およびE−E線断面を示す図であり、図9(b)は図8のB−B線断面およびD−D線断面を示す図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る研磨ヘッド65は、直線状に延びる棒状のバックパッド60と、該バックパッド60を貫通する芯棒(支持部材)63とを有している。芯棒63の両端部は、上部ホルダー67および下部ホルダー68にそれぞれ保持され、これら上部および下部ホルダー67,68は軸67a,68bを中心にそれぞれ回転可能となっている。バックパッド60は、ガイドローラ57a,57bによってガイドされた研磨テープ41の進行方向(長手方向)と平行に配置されている。バックパッド60は、シリコンゴム、シリコンスポンジ、フッ素ゴムなどの弾性材から構成されている。
図9(a)および図9(b)に示すように、バックパッド60は、その上下方向の位置によって異なる横断面形状(研磨テープ41の進行方向に対して垂直な断面の形状)を有している。より具体的には、バックパッド60の中央部と両端部では、押圧面(研磨テープ41をノッチ部に対して押圧する面)はやや尖った横断面形状を有しており、ノッチ部の形状に沿った形状となっている。一方、端部と中央部との中間部では、押圧面は緩やかな円弧状の横断面形状を有している。すなわち、バックパッド60の中央部と両端部は、それ以外の部分よりも尖った押圧面を有している。
このような構成によれば、往復運動機構により研磨ヘッド65を往復運動させると、ウエハWを押圧するバックパッド60の横断面形状が、図9(a)に示す形状と図9(b)に示す形状との間で連続的に変化する。したがって、バックパッド60は、研磨テープ41をノッチ部全体に押し当てることができる。また、上述の傾斜機構により研磨ヘッド65を傾けた場合でも、見かけ上変化するノッチ部の形状にバックパッド60の横断面形状を追従させることができる。さらに、研磨中はバックパッド60がノッチ部の形状に追従して変形するので、研磨テープ41の研磨面をノッチ部全体に確実に押圧することができる。なお、この実施形態では、バックパッド60の横断面形状は、バックパッド60の縦方向の位置によって連続的に変化しているが、断続的に変化するように構成してもよい。
図10は本発明の第2の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドの他の例を示す拡大図である。図11(a)は図10のA−A線断面、C−C線断面、およびE−E線断面を示す図であり、図11(b)は図10のB−B線断面およびD−D線断面を示す図である。図11(a)に示すように、この例のバックパッド70の中央部と両端部は、図9(a)に示したバックパッド60よりも、より尖った押圧面を有している。したがって、押圧面の先端部は、研磨テープ41をノッチ部の最も深い部分に確実に押し当てることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について図12を参照して説明する。図12は本発明の第3の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第2の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る研磨ヘッド90は、円形の断面形状を有したバックパッド91を備えている。芯棒63の下部は、上述の第2の実施形態と同様に、軸68aを中心に回転可能な下部ホルダー68に固定されている。一方、芯棒63の上部は、上部ホルダー92に形成された孔92aに緩やかに嵌合されている。したがって、バックパッド91は、全体として、軸68aを支点として所定の角度だけ回転可能となっている。芯棒63の上部には、ばねホルダー94が取り付けられている。このばねホルダー94と上部ホルダー92との間には、ばね(押圧部材)95が配置されている。このばね95により、バックパッド91は研磨テープ41に向かって付勢されている。
本実施形態では、バックパッド91による研磨テープ41のノッチ部に対する押圧力をばね95によって正確に調整することができる。また、ばね95と支点(軸68a)とを研磨ポイントを中心として略対称的に配置したことにより、小さいばね95で大きな押圧力を得ることができる。したがって、研磨ヘッド90全体をコンパクトにすることができる。なお、支点(軸68a)の位置は芯棒63の下端近傍に限らず、芯棒63の下端に直接支点となる軸を設けてもよい。また、上述した第2の実施形態に係るバックパッドを本実施形態に用いてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について図13(a)乃至図13(c)を参照して説明する。図13(a)は本発明の第4の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第2の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図13(a)に示すように、本実施形態に係る研磨ヘッド101は、矩形状の断面を有したバックパッド102を備えている。このバックパッド102は、上下に延びる支持部材63に固定されている。支持部材63の両端は、2つのばね(押圧部材)95に保持されている。これらのばね95はそれぞればねホルダー94に保持されている。すなわち、支持部材63とばねホルダー94とはばね95によって互いに連結されており、バックパッド102はばね95により研磨テープ41に向かって付勢されている。なお、ばね95の数は2つに限られず、3つ以上であってもよい。
支持部材63には直動ガイド機構103が連結されている。この直動ガイド機構103は、支持部材63の可動方向(すなわちバックパッド102の可動方向)を、研磨テープ41に向かう方向に規制するものである。すなわち、バックパッド102および支持部材63は、ばね95によって研磨テープ41に向かって押圧され、その動きは直線的な動きとなる。
ばねホルダー94および直動ガイド機構103は基台61に固定されている。この基台61の位置は位置決めピン105によって固定されている。支持部材63および2つのばね95は、カバー104によって覆われている。より詳しくは、支持部材63の前面および側面と、ばね95の側面は、微小な隙間を介してカバー104によって覆われている。このカバー104はばねホルダー94に固定されている。
図13(b)は図13(a)に示すカバーの正面図であり、図13(c)は図13(a)に示す研磨装置の一部を上から見たときの断面図である。図13(b)および図13(c)に示すように、カバー104の前面には、バックパッド102よりもやや大きい矩形状の孔104aが形成されている。バックパッド102は、この孔104aを貫通して研磨テープ41に向かって延びており、バックパッド102はカバー104に対して相対的に移動可能となっている。
このような構成によれば、研磨ヘッド101が直線往復運動(オシレーション運動)しているときの、ウエハWへの荷重の変動を少なくすることができる。したがって、良好な研磨を行うことができる。また、カバー104を設けたことにより、直動ガイド機構103などの摺動部材から発生する微小なゴミがウエハWに付着することを防ぐことができ、清浄な研磨が可能となる。
次に、本発明の第5の実施形態について図14(a)乃至図14(c)を参照して説明する。図14(a)は本発明の第5の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッド107を示す拡大図であり、図14(b)は図14(a)に示すカバーの正面図であり、図14(c)は図14(a)に示す研磨装置の一部を上から見たときの断面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第4の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
支持部材63の上端および下端には、それぞれ凸部63aが形成されている。これらの凸部63aは、ばねホルダー94に形成された凹部94aに嵌合されている。図14(c)に示すように、凹部94aは研磨テープ41に向かって延びる長穴であり、凸部63aは凹部94aにスライド自在に嵌合されている。すなわち、支持部材63の可動方向は、凸部63aおよび凹部94aによって、研磨テープ41に向かう方向に規制される。したがって、凸部63aおよび凹部94aは、支持部材63の可動方向を研磨テープ41に向かう方向に規制するガイド機構を構成する。
次に、本発明の第6の実施形態について図15を参照して説明する。図15は本発明の第6の実施形態に係る研磨装置の一部を示す平面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1乃至第5の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図15に示すように、本実施形態の研磨装置は、ハウジング11(図2参照)内に配置された第1のノッチ研磨ユニット40Aと第2のノッチ研磨ユニット40Bとを備えている。第1のノッチ研磨ユニット40Aは、第1の実施形態に係る研磨ヘッド42と、図示しない供給リール及び回収リールとを有している。第2のノッチ研磨ユニット40Bは、第2の実施形態に係る研磨ヘッド65と、図示しない供給リール及び回収リールとを有している。これら第1および第2のノッチ研磨ユニット40A,40Bは、ウエハステージ23(図2参照)上のウエハWの表面に対して平行に移動自在であり、いずれの研磨ヘッド42,65もウエハWのノッチ部Vにアクセス可能となっている。図15は、第1のノッチ研磨ユニット40Aが研磨位置に配置されている一方で、第2のノッチ研磨ユニット40Bが所定の待機位置で待機している状態を示している。
なお、研磨ヘッドは2つに限らず、3つ以上であってもよい。また、上述した第1乃至第5の実施形態から選択されたいずれの研磨ヘッドを用いることもできる。また、第1のノッチ研磨ユニット40Aと第2のノッチ研磨ユニット40Bがそれぞれ研磨面の粗さの異なる研磨テープを用いることにより、異なるタイプの研磨を行うことができる。例えば、第1のノッチ研磨ユニット40AによりウエハWのノッチ部を粗研磨し、次に第2のノッチ研磨ユニット40Bによりノッチ部を仕上げ研磨することができる。したがって、1つの研磨室内で異なるタイプの研磨を行うことができる。
次に、本発明の第7の実施形態について図16を参照して説明する。図16は本発明の第7の実施形態に係る研磨装置の一部を示す平面図である。図17は図16に示す研磨装置の側面図である。なお、特に説明しない本実施形態の構成および動作は、上述した第1乃至第5の実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。
図16および図17に示すように、本実施形態の研磨装置は、ハウジング11(図2参照)内に配置されたノッチ研磨ユニット40とベベル研磨ユニット110とを備えている。ノッチ研磨ユニット40は第1の実施形態に係る研磨ヘッド42と、図示しない供給リール及び回収リールとを有している。ベベル研磨ユニット110は、ウエハWのベベル部に研磨テープ111の研磨面を押し当てて該ベベル部を研磨する研磨ヘッド112と、研磨テープ111を研磨ヘッド112に供給する図示しない供給リールと、研磨ヘッド112に供給された研磨テープ111を回収する図示しない回収リールとを有している。
ノッチ研磨ユニット40およびベベル研磨ユニット110は、ウエハステージ23上のウエハWの表面に対して平行に移動自在となっている。なお、ノッチ研磨ユニット40は、上述した第1乃至第5の実施形態から選択されたいずれの研磨ヘッドを用いることもできる。本実施形態によれば、1つの研磨室内でノッチ部の研磨とベベル部の研磨を行うことができる。
次に、上述した研磨装置を備えた基板処理装置について図18を参照して説明する。図18に示すように、本基板処理装置は、複数のウエハWを収容するウエハカセット125が載置されるロード/アンロードユニット120を有している。このロード/アンロードユニット120は、ハウジング130の側壁130aに設けられている。ハウジング130内には、ウエハカセット125からウエハWを取り出す第1の搬送ロボット140Aが配置されている。
本基板処理装置は、さらに、上述した第1乃至第7の実施形態から選択された1次研磨モジュール(研磨装置)150Aと、上述した第1乃至第7の実施形態から選択された2次研磨モジュール(研磨装置)150Bと、研磨されたウエハWを洗浄する1次洗浄モジュール160Aと、1次洗浄モジュール160Aで洗浄された基板をリンスし、乾燥させる2次洗浄モジュール160Bとを有している。これらの各モジュール150A,150B,160A,160Bは、ハウジング130内に収容されている。
1次洗浄モジュール160Aは、ウエハWの表面に洗浄液(例えば純水)を供給しつつ、回転するスポンジをウエハの周縁部(ノッチ部およびベベル部)に摺接させ、ウエハWの周縁部を洗浄する装置である。2次洗浄モジュール160Bは、チャック機構によりウエハWを把持し、ウエハWを回転させながらリンス液(例えば純水)をウエハWに供給し、その後、ウエハWを高速で回転させてウエハWを乾燥させる装置である。
ハウジング130の内部には第2の搬送ロボット140Bが設けられている。この第2の搬送ロボット140Bは、そのハンド(図示せず)が1次研磨モジュール150A、2次研磨モジュール150B、1次洗浄モジュール160A、2次洗浄モジュール160Bに到達可能な位置に配置されている。第1の搬送ロボット140Aと第2の搬送ロボット140Bとの間には仮置き台145が配置されている。
次に、上述のように構成された基板処理装置の動作について説明する。まず、第1の搬送ロボット140Aはウエハカセット125から1枚のウエハWを取り出し、仮置き台145に置く。第2の搬送ロボット140Bは仮置き台145上のウエハWを保持し、1次研磨モジュール150Aに搬入する。1次研磨モジュール150Aでは、ウエハWのノッチ部(およびベベル部)が1次研磨される。第2の搬送ロボット140Bは、研磨されたウエハWを1次研磨モジュール150Aから取り出し、2次研磨モジュール150Bに搬入する。2次研磨モジュール150Bでは、ウエハWのノッチ部(およびベベル部)が2次磨研磨される。
第2の搬送ロボット140Bは、研磨されたウエハWを2次研磨モジュール150Bから取り出し、1次洗浄モジュール160Aに搬入する。1次洗浄モジュール160Aでは、ウエハWの周縁部(ノッチ部およびベベル部)が洗浄される。第2の搬送ロボット140Bは、洗浄されたウエハWを1次洗浄モジュール160Aから取り出し、2次洗浄モジュール160Bに搬入する。2次洗浄モジュール160Bでは、ウエハWがリンスされ、さらに乾燥される。第2の搬送ロボット140Bは、乾燥されたウエハWを2次洗浄モジュール160Bから取り出し、仮置き台145に置く。第1の搬送ロボット140Aは、仮置き台145上のウエハWを保持し、ウエハカセット125内にウエハWを戻す。このようにしてウエハWの一連の処理が行われる。
これまで述べてきた実施形態は、この技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として説明されたものである。したがって、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る研磨装置を示す平面図である。 図1に示す研磨装置の断面図である。 ウエハチャック機構のチャックハンドを示す平面図である。 図2の研磨ヘッドを示す拡大図である。 図5(a)乃至図5(d)はバックパッドの断面の例を示す図である。 往復運動機構を説明するための上面図である。 図7(a)乃至図7(d)は図6のVII-VII線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図である。 図9(a)は図8のA−A線断面、C−C線断面、およびE−E線断面を示す図であり、図9(b)は図8のB−B線断面およびD−D線断面を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドの他の例を示す拡大図である。 図11(a)は図10のA−A線断面、C−C線断面、およびE−E線断面を示す図であり、図11(b)は図10のB−B線断面およびD−D線断面を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図である。 図13(a)は本発明の第4の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図であり、図13(b)は図13(a)に示すカバーの正面図であり、図13(c)は図13(a)に示す研磨装置の一部を上から見たときの断面図である。 図14(a)は本発明の第5の実施形態に係る研磨装置の研磨ヘッドを示す拡大図であり、図14(b)は図14(a)に示すカバーの正面図であり、図14(c)は図14(a)に示す研磨装置の一部を上から見たときの断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る研磨装置の一部を示す平面図である。 本発明の第7の実施形態に係る研磨装置の一部を示す平面図である。 図16に示す研磨装置の側面図である。 上述した研磨装置を備えた基板処理装置を示す模式図である。
符号の説明
11 ハウジング
12 開口部
13 シャッター
14 仕切板
15 上室
16 下室
17 貫通孔
20 ウエハステージユニット
23 ウエハステージ
26 溝
27A,27B 中空シャフト
28 軸受
29 軸台
30 ステージ移動機構
31 パイプ
32 ロータリージョイント
33A,33B 可動板
34 支持板
35A,35B リニアガイド
36 旋回アーム
40 ノッチ研磨ユニット
41,111 研磨テープ
42,65,90 研磨ヘッド
43 テープ送り機構
45a 供給リール
45b 回収リール
46 リール室
50,60,70,91 バックパッド
57a,57b ガイドローラ
58 研磨液供給ノズル
59a〜59e 滑車
61 基台
63 芯棒(支持部材)
63a 凸部
67,92 上部ホルダー
68 下部ホルダー
71 可動アーム
72 カムシャフト
73 支持アーム
74 リニアガイド
75A,75B,75C 軸受
76 カム
77 溝
78 支持軸
80 ウエハチャック機構
81 第一のチャックハンド
82 第二のチャックハンド
83 コマ
94 ばねホルダー
94a 凹部
95 ばね
97 ハウジング(固定部材)
100 ハンド
101,107 研磨ヘッド
102 バックパッド
103 直動ガイド機構
104 カバー
104a 孔
105 位置決めピン
110 ベベル研磨ユニット
112 研磨ヘッド
120 ロード/アンロードユニット
125 ウエハカセット
130 ハウジング
140A 第1の搬送ロボット
140B 第2の搬送ロボット
145 仮置き台
150A 1次研磨モジュール
150B 2次研磨モジュール
160A 1次洗浄モジュール
160B 2次洗浄モジュール
W ウエハ
b1,b3,b10,b11 ベルト
b2 ボールねじ
m1,m2,m3,m4,M1,M2 モータ
p1,p2,p3,p4,p11〜p14 プーリ

Claims (17)

  1. 研磨テープの研磨面と基板とを相対移動させることにより基板のノッチ部を研磨する研磨装置において、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記研磨テープをその長手方向に送るテープ送り機構と、
    前記研磨テープを基板のノッチ部に押圧する研磨ヘッドとを備え、
    前記研磨ヘッドは、
    前記研磨テープの進行方向をガイドする2つのガイド部材と、
    前記研磨テープの裏側に配置された、ループ形状を有するバックパッドとを有し、
    前記バックパッドは、前記ループ形状を維持しつつ、その長手方向に進行可能なように、複数の滑車で保持されていることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記バックパッドは、同心状に配置された複数の円筒部材から構成されることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記複数の滑車のうちの少なくとも1つは移動可能に構成された可動滑車であり、該可動滑車を移動させることにより前記バックパッドのテンションが調整されることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  4. 前記研磨ヘッドを、前記研磨テープの前記進行方向に沿って往復運動させる往復運動機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  5. 研磨テープの研磨面と基板とを相対移動させることにより基板のノッチ部を研磨する研磨装置において、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記研磨テープをその長手方向に送るテープ送り機構と、
    前記研磨テープを基板のノッチ部に押圧する研磨ヘッドとを備え、
    前記研磨ヘッドは、
    前記研磨テープの進行方向をガイドする2つのガイド部材と、
    前記研磨テープの裏面側に配置された、直線状に延びるバックパッドとを有し、
    前記バックパッドは、前記2つのガイド部材によってガイドされた前記研磨テープの進行方向と略平行に配置されることを特徴とする研磨装置。
  6. 前記バックパッドは、異なる複数の横断面形状を有することを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。
  7. 前記複数の横断面形状のうちの少なくとも1つは、ノッチ部の形状に沿った形状を有することを特徴とする請求項6に記載の研磨装置。
  8. 前記複数の横断面形状のうちの少なくとも1つは、円弧状の形状を有することを特徴とする請求項6に記載の研磨装置。
  9. 前記研磨ヘッドを、前記研磨テープの前記進行方向に沿って往復運動させる往復運動機構をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。
  10. 前記バックパッドが固定される支持部材と、
    前記支持部材を、その一端または該一端近傍の点を中心として回転可能とする支点構造と、
    前記支持部材の他端を前記研磨テープに向かって押圧する押圧部材とをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。
  11. 前記バックパッドが固定される支持部材と、
    前記支持部材を前記研磨テープに向かって押圧する複数の押圧部材とをさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の研磨装置。
  12. 前記支持部材の可動方向を、前記研磨テープに向かう方向に規制するガイド機構をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の研磨装置。
  13. 前記支持部材および前記押圧部材を覆うカバーを備えたことを特徴とする請求項12に記載の研磨装置。
  14. 基板を保持する基板保持部と、
    基板に研磨テープを押し当てて基板の周縁部を研磨する第1の研磨ユニットと、
    基板に研磨テープを押し当てて基板の周縁部を研磨する第2の研磨ユニットと、
    前記第1の研磨ユニットおよび前記第2の研磨ユニットを収容するハウジングとを備え、
    前記第1の研磨ユニットは請求項1または請求項5に記載の研磨ヘッドを有し、
    前記第1の研磨ユニットおよび前記第2の研磨ユニットは、前記基板保持部に保持された基板の表面と平行に移動可能に構成されていることを特徴とする研磨装置。
  15. 前記第2の研磨ユニットは、請求項1または請求項5に記載の研磨ヘッドを有することを特徴とする請求項14に記載の研磨装置。
  16. 前記第2の研磨ユニットは、前記研磨テープを基板のベベル部に押し当てて該ベベル部を研磨する研磨ヘッドを有することを特徴とする請求項14に記載の研磨装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の研磨装置と、
    前記研磨装置により研磨された基板を洗浄する洗浄モジュールとを備えたことを特徴とする基板処理装置。
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