JP2009039851A - 軸状部品の供給制御装置 - Google Patents

軸状部品の供給制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 供給ロッド全体が移動することによって軸状部品が目的箇所に供給される際に、係止部材に係止された軸状部品が軸線方向に移動することを抑制できる軸状部品の供給制御装置を提供する。
【解決手段】 進退式の供給ロッド5を、その進退方向にほぼ直交する方向に往復させる供給駆動手段19によって支持し、供給ロッド5に軸状部品1の係止部材7が設けられ、供給駆動手段19によって係止部材7を移動させることによって軸状部品1を受入孔16に挿入するものであって、供給ロッド5と一体になって移動するとともに係止されている軸状部品1の軸線方向に進退して軸状部品1の軸線方向の移動を抑制する制止部材28が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、供給ロッドの係止部材に係止された軸状部品を受入孔などの目的箇所に挿入する際に、確実にしかも円滑に挿入されるようにした軸状部品の供給制御装置に関している。
軸状部品であるプロジェクションボルトを供給ロッドの保持ヘッドに保持し、このボルトを目的箇所である受入孔に押し込み手段を用いて挿入することが知られている。そして、この押し込み手段は前記保持ヘッドに組み込まれている。
特許第2799538号公報
上述のようなものは、供給ロッドの進退方向に対して特定の方向にだけ軸状部品を押し出すものであるから、供給ロッド全体の移動で軸状部品を受入孔に挿入するような形式のものに適用することができない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、供給ロッド全体が移動することによって軸状部品が目的箇所に供給される際に、係止部材に係止された軸状部品が軸線方向に移動することを抑制できる軸状部品の供給制御装置の提供を目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、進退駆動手段によって進退する供給ロッドをその進退方向にほぼ直交する方向に往復させる供給駆動手段によって支持し、前記供給ロッドの先端部に軸状部品を係止する係止部材が設けられ、前記供給駆動手段によって係止部材を移動させることによって軸状部品を目的箇所である受入孔に挿入するものであって、供給ロッドと一体になって移動するとともに係止されている前記軸状部品の軸線方向に進退して軸状部品の軸線方向の移動を抑制する制止部材が設けられていることを特徴とする軸状部品の供給制御装置である。
発明の効果
前記供給ロッドが進退駆動手段によって進出し、その後、供給駆動手段によって移動すると、軸状部品が受入孔に挿入される。この挿入時に軸状部品が受入孔の開口部にひっかかったりすると、軸状部品は係止部材に対して相対的に移動しようとする。つまり、軸状部品が係止部材から軸線方向にずれた状態すなわち浮上した状態になろうとする。とくに、受入孔が鉛直方向に対して傾斜しているときには、開口部へのひっかかりが多発しやすくなる。
このような異常状態に備えて、前記制止部材を軸状部品の軸線方向に進出させておくことによって、軸状部品が係止部材から浮上しようとしても制止部材で押さえられているので、軸状部品は静止部材によって受入孔に押し込まれた状態となる。この制止部材は、供給ロッドと一体になって移動するので、係止部材に係止された軸状部品との相対位置を正しく維持することができて、軸状部品の異常な移動を抑制することができる。
さらに、制止部材は軸状部品の軸線方向に進退することができるので、進退式の供給部材や供給管製の供給シュータ等の供給手段によって軸状部品を係止部材に到達させるときに制止部材を後退させておき、これらの供給手段が制止部材に干渉することのない円滑な動作がえられる。
請求項2記載の発明は、前記軸状部品はヘッド部材付きのものであり、前記係止部材にヘッド部材を係止する係止凹部が供給ロッドの進出方向に開放した状態で形成されている請求項1記載の軸状部品の供給制御装置である。
したがって、軸状部品の軸部を係止凹部に挿入しヘッド部材を係止部材で支持することができるので、軸状部品を確実に係止部材に係止することができる。
請求項3記載の発明は、前記制止部材は、供給ロッドの進出方向で見て前記係止部材よりも突出した長さに設定されている請求項1または請求項2記載の軸状部品の供給制御装置である。
前記供給駆動手段によって軸状部品が受入孔に挿入された後に供給ロッドが後退すると、係止部材の厚さや係止部材と受入孔が設けられた部材の表面との空隙によって、軸状部品が受入孔から突き出た状態の間隔が形成される。このような状態になった場合に備えて、係止部材が軸状部品から離隔した時点でさらに制止部材を進出させることによって、突き出た状態の軸状部品が受入孔内に押し込まれる。つまり、前記間隔が消滅した完全な挿入が達成され、所期の挿入が確実になされる。
請求項4記載の発明は、前記制止部材は、係止部材に支持部材を介して取付けられた制止駆動手段によって進退するものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の軸状部品の供給制御装置である。
前記制止駆動手段が支持部材を介して係止部材に取付けられているので、制止部材は係止部材と一体になって進退し、係止部材に係止された軸状部品の異常な動きを確実に抑制することができる。
請求項5記載の発明は、前記支持部材は、係止部材に取付けられているとともに供給ロッドの進退方向に対してほぼ直交する方向に延びた部材である請求項4記載の軸状部品の供給制御装置である。
このように支持部材が供給ロッドの進退方向に対してほぼ直交する方向に延びているので、支持部材の形状設定によって空間部を形成することができる。このような空間部内に、進退式の供給部材や供給管製の供給シュータ等の供給手段が供給ロッドの進退によって相対的に進入し、これらの供給手段が制止部材に干渉することのなく円滑な動作がえられる。
つぎに、本発明の軸状部品の供給制御装置を実施するための最良の形態を説明する。
図1〜図3は実施例1を示す。
まず、軸状部品について説明する。
軸状部品としては、種々なものがある。例えば、ボルトやフランジ付き軸部材のようなものがある。この実施例では、鉄製のボルト1である。このボルト1は、六角型のヘッド部材である頭部2と、それと一体の雄ねじが切られた軸部3から構成されている。ボルト1の各部の寸法は、軸部3のねじ山の直径が10mm、軸部の長さが27mm、頭部2の高さが10mm、頭部2の径方向寸法が14mmと16mmである。
つぎに、装置全体について説明する。
図1は装置全体の側面図、図2は係止部材の斜視図や断面図等である。供給制御装置全体は、符号100で示されている。ほぼ水平方向に進退する供給ロッド5は、ほぼ水平方向に配置された進退駆動手段であるエアシリンダ6によって進退動作をする。その進退軸線は、符号O−Oで示されている。この供給ロッド5の先端部に係止部材7が取付けられ、ここにボルト1がその軸部3が鉛直方向に垂下した状態、つまり首吊り状態で係止されている。
機枠等の静止部材8に固定された供給管9は、供給ロッド5の進退軸線O−Oに対して鋭角をなす向きで、しかも供給ロッド5の上側に配置されている。供給管9の一端はウレタン樹脂のような合成樹脂で作られた供給ホース10に接続され、パーツフィーダ11に接続されている。
供給管9の他端部に下側に開口している出口開口13が設けられ、図1に2点鎖線で示されたボルト1が出口開口13から係止部材7に移載されるようになっている。
図1に示すように、供給制御装置100が動作してボルト1は相手方部材15に形成した受入孔16に挿入される。したがって、この受入孔16が供給の目的箇所である。この受入孔16はほぼ鉛直方向に形成されており、ボルト1もほぼ鉛直方向に下降する。そのために、静止部材8に供給駆動手段であるエアシリンダ19が取付けられている。このエアシリンダ19のピストンロッド20はほぼ鉛直方向に進退するもので、その上端に前記エアシリンダ6が固定されている。供給ロッド5の進退方向はほぼ水平方向であるが、これを傾斜した方向に進退するようにしてもよい。そのようにするときには、ピストンロッド20も傾斜して配置される。
したがって、供給管9の出口開口13から落下したボルト1が係止部材7に係止されると、供給ロッド5が進出する。供給ロッド5はボルト1が受入孔16と同軸になった位置で停止する。それからエアシリンダ19の動作でエアシリンダ6がほぼ鉛直方向に下降すると、ボルト1の軸部3が受入孔16に挿入される。
図1に示された前記受入孔16が供給の目的箇所である。この受入孔16の内径は11mmであり、そこに外径10mmの軸部3が挿入される。相手方部材15はボルト1の頭部を所定位置に待機させる機能を果たすもので、ここではナットランナーのソケット部材(図示していない)がボルトの頭部2に合致するようになっている。このようにして受入孔16に挿入されたボルト1は、その頭部2がねじ締め装置の締め付けソケットに保持されたり、さらに他の目的箇所へボルトを移送するロボット装置に保持されたりする。したがって、受入孔16によってボルト1の待機基準位置が設定されたこととなる。
つぎに、係止部材について説明する。
図2に示すように、前記係止部材7には供給ロッド5の進出方向に延びた載置部33が形成され、その上面が受け面32とされている。この載置部33に、供給ロッド5の進出方向に開放した状態で係止凹部34が形成されており、その奥部に軸部3の外周部が密着できる円弧部35が形成されている。
図2(B)と(C)に示すように、吸引手段である永久磁石41が係止部材7に埋設してある。永久磁石41の吸引力は、係止凹部34の所定位置すなわち円弧部35に軸部3が密着した状態を維持するように作用するものである。したがって、永久磁石41の配置位置は、円弧部35から進退軸線O−O方向に変位している。
係止部材7が最も後退した位置において、出口開口13から落下してきたボルト1が係止凹部34に正確に受け止められるように、出口開口13と係止部材7の相対位置が設定されている。永久磁石41の吸引力をボルト1に対してより強く作用させるために、係止部材7は非磁性材料であるステンレス鋼で製作するのが望ましい。さらに、永久磁石41を電磁石にすることも可能である。
つぎに、制止部材について説明する。
この制止部材は、ボルト1が係止部材7から浮上しないように動作するものである。図1や図3に示すように、係止部材7に支持部材21が供給ロッド5の進退方向に対してほぼ直交する方向に延びた状態で取付けられている。この支持部材21は、係止部材7の左右に溶接されて起立している支柱部材22,23と、その上端に溶接した取付け板24によって枠状に形成されている。このような門型の構造によってその内側に空間部25が形成されている。
前記取付け板24の上に制止駆動手段であるエアシリンダ26が固定してある。このエアシリンダ26のピストンロッド27が係止部材7に係止されているボルト1と同軸方向または平行な方向に進退するようになっており、その先端に平板状の制止部材28が固定してある。
図3(A)に示すように、係止部材7、支柱部材22,23、取付け板24が四角い枠状の形を形成しており、これによって前述のように枠内に空間部25が設置されている。制止部材28が上方へ引き上げられて供給ロッド5が最も後退しているときに図1に示すように、前記空間部25内に供給管9の端部が相対的に進入しても、供給管9の端部が制止部材28、係止部材7、支柱部材22,23等に干渉しないようになっている。
供給ロッド5が前進を開始して空間部25が供給管9の先端部から離隔した位置に達すると、係止部材7に係止されているボルト1の頭部2を制止部材28で押さえ付けるか、あるいはわずかな隙間が残る位まで制止部材28を接近させる。したがって、供給ロッド5が上記の進出位置に達した時点で、エアシリンダ26を進出させる信号を制御装置(図示していない)に送信する。そのために、エアシリンダ6の所定位置に図1に示すように、センサー29が取付けられている。このセンサー29は、エアシリンダ6のピストンの動きを検知して信号を発するものであり、ここでは一般的に使用されている近接スイッチ式のものである。
図3に示すように、制止部材28が供給ロッド5の進出方向に延びている長さは、係止部材7の載置部33の長さよりも長く突出させてある。この突き出た長さがWである。したがって、図3(C)に示すように、ボルト1が受入孔16に挿入されて供給ロッド5が後退するときに、軸部3が係止凹部34から離隔しても、制止部材28は頭部2を押さえることができる状態になっている。この状態でエアシリンダ26によりさらに頭部2を押さえ込むと、完全に軸部3が受入孔16内に入り込む。
図3(C)に示すように、軸部3が受入孔16に挿入されてから係止部材7が後退すると、頭部2と相手方部材15の上面との間に間隔Lが残ることがある。これは、軸部3のねじ山が受入孔16の開口角部にひっかかったりすることによって発生する。この間隔Lは、載置部33の厚さと、載置部33と相手方部材15の上面との所要の空隙によって形成される。したがって、このような間隔Lが残存していると、軸部4の挿入が不安定になるので、図3(C)の状態からさらに制止部材28で押し込むことによって完全な挿入がなされる。このような動作がえられるのは、制止部材28が供給ロッド5の進出方向に延びている長さが、係止部材7の載置部33の長さよりも長く突出させてあるからである。すなわち、制止部材28の方がWだけ長くなっているからである。
間隔Lが残存するようないわゆる不完全挿入は、図4に示した実施例2において一層発生しやすくなる。同図(B)から明らかなように、受入孔16が傾斜しているので開口角部に軸部3のねじ山がひっかかりやすいために、発生しやすくなっている。このような場合に、図1や図3に示すような構造を採用することによって、良好な挿入が可能となる。
供給ロッド5が図3(C)に示す位置に後退した時点で制止部材28をさらに下降させる必要がある。そのための動作信号はエアシリンダ6に取り付けたセンサー30によって発信される。すなわち、このセンサー30は、保持凹部34がボルト1から離隔した箇所に後退した時点で発信する位置に配置してある。また、センサー39は前記センサー29と同様なものである。
ボルト1を係止部材7に係止させるために、供給管9が採用されているが、これに換えて図1に示すように、ロボット装置17を用いることができる。ロボット装置17のチャック部18に電磁石14が取付けられ、このチャック部18に頭部2が保持される。
なお、上記進退駆動手段や供給駆動手段あるいは制止駆動手段等を形成するエアシリンダ6,19,26に換えて、進退出力をする電動モータやラックピニオン機構を採用することもできる。
上述の動作を、制御装置またはシーケンス回路や、それからの動作信号で作動空気を送り出す空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等の一般的に使用されている制御手段によって確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
前記供給ロッド5が進退駆動手段であるエアシリンダ6によって進出し、その後、供給駆動手段であるエアシリンダ19によって移動すると、ボルトの軸部3が受入孔16に挿入される。この挿入時に軸部3が受入孔16の開口部にひっかかったりすると、ボルト1は係止部材7に対して相対的に移動しようとする。つまり、軸部3が係止部材7から軸線方向にずれた状態すなわち浮上した状態になろうとする。とくに、受入孔16が鉛直方向に対して傾斜しているときには、開口部へのひっかかりが多発しやすくなる。
このような異常状態に備えて、前記制止部材28をボルト1の軸線方向に進出させておくことによって、ボルト1が係止部材7から浮上しようとしても制止部材28で押さえられているので、ボルト1は制止部材28によって受入孔に押し込まれた状態となる。この制止部材28は、供給ロッド5と一体になって移動するので、係止部材7に係止されたボルト1との相対位置を正しく維持することができて、ボルト1の異常な移動を抑制することができる。
さらに、制止部材28はボルト1の軸線方向に進退することができるので、供給管9等の供給手段によってボルト1を係止部材7に到達させるときに制止部材28を後退させておき、供給管9が制止部材28に干渉することのない円滑な動作がえられる。
前記係止部材7に頭部2を係止する係止凹部34が供給ロッド5の進出方向に開放した状態で形成されている。
したがって、ボルト1の軸部3を係止凹部34に挿入し頭部2を係止部材7で支持することができるので、ボルト1を確実に係止部材7に係止することができる。
前記制止部材28は、供給ロッド5の進出方向で見て前記係止部材7よりも突出した長さ(突出長さW)に設定されている。
前記供給駆動手段であるエアシリンダ19によってボルト1が受入孔16に挿入された後に供給ロッド5が後退すると、係止部材7の厚さや係止部材7と受入孔16が設けられた相手方部材15の表面との空隙によって、ボルト1が受入孔16から突き出た状態の間隔Lが形成される。このような状態になった場合に備えて、係止部材7がボルト1から離隔した時点でさらに制止部材28を進出させることによって、突き出た状態のボルト1が受入孔16内に押し込まれる。つまり、前記間隔Lが消滅した完全な挿入が達成され、所期の挿入が確実になされる。
前記制止部材28は、係止部材7に支持部材21を介して取付けられたエアシリンダ(制止駆動手段)26によって進退するものである。
前記エアシリンダ26が支持部材21を介して係止部材7に取付けられているので、制止部材28は係止部材7と一体になって進退し、係止部材7に係止されたボルト1の異常な動きを確実に抑制することができる。
前記支持部材21は、係止部材7に取付けられているとともに供給ロッド5の進退方向に対してほぼ直交する方向に延びた支柱部材22,23やそれに結合された取付け板24である。
このように支持部材21が供給ロッド5の進退方向に対してほぼ直交する方向に延びているので、支持部材21の形状設定によって空間部25を形成することができる。このような空間部25内に、供給管9が供給ロッド5の進退によって相対的に進入し、供給管9が制止部材28に干渉することのなく円滑な動作がえられる。
図4は、実施例2を示す。
この実施例2は、供給の目的箇所である受入孔16の軸線36が鉛直線37に対して傾斜している場合である。その傾斜角はθであり図4(B)に記載してある。このような傾斜角θに対応するために、供給ロッド5に係止されているボルト1を傾斜させて図示のように挿入する。
図4(A)に示すように、回転出力軸線38を有する駆動手段39が静止部材8に固定され、この駆動手段39によって供給ロッド5が前記回転出力軸線38を中心にして揺動する。そのために、回転出力軸線38は供給ロッド5の進退軸線O−Oと平行になっている。駆動手段39は回転出力をする駆動装置であればよい。ここではステッピングモータを採用しており、その出力軸40がエアシリンダ19の横側面に結合してある。駆動手段39の出力で供給ロッド5が揺動し、傾斜角θに達した位置で駆動手段39の回転動作が停止する。これにより図4(B)のようになる。その後、受入孔16にボルト1が挿入される動作は実施例1の場合と同じである。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
以上に説明した実施例2の作用効果は、つぎのとおりである。
前記供給ロッド5の進退軸線O−Oと平行になった回転出力軸線38を有する駆動手段39が配置され、この駆動手段39によって供給ロッド5が前記回転出力軸線38を中心にして揺動するように構成されている。
前記係止部材7に鉛直方向に垂下した状態で係止されている軸部3を、受入孔16において傾斜した方向に差し込むようなことがある。上述のような構成によって、駆動手段39の動作で供給ロッド5が揺動すると、軸部3も角度θの傾斜をして受入孔16に対して円滑に挿入することができる。それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
上述のように、本発明によれば、供給ロッド全体が移動することによって軸状部品が目的箇所に供給される際に、係止部材に係止された軸状部品が軸線方向に移動することを抑制できる軸状部品の供給制御装置であるから、自動車の車体組立工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
供給制御装置全体の側面図である。 係止部材の斜視図や断面図等である。 制止部材の配置構造を示す正面図と側面図である。 供給ロッドを揺動させる場合の側面図と正面図である。
符号の説明
1 ボルト
2 頭部
3 軸部
5 供給ロッド
6 エアシリンダ、進退駆動手段
7 係止部材
9 供給管
15 相手方部材
16 受入孔
19 エアシリンダ、供給駆動手段
21 支持部材
22 支柱部材
23 支柱部材
24 取付け板
25 空間部
26 エアシリンダ、制止駆動手段
28 制止部材
34 係止凹部
100 供給制御装置
W 突き出た長さ
L 間隔
O−O 進退軸線

Claims (5)

  1. 進退駆動手段によって進退する供給ロッドをその進退方向にほぼ直交する方向に往復させる供給駆動手段によって支持し、前記供給ロッドの先端部に軸状部品を係止する係止部材が設けられ、前記供給駆動手段によって係止部材を移動させることによって軸状部品を目的箇所である受入孔に挿入するものであって、供給ロッドと一体になって移動するとともに係止されている前記軸状部品の軸線方向に進退して軸状部品の軸線方向の移動を抑制する制止部材が設けられていることを特徴とする軸状部品の供給制御装置。
  2. 前記軸状部品はヘッド部材付きのものであり、前記係止部材にヘッド部材を係止する係止凹部が供給ロッドの進出方向に開放した状態で形成されている請求項1記載の軸状部品の供給制御装置。
  3. 前記制止部材は、供給ロッドの進出方向で見て前記係止部材よりも突出した長さに設定されている請求項1または請求項2記載の軸状部品の供給制御装置。
  4. 前記制止部材は、係止部材に支持部材を介して取付けられた制止駆動手段によって進退するものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の軸状部品の供給制御装置。
  5. 前記支持部材は、係止部材に取付けられているとともに供給ロッドの進退方向に対してほぼ直交する方向に延びた部材である請求項4記載の軸状部品の供給制御装置。
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