JP2009038505A - 固体撮像素子、固体撮像装置、カメラおよび駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画素混合数の異なるモードに対応して基板電圧を制御可能な固体撮像素子等を提供する。
【解決手段】本発明の半導体素子は、半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像素子であって、前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の半導体素子は、半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像素子であって、前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、マトリクス状に配列された複数の光電変換部に蓄積された信号電荷を読み出して、二次元の画像信号を得るように構成された固体撮像素子、固体撮像装置、カメラおよびその駆動方法に関する。
固体撮像装置は、ビデオカメラやデジタルカメラの撮像部、あるいはファックスやイメージスキャナの画像認識部を構成し、撮像素子としてはCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサが広く用いられている。
図26は、特許文献1等に開示された従来技術における固体撮像装置の構成を示すブロック図である。この固体撮像装置275は、複数の光電変換素子201で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を有する。オーバーフロードレイン構造は、標準電圧発生回路209から半導体基板207に印加される基板電圧Vsubによって、光電変換素子201と半導体基板207裏面側との間にオーバーフローバリアを形成する構造となっている。基板電圧Vsubの値に応じてオーバーフローバリアの高さを調整できるため、全ての光電変換素子の全ての信号電荷を排出する電子シャッタや、ブルーミングの抑制にも利用される。
ここで、図27を用いて従来技術におけるブルーミング抑制をする方法について説明する。
図27に示す移送ゲート領域24を破線で示す電位にして信号電荷を移送する期間中においては、フォトダイオード1で発生した電荷は、蓄積された電荷による電位25bが、pウェル領域17の電位26aよりも低くなる電荷量に達するまで、垂直CCDチャンネル2a、移送ゲート領域24、フォトダイオード1に蓄積される。
ところが、垂直CCDチャンネル2a内の隣接した領域とのバリヤーの電位が電位26aよりも高いと、過剰電荷がn型基板275に溢れ始める前に、垂直CCDチャンネル2a内の隣接した領域に電荷が溢れ出す。即ち、フォトダイオード1から信号電荷を移送する期間中は、事実上ブルーミング抑制作用が機能しなくなる。
このように電荷移送期間中もブルーミング抑制作用を機能させるために、特許文献2には、フォトダイオードへの電荷蓄積期間と電荷移送期間とにn型基板275へ異なる基板電圧Vsubを与える構成が記載されている。電荷位相期間は光電変換素子から垂直CCDに信号電荷を読み出す期間である。
すなわち、特許文献2には、信号電荷蓄積期間の殆どはpウェル領域17を従来と同じ低レベルの電位26aの状態とし、電荷移送期間中に、高レベルの電位26bの状態とする。
それにより、電荷移送期間には、過剰電荷を排出する電位26bよりも浅い(低い)電荷は、フォトダイオード1に蓄積されずにn型基板275に排出され、ブルーミング抑制作用が機能させ、垂直CCD2の隣接領域とのバリヤーの電位は、電位26bより低くさせる技術を開示している。
また、特許文献3には、フィールド蓄積時とフレーム蓄積時の異なる電荷蓄積モードに対して基板電圧を切替手段SWにより切替える回路を記載している。
特開平7−284026号公報
特開昭61−26375号公報
特開平5−211320号公報
例えばデジタルカメラ用途の高画素数CCDには、全画素の蓄積電荷を個別に検出して画像データを作成する全画素モード(例えば静止画モード)と、ラインを間引きつつ情報加算することで情報量を減らしフレームレートを高めて動画データを得ることを目的とした高フレームレートモード(例えばモニタモード、動画モード)、さらに画素混合によって感度を高めた高感度の静止画および動画の画像データを得る高感度モードがある。
高フレームレートモード及び高感度モードでは、同一の垂直CCDに読み出される同一色画素の信号電荷を、所定個数分加算混合して(以降画素混合と呼ぶ)電荷検出部に転送することにより、垂直方向の所定間隔毎に一本のラインの画像信号を得るように駆動する。
画素混合では、複数画素の電荷を混合するため、加算された電荷量が大きくなるので、垂直CCDあるいは水平CCDにおける転送能力を超えないように、転送すべき電荷量を制限する必要がある。
そのため、画素混合を使用する駆動モードの場合は画素混合する画素数に応じて基板電圧Vsubを高くして、フォトダイオードに蓄積される電荷を制限し、加算された電荷量が転送に支障を生じない範囲になるように制御する必要がある。近年の微細化/小型化に伴い光電変換素子の飽和信号電荷量、垂直CCDおよび水平CCDの転送容量も小さくなり、基板電圧による電荷量の制御は、困難になりつつあり、高精度化が求められている。なお、フォトダイオードの混合数に比例して固体撮像素子毎の製造ばらつきによる影響が増加するため、特に高精度化が重要である。
また、従来技術に開示された固体撮像装置では、画素混合のVsub設定では高精度に設定することが出来ず、デジタルカメラにおける静止画モード/モニタモード/高感度モードといったモード切替が発生するための高速に切替出来ず、すなわち、デジタルカメラの応答特性が劣化する。
前記課題に鑑み、本発明は、画素混合数の異なるモードに対応して基板電圧を制御可能な固体撮像素子、固体撮像装置、カメラおよび固体撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
また、固体撮像素子個別の製造ばらつきを吸収して、基板電圧を精度良く制御し、高速な基板電圧の切替を可能とする固体撮像素子、固体撮像装置、カメラおよび固体撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する固体撮像素子は、半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像素子であって、前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路とを備える。
この構成によれば、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出すときに、第1の電圧または第2の電圧のパルスを基板電圧に重畳する。光電変換素子の飽和信号電荷量は、第1の電圧および第2の電圧のそれぞれに対応して調整されるので、読み出し時のブルーミングを抑制するだけでなく、異なる撮像モードに対応して基板電圧を制御することができる。
ここで、前記第2電圧発生回路は、前記垂直転送部においてN個の光電変換素子の信号電荷を混合する第1混合モードにおいて、前記第1の電圧を発生し、前記N個よりも多いM個の光電変換素子の信号電荷を混合する第2混合モードにおいて前記第1の電圧よりも前記高い第2の電圧を発生するようにしてもよい。
この構成によれば、第1混合モードと第2混合モードのそれぞれにおいて、混合された電荷量が垂直転送部および水平転送部でオーバーフローしない範囲になるように、フォトダイオードに蓄積される飽和信号電荷量を精度良く制限することができる。
ここで、前記第2電圧発生回路は、直列接続された複数の抵抗素子を含み、電圧分割により前記第1の電圧および第2の電圧を出力する抵抗回路と、前記第1の電圧または前記第2の電圧を示すスイッチ信号が入力される入力端子を含み、前記スイッチ信号に応じて前記抵抗回路の出力を前記第1の電圧とするか第2の電圧とするかを切り換えるスイッチ回路とを備えるようにしてもよい。
この構成によれば、第2電圧発生回路を簡単な回路により構成することができ、前記スイッチ信号に応じて切り換えることができる。
ここで、前記スイッチ信号は、第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替え直前のフィールド期間またはフレーム期間における読み出しパルスの発生タイミングの直後に切り替えられるようにしてもよい。
この構成によれば、スイッチ信号の切り替えが第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替えよりも早いので、第1混合モードまたは第2混合モードの期間における読み出しパルスの発生タイミングでは、第2電圧発生回路からの出力された第1の電圧または第2の電圧は、配線の浮遊容量に影響されることなく、確定したレベルで駆動部に入力される。これにより、第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替えに同期して、基板電圧の高速な切り替えを可能にする。
ここで、前記スイッチ回路は、前記複数の抵抗素子に含まれる第1抵抗素子に並列に接続されたスイッチトランジスタを含み、前記スイッチトランジスタのゲートには前記入力端子が接続されるようにしてもよい。
この構成によれば、スイッチトランジスタにより第1抵抗素子を短絡するか否かを制御するという簡単な回路によりスイッチ回路を構成することができる。
ここで、前記第2電圧発生回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に直列に接続された定電流源を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、定電流源により複数の抵抗素子を流れる電流を一定に保つ作用があるので、第1および第2の電圧の精度を向上させることができる。
ここで、前記第2電圧発生回路は、さらに、前記抵抗回路から出力される前記第1の電圧または第2の電圧を駆動出力する電圧バッファ回路を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、第2電圧発生回路からの出力レベルを、より速く第1の電圧または第2の電圧の確定レベルにまで立ち上げることができ、基板電圧の高速な切り替えを可能にする。
ここで、前記スイッチ回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に含まれる抵抗素子に並列に接続された少なくとも1つのヒューズ回路を含むようにしてもよい。
この構成によれば、ヒューズ回路の切断により第1の電圧、第2の電圧のレベルを調整可能なので、固体撮像素子毎の製造ばらつきによる影響を例えば工場出荷時に補償することができ、基板電圧を精度良く制御することができる。
ここで、前記スイッチ回路は、さらに、前記ヒューズ回路を切断する電力の供給を受ける少なくとも2つのパッドを含むようにしてもよい。
この構成によれば、前記ヒューズ回路が単純な回路なので回路面積を削減することができる。
また、上記課題を解決する固体撮像装置、カメラ、固体撮像装置の駆動方法も上記と同様の構成を有する。
本発明の固体撮像素子、固体撮像装置、カメラ、固体撮像装置の駆動方法によれば、読み出し時のブルーミングを抑制するだけでなく、異なる撮像モードに対応して基板電圧を制御することができる。
また、フォトダイオードに蓄積される飽和信号電荷量を精度良く制限することができる。
第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替えに同期して、基板電圧の高速な切り替えを可能にする。
固体撮像素子毎の製造ばらつきによる影響を例えば工場出荷時に補償することができ、基板電圧を精度良く制御することができる。
以下に、本発明の実施形態に係る固体撮像装置およびその駆動方法について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1における固体撮像装置は、半導体基板に形成された固体撮像素子を含み、この固体撮像素子は、前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路とを備える。
実施の形態1における固体撮像装置は、半導体基板に形成された固体撮像素子を含み、この固体撮像素子は、前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路とを備える。
前記第2電圧発生回路は、前記垂直転送部においてN(例えば6)個の光電変換素子の信号電荷を混合する第1混合モードにおいて、前記第1の電圧を発生し、前記N個よりも多いM(例えば9)個の光電変換素子の信号電荷を混合する第2混合モードにおいて前記第1の電圧よりも前記高い第2の電圧を発生する。
これによれば、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出すときに、第1の電圧または第2の電圧のパルスを基板電圧に重畳する。光電変換素子の飽和信号電荷量は、第1の電圧および第2の電圧のそれぞれに対応して調整されるので、読み出し時のブルーミングを抑制するだけでなく、異なる撮像モードに対応して基板電圧を制御することができる。また、この構成によれば、第1混合モードと第2混合モードのそれぞれにおいて、混合された電荷量が垂直転送部および水平転送部でオーバーフローしない範囲になるように、フォトダイオードに蓄積される飽和信号電荷量を精度良く制限することができる。
図1は、本実施形態に係る固体撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1より、1は光電変換部を形成するフォトダイオードであり、マトリクス状に複数配列されている。フォトダイオード1の各列間に、垂直CCD2が配列されて撮像領域3が形成されている。
図1より、1は光電変換部を形成するフォトダイオードであり、マトリクス状に複数配列されている。フォトダイオード1の各列間に、垂直CCD2が配列されて撮像領域3が形成されている。
各フォトダイオード1に蓄積された電荷は垂直CCD2へ移送され、垂直CCD2により、水平CCD4へ向けて垂直方向に並列転送される。従って水平CCD4には、複数本の垂直CCD2から1走査線に相当する信号電荷が順次転送される。
水平CCD4に達した電荷は水平方向へ転送されて、電荷検出部5により信号電圧に変換され、出力アンプ6で増幅された後、撮像出力OUTとして導出される。以上の要素により構成された固体撮像素子7が、n型基板70上に形成されている。
そして、撮像出力は、信号処理部30で信号処理が行われる。
垂直CCD2は、駆動回路8から供給される、例えば12相の転送クロックφV1、φV2、〜、φV12によって転送駆動される。
垂直CCD2は、駆動回路8から供給される、例えば12相の転送クロックφV1、φV2、〜、φV12によって転送駆動される。
これにより、垂直CCD2に読み出された信号電荷は、水平ブランキング期間に1走査線に相当する部分ずつ順に垂直方向に転送される。
水平CCD4は、例えば2相の水平転送クロックφH1、φH2によって転送駆動される。これにより、1走査線分の信号電荷は、水平ブランキング期間後の水平走査期間において、順次水平方向に転送される。
n型基板70は抵抗11を介して接地されており、n型基板70と抵抗11の接続点に、基準電圧発生回路9がダイオード10を介して接続されている。
基準電圧発生回路9が発生する基準電圧は、基板電圧Vsubとしてn型基板70に印加される。
基板電圧Vsubは、後述するように、フォトダイオード1に蓄積される信号電荷の飽和量を決定するために印加される電圧である。
CCD型イメージセンサの製造ばらつきに伴う、基板電圧Vsubにより形成されるポテンシャル障壁の高さのばらつきを考慮して、基準電圧は、個々の素子(チップ)ごとに最適値に設定されている。
一方、電子シャッタ動作が可能なCCDイメージセンサでは、駆動回路8でシャッタパルスSPを生成し、このシャッタパルスSPがコンデンサ12で直流カットされた後、n型基板70に印加される。
このとき、シャッタパルスSPの低レベルは、ダイオード10によって基準電圧の直流レベルにクランプされる(例えば特許文献1を参照)。
次に、図2を用いて、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の素子構造について説明する。なお、図2は、図1のA−A線に沿った素子断面図である。
まず、図2より、n型基板70の上部にpウェル領域17が形成され、その中にフォトダイオード1、および垂直CCDチャンネル2aが形成されている。
その上に、垂直CCDの転送電極とフォトダイオード1からの信号電荷の移送を制御する電極を兼ねた電極18が形成されている。
19は素子分離領域である。この構造の素子は、3値のパルスによって駆動され、最も高い電圧が印加された時に、フォトダイオード1から移送ゲート領域24を通って、信号電荷が垂直CCDチャンネル2aに移送される。つまり、フォトダイオード1から垂直CCD2に電荷が読み出される。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態に係る固体撮像装置のフォトダイオード1の周辺の電位分布であり、この素子における、ブルーミング抑制のための動作について、図2のB−C−D線に沿った電位分布を表わす図3を参照して説明する。同図における各領域は、対応するフォトダイオード1、移送ゲート領域24、垂直CCDチャンネル2a、pウェル領域17、n型基板70と同一の参照番号を用いて示す。
図3より、pウェル領域17とn型基板70間には基板電圧Vsubが印加されているので、pn接合されたフォトダイオード1の下部のpウェル領域17は空乏化され、実線で示される電位分布において電位障壁が形成されている。
また、移送ゲート領域24の実線で示される電位は、信号電荷が移送されないときの状態を示す。信号電荷を移送するときは破線で示される電位になる。
移送ゲート領域24が破線で示す電位になったときに、フォトダイオード1の電荷が垂直CCDチャンネル2aへ移送されることにより、フォトダイオード1は電位25aで示す空の状態になる。
移送期間が終了し蓄積期間が開始されると、入射する光により電荷が蓄積されるのに伴い、フォトダイオード1のポテンシャルの井戸は電位25bに示すように浅くなっていく。
電位25bが、実線の電位分布におけるpウェル領域17の電位26aよりも下がると、過剰電荷がpウェル領域17を通過してn型基板70に排出される。
このようにして、pウェル領域17の電位障壁で決まる飽和電荷量を超えてフォトダイオード1に電荷が蓄積されたとき、過剰電荷がn型基板70に排出されることにより、ブルーミングが抑制される。
基板電圧Vsubを高くすれば、電位分布は破線で示す状態になり、pウェル領域17の電位26bで示される飽和電荷量が低い値に設定される。
この実施形態では、基板電圧は、電荷位相期間においてVsub+V2aまたはVsub+V2bの高レベルの基準電圧に切り換えられる。このように、基板電圧Vsubを適宜設定することにより、素子の特性に適合したブルーミング抑制効果を得ることができる。
また、本実施形態における固体撮像装置は、駆動モードとして、全画素モードと高フレームレートモード、高感度モードを備える。駆動モードに応じてn型基板70に印加する基板電圧Vsubを異ならせて、フォトダイオード1における飽和電荷量を制御するために、駆動回路8とコンデンサ12の間に、切替回路13が接続されている。
駆動回路8は、n型基板70に印加するパルス電圧として、シャッタパルスSPに加えて、制御パルスCONも供給する。
この制御パルスCONは、具体的には画素混合モードの電荷移送期間における高レベルの基準電圧に相当するパルスであり、切替回路13およびコンデンサ12を介して基板電圧Vsubに重畳される。駆動回路8は、切替回路13を接点13に接続した状態にしてから、制御パルスCONを出力する。
この固体撮像装置には、第1基準電圧発生回路50と、第2基準電圧発生回路51が設けられている。
制御パルスCONの電圧値は、第2基準電圧発生回路51の出力信号で決定される。第2基準電圧発生回路51の出力信号は、駆動回路8に基準信号として出力され、第1の電圧V2aと第2の電圧V2bの何れかが出力される。
第2基準電圧発生回路51は、基準電圧を発生する。また、端子100の入力信号Vswによって、発生する基準電圧の値をV2aとするかV2bとするかを変更する。
このような構成により、必要に応じて、通常時の電荷移送期間に印加する高レベル基板電圧Vsubより高い基板電圧Vsubの印加が可能であり、電荷信号量を減少させることで、個々のチップの最良のダイナミックレンジを確保しつつ、混合画素数が異なる駆動モードに対応した切替が容易に行える。
例えば、第2基準電圧発生回路51は、9画素の混合の静止画の高感度モード用に基準電圧V2bを発生し、6画素の混合の動画の高フレームレートモード用に基準電圧V2aを発生する。基準電圧V2bは、基準電圧V2aよりも高い。9画素の混合の静止画の高感度モードから6画素の混合の動画の高フレームレートモードのように駆動モードを変更するデジタルカメラを容易に実現できる。
切替回路13は、コンデンサ12に接続された端子14に対して、シャッタパルスSPが供給される端子15、および制御パルスCONが供給される端子16を選択的に切替えて接続する。駆動回路8は、切替回路13が接点13を接続した状態で制御パルスCONを出力する。
従って、シャッタパルスSPまたは制御パルスCONのいずれかが、コンデンサ12を介して、基準電圧に重畳されて基板電圧Vsubとしてn型基板70に印加される。
なお、本実施形態は、フォトダイオード1、垂直CCD2、撮像領域3、水平CCD4、電荷検出部5、出力アンプ6、第1基準電圧発生回路50、および第2基準電圧発生回路51が、n型基板70からなる同じ半導体基板チップに設けられていることを特徴とする。
このような構成により、撮像装置の小型化および省電力化を図ることが可能である。
しかし、第2基準発生回路51を固体撮像素子7と同一チップに置くことにより、例えば第2基準電圧発生回路51の発熱による半導体基板チップの熱分布に起因して、固体撮像素子7の暗電流などの特性にばらつきが生じる場合は、第2基準発生回路51を外部回路としても良い。
しかし、第2基準発生回路51を固体撮像素子7と同一チップに置くことにより、例えば第2基準電圧発生回路51の発熱による半導体基板チップの熱分布に起因して、固体撮像素子7の暗電流などの特性にばらつきが生じる場合は、第2基準発生回路51を外部回路としても良い。
第2基準発生回路51を外部回路とした場合でも、常時の電荷移送期間に印加する高レベル基板電圧Vsubより高い基板電圧Vsubを印加することが可能であり、電荷信号量を減少させる、という効果を得ることが出来る。
切替回路13による上記の選択は、図示されていない駆動モード選択部による選択に応じて供給されるモード選択信号Smにより切替えられる。
制御パルスCONは、駆動モードが画素混合モードのときに、第1基準電圧発生回路50により供給される基準電圧に重畳されてn型基板70に印加される。
図4は、本実施形態における駆動パルスの例を示す。
図4(a)に示すクロックパルスΦVxは、垂直CCD2の転送電極とフォトダイオード1からの信号電荷の移送を制御する電極を兼ねた電極18へ印加される。
図4(a)に示すクロックパルスΦVxは、垂直CCD2の転送電極とフォトダイオード1からの信号電荷の移送を制御する電極を兼ねた電極18へ印加される。
クロックパルスΦVx中のローレベル電圧VL、ミドルレベル電圧VMが交互に印加されることにより垂直CCD2内の電荷が転送される。
ハイレベル電圧VHが印加されている期間が、電荷の移送期間である。
これは従来と同じである。
これは従来と同じである。
図4(b)は、全画素モードの場合にn型基板70に印加される基板電圧Vsubを示す。基板電圧Vsubは、第1基準電圧発生回路50から供給される基準電圧に対応し、電荷蓄積期間および電荷移送期間を通して一定である。
切替回路13を介して駆動回路8から供給されるシャッタパルスSPについては、説明の簡略化のため図示を省略する。
基板電圧Vsubは、図3に示した過剰電荷を排出する閾値、すなわち飽和電荷量を規定する電位26aに対応する。
すなわち、基板電圧Vsubがn型基板70に印加されたときに、pウェル領域17における電位障壁(オーバーフローバリア)は電位26aに設定される。
このように、全画素モードの場合には、電荷蓄積期間および電荷移送期間を通して一定の、図3に示した低い電位26aにより飽和電荷量が規定される。
図4(c)には、画素混合モードの場合にn型基板70に印加される基板電圧22を示す。
基板電圧Vsubに重畳される電圧V2a/V2bは、駆動回路8から供給される制御パルスCONに対応する。
すなわち基板電圧は、第1基準電圧発生回路50から供給される基準電圧Vsubに、第2基準電圧発生回路51の信号出力V2a/V2bで波高値が決定される制御パルスCONが重畳された波形を有する。
基板電圧Vsubは、クロックパルスΦVxにおける電荷移送期間に対応して、高レベルの電圧Vsub+V2aまたはVsub+V2bになり、その他の期間には低レベルの電圧Vsubである。
電圧Vsub+V2aまたはVsub+V2bは、図3の破線で示した飽和電荷量を規定するオーバーフローバリアに対応する。
このように、画素混合の場合の飽和電荷量は、電荷蓄積期間には大きく設定され、電荷移送期間には小さく設定される。
それにより、電荷蓄積期間には、フォトダイオード1の固有の電荷蓄積能力を活かして、分光特性、感度、およびリニアリティを損なうことなく電荷蓄積を行うことができる。
しかも、電荷移送期間には、不要な電荷を排出し電荷量を減らして移送することにより、印加可能な電圧の制約を回避して画素混合による良好な駆動が可能となる。
次に、図4(a)のクロックパルスΦVxと、図4(c)の基板電圧Vsubに重畳される制御パルスCONの位相関係について、図5を参照して説明する。
図4(a)のクロックパルスΦVx、および図4(c)の基板電圧Vsubについて、そのパルス期間を拡大して、それぞれ図5(a)および(b)に模式的に示す。
また、図5(b)の変形例を図5(c)および(d)に示す。
図5(b)に示す基板電圧Vsubの高レベルの期間は、図5(a)のクロックパルスΦVxのハイレベル電圧VHの期間と重なりを持つ。
図5(b)に示す基板電圧Vsubの高レベルの期間は、図5(a)のクロックパルスΦVxのハイレベル電圧VHの期間と重なりを持つ。
すなわち信号電荷蓄積期間の殆んどは、従来と同様の低レベルの基板電圧Vsubが印加され、移送期間中に、高レベルの電圧が印加される。
それにより、過剰電荷を排出する図3の電位26bよりも浅い(低い)電荷は、フォトダイオード1に蓄積されずにn型基板70に排出される。
高レベルの電圧の立ち上がりの位相は、図5(a)のクロックパルスΦVxにおけるハイレベル電圧の立ち上がり、すなわち移送期間の開始と同位相が望ましい。
しかし、過剰電荷を排出する作用が若干低くなり、信号量の制御性が低下する。
さらに信号量の制御性が低下するが、図5(d)に示すように、少し遅れても構わない。
さらに信号量の制御性が低下するが、図5(d)に示すように、少し遅れても構わない。
また、図5(c)に示すように、移送期間になる前にn型基板70に高レベルの電圧が印加されると、フォトダイオード1に蓄積された信号電荷が図21の電位26bまで排出されるため、フォトダイオード1のダイナミックレンジが低下するが、信号量の制御性は向上する。
n型基板70へ印加する高レベルの電圧の立ち下がりの位相は移送期間の終了と同時でもよいが、同期制御の容易さからは、図5(b)〜(d)に示すように若干遅れた方がよい。
第1基準電圧発生回路50は、図6に示す一例のように構成することができる。
この回路は、電源電圧Vpと接地(GND)間に、複数の抵抗素子を直列に接続した抵抗分割回路である。
この回路は、電源電圧Vpと接地(GND)間に、複数の抵抗素子を直列に接続した抵抗分割回路である。
複数の抵抗素子R、R1およびR2の各接続点にパッドP1〜P10が形成されている。
各接続点はまた、それぞれヒューズFを介して基準電圧供給用のパッドP11と接続されている。
また、各ヒューズとパッドP11とを接続する配線の途中に共通パッドP12が形成されている。
各ヒューズFは、パッドP1〜P10のうち対応するものと共通パッドP12の間に電流を印加することにより切断される。
不要なヒューズFを選択的に切断することにより所定の電圧を発生させ、その電圧をパッドP11から供給する。それにより、チップ検査工程にてチップ個々の製造ばらつきを補償して、最適な基準電圧を設定することができる。
なお、本実施形態では、電荷排出部がpウェル構造の例について説明したが、これに限定されるものではなく、フォトダイオードから過剰電荷を排出する機能を有するものであれば何でもよい。
例えば、フォトダイオードに隣接してオーバーフローコントロールゲート及びオーバーフロードレインを有したいわゆる「オーバーフロードレイン構造」のものでも、オーバーフローコントロールゲートに制御パルスを印加することによって同様の効果を得ることができる。
また、第2基準電圧発生回路51は、図7に示す一例のように構成することができる。図7において、第2基準電圧発生回路51は、抵抗回路と、スイッチ回路SW1とを備える。抵抗回路は、直列接続された抵抗素子R1および3個の抵抗素子Rを含み、電圧分割により第1の電圧V2aおよび第2の電圧V2bを出力する。スイッチ回路SW1は、第1の電圧V2aまたは前記第2の電圧V2bを示すスイッチ信号Vswが入力される入力端子を含み、スイッチ信号Vswに応じて第2基準電圧発生回路51の出力を第1の電圧V2aとするか第2の電圧Vsbとするかを切り換える。
これによれば、第2基準電圧発生回路51は、簡単な回路構成とすることができ、スイッチ信号に応じて切り換えることができる。
また、入力端子100からのスイッチ信号Vswは、図8のように基板電圧Vsubが高レベルの電圧V2a/V2b印加直後(つまり制御パルスCON印加直後)に行うのが望ましい。出力トランジスタ103によって高速な電圧切替が可能となっているが消費電力や発熱といった問題により出力トランジスタ103の駆動能力を低下させることがある。よって、図8のように高レベルの電圧21b印加直後に入力端子100からスイッチ信号Vswの切替を行えば、第2基準電圧発生回路51の出力信号電圧111の遷移時間を最大限とることができ、安定した高レベルの電圧V2a/V2bを駆動部8に供給することができる。
以上のとおり、本発明の実施形態に係る固体撮像装置およびその駆動方法によれば、画素混合モードで混合される画素数に応じて、通常時の電荷移送期間に印加する高レベル基板電圧Vsubよりも高い基板電圧Vsubを印加することが可能であり、画素混合数に応じて電荷信号量を減少させることで、個々のチップの最良のダイナミックレンジを確保しつつ、画素の信号を混合することが可能となる。
例えば、6、9画素の混合を実施する場合が示されているが、さらに12画素や18画素以上の混合を実施してもよく、6、9画素の混合数を切替える例としたが6、9、12画素混合3段階の切替も同様に実施できる。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る固体撮像装置は、前記画素混合モード時の前記基準電圧は、第1基準電圧発生回路から発生した電圧に駆動回路から供給される制御パルスが重畳した波形とすることができる。
以下、実施の形態1における固体撮像装置について、種々の変形例について説明する。
また、前記画素混合モード時の前記基準電圧は、前記第1基準電圧発生回路から供給された電圧と、基準電圧切替端子を備える第2基準電圧発生回路の信号出力を受けて前記駆動回路より供給された制御パルスが重畳した波形とし複数の高レベル電圧を前記基準電圧切替端子に印加する電圧で切替えることが好ましい。
また、前記画素混合モード時の前記基準電圧は、前記第1基準電圧発生回路から供給された電圧と、基準電圧切替端子を備える第2基準電圧発生回路の信号出力を受けて前記駆動回路より供給された制御パルスが重畳した波形とし複数の高レベル電圧を前記基準電圧切替端子に印加する電圧で切替えることが好ましい。
前記高レベル電圧の立ち上がりは、前記画素混合モード時の前記電荷移送期間の開始と同位相あるいは遅相となるように設定することが好ましい。
前記高レベル電圧の立ち下がりは、前記画素混合モード時の前記電荷移送期間の終了と同位相あるいは遅相となるように設定することが好ましい。
本発明の固体撮像装置において、前記第2基準電圧供給部は定電流源と出力トランジスタを備えることが好ましい。
本発明の前記基準電圧切替端子による切替は、前記電荷移送期間の高レベル電圧印加から低レベル電圧印加に変化した直後、切替えることが好ましい。
前記過剰電荷排出部は、前記光電変換部および前記移送部を備えた半導体基板とすることができる。
第2基準電圧発生回路51は、図7の代わりに図9〜図13の何れかに示す構成としてもよい。
図9は、第2基準電圧発生回路51の第1変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路51は、図5と比較して、スイッチ回路SW1の代わりにスイッチ回路SW2を備える点と、抵抗回路からの出力電圧を3値に拡張した点とが異なる。スイッチ回路SW2は、スイッチ信号Vswが入力される入力端子を含み、スイッチ信号Vswに応じて第2基準電圧発生回路51の出力を第1の電圧V2a、第2の電圧Vsb、第3の電圧V2cの何れかに切り換える。第1から第3の電圧は、V2a<Vsb<V2cである。第3の電圧は、第2の混合モードよりも多いL個(M<L)の光電変換素子の信号電荷を混合する第3混合モードに適している。
図10は、第2基準電圧発生回路51の第2変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路51は、図5と比較して、スイッチ回路SW1の代わりにトランジスタスイッチを備える点が異なっている。このスイッチトランジスタは、複数の抵抗素子に含まれる抵抗素子に並列に接続され、スイッチトランジスタのゲートにはスイッチ信号Vswが接続される。
これによれば、スイッチトランジスタにより抵抗素子を短絡するか否かを制御するという簡単な回路構成にすることができる。
図11は、第2基準電圧発生回路51の第3変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路51は、図10と比較して、トランジスタスイッチが1つ増加している点が異なっている。これにより、2つのトランジスタスイッチのオンおよびオフの組み合わせに応じて、第2基準電圧発生回路51の出力は第1の電圧V2a、第2の電圧Vsb、第3の電圧V2cの何れかに切り換えることができる。
図12は、第2基準電圧発生回路51の第4変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路51は、図7と比較して、定電流源が追加された点が異なっている。図12の第2基準電圧発生回路51は、図7と比べて、抵抗素子の電圧降下が、出力側の負荷に関わらず一定とみなせるため、第1、第2の電圧V2a、V2bの精度を向上させることができる。
図13は、第2基準電圧発生回路51の第5変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路51は、図10と比較して、定電流源が追加された点が異なっている。図13の第2基準電圧発生回路51は、図12と同様に第1、第2の電圧V2a、V2bの精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2における、実施の形態1の固体撮像装置の機能に加えて、固体撮像素子毎の製造ばらつきによる影響を補償する固体撮像装置について説明する。
実施の形態2における、実施の形態1の固体撮像装置の機能に加えて、固体撮像素子毎の製造ばらつきによる影響を補償する固体撮像装置について説明する。
図14は、実施の形態2における固体撮像装置の構成を示すブロック図である。同図の構成は、図1と比較して第2基準電圧発生回路51の代わりに第2基準電圧発生回路501を備える点が異なる。同じ符号の構成要素は同じ機能なので説明を省略し、以下異なる点を中心に説明する。
第2基準電圧発生回路501は、第2基準電圧発生回路51に対して、出力電圧V2a/V2bを微調整するためのトリミング機構が追加されている。
図15は、第2基準電圧発生回路501の一例を示す図である。
第2基準電圧発生回路501は、入力端子VpとVs間に、複数の抵抗素子を直列に接続した抵抗分割回路とスイッチトランジスタ101と定電流源102及び出力トランジスタ103を備えている。入力端子Vp、Vsから、電源電圧が供給され、入力端子Vswに印加される信号電圧で出力端子に出力される電圧V2a/V2bを切替えることができる。
第2基準電圧発生回路501は、入力端子VpとVs間に、複数の抵抗素子を直列に接続した抵抗分割回路とスイッチトランジスタ101と定電流源102及び出力トランジスタ103を備えている。入力端子Vp、Vsから、電源電圧が供給され、入力端子Vswに印加される信号電圧で出力端子に出力される電圧V2a/V2bを切替えることができる。
複数の抵抗素子R、R1およびR2の各接続点に、パッドP1〜P5が形成されている。
各ヒューズFは、パッドP1〜P5のうち対応するものの間に電流を印加することにより切断される。
不要なヒューズFを選択的に切断することにより定電流源102で決定される電流Iと抵抗素子R、R1およびR2による電圧降下で出力トランジスタ103のゲートに所望の電圧を発生させ、出力トランジスタ103によって低インピーダンスにインピーダンス変換し出力端子Voutから第2基準電圧発生回路51の出力信号電圧が出力される。低インピーダンスに変換するため高速な電圧切替が可能となる。入力端子φswの信号電圧によりSW_Tr101がONするとSW_Tr101と並列接続している抵抗素子Rの電圧降下はSW_Tr101のON抵抗素子との合成抵抗素子になり非常に低くなるため、出力端子φoutの信号電圧は上昇する。
例えば、9画素の画素混合を行う場合は、SW_Tr101をONさせ、抵抗素子R2個とR1、R2の電圧降下で出力端子Voutの信号電圧を高くし、6画素の画素混合を行う場合は、SW_Tr101をOFFさせ、抵抗素子R4個とR1、R2の電圧降下で出力端子φoutの信号電圧を低く設定することができる。
それにより、チップ個々の製造ばらつきをヒューズFの選択で補償しつつ、画素混合数に応じた最適な基準電圧を設定することができる。さらには、定電流源102を備えることで、ヒューズFの選択を画素混合数の間でお互いに干渉せずに選択できることからヒューズF選択が容易となり選択時間の短縮によるチップ検査の短縮化が期待できる。
また、定電流源を有するので、抵抗素子の電圧降下が、出力側の負荷に関わらず一定とみなせるため、第1、第2の電圧V2a、V2bの精度を向上させることができる。
以下、実施の形態1における固体撮像装置について、種々の変形例について説明する。
第2基準電圧発生回路501は、図15の代わりに図16〜図25の何れかに示す構成としてもよい。
第2基準電圧発生回路501は、図15の代わりに図16〜図25の何れかに示す構成としてもよい。
図16は、第2基準電圧発生回路501の第1変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、出力トランジスタ103を削除した点と、定電流源の代わりに抵抗素子を備える点と、トランジスタスイッチの代わりにスイッチ回路SW1を備える点が異なっている。図16の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、より簡単な構成にすることができる。
図17は、第2基準電圧発生回路501の第2変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図16と比較して、抵抗素子の1つの代わりに定電流源を備える点と、スイッチ回路SW1の代わりにトランジスタスイッチを備える点が異なっている。定電流源を備えることにより出力電圧の精度を向上させることができる。
図18は、第2基準電圧発生回路501の第3変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図17と比較して、トランジスタスイッチが1つ追加された点が異なっている。これにより、第1〜第3の電圧V2a/V2b/V2cを選択的に出力可能になっている。
図19は、第2基準電圧発生回路501の第4変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図17と比較して、定電流源の代わりに抵抗素子を備える点と、電圧バッファ回路A1が追加された点が異なっている。これにより、電圧バッファ回路A1により、第2電圧発生回路からの出力レベルを、より速く第1の電圧または第2の電圧の確定レベルにまで立ち上げることができ、基板電圧の高速な切り替えを可能にする。また、電圧バッファ回路A1により抵抗回路からみた出力インピーダンスが変換されるので、抵抗分割だけでも精度を向上することができる。
図20は、第2基準電圧発生回路501の第5変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図19と比較して、抵抗素子の1つの代わりに電流源を備える点が異なっている。
図21は、第2基準電圧発生回路501の第6変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、トランジスタスイッチが1つ追加された点が異なっている。これにより、第1〜第3の電圧V2a/V2b/V2cを選択的に出力可能になっている。
図22は、第2基準電圧発生回路501の第7変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、ソースフォロアを構成するトランジスタ103および抵抗素子R3の代わりに、プッシュプル型のトランジスタス対が追加された点が異なっている。プッシュプル型のトランジスタス対は、ソースフォロアよりも消費電力を低減することができる。
図23は、第2基準電圧発生回路501の第8変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、パッドP1〜P5が削除された点が異なる。ヒューズFは、しきい値を越える電流により切断されるのではなく、レーザにより切断される点が異なっている。これにより、パッドP1〜P5を備えない分だけ、回路面積の縮小を図ることができる。なお、実施の形態2における図15〜図22、図24の第2基準電圧発生回路501についても、図23と同様にヒューズをレーザ切断するようにしてもよい。
図24は、第2基準電圧発生回路501の第9変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、ソースフォロア(トランジスタと抵抗素子R3)が抵抗回路と異なる電源Vp’に接続されている点が異なっている。電源電圧は、Vp’<Vpである。これによれば、出力トランジスタにかかる電源電圧が低いので信頼性を向上させることができる。
図25は、第2基準電圧発生回路501の第10変形例における構成を示す図である。同図の第2基準電圧発生回路501は、図15と比較して、ヒューズの代わりにトランジスタを備える点と、不揮発メモリM1が追加された点とが異なっている。
各スイッチトランジスタは、不揮発メモリM1の対応するビットによりオンまたはオフし、ヒューズとして機能する。
不揮発メモリは、4ビットm1〜m4を記憶する。各ビット出力線は対応するトランジスタのゲートに接続される。4ビットm1〜m4のデータは、ソフトウェア的に、トリミングデータとして工場出荷時に書き込まれる。
これにより、パッドが不要な点で回路面積を縮小でき、物理的にヒューズを切断する工程をソフトウェアに実現するので、出荷時に工数を削減することができる。
なお、図16〜図24に対しても、ソフトウェアトリミングを適用してもよい。
また、実施の形態1および2の固体撮像装置は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等のカメラに実装される。
また、実施の形態1および2の固体撮像装置は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等のカメラに実装される。
本発明の固体撮像装置の駆動方法および固体撮像装置は、電荷蓄積期間には、分光特性、感度、およびリニアリティを損なうことなく電荷蓄積を行うことが可能であり、電荷移送期間に不要な電荷を排出し電荷量を減らして移送することにより、印加可能な電圧の制約を回避して画素混合モードによる良好な駆動が可能となるので、一体型ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、医療用内視鏡のイメージセンサ、カメラ付き携帯電話機、監視カメラ、ノートパソコンに内蔵のカメラ、情報処理機器に接続されるカメラユニット等として好適である。
1 フォトダイオード
2 垂直CCD
2a 垂直CCDチャンネル
3 撮像領域
4 水平CCD
5 電荷検出部
6 出力アンプ
7 固体撮像素子
8 駆動回路
9 基準電圧発生回路
10 ダイオード
11 抵抗
12 コンデンサ
13 切替回路
14、15、16 端子
17 pウェル領域
18 電極
19 素子分離領域
24 移送ゲート領域
50 第1基準電圧発生回路
51、501 第2基準電圧発生回路
70 n型基板
100 基準電圧切替端子
101 スイッチトランジスタ
102 定電流源
103 出力トランジスタ
2 垂直CCD
2a 垂直CCDチャンネル
3 撮像領域
4 水平CCD
5 電荷検出部
6 出力アンプ
7 固体撮像素子
8 駆動回路
9 基準電圧発生回路
10 ダイオード
11 抵抗
12 コンデンサ
13 切替回路
14、15、16 端子
17 pウェル領域
18 電極
19 素子分離領域
24 移送ゲート領域
50 第1基準電圧発生回路
51、501 第2基準電圧発生回路
70 n型基板
100 基準電圧切替端子
101 スイッチトランジスタ
102 定電流源
103 出力トランジスタ
Claims (20)
- 半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像素子であって、
前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、
前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路と
を備えることを特徴とする固体撮像素子。 - 前記第2電圧発生回路は、
前記垂直転送部においてN個の光電変換素子の信号電荷を混合する第1混合モードにおいて、前記第1の電圧を発生し、
前記N個よりも多いM個の光電変換素子の信号電荷を混合する第2混合モードにおいて前記第1の電圧よりも前記高い第2の電圧を発生する
ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。 - 前記第2電圧発生回路は、
直列接続された複数の抵抗素子を含み、電圧分割により前記第1の電圧および第2の電圧を出力する抵抗回路と、
前記第1の電圧または前記第2の電圧を示すスイッチ信号が入力される入力端子を含み、前記スイッチ信号に応じて前記抵抗回路の出力を前記第1の電圧とするか第2の電圧とするかを切り換えるスイッチ回路とを備える
ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像素子。 - 前記スイッチ信号は、第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替え直前のフィールド期間またはフレーム期間における読み出しパルスの発生タイミングの直後に切り替えられる
ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子。 - 前記スイッチ回路は、前記複数の抵抗素子に含まれる第1抵抗素子に並列に接続されたスイッチトランジスタを含み、
前記スイッチトランジスタのゲートには前記入力端子が接続される
ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子。 - 前記第2電圧発生回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に直列に接続された定電流源を備えることを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子。
- 前記第2電圧発生回路は、さらに、
前記抵抗回路から出力される前記第1の電圧または第2の電圧を駆動出力する電圧バッファ回路を備える
ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子。 - 前記スイッチ回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に含まれる抵抗素子に並列に接続された少なくとも1つのヒューズ回路を含む
ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像素子。 - 前記スイッチ回路は、さらに、前記ヒューズ回路を切断する電力の供給を受ける少なくとも2つのパッドを含む
ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像素子。 - 半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像装置であって、
前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加する第1電圧発生回路と、
前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に重畳されるパルスの波高を示す第1の電圧および第2の電圧を選択的に発生する第2電圧発生回路と、
前記垂直転送部を駆動する駆動部と
を備えることを特徴とする固体撮像装置。 - 前記駆動部は、第1混合モードにおいて、前記垂直転送部においてN個の光電変換素子の信号電荷を混合するように前記複数の光電変換素子および垂直転送部を駆動し、第2混合モードにおいて、前記N個よりも多いM個の光電変換素子の信号電荷を混合する前記複数の光電変換素子および垂直転送部を駆動し、
前記第2電圧発生回路は、前記第1混合モードにおいて前記第1の電圧を発生し、前記第2混合モードにおいて前記第1の電圧よりも前記高い第2の電圧を発生し、
前記駆動部は、前記第1混合モードにおいて前記読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に第1の電圧のパルスを重畳し、前記第2混合モードにおいて前記読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に第2の電圧のパルスを重畳する
ことを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。 - 前記第2電圧発生回路は、
直列接続された複数の抵抗素子を含み、電圧分割により前記第1の電圧および第2の電圧を出力する抵抗回路と、
前記第1の電圧または前記第2の電圧を示すスイッチ信号が入力される入力端子を含み、前記スイッチ信号に応じて前記抵抗回路の出力を前記第1の電圧とするか第2の電圧とするかを切り換えるスイッチ回路とを備える
ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。 - 前記スイッチ信号は、第1混合モードまたは第2混合モードへの切り替え直前のフィールド期間またはフレーム期間における読み出しパルスの発生タイミングの直後に切り替えられる
ことを特徴とする請求項12記載の固体撮像装置。 - 前記スイッチ回路は、前記複数の抵抗素子に含まれる第1抵抗素子に並列に接続されたスイッチトランジスタを含み、
前記スイッチトランジスタのゲートには前記入力端子が接続される
ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。 - 前記第2電圧発生回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に直列に接続された定電流源を備えることを特徴とする請求項12記載の固体撮像装置。
- 前記第2電圧発生回路は、さらに、
前記抵抗回路から出力される前記第1の電圧または第2の電圧を駆動出力する電圧バッファ回路を備える
ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。 - 前記スイッチ回路は、さらに、前記複数の抵抗素子に含まれる抵抗素子に並列に接続された少なくとも1つのヒューズ回路を含む
ことを特徴とする請求項11記載の固体撮像装置。 - 前記スイッチ回路は、さらに、前記ヒューズ回路を切断する電力の供給を受ける少なくとも2つのパッドを含む
ことを特徴とする請求項17記載の固体撮像装置。 - 請求項10から18の何れかに記載の固体撮像装置を備えることを特徴とするカメラ。
- 半導体基板上に形成され、複数の光電変換素子で発生した過剰電荷を排出するオーバーフロードレイン構造を採り、光電変換素子に蓄積された信号電荷を読み出しゲート電極を介して垂直転送部に読み出す固体撮像装置の駆動方法であって、
前記オーバーフロードレイン構造でのオーバーフローバリアの高さを規定する基板電圧を半導体基板に印加するステップと、
前記垂直転送部においてN個の光電変換素子の信号電荷を混合する第1混合モードにおいて、前記読み出しゲート電極に印加される読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に第1の電圧のパルスを重畳するステップと、
前記垂直転送部において前記N個よりも多いM個の光電変換素子の信号電荷を混合する第2混合モードにおいて、前記読み出しパルスの発生タイミングで前記基板電圧に前記第1の電圧より高い第2の電圧のパルスを重畳するステップと
を有することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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