JP2009038360A - パターン形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細なパターンを形成し得るパターン形成方法を提供する。
【解決手段】被処理基板1の一主面1a上に設けられたレジスト膜4にレジストパターン5を形成する。このレジストパターン5のスペース部5a内に残留するレジスト膜4aに対し、残留レジスト膜4aを除去するための液体に溶け易くする易溶化処理を施した後、残留レジスト膜4aに液体を供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リソグラフィ工程におけるパターン形成方法に係り、特に微細なパターンを形成し得るパターン形成方法に関する。
リソグラフィ工程においてパターンを所望の形状通りに形成するための様々なパターン形成技術が提案されている。特に、近年、半導体装置や液晶装置等をはじめとする様々な電子デバイスの微細化および高集積化が著しく進んでいるのに伴って、より微細なパターンを所望の形状通りに形成できるパターン形成技術が求められている。例えば、紫外線( Ultra Violet:UV)、遠紫外線( Deep Ultra Violet:DUV)、極短波長紫外線( Extreme Ultra Violet:EUV)、あるいは電子線( Electron Beam:EB)などを光源として用いる露光装置の解像度の限界を超える微細なパターンを所望の形状通りに形成できるパターン形成技術が求められている。そこで、前述した各光源を用いる露光装置の解像度の限界よりもさらに微細なパターンを所望の形状通りに形成する手法として、例えば狭スペース形成技術と呼ばれるパターン形成技術が提案されている。以下、この狭スペース形成技術の一例について図示を省略して簡潔に説明する。
先ず、前述した各光源を用いてレジストパターンが形成されたレジスト膜の上に、所定の処理によりレジスト膜と相互作用を起こす補助膜を形成する。続けて、例えばベーキング処理を行って、レジスト膜と補助膜との間に一種の架橋ミキシング層を形成する。この後、補助膜のうちミキシングが生じなかった部分をレジスト膜上から除去することにより、レジストパターンを構成するレジスト膜同士の間のスペース部よりも幅が狭い狭スペース部を形成する。この狭スペース形成技術を用いることにより、前述した各光源を用いる露光装置の解像限界よりもさらに微細なヴィアプラグや線幅のさらに細い配線等を形成することが可能となる。
また、このような狭スペース形成技術の一種として、特にRELACSTM ( Resolution Enhancement Lithography Assisted by Chemical Shrink )と呼ばれる手法が提案されている。この手法では、例えば非特許文献1に開示されているように、先ず、レジスト膜中にレジストパターンの一部として形成したホールなどのスペースパターンに対して上層膜を塗布する。続けて、レジスト膜および上層塗布膜に加熱処理を施すことにより、レジスト膜中の酸成分と上層塗布膜とを相互作用させてそれら各膜の界面部分に熱硬化層を形成する。この後、上層塗布膜のうち熱硬化層以外の部分を純水でリンスして除去することにより、レジスト膜自体に形成されたホールなどのスペースパターンよりもさらに微細なスペースパターンを形成する。
しかし、この手法では、熱硬化層を除く上層塗布膜を十分に除去し切れないおそれがある。このため、ホール等の微細なスペースパターンを形成することができなくなるおそれが大きい。
また、レジストに対して薄い堆積膜を形成し、スペースをより微細に形成することが可能な技術がLam Research社の「2300 motifTM 」として非特許文献2及び3に記されている。これらは限界解像近いパターン寸法を更に微細にするとても有効な技術である。
ところが、限界解像近いパターンでは、リソグラフィ工程におけるプロセスの僅かな揺らぎ、例えば露光量変動やベーク温度の変動、現像時のリンス条件の変動などで本来開口するパターンが裾引き形状になったり半開口になったりする。このような状態で先のRELACSTM や2300 motifTM を適用すると、未開口となるなどの問題が生じた。
豊島 利之、外4名、三菱電機(株)、特集論文「半導体用0.1μmホールパターン形成技術"RELACS"」、インターネット<URL:http://www.mitsubishielectric.co.jp/giho/9902/9902103.pdf> Lam Research社、2007年6月25日、Lam Research Corporation’s 2300(R) MotifTM Post-lithography Pattern Enhancement System Breaks Advanced Lithography Barrier "New system enables implementing next-generation integration schemes by delivering controlled critical dimension (CD) shrinks, creating features as small as 10 nm." インターネット<URL:http://www.lamrc.com/2300_Motif/index.html> Maaike Op de Beeck et.al. "A novel plasma-assisted shrink process to enlarge process windows of narrow trenches and contacts for 45nm node applications and beyond" Proc. of SPIE Vol. 6519 (2007)
本発明では、微細なパターンを形成し得るパターン形成方法を提供する。
前記課題を解決するために、本発明の一態様に係るパターン形成方法は、被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、このレジストパターンのスペース部の前記被処理基板表面に対し水分含有膜を形成するとともにこの水分含有膜に光を照射し、かつ、前記水分含有膜に水分を含む液体を供給するものである。
また、前記課題を解決するために、本発明の他の態様に係るパターン形成方法は、被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、このレジストパターンのスペース部内に残留する前記レジスト膜に対し、前記残留レジスト膜を除去するための液体に溶け易くする易溶化処理を施し、前記残留レジスト膜に前記液体を供給し、前記液体を供給した後、この液体供給処理が施された前記スペース部内に前記レジスト膜との相互作用により膜化するパターン形成用補助膜の材料を設け、前記パターン形成用補助膜の材料と前記レジスト膜とを相互作用させることにより、前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内の内側面上に選択的に形成し、膜化していない前記パターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内から除去して前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内に残すことにより、前記スペース部の底面を部分的に露出させるものである。
更に、前記課題を解決するために、本発明のまた他の態様に係るパターン形成方法は、被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、このレジストパターンのスペース部内に残留する前記レジスト膜に対し、前記残留レジスト膜を除去するための液体に溶け易くする易溶化処理を施し、前記残留レジスト膜に前記液体を供給するようにしてなり、前記液体の供給は、前記液体を含有するとともに前記レジスト膜との相互作用により膜化するパターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内に設けることにより行われ、前記パターン形成用補助膜の材料と前記レジスト膜とを相互作用させることにより、前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内の内側面上に選択的に形成し、膜化していない前記パターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内から除去して前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内に残すことにより、前記スペース部の底面を部分的に露出させるものである。
本発明に係るパターン形成方法によれば、微細なパターンを形成することができる。
以下、本発明に係る各実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、本発明に係る第1実施形態について図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態では、主にレジストパターンにパターン形成用補助膜を作用させることにより狭スペースを形成する技術について説明する。この本実施形態に係る狭スペース形成技術は、狭スペースを形成するのに併せてスペース部の欠陥を低減させることを特徴とする。
例えば、レジスト膜に形成される第1のレジストパターンのスペース部(スペースパターン)内に残留するレジスト欠陥を除去しつつスペース部を狭める。そして、この狭められたスペースパターンに基づいてヴィアプラグやコンタクトプラグ等のプラグ形成用ホールパターン、あるいは配線形成用トレンチパターンを形成する。本実施形態で形成される狭スペースパターンを有する第2のレジストパターンは低欠陥の微細パターンであるため、本実施形態を利用することにより半導体装置や液晶装置等の様々な電子デバイスの信頼性を高めることができる。すなわち、本実施形態に係るパター形成技術は、半導体装置の製造方法や液晶装置の製造方法等、様々な電子デバイスの製造方法に適用することができる。以下、具体的かつ詳細に説明する。
先ず、図1および図2(a)に示すように、被処理基板としての半導体基板1の一主面(表面)1a上に、被加工膜の一種として例えばSiO2 からなる層間絶縁膜2を形成する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ1(S−1)として示す。続けて、層間絶縁膜2の上に、同じく被加工膜の一種としてArF光に対する反射防止膜3を回転塗布法により形成する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ2(S−2)として示す。続けて、反射防止膜3の上にArF光に対して感光性を有する化学増幅型レジスト膜4を回転塗布法により形成する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ3(S−3)として示す。
続けて、放射線または荷電粒子線を用いてレジスト膜4に選択的に図示しない潜像を形成する。ここでは、図示しないArF露光装置を用いて、後述するホールパターン5aの露光を半導体基板1上に形成する図示しない配線パターンにアライメントしつつ行う。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ4(S−4)として示す。このArF露光工程は、図示は省略するが、ArF露光装置に設置された露光用マスクに形成されたホールパターンを含むマスクパターンを半導体基板1上のレジスト膜4に対して縮小投影するものである。そして、このArF露光工程を行う際に、露光用マスクと半導体基板1とを互いに相対的に動かすことで、アライメントを行いつつレジスト膜4の表面にマスクパターンを露光して転写する。
続けて、マスクパターンが露光転写されたレジスト膜4を含む半導体基板1全体に対して、約75℃以上の温度で加熱処理を施す。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ5(S−5)として示す。この露光後ベーク処理を行う温度は、レジスト膜4内の酸拡散反応を効果的に生じさせる温度に設定する必要がある。ここでは、現像後のレジストパターンの寸法均一性が良好と認められる範囲に収まる温度である約120℃で露光後ベーク処理を行う。この後、露光後ベーク処理が施された半導体基板1全体の温度を室温まで冷却する。
続けて、レジスト膜4中の潜像の形成領域と非形成領域のどちらか一方を選択的に除去して第1のレジストパターン5を形成する。ここでは、冷却されたレジスト膜4に現像処理を施すことにより、スペースパターン(スペース部)としての第1のホールパターン5aを含む第1のレジストパターン5をレジスト膜4に形成する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ6(S−6)として示す。ここでは、直径が約100nmの第1のホールパターン5aを形成する。また、この現像処理工程が終了した段階で、約60nmの分解能を有する遠紫外線( Deep Ultra Violet:DUV)欠陥検査装置を用いて本発明者が欠陥検査を行った。すると、第1のレジストパターン5の表面内には未開口の第1のホールパターン5aは観測されなかった。ただし、第1のホールパターン5aの内部には、不要なレジスト膜4aが残渣として残留していた。
次に、図1および図2(b)に示すように、第1のレジストパターン5に対してドライエッチングの一種である異方性エッチング処理を施して、第1のホールパターン5a内の残渣4aを除去する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ7(S−7)として示す。ここでは、第1のレジストパターン5が形成された半導体基板1をドライエッチング装置に設置した後、主に第1のホールパターン5aに対して酸素プラズマによるドライエッチングを施す。この際、ドライエッチングの実行条件を、半導体基板1の表面1aに対して垂直な方向におけるエッチング速度が他の方向におけるエッチング速度よりも速くなるように設定する。より具体的には、第1のホールパターン5a内の残渣4aの大きさや量に応じて、残渣4aをその上方から削って除去できるエッチング速度でドライエッチングを行えばよい。ここでは、例えば約5nmの厚さ(高さ)の残渣4aをその上方から削って除去できるエッチング速度でドライエッチングを行う。この処理は、一見残渣4aが生じていない第1のホールパターン5aに対しても、スペースパターン表面の有機コンタミネーションを除去する作用がある。
なお、この残渣除去処理は、第1のホールパターン5a内の残渣4aを除去したり、あるいは残渣4aをパターン欠陥の原因とならない大きさまで小さくしたりすることができる方法であればドライエッチングには限定されない。ただし、残渣除去処理を行う上で、スペースパターンの幅が広がると、その後のホール縮小効果が小さくなる。このため、半導体基板1の表面1aと直交する方向のエッチング速度が他の方向のエッチング速度よりも速い異方性エッチングで残渣除去処理を行うことが好ましい。
次に、図1および図3(a)に示すように、レジスト膜4との相互作用により膜化して後述するパターン形成用補助膜7となるパターン形成用補助膜7の材料6を、残渣4aが除去されたホールパターン5aの内部を埋め込みつつ第1のレジストパターン5(レジスト膜4)上にスピン塗布法により設ける。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ8(S−8)として示す。以下、このパターン形成用補助膜7の材料6をRELACSTM ( Resolution Enhancement Lithography Assisted by Chemical Shrink )材と称する。
次に、図1および図3(b)に示すように、RELACSTM 材6およびレジスト膜4に加熱処理(ベーキング処理)を施してRELACSTM 材6とレジスト膜4とを相互作用させることにより、第1のジストパターン5(レジスト膜4)の表面を覆ってパターン形成用補助膜7を形成する。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ9(S−9)として示す。このパターン形成用補助膜7は、具体的にはRELACSTM 材6とレジスト膜4とが混ざり合ってできたミキシング層がベーキング処理により熱架橋することにより形成される。このため、パターン形成用補助膜7は、第1のホールパターン5aの内部全体を充填するようには形成されない。パターン形成用補助膜7は、第1のホールパターン5aの内側面を覆いつつホールパターン5aの底面の縁部上に選択的に成長させられて形成される。以下、パターン形成用補助膜7をRELACSTM 膜と称する。この後、RELACSTM 膜7が形成された半導体基板1全体を冷却する。
次に、図1および図4(a)に示すように、冷却された半導体基板1全体を、例えば純水を用いて水洗することにより、膜化していないRELACSTM 材6を第1のホールパターン5aの内部および第1のレジストパターン5の上から除去する。これにより、RELACSTM 膜7のみを第1のホールパターン5aの内側面上および第1のレジストパターン5の表面上に残す。これを図1に示すフローチャートにおいてステップ10(S−10)として示す。この結果、第1のホールパターン5aは、その底面の縁部を除く領域を部分的に露出させられつつ縮小される。ここでは、第1のホールパターン5aを、その直径が前述した約100nmから約80nmになるまで縮小する。以下、この第1のホールパターン5aを縮小した狭スペースパターンを第2のホールパターン8aと称する。また、この第2のホールパターン8aを含むとともに第1のレジストパターン5およびRELACSTM 膜7から構成されるレジストパターンを第2のレジストパターン8と称する。この水洗処理工程が終了した段階で、約60nmの分解能を有するDUV光を用いて本発明者が欠陥検査を行った。すると、約1億個の開口された第2のホールパターン8aに対して約1個の割合で未開口の第2のホールパターン8aが観測された。以上で本実施形態に係るパターン形成方法の主要な工程を終了とする。
次に、図1および図4(b)に示すように、第2のレジストパターン8をマスクとして反射防止膜3を加工することにより、反射防止膜3を貫通して第2のホールパターン8aに連通する第1の貫通孔9を形成する。ここでは、酸素プラズマを用いて、半導体基板1の表面1aと直交する方向のエッチング速度が他の方向のエッチング速度よりも速い条件で反射防止膜3に異方性エッチング処理(ドライエッチング処理)を施すことにより、第1の貫通孔9を形成する。続けて、第2のレジストパターン8および第1の貫通孔9が形成された反射防止膜3をマスクとして層間絶縁膜2を加工することにより、層間絶縁膜2を貫通して第1の貫通孔9に連通する第2の貫通孔10を形成する。ここでは、第1の貫通孔9を形成するのと同じ条件下でフロロカーボン系のガスを用いて層間絶縁膜2にドライエッチング処理を施すことにより、プラグ形成用ホールパターンとなる第2の貫通孔10を形成する。プラグ形成用ホールパターン10は、第2のホールパターン8aと同様に直径が約80nmの微細なホールパターンである。
次に、図5(a)に示すように、プラグ形成用ホールパターン10が形成された層間絶縁膜2の上からレジスト膜4および反射防止膜3を除去する。続けて、図5(b)に示すように、第2の貫通孔10の内部および層間絶縁膜2の表面上にバリアメタル膜11およびコンタクトプラグ(ヴィアプラグ)となる導電体12を順次積層して設ける。この後、図5(c)に示すように、例えばCMP法により、導電体12およびバリアメタル膜11をプラグ形成用ホールパターン10内に埋め込む。これにより、直径が約80nmの微細なコンタクトプラグ12が、その側面および底面をバリアメタル膜11により覆われて層間絶縁膜2の内部に形成される。以上で本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の主要な工程を終了とする。
次に、本実施形態に対する比較例について図示を省略して説明する。本発明者らは、先に図2(b)を参照しつつ説明した図1に示すフローチャートのステップ7(S−7)に相当する異方性エッチング工程(残渣除去処理工程)を省いてRELACSTM 膜を形成する実験を試みた。すなわち、第1のホールパターン内の残渣を除去することなく、第1のレジストパターンの側壁面および上面上にRELACSTM 膜を選択的に成長させて形成した。これにより、第1のホールパターンの直径を約100nmから約80nmまで縮小して第2のホールパターンを形成した。
このような工程により第2のホールパターンが形成されたレジスト膜の表面に対して、本発明者は本実施形態で用いたものと同じ約60nmの分解能を有するDUV光欠陥検査装置を用いて全面的に欠陥検査を行った。すると、約1万個の開口された第2のホールパターンに対して約1個の割合で未開口の第2のホールパターンが観測された。また、未開口の第2のホールパターンの断面形状を調べたところ、未開口の第2のホールパターンの内部には、レジスト膜の残渣とこの残渣の上に堆積したRELACSTM 膜とからなる大きな残渣が観測された。より具体的には、レジスト膜とRELACSTM 材との相互作用により幅が約70nmの大きさに成長したレジスト膜とRELACSTM 膜とからなる残渣が、第2のホールパターンの底面上や内側面上に形成されていたことが分かった。このような残渣は、第1のホールパターンの内部は現像処理の段階(ステップ6)で現像液が置換され難く、現像処理が不完全であったために生じたものと考えられる。そして、そのようなレジスト膜とRELACSTM 膜とからなる残渣により未開口の第2のホールパターンが形成され、欠陥パターンとして検出されたことが分かった。
このように、本実施形態と異なり、現像工程(ステップ6)後の残渣除去処理工程(ステップ7)を省いてRELACSTM 膜を形成する比較例では、第1のホールパターンの内部に不要なレジスト膜が残留し易くなる。そして、第1のホールパターンの内部にレジスト膜が残留すると、この残渣の上にRELACSTM 膜が形成されるため、残渣がさらに大きくなりホールが塞がり易くなる。すなわち、第1のホールパターンが所望の開口形状で形成され難くなり、欠陥パターンとなり易い。欠陥パターンが発生すると、この欠陥パターンに基づいて形成されたプラグ形成用パターンや配線形成用パターンも欠陥パターンになり易い。欠陥パターンであるプラグ形成用パターンや配線形成用パターンの内部に導電体を埋め込むと、導電体が十分なコンタクトを確保し難くなる。この結果、電子デバイスの性能、品質、信頼性、および耐久性等が劣化する原因となる。
本発明者は、前述した比較例に係るパターン形成方法により形成した第1および第2のホールパターンに基づいてプラグ形成用パターンを形成する実験も試みた。この実験の結果によれば、約3000個に1個の割合でプラグ形成用パターンに開口不良が生じていることが分かった。すなわち、プラグ形成用パターンを形成する際の欠陥パターン発生率は、第2のホールパターンを形成する際の欠陥パターン発生率に比べてさらに3倍以上に増えていることが分かった。このような開口不良は、第1のホールパターンから第2のホールパターンへホールをシュリンクする段階で前述した残渣による欠陥が多く生じることが原因であることが分かった。そして、このような開口不良のプラグ形成用パターンは、層間絶縁膜であるSiO2 膜のエッチングが全く行われなかったり、あるいはSiO2 膜のエッチングが途中で停止したりすることで形成されることが分かった。さらに、SiO2 膜のエッチング後に欠陥パターン発生率が増加したのは、ホールシュリンク後の検査において、検出感度以下の大きさではあるがレジスト膜の残渣上にRELACSTM 膜と合わせて拡大した残渣を有するプラグ形成用パターンが多数残っていたためであると考えられる。
これに対して、本実施形態では、プラグ形成用パターン10の形成後に開口していないプラグ形成用パターン10が発生する確率は、前述したように約1億個に対して1個の割合である。すなわち、現像工程(ステップ6)の後に残渣除去処理工程(ステップ7)を行って第1のホールパターン5aの内部からレジスト膜4の残渣4aを除去した後、RELACSTM 膜7を形成してホールシュリンクを行う本実施形態では、SiO2 膜2に対するエッチング工程の前後で欠陥パターンの発生率の増加は認められなかった。このように、本実施形態は、プラグ形成用パターン10の形成後に開口していないプラグ形成用パターン10が発生する確率が、前述した比較例に比べて大幅に改善されている。
以上説明したように、この第1実施形態によれば、露光装置の解像度の限界を超えるような微細な狭スペースパターン8aであっても、その欠陥発生率を低減させつつ多数かつ所望の形状通りに形成することができる。また、このような狭スペースパターン8aに基づいてコンタクトプラグ12等を形成することにより、半導体装置や液晶装置等の様々な電子デバイスを、その微細化および高集積化を図りつつ、その性能、品質、信頼性、および耐久性等の劣化を抑制して製造することができる。また、通常は、微細なコンタクトプラグやヴィアプラグを形成する際、それらに導通不良等の欠陥が発生した場合の救済策として1本の配線に対してコンタクトプラグやヴィアプラグを2本形成する、いわゆるダブルヴィアと呼ばれる技術が用いられることがある。しかし、この技術は2本のプラグを形成する必要があるので工程数が増えて生産効率が低下し易いとともに、製造コストが上昇し易い。これに対して、本実施形態によれば、微細なコンタクトプラグやヴィアプラグを殆ど欠陥を発生させずに形成することができるので、1本の配線に対してコンタクトプラグやヴィアプラグを1本形成すれば十分である。このため、本実施形態によれば、電子デバイスの生産効率が向上できるとともに製造コストを抑制することができる。
また、本実施形態においては、前述したようにArF露光を適用したが、これに限定されるものではない。例えば、ArF光に代えてKrF光を露光光源に用いるとともに、ArF化学増幅型レジスト4に代えてKrF化学増幅型レジストを用いる露光プロセスに本実施形態を適用しても、前述した効果と同様の効果を得ることができる。また、より微細なホールパターンを露光できるEUV露光プロセスや、これとは反対に比較的大きいパターンを露光するための水銀ランプのI線を用いる露光プロセスなどに本実施形態を適用しても、前述した効果と同様の効果を得ることができる。さらには、極めて微細な加工精度が要求される、いわゆるナノインプリントリソグラフィ工程においてテンプレートの柱パターン(ピラーパターン)の先端に欠けや磨耗が生じた場合など、形成したホールに未開口が多数生じる場合などに本実施形態を適用しても、前述した効果と同様の効果を得ることができるのはもちろんである。
また、本実施形態では、第1のホールパターン5aの直径を約100nmから約80nmに狭くするプロセスを行ったが、第1のホールパターン5aや第2のホールパターン8aのサイズはこれに限られるものではない。本実施形態は、例えば露光装置の照明条件とNA条件で定まる限界解像度近傍の大きさホールパターンやスペースパターンの幅を縮小する工程にも適用可能であるのはもちろんである。また、本実施形態では、第1のホールパターン5aから第2のホールパターン8aへのシュリンク量(ホールを狭める量)が約20nmであったが、シュリンク量はこれに限定されるものではない。一般に、シュリンク量が大きくなるに連れて欠陥パターン発生率もより大きくなるので、狭スペースパターン形成工程におけるシュリンク量が大きくなるに連れて本実施形態の適用性がより優位になることはもちろんである。
さらに、通常の反射防止膜3の中には酸が含まれている場合があり、その酸とRELACSTM 材6とが相互作用を起こして第1のホールパターン5aの底面上に全面的にRELACSTM 膜7が形成されるおそれがある。このため、本実施形態では、反射防止膜3を形成する際の温度を、反射防止膜3中の酸が失活する温度まで高くする。これにより、第1のホールパターン5aの底面を形成する反射防止膜3上にRELACSTM 膜7が形成されるのを抑制する。
反対に、反射防止膜3を形成する際の温度が反射防止膜3中の酸が失活する温度よりも低い場合には、反射防止膜3中にも酸が存在し続ける。このため、反射防止膜3を形成する際の温度が低いと、レジストパターン5(レジスト膜4)の表面上ほど厚くはないが、第1のホールパターン5aの底面に露出する反射防止膜3上にもRELACSTM 膜7が形成されるおそれがある。しかし、この場合は、反射防止膜3上に形成されるRELACSTM 膜7は極めて薄いので、反射防止膜3に第1の貫通孔9を形成する際に併せて削られてしまう。したがって、この場合にも、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図6〜図9を参照しつつ説明する。なお、前述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。本実施形態においては、第1実施形態と異なり、反射防止膜に代えてハードマスク層を用いる。また、レジストパターンを露光する際に、ArF光ではなく、柔X線(極短波長紫外線、EUV:Extreme Ultra Violet)を露光光源として用いる。さらに、異方性エッチングではなく、液体を用いてホールパターン内の残渣を除去する。以下、具体的かつ詳細に説明する。
先ず、図6および図7(a)に示すように、半導体基板1の表面1a上に形成された層間絶縁膜2の上に被加工膜の一種であるハードマスク層21を回転塗布法により形成する。ここで、ハードマスク層21はカーボン系塗布膜とスピン・オン・グラス塗布膜とを順次形成することで作製した。これを図6に示すフローチャートにおいてステップ11(S−11)として示す。続けて、ハードマスク層21の上に柔X線(EUV)に対して感光性を有する化学増幅型レジスト膜22を回転塗布法により形成する。これを図6に示すフローチャートにおいてステップ12(S−12)として示す。
続けて、第1実施形態のステップ4(S−4)と同様の工程により、レジスト膜22に選択的に図示しない潜像を形成する。ただし、本実施形態においては、第1実施形態と異なり、ArF露光装置ではなく図示しないEUV露光装置を用いてレジスト膜22に潜像を露光する。これを図6に示すフローチャートにおいてステップ13(S−13)として示す。
続けて、第1実施形態のステップ5(S−5)と同様の工程により、潜像が形成されたレジスト膜22を含む半導体基板1全体に対して、約75℃以上の温度で加熱処理を施す。続けて、この露光後ベーク処理が施された半導体基板1全体の温度を室温まで冷却する。
続けて、第1実施形態のステップ6(S−6)と同様の工程により、第1のホールパターン23aを含む第1のレジストパターン23をレジスト膜22に形成する。ただし、本実施形態においては、第1実施形態と異なり、直径が約100nmの第1のホールパターン5aではなく、直径が約45nmの第1のホールパターン23aを形成する。この第1のホールパターン23aの内部にも、第1実施形態の第1のホールパターン5aの内部と同様に、不要なレジスト膜22aが残渣として残留していた。
続けて、第1実施形態のステップ7(S−7)と同様に、第1のホールパターン23aの内部から残渣22aを除去する。ただし、本実施形態においては、第1実施形態と異なり、異方性エッチングを用いて残渣22aを除去しない。本実施形態においては、先ず、第1のホールパターン23a内に残留する残渣22aを除去するための液体にレジスト膜22を溶け易くする易溶化処理をレジストパターン23に施す。この後、除去用の液体を用いて残渣22aの除去処理を行う。以下、より具体的に説明する。
先ず、レジスト膜22の表面を水溶液に溶け易くする水溶化処理を、第1のレジストパターン23の表層部および残渣22a全体に対して行う。ここでは、レジスト膜22(第1のレジストパターン23)の表面を水洗した後、乾燥時間を適宜適正に調整しつつレジスト膜22をスピン乾燥させる。これにより、レジスト膜22の表面に水分(水蒸気)を吸着させて、薄い水分含有膜24を形成する。なお、この吸着処理は、前述した方法には限られない。図示は省略するが、レジスト膜22の表面に水膜を形成した状態で半導体基板1を約0℃以下まで冷却してレジスト膜22の表面に氷の層を形成した後、レジスト膜22の表面から氷結していない水の膜を速やかに除去してレジスト膜22の表面に厚さ約1μ以下の氷の膜を形成することによっても、レジスト膜22の表面に薄い水分の膜24を形成することができる。あるいは、高湿度領域で半導体基板1を冷却したり結露させたりすることによっても、レジスト膜22の表面に薄い水分の膜24を形成することができる。
次に、図6および図7(b)に示すように、レジスト膜22が水分含有膜24から水分を吸収してラジカルを生じるように、表面に水分含有膜24が形成されたレジスト膜22(第1のレジストパターン23)に対して波長λが約200nm未満の光を照射する。これにより、第1のレジストパターン23に吸着されている水分をラジカル化させ、疎水性の樹脂層である第1のレジストパターン23の表面に水酸基(OH基)25を付加させる。この結果、第1のレジストパターン23の表層部は親水化した層25に変質する。なお、図示は省略するが、波長λが約200nm未満の光を照射ことができる簡便な装置としては、例えばエキシマランプが挙げられる。そして、このエキシマランプの露光光源には、例えば波長λが172nmのXe2 光源、146nmのKr2 光源、あるいは126nmのAr2 光源などを用いることが好ましい。本発明者が行った実験によれば、レジスト膜22に対する照射光の波長が短い程レジスト膜22内への照射光の進入を膜表面に留め易く、後述する水洗工程におけるレジストパターン23の膜減りを抑制し易いことが分かった。
なお、以上説明した吸着処理および光照射処理からなる水溶化処理は、第1のホールパターン23a内の残渣22aに対しても同様に行うのはもちろんである。これにより、残渣22aについても前述した反応と同様の反応を生じさせ、残渣22aを親水化した残渣25に変質させる。
次に、図6および図8(a)に示すように、表層部に親水化層25が形成された第1のレジストパターン23の表面および親水化した残渣25を水洗する。これにより、第1のレジストパターン23(レジスト膜22)の表層部が約3nm程度溶解するが、第1のホールパターン23a内に残留する幅が約30nm程度の親水化した残渣(レジスト欠陥)25を水に溶解させて除去する。以上説明した水溶化処理および水洗処理を図6に示すフローチャートにおいてステップ14(S−14)として示す。このステップ14に示す水溶化処理および水洗処理は、ウェットエッチング処理の前処理およびウェットエッチング処理の一種とみなすことができる。
次に、図6および図8(b)に示すように、第1実施形態のステップ8(S−8)と同様の工程により、残渣25が除去された第1のホールパターン23aの内部を埋め込みつつ第1のレジストパターン23(レジスト膜22)上にRELACSTM 材を含む水溶液26を設ける。
次に、図6および図9(a)に示すように、水溶性のRELACSTM 材26をスピン乾燥させる。これにより、水溶性のRELACSTM 材26の中に含まれる殆どの水分を蒸発させてRELACSTM 材26をより乾燥したスピン塗布膜27に変質させる。
次に、図6および図9(b)に示すように、第1実施形態のステップ9(S−9)と同様の工程により、RELACSTM 材26を含むスピン塗布膜27およびレジスト膜22にベーキング処理を施してスピン塗布膜27中のRELACSTM 材とレジスト膜22とを相互作用させて、第1のジストパターン23(レジスト膜22)の表面を覆ってRELACSTM 膜28を形成する。この後、RELACSTM 膜28が形成された半導体基板1全体を冷却する。
次に、図示は省略するが、第1実施形態のステップ10(S−10)と同様の工程により、冷却された半導体基板1全体を水洗することにより、RELACSTM 膜28となっていない水溶性のスピン塗布膜27を第1のホールパターン23aの内部および第1のレジストパターン23の上から除去する。これにより、RELACSTM 膜28のみを第1のホールパターン23aの内側面上および第1のレジストパターン23の表面上に残す。この結果、第1のホールパターン23aは、その底面の縁部を除く領域を部分的に露出させられつつ縮小される。ここでは、第1のホールパターン23aを、その直径が前述した約45nmから約30nmになるまで縮小する。この第1のホールパターン23aを縮小した狭スペースパターンが第2のホールパターンとなる。また、この第2のホールパターンを含むとともに第1のレジストパターン23およびRELACSTM 膜28から構成されるレジストパターンが第2のレジストパターンとなる。なお、ステップ10の洗浄工程において洗浄液として水ではなく水溶液を用いる場合には、この水溶液に水洗作用を兼ねさせることができる。以上で本実施形態に係るパターン形成方法の主要な工程を終了とする。
この後、図示は省略するが、第1実施形態において図4(b)および図5(a)〜(c)を参照しつつ説明した工程と同様の工程を行うことにより、側面および底面をバリアメタル膜により覆われた直径が約45nmの微細なコンタクトプラグ12が層間絶縁膜2の内部に形成される。以上で本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の主要な工程を終了とする。
また、図示は省略するが、本発明者は、第2のホールパターンに基づいて層間絶縁膜2内に形成されたコンタクトプラグを形成するためのコンタクトホールパターンに対して、電子線照射によるチャージアップ現象を利用するボルテージコントラスト法を用いて不良ホール発生率を調べた。この結果、未開口のコンタクトホールパターンは、約1億個に対して1個の割合でしか観測されなかった。すなわち、本実施形態によれば、微細なコンタクトプラグを形成するためのコンタクトホールパターンの欠陥発生率は、第1実施形態と同様に極めて低く、残渣除去処理を行わない場合に比べて大幅に改善できることが分かった。
次に、本実施形態に対する比較例について図示を省略して説明する。本発明者らは、先に図7(a),(b)および図8(a)を参照しつつ説明した図6に示すフローチャートのステップ14(S−14)に相当する水溶化処理および水洗処理からなる(残渣除去処理工程)を省いてRELACSTM 膜を形成する実験を試みた。すなわち、前述した第1実施形態に対する比較例と同様に、第1のホールパターン内に残留しているレジスト膜の残渣を除去することなく、第1のレジストパターンの側壁面および上面上にRELACSTM 膜を選択的に成長させて形成した。これにより、第1のホールパターンの直径を約45nmから約30nmまで縮小して第2のホールパターンを形成した。
続けて、このような工程により形成された第2のホールパターンに基づいて、コンタクトプラグを形成するためのコンタクトホールパターンを層間絶縁膜内に形成した。そして、このコンタクトホールパターンに対して、前述したボルテージコントラスト法を用いて不良ホール発生率を調べた。この結果、約1万個に対して10個の割合で未開口のコンタクトホールパターンが観測された。これは、前述した本実施形態に係るコンタクトホールパターンの不良ホール発生率に対して約10万倍という膨大な多さである。
また、未開口の第2のホールパターンの断面形状を調べたところ、未開口の第2のホールパターンの内部には、幅が約30nm程度のレジスト膜の残渣が生じていた。そして、このレジスト膜の残渣とRELACSTM 材とが相互作用して残渣が成長することにより、第2のホールパターンの底部を略完全に埋めていた。この結果、約1万個に対して10個の割合で欠陥ホールパターンが発生したことが分かった。このような欠陥が発生するメカニズムは第1実施形態において説明した通りであるので、ここでは割愛する。
以上説明したように、この第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、ドライエッチング工程により残渣除去処理を行う第1実施形態と異なり、実質的にウェットエッチング工程により残渣除去処理を行う。一般的に、ウェットエッチング工程はドライエッチング工程に比べてエッチング効率が良く、またエッチング装置の構成を単純化できる。したがって、本実施形態は第1実施形態に比べて効率が良く、かつ、製造コストも抑制されている。
また、本実施形態では、前述したようにEUV露光を利用するが、これに限定されるものではない。本発明者が行った実験によれば、第1実施形態と同様に、EUVに代えてKrF光を露光光源に用いるとともに、EUV化学増幅型レジスト22に代えてKrF化学増幅型レジストを用いる露光プロセスに本実施形態を適用しても、前述した効果と同様の効果を得られることが確認された。同様に、ArF露光プロセスや水銀ランプのI線を用いた露光プロセスなどに本実施形態を適用しても、前述した効果と同様の効果を得られることが確認された。
また、本実施形態では、第1のホールパターン23aの直径を約45nmから約30nmに狭くするプロセスを行ったが、第1のホールパターン23aや第2のホールパターンのサイズはこれに限られるものではない。本実施形態は、第1実施形態と同様に、例えば露光装置の照明条件とNA条件で定まる限界解像度近傍の大きさホールパターンやスペースパターンの幅を縮小する工程にも適用可能であるのはもちろんである。また、本実施形態では、第1のホールパターン23aから第2のホールパターンへのシュリンク量(ホールを狭める量)が約15nmであったが、シュリンク量はこれに限定されるものではない。第1実施形態と同様に、狭スペースパターン形成工程におけるシュリンク量が大きくなるに連れて本実施形態の適用性はより優位になる。
また、スペース部やホール部等の第1のスペースパターン23aをシュリンクさせる必要がない場合であっても、レジストパターン形成後の第1のスペースパターン23aに欠陥発生率が多い場合には本プロセスを有効に適用できるのはもちろんである。また、本実施形態は、第1実施形態と同様に、露光装置の解像度の限界付近の微細なスペースパターンを形成する工程に限定して適用されるものではない。本実施形態は、例えば前述した図6のステップ14に示す水溶化処理および水洗処理において第1のレジストパターン23(レジスト膜22)が水または水溶液などに溶解して第1のスペースパターン23aが広がった場合に、これを修正するために適用することができる。第1のスペースパターン23a広がった分だけRELACSTM 膜28を成膜して第1のスペースパターン23aを狭めることができる。このように、本実施形態は、通常の紫外線を露光光として用いて形成される一般的なサイズのスペースパターンを形成する場合でも、欠陥発生率を大幅に低減させつつ所望の形状通りにパターン形成することが可能である。
さらに、前述したように、本実施形態においては、第1のレジストパターン23の表層部を易溶化させる工程とは、第1のレジストパターン23の表層部を水溶化させる工程である。そして、第1のホールパターン23a内の残渣22aを除去するエッチング液として、水または水溶液を用いることを特徴としている。また、水または水溶液をエッチング液として用いて疎水性の残渣22aを除去できるようにするために、本実施形態では疎水性の第1のレジストパターン23や残渣22aの表面に水分含有膜24を形成した後、第1のレジストパターン23に向けて紫外光を照射する。これにより、第1のレジストパターン23や残渣22aの表面上に水酸基ラジカル(OHラジカル)を発生させて、第1のレジストパターン23や残渣22aの表面を水酸基ラジカルと反応させる。そして、水酸基ラジカルと反応した第1のレジストパターン23や残渣22aの表層部に水酸基が増加することで、疎水性の第1のレジストパターン23や残渣22aが水または水溶液に対して易溶性を示す。
ただし、このような原理は、第1のレジストパターン23の表面に水を吸着させて水分含有膜24を形成する方法だけには限られない。水の代わりに、例えば過酸化水素を第1のレジストパターン23や残渣22aの表面に吸着させても同様の効果を得ることができる。そして、第1のレジストパターン23や残渣22aの表面に過酸化水素を吸着させた場合には、過酸化水素が吸収できる波長を含む波長が約250nm以下の光を第1のレジストパターン23や残渣22aの表面に向けて照射すればよい。これにより、前述した本実施形態のパターン形成プロセスと同様のパターン形成プロセスを実現することができる。すなわち、第1のレジストパターン23や残渣22aに向けて照射する光は、前述したエキシマ光線には限られない。第1のレジストパターン23や残渣22aの表面に吸着した水または過酸化水素がそれぞれ吸収できる波長を含む光を用いることにより、前述した本実施形態のパターン形成プロセスと同様のパターン形成プロセスを実現することができる。
また、前述したように、レジストパターン23形成後の第1のホールパターン(スペース部)23a内に残留する不要なレジスト膜(残渣)22aを除去するために、レジスト膜22を液体に溶け易くする易溶化処理をレジストパターンレジストパターン23に施した後に液体を用いて除去処理を行う方法の適用例は、本実施形態のように除去処理を行った後にスペースパターンの縮小処理を行う場合には限られない。本実施形態で用いた方法は、スペース部内に残留する不要なレジスト膜の除去処理後に、そのまま加工工程に進む場合にも適用できるのはもちろんである。この場合、易溶化処理および除去処理で広がるレジストパターンのスペース幅分だけ、易溶化処理前のスペースパターンを予め細らせて(スリミングさせて)おくことが好ましい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について図10および図11を参照しつつ説明する。なお、前述した第1および第2の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。本実施形態は、ホールパターン内の残渣を除去する工程が第1実施形態と異なっているだけであり、その他は第1実施形態と略同様である。以下、具体的に説明する。
先ず、図10および図11(a)に示すように、第1実施形態のステップ1(S−1)〜ステップ6(S−6)と同様の工程により、半導体基板1の表面1a上に設けられたレジスト膜4に直径が約100nmの第1のホールパターン5aを含む第1のレジストパターン5を形成する。第1のホールパターン5aの内部には、不要なレジスト膜4aが残渣として残留していた。
続けて、第1実施形態のステップ7(S−7)と同様に、第1のホールパターン5aの内部から不要なレジスト膜4aの残渣を除去する。ただし、本実施形態においては、第1実施形態と異なり、異方性エッチングを用いて残渣22aを除去しない。本実施形態においては、第2実施形態のステップ14(S−14)と同様に、先ず、第1のホールパターン5a内に残留する不要なレジスト膜4aを除去するための液体にレジスト膜4を溶け易くする易溶化処理をレジストパターン5に施す。この後、除去用の液体を用いて不要なレジスト膜4aの除去処理を行う。ただし、本実施形態においては、第2実施形態と異なり、水ではなくアルカリ溶液を用いて不要なレジスト膜4aの除去処理を行う。以下、より具体的に説明する。
先ず、レジスト膜4の表面をアルカリ溶液に溶け易くする易溶化処理を第1のレジストパターン5全体およびレジスト膜4の残渣4aに対して行う。ここでは、図示は省略するが、第1のレジストパターン5および残渣4aを形成するレジスト膜4の表面に向けて、波長が193nmのArF光を全面的に照射する。これにより、図11(a)に示すように、レジスト膜4からなる残渣4a全体および第1のレジストパターン5の表層部に酸を発生させて、残渣4a全体および第1のレジストパターン5の表層部をアルカリ溶液に溶けやすい易溶化膜31に変質させる。なお、ここでは、ArF光の照射量を、pH値が約12のアルカリ溶液をエッチング溶液として用いて残渣4aを除去する際に、レジスト膜4の表層部が約5nm溶解して膜減りする条件を満たすように設定する。
次に、図10および図11(b)に示すように、図示しないテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)現像液を純水で希釈して作成したpH値が約12のアルカリ溶液を洗浄液として用いて、第1のホールパターン5aの内部を洗浄する。第1のホールパターン5a内に残留するレジスト欠陥としての残渣31(4a)はパターニング時に既に露光されており、パターニング時に露光されていないレジストパターン部(レジスト膜4)に比較してpH値が約12のアルカリ溶液に対する溶解性が大きくなっているため、約20nmの大きさでも第1のホールパターン5a内から略完全に除去することができる。ただし、レジスト膜4の表層部はアルカリ溶液に対して約5nm溶解して膜減りする。以上説明した易溶化処理(光照射処理)および洗浄処理を図10に示すフローチャートにおいてステップ21(S−21)として示す。
続けて、図示は省略するが、第1実施形態のステップ8(S−8)〜ステップ10(S−10)と同様の工程により、第1のホールパターン5aの内側面を覆いつつ第1のホールパターン5aの底面の縁部上に選択的にRELACSTM 膜7を形成し、直径が約80nmの第2のホールパターン8aを形成する。本発明者は、この第2のホールパターン8aの形成工程が終了した段階で、第1実施形態と同様に約60nmの分解能を有するDUV光欠陥検査装置を用いて欠陥検査を行った。すると、第1実施形態と同様に、約1億個に対して1個の割合で未開口の第2のホールパターン8aが観測された。以上で本実施形態に係るパターン形成方法の主要な工程を終了とする。
この後、図示は省略するが、第1実施形態において図4(b)および図5(a)〜(c)を参照しつつ説明した工程と同様の工程を行うことにより、側面および底面をバリアメタル膜により覆われた直径が約80nmの微細なコンタクトプラグ12が層間絶縁膜2の内部に形成される。以上で本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の主要な工程を終了とする。
以上説明したように、この第3実施形態によれば、前述した第1および第2の各実施形態と同様の効果を得ることができる。また、RELACSTM 膜7の材料6が、pH値が約12のアルカリ性の水溶液である場合には、残渣4aの除去処理工程とRELACSTM 膜7の成膜工程とを併せて行うことができる。これについては、後述する第5実施形態において説明する。また、洗浄液(エッチング液)のpH値は必ずしも約12に設定する必要はない。洗浄液のpH値は、残渣4aの大きさなどに応じて、残渣4aを適正に除去できる程度の大きさに適宜変更して設定すればよい。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、第1のホールパターン5aの直径を約100nmから約80nmに狭くするプロセスを行ったが、第1のホールパターン5aや第2のホールパターン8aのサイズはこれに限られるものではない。本実施形態は、第1実施形態と同様に、例えば露光装置の照明条件とNA条件で定まる限界解像度近傍の大きさホールパターンやスペースパターンの幅を縮小する工程にも適用可能であるのはもちろんである。また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、第1のホールパターン5aから第2のホールパターン8aへのシュリンク量が約20nm(アルカリ洗浄工程の前後で比較すると約30nm)であったが、シュリンク量はこれに限定されるものではない。第1実施形態と同様に、狭スペースパターン形成工程におけるシュリンク量が大きくなるに連れて本実施形態の適用性はより優位になる。
また、前述したように、本実施形態においては、第1のレジストパターン5の表層部を易溶化させる工程とは、第1のレジストパターン5の表層部に酸を発生させてアルカリ溶液に溶け易くさせる工程である。そして、第1のホールパターン5a内の残渣4aを除去する洗浄液(エッチング液)としてアルカリ溶液を用いることを特徴としている。また、第1のレジストパターン5の表層部に酸を発生させるために、レジスト膜4が感光性を示す波長を含む光をレジスト膜4の表面に向けて照射する。照射する光の強度は、第1のホールパターン5a内に残存する残渣4a(レジスト欠陥)が溶解する程度の強さで十分であるとともに、第1のレジストパターン5の膜減り等の劣化が許容範囲内に収まる程度の強さに設定することが好ましい。
さらに、アルカリ洗浄液は、前述したTMAH現像液の希釈溶液には限られない。TMAH現像液の希釈溶液の代わりに、コリンなどの有機アルカリ溶液やKOHなどの無機アルカリ溶液を洗浄液として用いても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、濃度やpH値が、レジスト膜4の残渣4aは溶解させるが第1のレジストパターン5を形成するレジスト膜4は殆ど溶解させない大きさに設定されていれば、様々な種類のアルカリ溶液を洗浄液として用いることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明に係る第4実施形態について図12および図13を参照しつつ説明する。なお、前述した第1〜第3の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。本実施形態は、RELACSTM 材を含む水溶液自体を、残渣を除去するための洗浄液(エッチング液)として用いる点が第2実施形態と異なっているだけであり、その他は第2実施形態と略同様である。以下、具体的に説明する。
先ず、図12および図13に示すように、第2実施形態のステップ1(S−1)〜ステップ6(S−6)と同様の工程により、半導体基板1の表面1a上に設けられたレジスト膜22に直径が約45nmの第1のホールパターン23aを含む第1のレジストパターン23を形成する。図示は省略するが、第1のホールパターン23aの内部には、不要なレジスト膜22aが残渣として残留していた。
続けて、図示は省略するが、レジスト膜22の表面をRELACSTM 材6を含む水溶液26に溶け易くする易溶化処理(水溶化処理)を、第1のレジストパターン23の表層部および残渣22a全体に対して行う。ここでは、第2実施形態において図6および図7(a),(b)を参照しつつ説明したのと同様の吸着処理および光照射処理からなる水溶化処理を行うことにより、レジスト膜22の表面をRELACSTM 材6を含む水溶液26に溶け易くする。これを図12に示すフローチャートにおいてステップ31(S−31)として示す。
続けて、図12および図13に示すように、第2実施形態のステップ8(S−8)と同様の工程により、水溶化処理が施された第1のレジストパターン23(レジスト膜22)の表面上および第1のホールパターン23aの内部にRELACSTM 材6を含む水溶液26を設ける。これにより、第1のホールパターン23a内の水溶化処理が施された残渣22aは水溶液26内に溶解して洗浄(エッチング)される。
次に、図示は省略するが、第2実施形態のステップ9(S−9)およびステップ10(S−10)と同様の工程により、RELACSTM 膜28となっていない水溶液26を第1のホールパターン23aの内部および第1のレジストパターン23の上から除去する。この際、水溶液26内に溶解した残渣22aは、RELACSTM 膜28となっていない水溶液26とともに第1のホールパターン23aの内部から除去される。これにより、第2実施形態と同様に、第1のホールパターン23aの内側面を覆いつつ第1のホールパターン23aの底面の縁部上に選択的にRELACSTM 膜28を残し、直径が約30nmの第2のホールパターンを形成する。以上で本実施形態に係るパターン形成方法の主要な工程を終了とする。
この後、図示は省略するが、第1実施形態において図4(b)および図5(a)〜(c)を参照しつつ説明した工程と同様の工程を行うことにより、側面および底面をバリアメタル膜により覆われた直径が約30nmの微細なコンタクトプラグ12が層間絶縁膜2の内部に形成される。以上で本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の主要な工程を終了とする。
以上説明したように、この第4実施形態によれば、前述した第1〜第3の各実施形態と同様の効果を得ることができる。また、RELACSTM 材6を含む水溶液26自体が、第1のホールパターン23a内の残渣22aを除去するための洗浄液を兼ねるため、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程に掛かる工程数を第2実施形態に比べて減らして簡略化できる。ひいては、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程の効率をより向上させるとともに、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程に掛かるコストをより低下させることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明に係る第5実施形態について図14および図15を参照しつつ説明する。なお、前述した第1〜第3の各実施形態と同一部分には同一符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。本実施形態は、RELACSTM 材を含むアルカリ溶液自体を、残渣を除去するための洗浄液(エッチング液)として用いる点が第3実施形態と異なっているだけであり、その他は第3実施形態と略同様である。以下、具体的に説明する。
先ず、図14および図15(a)に示すように、第3実施形態のステップ1(S−1)〜ステップ6(S−6)と同様の工程により、半導体基板1の表面1a上に設けられたレジスト膜4に直径が約100nmの第1のホールパターン5aを含む第1のレジストパターン5を形成する。第1のホールパターン5aの内部には、不要なレジスト膜4aが残渣として残留していた。
続けて、レジスト膜4の表面をRELACSTM 材6を含むアルカリ溶液41に溶け易くする易溶化処理を、第1のレジストパターン5の表層部および残渣4a全体に対して行う。ここでは、第3実施形態において図10および図11(a)を参照しつつ説明したのと同様の光照射処理からなる易溶化処理を行うことにより、レジスト膜4の表面をRELACSTM 材6を含むアルカリ溶液41に溶け易くする。これを図14に示すフローチャートにおいてステップ41(S−41)として示す。
次に、図14および図15(b)に示すように、第3実施形態のステップ8(S−8)と同様の工程により、易溶化処理が施された第1のレジストパターン5(レジスト膜4)の表面上および第1のホールパターン5aの内部にRELACSTM 材6を含むアルカリ溶液41を設ける。これにより、第1のホールパターン23a内の易溶化処理が施された残渣31(4a)は水溶液26内に溶解して洗浄(エッチング)される。
次に、図示は省略するが、第3実施形態のステップ9(S−9)およびステップ10(S−10)と同様の工程により、RELACSTM 膜7となっていないアルカリ溶液41を第1のホールパターン5aの内部および第1のレジストパターン5の上から除去する。この際、アルカリ溶液41内に溶解した残渣31(4a)は、RELACSTM 膜7となっていないアルカリ溶液26とともに第1のホールパターン5aの内部から除去される。これにより、第3実施形態と同様に、第1のホールパターン5aの内側面を覆いつつ第1のホールパターン5aの底面の縁部上に選択的にRELACSTM 膜7を残し、直径が約80nmの第2のホールパターンを形成する。以上で本実施形態に係るパターン形成方法の主要な工程を終了とする。
この後、図示は省略するが、第1実施形態において図4(b)および図5(a)〜(c)を参照しつつ説明した工程と同様の工程を行うことにより、側面および底面をバリアメタル膜により覆われた直径が約80nmの微細なコンタクトプラグ12が層間絶縁膜2の内部に形成される。以上で本実施形態に係る電子デバイスの製造方法の主要な工程を終了とする。
以上説明したように、この第5実施形態によれば、前述した第1〜第4の各実施形態と同様の効果を得ることができる。また、また、RELACSTM 材6を含むアルカリ溶液41自体が、第1のホールパターン5a内の残渣31(4a)を除去するための洗浄液を兼ねるため、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程に掛かる工程数を第3実施形態に比べて減らして簡略化できる。ひいては、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程の効率をより向上させるとともに、パターン形成工程や電子デバイスの製造工程に掛かるコストをより低下させることができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明に係る第6実施形態について図16〜図20を参照しつつ説明する。
本第6実施形態は、図16に示す如くレジストパターン(基準パターン)の底部スペース幅(スペース下部寸法)が上部スペース幅(スペース上部寸法)より大幅に小さく、未開口の可能性がある場合に、レジストパターンの底部スペース幅を上部スペース幅に近づけるようにパターン修正を行うものである。
限界解像近い微細パターンでは、リソグラフィ工程におけるプロセスの僅かな揺らぎ(例えば露光量変動やベーク温度の変動、現像時のリンス条件の変動など)で、本来、図17(a)に示すように被加工膜51上に開口すべきレジストパターン52が、図18(a)に示すように裾引き形状になったり、図19(a)に示すように半開口になったりする。このような状態で先のRELACSや2300MOTIFを適用し、図17(b)に示すように堆積膜53の形成やスペース堆積膜の除去工程を行うと、図18(b)並びに図19(b)に示すように未開口となる。
そこで、未開口の可能性がある場合には、上記のように基準パターンの底部スペース幅を上部スペース幅に近づけるようにパターン修正を行う。
次に、このパターン修正について具体的かつ詳細に説明する。
図20に本第6実施形態のプロセスフローを示す。先ず、被加工基板を準備する。そして、この基板の被加工膜上にレジスト膜を形成し、露光、現像により直径が100nmの配線ヴィアを形成するためのホールパターンを形成する(S−51)。この基板の全面で上面からSEMによりパターン形状を観察(S−52)したところ、一部のパターンでは底部のスペース幅が非常に小さくなっていることが判った。
そこで、この基板を真空チャンバーに搬送し(S−53)、酸素ガスを導入して酸素プラズマを生成し、異方性エッチングを行う(S−54)。底部にレジストが残留するのは、現像時のリンス不良が主原因である。残留するレジストは、基準パターンであるレジストパターンより空隙が多い膜であるため、加速電圧、電場、磁場などの異方性と加工速度の制御因子を最適化することでパターン形状を殆ど維持したまま底部スペース幅を上部スペース幅と略等しくなるよう広げることができる。
次いで、この基板を同じチャンパーの中でガス種をCF系のフロロカーボン系に切り替え(S−55)、フロロカーボンが分解し、レジストパターンに堆積する条件で加工を行い、レジストパターン表面にフロロカーボンの堆積膜を形成する(S−56)。引き続き、酸素とフロロカーボン(例えばC系など)にガス種を切り替え(S−57)、基準パターンスペース部の堆積膜を更にエッチングして被加工膜を露出する(S−58)。
その後、この基板を真空チャンパーから搬出する(S−59)。新たに形成したパターンは径が75nmであり、初期のパターンから25nm小さくできた。このパターンをマスクにして被加工膜をエッチングし(S−60)、そこにメタルを成膜する(S−61)。そして、CMPにより過剰なメタルを除き(S−62)、配線ヴィアを形成する(S−63)。
上記のような製造方法によれば、レジストパターンの底部スペース幅が上部スペース幅より大幅に小さく、未開口の可能性がある場合に、レジストパターンの底部スペース幅を上部スペース幅に近づけるようにパターン修正を行うので、本発明を適用しない場合と比較してパターン未開口の不良数を百分の1以下にできる。
なお、本実施形態では、微細なヴィア形成を例にとって説明したが、微細な埋め込み配線(微細溝)パターン形成にも同様にして適用できる。また、パターンサイズは一例であって、限界解像に近くプロセスマージンが取りにくいパターン種に対して適用可能であり、限界解像に近いパターン以外に対して適用することで歩留まりを向上させても良い。
また、次のような工程でも上記と同等の微細ホールパターンを形成できる。レジスト膜の下にハードマスクを予め形成し、レジストパターニング後に真空チャンバーに搬送する。レジスト底部幅の開口処理をした後、ハードマスクの加工を実施したうえでフロロカーボン系のガスを用いてハードマスクパターンに堆積膜を形成する。そして、ハードマスク凹部の堆積膜を除去し、更に被加工膜の処理を行う。
上述したように、本発明の第6実施形態に係るパターン形成方法は、被加工基板を準備する工程と、基準パターンの底部スペース幅を前記基準パターンの上部スペース幅に近づけるよう前記底部スペース幅を広げる底部スペース幅拡大工程と、側壁増膜工程とを具備し、前記側壁増膜工程は、前記基準パターン表面に堆積膜を形成する成膜工程と、前記成膜工程に続けて異方性エッチングにより基準パターンの前記底部スペース上の堆積膜を除去して前記底部スペースより狭い一部分の底部スペースを露出させる工程とを含む。
そして、望ましくは、前記側壁増膜工程が複数回行われる。また、前記異方性エッチングは、望ましくは前記基準パターン表面に形成された堆積膜を、基準パターンの底部スペース上の堆積膜のエッチング速度が基準パターン側壁部上の堆積膜のエッチング速度より速くなるように制御しながら行う。
上記基準パターンには、反射防止の必要がある場合には被加工膜上に反射防止膜を形成し、この反射防止膜上にレジスト膜を形成する。そして、露光装置により露光原版やビーム走査などによりレジスト膜上に潜像を形成し、必要があれば加熱などの潜像の増幅工程を行い、更に現像、リンス工程を経て作製されたパターンを用いることができる。
また、前述のレジストパターンをマスクに非加工膜を加工して得られた酸化膜や窒化膜、炭素含有量の多い有機膜で形成されたパターンを基準パターンとして用いることもできる。
底部スペース幅の開口においては、プロセス条件の変動などでパターン劣化が生じる場合は、その部分が露光されているものの露光光強度が弱かったり、反応が不十分であったりするのが原因である。そのため、補正はガス条件のバランスや加速電圧などの変更によりエッチングの選択比を取りつつ底部スペース幅を広げる。対象物がレジストの場合には、アルカリ液の活性度を変化(例えば濃度や機能水添加など)させることで達成できる。また、対象物が酸化膜の場合には、フッ酸などを用いてその濃度を変化させた処理により底部スペース幅を広げたりすることでも達威できる。
本第6の実施形態では、これらのパターン形成方法により形成した微細ホールまたは溝により、それぞれ被加工基板に微細なヴィアまたはトレンチを形成する半導体装置の製造方法を提供できる。
また、これらのパターン形成方法により形成した側壁堆積膜パターンを用いて微細な配線を形成する半導体装置の製造方法を提供できる。
なお、本発明に係るパターン形成方法は、前述した第1〜第6の各実施形態には制約されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、それらの構成、あるいは製造工程などの一部を種々様々な設定に変更したり、あるいは各種設定を適宜、適当に組み合わせて用いたりして実施することができる。
例えば、第1〜第6の各実施形態は、前記非特許文献1に開示されているRELACSTM 材を用いて実行されるものであるが、必ずしもRELACSTM 材を用いる必要はない。本発明者が行った実験によれば、RELACSTM 材の代わりに、例えばレジストパターンとの相互作用が起こらないような一般的な塗布膜を第1のホールパターン5a,23a内に設けた後、第1のレジストパターン5,23を加熱することにより塗布膜をレジストに含浸させつつ第1のホールパターン5a,23aの径を小さくすることができることが分かった。そして、このような手法を用いても、第1〜第6の各実施形態と同様の効果を得られることが分かった。
また、第1〜第6の各実施形態においては、第1のレジストパターン5,23のスペース部5a,23aとして、露光装置の解像度の限界付近の大きさの微細な第1のホールパターン5a,23aを形成する技術について説明したが、これに限定されるものではない。本発明者が行った実験によれば、一般的なデザインルールの下でパターン形成したスペースパターンに対して第1〜第6の各実施形態に係る技術を適用してスペース幅を細めた後、層間絶縁膜内に配線材料を埋め込んで形成する配線パターンについても、その欠陥密度を格段に小さくすることができることが分かった。
さらに、本発明に係るパターン形成方法が有効な第1のホールパターン5a,23aの径および第2のホールパターン8aの径は、前述した大きさには限定されない。本発明に係るパターン形成方法は、例えば形成するホールパターンの径の大きさが約100nm以下であれば、前述した効果と同様の効果を得ることができる。また、例えば形成するホールパターンのアスペクト比が約1以上であれば、前述した効果と同様の効果を得ることができる。あるいは、本発明に係るパターン形成方法は、例えば形成するライン・アンド・スペースパターン(L/Sパターン)のスペースパターンの幅が約50nm以下であれば、前述した効果と同様の効果を得ることができる。また、例えば形成するL/Sパターンのスペースパターンのアスペクト比が約2以上のホールパターンであれば、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
第1実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。 第1実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第1実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第1実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第1実施形態に係る電子デバイスの製造方法を示す断面図。 第2実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。 第2実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第2実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第2実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第3実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。 第3実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第4実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。 第4実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第5実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。 第5実施形態に係るパターン形成方法を示す工程断面図。 第6実施形態に係るパターン形成方法におけるパターン修正について説明するための断面図。 第6実施形態に係るパターン形成方法について説明するためのもので、開口パターンが正常状態の場合を示す断面図。 第6実施形態に係るパターン形成方法について説明するためのもので、開口パターンが裾引き形状で未開口の可能性がある場合を示す断面図。 第6実施形態に係るパターン形成方法について説明するためのもので、開口パターンが半開口で未開口の可能性がある場合を示す断面図。 第6実施形態に係るパターン形成方法をフローチャートにして示す図。
符号の説明
1…半導体基板(被処理基板)、1a…半導体基板の表面(被処理基板の一主面)、2…SiO2 膜(層間絶縁膜、被加工膜)、4…ArF化学増幅型レジスト膜、4a,22a…残渣(スペース部内に残留するレジスト膜)、5,23…第1のレジストパターン、5a,23a…第1のホールパターン(スペースパターン、レジストパターンのスペース部)、6…RELACSTM 材(パターン形成用補助膜の材料)、7,28…RELACSTM 膜(パターン形成用補助膜)、8a…第2のホールパターン(縮小された第1のホールパターン)、10…プラグ形成用ホールパターン(第2の貫通孔、プラグ形成用パターン)、11…バリアメタル膜(導電体)、12…コンタクトプラグ(ヴィアプラグ、導電体)、22…EUV化学増幅型レジスト膜、24…水分含有膜、26…RELACS材を含む水溶液(液体を含有するとともにレジスト膜との相互作用により膜化するパターン形成用補助膜の材料)、41…RELACSTM 材を含むアルカリ溶液(アルカリ成分を含む液体、パターン形成用補助膜の材料)

Claims (5)

  1. 被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンのスペース部の前記被処理基板表面に対し水分含有膜を形成するとともにこの水分含有膜に光を照射し、かつ、前記水分含有膜に水分を含む液体を供給する
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記水分含有膜に光を照射し、かつ、前記水分含有膜に水分を含む液体を供給する工程は、前記レジストパターンの表層部を親水化した層に変質させるものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンのスペース部内に残留する前記レジスト膜に対し、前記残留レジスト膜を除去するための液体に溶け易くする易溶化処理を施し、
    前記残留レジスト膜に前記液体を供給し、
    前記液体を供給した後、この液体供給処理が施された前記スペース部内に前記レジスト膜との相互作用により膜化するパターン形成用補助膜の材料を設け、
    前記パターン形成用補助膜の材料と前記レジスト膜とを相互作用させることにより、前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内の内側面上に選択的に形成し、
    膜化していない前記パターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内から除去して前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内に残すことにより、前記スペース部の底面を部分的に露出させる
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  4. 被処理基板の一主面上に設けられたレジスト膜にレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンのスペース部内に残留する前記レジスト膜に対し、前記残留レジスト膜を除去するための液体に溶け易くする易溶化処理を施し、
    前記残留レジスト膜に前記液体を供給するようにしてなり、
    前記液体の供給は、前記液体を含有するとともに前記レジスト膜との相互作用により膜化するパターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内に設けることにより行われ、
    前記パターン形成用補助膜の材料と前記レジスト膜とを相互作用させることにより、前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内の内側面上に選択的に形成し、
    膜化していない前記パターン形成用補助膜の材料を前記スペース部内から除去して前記パターン形成用補助膜を前記スペース部内に残すことにより、前記スペース部の底面を部分的に露出させる
    ことを特徴とするパターン形成方法。
  5. 前記レジストパターンを形成した後、前記レジストパターンのスペース部の下部寸法が上部寸法より小さく未開口の可能性がある場合に、下部スペース幅を上部スペース幅に近づけるようにパターン修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のパターン形成方法。
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