JP2009038225A - 電子機器の取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器本体を係合孔の異なる複数のブラケットに取り付けられるようにする。
【解決手段】無線機本体3に、異なる位置の係合孔に対応した複数の取り付けユニット5´を設ける。前記ユニット5´は、凹部に、90度ずらせた第1と第2の爪7a、7bをネジ軸8に挿通して回動自在に取り付け、ネジ軸8の左右の第1の当接片9aに第2の爪7bを当て、他方の爪7aの先端を突出してブラケット1の係合孔4と係合するもので、その第1と第2の爪7a、7bの回転を制限する第1の当接片9aに第2の爪7bを収納する切り欠き15を形成する。そして、ブラケット1の係合孔に対応する第2の爪7bだけを飛び出させて使用し、残りは切り欠き15に収納して邪魔にならないようにし、係合孔4の異なるブラケット1にも取り付けられるようにする。
【選択図】図3

Description

この発明は、係合孔の場所が異なる複数のブラケットに取り付けられるようにした電子機器の取り付け構造に関するものである。
小型航空機、車両、小型船舶などのコクピットに取り付ける電子機器(例えば、無線、オーディオ、GPS)には、箱型のブラケット(ラックと呼ばれる場合がある)の前面の開口から機器本体を嵌入し、ブラケットに設けた係合孔に、機器本体設けた取り付けユニットの突起状の爪を係合させて固定するものがある。
例えば、(非特許文献1)に示す図8のエアーバンド用無線機では、ブラケット1は、前端面を開放して開口とし、後端面に、図示はしていないが、例えば、コネクタやソケットあるいは接続ピンなどを設けた箱状のもので、その開口から電子機器本体3を嵌入して固定すると、電子機器本体3の接続も完了するようになっている。このとき、ブラケットの側面(図8では上面)には、係合孔4が設けてあって、この係合孔4を用いて電子機器本体3を固定するようになっている。
すなわち、係合孔4は、図9(a)に示すように、ブラケット1の開口端から切り欠いた角形の切欠4aとその切欠4aの後方に間隔を置いて直列に設けた角形の孔4bとからなっている。
一方、機器本体3は、取り付けユニット5を備えている。取り付けユニット5は、機器本体3の側面(図では上面)に、図9(b)のように凹部6を設けて、その凹部6に、左右方向に90度ずらせた一対の突起状の第1と第2の爪7a、7bを前後に間隔を置いて形成した引き込みブロック7に回転軸(以下、ネジ軸)8を挿通して取り付け、前記第1と第2の爪7a、7bの先端が側面(上面)から突出するようにしてある。この凹部6には、ネジ軸8の左右に、ネジ軸8に沿って第2の当接片9b(図9(b)では片方だけ記してある)を設けて第1と第2の爪7a、7bが当るようにしてある。
また、ネジ軸8の先端頭8aは、機器本体3のフロントパネル12に突出するようにしてあって、フロントパネル12から突出した先端を回転操作部(以下、頭)8aとして、六角レンチ30用の嵌合穴を設けてある。
このように構成される取り付け構造では、ブラケット1は、例えば、コクピットの計器パネル内に取り付けてあって、その計器パネルに取り付けたブラケット1の開口2に、機器本体3を後方側(後ろ向き)にして嵌入する。その際、機器本体3の取り付けユニット5は、初期状態(第2の爪7bが垂直で先端が凹部6から飛び出した状態)となっているので、ブラケット1に嵌入する前に、まず、機器本体3のフロントパネル12にあるネジ軸8の頭8aに六角レンチ30を嵌めて反時計方向に回し、引き込みブロック7を90度回転して第2の爪7bが第1の当接片9a(向って左)に当ってストップするまで回す。さらに、反時計方向へ回すと、引き込みブロック7がネジ軸8によって後方へ送られる。
このとき、第2の爪7bに対して90度ずれた第1の爪7aは、凹部6から先端が飛び出した状態になるので、この状態で飛び出した第1の爪7aがブラケット1の係合孔4の切欠4aに嵌まって止まるまで、図9(a)、(b)のように、機器本体3をブラケット1に嵌入する。機器本体3が止まると、ネジ軸8を時計方向に回すと、引き込みブロック7が90度回転し、第1の爪7aが第2の当接片9b(向って右)に当ってストップする。このとき、引き込みブロック7の第1の爪7aと第2の爪7bの間隔と、ブラケット1の係合孔4の切欠4aとその後方の角形の孔4bとの間隔は、ほぼ同じ(第1と第2の爪7aと爪7bの間隔の方が大きい)にしてある。そのため、第2の爪7bの先端が、図10(a)のように、角形の孔4bから飛び出す。さらに、この状態で、図10(b)のように、時計方向に回すと、第2の爪7bが前方に移動しようとするが、第2の爪7bが角形の孔4bの辺に当っているので、機器本体3は、図10(c)の矢印のようにブラケット内へ送られ、最奥部へ達するとそこで固定されるというものである。
ちなみに、ブラケット1から電子機器本体3を取外す場合は、機器本体3のフロントパネル12に設けられたネジ軸8の頭8aに六角レンチ30を嵌めて半時計方向に回すと、ネジ軸8によって引き込みブロック7が後方へ送られると同時に、ブロック7の第2の爪7bとブラケット1の角形の孔4bとの係合が解除されて90度回転し、係合孔4の切欠4aから第1の爪7aが突出する。さらに、この状態で、ネジ軸8を反時計方向に回転すると、第1の爪7aが切欠4aの後方の辺に当接してブラケット1を後方へ押すので、その反作用として機器本体3がブラケット1から押し出される。このように、取り外しも六角レンチ30を回すだけで簡単にできる。
アイコム株式会社 INSTRUCTION MANUNL VHF AIR BAND TRANSCEIVER IC−A200(5ページ)、[平成19年6月20日 検索]インターネット<http://www.icom.co.jp/ manual/external/transceivers/IC-A200.pdf>
しかし、上記のエアーバンド用の無線機器では、取り付けに使用されるブラケットに何種類かあって、係合孔の場所が異なる複数のブラケットが存在する。そのため、無線機器には専用ブラケットが付属していて、その専用ブラケットでしか取り付けできなかった。
この問題を解決する1つの方法として、例えば、無線機器本体に、複数の取り付けユニットを備えて、その中からブラケットの係合孔に対応するユニットを使うようにすれば、ブラケットを交換しなくても無線機本体だけを交換できるはずである。
しかしながら、上記の取り付けユニットでは、取り付けの際に、凹部から一方の爪が飛び出す構造になっているので、機器本体に余分に設けた場合、飛び出た爪がブラケットの開口に当って使用できない問題が考えられる。
そこで、この発明の課題は、ブラケットを取替えなくても電子機器本体の取替えができるようにして複数のブラケットに対応できるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、引き込みブロックと、引き込みブロックの回転軸と、引き込みブロックを回転動作させる回転操作部材と、引き込みブロックの一方の回転範囲を制限する第1の当接片と、前記引き込みブロックの他方の回転範囲を制限する第2の当接片を備えた取り付けユニットを電子機器本体に設け、前記取り付けユニットの引き込みブロックは、第1の当接片により回転範囲が制限されている場合に電子機器本体より突出する第1の爪と、第2の当接片により回転範囲が制限されている場合に電子機器本体より突出する第2の爪を有し、第1の爪を電子機器本体より突出させた状態で、ブラケットの係合孔と第1の爪との係合により、位置決めを行ない、かつ、第2の爪を電子機器本体より突出させた状態で、ブラケットの係合孔と第2の爪との係合により、電子機器を固定位置まで引き込むことにより、係合孔を有するブラケットに電子機器を固定する固定構造において、前記取り付けユニットの第1・第2のいずれかの当接片の一部に、一方の爪が通過できる幅の切り欠きを設けた構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、回転軸を回転させて、引き込みブロックの一方の爪を当接片の一部に設けた切り欠きに通過(嵌入)させれば、引き込みブロックの回転範囲の制限を解除することができるので、他方の爪が突出しないようにできる。
このとき、切り欠きを設けた取り付けユニットを電子機器本体に複数個備えた構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、電子機器をブラケットに取り付ける際は、ブラケットの係合孔に対応する取り付けユニットの爪だけを飛び出させて使用し、残りは作動せずに爪を収納したままにして邪魔をしないようにして取り付ける。
このとき、ブラケットが、電子機器本体を挿入する開口部を有するものとし、その開口部から切り欠いた切欠と、その切欠の後方に間隔をおいて直列に設けた角形の孔とからなる係合孔を備え、上記引き込みブロックに雌ネジが切られており、その雌ネジと螺合するネジ軸を上記引き込みブロックの回転軸とし、上記回転部材を、上記電子機器本体のフロントパネルに突出した前記ネジ軸の先端とするとともに、上記第2の爪が第1の爪より左右方向に90°ずらした位置に形成した構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、ブラケットの開口部に、電子機器本体を挿入する際に、電子機器本体のフロントパネルに突出した前記ネジ軸の先端を回転して、取り付けユニットの第1あるいは第2の当接片の切り欠きに、前記当接片に当たっていた第1あるいは第2の爪を通過(嵌入)すれば、引き込みブロックをさらに90度回転させることができる。このように回転範囲を広げて(90度)回転させると、突出していた第1の爪を横向きに寝かせて突出しないようにできる。そのため、取り付けユニットを機器本体に複数個設けて固定に使わない取り付けユニットの爪がブラケットの開口部に当たらないようにすると共に、取り付けに使用する取り付けユニットのネジ軸を回転させて第2の爪を開口部の切欠の後方の角形の孔と係合させれば、電子機器の取り付けができる。
この発明は、上記のように構成したことにより、時間と手間を掛けてブラケットを取替えなくても電子機器本体の取替えができる。そのため、電子機器本体を簡単に交換できるので、ユーザの買い替えニーズにも対応できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この形態の電子機器本体(エアーバンド用無線機本体)3には、複数(2個所)の取り付けユニット5´が設けられている。前記ユニット5´は、ケースの側部である上面と底面の前端部分に設けてあって、上面のものは右端(向って)に設けてある。また、底面の取り付けユニット5´は、上面のものと係合孔4の位置の異なるブラケットに取り付けられるようにほぼ中央に設けてある。
各々の取り付けユニット5´は、図3(a)、(b)のように、ケースに長方形の凹部6を設けて、その凹部6に、図4(a)に示すように、引き込みブロック7を挿通したネジ軸8を取り付けた構造となっている。引き込みブロック7は、図3(b)のように、左右方向に90度ずらせた一対の第1と第2の爪7a、7bを前後に間隔を置いて形成したもので、前記ブロック7の軸心には、雌ねじを切ったネジ孔を設けてある。この図3(b)のものでは、引き込みブロック7の第1の爪7aに対して第2の爪7bを90度遅らせた(−90度)形状となっている。こうすることで、後述のように、ネジ軸8を右(正)ネジ方向に回転させれば、ネジを普通に締める場合と同様に固定できるようにしてある。逆に、爪7bを90度進めて、左(逆)ネジ方向に回転することで固定するようにしてもよい。
一方、前記引き込みブロック7の前方と第2の爪7a、7bの間隔は、後述するブラケットの係合孔4の切欠4aと角形の孔4bの間隔とほぼ等しく(大き目は可、小さめは不可)してある。こうすることで、第1の爪7aが係合孔4の切欠4aにあるときに、引き込みブロック7を回転すると、図4(b)のように、角形の孔4bから第2の爪7bが飛び出すようにしてある。
また、この爪7aと7bの間の間隔部分には、回り止め10が取り付けられている。回り止め10は、U型の弾性部材(バネ)で、第1の爪7aと第2の爪7bの間を一部切り欠いて露出部を形成し、その露出部に嵌めてある。こうすることで、回り止め10とネジ軸8との摩擦により、爪7aまたは7bがフリーの状態(後述の第1の当接片9a、9bに当らない)のときに、ネジ軸8の回転に引き込みブロック7が追従するようにしてある。
ネジ軸8は、凹部6の長手方向(前後方向)を軸方向として、第1と第2の爪7a、7bの先端が図4(b)のように、上面(底面)から突出するように少し浅めに取り付けてある。また、ネジ軸8は、図4(a)のように、ネジ軸8に頭8aを設けて、その頭8aと抜け止め用のピン11とで係止することで、軸方向に移動しないように回動自在に支持されている。このとき、ネジ軸8の頭8aには、六角レンチ30の係合用の穴を設けて、機器本体3のフロントパネル12に突出するようにしてある。こうすることで、ブラケット1の係合孔4に対応するフロントパネル12のネジ軸8の頭8aを回せば固定できるので、使い方が簡単に理解できるようにしてある。
また、ネジ軸8の左右には、図3(a)、(b)に示すように、ネジ軸8に沿って第1と第2の当接片9a、9bが設けてあって、第1と第2の爪7a、7bが当るようにしてある。この形態では、凹部6の底面にネジ軸に沿って隙間13を設け、引き込みブロック7の軸心が当らないようにして、凹部6の底面が第1と第2の当接片9a、9bとなるようにしてある。これ以外にも、第1と第2の当接片9a、9bを設ける方法としては、例えば、凹部6と別体に作ったものを取り付けるようにしてもよい。
この第1と第2の当接片9a、9bの後端には、切り欠き15が設けてある。前記切り欠き15は、図3(b)の上面のものでは、向って左(底面のものでは右)の第1の当接片9aに設けてあって、前記切り欠き15は、爪7bが嵌まる幅に形成されている。なお、この切り欠き15は、先にも述べた逆ネジにする場合は、向って右側の第1の当接片9aに設ければよい。また、第1の爪7aに適用する場合は、第1の当接片9a、9bの前端側に設ければよい。
一方、ブラケット(ラック)1は、従来例で述べた箱状のもので、図1のように、前端面を開放して開口2とし、後端面には、図示はしていないが、例えば、コネクタやソケットあるいは接続ピンなどを設けたものである。また、ブラケット1の上面の右端に、係合孔4が設けられている。
前記係合孔4は、図2に示すように、ブラケット1の開口端から切り欠いた角形の切欠4aと、その切欠4aの後方に、間隔を置いて直列に設けた角形の孔4bとからなっている。
この形態は、上記のように構成されており、例えば、図4(a)のように、フロントパネル12のネジの頭8aに六角レンチ30を差し込んで操作し、図6(d)のように電子機器本体3の取り付けユニット5´から第1と第2の爪7a、7bの先端が飛び出さない状態にして使用(出荷)する。
すなわち、図5(a)のように、ネジ軸8を反時計方向に回し、引き込みブロック7の第2の爪7bが第1の当接片9aに当るようにする。こうすると、第1の爪7aが垂直になって先端が凹部6から飛び出した状態になる。この状態で、図5(b)のように反時計方向に回すと、引き込みブロック7がネジ軸8によって後方へ送られる。そのため、後方へ送られた引き込みブロック7の第2の爪7bが図5(c)のように、第1の当接片9aの切り欠き15に達すると、図6(d)のように、切り欠き15に嵌まり込んで、引き込みブロック7は90度回転する。このように、回転範囲の制限が解除されて、前記ブロック7が90度回転すると、第1の爪7aは、横向きに寝て凹部6から先端が飛び出さなくなるが、続けて反時計方向にして、最奥まで送って凹部6の壁に当接させてこの状態で止める。
したがって、このように回転範囲を広げて、取り付けユニット5´の第1と第2の爪7a、7bの飛び出しを無くすことができるので、取り付けユニット5´の一方を第2の爪7bが収納した状態で固定すれば、もう一方の取り付けユニット5´(ブラケット1の係合孔4に対応(合致)したもの)で機器本体3をブラケット1に固定することが可能になるのである。
次に、各取り付けユニット5´の第2の爪7bを収納した機器本体3をブラケット1に固定する方法を説明する。
この場合、機器本体3に設けられた全ての取り付けユニット5´は、図6(e)のように、爪7bが収納された状態なので、使用する取り付けユニット5´のみを使える状態にする。
すなわち、使用するブラケット1の係合孔4の位置に対応するフロントパネル12のネジ軸8の頭8aに六角レンチ30を差し込んで、図6(f)のように、時計方向に回すのである。すると、まず、引き込みブロック7が180度回転し、第1の爪7aが第2の当接片9bに当って止まる。この時、第2の爪7bは、垂直に起立して先端が凹部6から飛び出した状態である。更に、ネジ軸8を時計方向に回すと、第1の爪7aが第2の当接片9bに当っているので、引き込みブロック7は前方に送られる。そして、第2の爪7bの前面が、切り欠き15の前方の辺を越えたら、ネジ軸8を図7(g)のように反時計方向に、第2の爪7bが第1の当接片9aに当って止まるまで回す。こうすると、第1の爪7aが、図7(h)のように垂直に起立して、凹部6から先端が飛び出した状態になる。これで、使える状態になったので、あとは従来例で述べたのと同じ方法で固定することができる。
機器本体3のブラケット1への取り付け方法を図9及び図10を使って簡単に説明すると、凹部6から第1の爪7aの先端が飛び出した状態で、飛び出した第1の爪7aがブラケット1の係合孔4の切欠4aに嵌まって止まるまで、図9(a)、(b)のように、機器本体3をブラケット1に嵌入する。機器本体3が止まると、ネジ軸8を時計方向に回す。すると、引き込みブロック7が90度回転し、第1の爪7aが第2の当接片9b(向かって右)に当ってストップし、第2の爪7bの先端が、図10(a)のように、角形の孔4bから飛び出す。さらに、この状態で、図10(b)のように、時計方向に回すと、第2の爪7bは角形の孔4bの辺に当っているので、機器本体3が、図10(c)の矢印のようにブラケット内へ送られ、最奥部へ達するとそこで固定される。このように、六角レンチ30でネジ軸を回転させるだけで、機器本体3をブラケット1に固定できる。
このように、ブラケット1に取り付ける場合には、上面の取り付けユニット5´を使って取り付ける。また、係合孔4が底面の中央付近にあるブラケットに取り付ける場合は、上面の取り付けユニット5´の引き込みブロック7を格納した状態とし、底面の取り付けユニット5´を使用して取り付ける。
このようにして、係合孔4の位置の異なる複数の種類のブラケット1に対応することができる。また、従来から使用されている取り付けユニット5と比較して、第1の当接片9aに切り欠き15を設けるだけなので、主要部品は従来機種のものが使え、安価に実現できる。
この発明は、機器本体に設けた突起状の爪を箱型のブラケットに設けた係合孔に係合させて固定するものであれば、適用可能なので、例えば、前記の固定構造を使用する小型航空機、車両、小型船舶などのコクピットに取り付ける電子機器(例えば、無線、オーディオ、GPS)に利用できる。
実施形態の分解斜視図 図1の要部拡大図 (a)実施形態の一部切欠断面図、(b)(a)の分解斜視図 (a)実施形態の断面図、(b)(a)のB−B断面図 (a)、(b)、(c)実施形態の作用説明図 (d)、(e)、(f)実施形態の作用説明図 (g)、(h)実施形態の作用説明図 従来例の作用説明図 (a)従来例の作用説明図、(b)(a)の断面図 (a)、(b)、(c)従来例の作用説明図
符号の説明
1 ブラケット
2 開口
3 電子機器本体
4 係合孔
4a 切欠
4b 角孔
5 取り付けユニット
5´ 取り付けユニット
6 凹部
7 引き込みブロック
7a 第1の爪
7b 第2の爪
8 ネジ軸
9a 第1の当接片
9b 第2の当接片
15 切り欠き

Claims (3)

  1. 引き込みブロックと、引き込みブロックの回転軸と、引き込みブロックを回転動作させる回転操作部材と、引き込みブロックの一方の回転範囲を制限する第1の当接片と、前記引き込みブロックの他方の回転範囲を制限する第2の当接片を備えた取り付けユニットを電子機器本体に設け、
    前記取り付けユニットの引き込みブロックは、第1の当接片により回転範囲が制限されている場合に電子機器本体より突出する第1の爪と、第2の当接片により回転範囲が制限されている場合に電子機器本体より突出する第2の爪を有し、
    第1の爪を電子機器本体より突出させた状態で、ブラケットの係合孔と第1の爪との係合により、位置決めを行ない、かつ、第2の爪を電子機器本体より突出させた状態で、ブラケットの係合孔と第2の爪との係合により、電子機器を固定位置まで引き込むことにより、係合孔を有するブラケットに電子機器を固定する固定構造において、
    前記取り付けユニットの第1・第2のいずれかの当接片の一部に、一方の爪が通過できる幅の切り欠きを設けたことを特徴とする電子機器の取り付け構造。
  2. 上記切り欠きを設けた取り付けユニットを電子機器本体に複数個備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の取り付け構造。
  3. 上記ブラケットが、電子機器本体を挿入する開口部を有するものとし、その開口部から切り欠いた切欠と、その切欠の後方に間隔をおいて直列に設けた角形の孔とからなる係合孔を備え、
    上記引き込みブロックに雌ネジが切られており、その雌ネジと螺合するネジ軸を上記引き込みブロックの回転軸とし、
    上記回転部材を、上記電子機器本体のフロントパネルに突出した前記ネジ軸の先端とするとともに、
    上記第2の爪が第1の爪より左右方向に90°ずらした位置に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器の取り付け構造。
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