JP2009037955A - ケーブル用電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ嵌合状態でケーブルが不用意に引かれても、十分にこれに耐えられるケーブル用電気コネクタを提供することを課題とする。
【解決手段】ケーブルCが結線される端子20がケーブルの長手方向でハウジング11内へ前方に向け装着され、相手コネクタ30へ前後方向に対して直角な嵌合方向に嵌合されて端子20の接触部25が相手端子40と弾性接触し、端子20は、相手コネクタ30との嵌合状態で、相手端子40の一部をなす規制部41よりも前方の位置に、前後方向そして嵌合方向に延びる板状の延出部27と、該延出部27からその板厚方向に屈曲されて変向せる被規制部26とを有し、被規制部26の後面で形成される被規制面26Aと相手端子の規制部41の前面で形成される規制面41Aとが少なくとも互いの一部にて前後方向で対面し、ケーブルが後方に引かれたとき、被規制面26Aが規制面41Aと当接する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル用電気コネクタに関する。
ケーブルが結線された端子をハウジング内に装着したコネクタにあって、ケーブルの長手方向に対して直角方向で相手コネクタに嵌合されるコネクタは、例えば、特許文献1に開示されている。
この特許文献1のコネクタに装着される端子は、金属板を屈曲して作られており、ハウジングへの装着方向とは逆向きに斜めに突出するランスと称される小片を有している。この端子はハウジングの対応孔へ所定位置まで挿入されると、上記ランスの端部がハウジングの係止孔の内面に係止して端子の位置固定そして抜けが防止される。
特開2002−33150
しかしながら、特許文献1に開示されているランスによる位置固定では、強度上の点で改善すべき余地がある。
ランスは端子の一部であるので金属ではあるが、小片に作られていてケーブルに予想されないような引張り力が加わると、上記ランスは変形あるいは破損してしまうことがある。特に、ランスの延出方向はケーブルの長手方向に対して若干傾いているので、上記引張り力の方向とは一致しておらず、座曲が生じやすい。
仮に、ランスの上記問題を回避すべくこのランスを十分な強度をもつものにすると、ハウジングがランスから大きな力を受けることとなる。ハウジングは樹脂から作られていて材料自体の強度は金属の強度より低いので、損傷しやすい。特に、ランスはその先端でハウジングに当接するので、ハウジングに対しては応力集中をもたらし、損傷が著しくなる。
本発明は、このような事情に鑑み、端子がハウジング装着後、コネクタの使用時に、ケーブルが不用意に引かれても、十分にこれに耐え、コネクタの損傷を伴うことなく、端子の位置固定が確実になされるケーブル用電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係るケーブル用電気コネクタは、ケーブルが結線される金属板製の端子が該ケーブルの長手方向でハウジング内へ前方に向け装着され、相手コネクタへ前後方向に対して直角な嵌合方向に嵌合されて端子の接触部が相手端子と弾性接触する。
かかるケーブル用電気コネクタにおいて、本発明では、端子は、相手コネクタとの嵌合状態で、相手端子の一部をなす規制部よりも前方の位置に、上記前後方向そして嵌合方向に延びる板状の延出部と、該延出部からその板厚方向に屈曲されて変向せる被規制部とを有し、該被規制部の後面で形成される被規制面と上記相手端子の規制部の前面で形成される規制面とが少なくとも互いの一部にて前後方向で対面し、ケーブルが後方に引かれたとき、上記被規制面が上記規制面と当接することを特徴としている。
このような本発明によると、互いのコネクタの端子同士で被規制面と規制面を形成し、
両者の当接が金属同士でなされるので耐圧が大となって、コネクタ嵌合状態でケーブルが引かれても、端子は何ら変形そして損傷しない。又、被規制部が変向部分で形成されているので、この変向形状によって被規制部自体の強度が大となる。又、この変向形状部分でコネクタへの組立前のケーブルが接触部に入り込んでしまうこともなくなり絡みが阻止される。
本発明において、被規制面は、相手端子の板状の規制部の前端面に形成された規制面と当接するように形成されているようにすることができる。
被規制面が相手コネクタの板状の規制部の前端面である規制面と当接するが、規制部の前端面は板厚分での当接面積を有しているだけなので、被規制面は確実にこれと当接する。その際、規制部は板面に沿った応力を受けるのでその強度は大である。
本発明において、延出部と被規制部とで前後方向に延びる筒状部の一部を形成し、被規制面は該筒状部の後端面で形成されているようにすることができる。このような構成によると、筒状部の筒状後端面で被規制部が形成されているので、筒状部自体の強度が向上すると共に規制部との当接時の応力は側面に沿うこととなり耐力が大となる。又、筒状部の後端面は規制部との当接可能域を大きく確保できるので、規制部との位置ずれに容易に対応すると共に、コネクタへの組立前のケーブルの絡みも阻止される。
被規制面は、前後方向でみたとき、板状の規制部の前端面である規制面と交差して位置していることとするならば、ケーブルが引かれた際に、規制部と被規制部は確実に当接する。
本発明において、延出部と被規制部とでコネクタの嵌合方向に延び前方に開放せる溝形部を形成し、被規制面は該溝形部の底壁後面に形成されているようにすることができる。底壁後面で当接可能域を広く確保し、溝形部の両側壁で強度を向上する。
本発明において、端子は、前後方向で接触部に対して被規制部と反対側に該接触部に隣接して副筒状部を有しているならば、この副筒状部でもコネクタへの組立前のケーブルの絡みは、さらに確実に阻止される。
本発明は、以上のごとく、ケーブル用電気コネクタの端子の変向部分に被規制部を設けて、相手コネクタとの嵌合状態で、端子に圧着結線されたケーブルが不用意に引かれたとき、上記変向部分に形成された被規制部が相手端子の規制部と当接するので、金属同士の当接となりその力に十分に耐えることができ、ハウジングを損傷することがない。さらには、被規制部は変向部分に形成されているのでその形状に起因して、該被規制部自体の強度が大きくなると共に、規制部との当接可能範囲が広くなり、多少の位置ずれがあっても、確実に当接する。これに加え、上記被規制部が変向部分に形成されているが故に、ケーブルが結線された端子は、コネクタへの装着前の状況で多数保管されている場合、変向部分で他の端子と当接し、溝状をなす接触部間に他の端子の部分あるいはケーブルが入りずらく、端子同士あるいは他の端子のケーブルの絡みが生じてしまいこれらを分離するのに手間がかかる等の不具合が防止される。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態のコネクタと相手コネクタとを示す断面図で、(A)はコネクタ嵌合前、(B)は嵌合後を示し、図2は両コネクタの端子のみを示す斜視図で、(A)はコネ
クタ嵌合前、(B)はコネクタ嵌合後の位置関係にあり、図3は、図2(B)におけるコネクタの端子の被規制部を示す斜視図であり、(A)は相手端子全体と本実施形態の端子の被規制部との関係を示し、(B)は被規制部のみを示し、(C)は被規制部の変形例を示している。
図1(A)において、符号10は本実施形態のケーブル用コネクタであり、符号30はその相手方たる回路基板用コネクタである。
コネクタ10は、圧着等により結線されたケーブルC付きの端子20がハウジング11に装着されている。かかるケーブル付端子20は、本実施形態では、紙面に直角な方向に所定間隔をもって複数、互いに平行に装着されている(図では一つのケーブル付端子しか図示されていない)。
ハウジング11は、回路基板(図示は省略)に取り付けられた相手コネクタ30への嵌合のために垂下する嵌合部12を有し、上壁部11A側に横方向に貫通する端子挿入孔13が形成されている。この端子挿入孔13は、ケーブル付端子20がケーブルの長手方向に右方に向け正規位置まで挿入されたときに、挿入方向先方たる前方部分に端子20の接触部を主として収容するための前方収容部14と、その後方でケーブルCと圧着結線されている部分のための後方収容部15とを形成している。
上記前方収容部14は、ハウジング11の前壁11Bに開口しているが、下方にも、ハウジング11の下壁17に形成された開口13Cを経て上記嵌合部12内の空間12Aに開口している。この下壁17に形成された他の開口13Aの後側の内壁面13Bが端子20の後端面と当接する係止面を形成している。
上記後方収容部15には、端子20の正規位置までの挿入を確実に行なうための移動部材16の進入部16Aが進入している。この移動部材16は上記進入部16Aと上部をなすスライド部16Bとを一体に有し、該スライド部16Bがハウジング11の上壁11Aの上面にて前方に案内されてスライドし、これに伴い上記進入部16Aが上記後方収容部15におけるハウジング11の下壁17の上面に沿って所定位置まで前進するようになっている。所定前進位置では、この進入部16Aの前端は上で開口13Aの後側の内壁面13Bの位置に達する。すなわち、後述する端子20の係止脚部後端面の位置にまで達する。上記進入部16Aは前端に向け先細り形状となっており、ハウジング11の上記下壁17の上面に形成されたテーパ部17Aに案内される。この下壁17はテーパ部17Aのすぐ左部が肉薄部17Bとなっていて、ここで撓みが可能となっている。
端子20自体は、ケーブルが結線される前には、図2(A)に示されるごとく、金属板を屈曲して作られており、後方から、ケーブルを被覆にて把持する把持部21、ケーブル心線に圧着結線される圧着部22、ハウジングに対してケーブル長手方向で係止する係止脚部23、ハウジング内で正規の位置を保つように支持される被支持部24、相手端子と接触する接触部25そして相手端子により上記長手方向で規制される被規制部26とを順に有している。
上記把持部21は逆U字脚状に延び、それらの先端部(下端部)を丸くかしめることにより、図1のごとくケーブルCの被覆部C2を把持する。圧着部22は、上記把持部21よりも小さいが同様に逆U字脚状に延び、それらの先端部を丸くかしめることにより、図1のごとくケーブルCの心線C1を圧着結線する。係止脚部23は、逆U字脚状に延び、ハウジング11の上記内壁面13Bに係止する位置まで達している。被支持部24は上記係止脚部23よりも短い逆U字脚状でその先端部が内方へ直角に曲げられていて、該先端部の下面でハウジング11の対応面で支持されるようになっている。接触部25は、下方に向けつぼまった後に広くなるような略逆U字脚状を
なし、そのくびれ部25A同士間にて相手端子の板状の接触部を受け入れ挟圧接触するようになっている。
上記接触部25の前方で該接触部25に隣接して設けられている被規制部26は、図3(A)そして図3(B)に見られるように、逆U字脚状に下方に延びる板状の二つの延出部27の先端側(下端側)同士が内方への屈曲により変向して突き当てられている部分で形成されている。この突き当て部分は、平坦な端面同士に限定されず、任意の形状で互いに噛み合うようにすることができる。上記延出部27とこの被規制部26とは、前後に延びる角形の筒状部28を形成している。すなわち、該被規制部26はこの角形筒状部28の底壁をなしている。そしてこの被規制部26の後端面が被規制面26Aを形成し、前後方向で相手端子の前端面と当接する位置関係にある。
このような端子20にケーブルCが圧着結線され、この端子20がハウジングの端子挿入孔13に挿入される。挿入の際、端子20の係止脚部23の下端側がハウジング11の下壁17を下方に圧して該下壁17の肉薄部17Bで撓み変形させて該下壁17を乗り越え、前方収容部14内に収まり、原形に復帰した上記下壁17の前端面、すなわち、開口13Aの内壁面13Bに上記係止脚部23の後端面が当接して端子20の抜けが防止される。
ケーブル付端子20が組み込まれた上記コネクタ10が嵌合接続される相手コネクタ30は、図1(A)のごとく、上方に向け開口された受入凹部32が形成されたハウジング31の底壁31Aに端子40が保持されている。上記受入凹部32は、コネクタ10を受け入れるのに適合した形状の底壁31Aと周壁31Bにより形成されている。該周壁31Bは後部側で、上記コネクタ10の該移動部材16そしてハウジング外へ後方に延出するケーブルCの空間のために、切欠かれているが、その紙面に直角な方向での両側部分にテーパ状の押圧壁33が形成されている。該押圧壁33は、上記コネクタ10の移動部材16が所定の前進位置にまで挿入されていないままで、該コネクタ10がコネクタ30に嵌合されたときに、該移動部材16の後端面16Cと干渉して該後端面16Cに前方への押圧力を与えて、自動的に移動部材16を所定の前進位置にまで押し出すようになっている。この移動部材16の所定の前進位置までの移動は、コネクタ10の端子20の係止脚部23が前方収容部14内に確実に収まることを意味している。
端子40は、図3(A)にも見られるように、金属板を屈曲して作られており、上方に延びる平板状の接触部41とその前方で上方に突出する前方突部42とを有し、両者間に凹部43を形成している。該凹部43の下方には前方基部44が設けられ、その下端から直角に屈曲された接続部45が延びている。上記前方基部44の後方側には、中央基部46そして後方基部47とが設けられており、後方基部47の下端からは直角に屈曲された固定部48が形成されている。該固定部48と上記接続部45とは上下方向でほぼ同一レベルに位置している。上記前方基部44、中央基部46、そして後方基部47は上記接触部41そして前方突部42と同一面をなす平坦な板状としてつながっている。上記前方基部44と中央基部46の間には、下方に開放された取付溝部49が、そして中央基部46と後方基部47との間には下方に開放された取付溝部50がそれぞれ形成されている。これらの取付溝部49,50の内縁には、それぞれ係止突起49A,50Aが設けられている。
このような、上記端子40の前方突部42、接触部41は、前後方向で、上記コネクタ10の端子20の被規制部26、接触部25にそれぞれ対応した位置にある。したがって、端子40の接触部41の前端面は上記被規制部26の後端面たる被規制面26Aと前後方向で互いに規制し合う規制面41Aを形成する。したがって、接触部41は前端面に規制面41Aを形成する規制部でもある。
上記端子40は、その取付溝部49,50で、ハウジング31の底壁31Aの上面から突出する係止壁31C,31Dに係合し、係止突起49A,50Aが係止壁31C,31Dに喰い込んで位置が固定されている。このようにハウジング31に取り付けられた上記端子40の接続部45そして固定部48は、ハウジング31の底壁31Aに形成された対応開口から下方に突出し、該底壁31Aの下面のレベルに位置している。
次に、このような本実施形態のコネクタ10が相手コネクタ30に嵌合接続されると、図1(B)のごとく、コネクタ10の嵌合部12がコネクタ30の受入凹部32に収められる。この状態では、コネクタ10の端子20とコネクタ30の端子40は、接触部25,41同士が弾性接触し、被規制部26が凹部43内にあって該被規制部26の後端面たる被規制面26Aと接触部41の前端面たる規制面41Aとが至近位置にて前後方向で対面する(図2(B)をも参照)。図1(B)にて、被規制面26Aは紙面に対して直角方向に延び、規制面41Aは上下方向に延びているので、前後方向から見たときには、直線状に延びる被規制面26Aと規制面41Aとは交差する位置関係にある。
したがって、両コネクタ10,30が嵌合接続されている状態で、コネクタ10のケーブルCが不用意に後方へ引かれると、コネクタ10は前後方向でのコネクタ30に対するガタの分だけ後方へ移動する。この移動により、コネクタ10の端子20の上記被規制面26Aはコネクタ30の端子40の上記規制面41Aと互いに交差する位置関係で当接する。端子40はハウジング31内で強固に保持されており、この端子40の規制面41Aが上記被規制面26Aを金属接触により規制するので、上記ケーブルCはかなり大きな力で引かれても、上記端子20,40同士は外れや損傷という事態にはならない。しかも、端子20,40同士の電気的接触には何ら影響を及ぼさない。
本実施形態では、コネクタ10の端子20の被規制部26は筒状部28の一部として形成されているので、その強度が高い。又、コネクタ30の端子40の規制面41Aを有する接触部41では、被規制部26からの反力を該接触部41の板面方向で受けるので強度が高い。又、一般に上記コネクタ10の端子20の材料も板厚が大きいということを考慮に入れると、その強度は十分に確保されると言える。
本実施形態では、被規制部26を有する筒状部28を図3(B)のように前後方向に延びるように形成してその底壁部の後端面を被規制面26Aとしたが、図3(C)のごとく、被規制部26'は、下方に延びる板状の二つの延出部27'の先端側(下端側)同士が内方への屈曲により変向して上下に重ね合わせられている部分で形成され、上側の延出部の先端に突出部、下側の延出部に開口を形成し、両者を嵌め合わせていることとしてもよい。この場合、被規制部26’を有する筒状部28’は前後方向に延びるように形成され、その底壁部の後端面26’Aを被規制面とすることができる。かかる場合、延出部両者を嵌め合わし、規制面の面積が広くなるため、強度は十分に確保される。また、図3(D)のごとく、被規制部26”は、下方に延びる板状の二つの延出部27”の後方側同士が内方への屈曲により変向して、上下方向、すなわちコネクタの嵌合方向に延び前方に開放される溝形部29を形成して、その底壁後面を被規制面26”Aとしてもよい。図3(B),(C),(D)のいずれの場合も、屈曲による変向部分につながる部分に被規制面が形成されているため、強度は十分に確保される。
本実施形態では、このように筒状部や溝形部を形成して、その一部を被規制部としたので、上述のごとく、相手端子との当接を確実にかつその強度を向上するが、これと共に、ケーブル付端子がコネクタに組み込まれる前に、複数まとめて在庫されているときでも、接触部を形成する二つの片の間にケーブルが入り込むことを、該接触部に隣接する筒状部や溝形部が阻止する。したがって、在庫中のケーブル付端子を一個取り出す際に、他のケーブル付端子のケーブルが絡んだり端子同士が引っ掛かったりすることもなくなる。
図1、図2(A)に示された実施形態では、接触部25の前方に隣接して筒状部28を設け、その底壁に被規制部26を形成し、接触部25の後方に隣接した被支持部24を、先端が変向された略逆U字脚状としたが、この被支持部24を先端同士が当接するような形として、上記筒状部28に加えて、該被支持部24で副筒状部を形成するようにするならば、該副筒状部の底面でハウジングにより支持される被支持部として機能するのに加え、上記筒状部28とこの副筒状部との両方により接触部25の前後で、ケーブル又は端子同士の絡みを有効に阻止する。
本発明では、被規制部は接触部に対して前方に位置していなくとも、後方に位置するようにしてもよい。図4の実施形態では、端子20の接触部25’の後方に隣接して筒状部28’を設け、その底壁に被規制部26’を形成している。これに対して、相手端子40には、接触部41’の後方に後方突部42’を設け、該接触部41’と後方突部42’との間に凹部43’を形成している。上記端子20の筒状部28’はこの凹部43’に収められ、被規制部26’の後端面たる被規制面26’Aは、ケーブルCが後方に引かれた際、上記後方突部42’の前端面たる規制面42’Aに当接する。
本発明の一実施形態のコネクタと相手コネクタを示す断面図であり、(A)はコネクタ嵌合前、(B)は嵌合後である。 図1の両コネクタの端子のみを示す斜視図であり、(A)はコネクタ嵌合前、(B)は嵌合後における状態である。 図2(B)における端子の被規制部を示す一部破断斜視図であり、(A)は相手コネクタの端子との関係を示し、(B)は被規制部のみを示し、(C)はこの被規制部の変形例を示し、(D)はさらに他の変形例を示す。 本発明の他の実施形態のコネクタと相手コネクタとを嵌合状態で示す断面図である。
符号の説明
10 コネクタ 29 溝形部
11 ハウジング 30 相手コネクタ
20 端子 40 相手端子
21 延出部 41 規制部
26,26’,26” 被規制部 41A 規制面
26A,26’A,26”A 被規制面 42’A 規制面
28,28’ 筒状部

Claims (6)

  1. ケーブルが結線される金属板製の端子が該ケーブルの長手方向でハウジング内へ前方に向け装着され、相手コネクタへ前後方向に対して直角な嵌合方向に嵌合されて端子の接触部が相手端子と弾性接触するケーブル用電気コネクタにおいて、端子は、相手コネクタとの嵌合状態で、相手端子の一部をなす規制部よりも前方の位置に、上記前後方向そして嵌合方向に延びる板状の延出部と、該延出部からその板厚方向に屈曲されて変向せる被規制部とを有し、該被規制部の後面で形成される被規制面と上記相手端子の規制部の前面で形成される規制面とが少なくとも互いの一部にて前後方向で対面し、ケーブルが後方に引かれたとき、上記被規制面が上記規制面と当接することを特徴とするケーブル用電気コネクタ。
  2. 被規制面は、相手端子の板状の規制部の前端面に形成された規制面と当接するように形成されていることとする請求項1に記載のケーブル用電気コネクタ。
  3. 延出部と被規制部とで前後方向に延びる筒状部の一部を形成し、被規制面は該筒状部の後端面で形成されていることとする請求項1に記載のケーブル用電気コネクタ。
  4. 被規制面は、前後方向でみたとき、板状の規制部の前端面である規制面と交差して位置していることとする請求項3に記載のケーブル用電気コネクタ。
  5. 延出部と被規制部とでコネクタの嵌合方向に延び前方に開放せる溝形部を形成し、被規制面は該溝形部の底壁後面に形成されていることとする請求項1又は請求項2に記載のケーブル用電気コネクタ。
  6. 端子は、前後方向で接触部に対して被規制部と反対側に該接触部に隣接して副筒状部を有していることとする請求項3に記載のケーブル用電気コネクタ。
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