JP2009037483A - カーセキュリティネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のユーザに盗難犯罪への注意を喚起し、確実に施錠するなど基本的な防犯対策をはじめ、盗難防止機器の積極的な利用を促すことで、車両の盗難犯罪の抑止効果を高める。
【解決手段】このカーセキュリティネットワークシステムは、車載機器10を搭載した車両BDと、サーバー20を有するサービス会社(サービスセンター)SVと、車両BDのユーザと保険契約で結ばれた保険会社ISとを備える。車載機器10は、盗難犯罪による車両BDの異常を検出したとき、その異常を表す犯罪データをサーバー20に送信する。サーバー20は、犯罪データを複数の車両の車載機器10に送信する。保険会社ISは、保険契約で結ばれた車両のユーザがサービス会社SVから犯罪データを取得するために必要なサービス費用を車両のユーザの代わりにサービス会社SVに支払う。保険会社ISは、保険会社側端末40を介してサーバー20から犯罪データを受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーセキュリティネットワークシステムに関し、特に車両の盗難犯罪を抑止可能なカーセキュリティネットワークシステムに関する。
この種のカーセキュリティネットワークシステムとして、例えば下記特許文献1に記載されているように、盗難防止機器(車載機器)が搭載された車両と、車両の現在位置情報や盗難監視サービスを提供するサービス会社(サービスセンター)と、盗難された車両の捜索、回収等に伴って要した費用をサービス会社の請求に応じて同サービス会社に支払う保険会社とを備えたものが知られている。この特許文献1に記載されたカーセキュリティネットワークシステムでは、サービス会社が利用料金請求装置を有している。そして、車両のユーザは、利用料金請求装置によって生成された料金請求情報に基づいてサービス会社に対して料金を支払うようになっている。
特開2003−233756号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたカーセキュリティネットワークシステムでは、利用料金請求装置によって生成される料金請求情報として、保険料金に加えて盗難防止機器の利用料金が加えられている。すなわち、車両のユーザは、サービス会社による車両盗難に関するサービスの提供を受けるためには、保険料金とは別に盗難防止機器の利用料金を支払わなければならないので、盗難防止機器の積極的な利用を促すためのシステムとしては未だ不十分であった。
本発明は、上記課題に対処するためになされたものであり、その目的は、車両のユーザに盗難犯罪への注意を喚起し、確実に施錠するなど基本的な防犯対策をはじめ、盗難防止機器の積極的な利用を促すことで、車両の盗難犯罪の抑止効果を高め得るカーセキュリティネットワークシステムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明は、車両の盗難犯罪を抑止可能なカーセキュリティネットワークシステムにおいて、盗難犯罪による車両の異常を検出したとき、その異常を表す犯罪データを送信し、また他車両の盗難犯罪に関する犯罪データを受信する車載機器を搭載した車両と、前記車載機器と通信可能に接続された制御装置を有し、前記車載機器から送信された犯罪データを前記制御装置にて受信するとともに、前記車載機器を搭載した複数の車両に前記犯罪データを前記制御装置にて配信するサービスセンターと、前記サービスセンターの制御装置と通信可能に接続された保険会社側端末を有し、保険契約で結ばれた前記車両のユーザが前記サービスセンターから前記犯罪データを取得するために必要なサービス費用を前記車両のユーザの代わりに前記サービスセンターに支払うことを条件として、前記サービスセンターの制御装置から前記犯罪データを前記保険会社側端末にて受信する保険会社とを備えてなることを特徴とする。この場合、前記サービスセンターの制御装置から前記車載機器に送信される盗難犯罪に関する犯罪データは、例えば、前記保険会社とユーザとの保険契約時のサービス登録内容に関連した犯罪データ、または前記登録内容のうち地域を変更した犯罪データであるとよい。
このカーセキュリティネットワークシステムでは、車両の車載機器から車両の盗難犯罪に関する犯罪データがサービスセンターの制御装置に送信される。また、サービスセンターの制御装置から車載機器を搭載した複数の車両に車両の盗難犯罪に関する犯罪データが配信される。
このため、犯罪データを取得した車両のユーザは自車両の盗難防止を積極的に心がけるようになり、車両の盗難防止を抑止することが可能である。この場合、車両のユーザが犯罪データを取得するためにサービスセンターが要した費用は、保険会社からサービスセンターに支払われるので、車両のユーザは、車載機器取り付け時のイニシャルコストのみでサービスセンターによる犯罪データの提供を受けることができる。これにより、車両のユーザに対して車載機器の積極利用を働きかけ易くなる。
本発明の実施に際して、前記車両の車載機器は、他車両の車載機器または路側機と通信可能に接続されており、前記車両がその異常を表す犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接的に送信可能な通信圏内にいるとき、前記犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接送信し、または前記車両がその異常を表す犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接的に送信不能な通信圏外にいるとき、車車間通信または路車間通信を利用して前記サービスセンターの制御装置に間接的に送信するための車両データ処理手段を実行することも可能である。
これによれば、車両がその異常を表す犯罪データをサービス会社の制御装置に直接的に送信可能な通信圏内にいるときは、犯罪データがサービス会社の制御装置に直接送信され、車両がその異常を表す犯罪データをサービス会社の制御装置に直接的に送信不能な通信圏外にいるときは、車車間通信または路車間通信を利用してサービス会社の制御装置に間接的に送信される。
このため、サービス会社の制御装置は、車両の盗難犯罪場所に関わらず、その犯罪データを的確に収集することが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記犯罪データは、異常発生日時データ、異常発生場所データおよび犯罪情報データを少なくとも含むものであり、前記サービスセンターの制御装置は、前記車載機器から送信された犯罪データを少なくとも異常発生日時データ、異常発生場所データおよび犯罪情報データにそれぞれ分類して格納する犯罪データ記憶手段を備え、かつ前記犯罪データ記憶手段に格納された犯罪データを異常発生日時別、異常発生場所別および犯罪情報別にそれぞれ統計化した送信用統計化データを作成して前記保険会社側端末に送信するための犯罪データ送信処理手段を実行することも可能である。
これによれば、サービスセンターの制御装置による犯罪データ送信処理手段の実行によって、犯罪データ記憶手段に格納された犯罪データを異常発生日時別、異常発生場所別および犯罪情報別にそれぞれ統計化した送信用統計化データが作成されて保険会社の保険会社側端末に送信される。
保険会社は、車両のユーザによる犯罪データの提供に伴うサービス費用を、車両のユーザに代わってサービスセンターに支払わなければならない。しかしながら、保険会社は、サービスセンターの制御装置による犯罪データ送信処理手段の実行によって作成された車両の盗難犯罪に関する統計化データを得ることができる。したがって、保険会社は、車両の盗難防止措置を講ずることが可能であり、これによって車両の盗難犯罪が減少すれば、ユーザへの保険支払い額が減少するので、保険契約による利益を確保することができる。また、車両の盗難犯罪が減少すれば、車両のユーザも保険会社との保険契約額が減少する効果を期待することができる。
また、本発明の実施に際して、前記サービスセンターの制御装置は、前記犯罪データの配信を受ける車両のユーザ数を表すサービス契約数データを格納する契約データ記憶手段を備え、前記契約データ記憶手段に格納されたサービス契約数データに基づいて前記サービス費用を計算し同計算したサービス費用をサービス費用請求データとして前記保険会社側端末に送信するためのサービス費用請求処理手段を実行することも可能である。
これによれば、サービスセンターの制御装置によるサービス費用請求処理手段の実行によって、契約データ記憶手段に格納された犯罪データの提供を受ける車両のユーザ数を表すサービス契約数データに基づいてサービス費用が計算され、保険会社に保険会社側端末を介して費用が請求される。
このため、サービスセンターは、保険会社から支払われるサービス費用を運用して、車両のユーザへの車両の盗難防止に関するサービスの向上を図ることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記カーセキュリティネットワークシステムは、さらに前記サービスセンターの制御装置と通信可能に接続された警備会社側端末を有する警備会社を備えてなり、前記車両の車載機器から前記サービスセンターの制御装置に送信された犯罪データに基づいて、前記サービスセンターの制御装置は、前記警備会社側端末に前記犯罪データと共に警備要請メッセージを送信するための警備要請処理手段を実行することも可能である。
これによれば、サービス会社の制御装置による警備要請処理手段の実行によって、制御装置から警備会社側端末へ犯罪データと共に警備要請メッセージが送信される。このため、警備会社は、犯罪データに基づいて犯罪発生場所、発生時間および車種などの犯罪発生傾向を把握することができ、例えばパトロールの強化により、車両の盗難犯罪をより一層抑止することが可能である。
この場合、前記警備会社側端末は、前記サービスセンターの警備要請に応じて警備を実施したとき、その警備費用を計算して同計算した警備費用を費用請求データとして前記サービスセンターの制御装置に送信するための警備費用請求処理手段を実行することも可能である。これによれば、警備会社は、サービス会社から支払われる警備費を用いて、車両の盗難防止活動を充実させることが可能である。
また、本発明の実施に際して、前記警備会社側端末は、前記保険会社の警備要請に応じて警備を実施したとき、その警備費用を計算して同計算した警備費用を費用請求データとして前記保険会社側端末に送信するための警備費用請求処理手段を実行することも可能である。保険会社としては、車両の盗難防止に関する措置の一つとして、自ら警備会社に対して警備依頼をすることが考えられる。この場合には、警備会社は、保険会社から支払われる警備費を用いて、車両の盗難防止活動を充実させることが可能である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明のカーセキュリティネットワークシステムの全体構成を概略的に表すブロック図である。このカーセキュリティネットワークシステムは、ユーザが所有する車両BDと、例えばコンテンツプロバイダ等の車両の盗難犯罪に関するネットワークサービスを提供するサービス会社(サービスセンター)SVと、サービス会社SV等からの警備要請に応じて車両の盗難犯罪に関する警備管理を行う警備会社SEと、車両BDのユーザと保険契約で結ばれた保険会社ISとを備えている。
車両BDとサービス会社SVとは、それぞれの車載機器10、サーバー20を介して例えば携帯電話網等の通信網を介して互いに通信可能に接続されている。また、車両BDのユーザとサービス会社SVとは、それぞれの携帯端末50、サーバー20を介して例えば携帯電話網等の通信網を介して互いに通信可能に接続されている。車両BD、車両BDのユーザ、サービス会社SV、警備会社SEおよび保険会社ISは、それぞれの車載機器10、携帯端末50、サーバー20、警備会社側端末30および保険会社側端末40を介して例えばインターネットIN等の通信網を介して互いに通信可能に接続されている。
車載機器10は、通信機器11、セキュリティECU12、GPS13、異常検出機器・センサ群14および表示器15を備えている。通信機器11は、例えば無線LANまたは専用の通信ケーブルを介してセキュリティECU12に接続されていて、セキュリティECU12の通信指令に応じて異常検出機器・センサ群14の各種センサアラーム信号、画像データ、後述する通信用車両データなどをサービス会社SVのサーバー20に送信する。
セキュリティECU12は、CPU,ROM,RAM,EEPROM,入出力回路およびこれらを接続するバスラインを含むマイクロコンピュータを主要構成部品とするものであり、車両BDの駐車状態(イグニッションスイッチがオフ状態)で、異常検出機器・センサ群14により異常が検出されたとき、例えばEEPROMに記憶された図3の車両データ送信プログラムおよびその他の異常時制御プログラムを実行し、作成した通信用車両データ、および異常検出機器・センサ群14により検出されたセンサアラーム信号等をサービス会社SVのサーバー20に送信する旨の通信指令を通信機器11に出力する。
GPS13は、車両BDの現在位置を検出するものであり、例えば無線LANまたは専用の通信ケーブルを介してセキュリティECU12に接続されていて、検出した現在位置データをセキュリティECU12に出力する。なお、GPS13に加えてまたは代えて、周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、ステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサなどを用いてもよい。
異常検出機器・センサ群14は、盗難防止のための監視機能を有するものであり、例えば無線LANまたは専用の通信ケーブルを介してセキュリティECU12に接続されていて、検出したセンサアラーム信号等をセキュリティECU12に出力する。異常検出機器・センサ群14は、例えば車両周辺に近づくものを超音波や電波等で検出する周辺監視センサ、車室内および車両周辺を撮影するカメラ、車室内および車両周辺の音を検出するマイク、車両BDのユーザを認識可能な認識センサ、IDコードの照合によりエンジンの始動を許可するイモビライザ、車体の振動,窓ガラスの割れ等により車室内への侵入者を検出する侵入センサなどで構成されている。表示器15は、サービス会社SVのサーバー20から通信機器11を介して取得したデータ(犯罪データ)を表示する。
サービス会社SVのサーバー20(制御装置)は、通信機器21、コンピュータ22、記憶装置23、入力装置24および出力装置25を備えている。通信機器21は、例えば無線LANまたは専用の通信ケーブルを介してコンピュータ22に接続されていて、車載機器10の通信機器11により送信されたデータ(犯罪データ)をコンピュータ22に出力するとともに、コンピュータ22の制御指令に応じて車両BDのユーザの携帯端末50に、例えば車両BDに異常が発生した旨のメッセージ送信を行う。
コンピュータ22は、CPU,ROM,RAM,入出力回路およびこれらを接続するバスラインを含んでなるサーバー用コンピュータ、ワークステーション等で構成されており、車両BDのユーザの携帯端末50からの要請に応じて車載機器10の遠隔操作を行うことが可能とされている。コンピュータ22は、記憶装置23のプログラムファイルPF(図2参照)に記憶された図4の警備要請メッセージ送信プログラムを実行し、警備要請メッセージを作成して警備会社側端末30に送信する。
また、コンピュータ22は、記憶装置23のプログラムファイルPFに記憶された図7のサービス費用請求プログラムを実行し、保険会社ISへの送信用請求書を作成して保険会社側端末40に送信する。また、コンピュータ22は、記憶装置23のプログラムファイルPFに記憶された図8の犯罪データ送信プログラムを実行し、記憶装置23に格納された犯罪データを場所別、日時別および犯罪情報別にそれぞれ統計化した統計化データを作成して保険会社側端末40に送信する。
記憶装置23は、図2に示すように、上記したプログラムファイルPFに加えて、地図情報データベース23a、時間情報データベース23b、犯罪情報データベース23cおよびサービス契約ユーザ情報データベース23dを備えている。この記憶装置23は、通信機器21および入力装置24を介してコンピュータ22に入力された各種データを各データベース23a〜23cに格納するようになっている。
地図情報データベース23a(犯罪データ記憶手段)は、過去に盗難犯罪のあった場所に関するデータを格納する。時間情報データベース23b(犯罪データ記憶手段)は、過去に盗難犯罪のあった日時に関するデータを格納する。犯罪情報データベース23c(犯罪データ記憶手段)は、過去に盗難犯罪のあった車種、犯行内容(いたずら、車上荒らし、車両盗難等)に関するデータを格納する。なお、これらの犯罪に関するデータは、主に各車両の車載機器10から送信されたものである。
サービス契約ユーザ情報データベース23d(契約データ記憶手段)は、保険会社ISとユーザとの保険契約時のサービス登録情報、すなわち車両の盗難防止サービスの提供を求めるユーザのユーザ識別データ、電話番号、通信先データ(IPアドレス等)の他、ユーザが情報の提供を希望する犯罪地域(例えばユーザの生活地域)および車種等のサービス内容に関するデータを格納する。なお、これらのユーザデータは、保険会社側端末40から送信されたものである。
入力装置24は、キーボードおよびマウスで構成され、入力された情報をコンピュータ22に出力する。出力装置25は、表示器およびプリンタで構成され、入力装置24の入力情報または通信機器21を介してコンピュータ22に入力された犯罪情報を表示し、また必要に応じて印刷して出力する。
警備会社側端末30は、コンピュータ31、記憶装置32、入力装置33および出力装置34を備えている。コンピュータ31は、CPU,ROM,RAM,入出力回路およびこれらを接続するバスラインを含んで構成されており、例えばROMに記憶された図5の警備費用請求プログラムを実行し、送信用請求書を作成してサービス会社SVのサーバー20に送信する。また、コンピュータ31は、サーバー20から送信された警備要請メッセージを受信する。
記憶装置32は、サーバー20から送信された警備要請メッセージを格納する。入力装置33は、キーボードおよびマウスで構成され、入力された情報をコンピュータ31に出力する。出力装置34は、表示器およびプリンタで構成され、入力装置33の入力情報、サーバー20から送信された警備要請メッセージを表示し、また必要に応じて印刷して出力する。
保険会社側端末40は、コンピュータ41、記憶装置42、入力装置43および出力装置44を備えている。コンピュータ41は、CPU,ROM,RAM,入出力回路およびこれらを接続するバスラインを含んで構成されており、例えばROMに記憶された図6の契約データ送信プログラムを実行し、送信用ユーザデータを作成してサービス会社SVのサーバー20に送信する。また、コンピュータ41は、サーバー20から送信された送信用請求書を受信する。
記憶装置42は、保険契約を交わしたユーザとの保険契約時のサービス登録情報、すなわち車両の盗難防止サービスの利用を求めるユーザのユーザ識別データ、電話番号、通信先データ(IPアドレス等)、ユーザが情報の提供を希望する犯罪地域(例えばユーザの生活地域)および車種等のサービス内容に関するデータを格納する。また、記憶装置42は、サーバー20から送信された統計化データを格納する。
入力装置43は、キーボードおよびマウスで構成され、入力された情報をコンピュータ41に出力する。出力装置44は、表示器およびプリンタで構成され、入力装置43の入力情報、サーバー20から送信された送信用請求書データおよび統計化データを表示し、また必要に応じて印刷して出力する。
携帯端末50は、例えば携帯電話、パーソナルコンピュータであり、車両BDの異常が検出されたとき、サービス会社SVのサーバー20からのメッセージ送信を受信する。
次に、上記のように構成した実施形態の動作について説明する。最初に、図3および図10を用いて、駐車状態にある車両BDに異常が発生したときの、車両BDの車載機器10からサービス会社SVのサーバー20へのデータの送信について説明する。
この場合、車載機器10のセキュリティECU12は、図3に示した車両データ送信プログラムを繰り返し実行する。この車両データ送信プログラム(車両データ送信処理手段)は、ステップS10にてその実行が開始され、ステップS11にて、異常検出機器・センサ群14により車両BDの異常が検出される。次に、ステップS12にて、通信用車両データを作成する。この通信用車両データは、少なくとも異常発生日時、異常発生場所および犯罪情報(車種、異常内容等)を含んで構成されている。
車両BDの駐車場所が携帯電話圏内である場合は(ステップS13にて「Yes」)、図10に示したように、ステップS12にて作成した通信用車両データをサービス会社SVのサーバー20に直接送信する(ステップS14)。車両BDの駐車場所が携帯電話圏内でない場合(ステップS13にて「No」)は、車載機器10を搭載した他車両BD1間との車車間通信、または狭域通信(DSRC)等を利用した路車間通信が可能であるか否かを判定し(ステップS15)、車車間通信または路車間通信が可能である場合は、車車間通信または路車間通信を利用して、ステップS12にて作成した通信用車両データをサービス会社SVのサーバー20に間接的に送信する(ステップS16)。
一方、車車間通信または路車間通信が可能でない場合は、例えば車両BDが盗難により移動されて、携帯電話圏内となれば(ステップS13にて「Yes」)、ステップS14の処理の実行により、前記通信用車両データがサービス会社SVのサーバー20に直接送信される。一方、携帯電話圏外であっても(ステップS13にて「No」)、車車間通信または路車間通信が可能な状態となれば(ステップS15にて「Yes」)、ステップS16の処理の実行により、前記通信用車両データが車車間通信または路車間通信を利用して、サービス会社SVのサーバー20に間接的に送信される。
なお、図10に示したように、車車間と路車間をリレー形式に中継してアクセスポイントに接続し、インターネットINでサービス会社SVのサーバー20に送信することも可能である。ステップS14またはステップS16の処理後、ステップS17にてこの車両データ送信プログラムの実行を終了する。
次に、図4および図11を用いて、サービス会社SVのサーバー20から警備会社SEの警備会社側端末30へのデータの送信について説明する。
この場合、サーバー20は、図4に示した警備要請メッセージ送信プログラムを繰り返し実行する。この警備要請メッセージ送信プログラム(警備要請処理手段)は、ステップS20にてその実行が開始され、ステップS21にて、各車両の車載機器10から送信された犯罪データがあるか否かを判定する。
送信された犯罪データがある場合(ステップS21にて「Yes」)は、その犯罪データを警備会社側端末30に送信する(ステップS22)。また、サーバー20は、犯罪データを分析して、犯罪内容に応じた警備要請メッセージを作成して警備会社側端末30に送信する(ステップS23)。具体的には、車両の盗難可能性が極めて低いと判断される場合(例えばボディー等への軽微ないたずら)は、その地域での所定日間隔でのパトロールを要請する旨のメッセージを作成して送信する。
一方、車両の盗難可能性が極めて高いと判断される場合(例えば車室内への侵入)は、犯行場所に直ちに出動する旨の要請メッセージを作成して送信する。また、車上荒らしや車両盗難があった場合は、その地域での定期的なパトロールを要請する旨のメッセージを作成して送信する。ステップS23の処理後、ステップS24にてこの警備要請メッセージ送信プログラムの実行を終了する。
図5および図11を用いて、警備会社SEの警備会社側端末30からサービス会社SVのサーバー20へのデータの送信について説明する。
警備会社SEのコンピュータ31は、入力装置33からの入力に応じて、図5に示した警備費用請求プログラムを実行する。この警備費用請求プログラム(警備費用請求処理手段)は、ステップS30にてその実行が開始され、ステップS31にて、サービス会社SVの警備要請に応じて警備を実施したか否かを判定する。警備を実施した場合(ステップS31にて「Yes」)は、警備内容に応じた警備費用を計算し(ステップS32)、送信用請求書を作成してサービス会社SVのサーバー20に送信する(ステップS33)。ステップS33の処理後、ステップS34にてこの警備費用請求プログラムの実行を終了する。
次に、図6および図11を用いて、保険会社ISの保険会社側端末40からサービス会社SVのサーバー20へのデータの送信について説明する。保険会社ISは、各車両のユーザと、例えば車両の任意保険で結ばれている。この任意保険に加入すると、車両のユーザは、その特典としてあるいは加入時のオプション設定により、サービス会社SVから車両の盗難犯罪に関する犯罪データの提供を受けることができるようになっている(サービス契約)。
保険会社ISのコンピュータ41は、入力装置43からの入力に応じて、図6に示した契約データ送信プログラムを実行する。この契約データ送信プログラムは、ステップ40にてその実行が開始され、ステップS41にて、車両のユーザとサービス契約を交わしたか否かを判定する。サービス契約を交わした場合(ステップS41にて「Yes」)は、ユーザ識別データ、電話番号、通信先データ、車種などを含む送信用ユーザデータを作成してサービス会社SVのサーバー20に送信する(ステップS42)。また、コンピュータ41は、所定のフォームの保険契約書を作成して出力装置34に出力させる。保険契約書は、契約したユーザに例えば郵送される。ステップS42の処理後、ステップS43にてこの契約データ送信プログラムを終了する。
次に、図7および図11を用いて、サービス会社SVのサーバー20から保険会社ISの保険会社側端末40へのデータの送信について説明する。サーバー20は、毎月の所定日毎に図7のサービス費用請求プログラムを実行する。このサービス費用請求プログラム(サービス費用請求処理手段)は、ステップS50にてその実行が開始され、ステップS51にて、サービス契約ユーザ情報データベース23dからサービス契約数データを読み込む。
ステップS52では、ステップS51にて読み込んだサービス契約数データに基づいて、1ヶ月分の日割り契約数データ(例えばN日=XX人、M日=YY人)を生成する。ステップS53では、ステップS52にて生成した日割り契約数データに、サービス使用料を乗算する(例えばN日:XX人×△円)。
ステップS54では、日毎のサービス使用料を加算して1ヶ月分のトータルサービス使用料を算出する。ステップS55では、ステップS54にて算出したトータルサービス使用料にサービス契約費(固定費)を加算してサービス費用を算出する。ステップS56では、ステップS55にて算出したサービス費用およびその内訳を記載した送信用請求書を作成して保険会社側端末40に送信する。ステップS56の処理後、ステップS57にてこのサービス費用請求プログラムの実行を終了する。なお、図7のサービス費用請求プログラムでは、サービス使用料の変動を考慮して、日毎のサービス使用料を計算するようにしたが、例えばサービス使用料を定額に設定して、サービス契約数データに定額のサービス使用料を乗算してサービス費用を算出するようにしてもよい。
次に、図8および図11を用いて、サービス会社SVのサーバー20から保険会社ISの保険会社側端末40へのデータの送信について説明する。サーバー20は、図8に示した犯罪データ送信プログラムを繰り返し実行する。この犯罪データ送信プログラム(犯罪データ送信処理手段)は、ステップS60にてその実行が開始され、一定時間の経過毎に(ステップS61にて「Yes」)、地図情報データベース23a、時間情報データベース23bおよび犯罪情報データベース23cからそれぞれに格納されたデータを、場所別、時間別および犯罪内容別に再構築した統計化データを読み込む(ステップS62)。
そして、前回のこの犯罪データ送信プログラムの実行時に読み込まれた統計化データと内容が異なっていれば(ステップS63にて「Yes」)、ステップS62にて読み込まれた統計化データに基づいて送信用統計化データを作成する(ステップS64)。そして、ステップS64にて作成した送信用統計化データを保険会社側端末40に送信する(ステップS65)。ステップS65の処理後、ステップS66にてこの犯罪データ送信プログラムの実行を終了する。
最後に、図9および図11を用いて、サービス会社SVのサーバー20から各車両の車載機器10へのデータの送信について説明する。上記したように、車両のユーザは、保険会社ISとの保険契約を条件として、サービス会社SVから車両の盗難犯罪に関する犯罪データの提供を受けることができる。すなわち、サーバー20は、図9に示した犯罪データ送信プログラムを繰り返し実行する。この犯罪データ送信プログラムは、ステップS70にてその実行が開始され、ステップS71にて最近の犯罪データが地図情報データベース23a、時間情報データベース23bおよび犯罪情報データベース23cに格納されているか否かを判定する。
この最近の犯罪データが、前回のこの犯罪データ送信プログラムの実行時に読み込まれた犯罪データと内容が異なっていれば(ステップS72にて「Yes」)、ステップS73にてユーザ毎に保険契約時のサービス登録情報に関連した犯罪データ(ユーザの生活地域および車種などに関連した犯罪データ)があるか否かを判定する。サービス登録情報に関連した犯罪データがあれば、その犯罪データに基づいて送信用犯罪データを作成し、車両の車載機器10にそれぞれ送信する(ステップS74)。これにより、ユーザは、大量の犯罪データのなかから、自車両と関連性の高い犯罪データのみを効率的に取得することができる。ステップS74の処理後、ステップS75にてこの犯罪データ送信プログラムの実行を終了する。
以上の説明から明らかなように、この実施形態では、車載機器10のセキュリティECU12による図3の車両データ送信プログラムの実行によって、車両BDの車載機器10から車両の盗難犯罪に関する犯罪データがサービス会社SVのサーバー20に送信される。また、サービス会社SVのサーバー20による図9の犯罪データ送信プログラムの実行によって、車載機器10を搭載した複数の車両に車両の盗難犯罪に関する犯罪データが配信される。
これにより、犯罪データを取得した車両のユーザは自車両の盗難防止を積極的に心がけるようになり、車両の盗難防止を抑止することが可能である。この場合、車両のユーザが犯罪データを取得するためにサービス会社SVが要した費用は、保険会社ISからサービス会社SVに支払われるので、車両のユーザは、車載機器10取り付け時のイニシャルコストのみでサービス会社SVによる犯罪データの提供を受けることができる。その結果、車両のユーザに対して車載機器10の積極利用を働きかけ易くなる。
ところで、保険会社ISは、車両のユーザによる犯罪データの提供に伴うサービス費用を、車両のユーザに代わってサービス会社SVに支払わなければならない。このサービス費用は、サービス会社SVのサーバー20による図7のサービス費用請求プログラムの実行によって算出され、サーバー20から保険会社側端末40へ送信される。しかしながら、保険会社ISは、サービス会社SVのサーバー20による図8の犯罪データ送信プログラムの実行によって作成された統計化データを得ることができる。したがって、保険会社ISは、車両の盗難防止措置を講ずることが可能であり、これによって車両の盗難犯罪が減少すれば、ユーザへの保険支払い額が減少するので、保険契約による利益を確保することができる、また、車両の盗難犯罪が減少すれば、車両のユーザも保険会社ISとの保険契約額が減少する効果を期待することができる。
また、この実施形態では、車載機器10のセキュリティECU12による図3の車両データ送信プログラムの実行によって、車両BDがその異常を表す犯罪データをサービス会社SVのサーバー20に直接的に送信可能な通信圏内にいるときは、図3のステップS13,S14の処理により、犯罪データがサービス会社SVのサーバー20に直接送信され、車両がその異常を表す犯罪データをサービス会社SVのサーバー20に直接的に送信不能な通信圏外にいるときは、図3のステップS15,S16の処理により、車車間通信または路車間通信を利用してサービス会社SVのサーバー20に間接的に送信される。
これにより、サービス会社SVのサーバー20は、車両の盗難犯罪発生場所に関わらず、その犯罪データを的確に収集することが可能である。
また、この実施形態では、サービス会社SVのサーバー20による図8の犯罪データ送信プログラムの実行によって、データベース23a〜23cに格納された犯罪データを異常発生日時別、異常発生場所別および犯罪情報別にそれぞれ統計化した送信用統計化データが作成されて保険会社ISの保険会社側端末40に送信される。
これにより、保険会社ISは、異常発生日時別、異常発生場所別および車種情報別の犯罪についての詳細なデータを取得することができ、このデータに基づいて、より一層有効な車両の盗難防止措置を講ずることが可能である。
また、この実施形態では、サービス会社SVのサーバー20による図7のサービス費用請求プログラムの実行によって、サービス会社SVのサービス契約ユーザ情報データベース23dに格納されたサービス契約数データに基づいてサービス費用が計算され、保険会社ISに保険会社側端末40を介してサービス費用が請求される。
これにより、サービス会社SVは、保険会社ISから支払われるサービス費用を運用して、車両のユーザへの車両の盗難防止に関するサービスの向上を図ることが可能である。
また、この実施形態では、サービス会社SVのサーバー20による図4の警備要請メッセージ送信プログラムの実行によって、サーバー20から警備会社SEの警備会社側端末30へ犯罪データと共に警備要請メッセージが送信される。これにより、警備会社SEは、犯罪データに基づいて犯罪発生場所、発生時間および車種などの犯罪発生傾向を把握することができ、例えばパトロールの強化により、車両の盗難犯罪をより一層抑止することが可能である。
そして、警備会社SEがサービス会社SVのサーバー20からの警備要請に応じて警備を実施したとき、警備会社側端末30による図5の警備費用請求プログラムの実行によって、警備費用が計算されて送信用請求書としてサービス会社SVのサーバー20に送信される。これにより、警備会社SEは、サービス会社SVから支払われる警備費を用いて、車両の盗難防止活動を充実させることが可能である。
(第1変形実施形態)
上記実施形態では、サービス会社SVのサーバー20による図9の犯罪データ送信プログラムの実行によって、ユーザは保険契約時のサービス登録情報に関連した犯罪データ(ユーザの生活地域および車種などに関連した犯罪データ)を効率的に取得することができた。しかし、これに限らず、図9の犯罪データ送信プログラムが実行されることに加えて、更に例えば図12に示す犯罪データ送信プログラムが実行されるようにしてもよい。
この犯罪データ送信プログラムでは、ステップS82の判定処理により車両の現在位置にてユーザが登録した車種に関連した犯罪データがあるか否かが判定される。なお、ステップS81,S83の処理は、それぞれ図9のステップS71,S74の処理と同じである。この場合、車載機器10の表示器15には、ユーザが登録した地域を変更するための、例えば地域変更スイッチが設けられており、地域変更スイッチの操作により、GPS13により検出された車両の現在位置に関する位置データがサービス会社SVのサーバー20に送信される。サーバー20は、車両の現在位置にてユーザが登録した車種に関連した犯罪データがあれば、その犯罪データに基づいて送信用犯罪データを作成し、車載機器10に送信する(ステップS83)。この第1変形実施形態によれば、ユーザは、例えば生活地域から離れた旅行先等において、自車両と関連性の高い犯罪データを的確に取得することができ、安心感の向上を図ることができる。
(第2変形実施形態)
上記実施形態では、サービス会社SVのサーバー20が図4の警備要請メッセージ送信プログラムを実行し、警備会社SEの警備会社側端末30へ送信する場合について説明したが、これに加えてまたは代えて、例えば図1にて破線で示すように、保険会社ISの保険会社側端末40が図4と同様な警備要請メッセージ送信プログラムを実行し、警備会社SEの警備会社側端末30へ送信するように構成してもよい。この場合には、警備会社SEの警備会社側端末30は、保険会社ISからの警備要請に応じて警備を実施したとき、その警備費用を保険会社ISに請求するために図5の警備費用請求プログラムを実行することとなる。
保険会社ISとしては、車両の盗難防止に関する措置の一つとして、自ら警備会社に対して警備依頼をすることが考えられる。したがって、この第2変形実施形態によれば、警備会社SEは、保険会社ISから支払われる警備費を用いて、車両の盗難防止活動を充実させることが可能である。
上記実施形態等では、カーセキュリティネットワークシステムに警備会社SEを含む構成としたが、例えば警備会社SEに加えて警察を含んで構成するようにすれば、車両の盗難犯罪の未遂犯または既遂犯を検挙することが可能となって、車両の盗難犯罪を一段と有効に抑止することが可能である。
なお、上記実施形態等では、カーセキュリティネットワークシステムに警備会社SEを含む構成としたが、警備会社SEを含まない構成とすることも可能である。これによっても、車両のユーザがサービス会社SVから犯罪データを取得することで、各ユーザによる自発的な自車両の盗難防止対策を期待でき、車両の盗難防止を高めることが可能である。
本発明のカーセキュリティネットワークシステムの全体構成を概略的に表すブロック図。 図1に示したサービス会社のサーバーの記憶装置の構成を示す説明図。 図1に示した車両の車載機器のセキュリティECUによって実行される車両データ送信プログラムを示すフローチャート。 図1に示したサービス会社のサーバーによって実行される警備要請メッセージ送信プログラムを示すフローチャート。 図1に示した警備会社の警備会社側端末によって実行される警備費用請求プログラムを示すフローチャート。 図1に示した保険会社の保険会社側端末によって実行される契約データ送信プログラムを示すフローチャート。 図1に示したサービス会社のサーバーによって実行されるサービス費用請求プログラムを示すフローチャート。 図1に示したサービス会社のサーバーによって実行される犯罪データ送信プログラム(保険会社への統計化データ送信)を示すフローチャート。 図1に示したサービス会社のサーバーによって実行される犯罪データ送信プログラム(車両のユーザへの犯罪データ送信)を示すフローチャート。 車両の車載機器からサービス会社のサーバーへ犯罪データを送信する通信態様を示す説明図。 車両、サービス会社、警備会社および保険会社のネットワーク構成を、やり取りされるデータと共に示す説明図。 本発明の第1変形実施形態に係り、図1に示したサービス会社のサーバーによって実行される別の犯罪データ送信プログラム(車両のユーザへの犯罪データ送信)を示すフローチャート。
符号の説明
BD 車両
SV サービス会社(サービスセンター)
SE 警備会社
IS 保険会社
10 車載機器
11 通信機器
12 セキュリティECU
13 GPS
14 異常検出機器・センサ群
15 表示器
20 サーバー(制御装置)
21 通信機器
22 コンピュータ
23 記憶装置
PF プログラムファイル
23a 地図情報データベース(犯罪データ記憶手段)
23b 時間情報データベース(犯罪データ記憶手段)
23c 犯罪情報データベース(犯罪データ記憶手段)
23d サービス契約ユーザ情報データベース(契約データ記憶手段)
24 入力装置
25 出力装置
30 警備会社側端末
31 コンピュータ
32 記憶装置
33 入力装置
34 出力装置
40 保険会社側端末
41 コンピュータ
42 記憶装置
43 入力装置
44 出力装置
50 携帯端末

Claims (7)

  1. 車両の盗難犯罪を抑止可能なカーセキュリティネットワークシステムにおいて、
    盗難犯罪による車両の異常を検出したとき、その異常を表す犯罪データを送信し、また他車両の盗難犯罪に関する犯罪データを受信する車載機器を搭載した車両と、
    前記車載機器と通信可能に接続された制御装置を有し、前記車載機器から送信された犯罪データを前記制御装置にて受信するとともに、前記車載機器を搭載した複数の車両に前記犯罪データを前記制御装置にて配信するサービスセンターと、
    前記サービスセンターの制御装置と通信可能に接続された保険会社側端末を有し、保険契約で結ばれた前記車両のユーザが前記サービスセンターから前記犯罪データを取得するために必要なサービス費用を前記車両のユーザの代わりに前記サービスセンターに支払うことを条件として、前記サービスセンターの制御装置から前記犯罪データを前記保険会社側端末にて受信する保険会社とを備えてなることを特徴とするカーセキュリティネットワークシステム。
  2. 前記車両の車載機器は、他車両の車載機器または路側機と通信可能に接続されており、前記車両がその異常を表す犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接的に送信可能な通信圏内にいるとき、前記犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接送信し、または前記車両がその異常を表す犯罪データを前記サービスセンターの制御装置に直接的に送信不能な通信圏外にいるとき、車車間通信または路車間通信を利用して前記サービスセンターの制御装置に間接的に送信するための車両データ処理手段を実行する請求項1に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
  3. 前記犯罪データは、異常発生日時データ、異常発生場所データおよび犯罪情報データを少なくとも含むものであり、前記サービスセンターの制御装置は、前記車載機器から送信された犯罪データを少なくとも異常発生日時データ、異常発生場所データおよび犯罪情報データにそれぞれ分類して格納する犯罪データ記憶手段を備え、かつ前記犯罪データ記憶手段に格納された犯罪データを異常発生日時別、異常発生場所別および犯罪情報別にそれぞれ統計化した送信用統計化データを作成して前記保険会社側端末に送信するための犯罪データ送信処理手段を実行する請求項1または2に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
  4. 前記サービスセンターの制御装置は、前記犯罪データの配信を受ける車両のユーザ数を表すサービス契約数データを格納する契約データ記憶手段を備え、前記契約データ記憶手段に格納されたサービス契約数データに基づいて前記サービス費用を計算し同計算したサービス費用をサービス費用請求データとして前記保険会社側端末に送信するためのサービス費用請求処理手段を実行する請求項1〜3の何れか1項に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
  5. 前記カーセキュリティネットワークシステムは、さらに前記サービスセンターの制御装置と通信可能に接続された警備会社側端末を有する警備会社を備えてなり、
    前記車両の車載機器から前記サービスセンターの制御装置に送信された犯罪データに基づいて、前記サービスセンターの制御装置は、前記警備会社側端末に前記犯罪データと共に警備要請メッセージを送信するための警備要請処理手段を実行する請求項1〜4の何れか1項に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
  6. 前記警備会社側端末は、前記サービスセンターの警備要請に応じて警備を実施したとき、その警備費用を計算して同計算した警備費用を費用請求データとして前記サービスセンターの制御装置に送信するための警備費用請求処理手段を実行する請求項5に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
  7. 前記警備会社側端末は、前記保険会社の警備要請に応じて警備を実施したとき、その警備費用を計算して同計算した警備費用を費用請求データとして前記保険会社側端末に送信するための警備費用請求処理手段を実行する請求項5または6に記載のカーセキュリティネットワークシステム。
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