JP2009036486A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンク内の水位を常に最適な状態に維持することができて、給湯負荷への温水供給に支障を生じない信頼性にすぐれた給湯装置を提供する。
【解決手段】 開放型タンク5内の水位を圧力センサ51によって無段階に細かく検出し、その検出水位Sb(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nを制御する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、複数の熱源機を備えた給湯装置に関する。
圧縮機の吐出冷媒を水熱交換器、減圧器、室外熱交換器に通して圧縮機に戻し水熱交換器を凝縮器として機能させるヒートポンプ式冷凍サイクルを有し、その水熱交換器に水を循環させて温水を作りそれをタンクに貯えながら給湯負荷へ供給する給湯装置がある(例えば特許文献1)。
特開2005―308250号公報
上記の給湯装置では、給湯負荷への温水供給に支障が生じないよう、常に十分な量の温水をタンクに常に貯えておく必要がある。
この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的は、タンク内の水位を常に最適な状態に維持することができて、給湯負荷への温水供給に支障を生じない信頼性にすぐれた給湯装置を提供することである。
請求項1に係る発明の給湯装置は、温水を作る複数の熱源機と、これら熱源機で作られた温水を貯えて給湯負荷へ供給するためのタンクと、このタンク内の水の圧力を検知する圧力センサと、この圧力センサの検知圧力に基づき上記タンク内の水位を検出する水位検出手段と、この水位検出手段の検出水位に応じて上記各熱源機の運転台数を制御する制御手段と、を備える。
この発明の給湯装置によれば、タンク内の水位を常に最適な状態に維持することができる。これにより、給湯負荷への温水供給に支障を生じることがなく、信頼性の向上が図れる。
[1]以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、複数台の熱源機1が給水側主配管2と給湯側主配管3との間に並列に接続されるとともに、その給水側主配管2および給湯側主配管3との間に密閉型タンク4が接続されている。給水側主配管2は、水源(図示しない)の水を密閉型タンク4および各熱源機1に供給するとともに、密閉型タンク4内の水(または温水)を各熱源機1に導く。給湯側主配管3は、各熱源機1から流出する温水を密閉型タンク4に供給するとともに、密閉型タンク4内の温水を開放型タンク5に供給する。開放型タンク5は、温水配管を介して給湯負荷に接続されている。
なお、開放型タンク5には内部の水位を検出する手段として後述の電極棒検出ユニット50および圧力センサ51が設けられ、その電極棒検出ユニット50および圧力センサ51が制御ユニット7に接続されている。
各熱源機1の具体的な構成を図2に示す。
すなわち、圧縮機11から吐出される冷媒が四方弁12を介して水熱交換器13に流れ、その水熱交換器13を経た冷媒が減圧器である膨張弁14、室外熱交換器15、および上記四方弁12を通って圧縮機11に吸込まれる。室外熱交換器15に外気を供給するための室外ファン16がその室外熱交換器15の近傍に設けられている。これら圧縮機11から室外ファン16までの機器により、ヒートポンプ式冷凍サイクルが構成されている。
上記給水側主配管2から第1三方弁22の第1流路の一端に第1配管21が接続され、その第1三方弁22の第1流路および第2流路のそれぞれ他端から上記水熱交換器13の水入口にポンプ24を介して第2配管23が接続されている。さらに、水熱交換器13の水出口から第2三方弁26の第3流路および第4流路のそれぞれ一端に第3配管25が接続され、その第3流路の他端から第1三方弁22の第2流路の一端に第4配管27が接続されている。また、第4配管27の中途部から給湯側主配管3に第5配管28が接続されるとともに、第2三方弁26の第4流路の他端から上記第1配管21に第6配管29が接続されている。これら第1配管21から第6配管29までの部品により、水サイクルが構成されている。
なお、第1三方弁22は選択的な開閉が可能な第1流路および第2流路を有し、第2三方弁26は選択的な開閉が可能な第3流路および第4流路を有している。
水熱交換器13に熱交換器温度センサ31が取付けられ、第2配管23における水熱交換器13の水入口近傍に流入側温度センサ32が取付けられ、第3配管25における水熱交換器13の水出口近傍に流出側温度センサ33が取付けられている。熱交換器温度センサ31は、水熱交換器13の温度(凝縮温度)Tc(℃)を検知する。流入側温度センサ32は、水熱交換器13に流入する水(または温水)の温度Twi(℃)を検知する。流出側温度センサ33は、水熱交換器13から流出する温水(または水)の温度Two(℃)を検知する。
圧縮機11と四方弁12との間の高圧側冷媒配管に吐出冷媒温度センサ41および高圧スイッチ42が取付けられ、室外熱交換器15に熱交換器温度センサ43が取付けられている。吐出冷媒温度センサ41は、圧縮機11の吐出冷媒温度Tdを検知する。高圧スイッチ42は、圧縮機11の吐出冷媒圧力(高圧側圧力)Pdの異常上昇時に作動する。熱交換器温度センサ43は、室外熱交換器15の温度(蒸発温度)Te(℃)を検知する。
このような給湯装置の各熱源機1の外観、開放型タンク5の内部の構成、制御ユニット7の配置などを図3に示す。
まず、開放型タンク5の上部に電極棒検出ユニット50が設けられている。この電極棒検出ユニット50は、開放型タンク5の深さ方向に沿って互いに長さが異なる複数の電極棒50a,50b,…50eを有し、これら電極棒50a,50b,…50eの相互間の液体を通した通電により開放型タンク5内の水位Sa(%)を段階的に検出する。このうち、最短の電極棒50aが満水(100%)検出用、最長の電極棒50eが渇水(0%)検出用となっている。
また、開放型タンク5内の下部に、圧力センサ51および温度センサ52が取り付けられている。圧力センサ51は、開放型タンク5内の水の圧力を検知する。温度センサ52は、開放型タンク5内の水の温度を検知する。
さらに、開放型タンク5の側壁に渇水時給水用の緊急給水管9が連通され、その緊急給水管9に二方弁53が設けられている。
そして、密閉型タンク4に制御ユニット7が取り付けられ、その制御ユニット7に各熱源機1、操作表示器8、電極棒検出ユニット50、圧力センサ51、温度センサ52が配線接続されている。
制御ユニット7は、主要な機能として、次の(1)〜(4)の手段を有する。
(1)熱源機1の運転開始に際し、ヒートポンプ式冷凍サイクルの運転およびポンプ24の運転を開始し、熱交換器温度センサ31の検知温度Tcまたは流入側温度センサ32の検知温度Twiが設定値に達するまで、第2三方弁26の第3流路を閉じて第4流路を開き、かつ第1三方弁22の第1流路を開いて第2流路を閉じることにより、ポンプ24、水熱交換器13、第3配管25、第2三方弁26の第4流路、第6配管29、第1配管21、第1三方弁22の第1流路を通して水が循環する初期循環回路を形成する第1制御手段。
(2)上記第1制御手段による初期循環回路の形成後、熱交換器温度センサ31の検知温度Tcまたは流入側温度センサ32の検知温度Twiが設定値を超えると、第1三方弁22の第1流路を開いて第2流路を閉じ、かつ第2三方弁26の第3流路を開いて第4流路を閉じることにより、給水側主配管2の水を第1配管21、第1三方弁22の第1流路、第2配管23、ポンプ24を通して水熱交換器13に送り、その水熱交換器13から流出する温水を第3配管25、第2三方弁26の第3流路、第4配管27、第5配管28を通して給湯側主配管3に送る出湯回路を形成する第2制御手段。
(3)圧力センサ51の検知圧力に基づき開放型タンク5内の水位Sb(%)を検出する水位検出手段。この検出は、電極棒検出ユニット50の段階的な検出と異なり、無段階で細かい点に特徴を有している。この水位検出手段の検出水位を、以下、圧力センサ51の検出水位という。
(4)上記圧力センサ51の検出水位Sb(%)または上記電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nを制御する第3制御手段。
つぎに、作用について説明する。
(a)熱源機1の初期循環回路および出湯回路
熱源機1の運転開始に際し、ヒートポンプ式冷凍サイクルの運転およびポンプ24の運転が開始され、図4に示す条件に基づき、熱交換器温度センサ31の検知温度Tcが設定値Tcsに達するまで、または流入側温度センサ32の検知温度Twiが設定値Twisに達するまで、第2三方弁26の第3流路が閉じられて第4流路が開かれ、かつ第1三方弁22の第1流路が開かれて第2流路が閉じられる。これにより、図2に矢印で示すように、ヒートポンプ式冷凍サイクルにおいて、圧縮機11の吐出冷媒が四方弁12、水熱交換器13、膨張弁14、室外熱交換器15、四方弁12を通って圧縮機11に吸込まれる流れが生じて水熱交換器が凝縮器として機能する。水サイクルでは、水がポンプ24、水熱交換器13、第3配管25、第2三方弁26の第4流路、第6配管29、第1配管21、第1三方弁22の第1流路を通って循環する初期循環回路が形成される。
この初期循環回路の形成後、図4に示す条件に基づき、熱交換器温度センサ31の検知温度Tcが設定値Tcsを超えたとき、または流入側温度センサ32の検知温度Twiが設定値Twisを超えたとき、第1三方弁22の第1流路が開かれて第2流路が閉じられ、かつ第2三方弁26の第3流路が開かれて第4流路が閉じられる。これにより、図4に矢印で示すように、給水側主配管2の水が第1配管21、第1三方弁22の第1流路、第2配管23、ポンプ24を通って水熱交換器13に送られ、その水熱交換器13から流出する温水が第3配管25、第2三方弁26の第3流路、第4配管27、第5配管28を通って給湯側主配管3に送られる出湯回路が形成される。
このように、運転開始時は、先ず初期循環回路を形成して水熱交換器13を温め、水熱交換器13が十分に温まってから給湯側主配管3への出湯を行うことにより、給湯側主配管3を流れる温水の不要な温度低下を回避することができて、十分に温度上昇した高温水が給湯側主配管3を介して密閉型タンク4および開放型タンク5に供給される。
とくに、複数台の熱源機1を備え、その各熱源機1の運転台数を変えることができるので、全体の給湯能力を増大できるとともに、その給湯能力を広範囲で調節することができ
(b)停止中の熱源機1への温水の流入阻止
停止中の熱源機1では、第2三方弁26の第3流路が閉じられて第4流路が開かれ、かつ第1三方弁22の第1流路が開かれて第2流路が閉じられ、給湯回路が解除されて図2の初期循環回路が準備される。これにより、運転中の熱源機1で作られた給湯側主配管3内の温水が停止中の熱源機1の水サイクルに流入することがなくなり、運転中の熱源機1で作られた温水およびその熱エネルギを無駄なく密閉型タンク4および開放型タンク5に供給して貯えることができ、省エネルギ性および信頼性の向上が図れる。
(c)水位検出および運転台数制御
開放型タンク5に対する水位検出および各熱源機1の運転台数制御について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
開放型タンク5に圧力センサ51が取り付けられていないとき(ステップ101のYES)、あるいは圧力センサ51に何らかの異常があるとき(ステップ101のNO、ステップ102のYES)、電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nが制御される(ステップ103)。すなわち、電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)と操作表示器8での設定水位St(%)とが比較され、検出水位Sa(%)が設定水位St(%)に達していなければ各熱源機1の運転台数Nが増やされ、検出水位Sa(%)が設定水位St(%)を超えていれば各熱源機1の運転台数Nが減らされ、検出水位Sa(%)が設定水位St(%)とほぼ同じであればそのときの各熱源機1の運転台数Nが維持される。なお、圧力センサ51の異常の有無は、圧力センサ51の出力から判別することができる。また、圧力センサ51に異常があれば、その旨の情報が操作表示器8で表示される。
圧力センサ51が取り付けられていて(ステップ101のNO)、その圧力センサ51に異常がなく(ステップ102のNO)、かつ後述する要補正フラグfが“1”でないとき(ステップ104のNO)、しかも電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)が“満水”で圧力センサ51の検出水位Sb(%)が“満水”でないとき(ステップ106のYES)、各熱源機1の運転台数Nが減らされるとともに(ステップ107)、圧力センサ51の検出水位Sb(%)に誤差が存在するとの判断の下に、その誤差を補償するための補正値ΔSb(%)が演算により決定される(ステップ108)。この決定に伴い、要補正フラグfが“1”にセットされる(ステップ109)。この場合、各熱源機1の運転台数Nが減らされるので、開放型タンク5から温水が溢れ出てしまう不具合を未然に防ぐことができる。
要補正フラグfが“1”のとき(ステップ104のYES)、圧力センサ51の検出水位Sb(%)に補正値ΔSb(%)が加えられる(ステップ105)。以後、補正値ΔSb(%)を加えた値が新たな検出水位Sb(%)と見なされる。
電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)および圧力センサ51の検出水位Sb(%)が共に“満水”の場合も(ステップ106のNO、ステップ110のYES)、各熱源機1の運転台数Nが減らされる(ステップ111)。
電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)が“渇水”の場合は(ステップ106のNO、ステップ110のNO、ステップ112のYES)、各熱源機1の運転台数Nが増やされるとともに、緊急給水管9の二方弁53が開かれて開放型タンク5に対する緊急的な給水が行われる(ステップ113)。これにより、開放型タンク5の渇水を直ちに解消することができる。
電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)および圧力センサ51の検出水位Sb(%)が“満水”でなく“渇水”でもないとき(ステップ106のNO、ステップ110のNO、ステップ112のNO)、圧力センサ51の検出水位Sb(%)が温度センサ52の検知温度に応じて補正され(ステップ114)、その補正後の検出水位Sb(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nが制御される(ステップ115)。圧力センサ51の検出水位Sb(%)には水温に応じた誤差が生じるため、このような温度補正を行っている。
実際の運転台数制御では、検出水位Sb(%)と設定水位St(%)との差ΔS(%)が求められ、その差ΔS(%)と図7の加熱能力設定条件とが照合される。
例えば、検出水位Sb(%)が設定水位St(%)より高くて、差ΔS(%)が+1(%)〜+5(%)の範囲では、加熱能力P=50(%)が選定される。検出水位Sb(%)が設定水位St(%)よりさらに高くて、差ΔS(%)が+6(%)〜+10(%)の範囲では、加熱能力P=30(%)が選定される。仮に、各熱源機1の台数が10台であれば、加熱能力P=50(%)は運転台数“5台”に相当し、加熱能力P=30(%)は運転台数“3台”に相当する。
検出水位Sb(%)が設定水位St(%)より低くて、差ΔS(%)が−1(%)〜−5(%)の範囲では、加熱能力P=70(%)が選定される。検出水位Sb(%)が設定水位St(%)よりさらに低くて、差ΔS(%)が−6(%)〜−10(%)の範囲では、加熱能力P=100(%)が選定される。仮に、各熱源機1の台数が10台であれば、加熱能力P=70(%)は運転台数“7台”に相当し、加熱能力P=100(%)は運転台数“10台”に相当する。
なお、運転台数の制御に際しては、各熱源機1の起動順位が運転時間の短い順に逐次に変更設定される。これは、各熱源機1の運転時間を平均化し、ひいては各熱源機1の寿命を向上させるためである。
このように、開放型タンク5内の水位を圧力センサ51によって無段階に細かく検出し、その検出水位Sb(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nを制御することにより、開放型タンク5内の水位を常に最適な状態に維持することができる。よって、開放型タンク5から給湯負荷への温水供給に支障を生じることがなく、信頼性の向上が図れる。
圧力センサ51に異常が生じた場合は、電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)に応じて各熱源機1の運転台数Nを制御するので、安全である。
電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)または圧力センサ51の検出水位Sb(%)が満水の場合は、各熱源機1の運転台数Nを減らすので、開放型タンク5から温水が溢れ出てしまう不具合を未然に防ぐことができる。とくに、電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)が満水であれば、圧力センサ51の検出水位Sb(%)が満水でなくても、各熱源機1の運転台数Nを減らすので、安全である。しかも、この場合、圧力センサ51の検出水位Sb(%)に誤差が存在するとの判断の下に、その誤差を補償するための補正値ΔSbを決定し、以後、その補正値ΔSbを検出水位Sb(%)に加えるので、圧力センサ51の検出水位Sb(%)に応じた運転台数制御の信頼性が向上する。
電極棒検出ユニット50の検出水位Sa(%)が渇水の場合は、各熱源機1の運転台数Nを増やすとともに緊急給水管9を開いて給水するので、開放型タンク5の渇水を直ちに解消することができる。この点でも、開放型タンク5から給湯負荷への温水供給に支障を生じることがなく、信頼性はもちろん安全性の向上が図れる。
圧力センサ51の検出水位Sb(%)を温度センサ52の検知温度に応じて補正するようにしているので、この点でも運転台数制御の信頼性が大幅に向上する。
運転台数制御に際し、各熱源機1の起動順位を運転時間が短い順に逐次に変更設定するので、各熱源機1の運転時間が平均化されて、各熱源機1の寿命向上が図れる。
なお、上記実施形態では、開放型タンク5が1つの場合を例に説明したが、図8に示すように、開放型タンク5が複数の場合にも同様に実施できる。この場合、一方の開放型タンク5に電極棒検出ユニット50、圧力センサ51、温度センサ52、および二方弁53が設けられ、他方の開放型タンク5には電極棒検出ユニット50および二方弁53のみ設けられている。開放型タンク5が複数あることにより、給湯負荷の温水使用量が多い場合でも、その使用に十分に対処することができる。また、一方の開放型タンク5が清掃等で使用できない場合でも、他方の開放型タンク5に温水を貯えて給湯負荷への温水供給を続けることができる。
その他、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
一実施形態の構成を示す図。 一実施形態における熱源機の具体的な構成および初期循環回路を示す図 一実施形態における各熱源機の外観、開放型タンクの内部の構成、制御ユニットの配置などを示す図。 一実施形態における初期循環回路と出湯回路との切換条件を示す図。 一実施形態における熱源機の出湯回路を示す図。 一実施形態の作用を説明するためのフローチャート。 一実施形態における加熱能力設定条件を示す図。 一実施形態の変形例の構成を示す図。
符号の説明
1…熱源機、2…給水側主配管、3…給湯側主配管、4…密閉型タンク、5…開放型タンク、7…制御ユニット、8…操作表示器、9…緊急給水管、11…圧縮機、13…水熱交換器、14…膨張弁(減圧器)、15…室外熱交換器、51…圧力センサ、52…温度センサ、53…二方弁

Claims (8)

  1. 温水を作る複数の熱源機と、
    前記各熱源機で作られた温水を貯えて給湯負荷へ供給するためのタンクと、
    前記タンク内の水の圧力を検知する圧力センサと、
    前記圧力センサの検知圧力に基づき前記タンク内の水位を検出する水位検出手段と、
    前記水位検出手段の検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記タンクの深さ方向に沿って互いに長さが異なる複数の電極棒を有しこれら電極棒の相互間の液体を通した通電により前記タンク内の水位を検出する電極棒検出ユニットをさらに備え、
    前記制御手段は、前記水位検出手段の検出水位または前記電極棒検出ユニットの検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御手段は、前記圧力センサが異常なしの場合に前記水位検出手段の検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御し、前記圧力センサが設けられていない場合または前記圧力センサが異常の場合に前記電極棒検出ユニットの検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記電極棒検出ユニットの検出水位が満水のときに前記各熱源機の運転台数を減らす、
    ことを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  5. 前記制御手段は、前記電極棒検出ユニットの検出水位が満水で前記水位検出手段の検出水位が満水でない場合に前記各熱源機の運転台数を減らし、かつ前記水位検出手段の検出水位に対する補正値を決定し、以後、その補正値を前記水位検出手段の検出水位に加える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  6. 前記タンクは、渇水時給水用の緊急給水管を付属して備え、
    前記制御手段は、前記電極棒検出ユニットの検出水位が渇水の場合に、前記各熱源機の運転台数を増やすとともに前記緊急給水管を開く、
    ことを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  7. 前記タンク内の水の温度を検知する温度センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記水位検出手段の検出水位を前記温度センサの検知温度に応じて補正し、補正後の検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  8. 前記制御手段は、前記水位検出手段の検出水位に応じて前記各熱源機の運転台数を制御し、かつその制御に際しての各熱源機の起動順位を運転時間が短い順に逐次に変更設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
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