JP2009036305A - グロメットおよび小型車両の燃料ホース支持構造 - Google Patents

グロメットおよび小型車両の燃料ホース支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ホースを挿通せしめる挿通孔が弾性体に設けられて成り、ホースの長手方向任意位置を支持体に支持すべく該ホースに弾発的に装着されるグロメットにおいて、ホースに装着するにあたって部品点数および組付け工数を低減し、ひいてはコスト低減を図る。
【解決手段】挿通孔59の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして挿通孔59の軸方向全長にわたる凹部61が弾性体60に設けられ、凹部61が広がることでホース49を挿通し得るように挿通孔59が拡大することを可能とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ホースを挿通せしめる挿通孔が弾性体に設けられて成り、前記ホースの長手方向任意位置を支持体に支持すべく該ホースに弾発的に装着されるグロメットの改良、ならびに前記グロメットを用いた小型車両の燃料ホース支持構造の改良に関する。
スクータ型車両において、燃料タンクに設けられた燃料ポンプと、パワーユニットに設けられた燃料噴射弁とを結ぶ燃料ホースの途中にグロメットを装着し、該グロメットを燃料タンクの上面に当接させることで、燃料ホースの長手方向中間部を燃料タンクの上面で支持するようにしたものが、特許文献1で知られている。
特開2007−55542号公報
上記特許文献1で開示されるグロメットは、軸方向全長にわたるスリットを有しており、そのスリットを開くことで燃料ホースをグロメットの挿通孔内に挿入することによってグロメットを燃料ホースの途中に装着するようにしている。しかるに前記スリットは、挿通孔の一半径方向に沿って弾性体に設けられるものであるので、燃料ホースを挿通孔内に挿入せしめた後にスリットが開いて燃料ホースからグロメットが脱落することがないように、燃料ホースの挿通孔内への挿入後に弾性体の外周にテープを巻き付けたり、接着材でスリットが開かないようにしたりする後処理が必要であり、部品点数および組付け工数が増え、その分コストの増大を招くという課題も生じている。
また低床式のフロアの下方に燃料タンクが配置され、車体フレームにパワーユニットが揺動可能に支承される小型車両において、パワーユニットの振動に対して燃料ホースを確実にかつ安定して保持することも望まれる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ホースに装着するにあたって部品点数および組付け工数を低減し、ひいてはコスト低減を図るようにしたグロメット、ならびにパワーユニットの振動に対して燃料ホースを確実にかつ安定的に支持し得るようにした小型車両の燃料ホース支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ホースを挿通せしめる挿通孔が弾性体に設けられて成り、前記ホースの長手方向任意位置を支持体に支持すべく該ホースに弾発的に装着されるグロメットにおいて、前記挿通孔の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして前記挿通孔の軸方向全長にわたる凹部が前記弾性体に設けられ、前記凹部が広がることで前記ホースを挿通し得るように前記挿通孔が拡大することを可能としたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記凹部が、前記挿通孔に前記ホースを挿通することで広がることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、ホースを挿通せしめる挿通孔が弾性体に設けられて成り、前記ホースの長手方向任意位置を支持体に支持すべく該ホースに弾発的に装着されるホース支持用のグロメットにおいて、前記挿通孔の内周および前記弾性体の外周に両端を通じさせるとともに中間部に屈曲部を有して前記挿通孔の軸方向全長にわたる切開部が前記弾性体に設けられ、該切開部を開いて前記挿通孔に前記ホースを挿入せしめることを可能としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ホースを挿通せしめる挿通孔が弾性体に設けられて成り、前記ホースの長手方向任意位置を支持体に支持すべく該ホースに弾発的に装着されるグロメットにおいて、前記挿通孔が、横断面形状を長円形として前記弾性体に設けられ、前記挿通孔に前記ホースを挿通させる際に前記挿通孔の長径方向に前記弾性体を圧縮することで前記挿通孔を短径方向に拡大させることを可能としたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、円筒状である前記弾性体の外周面が、前記支持体の外面に当接せしめるようにして側面視で略平坦に形成されることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のグロメットが、低床式のフロアの下方に配置される燃料タンクに設けられた燃料ポンプと、車体フレームに揺動可能に支承されるパワーユニットに設けられる燃料噴射弁とを結ぶ燃料ホースに装着されるとともに前記燃料タンクが外周に有するフランジ部の近傍で該燃料タンクの外面に当接されることを特徴とする。
なお実施例の燃料タンク32が本発明の支持体に対応する。
請求項1記載の発明によれば、挿通孔の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして挿通孔の軸方向全長にわたる凹部が弾性体に設けられ、凹部が広がることで前記ホースを挿通し得るように前記挿通孔が拡大するので、ホースの挿通孔への挿通を容易とするとともに、弾性体の締めつけ力を活かしてグロメットをホースに強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメットをホースに強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。また弾性体の弾発力を大きくして締めつけ力を強くした場合であってもホースの挿通孔への挿通作業を容易に行うことができる。
また請求項2記載の発明によれば、挿通孔にホースを挿通させる際に凹部が広がることによって挿通孔を拡大することが可能であるので、ホースの挿通孔への挿通がより容易となる。
請求項3記載の発明によれば、弾性体に、挿通孔の内周および弾性体の外周に両端を通じさせるとともに中間部に屈曲部を有して挿通孔の軸方向全長にわたる切開部が設けられ、該切開部を開いて挿通孔にホースを挿入することが可能であるので、切開部を開くように弾性体に外力を加えた状態で切開部から挿通孔にホースを挿入するようにすることでホースの挿通孔への挿入を容易とするとともに、弾性体への外力作用を停止して切開部を閉じた状態では切開部の途中が屈曲していることによってグロメットがホースから離脱してしまうことを防止するようにしつつ弾性体の弾発力による締めつけでホースの外面にグロメットを強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメットをホースに強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、弾性体に、横断面形状を長円形とした挿通孔が設けられ、挿通孔の長径方向に弾性体を圧縮することで挿通孔を短径方向に拡大させることが可能であるので、弾性体を圧縮して挿通孔にホースを容易に挿入することが可能となり、弾性体の締めつけ力を活かしてグロメットをホースに強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメットをホースに強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、弾性体が円筒状であり、該弾性体の外面が支持体の外面に当接せしめるようにして側面視で略平坦に形成されるので、弾性体の外面を支持体に広い範囲で接触させるようにして支持体およびグロメット間の摩擦力を比較的大きくし、ホースが支持体に接触するのを確実に防止しつつ支持体に該ホースを確実に支持させることができる。
さらに請求項6記載の発明によれば、低床式のフロアの下方に燃料タンクが配置され、車体フレームにパワーユニットが揺動可能に支承される小型車両において、燃料タンクに設けられた燃料ポンプと、パワーユニットに設けられる燃料噴射弁とを結ぶ燃料ホースに請求項1〜4のいずれかに記載の発明のグロメットが装着され、燃料タンクが外周に有するフランジ部の近傍で該燃料タンクの外面に前記グロメットが当接されるので、比較的強度が強いフランジ部近傍で燃料タンクにグロメットを当接させるようにしてグロメットの位置を安定化させることができ、しかもパワーユニットの振動に対して燃料ホースを確実に保護することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の左側面図、図2は車体フレームの一部を示す斜視図、図3は図1の3−3線線矢視図、図4は図3の4−4線断面図、図5はグロメットの斜視図、図6は燃料ホース挿通前(A)および燃料ホース挿通後(B)のグロメットを図3の6−6線に沿って切断して示す断面図、図7は図6(B)の7−7線断面図である。
先ず図1において、小型車両であるスクータ型自動二輪車は、操向ハンドル11によって操舵される前輪WFと、エンジンEならびに該エンジンEの出力を無段階に変速するベルト式無段変速機Mを含むスイング式のパワーユニットPによって駆動される後輪WRとを備え、前記パワーユニットPは車体フレームFで揺動可能に支承される。
図2を併せて参照して、前記車体フレームFは、前記前輪WFを軸支するとともに前記操向ハンドル11が連結されるフロントフォーク12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンフレーム14と、該ダウンフレーム14の下端部両側に一体に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム15,15と、両ロアフレーム15…の後端間を一体に連結するクロスフレーム16と、前記両ロアフレーム15…の後端に結合されて後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム17…と、両リヤフレーム17…に結合されるとともに乗車用シート19を支持するようにして前記両リヤフレーム17…から上方に立ち上がるシートフレーム18とを備え、前記両ロアフレーム15…は上方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成される。
前記パワーユニットPは、前記両リヤフレーム17…の中間部に設けられたステー20…に支軸21を介して揺動可能に支承され、前記パワーユニットPの後部およびリヤフレーム17間にはリヤクッションユニット22が設けられる。
図3および図4を併せて参照して、前記エンジンEにおけるエンジン本体23は、シリンダ軸線Cを略水平となるまで前上がりに傾斜させた姿勢にあり、エンジン本体23の一部を構成するシリンダヘッド24の上部側面に一体に設けられた吸気管部25に、吸気管26を介してスロットルボディ27が接続され、前記後輪WRの左側方および前記パワーユニットPの後部上方に配置されるエアクリーナ28に前記スロットルボディ27の上流端が接続される。また前記吸気管部25には燃料噴射弁29が取付けられる。
図1に注目して、前記シリンダヘッド24の下部側面には排気管30の上流端が接続され、この排気管30の下流端は、前記後輪WRの右側方に配置される排気マフラー31に接続される。
前記車体フレームFにおける両ロアフレーム15…間には燃料タンク32が配置される。この燃料タンク32は、上方に開いた函状のタンク本体33の上部に設けられた鍔部33aに、カバー34の外周に設けられた鍔部34aが結合されて成るものであり、前記両鍔部33a,34aで構成されて燃料タンク32の外周に配置されるフランジ部35が、前記両ロアフレーム15…の上面に複数のボルト36,36…で締結される。
前記パワーユニットPの一部および前記車体フレームFの一部は、合成樹脂から成る車体カバー37で覆われており、この車体カバー37には前記乗車用シート19に座った乗員が足を載せることができる低床式のフロア38が形成され、前記燃料タンク32は前記フロア38の下方に配置される。
図2および図4に注目して、前記車体フレームFにおけるダウンフレーム14の下端部には、前記燃料タンク32の前方に位置するようにして転倒センサ40が取付けられる。この転倒センサ40は、自動二輪車の転倒を検出して、エンジンEへの燃料供給や点火を停止するためのものであり、前記ダウンフレーム14の下端部にボルト42で取付けられるステー41には、下方に向けて二股に分岐した支持部41aが設けられており、支持部41aに転倒センサ40が取付けられる。すなわち転倒センサ40の両側には弾性部材44,44を介してカラー43,43が装着されており、カラー43…に挿通されるボルト45,45が、支持部41aに固着されるウエルドナット46,46に螺合され、それらのボルト45…を締めつけることで、転倒センサ40が、車体フレームFのダウンフレーム14およびロアフレーム15…と、前記燃料タンク32とで囲まれるようにしてステー41に取付けられる。
前記燃料タンク32には、一部を燃料タンク32の上面から上方に突出させるようにして燃料ポンプ48が設けられており、この燃料ポンプ48と、前記パワーユニットPにおけるシリンダヘッド24の吸気管部25に設けられる燃料噴射弁29とは燃料ホース49で結ばれる。
この燃料ホース49の中間部は、燃料タンク32と、車体フレームFのロアフレーム15と、シリンダヘッド24とに支持される。
前記燃料タンク32が外周に有するフランジ部35の近傍で前記燃料ホース49には本発明に従うグロメット50Aが装着されており、該グロメット50Aは、前記フランジ部35の近傍で前記燃料タンク32の上面に当接され、クランプ等を用いることなく単体で支持される。またエンジン本体23の前方で前記燃料ホース49にはグロメット51が装着され、このグロメット51を保持するクランパ54が支持板55に締結される。一方、車体フレームFにおける左側のロアフレーム15の後部には左側のリヤフレーム17の前部とともに2つのボルト57,57による共締めでブラケット56が締結されており、前記支持板55は前記ブラケット56に締結される。さらに前記エンジン本体23におけるシリンダヘッド24の右側方で前記燃料ホース49にはグロメット52が装着され、このグロメット52を保持するクランパ58がボルト69で前記シリンダヘッド24に締結される。
図5〜図7において、前記グロメット50Aは、前記燃料ホース49を挿通せしめる挿通孔59が弾性体60に設けられて成り、燃料ホース49の長手方向任意位置を燃料タンク32に支持すべく燃料ホース49に弾発的に装着されるものであり、挿通孔59の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして前記挿通孔59の軸方向全長にわたる凹部61が弾性体60に設けられる。しかも挿通孔59の軸方向に沿う少なくとも一端、この実施例では一端に、軸方向外方に向かうにつれて拡径したテーパ面59aが設けられる。
前記グロメット50Aは、前記凹部61が広がることで前記燃料ホース49を挿通し得るように前記挿通孔59が拡大することを可能としたものであり、この実施例では、前記凹部61は、前記挿通孔59に前記燃料ホース49を挿通することで広がるものである。すなわち図6(A)で示すように燃料ホース49を挿通していない自然な状態では、前記挿通孔59の直径d1 は燃料ホース49の直径d2 よりも小さく(d1 <d2 )設定されている。而して挿通孔59に燃料ホース49を挿通すると、凹部61は、挿通孔59への燃料ホース49の挿通前の幅がt1 であったのに対して、挿通孔59への燃料ホース49の挿通によって、図6(B)で示すように、幅がt2 (>t1 )となるように広がり、それによって挿通孔59が燃料ホース49を挿通し得るように拡大することになり、燃料ホース49の挿通孔59への挿通が容易となる。また挿通孔59への燃料ホース49の挿通後には、弾性体60が燃料ホース49を弾性的に締めつけることになる。
なお前記挿通孔59の前記凹部61を通る半径方向で弾性体60を圧縮する外力を該弾性体60に作用せしめて前記凹部61を広げて前記挿通孔59を拡大し、その状態で挿通孔59に燃料ホース49を挿通せしめるようにすることも可能である。
また前記弾性体60は、円筒状であり、この弾性体60の外周面は前記燃料タンク32の上面に当接せしめるようにして側面視で略平坦に形成される。
さらに前記グロメット51,52の外周は、クランパ54,58で保持されるものであり、クランパ54,58で保持されている状態ではグロメット51,52から燃料ホース49が離脱する虞はないので、従来のグロメットと同様に軸方向全長にわたるスリットを有するものでもよく、また上記グロメット50Aと同一形状のものであってもよい。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、グロメット50Aは燃料ホース49を挿通せしめる挿通孔59が弾性体60に設けられて成るものであるが、挿通孔59の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして挿通孔59の軸方向全長にわたる凹部61が弾性体60に設けられており、グロメット50Aは凹部61が広がることで燃料ホース49を挿通し得るように挿通孔59が拡大することを可能としたものである。このため燃料ホース49の挿通孔59への挿通を容易とするとともに、挿通孔59に燃料ホース49を挿通した状態では弾性体60の締めつけ力を活かしてグロメット50Aを燃料ホース49にに強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメットをホースに強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。また弾性体60の弾発力を大きくして締めつけ力を強くした場合であっても燃料ホース49の挿通孔59への挿通作業を容易に行うことができる。
しかもこの実施例で前記凹部61は、前記挿通孔59に前記燃料ホース49を挿通することで広がるものであり、挿通孔59に燃料ホース49を挿通させる際に前記凹部61が広がることによって前記挿通孔59が拡大するようにして、燃料ホース49の挿通孔59への挿通がより容易となる。
また挿通孔59の軸方向少なくとも一端、この実施例では一端がテーパ面59aであるので、挿通孔59への燃料ホース49の挿通作業が容易となり、組付け性をより一層高めることができる。
また弾性体60が円筒状であり、該弾性体60の外面が燃料タンク32の上面に当接せしめるようにして側面視で略平坦に形成されるので、弾性体60の外面を燃料タンク32の上面に広い範囲で接触させるようにして燃料タンク32およびグロメット50A間の摩擦力を比較的大きくし、燃料ホース49が燃料タンク32に接触するのを確実に防止しつつ該燃料タンク32に燃料ホース49を確実に支持させることができる。
さらに燃料タンク32に設けられた燃料ポンプ48と、パワーユニットPに設けられる燃料噴射弁29とを結ぶ燃料ホース49にグロメット50Aが装着され、燃料タンク32が外周に有するフランジ部35の近傍で該燃料タンク32の上面に前記グロメット50Aが当接されるので、比較的強度が強いフランジ部35の近傍で燃料タンク32にグロメット50Aを当接させるようにしてグロメット50Aの位置を安定化させることができ、しかもパワーユニットPの振動に対して燃料ホース49を確実に保護することができる。
図8および図9は本発明の第2実施例を示すものであり、図8はグロメットの図6に対応した正面図、図9は図8の9−9線断面図である。
このグロメット50Bは、燃料ホース49を挿通せしめる挿通孔62が弾性体63に設けられて成り、燃料ホース49の長手方向任意位置を燃料タンク32に支持すべく燃料ホース49に弾発的に装着されるものであり、挿通孔62の内周および弾性体63の外周に両端を通じさせるとともに中間部に屈曲部64aを有して前記挿通孔62の軸方向全長にわたる切開部64が弾性体に設けられ、この切開部64を開いて挿通孔62に燃料ホース49を挿入せしめることが可能である。
この第2実施例によれば、切開部64を開くように弾性体63に外力を加えた状態で切開部64から挿通孔62に燃料ホース49を挿入するようにすることで燃料ホース49の挿通孔62への挿入を容易とするとともに、弾性体63への外力作用を停止して切開部64を閉じた状態では切開部64の途中の屈曲部64aによって燃料ホース49がグロメット50Bから離脱してしまうことを防止するようにしつつ弾性体63の弾発力による締めつけで燃料ホース49の外面にグロメット50Bを強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメット50Bを燃料ホース49に強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。
しかもこの第2実施例のグロメット50Bは、その側方から挿通孔62に燃料ホース49を挿入し得るものであるので、配索ずみの燃料ホース49の中間部にグロメット50Bを側方から装着することも可能である。
図10は本発明の第3実施例のグロメットを自然な状態(A)、圧縮状態(B)および燃料ホース挿入状態(C)の順に示すための図6に対応した図である。
このグロメット50Cは、燃料ホース49を挿通せしめる挿通孔66が弾性体65に設けられて成り、燃料ホース49の長手方向任意位置を燃料タンク32に支持すべく燃料ホース49に弾発的に装着されるものであり、挿通孔66は、横断面形状を長円形として前記弾性体65に設けられ、該挿通孔66の一端には、燃料ホース49を挿通し易くするためのテーパ面66aが設けられる。
前記挿通孔66の短径d3 は、図10(A)で示す自然な状態では燃料ホース49の直径d2 よりも小さく(d3 <d2 )設定されている。而して挿通孔66に燃料ホース49を挿通させる際には、図10(B)の矢印で示すように挿通孔66の長径方向に弾性体65を圧縮することで、挿通孔66を短径方向に拡大させることが可能であり、この状態での挿通孔66の短径d4 を燃料ホース49の直径d2 以上(d4 ≧d2 )とすることで、挿通孔66に図10(C)で示すように燃料ホース49を挿通することが可能である。
この第3実施例によれば、弾性体65に、横断面形状を長円形とした挿通孔66が設けられ、挿通孔66の長径方向に弾性体65を圧縮することで挿通孔66を短径方向に拡大させることが可能であるので、弾性体65を圧縮して挿通孔66に燃料ホース49を容易に挿入することが可能となり、弾性体65の締めつけ力を活かしてグロメット50Cを燃料ホース49に強固に固定することができる。したがってテープや接着剤を不要としてグロメット50Cを燃料ホース49に強固に固定することができ、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減してコストの低減を図ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記各実施例では、燃料ホース49に装着されるグロメット50A,50B,50Cについて説明したが、本発明は、燃料ホース49に限定されることなく、ホースの途中を支持体に支持するためのグロメットに広く適用可能である。
また挿通孔の断面形状は、上記実施例の円形もしくは長円形に限定されるものではなく、ホースの形状に応じて挿通孔の断面形状を変えてもよく、たとえば菱形の断面形状を有するホースに対応して挿通孔の断面形状を菱形とするようにしてもよい。
第1実施例のスクータ型自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの一部を示す斜視図である。 図1の3−3線線矢視図である。 図3の4−4線断面図である。 グロメットの斜視図である。 燃料ホース挿通前(A)および燃料ホース挿通後(B)のグロメットを図3の6−6線に沿って切断して示す断面図である。 図6(B)の7−7線断面図である。 第2実施例のグロメットの図6に対応した正面図である。 図8の9−9線断面図である。 第3実施例のグロメットを自然な状態(A)、圧縮状態(B)および燃料ホース挿入状態(C)の順に示すための図6に対応した図である。
符号の説明
29・・燃料噴射弁
32・・・支持体である燃料タンク
35・・・フランジ部
48・・・燃料ポンプ
49・・・燃料ホース
50A,50B,50C・・・グロメット
59,62,66・・・挿通孔
59a・・・テーパ面
60,63,65・・・弾性体
61・・・凹部
64・・・切開部
64a・・・屈曲部
F・・・車体フレーム
P・・・パワーユニット

Claims (6)

  1. ホース(49)を挿通せしめる挿通孔(59)が弾性体(60)に設けられて成り、前記ホース(49)の長手方向任意位置を支持体(32)に支持すべく該ホース(49)に弾発的に装着されるグロメットにおいて、前記挿通孔(59)の周方向1個所に内端を開口するとともに外端を閉じるようにして前記挿通孔(59)の軸方向全長にわたる凹部(61)が前記弾性体(60)に設けられ、前記凹部(61)が広がることで前記ホース(49)を挿通し得るように前記挿通孔(59)が拡大することを可能としたことを特徴とするグロメット。
  2. 前記凹部(61)が、前記挿通孔(59)に前記ホース(49)を挿通することで広がることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. ホース(49)を挿通せしめる挿通孔(62)が弾性体(63)に設けられて成り、前記ホース(49)の長手方向任意位置を支持体(32)に支持すべく該ホース(49)に弾発的に装着されるホース支持用のグロメットにおいて、前記挿通孔(62)の内周および前記弾性体(63)の外周に両端を通じさせるとともに中間部に屈曲部(64a)を有して前記挿通孔(62)の軸方向全長にわたる切開部(64)が前記弾性体(60)に設けられ、該切開部(64)を開いて前記挿通孔(62)に前記ホース(49)を挿入せしめることを可能としたことを特徴とするグロメット。
  4. ホース(49)を挿通せしめる挿通孔(66)が弾性体(65)に設けられて成り、前記ホース(49)の長手方向任意位置を支持体(32)に支持すべく該ホース(49)に弾発的に装着されるグロメットにおいて、前記挿通孔(66)が、横断面形状を長円形として前記弾性体(65)に設けられ、前記挿通孔(66)に前記ホース(49)を挿通させる際に前記挿通孔(66)の長径方向に前記弾性体(65)を圧縮することで前記挿通孔(59)を短径方向に拡大させることを可能としたグロメット。
  5. 円筒状である前記弾性体(60,63,65)の外周面が、前記支持体(32)の外面に当接せしめるようにして側面視で略平坦に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグロメット。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のグロメット(50A,50B,50C)が、低床式のフロア(38)の下方に配置される燃料タンク(32)に設けられた燃料ポンプ(48)と、車体フレーム(F)に揺動可能に支承されるパワーユニット(P)に設けられる燃料噴射弁(29)とを結ぶ燃料ホース(49)に装着されるとともに前記燃料タンク(32)が外周に有するフランジ部(35)の近傍で該燃料タンク(32)の外面に当接されることを特徴とする小型車両の燃料ホース支持構造。
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