JP2009036163A - 走行速度制限装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車の走行速度が制限速度を大幅に超過するのを防止することが可能な走行速度制限装置1を提供する。
【解決手段】制限速度と走行速度との偏差に基づいて第1目標AP開度を算出する第1目標値算出部14と、乗員のアクセル操作による要求駆動力に基づいて第2目標AP開度を算出する第2目標値算出部16とを備え、駆動力制限部18は、第1目標AP開度および前記第2目標AP開度のうち小さい方を最終目標AP開度とするとともに、自車の駆動力を最終駆動力制限値以下に制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行速度制限装置に関するものである。
自車の走行速度が、乗員により設定された制限速度を超えないように、自車の走行制御を行う走行速度制限装置(可変スピードリミッター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の走行速度制限装置におけるAP開度と走行速度との関係を示すグラフである。従来の走行速度制限装置では、図5(a)に示す速度偏差(制限速度Vm−走行速度)が0になるように、図5(b)に示す目標アクセルペダル開度(以下「AP開度」という。)を算出している。そして、目標AP開度および乗員のアクセル操作によるAP開度(実AP開度)のうち小さい方に基づいて、自車駆動力が設定されている(自車駆動力が、目標AP開度に対応する駆動力制限値以下に制限されている。)。すなわち、実AP開度に対応する要求駆動力が駆動力制限値より小さい場合には要求駆動力を自車駆動力とし、要求駆動力が駆動力制限値より大きい場合には駆動力制限値を自車駆動力とすべく、エンジンの出力制御を行う。これにより、自車の走行速度が制限速度を超えないように走行制御が行われる。
特開平11−294215号公報
上記従来技術では、速度偏差が0になるように、次式にしたがって目標AP開度を算出している。
目標AP開度=前回目標AP開度+速度偏差に基づく補正値(−加速度補正値)
そのため、図5(a)に示すように走行速度が制限速度Vm以下となる状態が続いた場合(A部)には、速度偏差に基づく補正値が目標AP開度に累積される。その結果、図5(b)に示すように目標AP開度が100%に張り付いてしまう(B部)。この状態で乗員がアクセルペダルを踏み込むと(C部)、目標AP開度が適正値に低下するまで、実AP開度に基づいて自車駆動力が決定されることになる。その結果、自車の加速が生じて、図5(a)に示すように走行速度が制限速度を大きく超えてしまう(D部)という問題がある。
例えば、制限速度100km/hに対して、走行速度98km/h程度の走行がしばらく継続すると、目標AP開度は徐々に上昇し、最終的には100%の状態となる。このときアクセルペダルを踏み込むと、走行速度の上昇とともに目標AP開度が適正値(例えば20%)まで減少する。ところが、速度偏差に基づくフィードバック制御のため、目標AP開度の減少が走行速度の増加に追いつかず、走行速度が100km/hを超える状態(オーバーシュート)がしばらく続いてしまうこととなる。
走行速度のオーバーシュートが顕著になる場合として、制限速度が低速に設定されている場合が挙げられる。この場合には、制限速度を維持するため、実AP開度が低く(例えば10%程度)なっている。そのため、目標AP開度が100%から10%程度まで低下するのに時間がかかり、走行速度が上昇しやすくなるからである。
なお下り坂を走行する場合にも、実AP開度が低くなっているため、同様に走行速度のオーバーシュートが顕著になる。
そこで本発明は、自車の走行速度が制限速度を大幅に超過(オーバーシュート)するのを防止することが可能な走行速度制限装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、自車の走行速度を検出する走行速度検出手段(例えば、実施形態における速度センサ24)と、乗員により設定された制限速度を記憶する制限速度記憶手段(例えば、実施形態におけるメモリ38)と、前記制限速度と前記走行速度との偏差に基づいて第1駆動力制限値(例えば、実施形態における第1目標AP開度)を算出する第1駆動力制限値算出手段(例えば、実施形態における第1目標値算出部14)と、乗員のアクセル操作に基づく要求駆動力を算出する要求駆動力算出手段(例えば、実施形態における要求駆動力算出部12)と、前記自車の駆動力を前記第1駆動力制限値以下に制限する駆動力制限手段(例えば、実施形態における駆動力制限部18)と、を備え、該駆動力制限手段の出力に基づいて自車の走行制御を行う走行速度制限装置(例えば、実施形態における走行速度制限装置1)において、前記要求駆動力に基づいて第2駆動力制限値(例えば、実施形態における第2目標AP開度)を算出する第2駆動力制限値算出手段(例えば、実施形態における第2目標値算出部)を備え、前記駆動力制限手段は、前記第1駆動力制限値および前記第2駆動力制限値のうち低い方を最終駆動力制限値(例えば、実施形態における最終目標AP開度)とするとともに、前記自車の駆動力を前記最終駆動力制限値以下に制限することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記第2駆動力制限値算出手段は、前記要求駆動力以上の値を前記第2駆動力制限値とすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記第2駆動力制限値算出手段は、前記要求駆動力に所定値(例えば、実施形態における所定値γ)を加算した値を前記第2駆動力制限値とすることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記第2駆動力制限値算出手段は、所定時間当たりの前記第2駆動力制限値の変化量が所定値(例えば、実施形態における所定値A)以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記第2駆動力制限値算出手段は、一定周期ごとに前記第2駆動力制限値を算出するとともに、今回算出する前記第2駆動力制限値と前回算出した前記第2駆動力制限値との偏差で表される前記第2駆動力制限値の変化量が所定値以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記第2駆動力制限値算出手段は、前記第2駆動力制限値の増加量のみが所定値以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、要求駆動力に基づいて第2駆動力制限値を算出し、第1駆動力制限値および前記第2駆動力制限値のうち低い方を最終駆動力制限値とするので、走行速度が制限速度以下となる状態が続いた場合でも、速度偏差に基づく補正値の累積を回避することが可能になり、最終駆動力制限値の大幅な上昇を防止することができる。そして、自車の駆動力を最終駆動力制限値以下に制限するので、アクセルが踏み込まれた場合でも、自車の加速を抑制することが可能になり、走行速度が制限速度を大幅に超過するのを防止することができる。
請求項2または3に係る発明によれば、最終駆動力制限値が要求駆動力を大きく超えることがないので、最終駆動力制限値を基準として算出される第1駆動力制限値の大幅な上昇を防止することができる。そのため、アクセルが踏み込まれた場合でも、第1駆動力制限値を適正値まで迅速に低下させて、自車の駆動力を第1駆動力制限値以下に制限することが可能になる。したがって、自車の加速を抑制することが可能になり、走行速度が制限速度を大幅に超過するのを確実に防止することができる。
請求項4または5に係る発明によれば、要求駆動力に基づいて算出される第2駆動力制限値の変化量を所定値以下に制限するので、要求駆動力が急増する場合には、要求駆動力より第2駆動力制限値を小さくすることが可能になる。この第2駆動力制限値を自車駆動力とすることにより、自車の加速を抑制することが可能になり、走行速度が制限速度を大幅に超過するのを確実に防止することができる。
請求項6に係る発明によれば、要求駆動力に基づいて算出される第2駆動力制限値の増加量のみを所定値以下に制限するので、要求駆動力が急減する場合には、要求駆動力とともに第2駆動力制限値を減少させることが可能になる。この第2駆動力制限値を自車駆動力とすることにより、走行速度を迅速に低下させることが可能になり、乗員の違和感を防止することができる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
(走行速度制限装置)
図1は、本実施形態に係る走行速度制限装置のブロック図である。本実施形態に係る走行速度制限装置1は、車両状態センサ20と、制限速度設定スイッチ30と、目標AP開度等を算出するECU10とを備えている。車両状態センサ20として、アクセルペダル開度(以下「AP開度」という。)を検出するAP開度センサ22と、自車の走行速度を検出する速度センサ(走行速度検出手段)24と、自車の加速度を検出する加速度センサ26とが設けられている。
制限速度設定スイッチ30として、設定/減速スイッチ32と、停止スイッチ34と、再開/増速スイッチ36とが設けられている。制限速度を設定するには、まず設定スイッチ32を押圧して、自車のインスツルメントパネル等に制限速度の数値を表示させる。次に、減速スイッチ32または増速スイッチ36を押圧して、表示された数値を増減させることにより、制限速度を所望の値に設定する。ここで設定された制限速度に基づいて、走行速度制限装置1による速度制限モードが自動的に開始される。なお、設定された制限速度はメモリ(制限速度記憶手段)38に記録される。
速度制限モードを停止して通常走行に戻る場合には、停止スイッチ34を押圧する。また速度制限モードを再開する場合には、再開スイッチ36を押圧する。これにより、前回の速度制限モードの停止時における制限速度がメモリ38から読み出され、その制限速度に基づいて速度制限モードが再開される。ここで減速スイッチ32または増速スイッチ36を押圧することにより、制限速度を変更することも可能である。
ECU(電子制御ユニット)10には、乗員のアクセル操作に基づく要求駆動力を算出する要求駆動力算出部12が設けられている。一般に車両では、乗員が操作するアクセルペダルの開度に比例して、駆動源(エンジンやモータなど)の出力(駆動力)が変化する。そこで要求駆動力算出部12は、AP開度センサ22により検出された実AP開度に基づいて、乗員の要求駆動力を算出するようになっている。
またECU10には、制限速度と走行速度との速度偏差に基づいて第1駆動力制限値を算出する第1目標値算出部14が設けられている。第1目標値算出部14は、第1駆動力制限値として第1目標AP開度を算出する。この第1目標AP開度は、自車の駆動力を制限するものであって、速度偏差が小さくなるように設定されるが、その具体的な算出方法については後述する。なお第1目標AP開度は、自車の駆動力(例えばエンジン出力)を制限するものであって、実AP開度を制限するものではなく、また実AP開度の誘導目標となるものでもない。
またECU10には、実AP開度に基づいて第2の駆動力制限値を算出する第2目標値算出部16が設けられている。第2目標値算出部16は、第2駆動力制限値として第2目標AP開度を算出する。この第2目標AP開度は、実AP開度を少しだけ上回る値に設定されるが、その具体的な算出方法については後述する。なお第2目標AP開度も第1目標AP開度と同様に、自車の駆動力を制限するものであって、実AP開度を制限するものではなく、また実AP開度の誘導目標となるものでもない。
またECU10には、最終駆動力制限値を算出する駆動力制限部18が設けられている。駆動力制限部18は、最終駆動力制限値として最終目標AP開度を算出する。この最終目標AP開度は、第1目標AP開度および第2目標AP開度のうち小さい方に設定する。そして、実AP開度が最終目標AP開度以下の場合には、実AP開度に対応する要求駆動力をそのまま自車駆動力に設定する。逆に、実AP開度が最終目標AP開度より大きい場合には、最終目標AP開度に対応する最終駆動力制限値を自車駆動力に設定する。後者の場合には、実AP開度に対応した要求駆動力よりも、自車駆動力が小さくなる。これにより、自車駆動力を、駆動力制限値(第1、第2および最終駆動力制限値)以下に制限しうるようになっている。
そして走行速度制限装置1は、駆動力制限部18により設定された自車駆動力に基づいて、駆動源から駆動力を取出すことにより(例えばエンジンの出力制御を行うことにより)、自車の走行制御を行うようになっている。
(走行速度制限方法)
次に、本実施形態に係る走行速度制限方法について具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係る走行速度制限方法のフローチャートである。まずS10において、乗員により設定された制限速度から、速度センサ24により検出された走行速度を減算し、速度偏差を求める。以下のS12〜S16では、速度偏差が小さくなるように、第1目標値算出部14により第1目標AP開度を算出する。
S12では、速度偏差がβより大きいか判断する。このβは、0より大きい値であって、例えば2〜10km/hである。S12の判断がYesの場合には、走行速度が制限速度より非常に小さくなっているので、S13において制限なし演算により第1目標AP開度を求める。制限なし演算は、AP開度が所定時間で全開となるように第1目標AP開度を増加させる演算であり、次式で表される。
第1目標AP開度=前回最終目標AP開度+制限なし演算用ΔAP開度 ・・・(1)
すなわち、駆動力制限部18により算出された前回の最終目標AP開度に、制限なし演算用のAP開度変化量を加算して、第1目標AP開度を算出する。
S12の判断がNo(速度偏差≦β)の場合には、S14に進んで速度偏差が−αより小さいか判断する。このαは、0より大きい値であって、例えば2km/hである。S14の判断がYesの場合には、走行速度が制限速度より非常に大きくなっているので、S15において全閉演算により第1目標AP開度を求める。全閉演算は、AP開度が所定時間で全閉となるように第1目標AP開度を減少させる演算であり、次式で表される。
第1目標AP開度=前回最終目標AP開度−全閉演算用ΔAP開度 ・・・(2)
すなわち、駆動力制限部18により算出された前回の最終目標AP開度から、全閉演算用のAP開度変化量を減算して、第1目標AP開度を算出する。
S14の判断がNo(−α≦速度偏差≦β)の場合には、走行速度が制限速度に接近しているので、S16においてフィードバック(F/B)演算により第1目標AP開度を算出する。フィードバック演算は次式で表される。
第1目標AP開度
=前回最終目標AP開度+速度偏差補正値 −加速度補正値
=前回最終目標AP開度+P係数×速度偏差−D係数×加速度 ・・・(3)
すなわち、速度偏差にP(比例制御)係数を乗算して、速度偏差補正値を算出する。また、加速度センサ26により検出された加速度にD(微分制御)係数を乗算して、加速度補正値を算出する。そして、駆動力制限部18により決定された前回の最終目標AP開度に、速度偏差補正値を加算し、さらに加速度補正値を減算して、第1目標AP開度を算出する。
なおS15の全閉演算では、第1目標AP開度の低下に伴って走行速度が低下することになるが、速度偏差≧−αになればS16のフィードバック演算に切り替わるので、走行速度が制限速度を大幅に下回ることはない。またS13の制限なし演算では、第1目標AP開度の上昇に伴って走行速度の増加が許容されることになるが、速度偏差≦βになればS16のフィードバック演算に切り替わるので、走行速度が制限速度を大幅に上回ることはない。
次にS20において、第2目標値算出部16により第2目標AP開度を算出する。
図3は、第2目標AP開度の算出サブルーチンのフローチャートである。まずS22において、AP開度センサ22により検出された実AP開度に、0以上の所定値γを加算して、第2目標AP開度を算出する。なお実AP開度に1以上の所定値を乗算して、第2目標AP開度を算出してもよい。
次にS24において、第2目標AP開度の増加量を求める。具体的には、一定周期ごとに第2駆動力制限値を算出し、今回算出した第2目標AP開度から前回算出した第2目標AP開度を減算して、所定時間(第2駆動力制限値の算出周期)当りの第2目標AP開度の増加量を求める。次にS26において、第2目標AP開度の増加量が所定値Aより大きいか判断する。S26の判断がNoの場合には、第2目標AP開度の増加量は小さいから、S27において今回の第2目標AP開度をそのまま第2目標AP開度とする。S26の判断がNoの場合には、第2目標AP開度の増加量は大きいから、S28において前回の第2目標AP開度に所定値Aを加算したものを第2目標AP開度とする。これにより、第2駆動力制限値の増加量を所定値A以下に制限することができる。
図2に戻り、S30において、駆動力制限部18により第1目標AP開度が第2目標AP開度より大きいか判断する。S30の判断がNoの場合はS31に進み、小さい方である第1目標AP開度を最終目標AP開度に設定する。S30の判断がYesの場合はS32に進み、小さい方である第2目標AP開度を最終目標AP開度に設定する。
次にS34において、実AP開度が最終目標AP開度より大きいか判断する。S34の判断がNoの場合はS35に進み、小さい方である実AP開度に対応する要求駆動力をそのまま自車駆動力に設定する。S34の判断がYesの場合はS36に進み、小さい方である最終目標AP開度に対応する最終駆動力制限値を自車駆動力に設定する。
このように設定された自車駆動力を駆動源から取出すことにより(例えば、設定された自車駆動力に基づいてエンジンの出力制御を行うことにより)、走行速度が制限速度を超えないように走行制御を行うことができる。
図4は、本実施形態の走行速度制限装置におけるAP開度と走行速度との関係を示すグラフである。なお図4(b)に示す実AP開度は、図5に示す実AP開度と一致していることに注目されたい。図4(b)に示すように、第2目標AP開度は、実AP開度を少しだけ上回るように設定されている。また、第1目標AP開度および第2目標AP開度のうち小さい方が最終目標AP開度に設定され、最終目標AP開度および実AP開度のうち小さい方が駆動力設定AP開度に設定されている。なお第1目標AP開度は、(3)式により前回最終目標AP開度を基準にして設定されるので、第2目標AP開度(および実AP開度)を大きく超えていない。
上述した本実施形態では、要求駆動力に基づいて第2目標AP開度を算出し、第1目標AP開度および第2目標AP開度のうち小さい方を最終目標AP開度としている。そのため、図4(a)に示すように走行速度が制限速度Vm以下となる状態が続いた場合(A部)でも、速度偏差補正値の累積が回避されるので、図4(b)に示すように最終目標AP開度が上昇していない(B部)。そして本実施形態では、自車駆動力を、最終目標AP開度に対応する最終駆動力制限値以下に制限している。そのため、アクセルペダルが踏み込まれた場合でも(C部)、自車の加速を抑制することが可能になり、図4(a)に示すように走行速度が制限速度を大幅に超過するのを防止することができる(D部)。
ただし、アクセルペダルが踏み込まれてから、第1目標AP開度が実AP開度を下回るまでは、実AP開度に基づく要求駆動力が自車駆動力となる。そのため、少しながら自車の加速が生じて制限速度を超過することになる。
これに対して本実施形態では、図3のS26およびS28に示すように、実AP開度に基づいて算出される第2目標AP開度の増加量を所定値A以下に制限した。これにより、実AP開度が急増する場合には、実AP開度より第2目標AP開度を小さくすることが可能になる。この第2目標AP開度に基づく第2駆動力制限値を自車駆動力とすることにより、自車の加速をさらに抑制することが可能になり、走行速度が制限速度を大幅に超過するのを確実に防止することができる。
なお、この発明は上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では駆動力制限値として目標AP開度を求めたが、目標スロットル開度や目標燃料噴射量を採用してもよい。
実施形態に係る走行速度制限装置のブロック図である。 実施形態に係る走行速度制限方法のフローチャートである。 第2目標AP開度の算出サブルーチンのフローチャートである。 実施形態の走行速度制限装置におけるAP開度と走行速度との関係を示すグラフである。 従来の走行速度制限装置におけるAP開度と走行速度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…走行速度制限装置 12…要求駆動力算出部(要求駆動力算出手段) 14…第1目標値算出部(第1駆動力制限値算出手段) 16…第2目標値算出部(第2駆動力制限値算出手段) 18…駆動力制限部(駆動力制限手段) 24…速度センサ(走行速度検出手段) 38…メモリ(制限速度記憶手段)

Claims (6)

  1. 自車の走行速度を検出する走行速度検出手段と、
    乗員により設定された制限速度を記憶する制限速度記憶手段と、
    前記制限速度と前記走行速度との偏差に基づいて第1駆動力制限値を算出する第1駆動力制限値算出手段と、
    乗員のアクセル操作に基づく要求駆動力を算出する要求駆動力算出手段と、
    前記自車の駆動力を前記第1駆動力制限値以下に制限する駆動力制限手段と、を備え、
    該駆動力制限手段の出力に基づいて前記自車の走行制御を行う走行速度制限装置において、
    前記要求駆動力に基づいて第2駆動力制限値を算出する第2駆動力制限値算出手段を備え、
    前記駆動力制限手段は、
    前記第1駆動力制限値および前記第2駆動力制限値のうち低い方を最終駆動力制限値とするとともに、
    前記自車の駆動力を前記最終駆動力制限値以下に制限する
    ことを特徴とする走行速度制限装置。
  2. 前記第2駆動力制限値算出手段は、
    前記要求駆動力以上の値を前記第2駆動力制限値とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行速度制限装置。
  3. 前記第2駆動力制限値算出手段は、
    前記要求駆動力に所定値を加算した値を前記第2駆動力制限値とする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の走行速度制限装置。
  4. 前記第2駆動力制限値算出手段は、
    所定時間当たりの前記第2駆動力制限値の変化量が所定値以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行速度制限装置。
  5. 前記第2駆動力制限値算出手段は、
    一定周期ごとに前記第2駆動力制限値を算出するとともに、
    今回算出する前記第2駆動力制限値と前回算出した前記第2駆動力制限値との偏差で表される前記第2駆動力制限値の変化量が所定値以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出する
    ことを特徴とする請求項1または4に記載の走行速度制限装置。
  6. 前記第2駆動力制限値算出手段は、
    前記第2駆動力制限値の増加量のみが前記所定値以下となるように、前記第2駆動力制限値を算出する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の走行速度制限装置。
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