JP2002266665A - 車速制限装置 - Google Patents

車速制限装置

Info

Publication number
JP2002266665A
JP2002266665A JP2001066396A JP2001066396A JP2002266665A JP 2002266665 A JP2002266665 A JP 2002266665A JP 2001066396 A JP2001066396 A JP 2001066396A JP 2001066396 A JP2001066396 A JP 2001066396A JP 2002266665 A JP2002266665 A JP 2002266665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle speed
opening
speed
predetermined
throttle opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001066396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4051887B2 (ja
Inventor
Yutaka Hayashi
裕 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2001066396A priority Critical patent/JP4051887B2/ja
Publication of JP2002266665A publication Critical patent/JP2002266665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4051887B2 publication Critical patent/JP4051887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速制限装置において、走行路の傾斜に応じ
た車速制限を低コストで実現できるようにする。 【解決手段】 アクセル開度とは無関係に開度を調整し
うる電子制御式スロットルバルブ2cと、車速を検出す
る車速検出手段10と、車速検出手段10からの検出情
報に基づき、該車速が所定速度を超えた場合には、電子
制御式スロットルバルブ2cの開度を、該アクセル開度
と対応する目標スロットル開度及び予め設定された車速
制限スロットル開度の内の何れか小さい開度に制御して
該車速を制限する制御手段21とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定速度を超えた
場合に、アクセル開度とは無関係に電子制御式スロット
ルバルブによりスロットル開度を制御して車速を制限す
る、車速制限装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車では、車速を所定の上
限速度以下に抑制すべく、車速が所定速度を超えると燃
料カットが行なわれているが、燃料カットを行なうと、
高速走行時にエンジン出力トルクが急激に低下するため
減速ショックが生じる。このため、電子制御式スロット
ルバルブ(ETV)を有する自動車では、アクセル開度
とは無関係にスロットル開度を絞って吸気量を減少させ
ることにより、減速ショックを抑制してドライバビリテ
ィや安全性を確保しながら車速を制限することが従来よ
り種々開発/提案されている。
【0003】このような技術として、例えば特開平5−
26063号公報にフォークリフトに適用された技術
(従来技術1)が開示されている。この技術では、車速
が予め設定された所定速度に達した場合には、エンジン
回転速度を、所定速度に対応する目標エンジン回転速度
に保持させるべく、ETVの開度を所定開度に制御して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術には、以下のような課題がある。つまり、一
般的に、フォークリフトは主として特定の敷地内で作業
を行なうのに対し、自動車は不特定の場所を走行するた
め、傾斜の急な下り坂を走行することもある。スロット
ル開度が、平地においては所定速度に対応する所定開度
よりも小さかったとしても、急な下り坂を走行している
場合には車速が所定速度を超えることがあり、このよう
な場合、スロットル開度が上記所定開度に開かれると却
って車速を上昇させてしまうこととなる。
【0005】走行路の傾斜に応じて上記所定開度を設定
することも考えられるが、この場合、走行路の傾斜を検
出するセンサが必要となり、また、制御も複雑になるの
で、コストが掛かってしまう。ところで、特開平11−
105580号公報にも車速制限に関する技術が開示さ
れている。この技術は、ETVを使用したものではない
が、車速が所定速度に達した場合、燃料カットを行なう
前に、スロットルバルブとは別に吸気通路に介装された
スワールコントロールバルブや過給器に対するバイパス
バルブの作動を制御して吸気量を減少させて車速を抑制
するものである。これにより、減速ショックの大きい燃
料カットを極力回避しつつ車速を所定の上限速度以下に
保持するようにしている。
【0006】このような動作を1つのETVにより実現
しようとすると、ETV開度(スロットル開度)は、車
速が所定速度よりも低い時は、アクセル開度に対応した
目標アクセル開度に制御され、車速が所定の上限速度以
上の時は、アクセル開度とは関係無しに所定開度に制御
されることとなる。即ち、上記従来技術1と略同様の制
御が行なわれることとなり、同様の課題が生じることと
なる。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、走行路の傾斜に応じた車速制限を低コストで
実現できるようにした、車速制限装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車速制限装置では、制御手段により、車速検
出手段からの検出情報に基づき、車速が所定速度を超え
た場合には、電子制御式スロットルバルブの開度が、ア
クセル開度と対応する目標スロットル開度及び予め設定
された車速制限スロットル開度の内の何れか小さい開度
に制御されて車速が制限される。
【0009】請求項2記載の本発明の車速制限装置で
は、車速制限スロットル開度が、車速制限の開始からの
時間経過に応じて減少するように設定される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1及び図2は本発明の一
実施形態としての車速制限装置について示す図である。
なお、本実施形態では、内燃機関に、燃焼室内に燃料を
直接噴射する筒内噴射内燃機関(筒内噴射エンジン、以
下、単にエンジンとも言う)を適用した例を示す。
【0011】本車速制限装置がそなえられる筒内噴射エ
ンジンは、図1に示すように構成されており、燃焼室1
には、吸気通路2および排気通路3が連通しうるように
接続されており、吸気通路2と燃焼室1とは吸気弁4に
よって、排気通路3と燃焼室1とは排気弁5によって、
それぞれ連通制御されるようになっている。また、吸気
通路2には、エアクリーナ2a,吸入空気量を検出する
エアフローセンサ(AFS)2b,吸入空気量を制御す
るスロットルバルブ2c,スロットルバルブ2cの開度
を検出するスロットルポジションセンサ(TPS)2d
が設けられており、スロットルバルブ2cは、アクセル
ペダルの踏込量とは独立して作動可能な電子制御式スロ
ットルバルブ(ETV)により構成されている。
【0012】また、排気通路3には、排気中のO2濃度
を検出するO2センサ3a,排気浄化用触媒としての三
元触媒(以下、単に触媒とも言う)6及び図示しないマ
フラが設けられている。また、燃焼室1には、インジェ
クタ8が燃焼室1へ燃料を直接噴射すべくその開口を燃
焼室1に臨ませるように配置されている。このような構
成により、スロットルバルブ2cの開度に応じエアクリ
ーナ2aを通じて吸入された空気が、吸気弁4の開放に
より燃焼室1内に吸入され、燃焼室1内のピストン上面
に形成された半球状の凹部1aにより縦渦(逆タンブル
流)に生成されて、ECU(電子制御ユニット)20か
らの信号に基づいてインジェクタ8から噴射された燃料
と混合されるようになっている。そして、ECU20か
らの信号により燃焼室1内で点火プラグ7を適宜のタイ
ミングでこの混合気に点火を行なうことにより、この混
合気を燃焼させてエンジントルクを発生させるようにな
っている。燃焼後の排気は、燃焼室1内から排気通路3
へ排出され、触媒6で浄化されてから、マフラで消音さ
れて排出されるようになっている。
【0013】また、このエンジンには、上述したAFS
2b,TPS2d,O2センサ3aの他に、例えば、ク
ランクシャフト9に付設されたクランク角センサ9a
や、車速センサ(車速検出手段)10や、アクセルペダ
ルの踏み込み量を検出するアクセルポジションセンサ
(APS)11等の種々のセンサが設けられており、こ
れらのセンサからの検出情報がECU20へ送られるよ
うになっている。
【0014】筒内噴射エンジンについてさらに説明する
と、筒内噴射エンジンでは、このように燃焼室1内で吸
入空気を逆タンブル流に生成することにより、点火プラ
グ7近傍に少量の燃料を集めて層状燃焼させ、混合気全
体としては極めてリーンな空燃比での燃焼(希薄燃焼)
が可能となっている。そして、筒内噴射エンジンは、燃
料噴射の態様として、このようにリーンな空燃比下で運
転を行なうリーン運転モードと、空燃比が理論空燃比
(ストイキ)近傍となるようにO2センサ3aからの検
出情報等に基づいてフィードバック制御を行なうストイ
キ運転モードと、リッチな空燃比で運転を行なうリッチ
運転モードとが設けられている。なお、リーン運転モー
ドでの運転をリーン運転、ストイキ運転モードでの運転
をストイキ運転、リッチ運転モードでの運転をリッチ運
転という。
【0015】そして、このような運転モードの選択及び
目標空燃比の設定は、ECU20により運転状態に応じ
て行なわれるようになっている。つまり、ECU20
は、TPS2d及びクランク角検出手段9aの検出情報
に基づきエンジン負荷Pe及びエンジン回転速度Ne
(運転状態)を計算し、この運転状態に応じてエンジン
の運転モードを設定するようになっており、エンジン負
荷Pe及びエンジン回転速度Neが大きくなるほど、リ
ーン運転,ストイキ運転,リッチ運転の順に運転モード
を設定するようになっている。
【0016】さて、本発明の一実施形態としての車速制
限装置について説明すると、本車速制限装置は、上述し
た車速センサ10と、ECU20内の機能として構成さ
れる車速制限手段(制御手段)21とをそなえて構成さ
れている。車速制限手段21は、車速Vが、予め設定さ
れた所定の上限速度VMAXを超えないように車速制限を
行なうものであり、車速センサ10により検出された車
速情報に基づいて、スロットル開度θTを所定のスロッ
トル開度θT,0に制御して吸気量を絞る(以下、これを
吸気量制限という)か、又は、インジェクタ8の作動を
制御して燃料カットを行なうことにより、上記車速制限
を行なうようにしている。
【0017】具体的には、車速Vが第1所定速度V
1(例えば184km/h)以上になると、まず、吸気
量制限を用いて車速制限制御が開始されるようになって
おり、この吸気量制限は、制限開始後、所定時間t
1(例えば5秒)以内に車速Vが、第1所定速度V1より
も低めに設定された第3所定速度V3(例えば178k
m/h)以下になるか、或いは、所定時間t1経過後
に、第1所定速度V1よりも低め且つ第3所定速度V3
りも高めに設定された第4所定速度V4(例えば182
km/h)未満であれば車速Vは十分に制限されたとし
て終了するようになっている。
【0018】一方、吸気量制限制御を開始してから所定
時間t1(例えば5秒)経過しても、車速Vが第4所定
速度V4以上であれば、吸気量制限による車速低減効果
がないとして燃料カットが開始され、車速Vが第5所定
速度V5(例えば174km/h)以下になるまで持続
されるようになっている。さらに、吸気量制限制御中
に、車速Vが第1所定速度V1よりも高い第2所定速度
2(例えば190km/h)以上になると、このまま
では車速Vが所定の上限速度VMAXを超えてしまう虞が
あるとして、燃料カットが直ちに開始されるようになっ
ている。
【0019】つまり、車速制限を行なうに当たり、先ず
吸気量制限により車速を減速させ、所定期間t1内に吸
気量制限により顕著な車速減速効果が得られなかった場
合、或いは、車速が高いため急速な減速を行なわなけれ
ばならない時に限定して、減速効果を優先して燃料カッ
トを行なうようにしているのである。ここで、本発明の
大きな特徴である吸気量制限について説明すると、この
吸気量制限は、上述したように、車速Vが第1所定速度
1以上になると、吸気量の絞りを目的にスロットル開
度θTをアクセル開度とは無関係に所定スロットル開度
θT,0に制御するものである。
【0020】車速制限の行なわれない通常走行中は、A
PS11により検出されたアクセル開度(実アクセル開
度)θA,1とランク角センサ9aに基づき演算されるエ
ンジン回転速度Neとから目標エンジン負荷Pe0が決
定され、この目標エンジン負荷Pe0からスロットル開
度が決定されるようになっている。ここでは、このよう
な通常の手順にしたがって、実アクセル開度θA,1と所
定の車速制限アクセル開度θA,LIMとを比較して、これ
らの内の何れか小さい方のアクセル開度と、エンジン回
転速度Neとから目標エンジン負荷Pe0を設定し、こ
の目標エンジン負荷Pe0から所定スロットル開度θT,0
を設定するようになっている。
【0021】つまり、車速制限が行なわれる際、スロッ
トル開度θTは、実アクセル開度θA ,1に対応する目標ス
ロットル開度θT,1及び車速制限アクセル開度θA,LIM
対応する車速制限スロットル開度θT,LIMの内の何れか
小さい方の開度に制御されるようになっているのであ
る。そして、これにより、傾斜の急な坂道を下っている
際に車体を加速させてしまうことを防止できるようにな
っている。つまり、従来技術の課題として上述したよう
に、吸気量制限を行なうための所定スロットル開度θ
T,0を一定にすると、急な傾斜の坂道を下っている場
合、車速が所定速度を超えた時にスロットル開度θT
所定スロットル開度θT,0になるように制御すると却っ
てスロットル開度θ Tを実アクセル開度θT,1に対応する
目標スロットル開度θT,1よりも大きくして車体を加速
させてしまう虞がある。
【0022】そこで、本車速制限装置では、所定スロッ
トル開度θT,0として、実アクセル開度θA,1と対応する
目標スロットル開度θT,1、及び、車速制限アクセル開
度θ A,LIMと対応する車速制限スロットル開度θT,LIM
内の何れか小さい開度を選択することで、このような傾
斜の急な坂道を下っている際に車体を加速させてしまう
ことを防止しているのである。
【0023】また、ここでは、車速制限アクセル開度θ
A,LIMは、例えば下式(1)に示すように設定され、車
速制限アクセル開度θA,LIMひいては車速制限スロット
ル開度θT,LIMは、車速制限制御の開始(具体的には吸
気量制限開始)時点からの経過時間tに応じて減少して
設定されるようになっている。このような設定により、
車速制限開始時の減速の度合いを小さめにして車体に発
生するショックを抑制でき、また、経過時間tに応じて
減速の度合いを徐々に大きくして効果的に車速制限を行
なえるようにしている。
【0024】 θA,LIM=α−t×(α−β)/t1 , (但し、α>β) …(1) 上式(1)により、車速制限アクセル開度θA,LIMは、
制御開始時には最大値としてαに、 吸気量制限制御の
最大継続時間t1には最小値としてβに設定されるよう
になっている。
【0025】車速に換算すると、上式(1)中のαは、
例えば平地(傾斜のない平坦な走行路)走行時の車速1
80km/hに相当するアクセル開度として設定され、
βは、例えば平地走行時の車速140km/hに相当す
るアクセル開度として設定されるようになっている。
α,βは、マッチングパラメータであり、設計条件に応
じて適宜設定されるものである。但し、少なくとも平地
走行時には、車速Vが第1所定速度(ここでは184k
m/h)V1を超えた時、車速制限アクセル開度θA,LIM
が実アクセル開度θA,1よりも小さく設定される(即
ち、車速制限スロットル開度θT,LIMが目標スロットル
開度θT,1よりも小さく設定される)ようにして、吸気
量ひいては車速を制限する必要がある。つまり、平地走
行時における第1所定速度に対応するスロットル開度θ
Tよりも、車速制限スロットル開度θT,LIMは小さくなる
ように設定しなければならない。
【0026】なお、本発明の車速制限装置では、スロッ
トル開度θTが、実アクセル開度θA, 1に対応する目標ス
ロットル開度θT,1と車速制限スロットル開度θT,LIM
の内の何れか小さい方の開度に制御されるように構成さ
れていれば良い。したがって、車速制限アクセル開度θ
A,LIMに代えて、車速制限エンジン負荷PeLIMを設定
し、この車速制限エンジン負荷PeLIMと実アクセル開
度θA,1に対応する目標エンジン負荷Pe0との内の何れ
か小さい方のエンジン負荷に基づき所定スロットル開度
θT,0を設定するようにしても良いし、勿論、車速制限
スロットル開度θT ,LIMを直接設定するとともに通常走
行時には目標スロットル開度θT,1に基づいてETV2
cを制御するようにし、一方、車速が第1所定速度V1
以上になった場合には、車速制限スロットル開度θ
T,LIMと目標スロットル開度θT,1との内の何れか小さい
方の開度を所定スロットル開度θT,0として選択するよ
うに構成しても良い。
【0027】本発明の一実施形態としての車速制限装置
は、上述したように構成されており、例えば図2に示す
ようにして制御が行なわれる。つまり、先ず、ステップ
S10で、車速センサ10の検出結果に基づき、車速V
が第1所定速度V1(例えば184km/h)以上であ
るか否かが判定され、車速Vが第1所定速度V1以上で
あればステップS20に進みタイマがスタートされ、さ
らにステップ30へ進み、一方、車速Vが第1所定速度
1よりも低ければ、車速制限を行なわずにリターンす
る ステップS30では、APS11により検出された実ア
クセル開度θA,1と上式(1)より決定された車速制限
アクセル開度θA,LIMとが比較され、これらのアクセル
開度の内の何れか小さい方のアクセル開度とエンジン回
転速度Neとから目標エンジン負荷Peが決定され、さ
らに、この目標エンジン負荷Peから、所定スロットル
開度θT,0が決定される。そして、この所定スロットル
開度θT,0になるようにETV2cの作動が制御されて
吸気量制限による車速制限が開始され、ステップS40
へ進む。
【0028】そして、S40では、車速Vが第2所定速
度V2(例えば190km/h)以上であるか否かが判
定され、車速Vが第2所定速度V2以上であれば直ぐに
も所定の最高速度VMAXを超えてしまう虞があるとし
て、図示しないステップによりタイマがリセットされた
後、ステップS100に進み直ちに燃料カットが開始さ
れる。一方、車速Vが第2所定速度V2以上でなければ
ステップS50に進む。ステップS50では、車速Vが
第3所定速度V3(例えば178km/h)以下である
か否かが判定され、車速Vが第3所定速度V3以下であ
れば、ステップS80に進みタイマ(吸気量制限経過時
間t)がリセットされた後、リターンし、一方、車速V
が第3所定速度V3よりも高速であれば、ステップS6
0に進む。
【0029】ステップS60では、ステップS30で吸
気量制限が開始されてから所定時間t1が経過したか否
か(吸気量制限経過時間tが所定時間t1以上であるか
否か)が判定され、所定時間t1が経過していなければ
ステップS30に進み、所定スロットル開度θT,0が再
設定されるとともに吸気量制限が引き続き行なわれる。
一方、所定時間t1が経過していれば、ステップS70
に進み、車速Vが第4所定速度V4(例えば182km
/h)以上であるか否かが判定され、第4所定速度V4
以上であれば、吸気量制限により十分に車速を制限でき
なかったとしてステップ100に進み燃料カットが行な
われ、第4所定速度V4よりも低速であれば、車速は十
分に制限されたとして、ステップS80でタイマ(吸気
量制限経過時間t)がリセットされた後、リターンす
る。
【0030】また、ステップS100に進み燃料カット
が開始されると、ステップS110に進み、車速Vが第
5所定速度V5(例えば174km/h)以下であるか
否かが判定され、車速Vが第5所定速度V5以下でなけ
れば、ステップS100に戻り、燃料カットが引き続き
行なわれ、一方、車速Vが第5所定速度V5以下であれ
ば、車速は十分に低下したとして、リターンする。つま
り、車速Vが第5所定速度V5以下になるまで燃料カッ
トが行なわれるのである。
【0031】このように、本車速制限装置によれば、車
速制限が行なわれる際には、燃料カットを行なう前に、
スロットル開度θTを所定スロットル開度θT,0に制御す
ることにより先ず吸気量制限が行なわれるので、燃料カ
ットによる減速ショックをできるだけ回避しつつ車速制
限を行なえるという利点がある。また、本車速制限装置
では、所定スロットル開度θT,0として、実アクセル開
度θA,1と対応する目標スロットル開度θT,1、及び、車
速制限アクセル開度θA, LIMと対応する車速制限スロッ
トル開度θT,LIMの内の何れか小さい開度が選択される
ので、上述したように傾斜の急な坂道を下っている際
に、却って車体を加速させてしまうことを防止できる。
【0032】また、走行路の傾斜を検出する手段を設け
ずに、低コストにこのような効果が得られるという利点
もある。また、吸気量制限制御が開始されてからの経過
時間t1に応じて、車速制限アクセル開度θA,LIMひいて
は車速制限スロットル開度θT,LIMが減少するので、車
速制限開始時には比較的緩やかに吸気量制限が行なわれ
て減速ショックが発生することが抑制され、また、徐々
に減速の度合いを上昇させて効果的に減速を行なえると
いう利点がある。
【0033】なお、本発明の車速制限装置は、上述の実
施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の変形を行なうことが可能である。例えば、上述の
実施形態では、車速制限スロットル開度θT,LIMを、車
速制限制御(吸気量制限制御)が開始されてからの経過
時間t1に応じて減少させるように構成しているが、経
過時間t1に関わらず一定としても良い。
【0034】また、上述の実施形態では、図2のフロー
チャートに示すように、吸気量制限を開始してから所定
時間経過しても十分に減速効果が得られなかったり、車
速Vが所定速度よりも高速になったりした場合には、ス
テップS100に進んで燃料カットが行なわれるように
なっているが、ステップS100において、燃料カット
を行なう代わりに、ステップS30よりも減速効果の高
い吸気量制限を行なうようにしても良い。即ち、ステッ
プS100を、ステップS30で設定するよりもスロッ
トル開度θTを小さく設定するステップとして構成して
も良い。
【0035】また、上述の実施形態では、本発明の車速
制限装置を、筒内噴射内燃機関に適用した例を説明した
が、本発明の車速制限装置は、吸気ポート噴射内燃機関
にも適用しうるものである。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の車
速制限装置によれば、車速が所定速度を超えた場合に
は、電子制御式スロットルバルブの開度が、アクセル開
度と対応する目標スロットル開度及び予め設定された車
速制限スロットル開度の内の何れか小さい開度に制御さ
れるので、急な傾斜の坂道を下っているため、目標スロ
ットル開度が車速制限スロットル開度よりも小さいのに
もかかわらず車速が所定速度を超えてしまうような場合
に、電子制御式スロットルバルブの開度を車速制限スロ
ットル開度に上げて却って加速させてしまうことを防止
でき、さらに、走行路の傾斜を検出する検出手段を設け
ずに低コストで上記制御を行なうことができるので、走
行路の傾斜に応じた車速制限を低コストで実現できると
いう利点がある。
【0037】請求項2記載の車速制限装置によれば、車
速制限スロットル開度が、時間経過に応じて減少するよ
うに設定されるので、車速制限開始時の減速ショックを
抑制でき、且つ徐々に車速制限の度合いを高めて効果的
に車速を制限できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車速制限装置及び
車速制限装置が装備される内燃機関の全体構成を示す模
式図である。
【図2】本発明の一実施形態としての車速制限装置の制
御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2c 電子制御式スロットルバルブ(ETV) 10 車速センサ(車速検出手段) 20 ECU(電子制御ユニット) 21 車速制限手段(制御手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3G065 AA00 CA00 DA04 EA08 EA11 FA06 FA08 FA11 GA10 GA11 GA41 GA46 KA36 3G093 AA00 BA07 CB03 DA06 DA07 DA11 DB05 DB23 EA05 EA09 EC01 FA04 FA11 FB02 3G301 HA01 HA04 HA16 JA35 KB03 KB07 LA03 MA24 NA08 ND01 NE23 PA11Z PD02Z PE03Z PF01Z PF03Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセル開度とは無関係に開度を調整し
    うる電子制御式スロットルバルブと、 車速を検出する車速検出手段と、 該車速検出手段からの検出情報に基づき、該車速が所定
    速度を超えた場合には、該電子制御式スロットルバルブ
    の開度を、該アクセル開度と対応する目標スロットル開
    度及び予め設定された車速制限スロットル開度の内の何
    れか小さい開度に制御して該車速を制限する制御手段と
    をそなえて構成されたことを特徴とする、車速制限装
    置。
  2. 【請求項2】 該車速制限スロットル開度が、該車速制
    限の開始からの時間経過に応じて減少するように設定さ
    れることを特徴とする、請求項1記載の車速制限装置。
JP2001066396A 2001-03-09 2001-03-09 車速制限装置 Expired - Fee Related JP4051887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001066396A JP4051887B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 車速制限装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001066396A JP4051887B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 車速制限装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002266665A true JP2002266665A (ja) 2002-09-18
JP4051887B2 JP4051887B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=18924888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001066396A Expired - Fee Related JP4051887B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 車速制限装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4051887B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008016168A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif de commande de la force de propulsion d'un véhicule
JP2009036163A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Honda Motor Co Ltd 走行速度制限装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008016168A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif de commande de la force de propulsion d'un véhicule
US8515632B2 (en) 2006-07-31 2013-08-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Driving force controller for vehicle
JP2009036163A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Honda Motor Co Ltd 走行速度制限装置
US8374762B2 (en) 2007-08-03 2013-02-12 Honda Motor Co., Ltd. Travel speed limiting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4051887B2 (ja) 2008-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3235101B2 (ja) 筒内噴射内燃機関の燃料制御装置
JP4597156B2 (ja) トルクディマンド型の内燃機関の制御装置
EP2787204B1 (en) Fuel cut control device and fuel cut control method for internal combustion engine
JP2000073820A (ja) 筒内噴射式エンジンの制御装置
JP3570875B2 (ja) 筒内直噴エンジンの燃料噴射制御装置
JP4274643B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP3791288B2 (ja) 車載用内燃機関の制御装置
JP3407648B2 (ja) 内燃機関制御装置
JPH0530981B2 (ja)
JPS62170760A (ja) 内燃エンジンの排気還流制御方法
JP2002266665A (ja) 車速制限装置
KR100281302B1 (ko) 구동력 제어장치
JP2006316761A (ja) 内燃機関のトルク制御装置
JPH1068376A (ja) 希薄燃焼内燃機関
JP6337799B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP3879270B2 (ja) 車載内燃機関の負圧制御装置
JPH1136920A (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP3678033B2 (ja) エンジンの燃焼開始時制御方法
JP2002089342A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2864681B2 (ja) 内燃エンジンの空燃比制御方法
JP4168362B2 (ja) 筒内噴射式内燃機関のクルーズ制御装置
JPH1130144A (ja) 車両用エンジンの吸入空気量制御装置
JPH1018879A (ja) 車両用内燃機関の吸気制御装置
JP2000130211A (ja) 希薄燃焼内燃機関
JP3500999B2 (ja) 車両のエンジン始動制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4051887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees