JP2009032251A - 同期運転を行う数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう場合に、各制御軸間での位置差が増大しないようにし連結部に負荷が加わるのを防止する数値制御装置を提供すること。
【解決手段】サーボオン時の各制御軸の移動指令の初速度を、パラメータの設定や実速度の大小関係や速度差から求め、サーボオン後の移動指令の実行に際し、各制御軸間での位置差が増加しないようにする。また、移動指令の初速度を各制御軸の実速度とし、実速度の大小関係から目標対象軸を定め、他の制御軸は指令加速度・減速度により目標対象軸の位置および速度を目標として加減速制御し、サーボオン後の移動指令実行中に各制御軸間での位置差および速度差を徐々に解消し、急激な速度変化を無くし、機械的なショックを抑制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、サーボモータの位置又は該サーボモータで駆動制御される制御軸の位置の制御に関し、特に、サーボモータに電流を流さない状態でサーボモータ(可動部)が惰走しているとき、サーボモータに電流を流し位置制御を開始するときの位置制御に特徴を有する数値制御装置に関する。
ダイキャストマシンやプレス機械において、サーボモータによって可動側金型(制御軸)を駆動して金型の開閉を行なう方式のものにおいては、金型を開くとき、大きな力が必要となることから、可動側金型を駆動するサーボモータへの通電を遮断し電流を流さない状態(この状態を以下「サーボオフ」という)とし、固定側金型から油圧などでワーク及び可動側金型を突き上げ、金型が開き、可動側金型が惰走しているとき、サーボモータに電流を流す状態(以下この状態を「サーボオン」という)とし、可動側金型(制御軸)の位置制御を行なうようしているのも公知である。
サーボオフで惰走により動いている軸に対して、位置制御による移動指令と同時にサーボオフを解除して、サーボオンに切り換えた時点の実速度を移動指令の初速度とすることにより、滑らかに移動指令を開始する数値制御装置について特願2005−370821号として出願し、2007年7月15日に出願公開されている(特開2007−172394号公報)。
ダイキャストマシンやプレス機械において可動部が大型になったときでは、2つ以上の複数のサーボモータによってこの大型の可動部を駆動制御する同期制御が採用される。この場合、固定側金型から油圧などでワーク及び可動側金型を突き上げる際に、突き上げられる部位が微妙にずれるなどにより、2つ以上の複数のサーボモータに均等に突き上げ力が伝達されるとは限らなかった。
そして、その前記特願2005−370821号(特開2007−172394号公報)では、サーボオフの状態で外力により突き出されて惰走している軸に対して、サーボオンをして移動指令を開始する数値制御装置において、複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう場合、サーボオンに切り換えた時点の各制御軸の実速度を各々の移動指令の初速度として、以後同一の移動指令を開始するようになっている。
特願2005−370821号(特開2007−172394号公報)
複数のサーボモータを連結し同期運転を行なう場合、サーボオン時の各制御軸の実速度を移動指令の初速度として、同じ加速度で加速するため、各制御軸間の位置差が徐々に増加し、連結部に負荷がかかる等の課題がある(図20参照)。そこで本発明は上記課題を解決することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での指定された制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、前記実速度検出手段で検出した実速度を、前記複数のサーボモータでそれぞれ駆動制御される制御軸の共通の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置である。
請求項2に係る発明は、複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータでそれぞれ駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、前記実速度検出手段で検出した実速度と、前記サーボモータに電流を流す状態に切り換えた後の指令速度とに基いて、前記制御軸の共通の移動指令の初速度を設定する初速度設定手段と、前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置である。
請求項3に係る発明は、複数のサーボモータを連結し同期運転を行なう数値制御装置であって、前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータで駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度のうちの最高速度と最低速度との中間の値の速度を、それぞれの制御軸に共通の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置である。
請求項4に係る発明は、前記初速度設定手段は、前記実速度検出手段で検出した最高速度と最低速度の平均値を、それぞれの制御軸に共通の、移動指令の初速度として設定することを特徴とする請求項3に記載の同期運転を行う数値制御装置である。
請求項5に係る発明は、前記初速度設定手段は、前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度の平均値を、それぞれの制御軸に共通の、移動指令の初速度として設定することを特徴とする請求項3に記載の同期運転を行う数値制御装置である。
請求項6に係る発明は、複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータで駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度をそれぞれの制御軸の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度と前記サーボモータに電流を流す状態に切り換えた後の指令速度との大小関係に基いてそれらの制御軸の中から目標対象軸を選定する目標対象軸選定手段と、前記目標対象軸選定手段で選定されなかった制御軸は、指令の加速度・減速度により前記目標対象軸の位置および速度を目標として加減速制御する加減速制御手段とを備え、サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた後の移動指令実行中にそれぞれの制御軸間の位置差および速度差を徐々に解消するようにしたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置である。
請求項7に係る発明は、前記目標対象軸設定手段は、目標対象軸を、サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時のそれぞれの制御軸の実速度の平均値と移動指令の指令速度とを比較した結果に基いて選定することを特徴とする請求項6に記載の同期運転を行う数値制御装置である。
本発明では、サーボオンに切り換えた時点での指定された制御軸や各制御軸の実速度の大小関係や速度差から、最適な初速度を求め、各制御軸の移動指令の初速度をこの共通の最適な初速度とすることにより、サーボオン後の移動指令の実行に際し、各制御軸間の位置差が増加しないため、連結部への負荷が軽減できる。
さらに、サーボオン時の移動指令の初速度は各制御軸の実速度とし、実速度の大小関係から目標対象軸を定め、他の制御軸は指令加速度・減速度により目標対象軸の位置および速度を目標として加減速制御し、目標対象軸の位置および速度に到達した時点で、サーボオン後の各制御軸間の位置差およびサーボオン前(サーボオフ時)の位置差のいずれも解消することができるため、連結部への負荷をさらに軽減できる。
また、各制御軸間の位置差および速度差を徐々に解消するので、急激な速度変化を無くし、機械的なショックも抑制できる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、本願発明の前提である前記特願2005−370821号(特開2007−172394号公報)に開示された発明である、サーボモータに電流を流さない状態で該サーボモータで駆動制御される制御軸が惰走している状態から、該制御軸の位置、速度を制御するためにサーボモータに電流を流して位置、速度制御状態に切り換えるとき、速度変化を無くし、滑らかな移動で切り換える数値制御装置について説明する。
図1は、従来からの数値制御装置と同様に、数値制御部1とサーボ制御部2で構成され、数値制御部1から指令された移動指令に基づいて、サーボ制御部2はサーボモータ3の位置、速度、さらには電流ループ制御を行いサーボモータ(該サーボモータで駆動される制御軸)の位置、速度を制御する。従来の数値制御装置と相違する点は、数値制御部1において、速度取得手段13、実速度に応じた位置偏差量を算出する位置偏差量算出手段14及び加減算器15,16が追加して設けられている点、さらに、移動指令を出力する位置指令手段12において、サーボオン時に現在の実速度を初速度として移動指令の分配処理を行っている。
サーボモータ(該サーボモータで駆動される制御軸)3の位置制御を行なうときは、位置指令手段12は、従来と同様に、NCプログラムで指令された移動指令や作業者が指令した移動指令に基づいて移動指令の分配処理を行い、所定分配周期(移動指令出力周期)毎の分配指令移動量MCMDを求め、加減算器16を介してサーボ制御部2の位置偏差カウンタ21に出力する。この場合、加減算器15からの指令、及びフォローアップ手段11からの指令は無いので、位置指令手段12で求められた分配指令移動量MCMDがそのまま位置偏差カウンタ21に加算されることになる。
位置偏差カウンタ21は、分配指令移動量MCMDを加算すると共に、位置・速度検出器4からの位置フィードバック量を減算して位置偏差を求める。位置制御部22では、この位置偏差に位置ループゲインを乗じて速度指令を求める。
加減算器23は、この速度指令から、位置・速度検出器4からフィードバックされる速度フィードバック量を減じて速度偏差を求める。速度制御部24は、PI制御(比例積分制御)等の速度ループ制御を行いトルク指令(電流指令)を求める。加減速器25は、速度制御部24から受取るトルク指令から、アンプ27に設けられた電流検出器からフィードバックされてくる電流フィードバック量を減じて電流偏差を求め、電流制御部26で電流ループ制御を行い、アンプ27を介して、サーボモータ3を駆動制御する。
上述した位置制御動作については、従来の数値制御装置における位置制御動作と変わりない。
サーボモータ3の動力源をオフにしてサーボモータ3に電流を流さないサーボオフとしたとき、サーボモータ3は自由に回転可能となる。そのため、外力の油圧等で該サーボモータ3で駆動される制御軸(ダイキャストマシンやプレス機械において可動側金型等)が突き出されたとき、可動部及びサーボモータは惰走することになる。数値制御部1は、この惰走中のサーボモータ3の位置(制御軸の位置)を把握するためにフォローアップ手段11を備え、サーボオフ時にはこのフォローアップ手段11が作動する。
サーボモータ3の惰走に伴って、位置・速度検出器4からの位置フィードバック信号は位置偏差カウンタ21に入力される。例えば、サーボモータ3がプラス方向に惰走しているとすると、位置偏差カウンタ21には負の値が増加することになる。数値制御部1のフォローアップ手段11は、所定周期毎この位置偏差カウンタ21の値を読み出し、該読み出した値によって、サーボモータ(可動部)3の現在位置を記憶する現在位置レジスタの値を更新すると共に、位置偏差カウンタ21が「0」となるように、読み出した値の符号を反転した値を加減算器16を介して位置偏差カウンタ21に出力し、位置偏差カウンタを「0」とする。
なお、このサーボオフ時には、位置指令手段12から加減算器16を介しての位置偏差カウンタ21への入力も、加減算器15から加減算器16を介しての位置偏差カウンタ21への入力も無い。
以下、サーボオフの状態中は、フォローアップ手段11が動作を繰り返し実行し、サーボモータの現在位置を更新しながら位置偏差カウンタを「0」にする。
こうしたサーボオフの状態から、サーボオフを解除しサーボモータ3を動力源に接続し、サーボモータ3に電流を流すサーボオン状態に切り換えると、位置制御が開始される。可動側金型(制御軸)がサーボモータで駆動されるダイキャストマシンやプレス機械等においては、可動側金型(制御軸)が油圧等の外力で固定側金型から突き出され、金型が開いたとき、サーボオンとされて位置制御が開始される。
このサーボオンとなったとき、数値制御装置1の速度取得手段13は、位置・速度検出器4で検出しフィードバックされてくる実速度を取得し、この取得した実速度を位置指令手段12に出力する。位置指令手段12は、この実速度を初速度として分配指令移動量を求め出力する。また、実速度に応じた位置偏差量算出手段14は、サーボオンとなった最初の分配周期のみ、速度取得手段13で取得したこの実速度に応じた位置偏差量を算出する。加減算器15では、この算出された位置偏差量と位置偏差カウンタに残る位置偏差量の符号を反転した値とを加算する。この加算した値と、位置指令手段12から出力される指令移動量とを加減算器16で加算して、位置偏差カウンタ21に出力する。
実速度に応じた位置偏差量を算出する位置偏差量算出手段14で求める実速度に応じた位置偏差量は、次のようにして求められる。
位置偏差量=速度/位置ループゲイン
したがって、サーボオン時の位置・速度検出器4で検出される実速度をV0、サーボオン時の実速度に相当する位置偏差量をERRv0とすると、
ERRv0=V0/位置ループゲイン
となり、位置偏差量のERRv0は、サーボオン時の実速度V0と位置ループゲインによって求められる。
ここで、位置指令手段12で実速度を初速度として求めたサーボオン時の最初の分配周期の分配指令移動量をMCMDv0とし、また、サーボオン時に位置偏差カウンタ21に残る位置偏差量をERRsvonとすると、サーボオン時の最初の分配周期で位置偏差カウンタ21に出力される指令値は
MCMDv0+ERRv0−ERRsvon
となる。そして、その後の分配周期では、位置指令手段12で実速度を初速度としてプログラムや作業者が指令した移動指令に応じて求められた分配指令移動量が位置偏差カウンタ21に出力されることになる。
図2は、このサーボオン時の指令移動量の変化を示す図である。
サーボオフでサーボモータ3が惰走している状態で、サーボオンされると、該サーボオン後の最初の分配周期では、上述したように「MCMDv0+ERRv0−ERRsvon」の指令値が位置偏差カウンタ21に出力される。この後の周期では、位置指令手段12で求められるプログラムや作業者が指令した移動指令に基づいて、速度取得手段13で取得した実速度を初速度として、加減速処理された指令移動量が指令されることになる。
サーボオン時の最初の分配周期では「MCMDv0+ERRv0−ERRsvon」の移動指令量が出力されるが、まず、サーボオン時に位置偏差カウンタ21に残る位置偏差量ERRsvonの符号を逆転した「−ERRsvon」が位置偏差カウンタ21に加算されることによって、この位置偏差カウンタ21に残っていた残移動量がクリアされる。また、サーボモータ3が今回の移動指令を出力するまでの時間、すなわち、1分配周期間に移動している移動量(その時の実速度に対応する移動量)を示す「ERRv0」が位置偏差カウンタ21に加算されるが、この値は、位置フィードバック量によって減算されることになるから、結局、位置偏差カウンタ21に残る量は、位置指令手段12で求め出力された指令移動量「MCMDv0」となり、サーボモータ3はこの分配指令移動量「MCMDv0」=位置偏差量によって駆動されることになって、サーボオン時に惰走していた速度で駆動開始されることになり、図2に示すように、サーボモータ3の速度はサーボオン時に、急激に減速されるようなことは無く滑らかに駆動開始されることになる。
なお、上述した例では、サーボオン時に位置偏差カウンタ21に残る位置偏差量ERRsvonをサーボオン時の最初の分配周期に、その符号を逆転して位置偏差カウンタ21に加算するようにしたが、サーボオンのタイミングをフォローアップ手段11が位置偏差カウンタ21を「0」にクリアするタイミングで行なうようにすれば、この位置偏差量ERRsvonは「0」となり、加減算器15は必要無く、この位置偏差量ERRsvonをサーボオン時の最初の分配周期時に付勢する必要は無くなる。また、サーボオン時に位置偏差カウンタ21に残る位置偏差量ERRsvonが無視できる程度の場合には、同様に、位置偏差量ERRsvonの符号を反転させて位置偏差カウンタ21に加算する必要も無く加減算器15は必要で無くなる。この場合におけるサーボオン時の指令移動量(サーボモータの速度)を図3に示す。
こうして駆動されたサーボモータは、図4に示すように、サーボオン時におけるサーボモータの惰走速度を初速度とし、その後、加速されてプログラムや作業者が指定した目標速度に制御されることになる。
また、サーボオン時に取得した実速度を初速度及び目標速度とすることによって、図5に示すような、サーボオン後の速度を一定にする制御もできる。
図6は、サーボオフの状態から、サーボオンしたときの数値制御部1のプロセッサが所定分配周期毎実施する処理のフローチャートである。
NCプログラム若しくは作業者が指令した終点まで制御軸(サーボモータ3)が達したか判断する(ステップA1)。達してなければサーボオンした最初の周期かどうか判断する(ステップA2)。最初の周期である場合には、位置・速度検出器4から出力される現在速度である実速度V0を読み取り(ステップA3)、該実速度V0に相当する位置偏差量ERRv0を以下の式で計算する(ステップA4)。
ERRv0=V0/位置ループゲイン
次に、この時点(サーボオン時)で位置偏差カウンタ21に記憶する位置偏差量ERRsvonを読み取る(ステップA5)。また、ステップA3で読み出した実速度V0を初速度とし、該実速度V0に応じた分配移動指令量MCMDv0を算出する(ステップA6)。それから、このステップA6で求めた分配移動指令量MCMDv0と、ステップA4で求めた、実速度V0に相当する位置偏差量ERRv0を加算し、かつ、ステップA5で求めた位置偏差量ERRsvonの符号を反転してものを加算して、指令移動量Poutを以下の式で求める(ステップA7)。
Pout=MCMDv0+ERRv0−ERRsvon
こうして求めた指令移動量Poutを位置偏差カウンタ21に出力し(ステップA8)、今回周期の移動指令の分配処理を終了する。
次の周期では、サーボオン直後の周期ではないので、ステップA2からステップA9に移行し、NCプログラムまたは作業員が指令した指令速度に基づいてサーボオン時の実速度V0を初速度として、分配移動指令量MCMDを指令移動量として設定し(ステップA10)、ステップA8に移行し、該指令移動量Poutを位置偏差カウンタ21に出力し、今回周期の移動指令の分配処理は終了する。
図7は、下記の処理を実行する数値制御装置の要部ブロック図である。初速度設定手段17は、サーボオン時のそれぞれの制御軸の移動指令の初速度を、パラメータや実速度の大小関係や速度差に基づいて初速度を決定する。パラメータは実速度を初速度とする基準軸を指定するものである。初速度設定手段17には各速度取得手段13,13’で取得された実速度が入力される。そして、前記入力された実速度から設定されたパラメータや実速度の大小関係や速度差に基づき初速度が決定される。決定された初速度は、位置指令手段12,12’と、初速度に応じた位置偏差量を算出する位置偏差量算出手段14,14’とに出力される。位置指令手段12,12’は、前記決定された初速度を初速度として分配指令移動量を求め出力する。前記分配移動指令量は図6のフローチャートに説明した手法により求めることができる。
図8は、複数サーボモータを連結し同期運転を行なう際に、サーボオフの状態から、サーボオンしたときの数値制御部1のプロセッサが所定分配周期毎実施するフローチャートである。以下、各ステップに従って説明する。
NCプログラム若しくは作業者が指令した終点までの制御軸が達したか判断し(ステップB1)、達していなければサーボオンした最初の周期か判断する(ステップB2)。最初の周期である場合には、初速度決定がパラメータ設定によるか判断し(ステップB3)、パラメータ設定による場合には、パラメータで設定された基準軸の実速度を読み取り、それを初速度Vpとする(ステップB11)。
一方、パラメータ設定によらないと判断されると、各サーボモータの現在速度V0(i)を読み取る(ステップB4)。そして、現在速度V0(i)から初速度判定基準に基づき初速度Vpを決定し(ステップB5)、初速度Vpに相当する位置偏差量ERRvp(i)を計算する(ステップB6)。なお、(i)は軸の番号を表し、制御軸が2つある場合はi=1,2であり、3つある場合は、i=1,2,3である。
次に、この時点(サーボオン時)で各位置偏差カウンタに記憶する位置偏差量ERRsvon(i)を読み取る(ステップB7)。また、ステップB5ないしステップB11で求められた初速度に応じた分配移動指令量MCMDvp(i)を算出する(ステップB8)。このステップB8で求めた分配移動指令量MCMDvp(i)と、ステップB6で求めた初速度Vpに相当する位置偏差量ERRvp(i)とを加算し、かつ、ステップB7で求めた位置偏差量ERRsvon(i)の符号を反転して加算し、各指令移動量Pout(i)を求める(ステップB9)。求められたPout(i)をそれぞれ位置偏差カウンタに出力し(ステップB10)、今回周期の移動指令の分配処理は終了する。
次に、初速度Vpをどのように決定するかについて幾つかの例を説明する。
下記の「場合A」〜「場合E」は、サーボオン時のそれぞれの制御軸の移動指令の初速度にはそれぞれの制御軸に対して共通の速度を設定して、制御軸間の位置差が増加しないようにする例である。
●場合A(図9参照):基準軸の実速度を初速度とする例である。
サーボオン後の移動指令は、図9に示されるフォーマットで指令される。このフォーマットにおいて、”X”は移動指令用信号の先頭アドレスを示す。動作タイプがアブソリュート式であるのかインクリメンタル式であるのか、また、軸制御データが座標値であるのか移動量であるのか、が設定される。それぞれの制御軸におけるサーボオン時の移動指令の初速度は、パラメータまたはX+06で指定された基準軸の実速度とする。初速度設定の第1の例では、初速度設定手段17で設定されるそれぞれの制御軸におけるサーボオン時の移動指令の初速度は、パラメータまたは上記指令のX+06で指定された基準軸の実速度とする。
以下の場合B〜場合Dは、サーボモータで駆動される制御軸が2軸の場合における、サーボオン時の移動指令の初速度の決定方法の例であり、指令速度並びに第1軸及び第2軸のサーボオン時における実速度の大小関係に基づいて初速度が設定される。なお、サーボオン後の移動指令は図9(場合A)で説明したとおりである。サーボオン後の移動指令における指令速度をvCMD、第1,第2軸のサーボオン時における実速度をそれぞれv01、v02とする。
●場合B(図10参照):vCMD > v01 かつ vCMD > v02のとき、
v01 > v02 ならば、移動指令の初速度はv01とし、
v01 = v02 ならば、移動指令の初速度はv01またはv02とし、
v01 < v02 ならば、移動指令の初速度はv02とする。
●場合C(図11参照):vCMD < v01 かつ vCMD < v02のとき、
v01 > v02 ならば、移動指令の初速度はv02とし、
v01 = v02 ならば、移動指令の初速度はv01またはv02とし、
v01 < v02 ならば、移動指令の初速度はv01とする。
●場合D(図12参照):vCMD ≧ v01 かつ vCMD ≦ v02 または、
vCMD ≦ v01 かつ vCMD ≧ v02のとき、移動指令の初速度はvCMDとする。
上述した場合B〜場合Dは、説明を簡略化するためにサーボモータで駆動される制御軸が2軸としたが、3軸以上の場合も同様に移動指令の初速度を求めることができる。
●場合E(図13参照):サーボモータで駆動される制御軸が2軸の場合における、サー
ボオン時の移動指令の初速度の決定方法で、第1、第2軸のサーボオン時における実
速度とその間の速度とに基づいて初速度が設定される。なお、サーボオン後の移動指
令は図9(場合A)で説明したとおりである。
サーボオン後の第1,第2軸のサーボオン時における実速度をそれぞれv01、v02とし、その間の速度をvPとする。そして、第1、2軸の移動指令の初速度を共にvPとし、移動指令を開始する。
上記は説明を簡略化するためにサーボモータで駆動される制御軸が2軸としたが、3軸以上の場合も同様に移動指令の初速度をvPとする。
次に、サーボモータが第1、第2、第3軸の3軸の場合における、サーボオン時における実速度とその間の速度とに基づいて初速度を設定する例について説明する。サーボオン後の移動指令は図9で説明したとおりである。サーボオン後の第1,第2,第3軸のサーボオン時における実速度をそれぞれv01、v02、v03とし、それぞれの制御軸に共通となる移動指令の初速度をvPとすると、v01>v02>v03 のとき、最高速度(v01)と最低速度(v03)の平均速度 vP=(v01+v03)/2とするか、それぞれの制御軸の実速度の平均速度 vP=(v01+v02+v03)/3として、移動指令を開始する。上記は説明を簡略化するためにサーボモータで駆動される制御軸が3軸としたが、4軸以上の場合も同様に移動指令の初速度を求められる。
以下の「場合F」〜「場合J」は、移動指令の初速度を各軸共通の値とは設定せず、それぞれの制御軸の実速度を選択する例である。「場合F」〜「場合J」は、サーボモータで駆動される制御軸が2軸の場合における、サーボオン時の加減速を行なう例を示す。サーボオン後の移動指令は図9について説明したとおりである。サーボオン後の移動指令における指令速度をvCMD、第1,第2軸のサーボオン時における実速度をそれぞれv01、v02とする。
●場合F(図14参照):vCMD > v01 かつ vCMD > v02 のとき、
速度が速い第1軸を追従軸とし、速度が遅い第2軸を目標対象軸とする。サーボオン後、目標対象軸(第2軸)は移動指令通りの制御を行い、追従軸(第1軸)は目標対象軸の速度および位置に合わせるべく、以下のような追従制御を行なう。
(1)追従軸(第1軸)は、サーボオン時の速度v01で移動を続ける。
(2)時間tbで追従軸(第1軸)の速度は目標対象軸(第2軸)の速度と逆転し、目標対象軸(第2軸)と追従軸(第1軸)の位置差は減少に転じるが、この時の位置差SaがSbになるように、加速に転じる時間tcを以下の計算式により求める。
時間tbでの追従軸(第1軸)と目標対象軸(第2)の位置をそれぞれP1tb,P2tbとすると、
Sa=Sbより、
P1tb−P2tb=(tc−tb)×(vCMD−v01
従って、
tc=(P1tb−P2tb)/(vCMD−v01)+ tb
(3)追従軸(第1軸)は時間tcになったら、加速を開始し、時間tdで目標速度vCMDに達した段階で位置差が0となる。
●場合G(図15参照):v01 ≦ vCMD ≧ (v01 + v02 )/ 2 の場合
速度が速い第1軸を追従軸、速度が遅い第2軸を目標対象軸とする。サーボオン後、目標対象軸(第2軸)は移動指令通りの制御を行い、追従軸(第1軸)は目標対象軸の速度および位置に合わせるべく、以下のような追従制御を行なう。
(1)追従軸(第1軸)は、指令した減速度で減速する。
(2)時間tbで追従軸(第1軸)の速度は目標対象軸(第2軸)の速度と一致する。このときの速度をVtbとすると、以後追従軸(第1軸)は速度Vtbで移動を続ける。このとき、追従軸の速度は目標対象軸(第2軸)の速度と大きさが逆転し、目標対象軸と追従軸の位置差は減少に転じるが、この時の位置差SaがSbになるように、加速に転じる時間tcを以下の計算式により求める。
時間tbでの第1軸と第2軸の位置をそれぞれP1tb,P2tbとすると、
Sa=Sbより、
P1tb−P2tb=(tc−tb)×(vCMD−Vtb
従って、tc=(P1tb−P2tb)/(vCMD−Vtb)+ tb
(3)追従軸は時間tcになったら、加速を開始し、時間tdで目標速度vCMDに達した段階で位置差が0となる。
●場合H(図16参照):vCMD < v01 かつ vCMD < v02 のとき、
速度が速い第1軸を目標対象軸、速度が遅い第2軸を追従軸とする。
サーボオン後、目標対象軸(第1軸)は移動指令通りの制御を行い、追従軸(第2軸)は目標対象軸の速度および位置に合わせるべく、以下のような追従制御を行なう。
(1)追従軸(第2軸)は、サーボオン時の速度v02で移動を続ける。
(2)時間tbで追従軸(第2軸)の速度は目標対象軸(第1軸)の速度と一致し、それ以後は両軸の速度の大きさはそれ以前と逆転し、目標対象軸と追従軸との位置差は減少に転じるが、この時の位置差SaがSbになるように、減速に転じる時間tcを以下の計算式により求める。
時間tbでの第1軸と第2軸の位置をそれぞれP1tb,P2tbとすると、
Sa=Sbより、
P1tb−P2tb=(tc−tb)×(v02−vCMD
従って、
tc=(P1tb−P2tb)/(v02−vCMD)+ tb
(3)追従軸(第2軸)は時間tcになったら、減速を開始し、時間tdで目標速度vCMDに達した段階で位置差が0となる。
●場合I(図17参照):v02 ≦ vCMD < (v01 + v02 )/ 2 のとき、
速度が速い第1軸を目標対象軸、速度が遅い第2軸を追従軸とする。サーボオン後、目標対象軸(第1軸)は移動指令通りの制御を行い、追従軸(第2軸)は目標対象軸の速度および位置に合わせるべく、以下のような追従制御を行なう。
(1)追従軸(第2軸)は、指令した加速度で加速する。
(2)時間tbで追従軸(第2軸)の速度は目標対象軸(第1軸)の速度と一致する。このときの速度をVtbとすると、以後追従軸(第2軸)は速度Vtbで移動を続ける。このとき、追従軸の速度は目標対象軸(第1軸)の速度と逆転し、目標対象軸と追従軸の位置差は減少に転じるが、この時の位置差SaがSbになるように、減速に転じる時間tcを以下の計算式により求める。
時間tbでの目標対象軸(第1軸)と追従軸(第2軸)の位置をそれぞれP1tb,P2tbとすると、
Sa=Sbより、
P1tb−P2tb=(tc−tb)×(Vtb−vCMD
従って、
tc=(P1tb−P2tb)/(Vtb−vCMD)+ tb
(3)追従軸は時間tcになったら、減速を開始し、時間tdで目標速度vCMDに達した段階で位置差が0となる。
上記は説明を簡略化するためにサーボモータで駆動される制御軸が2軸としたが、3軸以上の場合も目標対象軸を決定し、他を追従軸とすることで、同様な加減速制御が可能である。
●場合J(図18参照):
上記の場合F〜場合Iでは時間tc以降の追従軸の動作を目標対象軸と共通の加速度で加速、または減速度で減速としたが、位置差Sa=Sbとなるように追従軸を加減速制御すればよいので、図18に示すように時間tc以降の追従軸の加速度が目標対象軸と異なってもよい(これを場合Jとする)。目標対象軸が指令速度vCMDに達した時の時間をte、目標対象軸と追従軸の加速度をそれぞれA1,A2とすると
te=tb+(vCMD−v01)/A1
td=tc+(vCMD−v01)/A2となり、
Sa=Sbより、
P1tb−P2tb=((tc−tb)+(td−te))×(vCMD−v01)/2
=((tc−tb)+((tc+(vCMD−v01)/A2
−(tb+(vCMD−v01)/A1)))×(vCMD−v01)/2
従って、
tc=(P1tb−P2tb)/(vCMD−v01)+ tb
+(vCMD−v01)/2A1−(vCMD−v01)/2A2
図19−1から図19−3は、本発明による数値制御装置が初速度設定と加減速制御を実行するアルゴリズムを示すフローチャートである。
まず、図19−1に示されるように、サーボオンの状態にあるかどうか判断し(ステップC1)、サーボオンでなければステータス1を「0」、ステータス2を「0」にセットする(ステップC13)。サーボオンであると、そのサーボオンがサーボオフから切り換わった直後のサーボオンかどうかを判断し(ステップC2)、サーボオフから切り換わった直後のサーボオンであると判断されると、それぞれの制御軸の初速度をそれぞれの制御軸の実速度とし、それぞれの制御軸の実速度の平均値を計算する(ステップC3)。
次に、ステップC3で求めた平均値が指令速度以下であるか否かを判断する(ステップC4)。平均値が指令速度以下であると判断されると、目標対象軸を最も遅い軸に設定し、追従軸を目標対象軸以外の軸に設定する(ステップC5)。そして、各制御軸についての処理を開始し(ステップC6)、図19−2に示される処理を行なう。平均値が指令速度より大きいと判断されると、目標対象軸を最も速い軸に設定し、追従軸をその目標対象軸以外の軸に設定し(ステップC26)、図19−3に示される処理を行なう。
図19−2は、追従軸を指令した減速度で動作させる処理を示すフローチャートである。それぞれの制御軸についての処理を開始し、処理対象の制御軸が追従軸か否かを判断する(ステップC7)。追従軸であると判断されると、次にステータス1が「0」か「2」か「4」であるか否かが判断される(ステップC8、C9、C10)。
ステータス1が「0」と判断されると(ステップC8)、実速度が指令速度より小さいか否かが判断される(ステップC16)。実速度が指令速度より小さいと判断されると、初速度を保持する等速動作を実行し、ステータス1を「1」にセットし(ステップC17)、ステップC12に移行する。一方、ステップC16で実速度が指令速度より大きいと判断されると、指令した減速度で減速動作が実行され、ステータス1を「2」とし(ステップC25)、ステップC12に移行する。
ステータス1が「2」と判断されると(ステップC9)、制御軸と目標対象軸との速度差を計算する(ステップC18)。その速度差が減少傾向から増大傾向であるか否かが判断され(ステップC19)、判断がNOのときはステップC25に行き、判断がYESのときは、前回の実速度を保持する等速動作を行いステータス1を「3」とし(ステップC20)、ステップC10に移行する。
ステータス1が「4」と判断されると(ステップC10)、次に、所定時間経過したか否かを判断し(ステップC11)、判断がNOの場合、すべての制御軸について処理したか否か判断される(ステップC12)。すべての制御軸についてまだ処理していないと判断(つまり、判断がNO)されるとステップC7に戻る。
ステップC2(図19−1参照)で、サーボオンがサーボオフから切り換わった直後のサーボオンでないと判断されると、ステータス1と2がともに「0」か否かを判断する(ステップC14)。ステータス1と2がともに「0」と判断されると、ステップC3に行く。ステータス1と2がともに「0」でないと判断されると、ステータス1が「0」でないか否か判断する(ステップC15)。ステータス1が「0」でないと判断されるとステップC6へ移行する。一方、ステータス1が「0」と判断されるとステップD1へ進み、図19−3に示される処理を行なう。
ステップC10でステータス1が「4」でないと判断されると、目標対象軸との位置差を計算し(ステップC21)、位置差が増加から減少に転じているか否か判断する(ステップC22)。判断がYESの場合、加速に転じる時間を計算しステータス1を「4」とし(ステップC23)、ステップC11に移行する。ステップC11で所定時間経過したかを判断する。判断がYESのとき(つまり、所定時間経過しているとき)、指令した加速度で加速動作を実行し(ステップC24)、ステップC12に移行する。ステップC22でNOと判断されると前回と同じ速度で動作が実行され(ステップC27)、ステップC12に移行する。
一方、ステップC11でNOと判断されると、すべての制御軸について処理したか否かを判断し(ステップC12)、判断がYESで終了し、判断がNOの場合ステップC7に戻る。
図19−3は、追従軸を指令した加速度で動作させる処理を示すフローチャートである。
それぞれの制御軸について処理を開始し(ステップD1)、処理対象の制御軸が追従軸か否かを判断する(ステップD2)。判断がYESの場合、ステータス2が「0」か「2」か「4」か否か判断する(ステップD3、D4、D5)。
ステータス2が「0」と判断されると(ステップD3)、実速度が指令速度より大きいか否か判断する(ステップD8)。判断がYESの場合、初速度を保持する等速動作を実行し、ステータス2を「1」にセットする(ステップD9)。判断がNOの場合、指令した加速度で加速動作を実行し、ステータス2を「2」にセットし(ステップD17)、ステップD7へ移行する。
ステータス2が「2」と判断されると(ステップD4)、目標対象軸との速度差を計算し(ステップD10)、速度差が減少から増加に転じているか否か判断する(ステップD11)。判断がNOのときはステップD17へ移行する。判断がYESの場合、前回の実速度を保持する等速動作を実行し、ステータス2を「3」にセットする(ステップD12)。
ステータス2が「4」でないと判断されると(ステップD5)、目標対象軸との位置差を計算(ステップD13)し、位置差が増加から減少に転じているか否か判断する(ステップD14)。判断がYESの場合、減速に転じる時間を計算し、ステータス2を「4」にセットする(ステップD15)。判断がNOの場合、前回と同じ速度で動作し(ステップD18)、ステップD7に行く。
ステップD6で所定時間経過したか否か判断し、判断がYESの場合、指令した減速度で減速動作を実行し(ステップD16)、ステップD7に進む。ステップD7ですべての制御軸について処理されていないと判断されると、ステップD2に戻る。全ての制御軸について処理されていると判断されると、処理を終了する。
速度取得手段を備えた数値制御装置の要部ブロック図である。 サーボオン時の指令移動量の変化を示す図である。 位置偏差量が無視できる場合の、サーボオン時の指令移動量の変化を示す図である。 サーボオン前後のサーボモータの速度を示す図である。 サーボオン時に取得した実速度を初速度及び目標速度としたときのサーボモータの速度を示す図である。 サーボオンしたときの数値制御部のプロセッサが所定分配周期毎実施する処理のフローチャートである。 本発明による数値制御装置の一実施形態の要部ブロック図である。 複数のサーボモータを連結し同期運転を行なう際に、サーボオフの状態から、サーボオンしたときの数値制御装置のプロセッサが所定分配周期毎実施する処理のフローチャートである。 サーボオン後の移動指令のフォーマットの例(場合A)。 サーボオン時の移動指令の初速度の決定方法の第1の例(場合B)である。 サーボオン時の移動指令の初速度の決定方法の第2の例(場合C)である。 サーボオン時の移動指令の初速度の決定方法の第3の例(場合D)である。 サーボオン時の移動指令の初速度の決定方法の第4の例(場合E)である。 サーボオン時の加減速方法の第1の例(場合F)である。 サーボオン時の加減速方法の第2の例(場合G)である。 サーボオン時の加減速方法の第3の例(場合H)である。 サーボオン時の加減速方法の第4の例(場合I)である。 サーボオン時の加減速方法の第5の例(場合J)である。 本発明の実施形態の初速度設定と加減速制御を実行するアルゴリズムを示すフローチャート(その1)である。 本発明の実施形態の加減速制御を実行するアルゴリズムを示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施形態の加減速制御を実行するアルゴリズムを示すフローチャート(その3)である。 従来技術である、サーボオン時の各制御軸の実速度を初速度として、以後同一の移動指令を開始する例。
符号の説明
1 数値制御部
2 サーボ制御部
3 サーボモータ
4 位置・速度検出器

Claims (7)

  1. 複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、
    前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での指定された制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、
    前記実速度検出手段で検出した実速度を、前記複数のサーボモータでそれぞれ駆動制御される制御軸の共通の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、
    前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置。
  2. 複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、
    前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータでそれぞれ駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、
    前記実速度検出手段で検出した実速度と、前記サーボモータに電流を流す状態に切り換えた後の指令速度とに基いて、前記制御軸の共通の移動指令の初速度を設定する初速度設定手段と、
    前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置。
  3. 複数のサーボモータを連結し同期運転を行なう数値制御装置であって、
    前記サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータで駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、
    前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度のうちの最高速度と最低速度との中間の値の速度を、それぞれの制御軸に共通の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、
    前記初速度設定手段で設定された初速度を初速度としてそれぞれの制御軸を指令速度まで加減速制御する加減速制御手段とを備えたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置。
  4. 前記初速度設定手段は、前記実速度検出手段で検出した最高速度と最低速度の平均値を、それぞれの制御軸に共通の、移動指令の初速度として設定することを特徴とする請求項3に記載の同期運転を行う数値制御装置。
  5. 前記初速度設定手段は、前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度の平均値を、それぞれの制御軸に共通の、移動指令の初速度として設定することを特徴とする請求項3に記載の同期運転を行う数値制御装置。
  6. 複数のサーボモータを連結して同期運転を行なう数値制御装置であって、
    電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時点での前記複数のサーボモータで駆動制御されるそれぞれの制御軸の実速度を検出する実速度検出手段と、
    前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度をそれぞれの制御軸の移動指令の初速度として設定する初速度設定手段と、
    前記実速度検出手段で検出したそれぞれの制御軸の実速度と前記サーボモータに電流を流す状態に切り換えた後の指令速度との大小関係に基いてそれらの制御軸の中から目標対象軸を選定する目標対象軸選定手段と、
    前記目標対象軸選定手段で選定されなかった制御軸は、指令の加速度・減速度により前記目標対象軸の位置および速度を目標として加減速制御する加減速制御手段とを備え、
    サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた後の移動指令実行中にそれぞれの制御軸間の位置差および速度差を徐々に解消するようにしたことを特徴とする同期運転を行う数値制御装置。
  7. 前記目標対象軸設定手段は、目標対象軸を、サーボモータに電流を流さない状態から電流を流す状態に切り換えた時のそれぞれの制御軸の実速度の平均値と移動指令の指令速度とを比較した結果に基いて選定することを特徴とする請求項6に記載の同期運転を行う数値制御装置。
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