JP2009029459A - 合成樹脂製ヒンジ蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開いた状態を維持したヒンジ蓋を開閉する際に、容器開口部に側壁部が引っかかることなく、良好に蓋を閉めることができ、開閉操作が円滑に行えるヒンジ蓋を提供すること。
【解決手段】 ヒンジ蓋において、開閉部を開いた場合に、側壁分離部により形成される開閉部側の側壁部の端部が容器開口端部と係合可能とされた係合部が形成され、係合部の端部には、該係合部の端部の上端から所定の長さで、開閉部が開いた状態で容器開口端部と係合可能な係合辺部と、係合辺部より下方で、開閉部側へ向かって伸びる非係合辺部が形成されることとした。
【選択図】 図6

Description

この発明は、円筒状の容器開口部に樹脂製の蓋が装着された状態で使用される容器の蓋であって、蓋がヒンジ部を有していて、蓋を缶等の容器の開口部に装着した状態のまま開けて、スプーン等により粉体等の内容物を取り出すことが可能なヒンジ蓋に関し、特に、使用される際に、蓋が開いた状態を維持できるヒンジ蓋に関するものである。
この種のヒンジ蓋としては種々のものが提案されており、例えば、ヒンジ蓋を開けた時に、側壁部が破断して分離し、分離した一方が容器に固定される固定部となり、他方がヒンジ部を中心として開閉動作が可能な開閉部となり、この開閉部を開いてヒンジ蓋を開けた状態にしたときに、分離した側壁部の開閉部側の端部が容器の開口端部に係合することにより、蓋が開いた状態を維持することができるヒンジ蓋がある(特許文献1,2参照)。
上記のようなヒンジ蓋においては、ヒンジ蓋を最初に開けた際に、側壁部が破断して分離し、その分離した側壁部の開閉部側の端部が容器の開口端部に係合することが可能となり、蓋が開いた状態を維持する。そして、蓋を閉める際には、係合していた側壁部の端部が容器開口端部より外側へ弾性的に変形し、係合が解かれて蓋を閉めることができるようになる。
上記のようなヒンジ蓋においては、蓋が開いた状態を維持する為に、ヒンジ部よりも固定部側へ所定量ずれた位置で側壁部が分離するように構成されている。このようにすることで、分離した側壁部の開閉部側の端部の位置をヒンジ部の薄肉部よりも固定部側へずらすことにより、より大きな角度でヒンジ蓋が開いた状態を維持することができる。このような場合、図11に示すような形状で、側壁部がヒンジ部の位置から固定部側へずれた位置で破断して分離し、容器の開口端部と係合する係合部が形成され、図12に示すように開閉部を開いていくと、所定の角度で蓋が開いた状態を維持するようにヒンジ蓋が構成されていた。
特開2000−281116号公報 特開2003−267420号公報
上記のようなヒンジ蓋の場合、分離した係合部の端部のうち、蓋が開いた状態でヒンジ部側に位置する領域、すなわち係合部の端部のうち、蓋が閉じた状態で比較的上方に位置する領域が容器開口端部と係合して蓋が開いた状態を維持する。図10はヒンジ蓋の上面図であって、開閉部が開いている時の容器開口端部の位置と係合部の位置関係を表す図である。
図10に示すように、側壁部のうち、蓋が開いた状態で開閉部側に位置する領域、すなわち係合部の端部のうち、蓋が閉じた状態で比較的下方に位置する領域が開口端部と係合せず、開口端部から内側へ僅かに入り込んだ位置で端部の先端が浮いた状態になる(図10に斜線部で示した非接触領域)。このような状態で使用者が蓋を閉めようとするとき、係合していた側壁部の端部が容器開口部より外側へ弾性的に変形しない場合があり、そうすると、係合部の先端部が容器開口部の内側へ倒れ込んで開口端部に引っかかり、側壁部が内側へ折れ込むように変形して、蓋が閉まらなくなる場合があった。このような現象は、開閉部を一旦、開く方向へ動かして係合部の端部を容器開口端部から外し、その後に開閉部をしめる場合には比較的発生しにくいが、開いた状態で維持された開閉部を一旦、開く方向に動かすことなく、係合部が開口端部に係合した状態のまま開閉部を閉じようとする場合に発生し易い。これは、係合部が円弧状に湾曲した形状をしている為、開いた状態を維持して容器開口端部に係合している間は、わずかに内側へたわむように変形している。この状態から、一旦、開閉部を開く動作を行って、係合部を開口端部から外すと、係合部は復元力により外側へ変形するので、その後に開閉部を閉じても係合部が容器開口端部に引っかかることは比較的少なくなるが、このような動作を行うことなく、そのまま蓋を閉じようとすると、内側へたわんだ状態の係合部は内側へ折れ込み易く、従って、蓋が閉まらなくなる状態が発生し易くなる。このような場合、使用者は、再度蓋を開けて、内側に折れ込んで引っかかった係合部を外側に変形させて蓋を閉め直さなければならず、開閉操作が円滑に行えないという問題があった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑み、開いた状態を維持したヒンジ蓋を開閉する際に、容器開口部に側壁部が引っかかることなく、良好に蓋を閉めることができ、開閉操作が円滑に行えるヒンジ蓋を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、天板部と、該天板部に設けられたヒンジ部と、前記天板部の周縁から垂下する側壁部と、該側壁部の内面側に設けられている容器の開口端部と係合するための係止部を有する合成樹脂製ヒンジ蓋であって、前記天板部は、前記ヒンジ部を境界として、一方は、常時容器の開口部に固定される固定部、他方は、該容器の開口部の閉鎖時には前記ヒンジを回転軸として上方に持ち上げる開口操作をすることにより該容器の開口部を開口する開閉部とを備え、前記側壁部には、少なくとも前記側壁部の上端部が前記ヒンジ部よりも前記固定部側にずれた位置で前記固定部側と前記開閉部側とに分離させる側壁分離部が設けられ、前記天板部には、前記開閉部を開口操作することにより、前記側壁分離部から前記ヒンジ部までの間で、前記合成樹脂製ヒンジ蓋が容器の開口端部に装着された際に容器開口端部の直上に位置する領域を少なくとも含んで前記側壁分離部と前記天板分離部とを分離させる天板分離部が設けられ、前記側壁分離部と前記天板分離部が接続して設けられることにより、前記開閉部を開口操作した場合に、前記容器開口端部と係合可能とされた係合部が形成されることを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の合成樹脂製ヒンジ蓋において、前記係合部の端部には、前記開閉部が開いた状態を維持する際に容器開口端部と係合する係合辺部が、前記係合部の端部の上端から所定の長さで設けられ、前記係合辺部が容器開口端部に係合した状態では容器開口端部と係合しない非係合辺部が前記係合辺部の下方で開閉部側に向かって延びるように形成されていることを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の合成樹脂製ヒンジ蓋において、前記非係合辺部は、前記係合辺部より下方で、開閉部側に向かって傾斜して延びる傾斜部を少なくとも一部に含むことを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋である。
請求項1に記載の発明によれば、前記側壁部に、前記ヒンジ部よりも固定部側にずれた位置で、前記開閉部を開口操作することにより、少なくとも当該側壁部の上端部が固定部側の側壁部と開閉部側の側壁部とに分離させる側壁分離部が設けられ、また、前記天板部に、前記開閉部を開口操作することにより、前記側壁分離部から前記ヒンジ部までの間で、ヒンジ蓋が容器の開口端部に装着された際に容器開口端部の直上に位置する領域を少なくとも含んで前記側壁部と前記天板部とを分離させる天板分離部が設けられ、前記側壁分離部と天板分離部が接続するように設けられていることにより、ヒンジ蓋のヒンジ部と反対側の開閉部の端部を上方へ持ち上げることにより、まず前記側壁分離部が分離し、更に、前記天板分離部が分離し、ヒンジ部から固定部側へずれた位置に端部を有する係合部が形成されるので、ヒンジ蓋を開けて係合部を容器開口端に係合させることができる。
すなわち、図5および図6に示すように、ヒンジ部から所定の幅だけ固定部側にずれた位置に側壁分離部が形成されているので、開閉部を上方へ持ち上げた時に、側壁分離部が分離されて、ヒンジ部の位置における容器開口端部の外周よりも容器内側に距離Lだけ入り込んだ位置に、開閉部を開いた時に容器開口端部と係合可能な係合辺部が形成される。また、側壁分離部から前記ヒンジ部までの間で、ヒンジ蓋が容器の開口端部に装着された際に開口端部の直上に位置する領域を含んで天板分離部が形成されているので、ヒンジ部と反対側の開閉部の端部を上方へ持ち上げた時に、天板部のうち、側壁部の上面に当たる部分が分離され、さらに、図6に示すように、側壁分離部の上端部までが固定部側へずれた位置に形成されていることにより、ヒンジ部から固定部側へずれた位置に端部を有する係合部が形成される。そして、開閉部を開くと、係合部は容器開口端部の側面に沿って、外側に開くように弾性的に変形し、係合部が容器開口端よりも高い位置になった時に、容器開口端部と係合することができ、また、側壁部の上端部までが係合部とされていることから、従来に比べて係合部が補強されることとなり、係合部が容器開口端部に係止したときに、係合部が内側に向かってたわむような変形を生じにくくする。そのため、係合部が容器開口端部に引っかかって開閉部がしまらなくなることが防止される。さらに、後述する非係合辺部を係合部に設けたような形状となっていても、係合部は適度な強度を維持できるので、安定して開閉部が開いた状態を維持できる。
請求項2に記載の発明では、前記係合部の端部に、前記開閉部が開いた状態を維持する際に容器開口端部と係合する係合辺部が、前記係合部の端部の上端から所定の長さで設けられ、前記係合辺部が容器開口端部に係合した状態では容器開口端部と係合しない非係合辺部が前記係合辺部の下方で開閉部側に向かって延びるように形成されていることにより、開閉部が開いた状態が維持されたヒンジ蓋を閉じる場合に、係合部の端部が容器開口端から内側へ折れ込むことが無く、係合部が容器開口端部に引っかかって蓋が閉まらなくなることが防止され、良好にヒンジ蓋の開閉を行うことができるという効果を奏する。
すなわち、係合部の端部の上端から所定の長さで容器開口端部と係合して前記開閉部が開いた状態を維持する際に容器開口端部と係合する係合辺部が前記係合部の端部の上端から所定の長さで設けられ、前記係合辺部が容器開口端部に係合した状態では容器開口端部と係合しない非係合辺部が前記係合辺部の下方で開閉部側に向かって延びるように形成されていることにより、側壁部に形成された係合部のうち、係合辺部の下方から開閉部側の一部の領域が切り取られたような形状の係合部が形成される。したがって、開いた状態を維持したヒンジ蓋を閉める際に、容器開口部の内側に折れ込む部分が存在しないこととなり、従来のヒンジ蓋のように、蓋を閉める際に係合部が開口端部に引っかかって蓋が閉まらなくなるようなことが防止され、良好にヒンジ蓋の開閉を行うことができる。
請求項3に記載の発明では、係合辺部に連なる非係合辺部に傾斜部を設けることにより、容器開口端部に接触しながら、ヒンジ蓋の側壁部が順次、容器外側へ変形するので、ヒンジ蓋の係合部あるいは側壁部が容器開口端部に引っかかることを防止しつつ、さらに開閉部を閉じる際の抵抗が軽減され、スムーズにヒンジ蓋を閉じることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は実施例1に係る合成樹脂製ヒンジ蓋の平面図、図2はその側面図、図3はその底面図、図4は図1のA−A線における断面図である。
また、図5はヒンジ部2の一方の端部における天板分離部10aおよび側壁分離部20aを含む領域を拡大した一部拡大平面図、図6は側壁分離部20aおよび傾斜状の非係合辺部21を含む領域を拡大した一部拡大側面図、図7はヒンジ部2の一方の端部における側壁分離部20aおよび非係合辺部21を含む領域を拡大した一部拡大底面図、図8は本発明のヒンジ蓋1を容器に装着した状態を示す斜視図、図9は容器に装着した本発明のヒンジ蓋1を開いた状態を示す斜視図である。
実施例1におけるヒンジ蓋1は、合成樹脂により形成される。使用される樹脂は、この種の蓋やキャップ等に使用される樹脂であればよく、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂を用いることができる。
図1に示すように、ヒンジ蓋1の頂部を構成する円盤状の天板部10には、天板部10の直径以下の長さで天板部10を直線状に横断するヒンジ部2が設けられている。このヒンジ部2を境界として図1中左側に開閉部11が、図1中右側に固定部12がそれぞれ形成され、実施例1では、固定部12の面積は開閉部11の面積よりも小さくなっている。開閉部11と固定部12は、共に容器開口端部に着脱可能に固定されている(図8参照)が、固定部12は比較的強固に固定されており、一方、開閉部11は、薄肉部となっているヒンジ部2を回転軸として回動可能に構成され、ヒンジ蓋1が固定される容器開口部(容器開口部の大部分)を開閉部11が開閉する役割を担っている(図9参照)。
図2に示すように、天板部10の周縁から垂下している側壁部20には、ヒンジ部2よりも固定部12側にずれた位置に、下端に設けられた台形の切り欠き部25の上端から垂直方向に延びて側壁部20の上端にまで達している側壁分離部20aが設けられている。実施例1において、側壁分離部20aは周囲の側壁部20よりも薄肉とされた弱化部として形成されている。そして、最初に開閉部11を開ける時(ヒンジ部2と反対側の開閉部11の端部を持ち上げる時)には側壁分離部20aが破断するように構成されている。また、側壁分離部20aが側壁部20の最上端に至るまで、ヒンジ部2から固定部12側にずれた位置に形成されている。
図3は実施例1のヒンジ蓋1の底面図である。側壁部20の内側に所定間隔を開けて内壁部13が設けられ、側壁部20の内側に設けられた係止爪23との間で容器の開口端部を挟み込むことにより、図8に示すようにヒンジ蓋1が容器に嵌着される。開閉部11側には5箇所に係止爪23が設けられ、開閉部11を閉めた際に開閉部11が容器開口端部に係止されるようになっている。固定部12側では、容器開口端部と係合する固定部12の円弧のほぼ全周にわたって係止爪24が設けられることにより、固定部12が容器開口端部から容易に外れないように構成されている。
図4は図1のA−A線における断面図である。ヒンジ部2は固定部12および開閉部11よりも天板部10の板厚が薄くされた薄肉部として形成されている。すなわち、ヒンジ部2近傍の固定部12及び開閉部11は、ヒンジ部2へ近づくにつれて、天板部10の上面から下面に向けて徐々に薄肉とされ、ヒンジ部2近傍の天板部10の下面側は段差等のない平面として形成されている。
図5にヒンジ部2の一方の端部における天板分離部10a及び側壁分離部20aを含む領域を拡大した図を示す。天板分離部10aはヒンジ部2とほぼ同じ厚さの弱化部として形成されており、最初にヒンジ蓋1を開けたときに破断して分離するように構成されている。
図6にヒンジ部2の側面を一部拡大して示す。実施例1では、天板分離部10aは、破線で示すように、ヒンジ部2と同じ厚さの薄肉部として構成され、ヒンジ蓋1が容器開口端部に嵌着されたときに、開口端部の直上に位置する領域を含むように設けられている。図6中に実線で示された側壁分離部20aと破線で示された天板分離部10aは、図中、これらの実線と破線が交わる位置で接続しており、開閉部を最初に開けたときに、この接続した部分を介して一体的に破断して分離する。このように構成された側壁分離部20aと天板分離部10aにより係合部が形成される。
図2に示すように、係合部は、開閉部11側と固定部12側に分離した側壁部20のうち、ヒンジ部2から固定部12側へずれた端部を有する部分として形成される。係合部は、開閉部11を開いた際に容器開口端部と係合する係合辺部22と、係合辺部22の下方で、開閉部11側へ向かって延びる非係合辺部21を有している。係合辺部22はヒンジ部2よりも固定部12側にずれたところに位置しており、本実施例1では、上端部から垂直に所定の長さで係合辺部22が形成されている。
図6に非係合辺部に設けた傾斜部を示す。係合辺部22の下方に、開閉部11側へ向かって傾斜する直線部として設けられた傾斜部を有する非係合辺部21が形成されている(換言すると、係合辺部22の下方の側壁部20に台形の切り欠き部25が設けられている)。この非係合辺部21は、開閉部11を閉じる際に、係合部が容器開口端部に引っかかることを防止するためのものである。
図7に側壁分離部20a近傍の領域の底面図の拡大図を示す。実施例1ではヒンジ蓋1に、側壁部20と所定間隔をあけて内壁部13が設けられているため、内壁部13も分離するように、内壁分離部13aが設けられている。この内壁分離部13aも薄肉化された弱化部として形成され、最初にヒンジ蓋1を開ける際に破断して分離するように構成されている。
次に、上記構成に基づく作用を列挙して説明する。
(a1)側壁部20には、ヒンジ部2よりも固定部12側にずれた位置に側壁分離部20aが設けられている。この側壁分離部20aは、周囲の側壁部20よりも薄肉とされた弱化部として形成されている。そして、最初に開閉部11を開ける時には側壁分離部20aが破断するように構成されている。
このように構成することにより、ヒンジ蓋1が未だ開けられていないものか、既に開けられたものかを使用者が識別することができるため、流通段階で何者かが蓋を開けていないかどうかを知ることができ、ヒンジ蓋1にいたずら防止機能(ピルファープルーフ機能)を付与することができる。
(a2)側壁分離部20aが側壁部20の最上端においてもヒンジ部2から固定部12側にずれた位置に形成されている。このように形成されることで係合部の強度を保ち、係合部が容器開口端部の内側に倒れ込んで引っかかり開閉部がしまらなくなることが防止され、また、開閉部11が開いた状態を安定して維持できる。
すなわち、図11に示すような、天板分離部を設けず、係合部の最上端がヒンジ部の薄肉部に一致するような形状では、係合部の上部が切り取られたような形状となり、その分だけ係合部の強度が低下する。すると、係合部が円弧状に湾曲した形状をしている為、開いた状態を維持している間、内側へたわむように変形する変形量が比較的大きくなる。そのため、開閉部を閉じようとする際に係合部が容器開口端部に引っかかりやすくなる。また、実施例1のように、係合辺部22の下方の一部が切り取られたような形状として(係合辺部22の下方部分を切り欠いて切り欠き部25として)係合部に非係合辺部21を設ける場合には、図11に示した従来例のように係合部の上部が切り取られたような形状とすると、係合部の強度の低下はさらに顕著となり、一旦、開かれた開閉部が弾性により閉じようとする力によって係合部が容器内側または外側に変形して係合が外れる場合があり、開閉部が開いた状態を安定して維持することが出来なくなる。
これに対し、実施例1では、天板分離部10aおよび側壁分離部20aを設けてあるので、開閉部11を最初に持ち上げた際に、側壁部20の上端までがヒンジ部2から固定部12側にずれた位置で分離し、係合部が側壁部20の上端の位置まで設けられることにより、係合部の強度が適度に保たれ、良好に開閉部11が開いた状態を維持でき、また、係合部が容器開口端部の内側に倒れ込み難くなり、係合部が引っかかって開閉部が閉まらなくなることが防止される。
ここで、側壁部20において、ヒンジ部2の位置から側壁分離部20aを設ける位置までの距離を大きくすると、係合部が固定部12側へ突出する距離が大きくなるので、開閉部11を開くときに、係合部の端部が開口端部に係合するまでに開閉部11を開く角度が大きくなる。従って、ヒンジ部2の位置から側壁分離部20aまでの距離を大きくするほど、角度が大きく開いた状態で開閉部の開いた状態を維持することができるが、距離を大きくしすぎると係合辺部22が容器内側に入り込みすぎて容器開口端部に係合しなくなるので、ヒンジ部2の位置、側壁部20の厚さ、高さ及び係合辺部22の形状、容器開口端部の直径、開閉部11がどの位の角度で開いた状態を維持するか等を考慮して適宜定めることができる。
(a3)天板分離部10aを薄肉部として構成した。これにより、ヒンジ蓋1が未だ開けられていないものか、既に開けられたものかを使用者が識別することができるため、流通段階で何者かが蓋を開けていないかどうかを知ることができ、ヒンジ蓋1にいたずら防止機能(ピルファープルーフ機能)を付与することができる。
(a4)非係合辺部21を設けることとした。これにより、図11に示すような従来のヒンジ蓋における容器開口端の内側に倒れ込む部分が存在しなくなるので、ヒンジ蓋を閉める際に側壁部が引っかかって蓋が閉まらなくなることを防止できる。
尚、側壁部20の下端から非係合辺部21の上端までの高さ(切り欠き部25の高さ)Hは、開いたヒンジ蓋1を閉める際に容器開口端部に引っかからない程度の高さに定めればよい。好ましくは、開閉部11を開いて係合辺部22が容器開口端に係止した際に、係合辺部22の端部のうち、図10に示した非接触領域に存在する部分の割合が出来るだけ少なくなるように設定する。より好ましくは、係合辺部22の端部が図10に示した非接触領域に存在しないように設定する。このように設定することで、係合辺部22が容器開口端部に引っかかって蓋が閉められなくなることが確実に防止でき、また、係合辺部22が容器開口端部の内側に出っ張らないので、開閉部11を閉める際の抵抗を小さくでき、蓋をより閉めやすくすることができる。
(a5)非係合辺部21に傾斜部21aを設けた。この場合には、図9に示すように、開いた状態の開閉部11を回動させて閉め始めると、係合辺部22が容器開口端部の外側に向かって弾性的に変形することにより、容器開口端部から外れて係合が解かれ、開閉部11を更に閉めていくと、非係合辺部21を傾斜状としているので、係合辺部22に連なる非係合辺部21の傾斜部21aが容器開口端部に接触しながら、ヒンジ蓋1の側壁部20が順次、容器外側へ変形していく。従って、ヒンジ蓋1の係合部あるいは側壁部20が容器開口端部に引っかかることを防止しつつ、さらに開閉部を閉じる際の抵抗が軽減され、スムーズにヒンジ蓋1を閉じることができるという効果を奏する。
このように、非係合辺部21を傾斜状に構成することで、ヒンジ蓋1を閉じる際に、非係合辺部21が容器開口端部に接触して側壁部の容器外側への変形をガイドするようにして、開閉部11を閉める際の抵抗を軽減し、滑らかに閉めることができる。この非係合辺部21の傾斜角度は適宜定めることができるが、非係合辺部21が水平方向と成す角度αは80°以下が好ましい。この範囲の角度とすることで、ヒンジ蓋1を閉める際の非係合辺部21と容器開口端部の接触による抵抗を軽減し、スムーズに閉めることができ、好適に側壁部20を外側に変形させて容器開口端部への引っ掛かりを防止する効果を奏することができる。
尚、80°を超えると、ヒンジ蓋1が開いた状態から、開閉部11を閉め始めた際に、非係合辺部21の傾斜部21aと容器開口端が平行に近い状態で接触することとなり、抵抗が大きくなりすぎて蓋を閉めにくくなるので好ましくない。
(a6)ヒンジ部2は、下面側が連結部となり上面側が直線状の凹溝部(V字状溝部)に構成されるようにした。これにより、開閉部11を開けた際に、ヒンジ部2が折れ曲がり、図9に示すように、ヒンジ部2の厚みによって丸みを帯びた折れ曲がり部が形成されるので、折れ曲がり部は鋭利な状態となることがなく、使用者の指などが折れ曲がり部に触れても痛みを感じる虞がない。また、この折れ曲がり部は直線状に形成されるので、内容物が粉体等の場合に、スプーンで内容物をすくい取り、内容物をすり切る場合のすり切り部として使用することができる。
(a7)天板分離部10aは、破線で示すように、天板部の板厚よりも薄い厚さの薄肉部として構成され、ヒンジ蓋1が容器開口端部に冠着されたときに、開口端部の直上に位置する領域を含むように設けることとした。このように構成することにより、ヒンジ部2から離れた側に位置する開閉部11の端部を最初に上方に持ち上げた際に、側壁部20は、容器開口端部の外周を境界として分離されるので、開閉部11を回動させたときに、係合部は容器開口端部に引っかかることなく、スムーズに開閉動作を行うことができる。開閉部11の端部を最初に持ち上げた際に、同時に側壁分離部20aも破断して係合部が形成される。図6に示すように、天板分離部10aと側壁分離部20aは、その交差する位置で接続するように設けられている為、これらが破断することにより、側壁部が天板部および固定部側の側壁部から分離して側壁部の上端までを含む係合部が形成される。図5中に破線で示したのは、開閉部11がほぼ垂直となる状態まで開いた時の係合辺部22の位置である。係合辺部22は、ヒンジ部2の薄肉部の位置よりも距離Lだけ容器内側に入り込んだ位置にあるため、開閉部11を開いた状態にすると容器開口端部に係合することとなり、開閉部11が開いた状態を維持できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例1を用いて説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。例えば、ヒンジ部2は、前記開閉部を開閉する際に、回転軸となって前記開閉部を回動可能とするヒンジとしての機能を有する限り、その構成は特に限定されず、前記天板部の上面側を連結部とし、下面側が直線状の凹溝部(断面逆V字状溝部)となるように構成してもよい。また、凹溝部を設けずに、ミシン目状の弱化部を設ける構成や、下面側に切り込みを設けるように構成したり、蝶番によりヒンジ部を構成することもできる。
側壁分離部20aは、実施例1の(a2)で説明した構成の他、予め分離した状態で設けてもよい。また、実施例1では、側壁分離部20aが垂直に設けられているが、側壁部20がヒンジ部2よりも固定部12側にずれた位置で分離されるように構成される限り、その形状は特に限定されず、例えば傾斜状や段状に形成されてもよい。傾斜状に構成した場合、開いた状態で維持される開閉部11の開き角度に応じて側壁分離部20aの角度を設定することにより、係合辺部22と容器開口端部が平行に接触した状態で係合するように構成することができ、安定して蓋が開いた状態を維持することができる。
天板分離部10aは、実施例1の(a4)で説明した構成の他、予め天板部10と係合部を分離した状態として形成してもよい。また、側壁分離部、天板分離部は薄肉部として構成したが、ミシン目状の弱化部として形成してもよい。
係合辺部22は、実施例1では上端部から垂直に所定の長さで形成されたが、必ずしも垂直に形成する必要はなく、ヒンジ部2の位置や開閉部11の開き角度等に応じて傾斜状等の適宜の形状としてもよい。
非係合辺部21は、実施例1の(a6)で説明したような傾斜状に構成する必要はなく、係合辺部22の下方の部分が係合辺部22よりも開閉部11側に位置するような形状であればよく、例えば曲線状や段状とすることができる。
実施例1の合成樹脂製ヒンジ蓋の平面図である。 実施例1の合成樹脂製ヒンジ蓋の側面図である。 実施例1の合成樹脂製ヒンジ蓋の底面図である。 図1のA−A線における断面図である。 実施例1の天板分離部及び側壁分離部を含む領域の一部拡大平面図である。 実施例1の側壁分離部及び非係合辺部を含む領域を拡大した一部拡大側面図である。 実施例1の側壁分離部及び非係合辺部を含む領域を拡大した一部拡大底面図である。 実施例1のヒンジ蓋を容器に装着した状態を示す斜視図である。 実施例1のヒンジ蓋を開いた状態を示す斜視図である。 従来例における開閉部を開いた際の係合部(側壁部)と容器開口端部の位置関係を天板部側から見た状態で模式的に示す平面図である。 従来例におけるヒンジ蓋の係合部を示す側面図である。 従来例のヒンジ蓋を開いた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ヒンジ蓋
2 ヒンジ部
10 天板部
10a 天板分離部
11 開閉部
12 固定部
13 内壁部
13a 内壁分離部
20 側壁部
20a 側壁分離部
21 非係合辺部
21a 傾斜部
22 係合辺部
23 係止爪
24 係止爪

Claims (3)

  1. 天板部と、該天板部に設けられたヒンジ部と、前記天板部の周縁から垂下する側壁部と、該側壁部の内面側に設けられている容器の開口端部と係合するための係止部を有する合成樹脂製ヒンジ蓋であって、
    前記天板部は、前記ヒンジ部を境界として、一方は、常時容器の開口部に固定される固定部、他方は、該容器の開口部の閉鎖時には該容器の開口部に固定されて該容器の開口部を閉鎖し、該容器の開口部の開口時には前記ヒンジを回転軸として上方に持ち上げる開口操作をすることにより該容器の開口部を開口する開閉部とを備え、
    前記側壁部には、該開閉部を開口操作することにより、少なくとも前記側壁部の上端部が前記ヒンジ部よりも前記固定部側にずれた位置で前記固定部側と前記開閉部側とに分離させる側壁分離部が設けられ、
    前記天板部には、前記開閉部を開口操作することにより、前記側壁分離部から前記ヒンジ部までの間で、前記合成樹脂製ヒンジ蓋が容器の開口端部に装着された際に容器開口端部の直上に位置する領域を少なくとも含んで前記側壁分離部と前記天板分離部とを分離させる天板分離部が設けられ、
    前記側壁分離部と前記天板分離部が接続して設けられることにより、前記開閉部を開口操作した場合に、前記容器開口端部と係合可能とされた係合部が形成されることを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋。
  2. 請求項1に記載の合成樹脂製ヒンジ蓋において、
    前記係合部の端部には、前記開閉部が開いた状態を維持する際に容器開口端部と係合する係合辺部が、前記係合部の端部の上端から所定の長さで設けられ、前記係合辺部が容器開口端部に係合した状態では容器開口端部と係合しない非係合辺部が前記係合辺部の下方で開閉部側に向かって延びるように形成されていることを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋。
  3. 請求項2に記載の合成樹脂製ヒンジ蓋において、
    前記非係合辺部は、前記係合辺部より下方で、開閉部側へ向かって傾斜して延びる傾斜部を少なくとも一部に含むことを特徴とする合成樹脂製ヒンジ蓋。
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