JP2009028800A - 表面被覆切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶着性の高い被削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐ピッチング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。
【解決手段】炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットからなる工具基体の表面に、(a)下部層として、組成式:(Al1−XCr)Nにおいて0.2≦X≦0.4、0.9≦Y≦1(X、Yは原子比)を満足する均一組成のAlとCrの複合窒化物層、(b)上部層として、組成式:(Al1−XCr)Nにおいて0.2≦X≦0.4、0.5≦Y<1(X、Yは原子比)を満足する平均組成を有し、かつ、上部層表面におけるY値が、0≦Y≦0.35を満足する組成傾斜型のAlとCrの複合窒化物層、を蒸着形成する。
【選択図】 なし

Description

この発明は、軟鋼、ステンレス鋼などのように溶着性が高い被削材の切削加工を、高い発熱を伴う高速切削条件で行った場合にも、硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。
一般に、被覆工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイチップ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリルやミニチュアドリル、さらに前記被削材の面削加工や溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルなどがあり、また前記スローアウエイチップを着脱自在に取り付けて前記ソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うスローアウエイエンドミル工具などが知られている。
また、被覆工具として、炭化タングステン(以下、WCで示す)基超硬合金または炭窒化チタン(以下、TiCNで示す)基サーメットで構成された工具基体の表面に、
組成式:(Al1−ZCr)N(ただし、原子比で、Zは0.2〜0.4を示す)、
を満足するAlとCrの複合窒化物[以下、(Al,Cr)Nで示す]層からなる硬質被覆層を2〜10μmの平均層厚で物理蒸着してなる被覆工具が知られており、かつ前記被覆工具の硬質被覆層である(Al,Cr)N層が、構成成分であるAlによって高温硬さと耐熱性、同Crによって高温強度、さらにCrとAlの共存含有によって高温耐酸化性を具備することから、これを各種の一般鋼や普通鋳鉄などの連続切削や断続切削加工に用いた場合にすぐれた切削性能を発揮することも知られている。
さらに、上記の被覆工具が、例えば図1に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に上記の工具基体を装入し、ヒータで装置内を、例えば500℃の温度に加熱した状態で、アノード電極と所定組成のAl−Cr合金がセットされたカソード電極(蒸発源)との間に、例えば電流:90Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例えば2Paの反応雰囲気とし、一方上記工具基体には、例えば−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、前記工具基体の表面に、上記(Al,Cr)N層からなる硬質被覆層を蒸着することにより製造されることも知られている。
特許第3027502号明細書
近年の切削加工装置のFA化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴って切削加工は一段と高速化するとともに切削工具の汎用性が求められる傾向にあるが、上記の従来被覆工具においては、これを低合金鋼、炭素鋼、鋳鉄などの通常の切削条件下での切削加工に用いた場合には問題はないが、特に、軟鋼、ステンレス鋼などのように溶着性が高い被削材の、高熱発生を伴う高速切削加工に用いた場合には、硬質被覆層の耐熱性、高温強度が不十分となり、その結果、チッピング(微少欠け)の発生、熱塑性変形、偏摩耗等による摩耗進行の促進により、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、特に軟鋼、ステンレス鋼等の溶着性が高い被削材の切削加工を、高い発熱を伴う高速切削条件で行った場合にも、硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を示す被覆工具を開発すべく、上記の従来被覆工具に着目し、研究を行った結果、以下の知見を得た。
(a)上記従来被覆工具の硬質被覆層である(Al,Cr)N層は、その層全体に亘ってほぼ単一な均一組成の層として構成されているが、これを、単一な均一組成の層とするのではなく、下部層と上部層の2層構造からなる層として構成し、そして、下部層は従来同様、ほぼ均一組成の層として構成し、また、上部層は、下部層側から上部層表面に向かって(層厚方向に沿って)、該層の構成成分であるNの含有割合が減少する組成傾斜型の濃度分布構造を形成すると、均一組成の下部層と組成傾斜型の上部層の2層構造からなる硬質被覆層は、所定の高温硬さ、高温強度、耐熱性を保持しつつ、さらに、すぐれた熱伝導性、熱放散性、潤滑性を有することにより、より一層耐摩耗性が向上すること。
(b)つまり、ほぼ均一組成の(Al,Cr)N層からなる下部層は、その構成成分であるAl成分が硬質被覆層における高温硬さと耐熱性を向上させ、また、同Cr成分が高温強度を向上させ、さらに、CrとAlの共存含有によって高温耐酸化性を向上させる作用があるが、蒸着により形成された層の表面粗度が大きいため、これを切削工具の硬質被覆層として供した場合には、特に溶着性が高い被削材との潤滑性が不十分となり、その結果、これらの被削材の高速切削においては満足できる耐摩耗性を発揮し得なかったが、下部層の表面に、上部層表面に向かってNの含有割合が減少する濃度分布構造を有する組成傾斜型の(Al,Cr)N層を蒸着形成すると、N含有割合が少ない該上部層の表面は、表面粗度が小さく平滑性が向上するため潤滑性にすぐれ、さらに、N含有割合が少ない表面層を備えた該上部層は高熱伝導性を有し熱放散性にもすぐれるため、軟鋼、ステンレス鋼等の溶着性の高い被削材の高速切削加工で、硬質被覆層が高温に加熱されても熱が直ちに放散され、過熱されることがなく、熱塑性変形あるいは偏摩耗を生じることもなく、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮すること。
(c)ほぼ均一組成の(Al,Cr)N層からなる下部層および組成傾斜型の(Al,Cr)N層からなる上部層で構成された硬質被覆層は、例えば、図1に概略平面図で示される従来から知られているアークイオンプレーティング装置を用い、所定組成のAl−Cr合金のカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間にアーク放電を発生させて、工具基体の表面に、ほぼ均一かつ所定組成の(Al,Cr)N層を2〜10μmの平均層厚で蒸着形成した後、前記Al−Cr合金のカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間のアーク放電を継続させたまま、装置内雰囲気の窒素含有割合を徐々に低減することにより、0.3〜1μmの平均層厚を有し、上部層表面の窒素含有割合が少ない組成傾斜型の(Al,Cr)N層を蒸着形成できること。
この発明は、上記の研究結果に基づいてなされたものであって、
「 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
(a)下部層として、2〜10μmの平均層厚を有し、その組成を、
組成式:(Al1−XCr)N
で表した場合、0.2≦X≦0.4、0.9≦Y≦1(但し、X値、Y値はいずれも原子比)を満足する均一組成のAlとCrの複合窒化物層、
(b)上部層として、0.3〜1μmの平均層厚を有し、その組成を、
組成式:(Al1−XCr)N
で表した場合、0.2≦X≦0.4、0.5≦Y<1(但し、X値、Y値はいずれも原子比)を満足する平均組成を有し、かつ、上部層における窒素含有割合が、下部層側から上部層表面に向かって減少する濃度分布構造を有し、しかも、上部層表面における窒素含有割合(Y値)が、0≦Y≦0.35を満足する組成傾斜型のAlとCrの複合窒化物層、
上記(a)、(b)で構成された硬質被覆層を蒸着形成してなる表面被覆切削工具。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の被覆工具の下部層、上部層に関し、上記の通りに数値限定した理由を説明する。
(a)下部層
下部層は、ほぼ均一組成のAlとCrの複合窒化物層((Al,Cr)N層)で構成されているが、その構成成分であるAl成分には硬質被覆層における高温硬さと耐熱性を向上させ、また、同Cr成分には高温強度を向上させ、さらに、CrとAlの共存含有によって高温耐酸化性を向上させる作用がある。ただ、Alとの合量に占めるCrの含有割合を示すX値(原子比)が、0.2未満であると、溶着性の高い被削材の高速切削加工において最小限必要とされる高温強度を確保することができないためチッピングを発生しやすくなり、一方、X値(原子比)が0.4を超えると、相対的なAl含有割合の減少により、高温硬さの低下、耐熱性の低下が生じ、偏摩耗の発生、熱塑性変形の発生等により耐摩耗性の向上が期待できなくなるので、ほぼ均一組成の下部層におけるAlとの合量に占めるCrの含有割合(X値)(但し、原子比)を、0.2≦X≦0.4と定めた。
また、下部層における金属成分Al、Crの合計量を1とした場合、これら金属成分に対するN成分の含有割合(但し、原子比)を示すY値が0.9≦Y≦1の範囲を外れると、溶着性の高い被削材の高速切削加工において必要とされる高温硬さと高温強度を保持することができなくなるため、N成分の含有割合(Y値)(但し、原子比)を0.9≦Y≦1と定めた。
また、下部層の平均層厚が2μm未満では、自身のもつすぐれた耐摩耗性を長期に亘って発揮するには不十分であり、一方その平均層厚が10μmを越えると、高速切削加工で切刃部にチッピングが発生し易くなることから、その平均層厚は2〜10μmと定めた。
(b)上部層
上部層を構成する組成傾斜型のAlとCrの複合窒化物層((Al,Cr)N層)は、下部層側から上部層表面に向かってN含有割合(Y値)が減少する濃度分布構造を有している。そのため、下部層近傍の上部層は、下部層の平均組成に近い組成を有し、下部層と上部層は組成的に連続性をもった層として形成されることから、上部層と下部層という2層構造から硬質被覆層が形成されていたとしても、層間の接合強度が高く、かつ、すぐれた高温硬さ、高温強度、耐熱性を備えた上部層が形成される。一方、上部層の表面側へ向かうにしたがって、(Al,Cr)N層中のN含有割合が減少するため、上部層の表面には、熱伝導性、熱放散性にすぐれしかも表面平滑性のすぐれた層が形成され、被削材との潤滑性が改善される。
上部層の平均組成について、Alとの合量に占めるCrの含有割合(X値)は、下部層の場合と同様な理由から、0.2≦X≦0.4と定めた。
また、AlとCrの合計量に対するNの含有割合(Y値)については、上部層全体としては、所定の高温硬さ、高温強度、耐熱性を確保する必要があるという点から、平均組成としてのY値は0.5≦X<1と定めた。
上部層の表面における層中のN成分の含有割合(Y値)が0.35を超えると、上部層表面における熱伝導性、熱放散性、表面平滑性の向上効果が少なく、その結果、被削材との潤滑性、耐摩耗性が十分でなくなることから、上部層の表面におけるN成分の、AlとCrの合計量に対する含有割合(Y値)を0〜0.35に定めた。なお、ここで、Yの値が0(ゼロ)とは、上部層表面が、AlとCrの複合窒化物ではなく、AlとCrの合金で形成されていることに他ならないが、この発明では、上部層表面がAlとCrの複合窒化物であるばかりでなく、Al−Cr合金である場合をも含め、便宜上、AlとCrの複合窒化物層((Al,Cr)N層)と称することにする(上部層表面がAl−Cr合金である場合は、当然に、Y=0である)。
また、組成傾斜型の上部層の平均層厚が0.3μm未満であると、すぐれた熱伝導性・熱放散性という特性を十分発揮することができず、また、その平均層厚が1μmを超えると、被削材との間で溶着を生じやすくなることから、上部層の平均層厚は0.3〜1μmと定めた。
したがって、均一組成の(Al,Cr)N層からなる下部層と、組成傾斜型の(Al,Cr)N層からなる上部層とから形成された2層構造の硬質被覆層は、すぐれた高温硬さ、高温強度、耐熱性を備えるとともに、すぐれた熱伝導性、熱放散性、表面平滑性をも相兼ね備え、溶着性の高い被削材の高速切削加工においてすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する。
この発明の被覆工具は、硬質被覆層の下部層を構成するほぼ均一組成の(Al,Cr)N層がすぐれた高温硬さ、耐熱性、高温強度を具備し、また、下部層側から上部層表面に向かってN含有割合(Y値)が減少する濃度分布構造を有る組成傾斜型の(Al,Cr)N層からなる上部層が、前記の特性に加えて、すぐれた熱伝導性、熱放散性、表面平滑性を備えていることから、硬質被覆層は全体として、すぐれた高温硬さ、耐熱性、高温強度、熱放散性および潤滑性を備え、その結果、軟鋼、ステンレス鋼のような溶着性の高い被削材を、高い発熱を伴う高速条件下で切削加工した場合にも、硬質被覆層にチッピング、偏摩耗、熱塑性変形が生じることなく、長期に亘ってすぐれた耐チッピング性、耐摩耗性を発揮するものである。
つぎに、この発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、TiC粉末、ZrC粉末、VC粉末、TaC粉末、NbC粉末、Cr粉末、TiN粉末、TaN粉末、およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MPa の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6Paの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工を施してISO規格・CNMG120408のチップ形状をもったWC基超硬合金製の工具基体A−1〜A−10を形成した。
また、原料粉末として、いずれも0.5〜2μmの平均粒径を有するTiCN(質量比で、TiC/TiN=50/50)粉末、MoC粉末、ZrC粉末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、およびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示される配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を2kPaの窒素雰囲気中、温度:1500℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工を施してISO規格・CNMG120408のチップ形状をもったTiCN基サーメット製の工具基体B−1〜B−6を形成した。
(a)ついで、上記の工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部にそって装着し、また、カソード電極(蒸発源)として、所定組成のAl−Cr合金を配置し、さらに、ボンバード洗浄用のTi合金からなるカソード電極を配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつTi合金からなるボンバード洗浄用カソード電極とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、
(c)次に、装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して4Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ、上記Al−Cr合金からなるカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させ、前記工具基体の表面に、表3、表4に示される目標(均一)組成、目標平均層厚の(Al,Cr)N層を蒸着形成した後、
(d)前記Al−Cr合金からなるカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間のアーク放電を継続させつつ、同時に、装置内雰囲気を窒素ガス雰囲気からアルゴンガス雰囲気へと徐々に切り替え、最終的には0.5Paの窒素−アルゴン混合ガス雰囲気中あるいはアルゴンガス雰囲気中で、上記カソード電極(蒸発源)とアノード電極との間に120Aの電流を流してアーク放電を発生させて、表3、表4に示される目標平均組成、目標表面N量、目標平均層厚の組成傾斜型(Al,Cr)N層を上部層として蒸着形成することにより、
本発明被覆工具としての本発明表面被覆スローアウエイチップ(以下、本発明被覆チップと云う)1〜16をそれぞれ製造した。
なお、実施例1〜3でいう「表面N量」とは、組成傾斜型(Al,Cr)N層からなる上部層の表面の組成を(Al1−XCr)Nで表した場合のY値(但し、0≦Y≦0.35)をいう。
比較例1
比較の目的で、上記工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6を、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、カソード電極(蒸発源)として所定の組成をもったAl−Cr合金を装着し、まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ、カソード電極(蒸発源)とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面をボンバード洗浄し、ついで装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して3Paの反応雰囲気とすると共に、前記工具基体に印加するバイアス電圧を−100Vに下げて、前記Al−Cr合金からなるカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって前記工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6のそれぞれの表面に、表5、表6に示される目標(均一)組成および目標平均層厚の(Al,Cr)N層を下部層として蒸着形成することにより、
比較被覆工具としての比較表面被覆スローアウエイチップ(以下、比較被覆チップと云う)1〜16をそれぞれ製造した。
つぎに、上記の各種の被覆チップを、いずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆チップ1〜16および比較被覆チップ1〜16について、
被削材:JIS・SCM440の丸棒、
切削速度: 320 m/min.、
切り込み: 1.5 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件A)での合金鋼の乾式高速連続切削加工試験(通常の切削速度は、200m/min.)、
被削材:JIS・FC250の丸棒、
切削速度: 300 m/min.、
切り込み: 1.5 mm、
送り: 0.30 mm/rev.、
切削時間: 10 分、
の条件(切削条件B)での鋳鉄の乾式高速連続切削加工試験(通常の切削速度は、200m/min.)、
被削材:JIS・S55Cの長さ方向等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度: 320 m/min.、
切り込み: 1.2 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件C)での炭素鋼の乾式高速断続切削加工試験(通常の切削速度は、180m/min.)、
を行い、いずれの切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表7に示した。
Figure 2009028800
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Figure 2009028800
Figure 2009028800
Figure 2009028800
Figure 2009028800
原料粉末として、平均粒径:5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μmのNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μmのCr粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0μmの(Ti,W)C[質量比で、TiC/WC=50/50]粉末、および同1.8μmのCo粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表8に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体にプレス成形し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、直径が8mm、13mm、および26mmの3種の工具基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、表10に示される組合せで、切刃部の直径×長さがそれぞれ6mm×13mm、10mm×22mm、および20mm×45mmの寸法、並びにいずれもねじれ角30度の4枚刃スクエア形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、表9に示される目標(均一)組成および目標平均層厚の(Al,Cr)N層を下部層として、また、同じく表9に示される目標平均組成、目標表面N量、目標平均層厚の組成傾斜型(Al,Cr)N層を上部層として蒸着形成することにより、
本発明被覆工具としての本発明表面被覆超硬製エンドミル(以下、本発明被覆エンドミルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。
比較例2
比較の目的で、上記の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示される一つのカソード電極(蒸発源)を備えたアークイオンプレーティング装置に装入し、上記比較例1と同一の条件で、表10に示される目標(均一)組成および目標平均層厚の(Al,Cr)N層を蒸着することにより、
比較被覆工具としての比較表面被覆超硬製エンドミル(以下、比較被覆エンドミルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。
つぎに、上記本発明被覆エンドミル1〜8および比較被覆エンドミル1〜8のうち、
本発明被覆エンドミル1〜3および比較被覆エンドミル1〜3については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・SCM440の板材、
切削速度: 140 m/min.、
溝深さ(切り込み): 5 mm、
テーブル送り: 400 mm/分、
の条件での合金鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、90m/min.)、
本発明被覆エンドミル4〜6および比較被覆エンドミル4〜6については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・FC250の板材、
切削速度: 120 m/min.、
溝深さ(切り込み): 8 mm、
テーブル送り: 450 mm/分、
の条件での鋳鉄の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、80m/min.)、
本発明被覆エンドミル7、8および比較被覆エンドミル7、8については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・S55Cの板材、
切削速度: 140 m/min.、
溝深さ(切り込み): 16 mm、
テーブル送り: 350 mm/分、
の条件での炭素鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、80m/min.)、
をそれぞれ行い、いずれの高速溝切削加工試験でも切刃部の外周刃の逃げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至るまでの切削溝長を測定した。この測定結果を表9、10にそれぞれ示した。
Figure 2009028800
Figure 2009028800
Figure 2009028800
上記の実施例2で製造した直径が8mm(工具基体C−1〜C−3形成用)、13mm(工具基体C−4〜C−6形成用)、および26mm(工具基体C−7、C−8形成用)の3種の丸棒焼結体を用い、この3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さがそれぞれ4mm×13mm(工具基体D−1〜D−3)、8mm×22mm(工具基体D−4〜D−6)、および16mm×45mm(工具基体D−7、D−8)の寸法、並びにいずれもねじれ角30度の2枚刃形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(ドリル)D−1〜D−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(ドリル)D−1〜D−8の切刃に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、表11に示される目標(均一)組成および目標平均層厚の(Al,Cr)N層を下部層として蒸着形成し、また、同じく表11に示される目標平均組成、目標表面N量、目標平均層厚の組成傾斜型(Al,Cr)N層を上部層として蒸着形成することにより、
本発明被覆工具としての本発明表面被覆超硬製ドリル(以下、本発明被覆ドリルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。
比較例3
比較の目的で、上記の工具基体(ドリル)D−1〜D−8の表面に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記比較例1と同一の条件で、表12に示される目標(均一)組成および目標平均層厚を有する(Al,Cr)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、
比較被覆工具としての比較表面被覆超硬製ドリル(以下、比較被覆ドリルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。
つぎに、上記本発明被覆ドリル1〜8および比較被覆ドリル1〜8のうち、本発明被覆ドリル1〜3および比較被覆ドリル1〜3については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・SCM440の板材、
切削速度: 160 m/min.、
送り: 0.15 mm/rev、
穴深さ: 8 mm、
の条件での合金鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、100m/min.)、
本発明被覆ドリル4〜6および比較被覆ドリル4〜6については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・FC250の板材、
切削速度: 120 m/min.、
送り: 0.25 mm/rev、
穴深さ: 15 mm、
の条件での鋳鉄の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、80m/min.)、
本発明被覆ドリル7、8および比較被覆ドリル7、8については、
被削材−平面寸法:100mm×250mm、厚さ:50mmのJIS・S55Cの板材、
切削速度: 120 m/min.、
送り: 0.25 mm/rev、
穴深さ: 28 mm、
の条件での炭素鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、60m/min.)、
をそれぞれ行い、いずれの湿式高速穴あけ切削加工試験(水溶性切削油使用)でも先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結果を表11、12にそれぞれ示した。
Figure 2009028800
Figure 2009028800
この結果得られた本発明被覆工具としての本発明被覆チップ1〜16、本発明被覆エンドミル1〜8および本発明被覆ドリル1〜8の硬質被覆層の下部層を構成する均一組成(Al,Cr)N層の組成、並びに、比較被覆工具としての比較被覆チップ1〜16、比較被覆エンドミル1〜8および比較被覆ドリル1〜8の均一組成(Al,Cr)N層の組成、さらに、上記本発明被覆工具の上部層を構成する組成傾斜型(Al,Cr)N層の組成(即ち、目標平均組成および目標表面N量)を、透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散X線分析法により測定したところ、それぞれの目標組成と実質的に同じ組成を示した。
また、上記本発明被覆工具の均一組成(Al,Cr)N層、組成傾斜型(Al,Cr)N層および上記比較被覆工具の均一組成(Al,Cr)N層の平均層厚を走査型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均値(5ヶ所の平均値)を示した。
表7、表9〜12に示される結果から、本発明被覆工具は、軟鋼やステンレス鋼のような溶着性の高い被削材を、高い発熱を伴う高速切削条件で切削加工した場合でも、均一組成の(Al,Cr)N層からなる下部層が、すぐれた高温硬さ、耐熱性および高温強度を有し、かつ、組成傾斜型(Al,Cr)N層からなる上部層が、特にすぐれた熱伝導性、熱放散性、潤滑性を発揮し、硬質被覆層が過熱されることを防止し、偏摩耗、熱塑性変形の発生を抑えることによって、チッピングの発生もなく、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、硬質被覆層が均一組成の(Al,Cr)N層で構成された比較被覆工具においては、熱伝導性、熱放散性、潤滑性が不十分であるため、高速切削時に発生する高熱によって、チッピング、熱塑性変形、偏摩耗等を生じ、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
上述のように、この発明の被覆工具は、一般鋼や普通鋳鉄など通常条件での切削加工は勿論のこと、高い熱発生を伴う高速切削加工においても、長期に亘ってすぐれた切削性能を示すものであるから、切削加工装置のFA化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。
硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置の概略平面図である。

Claims (1)

  1. 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
    (a)下部層として、2〜10μmの平均層厚を有し、その組成を、
    組成式:(Al1−XCr)N
    で表した場合、0.2≦X≦0.4、0.9≦Y≦1(但し、X値、Y値はいずれも原子比)を満足する均一組成のAlとCrの複合窒化物層、
    (b)上部層として、0.3〜1μmの平均層厚を有し、その組成を、
    組成式:(Al1−XCr)N
    で表した場合、0.2≦X≦0.4、0.5≦Y<1(但し、X値、Y値はいずれも原子比)を満足する平均組成を有し、かつ、上部層における窒素含有割合が、下部層側から上部層表面に向かって減少する濃度分布構造を有し、しかも、上部層表面における窒素含有割合(Y値)が、0≦Y≦0.35を満足する組成傾斜型のAlとCrの複合窒化物層、
    上記(a)、(b)で構成された硬質被覆層を蒸着形成してなる表面被覆切削工具。
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