JP2009028334A - 洗濯機 - Google Patents

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好美 西村
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Abstract

【課題】洗濯物が扉に衝突する及びそれに基づいて振動が発生することを抑える。
【解決手段】ドラム内の洗濯物が高重量であることが判定された状態で温風加熱コースが設定時された時には、予備給水処理、第1の布濡らし処理、第2の布濡らし処理および温風加熱処理が順に開始される。予備給水処理では、水受槽内に予備水位の水道水が貯留されると共にドラムの静止状態で循環ポンプから洗濯物に水道水が浴びせられる。第1の布濡らし処理ではドラムの静止状態で循環ポンプから洗濯物に水道水を浴びせ、第2の布濡らし処理ではドラムを回転操作しながら洗濯物に循環ポンプから水道水を浴びせる。この第2の布濡らし処理の開始時点では洗濯物に水道水が浸透することにより、洗濯物のかさが小さくなっているので、第2の布濡らし処理および温風加熱処理においては、洗濯物が扉に衝突することに基づく振動の発生を抑えることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、外箱の前板に洗濯物を出し入れするための出入口が形成された洗濯機に関する。
上記洗濯機には外箱の内部に水受槽を収納し、水受槽の内部に洗濯槽を収納した構成のものがある。これら水受槽および洗濯槽のそれぞれは前後方向へ延びる共通の軸心線を有する有底な円筒状をなすものであり、外箱の出入口に後方から対向する開口部を有している。この外箱には出入口を開閉する扉が装着されており、洗濯槽の内部には扉の開放状態で外箱の出入口から水受槽の開口部および洗濯槽の開口部のそれぞれを順に通して洗濯物が投入される。この洗濯機には水受槽の内部空間を始点および終点のそれぞれとする循環風路を設け、水受槽の内部の空気を循環風路に沿って循環させる構成のものがある。この循環風路の内部にはヒータが収納されており、ヒータの発熱時には循環風路に沿って循環する空気が加熱されることに基づいて水受槽の内部に温風が注入される。
特許文献1には水受槽の内部に温風を注入する温風注入機構を備えた洗濯機が開示されている。この従来の洗濯機では水受槽の内部に水を貯留した後に洗濯槽を回転操作することに基づいて洗濯槽内の洗濯物に水を浸透させ、洗濯槽内の洗濯物に水を浸透させた後に水受槽内に温風を注入することに基づいて洗濯槽内の洗濯物を加温している。この洗濯物の加温後には水受槽内に水が追加的に給水されることに基づいて水受槽内の水が洗濯物からの熱で加温され、洗濯槽内の洗濯物を加温された水で洗う次工程が開始される。
特許第3659836号公報
上記従来の洗濯機では水受槽内に水を貯留した後に洗濯槽を回転操作することに基づいて洗濯槽内の洗濯物に水を浸透させているので、洗濯槽の回転操作を開始してから暫くの期間は洗濯物に水が十分に浸透していない状態で洗濯物が撹拌される。このため、特に洗濯槽内に多量の洗濯物が投入されている場合に洗濯物がかさの多さで前方へ移動し、洗濯槽の開口部および水受槽の開口部のそれぞれを順に通して前方の扉に衝突する虞があるので、洗濯物が扉に衝突するときの衝撃力で傷んだり、洗濯物が扉に衝突するときの衝撃力で振動または異音が発生する虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、洗濯槽内の洗濯物を洗う前に温風で事前に加熱しておく特定の運転コースが設定されたときに洗濯物が扉に衝突することに基づいて傷んだり、洗濯物が扉に衝突することに基づいて振動または異音が発生することを抑えることができる洗濯機を提供することにある。
請求項1記載の洗濯機は、洗濯物を出し入れするための出入口が形成された前板を有する中空状の外箱と、前記外箱の出入口を閉鎖する閉鎖状態および開放する開放状態相互間で操作可能に設けられた扉と、前記外箱の内部に収納され洗濯物を洗濯するための水を受けるものであって前記外箱の出入口に対向する開口部を有する水受槽と、前記水受槽の内部に水道水を給水する開放状態および水道水を給水しない閉鎖状態のそれぞれを含む2以上の状態相互間で切換えられる給水弁と、前記水受槽の内部から外部に水道水を排水する開放状態および水道水を排水しない閉鎖状態相互間で切換えられる排水弁と、前記水受槽の内部に設けられ前記水受槽の内部空間に通じる内部空間を有するものであって前記外箱の出入口および前記水受槽の開口部のそれぞれを通して洗濯物が投入される洗濯槽と、前記洗濯槽を回転操作する洗濯モータと、前記水受槽の内部に通じる入口および出口のそれぞれを有する環状の循環風路と、前記水受槽の内部の空気を前記循環風路の入口から前記循環風路の内部および前記循環風路の出口のそれぞれを順に通して前記水受槽の内部に戻すように循環させる送風機と、前記循環風路に沿って循環する空気を前記循環風路の内部で加熱することに基づいて前記循環風路の出口から前記水受槽の内部に戻る空気を温風化する加熱器と、前記水受槽の内部に通じる入口および前記水受槽の内部に前記入口より高所で通じる出口のそれぞれを有する循環水路と、前記水受槽の内部の水道水を前記循環水路の入口から前記循環水路の内部および前記循環水路の出口のそれぞれを順に通して前記水受槽の内部に戻すように循環させる循環ポンプと、使用者が操作することが可能な操作子と、前記操作子の操作内容に基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を洗濯するための運転コースを設定し前記給水弁と前記排水弁と前記洗濯モータと前記送風機と前記加熱器と前記循環ポンプのそれぞれを運転コースの設定結果に応じた態様で制御する制御回路を備え、前記制御回路は予め決められた特定の運転コースを設定したときには前記洗濯モータに予め決められた態様で電力を供給したときの前記洗濯モータの回転状態に基づいて前記洗濯槽内に投入された洗濯物の重量を判定する重量判定処理を行い、前記重量判定処理で洗濯物の重量が最も高重量であることを判定したときには前記洗濯モータを運転停止し且つ前記排水弁を閉鎖した状態で前記給水弁を開放し前記給水弁を開放した状態で前記循環ポンプを運転することに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の静止状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせながら前記水受槽内に前記重量判定処理での判定結果に応じた水位に比べて低い予備水位の水道水を貯留する予備給水処理を行い、前記予備給水処理を終えたときには前記洗濯モータを運転停止し且つ前記排水弁を閉鎖し且つ前記給水弁を閉鎖した状態で前記循環ポンプを運転し前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の静止状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせる第1の布濡らし処理を行い、前記第1の布濡らし処理を終えたときには前記排水弁を閉鎖し且つ前記給水弁を閉鎖した状態で前記循環ポンプおよび前記洗濯モータのそれぞれを運転し前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の回転状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせる第2の布濡らし処理を行い、前記第2の布濡らし処理を終えたときには前記循環ポンプを運転停止し且つ前記給水弁を閉鎖し且つ前記排水弁を閉鎖した状態で前記洗濯モータと前記加熱器と前記送風機のそれぞれを運転し前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の回転状態で前記循環風路の出口から温風を吹き付けることに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を加熱する温風加熱処理を行い、前記温風加熱処理を終えたときには前記排水弁を閉鎖した状態で前記給水弁を開放することに基づいて前記水受槽内の水位が前記重量判定処理の判定結果に応じた水位となるように前記水受槽内に水道水を給水し前記洗濯槽内の洗濯物によって前記水受槽内の水道水を水道の蛇口から放出されたときの温度に比べて高温度な温水に加熱する本給水処理を行い、前記本給水処理を終えたときには前記排水弁および前記給水弁のそれぞれを閉鎖した状態で前記洗濯モータを運転することに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を温水で洗う温水洗い処理を行うものであり、前記重量判定処理で洗濯物の重量が高重量でないことを判定したときには前記予備給水処理と前記第1の布濡らし処理と前記第2の布濡らし処理のそれぞれを行うことなく前記温風加熱処理と前記本給水処理と前記温水洗い処理のそれぞれを順に行うものであるところに特徴を有する。
特定の運転コースの設定時に洗濯槽内の洗濯物が高重量であることが判定されたときには予備給水処理および第1の布濡らし処理のそれぞれが順に行われた後に第2の布濡らし処理および温風加熱処理のそれぞれが順に行われる。予備給水処理は水受槽内に予備水位の水道水を貯留する処理であり、予備給水処理では洗濯槽の静止状態で循環ポンプから洗濯槽内の洗濯物に水道水が浴びせられる。第1の布濡らし処理は洗濯槽の静止状態で循環ポンプから洗濯槽内の洗濯物に水道水を浴びせる処理であり、第2の布濡らし処理は洗濯槽を回転操作しながら洗濯槽内の洗濯物に循環ポンプから水道水を浴びせる処理である。この第2の布濡らし処理の開始時点では洗濯槽内の洗濯物に水道水が浸透することに基づいて洗濯物のかさが水道水の浸透前に比べて小さくなっているので、第2の布濡らし処理および温風加熱処理のそれぞれで洗濯槽内の洗濯物が扉に衝突することに基づいて傷んだり、洗濯槽内の洗濯物が扉に衝突することに基づいて振動または異音が発生することを抑えることができる。しかも、特定の運転コースの設定時に洗濯槽内の洗濯物が高重量でないことが判定されたときには洗濯槽内の洗濯物に洗濯槽の静止状態で水道水が浴びせられることなく温風加熱処理が開始されるので、特定の運転コースの所要時間が不用意に長くなることを抑えることができる。
[実施例1]
外箱1は、図1に示すように、底板2と左方の側板3と右方の側板3と前板4と天板5と後板6を相互に組合せることから構成されたものであり、中空な箱状をなしている。この外箱1の底板2には複数のダンパ7が固定されており、複数のダンパ7のそれぞれの上端部には共通の水受槽8が固定されている。これら複数のダンパ7のそれぞれはコイルスプリングおよび油圧シリンダの双方を有するものであり、水受槽8はダンパ7のバネ力および油圧力の双方で制振状態および緩衝状態のそれぞれに支持されている。この水受槽8は後面が閉鎖された有底な円筒状をなすものであり、軸心線CLが前から後へ向って下降する傾斜状態となるように配置されている。この水受槽8の後板には水受槽8の外部に位置してドラムモータ9のステータが固定されている。このドラムモータ9は速度制御可能なDCブラシレスモータからなるものであり、ドラムモータ9の回転軸10は水受槽8の内部に突出している。このドラムモータ9は洗濯モータに相当するものである。
ドラムモータ9の回転軸には、図1に示すように、ドラム11が回転不能に固定されている。このドラム11は洗濯物が投入される洗濯槽に相当するものであり、ドラムモータ9の運転状態ではドラムモータ9の回転軸10と一体的に回転する。このドラム11は後面が閉鎖された有底な円筒状をなすものであり、水受槽8の内部に水受槽8に対して同心状に収納されている。このドラム11には複数の貫通孔12が形成されており、ドラム11の内部空間は複数の貫通孔12のそれぞれを介して水受槽8の内部空間に接続されている。このドラム11にはドラム11の内部に突出する複数のバッフル13が固定されており、複数のバッフル13のそれぞれはドラム11が回転することに基づいて円周方向へ移動する。
ドラム11の前端部には、図1に示すように、ドラム前板14が固定され、水受槽8の前端部には槽前板15が固定されている。これらドラム前板14および槽前板15のそれぞれは水受槽8に対して同心な円環状をなすものであり、外箱1の前板4にはドラム前板14および槽前板15のそれぞれの内部空間に前方から対向する貫通孔状の出入口16が形成されている。このドラム前板14の内部空間は洗濯槽の開口部に相当するものであり、槽前板15の内部空間は水受槽8の開口部に相当するものである。
外箱1の前板4には、図1に示すように、扉17が装着されている。この扉17は出入口16を閉鎖する閉鎖状態および出入口16を開放する開放状態相互間で移動可能にされたものであり、洗濯物は扉17の開放状態でドラム11の内部に出入口16と槽前板15の内部空間とドラム前板14の内部空間を順に通して投入され、ドラム11の内部からドラム前板14の内部空間と槽前板15の内部空間と出入口16を順に通して取出される。この扉17は透明なガラス製の窓および窓を取囲む窓枠を有するものであり、窓枠の後方には窓枠を取囲む筒状のベローズ18が配置されている。このベローズ18は槽前板15に固定されたものであり、扉17の閉鎖状態ではベローズ18が扉17の窓枠に接触することに基づいて水受槽8および扉17相互間を気密状態に閉塞する。
外箱1の内部には、図1に示すように、給水弁19が収納されている。この給水弁19は入口と注水用出口と散水用出口を有するものであり、給水弁19の入口は水道の蛇口に接続されている。この給水弁19は注水用ソレノイド20(図2参照)および散水用ソレノイド21(図2参照)のそれぞれを駆動源として有するものであり、注水用出口は注水用ソレノイド20が通断電されることに基づいて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられ、散水用出口は散水用ソレノイド21が通断電されることに基づいて開放状態および閉鎖状態相互間で切換えられる。
給水弁19の注水用出口は、図1に示すように、注水ケース22に接続されており、給水弁19の注水用出口が開放された開放状態では水道水が注水用出口を通して注水ケース22内に注入される。この注水ケース22は外箱1の内部に水受槽8より高所に位置して収納されたものであり、ホースからなる注水口23を備えている。この注水口23は水受槽8の内部空間に接続されており、給水弁19の注水用出口から注水ケース22内に注入された水道水は注水口23から水受槽8内に注入される。この注水ケース22の内部には水道水の流通経路の途中に位置して洗剤ケース24が収納されている。この洗剤ケース24は洗剤が投入されるものであり、洗剤ケース24内の洗剤は注水ケース22内を流通する水道水と共に注水ケース22の注水口23から水受槽8内に注入される。この洗剤ケース24は使用者が前方から注水ケース22内に対して出し入れすることが可能なものであり、洗剤は洗剤ケース24の取出し状態で洗剤ケース24内に投入される。
水受槽8には、図1に示すように、最底部に位置して排水管25の上端部が接続されており、排水管25には排水弁26が介在されている。この排水弁26は排水弁モータ27(図2参照)を駆動源とするものであり、排水弁モータ27の回転量に応じて排水管25を開放する開放状態および排水管25を閉鎖する閉鎖状態相互間で切換えられる。この排水弁26の閉鎖状態では注水ケース22内から水受槽8内に注入された水道水が水受槽8内に貯留され、排水弁26の開放状態では水受槽8内に貯留された水道水が排水管25を通して水受槽8の外部に排出される。
水受槽8の後板には、図1に示すように、水受槽8の外部に位置して後ダクト28が固定されている。この後ダクト28は下端面および上端面のそれぞれが開口する上下方向へ延びる通路状をなすものであり、後ダクト28の下端面は水受槽8の内部空間に水受槽8の底部で接続されている。この後ダクト28の上端面には接続ダクト29を介してファンケーシング30の吸気口が接続されており、ファンケーシング30の排気口にはヒータケース31の後端面が接続されている。このヒータケース31は前端面および後端面のそれぞれが開口する前後方向へ延びる通路状をなすものであり、ヒータケース31の前端面には前ダクト32の後端面が接続されている。この前ダクト32は後端面および前端面のそれぞれが開口する前後方向へ延びる通路状をなすものであり、前ダクト32の前端面は水受槽8の内部空間に水受槽8の頂上部で接続されている。これら後ダクト28〜前ダクト32の5部材は水受槽8の内部空間を始点および終点のそれぞれとする閉ループ状の循環風路を構成するものであり、後ダクト28の下端面は循環風路の入口に相当し、前ダクト32の前端面は循環風路の出口に相当する。
ファンケーシング30の内部には、図1に示すように、ファン33が収納されている。このファン33はファンモータ34(図2参照)の回転軸に連結されており、ファンモータ34が運転された状態では、図1に矢印で示すように、ファン33が予め決められた一定方向へ回転することに基づいて水受槽8の内部の空気およびドラム11の内部の空気のそれぞれが後ダクト28から接続ダクト29とファンケーシング30とヒータケース31と前ダクト32を順に通して水受槽8の内部に戻される。このヒータケース31の内部にはヒータ35が収納されている。このヒータ35は循環風路に沿って循環する空気をヒータケース31の内部で加熱することに基づいて温風化するものであり、ファンモータ34およびヒータ35のそれぞれの運転状態では前ダクト32の前端面から水受槽8の内部に温風が放出される。このヒータ35は加熱器に相当するものであり、ファン33およびファンモータ34の両者は循環風路に沿って空気を循環させる送風機を構成するものである。
後ダクト28の上端部には、図1に示すように、散水口36が形成されており、散水口36には散水ホース37の下端部が接続されている。この散水ホース37の上端部は給水弁19の散水用出口に接続されており、散水用出口の開放状態では水道の蛇口から散水ホース37および散水口36を順に通して後ダクト28の内部に水道水が冷却水として散水される。これら散水ホース37と散水口36と給水弁19の3部材は水冷式の除湿器を構成するものであり、ドラム11内に未乾燥の衣類が存在する状態でファンモータ34およびヒータ35のそれぞれが運転されたときには未乾燥の衣類を経由した高温多湿な温風が後ダクト28の内部に流れ込む。これらファンモータ34およびヒータ35のそれぞれの運転が給水弁19の散水用出口の開放状態で行われたときには未乾燥の衣類を経由した高温多湿な温風が後ダクト28の内部で冷却水に接触し、冷却されることに基づいて除湿される。この除湿風はヒータケース31の内部でヒータ35によって加熱されることに基づいて温風化され、ドラム11内の未乾燥の衣類に高温低湿な乾燥風として吹き付けられる。
外箱1の内部には、図1に示すように、水受槽8の下方に位置して循環ポンプ38が収納されている。この循環ポンプ38はポンプモータ39(図2参照)を駆動源とするものであり、水を吸込む吸水口および水を排出する排水口を有している。この循環ポンプ38の吸水口には、図1に示すように、吸水管40の前端部が接続されている。この吸水管40の後端部は排水管25に排水弁26より上流側で接続されており、水受槽8の内部に水道水が貯留された排水弁26の閉鎖状態でポンプモータ39が運転されたときには水受槽8の内部の水道水が吸水管40を通して循環ポンプ38の内部に汲出される。この吸水管40にはフィルタケース41が介在されており、フィルタケース41の内部にはリントフィルタが収納されている。このリントフィルタの網目は水が流通可能で糸屑等の異物が流通不能な大きさに設定されており、水受槽8の内部の水道水はリントフィルタの網目を通過して循環ポンプ38の内部に浸入し、糸屑等の異物はリントフィルタの網目を通過することなくリントフィルタによって捕捉される。
循環ポンプ38の排水口には、図1に示すように、排水管42の下端部が接続されており、排水管42の上端部には中空状の散水ケース43が接続されている。この散水ケース43は槽前板15の頂上部に固定されたものであり、循環ポンプ38が水受槽8の内部から外部に汲出した水道水は循環ポンプ38の吐出圧で排水管42に沿って上昇し、散水ケース43の内部に注入される。この散水ケース43には複数の散水口が固定されている。これら複数の散水口のそれぞれはドラム11内の頂上部に指向するものであり、散水ケース43の内部に注入された水道水は循環ポンプ38の吐出圧で複数の散水口のそれぞれからドラム11の内部に散水される。これら散水ケース43と排水管42と吸水管40の3部材は水受槽8の内部空間を始点および終点のそれぞれとする循環水路を構成するものであり、吸水管40の後端部は循環水路の入口に相当し、散水ケース43の散水口は循環水路の出口に相当し、散水ケース43の散水口は吸水管40の後端部より高所に配置されている。
外箱1の前板4には、図1に示すように、上端部に位置して操作パネル44が固定されており、操作パネル44には表示器45(図2参照)が固定されている。この表示器45は液晶表示器からなるものであり、前方から視覚的に認識可能にされている。この操作パネル44には運転コーススイッチ46(図2参照)およびスタートスイッチ47(図2参照)のそれぞれが前方から操作可能に装着されている。これら運転コーススイッチ46およびスタートスイッチ47のそれぞれは自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、図2に示すように、制御回路48に接続されている。この制御回路48は外箱1の内部に収納されたものであり、マイクロコンピュータを主体に構成されている。この制御回路48はCPUとROMとRAMを有するものであり、ROMには運転制御プログラムおよび運転制御データのそれぞれが予め記録されている。
制御回路48には、図2に示すように、モータ駆動回路49とソレノイド駆動回路50とソレノイド駆動回路51とモータ駆動回路52が接続されている。モータ駆動回路49はドラムモータ9に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはモータ駆動回路49を制御することに基づいてドラムモータ9を正方向および逆方向のそれぞれに可変的な速度で回転操作する。ソレノイド駆動回路50は注水用ソレノイド20に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはソレノイド駆動回路50を制御することに基づいて給水弁19の注水用出口を開閉操作する。ソレノイド駆動回路51は散水用ソレノイド21に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはソレノイド駆動回路51を制御することに基づいて給水弁19の散水用出口を開閉操作する。モータ駆動回路52は排水弁モータ27に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはモータ駆動回路52を制御することに基づいて排水弁26を開閉操作する。
制御回路48には、図2に示すように、モータ駆動回路53とヒータ駆動回路54とモータ駆動回路55とLCD駆動回路56が接続されている。モータ駆動回路53はファンモータ34に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはモータ駆動回路53を制御することに基づいてファンモータ34を一定方向へ一定速度で回転操作する。ヒータ駆動回路54はヒータ35に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはヒータ駆動回路54を制御することに基づいてヒータ35を可変的なデューティ比(オンオフ比)で発熱させる。モータ駆動回路55はポンプモータ39に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはモータ駆動回路55を制御することに基づいてポンプモータ39を一定方向へ一定速度で回転操作する。LCD駆動回路56は表示器45に駆動電源を印加するものであり、制御回路48のCPUはLCD駆動回路56を制御することに基づいて表示器45の表示内容を制御する。
制御回路48には、図2に示すように、圧力センサ57が接続されている。この圧力センサ57は水受槽8の内部の圧力を受けて変位するコアおよびコアの変位量を検出するコイルを有するものである。この圧力センサ57は水受槽8の内部の圧力に応じた圧力信号を出力するものであり、制御回路48のCPUは圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水受槽8内に貯留された水道水の水位を検出する。この圧力センサ57のコアに対する圧力の供給口は、図1に一点差線RHで示すように、ドラム11の最低部の高さに比べて低く設定されており、圧力センサ57が検出することが可能な最低水位は高さRHに設定されている。この高さRHの水位をリセット水位と称し、吸水管40はリセット水位より低所で排水管25に接続されている。このリセット水位は過小水位および限度水位のそれぞれに相当するものである。
制御回路48には、図2に示すように、温風温度センサ58および速度センサ59が接続されている。温風温度センサ58は前ダクト32の内部に収納されたサーミスタからなるものであり、制御回路48のCPUは温風温度センサ58から出力される温風温度信号に基づいて前ダクト32から水受槽8内に吐出される温風の温度を検出する。速度センサ59はドラムモータ9のロータマグネットを検出して検出信号を出力するホール素子からなるものであり、制御回路48のCPUは速度センサ59から出力される検出信号に基づいてドラム11の回転速度を検出する。
制御回路48のCPUは運転コーススイッチ46が操作されたことを判断すると、運転コーススイッチ46の操作内容に応じて運転コースを設定する。この運転コースの設定状態でスタートスイッチ47が操作されたことを判断したときには運転コースの設定結果に応じた運転制御プログラムを設定し、運転制御プログラムの設定結果を実行することに基づいてドラム11内の洗濯物を運転コースの設定結果に応じた内容で自動的に洗濯する。この制御回路48のROMには運転制御データとして標準コースおよび温風加熱コースを含む複数の運転コースが予め記録されており、CPUは複数の運転コースのうちから運転コーススイッチ46の操作内容に応じたものを選択することで運転コースを設定する。この運転コーススイッチ46は操作子に相当するものである。
図3は使用者が温風加熱コースを選択したときに設定される温風加熱コース用の運転制御プログラムを示すフローチャートである。この温風加熱コースは特定の運転コースに相当するものであり、CPUは温風加熱コース用の運転制御プログラムを設定したときにはステップS1の重量判定処理へ移行する。この重量判定処理はROMに予め記録された一定の重量判定パターンでドラムモータ9に電力を供給し、電力の供給を開始してからROMに予め記録された一定時間が経過したときのドラムモータ9の回転速度Rを速度センサ59から出力される検出信号に基づいて実測することで行われるものであり、重量判定パターンはドラムモータ9が静止状態から正方向へ加速するように設定されている。
CPUはステップS1の重量判定処理でドラムモータ9の回転速度Rを検出すると、回転速度Rの検出結果を第1の判定値R1および第2の判定値R2(>R1)のそれぞれと比較する。これら第1の判定値R1および第2の判定値R2のそれぞれはROMに予め記録されたものであり、CPUは「R≦第1の判定値R1」を判断したときにはドラム11内の洗濯物の重量が「高重量」であると判定し、「第1の判定値R1<R<第2の判定値R2」を判断したときにはドラム11内の洗濯物の重量が「中重量」であると判定し、「R≧第2の判定値R2」を判断したときにはドラム11内の洗濯物の重量が「低重量」であると判定する。
CPUはステップS1の重量判定処理を終えると、ステップS2の水位設定処理へ移行する。この水位設定処理はステップS30の給水処理1およびステップS33の給水処理2のそれぞれで水受槽8内に貯留する水位を設定するものであり、CPUはステップS1で洗濯物の重量が「高重量」であると判定したときには水位をROMに予め記録された「高水位」に設定し、洗濯物の重量が「中重量」であると判定したときには水位をROMに予め記録された「中水位(<高水位)」に設定し、洗濯物の重量が「低重量」であると判定したときには水位をROMに予め記録された「低水位(<中水位)」に設定する。これら「高水位」〜「低水位」のそれぞれはドラム11内の洗濯物を洗剤分を含有する水道水で洗濯(洗う)すると共に洗剤分を含有しない水道水で洗濯(すすぐ)するための水位であり、ドラム11内の洗濯物が水受槽8内の水道水に浸るようにドラム11の最底部より高位置に設定されている。即ち、「高水位」〜「低水位」のそれぞれはリセット水位に比べて高く設定されたものである。
CPUはステップS2の水位設定処理を終えると、ステップS3の洗剤量設定処理へ移行する。この洗剤量設定処理はドラム11内の洗濯物を洗うために必要な洗剤量を設定するものであり、CPUはステップS1で洗濯物の重量が「高重量」であると判定したときには洗剤量を「多量」に設定し、洗濯物の重量が「中重量」であると判定したときには洗剤量を「中量(<多量)」に設定し、洗濯物の重量が「低重量」であると判定したときには洗剤量を「少量(<中量)」に設定する。
CPUはステップS3で洗剤量を設定すると、ステップS4で表示器45に洗剤量の設定結果を表示し、ステップS5でタイマTを「0」にリセットする。このタイマTはCPUが予め決められた一定の時間間隔でタイマ割込み処理を起動し、タイマ割込み処理を起動する毎に予め決められた単位値ずつ加算することで計測するものであり、CPUはステップS5でタイマTをリセットしたときにはステップS6へ移行し、タイマTの加算結果をROMに予め記録された表示時間(例えば1分)と比較する。この表示時間は使用者が表示器45の表示内容から必要な洗剤量を認識し、洗剤ケース24内に洗剤量の認識結果に応じた量の洗剤を投入し、洗剤ケース24を注水ケース22内に収納するまでの所要時間を考慮して設定されたものであり、CPUはステップS6でタイマTの加算結果が表示時間に到達したことを判断したときにはステップS7へ移行する。
CPUはステップS7へ移行すると、表示器45から洗剤量の表示を消去し、ステップS8で洗濯物の重量の判定結果が「高重量」であるか否かを判断する。例えば重量の判定結果が「中重量」および「低重量」のいずれかであるときにはステップS8からステップS29の温風加熱処理へ移行し、ドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれを運転開始する。このヒータ35は温風温度センサ58から出力される温風温度信号がROMに予め記録された温風加熱温度に収束するようにオンオフ比が調整されるものであり、ファンモータ34は一定方向へ一定速度で継続的に運転され、ドラムモータ9はROMに予め記録された温風加熱パターンで運転される。この温風加熱パターンはドラムモータ9を一定時間(例えば10秒)だけオンした後に一定時間(例えば2.0秒)だけオフするサイクルを繰返すものであり、各サイクルでドラムモータ9をオンするときにはドラムモータ9が一定の起動時間(例えば1.3秒)で撹拌速度(例えば50rpm)に到達し、撹拌速度で一定方向へ定速回転するようにパルス幅が調整される。この温風加熱処理は給水弁19の注水用出口および散水用出口のそれぞれが閉鎖され、排水弁26が閉鎖され、ポンプモータ39が運転停止した状態で行われるものであり、ドラム11内の洗濯物はドラム11が撹拌速度で回転することに基づいて撹拌される。この温風加熱処理はドラム11内の洗濯物を撹拌しながら温風によって加熱するものであり、CPUは温風加熱処理を開始してからROMに予め記録された温風加熱時間が経過したことを判断したときにはドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれを運転停止することに基づいて温風加熱処理を終える。
CPUはステップS8で洗濯物の重量の判定結果が「高重量」であることを判断すると、ステップS9で注水用ソレノイド20をオンすることに基づいて給水弁19の注水用出口を開放し、注水ケース22から注水口23を通して水受槽8内に水道水を注入する。この給水開始時には使用者が洗剤ケース24内に必要量の洗剤を投入しており、水受槽8内には洗剤分を含有する常温度の水道水が注入される。
CPUはステップS9で水受槽8に対する給水を開始すると、ステップS10で圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水位を検出し、水位の検出結果をリセット水位と比較する。ここで水位の検出結果がリセット水位に到達したことを判断したときにはステップS11へ移行し、ポンプモータ39を運転開始する。このポンプモータ39は一定方向へ一定速度で継続的に運転されるものであり、ポンプモータ39の運転状態ではドラム11内の洗濯物にドラム11の静止状態で上方の散水ケース43から洗剤分を含有する常温度の水道水が浴びせられる。
CPUはステップS11でポンプモータ39を運転開始すると、ステップS12で圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水位を検出し、水位の検出結果を予備水位と比較する。この予備水位は洗濯物を洗うための水位である「高水位」に比べて低く設定されたものであり、圧力センサ57が検出することが可能な水位であるリセット水位に比べて高く設定されている。この予備水位はROMに予め記録されたものであり、CPUはステップS12で水位の検出結果が予備水位に到達したことを判断したときにはステップS13へ移行する。ここで注水用ソレノイド20をオフすることに基づいて給水弁19の注水用出口を閉鎖し、水受槽8に対する給水動作を中断する。このステップS13とステップS12とステップS11とステップS10とステップS9は予備給水処理に相当するものである。
CPUはステップS13で給水弁19の注水用出口を閉鎖すると、ステップS14でタイマTを「0」にリセットし、ステップS15でタイマTの加算結果をROMに予め記録された布濡らし時間1(例えば2分)と比較する。このタイマTの加算結果が布濡らし時間1に到達していないことを判断したときにはステップS16へ移行する。ここで圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水受槽8内の水位を検出し、水位の検出結果をリセット水位と比較する。この布濡らし時間1が経過することを待つ待機期間中には水受槽8に対する給水動作が停止し且つドラム11が静止した状態で循環ポンプ38が運転され、ドラム11内の洗濯物に上方から洗剤分を含有する常温度の水道水が注がれることに基づいて洗濯物に洗剤分を含有する常温度の水道水が浸透しており、水受槽8内の水位が低下する。
CPUはステップS16で水位の検出結果がリセット水位以下に低下したことを判断すると、ステップS17でポンプモータ39を運転停止し、ステップS29の温風加熱処理へ移行する。即ち、布濡らし時間1が経過する前に水受槽8内の水位が予備水位からリセット水位まで低下したときにはドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれが運転開始され、ドラム11内の洗濯物が撹拌されながら温風によって加熱される。このステップS17とステップS16とステップS15とステップS14とステップS13は第1の布濡らし処理に相当するものである。
CPUはステップS15でタイマTの加算結果が布濡らし時間1に到達したことを判断すると、ステップS18でドラムモータ9をROMに予め記録された布濡らしパターンで運転開始する。この布濡らしパターンはドラムモータを一定時間(例えば5秒)だけオンした後に一定時間(例えば3.5秒)だけオフするサイクルを繰返すものであり、各サイクルでドラムモータ9をオンするときにはドラムモータ9が一定の起動時間(例えば1.3秒)で撹拌速度(例えば47rpm)に到達し、撹拌速度で一定方向へ定速回転するようにパルス幅が調整される。このドラムモータ9の運転状態ではドラム11内の洗濯物がバッフル13に引掛って上昇した後に落下することに基づいて撹拌され、散水ケース43からドラム11内の洗濯物に水道水が浴びせられる。
CPUはステップS18でドラムモータ9を運転開始すると、ステップS19でタイマTを「0」にリセットし、ステップS20でタイマTの加算結果をROMに予め記録された布濡らし時間2(例えば3分)と比較する。このタイマTの加算結果が布濡らし時間2に到達していないことを判断したときにはステップS21へ移行する。ここで圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水受槽8内の水位を検出し、水位の検出結果をリセット水位と比較する。この布濡らし時間2が経過することを待つ待機期間中には水受槽8に対する給水動作が停止し且つドラム11が回転した状態で循環ポンプ38が運転され、ドラム11内の洗濯物に上方から洗剤分を含有する常温度の水道水が注がれることに基づいて洗濯物に洗剤分を含有する常温度の水道水が浸透しており、水受槽8内の水位が低下する。
CPUはステップS21で水位の検出結果がリセット水位以下に低下したことを判断すると、ステップS22でポンプモータ39を運転停止し、ステップS23でドラムモータ9を運転停止し、ステップS29の温風加熱処理へ移行する。即ち、布濡らし時間1が経過してから布濡らし時間2が経過する前に水受槽8内の水位が予備水位からリセット水位以下に低下したときにはドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれが運転開始され、ドラム11内の洗濯物が撹拌されながら温風によって加熱される。このステップS23とステップS22とステップS21とステップS20とステップS19とステップS18は第2の布濡らし処理に相当するものである。
CPUはステップS20でタイマTの加算結果が布濡らし時間2に到達したことを判断すると、ステップS24でドラムモータ9を運転停止する。そして、ステップS25で圧力センサ57から出力される圧力信号に基づいて水受槽8内の水位を検出し、水位の検出結果をリセット水位と比較する。予備水位はステップS24でドラムモータ9を運転停止させた時点で水道水がドラム11内の高重量の洗濯物に十分に浸透することを考慮して設定されたものであり、ドラム11内の洗濯物の重量が実際に「高重量」である場合にはステップS24でドラムモータ9が運転停止した時点で水受槽8内にリセット水位を上回る量の水道水が貯留されず、ドラム11内の洗濯物の重量が「高重量」でない場合には水受槽8内にリセット水位を上回る量の水道水が貯留される。
CPUはステップS25で水位の検出結果がリセット水位以下であることを判断すると、ステップS29の温風加熱処理へ移行する。この温風加熱処理でドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれを運転開始し、ドラム11内の洗濯物を撹拌しながらドラム11内の洗濯物に温風を吹き付ける。
CPUはステップS25で水位の検出結果がリセット水位を上回ることを判断すると、ステップS26で排水弁モータ27を運転することに基づいて排水弁26を開放する。そして、ステップS27で圧力センサ57からの圧力信号に基づいて水受槽8内の水位を検出し、水位の検出結果をリセット水位と比較する。ここで水位の検出結果がリセット水位に低下したことを判断したときにはステップS28へ移行し、排水弁モータ27を運転することに基づいて排水弁26を閉鎖する。次にステップS29の温風加熱処理へ移行し、ドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれを運転開始することに基づいてドラム11内の洗濯物を撹拌しながらドラム11内の洗濯物に温風を吹き付ける。図4は温風加熱コースが設定されたときのドラムモータ9と給水弁19と排水弁26とファンモータ34とヒータ35とポンプモータ39のそれぞれの運転状態を示すものである。
CPUは図3のステップS29の温風加熱処理を終えると、ステップS30の給水処理1へ移行する。この給水処理1は排水弁26の閉鎖状態で給水弁19の注水用出口を開放することに基づいて水道の蛇口から注水ケース22および洗剤ケース24のそれぞれを通して水受槽8内に水道水を注入するものであり、ステップS8で洗濯物の重量の判定結果が「高重量」でないことが判断されたときには洗剤ケース24内の洗剤が給水処理1で水受槽8内に注入される。この給水処理1はドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35とポンプモータ39のそれぞれの運転停止状態で行われるものであり、給水処理1ではドラム11内の洗濯物から常温度の水道水に熱が伝達され、常温度の水道水が常温度を上回る温水に加熱される。この給水処理1ではCPUは一定の時間間隔で圧力センサ57からの圧力信号を検出し、圧力信号の検出結果に基づいて水位を検出する。この水位の検出結果がステップS2の水位の設定結果に到達したことを判断したときには給水弁19の注水用出口を閉鎖し、給水処理1を終える。即ち、ステップS8で洗濯物の重量が「高重量」であることが判断されている場合には給水処理1で「水位の設定結果に応じた分量の水−リセット水位以下の分量の水」が追加的に注入される。この給水処理1は本給水処理に相当するものである。
CPUはステップS30の給水処理1を終えると、ステップS31の洗い処理へ移行する。この洗い処理はドラムモータ9をROMに予め記録された洗い速度で回転操作するものであり、ドラム11内の衣類はバッフル13によって掻揚げられた後に水受槽8内の貯留水中に落下することで撹拌される。この洗い処理は給水弁19の注水用出口と給水弁19の散水用出口と排水弁26のそれぞれが閉鎖され、ファンモータ34とヒータ35とポンプモータ39のそれぞれが運転停止された状態で行われるものであり、ドラム11内の洗濯物は洗剤分を含有する温水中に落下することで叩き洗いされる。この洗い処理は温水洗い処理に相当するものである。
CPUはステップS31の洗い処理を終えると、ステップS32の排水処理1で排水弁26を開放することに基づいて水受槽8内の水を排水管25から排出する。この排水処理1は水受槽8内の水位がリセット水位に低下したことを基準にROMに予め記録された待機時間が経過するまで継続されるものであり、CPUは水受槽8内の水位がリセット水位に低下したことを基準に待機時間が経過したことを判断したときには排水弁26を閉鎖して排水処理1を終える。この待機時間は水受槽8内からリセット水位の水量の水を排出するために必要な所要時間に相当するものであり、排水処理1では洗い処理に使用された温水が水受槽8内から全て排出される。
CPUはステップS32の排水処理1を終えると、ステップS33の給水処理2へ移行する。この給水処理2はステップS30の給水処理1と同様にして水受槽8内に常温度の水道水をステップS2の設定水位だけ貯留するものであり、CPUはステップS33の給水処理2を終えたときにはステップS34のすすぎ処理へ移行する。このすすぎ処理はドラムモータ9をROMに予め記録されたすすぎ速度で回転操作するものであり、ドラム11内の洗濯物はバッフル13によって掻揚げられた後に水受槽8内の常温度の貯留水中に落下することで撹拌される。このすすぎ処理は水受槽8内に洗剤分を投入することなく行われるものであり、洗濯物は洗剤分を含有しない常温度の水道水中に落下することに基づいて洗剤分が除去される。
CPUはステップS34のすすぎ処理を終えると、ステップS35の排水処理2へ移行する。この排水処理2はステップS32の排水処理1と同様に水受槽8内の水位がリセット水位に低下してから待機時間が経過するまで排水弁26を開放することに基づいてすすぎ処理に使用した常温度の水道水を水受槽8内から全て排出するものであり、CPUはステップS35の排水処理2を終えたときにはステップS36の脱水処理へ移行する。この脱水処理は排水弁26の開放状態でドラムモータ9をROMに予め記録された脱水速度で回転操作するものであり、ドラム11内の洗濯物はドラム11の内周面に張り付いたまま落下することなく回転する。この脱水処理はドラム11内の洗濯物から水分を遠心力で放出するものであり、洗濯物から放出された水分は排水管25を通して排出される。
CPUはステップS36の脱水処理を終えると、ステップS37の乾燥処理へ移行する。この乾燥処理は給水弁19の散水用出口の開放状態でファンモータ34およびヒータ35のそれぞれを運転し、ドラム11内の洗濯物に高温低湿な温風を吹付けることでドラム11内の洗濯物を乾かすものであり、ファンモータ34は一定方向へ一定速度で継続的に回転操作され、ヒータ35は温風温度センサ58から出力される温風温度信号がROMに予め記録された乾燥温度に収束するようにオンオフ比が調整される。この乾燥処理はドラムモータ9をROMに予め記録されたタンブリング速度で運転しながら行われるものであり、ドラム11内の洗濯物はドラム11がタンブリング速度で回転操作されることに基づいて撹拌されながら乾燥風が吹付けられる。
図5は使用者が標準コースを選択したときに設定される標準コース用の運転制御プログラムを示すフローチャートであり、CPUは標準コース用の運転制御プログラムを設定したときにはステップS1の重量判定処理でドラム11内の洗濯物の重量が「高重量」と「中重量」と「低重量」のいずれであるかを判定する。そして、ステップS2の水位設定処理で重量の判定結果に応じて水位を「高水位」と「中水位」と「低水位」のいずれかに設定し、ステップS3で水位の設定結果に応じて洗剤量を「多量」と「中量」と「少量」のいずれかに設定し、ステップS4〜ステップS7で洗剤量の設定結果を表示器45に表示時間が経過するまで表示する。
CPUはステップS7で表示器45から洗剤量の表示を消去すると、ステップS30の給水処理1で水受槽8内にステップS2の設定水位の水道水を貯留し、ステップS31の洗い処理でドラムモータ9を洗い速度で回転操作する。この場合にはドラム11内の洗濯物が加熱されておらずに水受槽8内に洗剤分を含有する常温度の水道水が貯留されており、ドラム11内の洗濯物は洗剤分を含有する常温度の水道水中に落下することで叩き洗いされる。
CPUはステップS31の洗い処理を終えると、ステップS32の排水処理1で水受槽8内から洗い処理に使用した常温度の水道水を全て排出する。そして、ステップS33の給水処理2で水受槽8内にステップS2の設定水位の水道水を貯留し、ステップS34のすすぎ処理でドラムモータ9をすすぎ速度で回転操作する。この場合には水受槽8内に洗剤分を含有しない常温度の水道水が貯留されており、ドラム11内の洗濯物は洗剤分を含有しない常温度の水道水に落下することで洗剤分が除去される。
CPUはステップS34のすすぎ処理を終えると、ステップS35の排水処理2で水受槽8内からすすぎ処理に使用した常温度の水道水を全て排出する。そして、ステップS36の脱水処理でドラムモータ9を脱水速度で回転操作することに基づいてドラム11内の洗濯物から水分を遠心力で放出し、ステップS37の乾燥処理でドラムモータ9とファンモータ34とヒータ35のそれぞれを給水弁19の散水用出口の開放状態で運転することに基づいてドラム11内の洗濯物を撹拌しながらドラム11内の洗濯物に温風を吹き付け、ドラム11内の洗濯物を温風によって乾かす。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
温風加熱コースの設定時にドラム11内の洗濯物が「高重量」であることが判定されたときには予備給水処理および第1の布濡らし処理のそれぞれを順に行った後に第2の布濡らし処理および温風加熱処理のそれぞれを順に行った。予備給水処理は水受槽8内に予備水位の水道水を貯留する処理であり、予備給水処理ではドラム11の静止状態で循環ポンプ38からドラム11内の洗濯物に水道水が浴びせられる。第1の布濡らし処理はドラム11の静止状態で循環ポンプ38からドラム11内の洗濯物に水道水を浴びせる処理であり、第2の布濡らし処理はドラム11を回転操作しながらドラム11内の洗濯物に循環ポンプ38から水道水を浴びせる処理である。この第2の布濡らし処理の開始時点ではドラム11内の洗濯物に水道水が浸透することに基づいて洗濯物のかさが水道水の浸透前に比べて小さくなっているので、第2の布濡らし処理および温風加熱処理のそれぞれでドラム11内の洗濯物が扉17に衝突することに基づいて傷んだり、ドラム11内の洗濯物が扉17に衝突することに基づいて振動または異音が発生することを抑えることができる。
温風加熱コースの設定時にドラム11内の洗濯物が「中重量」および「低重量」のいずれかであることが判定されたときにはドラム11内の洗濯物にドラム11の静止状態で水道水を浸透させずに温風加熱処理を実行したので、温風加熱コースの所要時間が不用意に長くなることを抑えることができる。予備給水処理で水受槽8内に洗濯物の重量に応じた水位に比べて低い予備水位の水道水を貯留したので、温風加熱処理で水受槽8内に注入される温風を洗濯物を加熱することに効率的に使用することができる。
第1の布濡らし処理の実行中に水受槽8内の水位がリセット水位以下に低下したときには第1の布濡らし処理を中断して第2の布濡らし処理を行うことなく温風加熱処理を開始し、第2の布濡らし処理の実行中に水受槽8内の水位がリセット水位以下に低下したときには第2の布濡らし処理を中断して温風加熱処理を開始した。このため、水受槽8内の水位が過小に低い状態で循環ポンプ38が運転されることがなくなるので、循環ポンプ38が空気を吸込むことを防止できる。第2の布濡らし処理を終えたときには温風加熱処理を開始する前に水受槽8内の水位を検出し、水受槽8内の水位がリセット水位を上回るときには排水弁26を開放することに基づいて水受槽8内の水位がリセット水位に低下するまで水受槽8内から水道水を排出した。このため、水受槽8内に洗剤分を含む水道水が過大に貯留された状態で温風加熱処理が開始されることがなくなるので、温風加熱処理で過大な量の泡が発生することを防止できる。しかも、洗剤分を含む水道水の一部が水受槽8内に残るので、洗い処理でドラム11内の洗濯物を洗剤分を含有する水道水によって洗うことができる。
上記実施例1においては、循環風路の内部に送風機が生成する風の流れの上流側に位置して冷凍サイクルの蒸発器を収納し、蒸発器の下流側に位置して冷凍サイクルの凝縮器を収納する構成としても良い。凝縮器は圧縮機から冷媒が供給されるものであり、蒸発器は圧縮機から凝縮器を通して冷媒が供給されるものであり、送風機が生成する風は蒸発器によって冷却されることに基づいて水分が除去された後に凝縮器によって加熱されることに基づいて温風化され、水受槽8内に注入される。この場合には凝縮器が加熱器に相当し、蒸発器が除湿器に相当する。
上記実施例1においては、ステップS18およびステップS29のそれぞれでドラム11を正方向および逆方向に交互に揺することに基づいてドラム11内の洗濯物を撹拌しても良い。
上記実施例1においては、ファンモータ34およびヒータ35のそれぞれを運転することに基づいて水受槽8内に温風を注入しながら図3のステップS30の給水処理1を行っても良い。
上記実施例1においては、ファンモータ34およびヒータ35のそれぞれを運転することに基づいて水受槽8内に温風を注入しながら図3のステップS31の洗い処理を行っても良い。
上記実施例1においては、図3のステップS10を廃止しても良い。即ち、予備給水処理で水受槽8に対する給水を開始すると同時に循環ポンプ38を運転開始しても良い。
上記実施例1においては、図3のステップS1でドラム11内の洗濯物の重量を高重量と中重量と低重量の段階的に判定するのではなくグラムを単位として非段階的に判定しても良い。この構成の場合、図3のステップS8で洗濯物の重量の判定結果を予め決められた基準値と比較し、重量の判定結果および基準値相互間の比較結果に応じて洗濯物の重量が高重量であるか否かを判別すると良い。
本発明の実施例1を示す図(洗濯機の内部構成を示す断面図) 電気的構成を示すブロック図 制御回路の処理内容を説明するためのフローチャート(温風加熱コース) 温風加熱コースを説明するための図 制御回路の処理内容を説明するためのフローチャート(標準コース)
符号の説明
1は外箱、4は前板、8は水受槽、9はドラムモータ(洗濯モータ)、11はドラム(洗濯槽)、16は出入口、17は扉、19は給水弁、26は排水弁、35はヒータ(加熱器)、38は循環ポンプ、46は運転コーススイッチ(操作子)、48は制御回路を示している。

Claims (3)

  1. 洗濯物を出し入れするための出入口が形成された前板を有する中空状の外箱と、
    前記外箱の出入口を閉鎖する閉鎖状態および開放する開放状態相互間で操作可能に設けられた扉と、
    前記外箱の内部に収納され、洗濯物を洗濯するための水を受けるものであって前記外箱の出入口に対向する開口部を有する水受槽と、
    前記水受槽の内部に水道水を給水する開放状態および水道水を給水しない閉鎖状態のそれぞれを含む2以上の状態相互間で切換えられる給水弁と、
    前記水受槽の内部から外部に水道水を排水する開放状態および水道水を排水しない閉鎖状態相互間で切換えられる排水弁と、
    前記水受槽の内部に設けられ、前記水受槽の内部空間に通じる内部空間を有するものであって前記外箱の出入口および前記水受槽の開口部のそれぞれを通して洗濯物が投入される洗濯槽と、
    前記洗濯槽を回転操作する洗濯モータと、
    前記水受槽の内部に通じる入口および出口のそれぞれを有する環状の循環風路と、
    前記水受槽の内部の空気を前記循環風路の入口から前記循環風路の内部および前記循環風路の出口のそれぞれを順に通して前記水受槽の内部に戻すように循環させる送風機と、
    前記循環風路に沿って循環する空気を前記循環風路の内部で加熱することに基づいて前記循環風路の出口から前記水受槽の内部に戻る空気を温風化する加熱器と、
    前記水受槽の内部に通じる入口および前記水受槽の内部に前記入口より高所で通じる出口のそれぞれを有する循環水路と、
    前記水受槽の内部の水道水を前記循環水路の入口から前記循環水路の内部および前記循環水路の出口のそれぞれを順に通して前記水受槽の内部に戻すように循環させる循環ポンプと、
    使用者が操作することが可能な操作子と、
    前記操作子の操作内容に基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を洗濯するための運転コースを設定し、前記給水弁と前記排水弁と前記洗濯モータと前記送風機と前記加熱器と前記循環ポンプのそれぞれを運転コースの設定結果に応じた態様で制御する制御回路を備え、
    前記制御回路は、
    予め決められた特定の運転コースを設定したときには前記洗濯モータに予め決められた態様で電力を供給したときの前記洗濯モータの回転状態に基づいて前記洗濯槽内に投入された洗濯物の重量を判定する重量判定処理を行い、
    前記重量判定処理で洗濯物の重量が最も高重量であることを判定したときには前記洗濯モータを運転停止し且つ前記排水弁を閉鎖した状態で前記給水弁を開放し、前記給水弁を開放した状態で前記循環ポンプを運転することに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の静止状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせながら前記水受槽内に前記重量判定処理での判定結果に応じた水位に比べて低い予備水位の水道水を貯留する予備給水処理を行い、
    前記予備給水処理を終えたときには前記洗濯モータを運転停止し且つ前記排水弁を閉鎖し且つ前記給水弁を閉鎖した状態で前記循環ポンプを運転し、前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の静止状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせる第1の布濡らし処理を行い、
    前記第1の布濡らし処理を終えたときには前記排水弁を閉鎖し且つ前記給水弁を閉鎖した状態で前記循環ポンプおよび前記洗濯モータのそれぞれを運転し、前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の回転状態で前記循環水路の出口から水道水を浴びせる第2の布濡らし処理を行い、
    前記第2の布濡らし処理を終えたときには前記循環ポンプを運転停止し且つ前記給水弁を閉鎖し且つ前記排水弁を閉鎖した状態で前記洗濯モータと前記加熱器と前記送風機のそれぞれを運転し、前記洗濯槽内の洗濯物に前記洗濯槽の回転状態で前記循環風路の出口から温風を吹き付けることに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を加熱する温風加熱処理を行い、
    前記温風加熱処理を終えたときには前記排水弁を閉鎖した状態で前記給水弁を開放することに基づいて前記水受槽内の水位が前記重量判定処理の判定結果に応じた水位となるように前記水受槽内に水道水を給水し、前記洗濯槽内の洗濯物によって前記水受槽内の水道水を水道の蛇口から放出されたときの温度に比べて高温度な温水に加熱する本給水処理を行い、
    前記本給水処理を終えたときには前記排水弁および前記給水弁のそれぞれを閉鎖した状態で前記洗濯モータを運転することに基づいて前記洗濯槽内の洗濯物を温水で洗う温水洗い処理を行うものであり、
    前記重量判定処理で洗濯物の重量が高重量でないことを判定したときには前記予備給水処理と前記第1の布濡らし処理と前記第2の布濡らし処理のそれぞれを行うことなく前記温風加熱処理と前記本給水処理と前記温水洗い処理のそれぞれを順に行うものであることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記制御回路は、
    前記第1の布濡らし処理および前記第2の布濡らし処理のそれぞれの実行中に前記水受槽内の水位を検出するものであって、前記第1の布濡らし処理の実行中に水位の検出結果が前記予備水位より低く設定された過小水位以下に低下したことを判断したときには前記第1の布濡らし処理を中断して前記第2の布濡らし処理を行うことなく前記温風加熱処理を開始し、前記第2の布濡らし処理の実行中に水位の検出結果が前記過小水位以下に低下したことを判断したときには前記第2の布濡らし処理を中断して前記温風加熱処理を開始するものであることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御回路は、
    前記第2の布濡らし処理を終えたときには前記温風加熱処理を開始する前に前記水受槽内の水位を検出するものであって、当該水位の検出結果が前記洗濯槽の最低部以下に設定された限度水位を上回ることを判断したときには前記排水弁を開放することに基づいて前記水受槽内の水位が前記限度水位に低下するまで前記水受槽の内部から水道水を排出することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
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