JP2009027104A - 薄膜形成装置の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パーティクルの発生を抑制することができる薄膜形成装置の洗浄方法を提供する。
【解決手段】薄膜形成装置の洗浄方法は、薄膜形成装置から洗浄する部品を取り外す部品取り外し工程(S1)と、取り外した部品をウエット洗浄を行う位置まで搬送する洗浄位置搬送工程(S2)と、搬送された部品の外表面に付着したアルミニウムを除去するアルミニウム除去工程(S3)と、アルミニウムが除去された部品を洗浄液を用いてウエット洗浄し、当該部品を洗浄する洗浄工程(S4)と、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】薄膜形成装置の洗浄方法は、薄膜形成装置から洗浄する部品を取り外す部品取り外し工程(S1)と、取り外した部品をウエット洗浄を行う位置まで搬送する洗浄位置搬送工程(S2)と、搬送された部品の外表面に付着したアルミニウムを除去するアルミニウム除去工程(S3)と、アルミニウムが除去された部品を洗浄液を用いてウエット洗浄し、当該部品を洗浄する洗浄工程(S4)と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は、薄膜形成装置の洗浄方法に関する。
半導体装置の製造工程では、熱酸化やCVD(Chemical Vapor Deposition)等の処理により、被処理体、例えば、半導体ウエハに薄膜を形成することが広く行われている。熱酸化処理では、例えば、所定の温度及び圧力に設定された薄膜形成装置の反応管内に酸化ガスを供給して酸化ガスを活性化させ、反応管内に収容された半導体ウエハの表面を酸化させることにより、半導体ウエハの表面にシリコン酸化膜が形成される。また、CVD処理では、例えば、所定の温度及び圧力に設定された薄膜形成装置の反応管内に成膜用ガスを供給して熱反応を起こさせ、この熱反応によって生成された反応生成物を、半導体ウエハの表面に堆積させることにより、半導体ウエハの表面に薄膜が形成される。
ところで、熱酸化処理では、薄膜形成処理を繰り返し行うと、半導体ウエハから金属、イオン等が炉内に持ち込まれ、生産性を低下させる原因となってしまう。また、CVD処理では、生成された反応生成物が、反応管の内壁や各種の治具等の装置の内部にも堆積(付着)し、この付着物がパーティクルとなり、生産性を低下させる原因となってしまう。このため、薄膜形成処理を所定回数行った後、薄膜形成装置を洗浄する洗浄処理が行われている。
かかる洗浄処理を効率的に行う方法として、例えば、特許文献1では、所定の温度に加熱した反応管内にクリーニングガスとしてフッ素を含むガス、例えば、フッ化水素と、フッ素との混合ガスを供給して、反応管の内壁等の装置内部に付着した反応生成物を除去(ドライエッチング)する薄膜形成装置の洗浄方法が提案されている。
特開平3−293726号公報
ところで、薄膜形成装置の洗浄方法としては、ドライエッチングのようなドライ洗浄の他に、洗浄液を用いて部品を洗浄するウエット洗浄が用いられている。ウエット洗浄では、薄膜形成装置を分解し、例えば、分解した反応管のような部品を洗浄槽(洗浄液)に投入して、部品を洗浄した後、純水等で洗浄液を洗い流している。
しかし、ウエット洗浄を行う環境中には、アルミニウム(Al)のような金属が存在しており、例えば、反応管を洗浄槽に搬送する間に、反応管にアルミニウムが付着してしまう。この反応管に付着したアルミニウムが洗浄液に溶けると、アルミニウムの水酸化物(Al(OH)3)となって再び反応管に付着してしまう。このように付着したアルミニウムの水酸化物は、純水等を用いて洗い流そうとしても除去することは困難であり、薄膜形成処理において金属汚染源となり、半導体製品の歩留りを低下させてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、アルミニウム汚染のような金属汚染を抑制することができる薄膜形成装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、歩留りの低下を抑制することができる薄膜形成装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、歩留りの低下を抑制することができる薄膜形成装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の薄膜形成装置の洗浄方法は、
薄膜形成装置内に処理ガスを供給して被処理体に薄膜を形成した後、ウエット洗浄により洗浄する薄膜形成装置の洗浄方法であって、
前記薄膜形成装置から洗浄する部品を取り外す部品取り外し工程と、
前記部品取り外し工程で取り外した部品を前記ウエット洗浄を行う位置まで搬送する洗浄位置搬送工程と、
前記搬送工程で搬送された部品の外表面に付着した金属汚染物質を除去する金属汚染物質除去工程と、
前記金属汚染物質除去工程で金属汚染物質が除去された部品を洗浄液を用いてウエット洗浄するウエット洗浄工程と、
を備える、ことを特徴とする。
薄膜形成装置内に処理ガスを供給して被処理体に薄膜を形成した後、ウエット洗浄により洗浄する薄膜形成装置の洗浄方法であって、
前記薄膜形成装置から洗浄する部品を取り外す部品取り外し工程と、
前記部品取り外し工程で取り外した部品を前記ウエット洗浄を行う位置まで搬送する洗浄位置搬送工程と、
前記搬送工程で搬送された部品の外表面に付着した金属汚染物質を除去する金属汚染物質除去工程と、
前記金属汚染物質除去工程で金属汚染物質が除去された部品を洗浄液を用いてウエット洗浄するウエット洗浄工程と、
を備える、ことを特徴とする。
前記ウエット洗浄工程で洗浄された部品から前記ウエット洗浄で用いた洗浄液を除去し、当該部品の外表面を乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程で外表面が乾燥された部品を前記薄膜形成装置の組立位置まで搬送する組立位置搬送工程と、
を、さらに備えることが好ましい。
前記乾燥工程で外表面が乾燥された部品を前記薄膜形成装置の組立位置まで搬送する組立位置搬送工程と、
を、さらに備えることが好ましい。
前記金属汚染物質除去工程では、例えば、前記部品の外表面にワイパーをセットし、当該外表面に付着した金属汚染物質を除去する。
前記ウエット洗浄工程では、例えば、薬液を満たした洗浄槽に部品を浸漬し、当該部品を洗浄する。
前記ウエット洗浄工程では、例えば、薬液を満たした洗浄槽に部品を浸漬し、当該部品を洗浄する。
前記乾燥工程では、例えば、前記ウエット洗浄工程で部品から前記薬液を純水でリンスし、リンスした部品から純水を除去する。
前記部品としては、例えば、反応管、ウエハボート、保温筒がある。
前記金属汚染物質としては、例えば、アルミニウムがある。
前記部品としては、例えば、反応管、ウエハボート、保温筒がある。
前記金属汚染物質としては、例えば、アルミニウムがある。
本発明によれば、アルミニウム汚染のような金属汚染を抑制することができる。
以下、本発明の薄膜形成装置の洗浄方法について説明する。本実施の形態では、薄膜形成装置に図1に示すバッチ式縦型の熱処理装置1を用いた場合を例に本発明の薄膜形成装置の洗浄方法について説明する。まず、洗浄の対象となる熱処理装置1について説明する。
図1に示すように、熱処理装置1は、反応室を形成する反応管2を備えている。反応管2は、例えば、長手方向が垂直方向に向けられた有天井の略円筒状に形成されている。反応管2は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。
反応管2の下方には、蓋体3が配置されている。蓋体3は、耐熱及び耐腐食性に優れた材料、例えば、石英により形成されている。また、蓋体3は、ボートエレベータ4により上下動可能に構成されている。そして、ボートエレベータ4により蓋体3が上昇すると、反応管2の下方側(炉口部分)が閉鎖され、ボートエレベータ4により蓋体3が下降すると、反応管2の下方側(炉口部分)が開口される。
蓋体3の上部には、保温筒5が設けられている。保温筒5は、反応管2の炉口部分からの放熱による反応管2内の温度低下を防止する石英部材などで構成される蓋体3の上面から所定の高さに支持する筒状の支持体から主に構成されている。
また、保温筒5の上方には、被処理体、例えば、半導体ウエハWを収容するウエハボート7を回転可能に載置する載置台として機能する。
ウエハボート7は、半導体ウエハWが垂直方向に所定の間隔をおいて複数枚収容可能に構成されている。ウエハボート7は、例えば、石英により形成されている。
また、反応管2の周囲には、例えば、SiCからなるライナー管8を介して、反応管2を取り囲むように、抵抗発熱体からなる昇温用ヒータ9が設けられている。この昇温用ヒータ9により反応管2の内部が所定の温度に加熱され、この結果、半導体ウエハWが所定の温度に加熱される。
反応管2の下端の側面には、断熱材10が設けられ、断熱材10を挿通するように、複数の処理ガス導入管11が接続されている。本実施の形態では、処理ガス導入管11は、反応管2の下端の近傍から上端近傍まで延び、反応管2の上端近傍の側壁に挿通されている。処理ガス導入管11は、取付部12及び図示しないマスフローコントローラ(MFC)を介して、処理ガスの種類に応じた図示しないガス供給源に接続され、ガス供給源からの所望量の処理ガスを反応管2内に供給する。なお、図1では処理ガス導入管11を1つだけ描いているが、例えば、ガスの種類ごとに、複数の処理ガス導入管11が反応管2の下端近傍の側面に接続されている。
また、反応管2の下端の側面には、断熱材10及び反応管2を挿通するように、排気口13が設けられている。排気口13には、取付部14を介して排気管15が気密に接続されている。排気管15には、図示しないバルブ、真空ポンプ等が介設されており、反応管2内のガスを排気するとともに、反応管2内の圧力を調整する。
また、ボートエレベータ4、保温筒5、昇温用ヒータ9、図示しないMFC、バルブ、真空ポンプ等には、制御部100が接続されている。制御部100は、マイクロプロセッサ、プロセスコントローラ等から構成され、熱処理装置1の各部の温度、圧力等を測定し、測定データに基づいて、上記各部に制御信号等を出力し、熱処理装置1の各部を制御する。
次に、以上のように構成された熱処理装置1を例に本発明の薄膜形成装置の洗浄方法について説明する。本発明の薄膜形成装置の洗浄方法は、熱処理装置1の部品を、薬液で満たされた洗浄槽に投入する等によって部品を洗浄する、ウエット洗浄法を用いた洗浄方法である。以下、熱処理装置1の反応管2を洗浄する場合を例に説明する。図2は、熱処理装置1の洗浄方法の手順を説明するための図である。
熱処理装置1を用いて半導体ウエハW上に、薄膜、例えば、熱酸化膜を成膜すると、反応管2内に金属、イオンなどの汚染物が入り込み、反応管2内に汚染物が徐々に蓄積される。このため、成膜処理を所定回数行った後に、本発明の薄膜形成装置の洗浄方法を実行する。
まず、ボートエレベータ4により蓋体3を下降させ、反応管2内から半導体ウエハW(ウエハボート7)をアンロードした状態から、ウエット洗浄する部品を取り外す(ステップS1)。熱処理装置1から反応管2を取り外す場合、処理ガス導入管11に接続されている取付部12を取り外す。これにより、反応管2に接続された、図示しないMFC、ガス供給源等が反応管2から取り外される。また、排気口13に接続されている取付部14が取り外す。これにより、反応管2に接続された排気管15等が反応管2から取り外される。さらに、取付部12及び取付部14付近に配置されている断熱材10を反応管2から取り外すと、反応管2は、図2に示すように、処理ガス導入管11及び排気口13のみが接続された状態となる。
次に、排気管15等を取り外した反応管2を薬液22を満たした洗浄槽23に搬送する(ステップS2)。続いて、反応管2を洗浄槽23に投入する前に、図3に示すように、反応管2の外周に、その全周を覆う拭取材21をセットし、反応管2を移動させ、反応管2の外周全面を拭取材21で拭き取る(ステップS3)。これにより、反応管2を洗浄槽23に投入する前に、反応管2の外周に付着した金属汚染物質、例えば、アルミニウムを除去することができる。拭取材21としては、反応管2の外周を傷つけず、付着した金属汚染物質が除去可能な材料であればよく、例えば、ウエスや紙製のもので精密部品等の不純物の拭き取りに用いられるワイパーがある。
このように、反応管2の外周に金属汚染物質(アルミニウム)が付着したのは、反応管2を洗浄槽23に搬送している間に、反応管2にアルミニウムが付着してしまうためである。また、アルミニウムは、水酸化物(Al(OH)3)となると、拭取材21等を用いた拭き取りによって除去することは困難であるが、環境中に存在しているアルミニウムが単に反応管2の外周に付着した状態であれば、拭取材21で拭き取ることによりアルミニウムを簡単に除去することができる。このため、反応管2を洗浄槽に投入する前に拭き取り工程を実行することにより、反応管2の外周に付着したアルミニウムを簡単に除去することができる。
続いて、アルミニウムが除去された反応管2を、薬液22を満たした洗浄槽23に投入し、反応管2を洗浄する(ステップS4)。洗浄槽23中の薬液22は、金属、イオンなどの汚染物の種類によって適切なものを用いればよく、例えば、塩酸(HCl)のようなハロゲン系の洗浄液が用いられる。
反応管2が洗浄されると、反応管2を洗浄槽23から出し、例えば、純水により反応管2に付いた薬液をリンス(洗い流す)する(ステップS5)。
ここで、純水中のアルミニウム濃度は、1ppb以下であることが好ましく、0.1ppb以下であることがさらに好ましい。純水中のアルミニウム濃度が高いと、純水に含まれるアルミニウムが反応管2に付着し、これが成膜工程でのパーティクルになってしまうおそれがあるためである。
次に、反応管2を例えば、加熱したり、エアーを吹き付けたりすることにより、反応管2からリンスで用いた純水を除去する(ステップS6)。続いて、純水を除去した反応管2を搬送し(ステップS7)、反応管2をライナー管8(昇温用ヒータ9)内に収容するとともに、反応管2に断熱材10、図示しないMFC、ガス供給源、排気管15等の部品取り外し工程で取り外した部品を取り付け、部品を組み立てる(ステップS8)。
なお、本実施の形態では、反応管2から純水を除去した後に、反応管2を搬送している。このため、反応管2の搬送の間に、反応管2にアルミニウムが付着しても、アルミニウムが付着するのは反応管2の外周であり、成膜工程で金属汚染されることはなく、歩留りが低下するという問題は生じない。また、反応管2の外周に付着したアルミニウムは、水酸化物になっておらず、単に外周に付着した状態であるため、次のウエット洗浄で簡単に除去することができる。
次に、本発明の効果を確認するため、シリコンウエハと合成石英ウエハとを、洗浄槽23に投入する前に拭取材21で拭き取る工程を有する場合(a)と、有しない場合(b)について、洗浄した後の薬液22中のアルミニウムの濃度(ppb)を測定し、さらに、この薬液22中に浸漬させた後にICP(誘導結合プラズマ)分析により表面に付着したアルミニウムの濃度(atoms/cm2)を測定した。結果を図4に示す。図4に示すように、拭取材21で拭き取る工程を有することにより、薬液22中のアルミニウムの濃度が1/30に減少していることが確認できた。また、表面に付着したアルミニウムの濃度も大きく減少していることが確認できた。
また、反応管2を洗浄した後、熱酸化により半導体ウエハW上にシリコン酸化膜を100nm成膜した場合について、同様の測定を行った。結果を図5に示す。図5に示すように、図4のシリコンウエハの場合とほぼ同様の結果が得られることが確認できた。このため、拭取材21で拭き取る工程を有することにより、アルミニウム汚染を抑制することができることが確認できた。また、歩留りが低下するという問題が生じなくなることが確認できた。
以上説明したように、本実施の形態によれば、反応管2を洗浄槽23に投入する前に、その外周を拭取材21で拭き取っているので、アルミニウム汚染のような金属汚染を抑制することができる。また、歩留りの低下を抑制することができる。
本実施の形態によれば、反応管2から純水を除去した後に、反応管2を搬送しているので、反応管2の搬送の間に、反応管2にアルミニウムが付着しても、成膜工程で金属汚染されることはなく、歩留りが低下するという問題は生じなくなる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、熱酸化により半導体ウエハW上にシリコン酸化膜を形成する薄膜形成装置の場合を例に本発明を説明したが、本発明は各種の薄膜形成装置に適用可能であり、例えば、CVDにより半導体ウエハW上に薄膜を形成する薄膜形成装置にも適用可能である。この場合、成膜処理によって生成される反応生成物が反応管2の内壁等に反応生成物が付着することから、洗浄槽23中の薬液22には、例えば、反応生成物が酸化珪素や窒化珪素の場合にはフッ素を含むフッ素系の洗浄液のように、付着している反応生成物の種類によって適切なものが用いられる。
上記実施の形態では、金属汚染物質がアルミニウムの場合を例に本発明を説明したが、金属汚染物質は、反応管2を洗浄槽23に搬送している間に付着する金属であればよく、アルミニウムに限定されるものではない。
上記実施の形態では、反応管2を洗浄する場合を例に本発明を説明したが、ウエット洗浄により洗浄可能な部品であれば、例えば、ウエハボート7、保温筒6、処理ガス導入管11、排気管15のような他の部品であってもよい。また、反応管を洗浄する場合にも、例えば、反応管2から処理ガス導入管11を更に取り外して、反応管を洗浄してもよい。
上記実施の形態では、反応管2の外周面にワイパーをセットし、外周面に付着したアルミニウムを除去する場合を例に本発明を説明したが、部品の外表面を傷つけず、付着したアルミニウムを除去できる方法であれば、他の方法を用いてもよい。
上記実施の形態では、反応管2に付いた薬液22を純水でリンスし、リンスした反応管2から純水を除去した場合を例に本発明を説明したが、反応管2からウエット洗浄で用いた洗浄液を除去し、反応管2の外表面を乾燥可能な方法であれば、純水を用いることなく、他の方法を用いてもよい。
上記実施の形態では、薬液22を満たした洗浄槽23に反応管2を投入し、反応管2を洗浄する場合を例に本発明を説明したが、洗浄液を用いたウエット洗浄であればよく、他のウエット洗浄方法に適用可能である。
上記実施の形態では、薄膜形成装置として、単管構造のバッチ式熱処理装置の場合を例に本発明を説明したが、例えば、反応管2が内管と外管とから構成された二重管構造のバッチ式縦型熱処理装置に本発明を適用することも可能である。また、枚葉式の熱処理装置に本発明を適用することも可能である。
1 熱処理装置
2 反応管
3 蓋体
4 ボートエレベータ
5 保温筒
7 ウエハボート
8 ライナー管
9 昇温用ヒータ
10 断熱材
11 処理ガス導入管
12 取付部
13 排気口
14 取付部
15 排気管
100 制御部
W 半導体ウエハ
2 反応管
3 蓋体
4 ボートエレベータ
5 保温筒
7 ウエハボート
8 ライナー管
9 昇温用ヒータ
10 断熱材
11 処理ガス導入管
12 取付部
13 排気口
14 取付部
15 排気管
100 制御部
W 半導体ウエハ
Claims (7)
- 薄膜形成装置内に処理ガスを供給して被処理体に薄膜を形成した後、ウエット洗浄により洗浄する薄膜形成装置の洗浄方法であって、
前記薄膜形成装置から洗浄する部品を取り外す部品取り外し工程と、
前記部品取り外し工程で取り外した部品を前記ウエット洗浄を行う位置まで搬送する洗浄位置搬送工程と、
前記搬送工程で搬送された部品の外表面に付着した金属汚染物質を除去する金属汚染物質除去工程と、
前記金属汚染物質除去工程で金属汚染物質が除去された部品を洗浄液を用いてウエット洗浄するウエット洗浄工程と、
を備える、ことを特徴とする薄膜形成装置の洗浄方法。 - 前記ウエット洗浄工程で洗浄された部品から前記ウエット洗浄で用いた洗浄液を除去し、当該部品の外表面を乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程で外表面が乾燥された部品を前記薄膜形成装置の組立位置まで搬送する組立位置搬送工程と、
を、さらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。 - 前記金属汚染物質除去工程では、前記部品の外表面にワイパーをセットし、当該外表面に付着した金属汚染物質を除去する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。
- 前記ウエット洗浄工程では、薬液を満たした洗浄槽に部品を浸漬し、当該部品を洗浄する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。
- 前記乾燥工程では、前記ウエット洗浄工程で部品から前記薬液を純水でリンスし、リンスした部品から純水を除去する、ことを特徴とする請求項4に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。
- 前記部品が反応管、ウエハボート、または、保温筒である、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。
- 前記金属汚染物質がアルミニウムである、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の薄膜形成装置の洗浄方法。
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-
2007
- 2007-07-24 JP JP2007191575A patent/JP2009027104A/ja active Pending
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