JP2009022254A - 歩行型電動管理機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上下方向に延びる支持フレーム2を有する機体本体3と、前記機体本体3の下方に支持された電動駆動型の耕耘軸部4と、前記耕耘軸部4より後方において前記支持フレーム2に支持された抵抗棒5と、前記耕耘軸部4より前方で且つ回転軸線(車軸61)が前記耕耘軸部4の回転軸線(耕耘軸41)より上方に位置するように前記支持フレーム2に支持された移動輪6とを備えている。
【選択図】図2
Description
つまり、前記従来の歩行型管理機においては、路上等の移動時に作業者は耕耘作業時に比して前屈み姿勢をとらなければならなかった。
この従来の歩行型管理機は、耕耘作業時においては抵抗棒が設けられた前記一端側が下方に位置するように前記回転フレームを作業姿勢に固定し、且つ、移動時には尾輪が設けられた前記他端側が下方に位置するように前記回転フレームを移動姿勢に固定し得るように構成されている。
又、路上等の移動時に、作業者が前屈み姿勢をとらなければならない点は前記の歩行型管理機と何ら変わらない。
また、本発明は、前記一の目的を達成しつつ、路上等の移動時において作業者が前屈み姿勢をとる必要がない歩行型電動管理機の提供を、他の目的とする。
耕耘作業中は、移動輪が耕耘軸部より上方に配置されているため、耕耘軸部が接地した状態で移動輪が地面に接触することがなく、耕耘作業姿勢を無理なくとることができる。また、路上移動時に際しては、移動輪が耕耘軸部より前方に配置されているため、支持フレームの上方を引っ張り上げるようにして支持フレームの上部を前方に傾斜させることにより、移動輪を地面に接地させ耕耘軸部を持ち上げることができる。
また、移動輪が耕耘軸部より前方に配置されており、路上等の移動時において作業者が前屈み姿勢をとる必要がないため、前記移動時においても作業者に無理な姿勢をとらせることなく楽に移動させることができる。
従って、ぬかるみ等の圃場が緩い場合であっても、適切な耕耘作業姿勢を保持したまま、耕耘作業を行うことができるとともに、移動輪に泥等が付着するのを防止して、路上移動時に路上を汚すことなく移動させることができる。
これにより、耕耘作業姿勢と路上移動姿勢とにおいて把持部となる支持フレームの上端部の高さを略同じにすることができるため、両姿勢間で作業者の姿勢変化を可及的に少なくすることができる。
また、移動輪が耕耘軸部より前方に配置されており、路上等の移動時において作業者が前屈み姿勢をとる必要がないため、前記移動時においても作業者に無理な姿勢をとらせることなく楽に移動させることができる。
さらに、本実施形態の歩行型電動管理機1は、前記耕耘軸部4より後方において前記支持フレーム2に支持された抵抗棒5と、前記耕耘軸部4より前方で且つ回転軸線(車軸61)が前記耕耘軸部4の回転軸線(耕耘軸41)より上方に位置するように前記支持フレーム2に支持された移動輪6とを備えている。本実施形態において、抵抗棒5は、前記ベースフレーム21の後端部に取り外し可能に固定されている。また、移動輪6は、車軸61を軸支する取り付け部材62が前記ベースフレーム21に固着されることにより、支持フレーム2に対して車軸61回り回転可能に取り付けられている。より具体的には、図1に示すように、前記取り付け部材62は、ベースフレーム21の下面に固着される左右一対の支持片62aと、前記左右一対の支持片62aの間に固設された中空の軸管62bとを有し、前記軸管62b内に車軸61が挿通されている。
また、前記ベースフレーム21には、前記モータ43を駆動させるための電源部7と、前記駆動部43の出力制御を行う制御部8とが固設されている。前記ベースフレーム21の上方には、前記電源部7及び前記制御部8を覆うケース9が設けられている。
即ち、耕耘作業中は、図2に示すように、耕耘軸部4の耕耘軸41より下方部分と抵抗棒5とが地中に入った状態で耕耘軸41が回転し、耕耘軸41とともに回転される耕耘爪44により地面が耕耘される。
従って、ぬかるみ等の圃場が緩い場合であっても、適切な耕耘作業姿勢を保持したまま、耕耘作業を行うことができるとともに、移動輪6に泥等が付着するのを防止して、路上移動時に路上を汚すことなく移動させることができる。
図4及び図5は、本実施形態における歩行型電動管理機1の路上移動姿勢を示す斜視図及び左側面図である。
具体的には、移動輪6が耕耘軸部4より前方に配置されているため、支持フレーム2の上方を引っ張り上げるようにして支持フレーム2の上部を前方に傾斜させることにより、移動輪6を地面に接地させ且つ耕耘軸部4を持ち上げることができる。
前記耕耘作業姿勢から前記支持フレーム2の上端側を前方へ回動させて前記支持フレーム2を上方へ行くに従って前方に位置する前高後低状に傾斜させることにより、図4及び図5に示すように、前記耕耘軸部4が地面から上方へ持ち上げられた状態で前記移動輪6が接地する。本実施形態においては、前記支持フレーム2の上端側に設けられたハンドルユニット10の把持部11を持って前記ベースフレーム21が略垂直になる角度となるまで前記支持フレーム2の上端部を前方へ回動させることにより、移動輪6による路上走行可能な路上移動姿勢となる。
また、移動輪6が耕耘軸部4より前方に配置されており、路上等の移動時において作業者が前屈み姿勢をとる必要がないため、前記移動時においても作業者に無理な姿勢をとらせることなく楽に移動させることができる。
例えば、本実施形態においては耕耘軸41を回転駆動させるモータを含む駆動部43は、耕耘軸部4の筒胴部42内に設けられているが、機体本体3(ケース9)内に設けられてもよい。
また、支持フレーム2の構造や形状は種々採用可能である。
2…支持フレーム
3…機体本体
4…耕耘軸部
41…耕耘軸(耕耘軸部の回転軸線)
5…抵抗棒
6…移動輪
61…車軸(移動輪の回転軸線)
h1…耕耘軸部の回転軸線の高さ
h2…移動輪の最下点の高さ
Claims (3)
- 上下方向に延びる支持フレームを有する機体本体と、前記機体本体の下方に支持された電動駆動型の耕耘軸部とを備えた歩行型電動管理機であって、
前記耕耘軸部より後方において前記支持フレームに支持された抵抗棒と、前記耕耘軸部より前方で且つ回転軸線が前記耕耘軸部の回転軸線より上方に位置するように前記支持フレームに支持された移動輪とを備えたことを特徴とする歩行型電動管理機。 - 耕耘作業姿勢において、前記移動輪の最下点は前記耕耘軸部の回転軸線より上方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の歩行型電動管理機。
- 前記支持フレームは、耕耘作業姿勢においては上方へ行くに従って後方に位置する前低後高状に傾斜されており、
前記耕耘作業姿勢から前記支持フレームの上端側を前方へ回動させて前記支持フレームを上方へ行くに従って前方に位置する前高後低状に傾斜させることにより、前記耕耘軸部が地面から上方へ持ち上げられた状態で前記移動輪が接地することを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行型電動管理機。
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