JP2009020509A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペースを要さずコストもかけずに操作感を発生させることができる光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置(10)は、物体の接触を検知するタッチセンサ(22)と、アクチュエータ(35)によって駆動される光学要素(30)と、タッチセンサ(22)が物体の接触を検知したときに、この光学装置(10)の所定の部分(34a,34b)に光学要素(30)を衝突させる制御部(36)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置に関するものである。
従来の技術として、タッチセンサが接触を検知したときに、圧電素子などで構成される衝撃発生機構により指やペンに衝撃を伝えることで、クリック感のないタッチパネルであっても、操作者にクリック感などの操作感を擬似的に感じさせる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の方法では、操作感を発生させるために、専用のアクチュエータ(35)を内蔵する必要があった。
これは、スペースを要し、専用の駆動回路も必要になり、装置の小型化を妨げ、また、コストもかかってしまう。
特許第3798287号公報
本発明の課題は、スペースを要さずコストもかけずに操作感を発生させることができる光学装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の一実施形態を示す図面に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、物体の接触を検知するタッチセンサ(22)と、アクチュエータ(35)によって駆動される光学要素(30)と、前記タッチセンサ(22)が物体の接触を検知したときに、前記アクチュエータ(35)を駆動させることにより、この光学装置(10)の所定の部分(34a,34b)に前記光学要素(30)を衝突させる制御部(36)と、を備える光学装置(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学装置(10)において、前記光学要素(30)は、光軸に垂直な面内でシフトする作動部(32)を有するブレ補正機構(30)であること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光学装置(10)において、前記所定の部分(34a,34b)は、前記作動部(32)の作動範囲を制限する制限壁(34a,34b)であること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の光学装置(10)において、前記作動部(32)は、前記タッチセンサ(22)を含む面と略垂直な方向に作動すること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、被写体像の像光を屈曲させる屈曲部(12)と、前記屈曲部(12)で屈曲させられた像光を受光し、被写体像を撮像する撮像部(18)とを備え、前記作動部(32)は、前記屈曲部(12)と前記撮像部(18)との間に設けられ、前記撮像部(18)を含む面は、前記タッチセンサ(22)を含む面と略直交していること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項6の発明は、請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、前記制限壁(34a,34b)は、前記作動部(32)を挟んで両側に配置され、前記制御部(36)は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、前記非撮影モードであると判断した場合には、前記作動部(32)を衝突させる制限壁(34a)とは反対側の制限壁(34b)に、前記作動部(32)を接触させて待機させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項7の発明は、請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、前記制御部(36)は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、前記非撮影モードであると判断した場合には、前記制限壁(34a)から、前記作動部(32)の衝突時の速度が前記作動部(32)の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に前記作動部(32)を待機させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項8の発明は、請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、前記制御部(36)は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、前記撮影モードであると判断した場合には、前記作動部(32)の作動範囲の略中央に前記作動部(32)を待機させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、レリーズボタン(40)を備え、前記制御部(36)は、電源がオンされて前記レリーズボタン(40)が押下されるまでの間において、撮影モードか非撮影モードかを判断して前記撮影モードと判断した場合、前記タッチセンサ(22)が物体の接触を検知したときに、前記アクチュエータ(35)を駆動させることにより、この光学装置(10)の所定の部分に前記光学要素(30)を衝突させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項10に記載の発明は、請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、レリーズボタン(40)を備え、前記制御部(36)は、電源がオンされて前記レリーズボタン(40)が押下されるまでの間において、撮影モードか、非撮影モードかを判断して前記撮影モードと判断した場合、前記作動部(32)を衝突させる制限壁(34a)とは反対側の制限壁(34a)に、前記作動部(32)を接触させて待機させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項11に記載の発明は、請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置(10)において、レリーズボタン(40)を備え、前記制御部(36)は、電源がオンされて前記レリーズボタン(40)が押下されるまでの間において、撮影モードか、非撮影モードかを判断して前記撮影モードであると判断した場合、前記制限壁(34a)から、前記作動部(32)の衝突時の速度が前記作動部(32)の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に前記作動部(32)を待機させること、を特徴とする光学装置(10)である。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれか1項に記載の光学装置(10)において、前記レリーズボタン(40)が半押しされたときに、設定されている撮影条件が不適切である場合、前記アクチュエータ(35)を駆動させることにより、この光学装置(10)の所定の部分に前記光学要素(30)を衝突させること、を特徴とする光学装置(10)である。
なお、本発明をわかりやすく説明するために実施形態を示す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明は、これに限定されるものでなく、後述の実施形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明によれば、スペースを要さずコストもかけずに操作感を発生させることができる光学装置を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態をあげて、さらに詳しく説明する。なお、本発明の光学装置は、例えば、スチルカメラ、ビデオカメラ、一眼レフ型のカメラ、望遠鏡、双眼鏡などとすることができるが、以下の実施形態では、デジタルカメラを例にとって説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のデジタルカメラを示す図である。また、図2はデジタルカメラのブロック図である。
※クレームに入っている制御部とアクチュエータは、図面で表したほうがよいと考え、デジタルカメラのブロック図を図2として追加しました。
なお、説明を明確にするために、図1中では、光A1の方向(被写体側から撮影者側へ向かう方向)をX方向とし、それと直交した光A2の方向(下方から上方へ向かう方向)をZ方向とする。また、Y方向は、X方向及びZ方向に直交する方向(図1の紙面の法線方向において、裏面から表面へ向かう方向)である。
本実施形態のデジタルカメラ10は、第1のレンズ群11と、プリズム12と、第2のレンズ群13と、第3のレンズ群14と、第4のレンズ群15と、第5のレンズ群16と、ローパスフィルタ17と、撮像素子18と、液晶ディスプレイ19と、保護パネル20と、ブレ補正機構30などとを備える。また、デジタルカメラ10のZプラス側の面には、レリーズボタン40が設けられている。
デジタルカメラ10は、第1のレンズ群11,第2のレンズ群13〜第5のレンズ群16によって撮影光学系が構成され、それらにプリズム12を含ませることによって屈曲光学系が構成されている。
第1のレンズ群11は、被写体像の像光である光A1が入射するレンズであり、デジタルカメラ10のレンズ群の中でも最も被写体に近いレンズである。
プリズム12は、入射した光A1の方向を90度屈曲させる直角プリズムであり、第1のレンズ群11が出射した+X方向の光A1を全反射させ、90度曲げて、−Z方向の光A2を第2のレンズ群13へと出射する。
第2のレンズ群13は、プリズム12から出射された光A2が入射する位置に配置されている。
第3のレンズ群14は、第2のレンズ群13から出射された光A2が入射する位置に配置され、図2に示すアクチュエータ(駆動機構)37によりZ方向に移動させることができる。
図1に戻り第4のレンズ群15は、第3のレンズ群14から出射された光A2が入射する位置に配置され、後述のブレ補正機構30の可動枠32に保持されている。
第5のレンズ群16は、第4のレンズ群15から出射された光A2が入射する位置に配置され、第3のレンズ群14と同様に、アクチュエータ37によりZ方向に移動させることができる。
ローパスフィルタ17は、第5のレンズ群16と撮像素子18との間に配置され、第5のレンズ群16から出射された光A2の高周波成分を取り除いて撮像素子18に出射する水晶複屈折板であり、被写体像の干渉縞(モアレ)の発生を防止する。
撮像素子18は、ローパスフィルタ17から出射された光A2が入射する素子であり、入射した光A2を受光して被写体像を撮像し、電気的な画像信号に変換する。また、撮像素子18の撮像面を含む面は、後述のタッチセンサ22を含む面と略直交している。
液晶ディスプレイ19は、このデジタルカメラ10の背面側に配置され、撮影対象の被写体や、メニュー画面、撮影した画像などを表示する装置である。
保護パネル20は、液晶ディスプレイ19を覆うように配置された透明な樹脂板21と、樹脂板21の液晶ディスプレイ19と反対側に配置され、撮影者の指やタッチペンなどの器具の接触を検知するタッチセンサ22とを備える。タッチセンサ22は、指などが触れた位置を検知して液晶ディスプレイ19の画面上の位置を特定する。
ブレ補正機構30は、第3のレンズ群14と第5のレンズ群16との間に配置され、第4のレンズ群15を光A2の光軸と直交する面内(XY平面内)で駆動させて、手振れなどの振動に起因する像ブレを低減させる機構である。
また、ブレ補正機構30は、固定枠31と、可動枠32と、ボール33と、制限壁34a,34bとを備える。
固定枠31は、デジタルカメラ10に固定され、光A2の光軸に対して位置が固定された枠体である。
可動枠32は、その一部が固定枠31に対向して配置され、中央部分には、第4のレンズ群15が組み付けられている。また、可動枠32は、光A2の光軸と直交する面内で移動可能に支持されており、タッチセンサ22を含む面と略垂直な方向に作動する。
ボール33は、固定枠31と可動枠32との間に配置されており、このボール33とアクチュエータ35によって、可動枠32は、自在に移動できるようになっている。
制限壁34a,34bは、可動枠32を挟んで両側に配置され、可動枠32の作動範囲を制限する壁である。
また、デジタルカメラ10は、図2に示すメインCPU36を備え、メインCPU36は、タッチセンサ22を含む各種センサから入力を受け付け、アクチュエータ35,37などに指示を出すことにより、このデジタルカメラ10を統括制御している。
レリーズボタン40は、半押し操作、及び、全押し操作の2段階の操作が可能な押しボタンスイッチであり、半押し操作を行うことによって、AF(Auto Focus)動作が実行され、レリーズボタン40を全押し操作することによって、撮影が開始される。
次に、本実施形態のデジタルカメラ10の動作について説明する。
図3は、デジタルカメラ10の制御の流れを示すフローチャートである。
まず、電源が投入されると(S101)、メインCPU36は、撮影モードか、非撮影モードかを判断する(S102)。ここで、撮影モードとは、実際に撮影を行っていたり、フレーミング動作を行っていたり、電子ビューファインダー機能を作動させていたりする場合であり、非撮影モードとは、メニュー画面や撮影した画像などを液晶ディスプレイ19に表示している場合である。
メインCPU36は、非撮影モードであると判断した場合には、可動枠32を衝突させる制限壁34aとは反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させる(S103)。
ここで、反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させる理由は、より強い衝撃を発生させるために、可動枠32をなるべく高速度で制限壁34aに衝突させたいからである。
そう考えると、可動枠32のストロークや、デジタルカメラ10のサイズによっては、反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させなくても、可動枠32の最高スピードが得られるような場合もある。
この場合は、衝突させる制限壁34aから、可動枠32の衝突時の速度が可動枠32の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に可動枠32を待機させればよい。
そして、タッチセンサ22が指などの接触を検知したときには(S104;Yes)、メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させる(S105)。タッチセンサ22が指などの接触を検知しない場合には(S104;No)、メインCPU36は、可動枠32を待機させ続ける(S103)。
一方、メインCPU36は、撮影モードであると判断した場合には、可動枠32の作動範囲の略中央に可動枠32を待機させ(S106)、必要に応じて通常のブレ補正動作を行わせる(S107)。
このように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)ブレ補正機構30の可動枠32を制限壁34aに衝突させて、操作感を発生させることができるので、従来の技術のように、専用のアクチュエータのためのスペースや、専用の駆動回路が不要となる。従って、カメラサイズの肥大化やコスト増を発生させることがない。また、操作者は、操作時に指やペンに反応を感じることができ、自然な操作感を得ることができる。
(2)ブレ補正機構30を予め搭載しているカメラであれば、大幅な設計変更をしなくても、操作感を発生させることができる。
(3)可動枠32は、タッチセンサ22を含む面と略垂直な方向に作動するので、より分かりやすい反応を得ることができる。また、可動枠32は、タッチセンサ22側の制限壁34aに衝突するので、より直接的な感覚を得ることができる。
(4)可動枠32は、プリズム12と撮像素子18との間に設けられ、撮像素子18の撮像面は、タッチセンサ22を含む面と略直交しているので、可動枠32をバランスよく配置することができ、屈曲光学系を有するデジタルカメラ10に好適である。
(5)非撮影モードの場合には、可動枠32を衝突させる制限壁34aとは反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させたり、可動枠32の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に可動枠32を待機させたりすることで、効率よく最大の操作感を発生させることができる。
(6)撮影モードの場合には、可動枠32の作動範囲の略中央に可動枠32を待機させるので、通常通り柔軟にブレ補正を行うことができる。
[第2実施形態]
第2実施形態のデジタルカメラ1の構成は図1と同様であるので、構成に関する説明は省略する。第1実施形態とは、デジタルカメラ10の制御の流れが異なる。図4は、第2実施形態におけるデジタルカメラ10の制御の流れを示すフローチャートである。
まず、電源がオンにされると(S201)、メインCPU36は、撮影モードか、非撮影モードかを判断する(S202)。メインCPU36は、撮影モードであると判断した場合(S202;撮影モード)、可動枠32を衝突させる制限壁34aとは反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させる(S203)。そして、操作者が撮影条件の変更を行い、タッチセンサ22が指などの接触を検知すると(S204;Yes)、メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させる(S205)。その後、S203に戻る。
S204でタッチセンサ22が接触を検知しない場合には(S204;No)、メインCPU36は、レリーズボタン40が半押しされたかどうかを判断する(S206)。レリーズボタン40が半押しされない場合は、S203に戻る。レリーズボタン40が半押しされた場合(S206;Yes)、デジタルカメラ10において設定されている撮影条件が、現在の撮影に適しているか、いないかを判断する(S207)。
ここで、設定されている撮影条件とは、S204においてタッチセンサ22を使用して設定条件が変更された場合は、その変更後の撮影条件である。また、S204においてタッチセンサ22を使用して設定条件が変更されていない場合は、前回、デジタルカメラ10の電源がオフにされた時に設定されていた撮影条件である。
また、デジタルカメラ10において設定されている撮影条件が、現在の撮影に適していない場合とは、フラッシュ発光モードで発光禁止が選択されているが被写体の輝度が低い場合、風景モードで山が選択されているが顔認識結果によって人物が検出された場合、ポートレートモードが選択されているがフラッシュの赤目軽減モードがオフされている場合、メモリ残量が少ないにもかかわらず、画像サイズが例えば7Mの大きなサイズに設定されている場合などである。
デジタルカメラ10において設定されている撮影条件が現在の撮影に適していない場合(S207;No)、メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させる(S208)。このときの衝突は、タッチセンサ22が接触を検知した場合よりも多い回数行なわれる。タッチセンサ22が接触を検知した場合よりも多くすることで、通常の衝突と異ならせ、警告の意味合いを持たせるためである。
メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させた後、レリーズボタン40が全押しされたかどうかを判断する(S209)。ここで、レリーズボタン40が全押しされる場合(S209;Yes)とは、撮影者が撮影条件がデジタルカメラ10の設定された撮影条件が現在の撮影に適していないことをS208の衝突で認識しつつ撮影を行う場合である。この場合、通常の撮影を行なう後述のS211へ進む。
S209においてレリーズボタン40が全押しされない場合(S209;No)、S203へ戻る。そして、上述したようにメインCPU36は可動枠32を衝突させる制限壁34aとは反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させる(S203)。そしてデジタルカメラ10の設定されている撮影条件が現在の撮影に適していないことをS208の衝突で認識した撮影者は、撮影条件を変更することが可能となる。
S207においてデジタルカメラ10の設定された撮影条件が現在の撮影に適している場合(S207;Yes)、メインCPU36は、レリーズボタン40が全押しされたかどうかを判断する(S210)。レリーズボタン40が全押しされると、メインCPU36は、デジタルカメラ10においてブレ補正モードが設定されているかどうかを判断する(S211)。
デジタルカメラ10においてブレ補正モードが設定されている場合(S211,Yes)、第1実施形態のS106及びS107と同様に、可動枠32の作動範囲の略中央に可動枠32を待機させ(S212)、必要に応じて通常のブレ補正動作を行わせる(S213)。その後、被写体像の撮影が行なわれる(S214)。
デジタルカメラ10においてブレ補正モードが設定されていない場合(S211,No)、S212〜S213のブレ補正動作は行われずに、被写体像の撮影が行なわれる(S214)。
撮影後、電源がオフされると(S215;Yes)デジタルカメラ10の動作は終了する。電源がオフされない場合は(S215;No)、再度S202に戻る。
S202においてメインCPU36が、非撮影モードであると判断した場合には(S202;非撮影モード)、第1実施形態のS103〜S105と同様に、可動枠32を衝突させる制限壁34aとは反対側の制限壁34bに可動枠32を接触させて待機させる(S220)。そして、タッチセンサ22が指などの接触を検知したときには(S221;Yes)、メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させる(S222)。タッチセンサ22が指などの接触を検知しない場合には(S221;No)、メインCPU36は、可動枠32を待機させ続ける(S220)。
第2実施形態によれば、第1実施形態に加え、以下のような効果がある。
(1)電源がオンにされ、レリーズボタン40が押下されるまでの間における撮影モード中において、撮影条件の設定変更等によりタッチセンサが指などの接触を検知した場合も(S207;Yes)、メインCPU36は、制限壁34aに可動枠32を衝突させるので(S208)、操作者は操作時に指やペンに反応を感じることができる。
(2)レリーズボタン40が半押しされたときに、設定されている撮影条件が不適切である場合も操作者は操作時に指やペンに反応を感じることができる。したがって操作者は撮影条件が適切でないことを認識することができる。
(3)設定されている撮影条件が不適切である場合の衝突は、タッチパネル22で入力する場合の衝突より回数が多いため、操作者の注意を喚起することができる。
[変形形態]
上述した実施形態は、以下の変形も可能である。
(1)光学要素は、撮影光学系の一部を光軸と垂直な方向にシフトするレンズシフト式のブレ補正機構30の例で説明したが、撮像素子18を光軸と垂直な方向にシフトする撮像系シフト式のブレ補正機構であってもよい。また、撮像光学系と撮像系とからなる光学ユニット全体をティルト制御することでブレを防止する光学ユニットティルト式のブレ補正機構であってもよい。さらに、第3のレンズ群14や第5のレンズ群16であってもよい。さらにまた、これら以外の部材であっても、アクチュエータ(35)によって駆動される光学要素であれば特に限定されるものではない。
(2)上述した実施形態では、制限壁34aに可動枠32を衝突させる例で説明したが、デジタルカメラ10の内壁などに可動枠32を衝突させてもよい。
(3)上述した実施形態では、撮影者側の制限壁34aに可動枠32を衝突させる例で説明したが、被写体側の制限壁34bに可動枠32を衝突させてもよい。
(4)可動枠32を衝突させる回数は、1回のみならず、2回以上であってもよい。このようにすれば、ダブルクリックなどの感覚を発生させることができる。
(5)制限壁34a,34bと可動枠32との接触箇所に金属板を貼り付けてもよい。このようにすれば、操作感を向上させることができる。
なお、上述した実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、以上説明した実施形態や変形形態によって限定されることはない。
第1実施形態のデジタルカメラを示す図である。 第1実施形態のデジタルカメラのブロック図である。 第1実施形態のデジタルカメラ10の制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態のデジタルカメラ10の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10:デジタルカメラ、12:プリズム、18:撮像素子、22:タッチセンサ、30:ブレ補正機構、32:可動枠、34a,34b:制限壁,40:レリーズスイッチ

Claims (12)

  1. 物体の接触を検知するタッチセンサと、
    アクチュエータによって駆動される光学要素と、
    前記タッチセンサが物体の接触を検知したときに、前記アクチュエータを駆動させることにより、この光学装置の所定の部分に前記光学要素を衝突させる制御部と、
    を備える光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記光学要素は、光軸に垂直な面内でシフトする作動部を有するブレ補正機構であること、
    を特徴とする光学装置。
  3. 請求項2に記載の光学装置において、
    前記所定の部分は、前記作動部の作動範囲を制限する制限壁であること、
    を特徴とする光学装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光学装置において、
    前記作動部は、前記タッチセンサを含む面と略垂直な方向に作動すること、
    を特徴とする光学装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    被写体像の像光を屈曲させる屈曲部と、
    前記屈曲部で屈曲させられた像光を受光し、被写体像を撮像する撮像部とを備え、
    前記作動部は、前記屈曲部と前記撮像部との間に設けられ、
    前記撮像部を含む面は、前記タッチセンサを含む面と略直交していること、
    を特徴とする光学装置。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    前記制限壁は、前記作動部を挟んで両側に配置され、
    前記制御部は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、
    前記非撮影モードであると判断した場合には、前記作動部を衝突させる制限壁とは反対側の制限壁に、前記作動部を接触させて待機させること、
    を特徴とする光学装置。
  7. 請求項3から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    前記制御部は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、
    前記非撮影モードであると判断した場合には、前記制限壁から、前記作動部の衝突時の速度が前記作動部の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に前記作動部を待機させること、
    を特徴とする光学装置。
  8. 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    前記制御部は、撮影モードか、非撮影モードかを判断し、
    前記撮影モードであると判断した場合には、前記作動部の作動範囲の略中央に前記作動部を待機させること、
    を特徴とする光学装置。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    レリーズボタンを備え、
    前記制御部は、電源がオンされて前記レリーズボタンが押下されるまでの間において、撮影モードか非撮影モードかを判断して前記撮影モードと判断した場合、
    前記タッチセンサが物体の接触を検知したときに、前記アクチュエータを駆動させることにより、この光学装置の所定の部分に前記光学要素を衝突させること、
    を特徴とする光学装置。
  10. 請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    レリーズボタンを備え、
    前記制御部は、電源がオンされて前記レリーズボタンが押下されるまでの間において、撮影モードか、非撮影モードかを判断して前記撮影モードと判断した場合、
    前記作動部を衝突させる制限壁とは反対側の制限壁に、前記作動部を接触させて待機させること、
    を特徴とする光学装置。
  11. 請求項3から請求項7までのいずれか1項に記載の光学装置において、
    レリーズボタンを備え、
    前記制御部は、電源がオンされて前記レリーズボタンが押下されるまでの間において、撮影モードか、非撮影モードかを判断して前記撮影モードであると判断した場合、
    前記制限壁から、前記作動部の衝突時の速度が前記作動部の最大速度に達するのに必要な距離だけ離れた位置に前記作動部を待機させること、
    を特徴とする光学装置。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の光学装置において、
    前記レリーズボタンが半押しされたときに、設定されている撮影条件が不適切である場合、
    前記アクチュエータを駆動させることにより、この光学装置の所定の部分に前記光学要素を衝突させること、
    を特徴とする光学装置。
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