JP2009020008A - ガス絶縁機器の絶縁監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高圧導体と金属タンクとの間に発生する部分放電を、高圧導体と部分放電を検出するための検出用電極との間の容量値を適切に設定して感度よく検出することを可能にするガス絶縁機器の絶縁監視装置を得ることを目的とする。
【解決手段】導体収納体2aを有し、絶縁ガスが封入された金属タンク2、及び導体収納体2a内に配設された高圧導体3を有するガス絶縁機器1に一体に配設されたガス絶縁機器の絶縁監視装置5Aにおいて、高圧導体3に向けて配置された一面の導体収納体2aの径方向位置が、導体収納体2aの内周面より径方向内方にくるように配設され、部分放電によって発生した電磁波の到達に伴って電気信号が誘起される検出用電極6aと、検出用電極6aの一面及び側面の全域に所定の厚さで形成された第1の絶縁材8aと、金属タンク2の外部で検出用電極6aに接続された部分放電検出装置11と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】導体収納体2aを有し、絶縁ガスが封入された金属タンク2、及び導体収納体2a内に配設された高圧導体3を有するガス絶縁機器1に一体に配設されたガス絶縁機器の絶縁監視装置5Aにおいて、高圧導体3に向けて配置された一面の導体収納体2aの径方向位置が、導体収納体2aの内周面より径方向内方にくるように配設され、部分放電によって発生した電磁波の到達に伴って電気信号が誘起される検出用電極6aと、検出用電極6aの一面及び側面の全域に所定の厚さで形成された第1の絶縁材8aと、金属タンク2の外部で検出用電極6aに接続された部分放電検出装置11と、を備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、絶縁ガスを充填して使用するガス絶縁機器の内部で発生する部分放電を検出するガス絶縁機器の絶縁監視装置に関するものである。
従来の絶縁スペーサは、絶縁性の媒体を封入した密閉金属容器内に配設された通電用の高電圧導体の絶縁支持用に用いられている。そして、従来の絶縁スペーサは、高電圧埋め込み電極及び低電圧埋め込み電極を、その中間に配置した絶縁物とともに一体注型することにより構成されている。そして、従来の絶縁スペーサは、高電圧埋め込み電極を高電圧導体に接触させ、さらに、絶縁スペーサの低電圧埋め込み電極と金属容器の間に絶縁体を挿入させた状態で高電圧導体を絶縁支持している。さらにまた、絶縁検出端子が絶縁体の内部に貫通配置され、金属容器の外部に配設した部分放電検出器が、絶縁検出端子を介して、低電圧埋め込み電極に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の絶縁スペーサの絶縁物の欠陥部分や絶縁物に付着した金属異物から発生する部分放電等が、部分放電検出器で検出されていた。部分放電は絶縁物の絶縁破壊の予兆とされるものであり、従来の絶縁スペーサの絶縁劣化が、検出された部分放電に基づいて評価されていた。
従来の絶縁スペーサの部分放電検出器は、絶縁物の欠陥部分や絶縁物に付着した金属異物から発生する部分放電のみを検出するものである。従って、埃などが、絶縁性の媒体が封入された空間にまぎれて当該媒体の絶縁性が低下し、部分放電が従来の絶縁スペーサの配設箇所周辺を除く高電圧導体と密閉金属容器との間で発生しても、従来の絶縁スペーサの部分放電検出器では、当該部分放電を検出できない。そして、最悪の場合、高電圧導体と密閉金属容器との間の絶縁破壊に至る可能性がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、高圧導体と金属タンクとの間に発生した部分放電を、高圧導体と部分放電によって発生した電磁波が到達する検出用電極との間の容量値を適切に設定して、感度良く検出することを可能にするガス絶縁機器の絶縁監視装置を得ることを目的とする。
この発明は、円筒状の導体収納体を有し、絶縁ガスが封入された金属タンク、及び絶縁スペーサによって導体収納体内で金属タンクに対して絶縁支持され、かつ、長さ方向を導体収納体の軸方向に合わせて配設された高圧導体を有するガス絶縁機器に一体に配設され、金属タンク内で発生した部分放電を検出するガス絶縁機器の絶縁監視装置において、一面を高圧導体に向け、かつ、該一面の導体収納体の径方向位置が、導体収納体の内周面より径方向内方にくるように絶縁ガスを介して高圧導体と相対して配設され、部分放電によって発生した電磁波の到達に伴って電気信号が誘起される検出用電極と、検出用電極の一面及び側面の全域に所定の厚さで形成された第1の絶縁材と、金属タンクの外部で検出用電極に電気的に接続され、検出用電極に誘起された電気信号を検出する部分放電検出装置とを備えている。
この発明によれば、部分放電によって発生した電磁波が検出用電極に伝播されやすくなるので、高圧導体と金属タンクとの間で発生する部分放電を感度よく検出可能となり、金属タンク内で絶縁破壊が発生することを未然に防止することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の等価回路のモデル図、図3は比較例のガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の等価回路のモデル図、図3は比較例のガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図1において、ガス絶縁機器1は、例えば、六フッ化硫黄(SF6)ガスなどの絶縁ガスが封入された金属タンク2、及び高圧導体3を備えている。
そして、金属タンク2は、円筒状の導体収納体2a、円筒状の突設部2b、及び蓋板2cを有している。
そして、金属タンク2は、円筒状の導体収納体2a、円筒状の突設部2b、及び蓋板2cを有している。
高圧導体3は、導体収納体2a内に導体収納体2aと同軸に配設されている。なお、図示しない絶縁スペーサが高圧導体3の長さ方向に所定の間隔で、高圧導体3と導体収納体2aとの間に配設されて、高圧導体3を導体収納体2aに対して絶縁支持している。
突設部2bは、その軸方向を導体収納体2aの径方向に合わせて導体収納体2aの外方に突設されている。このとき、突設部2bは、上述の絶縁スペーサの配設位置に対して導体収納体2aの軸方向にずれて配設されている。また、突設部2bは、その一端側の開口が導体収納体2aの内周面に露出されるように、即ち、突設部2bと導体収納体2aのそれぞれの空洞が接続されるように、突設部2bの一端側が導体収納体2aに一体に固定されている。また、突設部2bと導体収納体2aとの接続部は、外部との気密性が保たれている。
そして、蓋板2cは、その一面が突設部2bの他端側の開口を塞口するように突設部2bの他端面に固定されている。また、蓋板2cには、その一面側と他面側の電気信号のやり取りを行うための接続コネクタ4が気密に設けられている。
なお、ここでは一つの突設部2bの周辺について説明したが、突設部2bは、導体収納体2aの軸方向に所定の間隔で複数配置されている。
なお、ここでは一つの突設部2bの周辺について説明したが、突設部2bは、導体収納体2aの軸方向に所定の間隔で複数配置されている。
また、絶縁監視装置5Aは、検出用電極6a、絶縁ブロック7、第1の絶縁材8a、信号伝播導体9、接続ケーブル10、部分放電検出装置11、及びOリング12a,12bを有し、突設部2bのそれぞれに配設されている。
検出用電極6aは円盤状に形成され、その一面を高圧導体3に向け、かつ、該一面を導体収納体2aの径方向に垂直にして、高圧導体3から所定の距離だけ離間させ、かつ、絶縁ガスを介して高圧導体3に相対して配置されている。このとき、検出用電極6aの一面における導体収納体2aの径方向位置は、導体収納体2aの内周面より内方にある。そして、エポキシ樹脂などの絶縁材料によって円柱状に形成された絶縁ブロック7が、蓋板2cと検出用電極6aとの間に介装されており、検出用電極6aが金属タンク2に対して絶縁支持されている。また、絶縁ブロック7には、その軸方向に貫通する貫通孔7aが形成されている。
検出用電極6aは円盤状に形成され、その一面を高圧導体3に向け、かつ、該一面を導体収納体2aの径方向に垂直にして、高圧導体3から所定の距離だけ離間させ、かつ、絶縁ガスを介して高圧導体3に相対して配置されている。このとき、検出用電極6aの一面における導体収納体2aの径方向位置は、導体収納体2aの内周面より内方にある。そして、エポキシ樹脂などの絶縁材料によって円柱状に形成された絶縁ブロック7が、蓋板2cと検出用電極6aとの間に介装されており、検出用電極6aが金属タンク2に対して絶縁支持されている。また、絶縁ブロック7には、その軸方向に貫通する貫通孔7aが形成されている。
そして、信号伝播導体9は金属材料を用いて棒状に形成されて、貫通孔7a内に配設されている。このとき、信号伝播導体9の一端が検出用電極6aの他面側に接続され、他端が蓋板2cの一面側(金属タンク2の内方の面側)で接続コネクタ4に接続されている。なお、信号伝播導体9は、部分放電によって発生した電磁波によって検出用電極6aに誘起された電気信号が伝播可能なように形成されている。
そして、接続ケーブル10の一端が、蓋板2cの他面側で接続コネクタ4に接続され、他端が金属タンク2の外部に配置された部分放電検出装置11に接続されている。即ち、検出用電極6aと部分放電検出装置11とは電気的に接続されている。
部分放電検出装置11は、接続ケーブル10を伝播して受信された電気信号を解析可能な測定器であり、例えば、受信した電気信号の周波数特性をディスプレイに表示させたり、所定の大きさ以上の電気信号を受信したときにはアラーム音を発生させたり、電気信号の大きさに応じたデジタル信号を外部機器に送信したりすることが可能になっている。
部分放電検出装置11は、接続ケーブル10を伝播して受信された電気信号を解析可能な測定器であり、例えば、受信した電気信号の周波数特性をディスプレイに表示させたり、所定の大きさ以上の電気信号を受信したときにはアラーム音を発生させたり、電気信号の大きさに応じたデジタル信号を外部機器に送信したりすることが可能になっている。
また、第1の絶縁材8aが、所定の厚さで検出用電極6aの一面及び外周面(側面)の全域を覆うように検出用電極6aに塗布されている。このとき、第1の絶縁材8aの高圧導体3側の表面は、高圧導体3から所定距離だけ離間されている。なお、第1の絶縁材8aには比誘電率が4程度のエポキシ系の樹脂が用いられている。
また、検出用電極6aの他端面側、及び絶縁ブロック7の他端面側には、検出用電極6a及び絶縁ブロック7の軸方向から見たときに、貫通孔7aを囲繞するリング状の溝がそれぞれ形成されている。そして、弾性を有するOリング12aが、検出用電極6aの他端面側の溝と絶縁ブロック7の一端面との間に押圧状態に配置され、Oリング12bが、絶縁ブロック7の他端面側の溝と蓋板2cの一面との間に押圧状態に配置されている。これにより、貫通孔7aの内外の気密性が保たれている。
また、検出用電極6aの他端面側、及び絶縁ブロック7の他端面側には、検出用電極6a及び絶縁ブロック7の軸方向から見たときに、貫通孔7aを囲繞するリング状の溝がそれぞれ形成されている。そして、弾性を有するOリング12aが、検出用電極6aの他端面側の溝と絶縁ブロック7の一端面との間に押圧状態に配置され、Oリング12bが、絶縁ブロック7の他端面側の溝と蓋板2cの一面との間に押圧状態に配置されている。これにより、貫通孔7aの内外の気密性が保たれている。
また、高圧導体3と検出用電極6aとの間の距離や第1の絶縁材8aの厚さは、一般的には、高圧導体3に所定の波高値を有するインパルス電圧を入力するインパルス耐圧試験の結果などにより決定されている。例えば、高圧導体3への入力定格電圧が77kVの場合、インパルス耐圧試験で400kVのインパルス電圧をかけたときに、高圧導体3の表面の電界強度を20kV/mm程度以下にする必要があるが、この場合に高圧導体3と検出用電極6aとの間の絶縁が保たれるように、高圧導体3と検出用電極6aとの間の距離や第1の絶縁材8aの厚さが決定されている。
高圧導体3の入力定格電圧が77kV以外の場合も、所定の波高値のインパルス電圧を入力したときに、高圧導体3と検出用電極6aとの間の絶縁が保たれるように、高圧導体3と検出用電極6aとの間の距離や第1の絶縁材8aの厚さが決定されている。
なお、高圧導体3に検出用電極6aを近づけるほど、高圧導体3と検出用電極6aとの間の絶縁耐圧が低下し、また、通常は、高圧導体3から発せられる電界は、特に、検出用電極6aの外周端側に集中する。しかし、検出用電極6aの一面及び外周面に第1の絶縁材8aを形成したので、形成しないものに比べて、検出用電極6aを高圧導体3に近づけることができる。
なお、高圧導体3に検出用電極6aを近づけるほど、高圧導体3と検出用電極6aとの間の絶縁耐圧が低下し、また、通常は、高圧導体3から発せられる電界は、特に、検出用電極6aの外周端側に集中する。しかし、検出用電極6aの一面及び外周面に第1の絶縁材8aを形成したので、形成しないものに比べて、検出用電極6aを高圧導体3に近づけることができる。
次いで、絶縁監視装置5Aの動作について説明する。
ガス絶縁機器1は、金属タンク2を接地し、高圧導体3に高電圧を印加して使用される。そして、例えば、金属異物などが金属タンク2内に紛れ込むことで金属タンク2内の絶縁性能が低下し、高圧導体3の一部で部分放電が発生する。部分放電発生部位からは、部分放電にともなう電磁波が、絶縁ガスが封入された金属タンク2内を放射状に伝播して検出用電極6aに到達する。検出用電極6aでは、到達された電磁波に応じた電気信号が誘起され、誘起された電気信号は、信号伝播導体9、接続コネクタ4及び接続ケーブル10を介して部分放電検出装置11で受信される。
なお、電磁波の強度は伝播距離に応じて減衰するが、大きく減衰する前に、所定の間隔で導体収納体2aの軸方向に配設された検出用電極6aのいずれかに到達する。
ガス絶縁機器1は、金属タンク2を接地し、高圧導体3に高電圧を印加して使用される。そして、例えば、金属異物などが金属タンク2内に紛れ込むことで金属タンク2内の絶縁性能が低下し、高圧導体3の一部で部分放電が発生する。部分放電発生部位からは、部分放電にともなう電磁波が、絶縁ガスが封入された金属タンク2内を放射状に伝播して検出用電極6aに到達する。検出用電極6aでは、到達された電磁波に応じた電気信号が誘起され、誘起された電気信号は、信号伝播導体9、接続コネクタ4及び接続ケーブル10を介して部分放電検出装置11で受信される。
なお、電磁波の強度は伝播距離に応じて減衰するが、大きく減衰する前に、所定の間隔で導体収納体2aの軸方向に配設された検出用電極6aのいずれかに到達する。
次いで、ガス絶縁機器1及び絶縁監視装置5Aの等価回路モデルについて図1及び図2を参照しつつ説明する。
高圧導体3と導体収納体2aとは、特性インピーダンスZの伝送路13を構成しているとみなせる。このとき、伝送路13には、高圧導体3と検出用電極6aとの間に容量値Caを有するキャパシタ14aが配設されているものとみなすことができる。さらに、キャパシタ14aは、部分放電検出装置11の入力インピーダンス15で終端されているものと見なせる。
ここで、キャパシタ14aに印加される信号の周波数をfとすると、角周波数ωはω=2πfとなり、キャパシタ14aのインピーダンスは1/(ωCa)となる。従って、容量値Caが大きいほど、部分放電によって発生した電磁波が検出用電極6aに伝播しやすくなる。
高圧導体3と導体収納体2aとは、特性インピーダンスZの伝送路13を構成しているとみなせる。このとき、伝送路13には、高圧導体3と検出用電極6aとの間に容量値Caを有するキャパシタ14aが配設されているものとみなすことができる。さらに、キャパシタ14aは、部分放電検出装置11の入力インピーダンス15で終端されているものと見なせる。
ここで、キャパシタ14aに印加される信号の周波数をfとすると、角周波数ωはω=2πfとなり、キャパシタ14aのインピーダンスは1/(ωCa)となる。従って、容量値Caが大きいほど、部分放電によって発生した電磁波が検出用電極6aに伝播しやすくなる。
この実施の形態1では、検出用電極6aは、導体収納体2aの内周壁面より、導体収納体2aの径方向内方に配置され、また、誘電率の大きな第1の絶縁材料が検出用電極6aの一面に形成されているので、高圧導体3と検出用電極6aとの間の容量値Caが大きくなる。
そして、部分放電検出装置11では、検出用電極6aに到達する電磁波に応じて誘起される電気信号を受信することで部分放電の発生を検出することができる。このとき、上述の容量値Caを大きくとれる絶縁監視装置5Aでは、小さい規模の部分放電も検出可能になる。
なお、部分放電によって発生する電磁波の周波数は数百MHz〜数GHzである。
そして、部分放電検出装置11では、検出用電極6aに到達する電磁波に応じて誘起される電気信号を受信することで部分放電の発生を検出することができる。このとき、上述の容量値Caを大きくとれる絶縁監視装置5Aでは、小さい規模の部分放電も検出可能になる。
なお、部分放電によって発生する電磁波の周波数は数百MHz〜数GHzである。
次に、この発明の効果を明確にするため、絶縁監視装置5Aを比較例の絶縁監視装置21と対比して説明する。
図3において、比較例の絶縁監視装置21は、円盤状の検出用電極22の一面における導体収納体2aの径方向位置を、導体収納体2aの内壁面の径方向位置に合わせて配設されている。なお、検出用電極22は検出用電極6aと同じ形状である。このとき、高圧導体3と検出用電極22との間には、容量値Ccを有するキャパシタ23が配設されているものとみなすことができる。
なお、比較例の絶縁監視装置の他の構成は絶縁監視装置5Aと同様である。
図3において、比較例の絶縁監視装置21は、円盤状の検出用電極22の一面における導体収納体2aの径方向位置を、導体収納体2aの内壁面の径方向位置に合わせて配設されている。なお、検出用電極22は検出用電極6aと同じ形状である。このとき、高圧導体3と検出用電極22との間には、容量値Ccを有するキャパシタ23が配設されているものとみなすことができる。
なお、比較例の絶縁監視装置の他の構成は絶縁監視装置5Aと同様である。
そして、上記のように配置された高圧導体3と絶縁監視装置の検出用電極6aとの間の容量値Cは、検出用電極6aの一面の面積をS、高圧導体3の直径を2r、導体収納体2aの内周の直径を2R、導体収納体2aの内周壁面から検出用電極6aまでの径方向の距離をh、第1の絶縁材8aの厚さをd、第1の絶縁材8aの比誘電率をεrとし、絶縁ガスの比誘電率は1と見なすと、以下の式(1)により表される。
C=ε0εrS/{d+(R−r−h−d)εr}・・・(1)
但し、ε0は真空の誘電率である。
C=ε0εrS/{d+(R−r−h−d)εr}・・・(1)
但し、ε0は真空の誘電率である。
この実施の形態1では、R、r、S、d、及びhはそれぞれ、R=200(mm)、r=70(mm)、S=15×103(mm2)、d=20(mm)、h=20(mm)となるように形成されており、εrは前述したように4のものが用いられている。
この場合の高圧導体3と検出用電極6aとの間の容量値Caは、上記R、r、S、d、εrの値をそれぞれ式(1)に代入すると、1.4(pF)となる。電磁波の周波数が1GHzであるとすると、容量値Caを有するキャパシタ14aのインピーダンスは約110(Ω)である。
この場合の高圧導体3と検出用電極6aとの間の容量値Caは、上記R、r、S、d、εrの値をそれぞれ式(1)に代入すると、1.4(pF)となる。電磁波の周波数が1GHzであるとすると、容量値Caを有するキャパシタ14aのインピーダンスは約110(Ω)である。
一方、ガス絶縁機器1に比較例の絶縁監視装置21が配置されたものでは、R、r、及びSの値は、上記の絶縁監視装置5Aでの値と同じであり、d=h=0であり、それぞれの値を式(1)に代入すると、高圧導体3と検出用電極22との間のキャパシタ23の容量値Ccは、約1(pF)となる。容量値Ccを有するキャパシタ23のインピーダンスは、電磁波の周波数が1(GHz)では約150(Ω)である。
このように、高圧導体3と検出用電極6aとの間の容量値Caは、高圧導体3と検出用電極22との間の容量値Ccに対して1.4倍であり、比較例の絶縁監視装置21の検出用電極22より絶縁監視装置5Aの検出用電極6aの方が、部分放電により発生した電磁波が伝播されやすくなっていることがわかる。
この実施の形態1によれば、絶縁監視装置5Aの検出用電極6aの一面が、導体収納体2aの内周面より導体収納体2aの径方向内方に配置され、また、比誘電率の大きな第1の絶縁材8aが検出用電極6aの一面及び外周面を所定の厚さで覆って形成されているので、高圧導体3と検出用電極6aとの間の容量値が大きくなる。
従って、部分放電によって高圧導体3で発生した電磁波が、検出用電極6aに伝播されやすくなる。即ち、絶縁監視装置5Aは、金属タンク2内で絶縁破壊の予兆となる部分放電を感度よく検出できるので、金属タンク2内の絶縁破壊が発生することを未然に防止することができる。
従って、部分放電によって高圧導体3で発生した電磁波が、検出用電極6aに伝播されやすくなる。即ち、絶縁監視装置5Aは、金属タンク2内で絶縁破壊の予兆となる部分放電を感度よく検出できるので、金属タンク2内の絶縁破壊が発生することを未然に防止することができる。
なお、検出用電極6aは、円盤状に形成されるものとして説明したが、円盤状に形成されるものに限定されず、検出用電極は矩形平板状などに形成されていてもよい。
この場合、第1の絶縁材8aは高圧導体3に向けられた検出用電極の矩形平板状の一面及びその厚さ方向に平行な側面に所定の厚さに形成すればよい。
また、突設部2bは円筒状に形成されるものとして説明したが、突設部2bの形状は円筒状のものに限定されず、突設部2bは筒状に形成されていればよい。
この場合、第1の絶縁材8aは高圧導体3に向けられた検出用電極の矩形平板状の一面及びその厚さ方向に平行な側面に所定の厚さに形成すればよい。
また、突設部2bは円筒状に形成されるものとして説明したが、突設部2bの形状は円筒状のものに限定されず、突設部2bは筒状に形成されていればよい。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図4において、絶縁監視装置5Bの検出用電極6bは、その一面における導体収納体2aの径方向位置を導体収納体2aの内壁面の径方向位置に一致させて突設部2b内に配設されている。そして、検出用電極6bの一面には、第1の絶縁材8bが所定の厚さdで塗布されている。このとき、高圧導体3と検出用電極6bとの間には、容量値Cbを有するキャパシタ14bが配設されているものと見なすことができる。
なお、絶縁監視装置5Bの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図4はこの発明の実施の形態2に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図4において、絶縁監視装置5Bの検出用電極6bは、その一面における導体収納体2aの径方向位置を導体収納体2aの内壁面の径方向位置に一致させて突設部2b内に配設されている。そして、検出用電極6bの一面には、第1の絶縁材8bが所定の厚さdで塗布されている。このとき、高圧導体3と検出用電極6bとの間には、容量値Cbを有するキャパシタ14bが配設されているものと見なすことができる。
なお、絶縁監視装置5Bの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
ガス絶縁機器1に絶縁監視装置5Bが配設されたものにおいて、R、r、S、d、hの値は、hの値が0となる以外は、上記実施の形態1のものと同じである。
従って、上述のS、d、R、r、d、及びεrの値、さらに、h=0をそれぞれ式(1)に代入すると、容量値Cbは1.2(pF)となる。容量値Cbを有するキャパシタ14bのインピーダンスは、電磁波の周波数が1(GHz)では134(Ω)となる。
絶縁監視装置5Bにおける高圧導体3と検出用電極6bとの間の容量値Cbは、上述した比較例の絶縁監視装置21における高圧導体3と検出用電極22との間の容量値Ccに対して1.2倍であり、比較例の絶縁監視装置21の検出用電極22より絶縁監視装置5Bの検出用電極6bの方が、部分放電により発生した電磁波が伝播されやすくなっていることがわかる。
従って、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
従って、上述のS、d、R、r、d、及びεrの値、さらに、h=0をそれぞれ式(1)に代入すると、容量値Cbは1.2(pF)となる。容量値Cbを有するキャパシタ14bのインピーダンスは、電磁波の周波数が1(GHz)では134(Ω)となる。
絶縁監視装置5Bにおける高圧導体3と検出用電極6bとの間の容量値Cbは、上述した比較例の絶縁監視装置21における高圧導体3と検出用電極22との間の容量値Ccに対して1.2倍であり、比較例の絶縁監視装置21の検出用電極22より絶縁監視装置5Bの検出用電極6bの方が、部分放電により発生した電磁波が伝播されやすくなっていることがわかる。
従って、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図5において、絶縁監視装置5Cは、検出用電極6aと蓋板2cとを接続する接地手段としての接地導体18を備えている。
なお、絶縁監視装置5Cの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図5はこの発明の実施の形態3に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図5において、絶縁監視装置5Cは、検出用電極6aと蓋板2cとを接続する接地手段としての接地導体18を備えている。
なお、絶縁監視装置5Cの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
接地導体18が配設されているので、部分放電検出装置11を外した場合でも、検出用電極6aは接地電位となる蓋板2cと接続されるため、浮き導体となることがない。
なお、接地導体18は、部分放電によって発生する電磁波に対しては、インダクタンスと考えることができる。インダクタンスの大きさをL、電気信号の周波数をfとしたとき、接地導体18のインピーダンスは2πfLで表される。
なお、接地導体18は、部分放電によって発生する電磁波に対しては、インダクタンスと考えることができる。インダクタンスの大きさをL、電気信号の周波数をfとしたとき、接地導体18のインピーダンスは2πfLで表される。
電源周波数ではこのインダクタンス成分によるインピーダンスは0に近い値となるが、上述したように、部分放電によって発生する電磁波の周波数は100(MHz)〜数(GHz)であり、この周波数成分に応じた信号に対しては、インピーダンスは大きくなる。従って、部分放電によって発生する電磁波に応じて検出用電極6aで発生する電気信号は、信号伝播導体9を伝播して接続コネクタ4に到達し、さらに、接続ケーブル10を介して部分放電検出装置11で受信される。即ち、検出用電極6aで電磁波に応じて誘起される電気信号は、接地導体18に何等影響されることなく部分放電検出装置11で受信される。
一方、絶縁監視装置5A,5Bでは、検出用電極6aは、部分放電検出装置11の入力インピーダンス15を介して接地されている。この場合、部分放電検出装置11を外すと、検出用電極6aが浮き導体となって電位が上昇するため、部分放電検出装置11を取り外すのは好ましくない。
この実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加えて、例えば、部分放電検出装置11を一つずつ点検したり、また、複数の部分放電検出装置11のいずれかが故障して交換したりするのに、高圧導体3に電圧が印加されたまま部分放電検出装置11を取り外しても、検出用電極6aの電位状態が不安定になるのを防止できる。
なお、この実施の形態3では、接地手段として、接地導体18を検出用電極6aと蓋板2cとの間を接続して配設するものとして説明したが、接地手段として抵抗を検出用電極6aと蓋板2cとの間に配設しても同様の効果が得られる。
また、接地導体18は、検出用電極6aと蓋板2cとの間を接続するように配設されるものとして説明したが、検出用電極6aと蓋板2cとの間を接続するように配設されるものに限定されない。接地導体18は、検出用電極6aと導体収納体2aとの間または検出用電極6bと突設部2bとの間を接続するように配設してもよい。即ち、接地導体18は検出用電極6aと金属タンク2とのいずれかの部位を接続するように配設されていればよい。
また、接地導体18は、検出用電極6aと蓋板2cとの間を接続するように配設されるものとして説明したが、検出用電極6aと蓋板2cとの間を接続するように配設されるものに限定されない。接地導体18は、検出用電極6aと導体収納体2aとの間または検出用電極6bと突設部2bとの間を接続するように配設してもよい。即ち、接地導体18は検出用電極6aと金属タンク2とのいずれかの部位を接続するように配設されていればよい。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図6において、絶縁監視装置5Dは、高圧導体3の外周面全域に径方向に所定の厚さで塗布された第2の絶縁材16を備えている。
第2の絶縁材16は、第1の絶縁材8aと同様に比誘電率が4程度のエポキシ系樹脂が用いられている。このとき、高圧導体3と検出用電極6aとの間には、所定の容量値を有するキャパシタ14cが配設されているものと見なすことができる。
なお、絶縁監視装置5Dの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図6はこの発明の実施の形態4に係るガス絶縁機器の絶縁監視装置の断面図である。
図6において、絶縁監視装置5Dは、高圧導体3の外周面全域に径方向に所定の厚さで塗布された第2の絶縁材16を備えている。
第2の絶縁材16は、第1の絶縁材8aと同様に比誘電率が4程度のエポキシ系樹脂が用いられている。このとき、高圧導体3と検出用電極6aとの間には、所定の容量値を有するキャパシタ14cが配設されているものと見なすことができる。
なお、絶縁監視装置5Dの他の構成は上記実施の形態1と同様である。
この実施の形態4によれば、第2の絶縁材16が高圧導体3の外周面に塗布されているので、高圧導体3と検出用電極6aとの間に誘電率の高いエポキシ系樹脂の領域が増大する。これにより、高圧導体3と検出用電極6aとの間のキャパシタ14cの容量値を大きくとれるとともに、高圧電極と検出用電極6aとの間の絶縁耐圧を持たせることができる。
従って、この実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加えて、導体収納体2aの直径を小さく出来るという効果が得られる。
従って、この実施の形態4によれば、実施の形態1の効果に加えて、導体収納体2aの直径を小さく出来るという効果が得られる。
なお、各実施の形態では、第1の絶縁材8a及び第2の絶縁材16の材料にエポキシ系の樹脂を用いるものとして説明したが、第1の絶縁材8a及び第2の絶縁材16はエポキシ系の樹脂に限定されず、比誘電率の高い他の絶縁材料を用いてもよい。
また、実施の形態1,3,及び4では、突設部2b及び蓋板2cを配設するものとして説明したが、突設部2b及び蓋板2cは、必ずしも配設する必要はない。検出用電極6aの他面側(高圧導体3と反対側の面)と導体収納体2aの内壁面との間に、径方向に所定の長さを有するスペースがあれば、突設部2bと蓋板2cの配設は省略し、検出用電極6aの他面と導体収納体2aの内壁面との間に絶縁ブロック7を介装させ、さらに、接続コネクタ4を導体収納体2aの内外で電気信号のやり取りが可能なように導体収納体2aに気密に設けてもよい。
1 ガス絶縁機器、2 金属タンク、2a 導体収納体、2b 突設部、2c 蓋板、3 高圧導体、5A〜5D 絶縁監視装置、6a,6b 検出用電極、8a,8b 第1の絶縁材、11 部分放電検出装置、16 第2の絶縁材、18 接地導体(接地手段)。
Claims (4)
- 円筒状の導体収納体を有し、絶縁ガスが封入された金属タンク、及び絶縁スペーサによって上記導体収納体内で上記金属タンクに対して絶縁支持され、かつ、長さ方向を上記導体収納体の軸方向に合わせて配設された高圧導体を有するガス絶縁機器に一体に配設され、上記金属タンク内で発生した部分放電を検出するガス絶縁機器の絶縁監視装置であって、
一面を上記高圧導体に向け、かつ、該一面の上記導体収納体の径方向位置が上記導体収納体の内周面より径方向内方にくるように上記絶縁ガスを介して上記高圧導体と相対して配設され、上記部分放電によって発生した電磁波の到達に伴って電気信号が誘起される検出用電極と、
上記検出用電極の一面及び側面の全域に所定の厚さで形成された第1の絶縁材と、
上記金属タンクの外部で上記検出用電極に電気的に接続され、上記検出用電極に誘起された電気信号を検出する部分放電検出装置と、
を備えることを特徴とするガス絶縁機器の絶縁監視装置。 - 円筒状の導体収納体と、一端側の開口を上記導体収納体の内周面に露出させて上記導体収納体の径方向外方に突設された筒状の突設部と、上記突設部の他端側の開口を塞口する蓋板と、を有し、絶縁ガスが封入された金属タンク、及び絶縁スペーサによって上記導体収納体内で上記金属タンクに対して絶縁支持され、かつ、長さ方向を上記導体収納体の軸方向に合わせて配設された高圧導体を有するガス絶縁機器に一体に配設され、上記金属タンク内で発生した部分放電を検出するガス絶縁機器の絶縁監視装置であって、
一面を上記高圧導体に向け、かつ、該一面の上記導体収納体の径方向位置が上記導体収納体の内周面の径方向位置と同じになるように上記絶縁ガスを介して上記高圧導体と相対して突設部内に配設され、上記部分放電によって発生した電磁波の到達に伴って電気信号が誘起される検出用電極と、
上記検出用電極の一面に所定の厚さで形成された第1の絶縁材と、
上記金属タンクの外部で上記検出用電極に電気的に接続され、上記検出用電極に誘起された電気信号を検出する部分放電検出装置と、
を備えることを特徴とするガス絶縁機器の絶縁監視装置。 - 接地手段が、上記検出用電極と上記金属タンクとを電気的に接続するように配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガス絶縁機器の絶縁監視装置。
- 第2の絶縁材が、上記高圧導体の外周面に所定の厚さで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガス絶縁機器の絶縁監視装置。
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