JP2009018760A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている場合であっても、表示モニタを使用するとき、表示モニタを高さの異なる2箇所の使用位置で使用することができる車両用シートを提供することである。
【解決手段】背凭れクッション22の背面側のバックボード40に表示モニタ54が収納されている車両用シート1であって、バックボード40は、略パネル状に形成されており、パネル面の上部端面には、内面側と外面側とを連通させる切欠部41が形成されており、表示モニタ54は、バックボード40内部に収納される収納位置と、収納位置から切欠部41を介して直線移動することでバックボード40外部に保持される第1の使用位置と、第1の使用位置から直線移動の延長線上にさらに直線移動することで保持される第2の使用位置との3位置間を往復動作可能にスライド機構によってバックボード40の内面側に組み付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートに関し、詳しくは、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、例えば、特許文献1に示される技術が既に知られている。この技術では、前部座席シートの後方に位置する後部座席シートに着座した使用者(以下、単に「使用者」と記す)が使用(視聴)可能な表示モニタが開示されている。この表示モニタは、前部座席シートのバックボード内部に収納されているため、使用者は表示モニタを使用する時、表示モニタをバックボード内部から上方へ引き上げて使用している。そして、表示モニタを引き上げると、その引き上げ状態でロック可能となっているため、表示モニタをヘッドレストの背面位置で固定させて使用できる。
特開2005−77716号公報
しかしながら、上述した車両用シートでは、表示モニタを使用する時の固定位置は、予め決められた1箇所のみとなっている。この固定位置は、通常、大人の使用を想定した位置で決められているため、表示モニタを子供が使用すると、子供にとって見難い位置となっていた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている場合であっても、表示モニタを使用するとき、表示モニタを高さの異なる2箇所の使用位置で使用することができる車両用シートを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている車両用シートであって、バックボードは、略パネル状に形成されており、パネル面の上部端面には、内面側と外面側とを連通させる切欠部が形成されており、表示モニタは、バックボード内部に収納される収納位置と、この収納位置から切欠部を介して直線移動することでバックボード外部に保持される第1の使用位置と、この第1の使用位置から直線移動の延長線上にさらに直線移動することで保持される第2の使用位置との3位置間を往復動作可能にスライド機構によってバックボードの内面側に組み付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている場合であっても、表示モニタを使用するとき、そのモニタ面の高さ位置が、低い位置と高い位置との2段階に切り替え保持できる。そのため、使用者が子供の場合、もしくは大人の場合であっても、使用者は自身の見やすい高さ位置で表示モニタを使用できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、スライド機構は、車両上下方向に沿って配設される左右1対のガイド棒に表示モニタの左右端部をそれぞれ挿通させ、その左右端部を両ガイド棒に対して移動させることで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、左右1対のガイド棒に対して表示モニタをスライド移動させる構成であるため、簡便な構成で表示モニタを移動させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートであって、両ガイド棒には、その基端側から順に第1の架台と第2の架台とがそれぞれ摺動可能に組み付けられていると共に、基端側と第1の架台との間には第1の圧縮ばねがそれぞれ挿通され、第1の架台と第2の架台との間には第2の圧縮ばねがそれぞれ挿通されており、表示モニタの左右端部は、第2の架台に対して一体動作するように組み付けられており、表示モニタが収納位置にあるとき、両ガイド棒の第1の架台と第2の架台は、第1の圧縮ばねと第2の圧縮ばねを縮ませた状態でガイド棒に対して第1のロック機構と第2のロック機構によってそれぞれロックされており、これら両ロック機構のロック状態を解除する第1のボタンと第2のボタンがそれぞれ設けられており、これら両ロック機構によるロック状態で、第2のボタンによってロック解除操作が行われると、第2のロック機構のロック状態が解除され、表示モニタは第1の圧縮ばねの附勢力によって両ガイド棒に沿って収納位置から第1の使用位置へと移動していき、その後、第1のボタンによってロック解除操作が行われると、第1のロック機構のロック状態が解除され、表示モニタは第2の圧縮ばねの附勢力によって両ガイド棒に沿って第1の使用位置から第2の使用位置へと移動していくことを特徴とする。
この構成によれば、第2のボタンの押し込み操作を行うと、収納位置にある表示モニタを第1の使用位置へと移動させることができる。その後、第1のボタンの押し込み操作を行うと、第1の使用位置にある表示モニタを第2の使用位置へと移動させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両用シートであって、これら両ロック機構によるロック状態で、第2のボタンによってロック解除操作が行われると、第2のロック機構のロック状態が解除されると共に、そのロック解除操作が伝達ブラケットを介して第1のロック機構へ伝達され、第1のロック機構のロックも解除されることを特徴とする。
この構成によれば、表示モニタが収納位置にある場合、第1のボタンの押し込み操作のみで表示モニタを第2の使用位置へと移動させることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートであって、スライド機構は、車両上下方向に沿って配設される左右1対のストラット状に形成された両伸縮棒のうち、先端側に位置する棒に表示モニタの左右端部をそれぞれ組み付け、その両伸縮棒を伸縮させることで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、左右1対のストラット状に形成された伸縮棒に対して表示モニタを組み付ける構成であるため、簡便な構成で表示モニタを移動させることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の車両用シートであって、伸縮棒は、その基端側から第1の棒、第2の棒および第3の少なくとも3本のパイプ状の棒から構成されており、これら3本の棒のうち、第3の棒は第2の棒の内部に収納可能となっており、第2の棒は第1の棒の内部に収納可能となっており、第3の棒を第2の棒の内部に縮めた状態でさらに第2の棒を第1の棒の内部に縮めた状態にすると、表示モニタは収納位置に配置可能となっており、この収納位置から第2の棒を第1の棒の内部から引き出すと、表示モニタは第1の使用位置に配置可能となっており、この第1の使用位置から第3の棒を第2の棒の内部から引き出すと、表示モニタは第2の使用位置に配置可能となっており、少なくとも一方側の伸縮棒には、表示モニタをこれら3位置の状態でそれぞれ保持させるロック機構を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、表示モニタを収納位置、第1の使用位置および第2の使用位置でロック機構によってそれぞれ保持させることができる。このように、各位置において表示モニタはロック機構によって保持されるため、表示モニタを確実に保持させることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の車両用シートであって、ロック機構は、一方側の第1の棒の側壁の上部に形成された第1の貫通孔と、一方側の第2の棒の側壁の上部に形成された第2の貫通孔と、一方側の第2の棒の側壁の下部に形成された第3の貫通孔と、一方側の第3の棒の側壁の下部に形成された第4の貫通孔と、第1の孔から第2の孔へ向けて挿通可能な第1のピンと、第4の孔から第3の孔へ向けて挿通可能な第2のピンとから構成されており、第1のピンを第1の貫通孔と第2の貫通孔に挿通させ、その挿通状態で第2のピンを第4の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させることで表示モニタは収納位置に保持され、第1のピンを第1の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させることで表示モニタは第1の使用位置に保持され、第1のピンを第1の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させ、その挿通状態で第2のピンを第4の貫通孔と第2の貫通孔に挿通させることで表示モニタは第2の使用位置に保持されることを特徴とする。
この構成によれば、第1のピンと第2のピンを差し込んで表示モニタを保持させる構成である。そのため、ロック構造が簡便な構造となる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の車両用シートであって、第1のピンと第2のピンは、差し込み方向に向けてそれぞれ附勢されていることを特徴とする。
この構成によれば、使用者が両ピンの差し込み操作を行うことなく、附勢力によって両ピンを差し込むことができる。したがって、使用者は両ピンを差し込む手間を省くことができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の車両用シートであって、第1のピンと第1の貫通孔は、第1のピンが第1の貫通孔から抜け落ちることを防止する抜け落ち防止構造となっていることを特徴とする。
この構成によれば、第1のピンは、第1の貫通孔から抜け落ち防止構造となっている。そのため、ロック動作中にロックが解除してしまうといった事態が発生することはない。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の車両用シートであって、第2のピンと第4の貫通孔は、第2のピンが第4の貫通孔から抜け落ちることを防止する抜け落ち防止構造となっていることを特徴とする。
この構成によれば、第2のピンは、第4の貫通孔から抜け落ち防止構造となっている。そのため、ロック動作中にロックが解除してしまうといった事態が発生することはない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、図1〜15を用いて実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る車両用シートを後方から見た全体斜視図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。図2は、図1の主要部拡大図であり、バックボードの一部を切り欠いた状態を示している。図3は、表示モニタの往復動作を一部断面で示した模式図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。図4は、図3の主要部拡大図であり、その一部を断面で示した図である。図5は、図3において、第1のボタンを操作したときを示している。図6は、図5の主要部拡大図である。
図7は、図3において、表示モニタが第1の使用位置に移動したときを示している。図8は、図7の主要部拡大図である。図9は、図7において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。図10は、図7において、第2のボタンを操作したときを示している。図11は、図10の主要部拡大図である。図12は、図3において、表示モニタが第2の使用位置に移動したときを示している。図13は、図12の主要部拡大図である。図14は、図12において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。図15は、図14において、表示モニタのモニタ部を傾動させたときの状態を示している。
はじめに、図1を参照して、本発明の実施例1に係る車両用シート1を説明する。車両用シート1は、乗員の着座部となるシートクッション10と、乗員の背凭れ部となりシートクッション10に対して傾動可能なシートバック20と、このシートバック20の頂部に組み付けられて乗員の後頭部を支承するヘッドレスト30とから主として構成されている。なお、この車両用シート1は、前部座席シート(例えば、運転席、助手席等)であり、その後方位置には、後述する表示モニタ54を使用(視聴)する使用者が着座する後部座席シート(図示しない)が存在している。
これらの構成のうち、図2を参照してシートバック20について詳述すると、シートバック20は、左右1対のサイドフレーム(図示しない)と、この両サイドフレームに包着状に取り付けられる背凭れクッション22と、この背凭れクッションをカバーリングするシートカバー23とから主として構成されている。
この背凭れクッションには、図示しないボルトによって、その背面側に形成された凹部22aを覆うためのバックボード40が組み付けられている。このバックボード40は、略パネル状に形成されており、例えば、剛性を有する合成樹脂によって一体的に成形されたものである。このバックボード40によって、背凭れクッション22の背面側の凹部22aを見栄え良く覆うことができる。
バックボード40のパネル面のうち、その上部端面には、車幅方向に横長となる切欠部41が形成されている。この切欠部41によって、バックボード40の内面(背凭れクッション22の背面の凹部22aと対向する面)側と、その外面(内面と反対側の面)側とが連通可能となっている。これにより、表示モニタ54はバックボード40内部の収納位置と、その外部の使用位置(第1の使用位置、第2の使用位置)との間で直線移動が可能となっている。
この表示モニタ54は、モニタ面52aを有するモニタ部52と、このモニタ部52を支持する架台部50とから構成されている。モニタ部52は、車幅方向を軸方向とする軸53の回りに回動可能に架台部50に組み付けられている。このことが特許請求の範囲に記載の「モニタ部は、その往復動作方向に対して垂直方向となる軸回りに回動可能に架台部に組み付けられている」に相当する。
このように構成された表示モニタ54は、バックボード40内部に収納される収納位置(図1参照)と、この収納位置から切欠部41を介して直線移動することでバックボード40外部に保持される第1の使用位置と、この第1の使用位置から直線移動の延長線上にさらに直線移動することで保持される第2の使用位置との3位置間を上下方向に往復動作可能にスライド機構によってバックボード40の内面側に組み付けられている。ここで、第1の使用位置とは、表示モニタ54のモニタ部52のモニタ面52aが子供の目線位置となるように低い位置で設定された位置(図9参照)である。これに対し、第2の使用位置とは、表示モニタ54のモニタ部52のモニタ面52aが大人の目線位置となるように高い位置で設定された位置(図14参照)である。
スライド機構は、図3に示すように、バックボード40の内面の左右に設けられた基台61、61を介して車両上下方向に沿って配設されている左右1対のガイド棒62、62と、これら両ガイド棒62、62に対してそれぞれ摺動可能な左右1対の2組の架台(左右1対からなる第1の架台71、71と、左右1対からなる第2の架台81、81)とから構成されている。左右1対の両架台71、81は、両ガイド棒62の基台61側から第1の架台71、第2の架台81の順にそれぞれ組み付けられている。
次に、左右1対の両架台71、81について説明する。はじめに、第1の架台71を説明する。左右1対の第1の架台71のうち、左のガイド棒62に組み付けられる第1の架台71について詳述すると、左の第1の架台71は、中空部72を有するケース状に形成されており(図3の一部拡大図参照)、その中空部72には、上下方向に左のガイド棒62を挿通させた状態で車幅方向(図3において、左右方向)に移動可能なリング73が組み込まれている。このリング73の内周面の一部には係止爪73aが形成されており、この係止爪73aは左のガイド棒62の外周面の一部に形成された第1の係止溝62aとロック可能となっている。このリング73は、常時、その係止爪73aが第1の係止溝62aにロックする方向(図3において、左方向)へ圧縮ばね74によって附勢されている。この記載が特許請求の範囲に記載の「第1のロック機構」に相当する。
また、リング73の外周面の一部には、係止爪73aが第1の係止溝62aにロックしているとき、そのロックを解除する方向(図3において、右方向)へリング73を押し込むための第1の操作棒74が組み付けられている。また、右のガイド棒62に組み付けられる第1の架台71も、上記した第1の架台71と同様に構成されており、これら左右の第1の架台71のリング73は、第1の連結棒75によって締結されている。
続いて、図4を参照して、第2の架台81を説明する。第2の架台81も第1の架台71と同様に構成されている。そのため、左の第2の架台81は、中空部82を有するケース状に形成されており、その中空部82には、上下方向に左のガイド棒62を挿通させた状態で車幅方向(図4において、左右方向)に移動可能なリング83が組み込まれている。このリング83の内周面の一部には係止爪83aが形成されており、この係止爪83aは左のガイド棒62の外周面の一部に形成された第2の係止溝62bとロック可能となっている。このリング83は、常時、その係止爪83aが第2の係止溝62bにロックする方向(図4において、左方向)へ圧縮ばね84によって附勢されている。この記載が特許請求の範囲に記載の「第2のロック機構」に相当する。
また、リング83の外周面の一部には、係止爪83aが第2の係止溝62bにロックしているとき、そのロックを解除する方向(図4において、右方向)へリング83を押し込むための第2の操作棒84が組み付けられている。また、右のガイド棒62に組み付けられる第2の架台81も、上記した第2の架台81と同様に構成されており、これら左右の第2の架台81のリング83は、第2の連結棒85によって締結されている。
図3に戻って、左右の第2の架台81には、表示モニタ54を橋渡す格好となるように架台部50の左右下端部がそれぞれ組み付けられている。このことが特許請求の範囲に記載の「スライド機構は、車両上下方向に沿って配設される左右1対のガイド棒に表示モニタの左右端部をそれぞれ挿通させ、その左右端部を両ガイド棒に対して移動させることで構成されている」に相当する。これにより、表示モニタ54のモニタ部52は、第2の架台81に対して一体となって動作する。
また、図4に戻って、第1の操作棒74の端部のうち、リング73が組み付けられる側と反対側の端部には、断面コ字状の連結ブラケット90の下端が枢着されている。この連結ブラケット90のコ字の内部にはアーム92が配置されている。連結ブラケット90の長手方向には、長孔91が形成されており、この長孔91にはアーム92の下端部に突設されたピン93が嵌め込まれている。これにより、アーム92が連結ブラケット90のコ字の内部から脱落することなく、アーム92は連結ブラケット90の長手方向に沿って移動可能となっている。
また、第2の操作棒84の途中部位には、クランク状の凹部84a(図2参照)が形成されている。この凹部84aの内面には、ピン84bが突設されており、このピン84bはアーム92の上端部に形成された長孔94に嵌め込まれている。また、連結ブラケット90の側面には、第1の操作棒74をリング73側へ押し込み可能な第1のボタン76が組み付けられている。これと同様に、第2の操作棒84の端部のうち、リング83が組み付けられる側と反対側の端部には、第2の操作棒84をリング83側へ押し込み可能な第2のボタン86が組み付けられている。なお、これら両ボタン76、86は、使用者が操作可能となるようにバックボード40に形成の切欠溝42から突出するように組み付けられている。
また、両ガイド棒62の基台61と第1の架台71との間には第1の圧縮ばね63がそれぞれ挿通されている。これと同様に、両ガイド棒62の第1の架台71と第2の架台81との間には第2の圧縮ばね64がそれぞれ挿通されている。
続いて、上述した構成からなる表示モニタ54の動作説明を行う。この説明をするにあたって、表示モニタ54が収納位置にあるときから説明を開始する。この収納位置では、表示モニタ54は、その上端部52bがバックボード40の上部端面と面一となるように、バックボード40の内部に収納された状態となっている。このとき、第1の架台71の両係止爪73aは両ガイド棒62の第1の係止溝62aに嵌り込んだ状態となっている。また、このとき、第2の架台81の両係止爪83aも両ガイド棒62の第2の係止溝62bに嵌り込んだ状態となっている。これらにより、表示モニタ54は収納位置でロック状態となっている。また、このとき、第1の圧縮ばね63、第2の圧縮ばね64は縮み状態で保持されている(図1、3、4参照)。
次に、表示モニタ54を収納位置から第1の使用位置に保持させる動作を説明する。収納位置において、使用者は第2のボタン86の押し込み操作(図5、6において、矢印方向への押し込み操作)を行う。すると、その押し込み力が第2の操作棒84を介して左のリング83へ伝達され、さらに、第2の連結棒85を介して右のリング83へ伝達される。これにより、両リング83の係止爪83aと第2の係止溝62bとのロックが解除される(図5、6参照)。このロックが解除されると、第2の圧縮ばね64の撓みの反力によって、左右の第2の架台81は両ガイド棒62に沿って上方へ移動していく。この移動に伴って、表示モニタ54はバックボード40の内部から切欠部41を介して直線移動した第1の使用位置へと移動していく(図7、8参照)。これにより、モニタ部52のモニタ面52aは子供の目線位置となるため、子供にとって見易い位置にモニタ部52が配置されたことになる(図9参照)。
続いて、表示モニタ54を第1の使用位置から第2の使用位置に保持させる動作を説明する。第1の使用位置において、使用者は第1のボタン76の押し込み操作(図10、11において、矢印方向への押し込み操作)を行う。すると、その押し込み力が連結ブラケット90と第1の操作棒74を介して左のリング73へ伝達され、さらに、第1の連結棒75を介して右のリング73へ伝達される。これにより、両リング73の係止爪73aと第1の係止溝62aとのロックが解除される(図10、11参照)。このロックが解除されると、第1の圧縮ばね63の撓みの反力によって、左右の第1の架台71は両ガイド棒62に沿って上方へ移動していく。この移動に伴って、表示モニタ54は第1の使用位置から直線移動の延長線上にさらに直線移動した第2の使用位置へと移動していく(図12、13参照)。これにより、モニタ部52のモニタ面52aは大人の目線位置となるため、大人にとって見易い位置にモニタ部52が配置されたことになる(図14参照)。なお、このとき、左右の第1の架台71の係止爪73aは、左右のガイド棒62の第2の係止溝62bに嵌り込んだ状態となっている。
逆に、第1の使用位置もしくは第2の使用位置からモニタ部52を収納位置へと戻す場合、使用者はモニタ部52の上端部52bを下方へ押し込み表示モニタ54をバックボード40の内部へ押し込んでいけばよい。すると、両係止爪73a、83aが両係止溝62a、62bbにロックされるため、表示モニタ54は収納位置へと戻され保持される。
また、収納位置において、第1のボタン76の押し込み操作が行われると、その押し込み力が連結ブラケット90と第1の操作棒74を介して左のリング73へ伝達され、さらに、第1の連結棒75を介して右のリング73へ伝達される。このとき、押し込み力は連結ブラケット90とアーム92と第2の操作棒84を介して左のリング83へ伝達され、さらに、第2の連結棒85を介して右のリング83にも伝達される。これにより、表示モニタ54が収納位置にある場合、第1のボタン76の押し込み操作のみで、第2のボタン86の押し込み操作までも行ったことになる。そのため、1度の押し込み操作で表示モニタ54を収納位置から第2の使用位置へと移動させることができる。
本発明の実施例1に係る車両用シート1は上述したように構成されている。この構成によれば、背凭れクッション22の背面側のバックボード40に表示モニタ54が収納されている場合であっても、表示モニタ54を使用するとき、そのモニタ面52aの高さ位置が、低い位置と高い位置との2段階に切り替え保持できる。そのため、使用者が子供の場合、もしくは大人の場合であっても、使用者は自身の見やすい高さ位置で表示モニタ54を使用できる。
また、この構成によれば、左右1対のガイド棒62に対して表示モニタ54をスライド移動させる構成であるため、簡便な構成で表示モニタ54を移動させることができる。また、この構成によれば、第2のボタン86の押し込み操作を行うと、収納位置にある表示モニタ54を第1の使用位置へと移動させることができる。その後、第1のボタン76の押し込み操作を行うと、第1の使用位置にある表示モニタ54を第2の使用位置へと移動させることができる。
また、この構成によれば、表示モニタ54が収納位置にある場合、第1のボタン76の押し込み操作のみで表示モニタ54を第2の使用位置へと移動させることができる。また、この構成によれば、モニタ部52が第2の使用位置にあるとき、モニタ面52aが使用者側を向くようにモニタ部52を架台部50に対して軸53回りに回動させることができる。これにより、使用者にとって見やすい状態でモニタ部を保持させることができる(図15参照)。このことは、モニタ部52が第1の使用位置にあるときでも同様である。
(実施例2)
次に、図16〜29を用いて実施例2を説明する。この実施例2は、既に説明した実施例1と比較すると、表示モニタ54のスライド機構の構成が相違している。そのため、以下の説明にあたって、この相違点であるスライド機構を中心に説明していく。なお、実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
図16は、本発明の実施例2に係る車両用シートを後方から見た全体斜視図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。図17は、図16の主要部拡大図であり、バックボードの一部を切り欠いた状態を示している。図18は、表示モニタの往復動作を説明する模式図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。図19は、図18の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。図20は、第1のピンの組み付け構造を示す斜視図である。図21は、図18において、第1のピンを引き抜いた状態を示している。
図22は、図21の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。図23は、図18において、表示モニタが第1の使用位置に移動したときを示している。図24は、図23の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。図25は、図23において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。図26は、図18において、表示モニタが第2の使用位置に移動したときを示している。図27は、図26の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。図28は、図26において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。図29は、図28において、表示モニタのモニタ部を傾動させたときの状態を示している。
この実施例2に係る車両用シート2は、図16、図17に示されるように構成されている。そして、スライド機構は、図18に示すように、バックボード40内面の左右に基台61を介して車両上下方向に沿って配設されている左右1対の伸縮棒101によって構成されている。これら両伸縮棒101は、その基端側から第1の棒110、第2の棒120および第3の棒130からなる3本のパイプ状の棒がストラット状にそれぞれ構成されている。これら両伸縮棒101のうち、第3の棒130は第2の棒120の内部にそれぞれ収納可能となっており、第2の棒120は第1の棒110の内部にそれぞれ収納可能となっている。また、第3の棒130には、表示モニタ54を橋渡す格好となるように架台部50の左右端部が組付部材51を介してそれぞれ組み付けられている。そして、これら両伸縮棒101を伸縮させることで、実施例1と同様に表示モニタ54を往復移動させることができる。
また、これら両伸縮棒101のうち、第3の棒130を第2の棒120の内部に縮めた状態でさらに第2の棒120を第1の棒110内部に縮めた状態にすると、表示モニタ54は収納位置に配置されるよう設定されている(図16、18、19参照)。そして、収納位置から第2の棒120を第1の棒110の内部から引き出すと、表示モニタ54は第1の使用位置に配置されるように設定されている。さらに、第1の使用位置から第3の棒130を第2の棒120の内部から引き出すと、表示モニタ54は第2の使用位置に配置されるように設定されている。なお、これらの収納位置、第1の使用位置および第2の使用位置とは、実施例1で説明済みの各位置である。そして、両伸縮棒101のうち、一方側(図16において、左側)の伸縮棒101には、これら3位置(収納位置、第1の使用位置、第2の使用位置)の状態をそれぞれ保持させるロック機構を備えている。
このロック機構は、図19に示すように、第1の棒110の側壁の上部に形成された第1の貫通孔111と、これと同じく第2の棒120の側壁の上部に形成された第2の貫通孔121と、これと同じく第2の棒120の側壁の下部に形成された第3の貫通孔122と、これと同じく第3の棒130の側壁の下部に形成された第4の貫通孔131と、第1の貫通孔111から第2の孔121へ向けて挿通可能な第1のピン140と、第4の孔131から第3の貫通孔122の孔へ向けて挿通可能な第2のピン150とから構成されている。
第1のピン140には、図20に示すように、その長手方向に長孔140bが形成されている。また、第1のピン140には、第1の引っ張りばね141が挿通されており、この挿通状態で略L字状に形成された第1の係止部材142の一端142aが長孔140bに嵌め込まれ、この嵌め込まれた状態で第1の係止部材142の他端142bが第1の棒110の外周面に形成された係止孔114に固着されている。このとき、第1の引っ張りばね141の両端141a、141bは、第1のピン140のばね掛け孔140aと第1の棒110のばね掛け孔113にそれぞれ掛け止めされている。この第1の引っ張りばね141によって、第1のピン140が引き抜かれる方向に力を受けた場合でも、第1のピン140を引き抜き前の状態へ戻すことができる。また、第1の係止部材142によって、第1のピン140が第1の貫通孔111から抜け落ちることを防止している。
図19に戻って、第1の引っ張りばね141が定常状態にあるとき、第1のピン140は、その先端が第2の棒120の内周面まで到達するよう設定されている。このように第1のピン140は差し込み方向に向けて附勢状態で第1の棒110の外周面に組み付けられている。なお、この第1のピン140は、表示モニタ54が第1の使用位置に移動すると、その先端が第2の貫通孔121から第3の貫通孔122に挿入可能となっている。
また、第4の貫通孔131の内周面には、第4の貫通孔131から第3の貫通孔122に挿入可能な第2のピン150が組み付けられている。この第2のピン150は、第1のピン140と同様に、第2の引っ張りばね151によって差し込み方向に向けて附勢状態で組み付けられている。なお、この第2のピン150は、表示モニタ54が第2の使用位置に移動すると、その先端が第3の貫通孔122から第2の貫通孔121に挿入可能となっている。
また、第1の棒110には、その上端部が内周側に向けて突出したフランジ112が形成されている。また、第2の棒120には、その第3の貫通孔122の上部が外周側に向けて突出したフランジ123が形成されている。これら両フランジ112、123によって、第2の棒120が第1の棒110から完全に抜け出ることを防止している。また、これら伸縮棒101のうち、第2の棒120には、その上端部が内周側に向けて突出したフランジ124が形成されている。また、第3の棒130には、その第4の貫通孔131の上部が外周側に向けて突出したフランジ132が形成されている。これら両フランジ124、132によって、第3の棒130が第2の棒120から完全に抜け出ることを防止している。
続いて、上述した構成からなる表示モニタ54の動作説明を行う。この説明をするにあたって、実施例1の説明と同様に表示モニタ54が収納位置にあるときから説明を開始する。この収納位置では、表示モニタ54の上端部52bがバックボード40の上部端面と面一となるように、バックボード40の内部に収納された状態となっている。このとき、第1のピン140は第1の棒110の第1の貫通孔111と第2の棒120の第2の貫通孔121に差し込まれた状態となっている。これにより、第1の棒110と第2の棒120はロック状態となっている。また、このとき、第2のピン150は第3の棒130の第4の貫通孔131と第2の棒120の第3の貫通孔122に差し込まれた状態となっている。これにより、第2の棒120と第3の棒130はロック状態となる。そのため、表示モニタ54は収納位置で保持された状態となる(図16、18、19参照)。
次に、表示モニタ54を収納位置から第1の使用位置に保持させる動作を説明する。収納位置において、使用者は第1のピン140を第2の棒120の第2の貫通孔121から引き抜く操作(図21、22において、矢印方向へ引き抜く操作)を行う。これにより、第1の棒110と第2の棒120のロックが解除される。このロック解除状態で、使用者はモニタ部52のフック52cを持ち上げ表示モニタ54を第1の使用位置へと移動させていく。この移動に伴って、第2の棒120は第1の棒110の内部から引き出されていく。やがて、両フランジ121、123が係合すると、使用者は第1のピン140の引き抜き操作を解除する。すると、第1のピン140は第3の貫通孔122に差し込まれている第2のピン150を押し込みながら第3の貫通孔122に差し込まれる。このように第1のピン140が第2のピン150を押し込むように、両引っ張りばね141、151のばね定数は選定されている。これにより、第1の棒110と第2の棒120はロック状態となる。そのため、表示モニタ54は第1の使用位置で保持された状態となる(図23、24、25参照)。
続いて、表示モニタ54を第1の使用位置から第2の使用位置に保持させる動作を説明する。第1の使用位置において、使用者はさらにモニタ部52のフック52cを持ち上げ表示モニタ54を第2の使用位置へと移動させていく。この移動に伴って、第3の棒130は第2の棒120の内部から引き出されていく。このとき、第2のピン150の先端は、第2の引っ張りばね151の附勢力によって第2の棒120の内周面を押し当てた状態となっている。これにより、第2のピン150が第2の棒120の第2の貫通孔121に到達すると、第2のピン150は第2の貫通孔121に差し込まれる。そのため、第2の棒120と第3の棒130はロック状態となる。したがって、表示モニタ54は第2の使用位置で保持された状態となる(図26、27、28参照)。
逆に、第2の使用位置から第1の使用位置へとモニタ部52を戻す場合、使用者はモニタ部52の上端部52bを下方へ押し込み表示モニタ54を第1の使用位置へと移動させていく。この移動に伴って、第3の棒130は第2の棒120の内部に収納されていき、表示モニタ54は第1の使用位置へ戻される。
さらに、第1の使用位置から収納位置へとモニタ部52を戻す場合、使用者は第1のピン140を第2の棒120の第3の貫通孔122から引き抜く操作を行う。これにより、第1の棒110と第2の棒120のロックが解除される。このロック解除状態で、使用者はモニタ部52の上端部52bを下方へ押し込み表示モニタ54を収納位置へと移動させていく。この移動に伴って、第2の棒120は第1の棒110の内部に収納されていく。やがて、表示モニタ54がバックボード40の内部に完全に押し込まれると、使用者は第1のピン140の引き抜き操作を解除する。すると、第1のピン140は第2の貫通孔121に差し込まれる。これにより、第1の棒110と第2の棒120はロック状態となる。そのため、表示モニタ54は収納位置で保持された状態へ戻される。
本発明の実施例2に係る車両用シート2は上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1の説明と同様に表示モニタ54を使用するとき、そのモニタ面52aの高さ位置が、低い位置と高い位置との2段階に切り替え保持できる。そのため、使用者が子供の場合、もしくは大人の場合であっても、使用者は自身の見やすい高さ位置で表示モニタ54を使用できる。
また、この構成によれば、左右1対のストラット状に形成された伸縮棒101に対して表示モニタ54を組み付ける構成であるため、簡便な構成で表示モニタ54を移動させることができる。また、この構成によれば、表示モニタ54を収納位置、第1の使用位置および第2の使用位置でロック機構によってそれぞれ保持させることができる。このように、各位置において表示モニタ54はロック機構によって保持されるため、表示モニタ54を確実に保持させることができる。また、この構成によれば、第1のピン140と第2のピン150を差し込んで表示モニタ54を保持させる構成である。そのため、ロック構造が簡便な構造となる。
また、この構成によれば、第1のピン140と第2のピン150は、差し込み方向に向けてそれぞれ附勢されている。そのため、使用者が両ピン140、150の差し込み操作を行うことなく、附勢力(第1の引っ張りばね141、第2の引っ張りばね151)によって両ピン140、150を差し込むことができる。したがって、使用者は両ピン140、150を差し込む手間を省くことができる。なお、このことは、第2のピン150において、特に効果的である。なぜなら、第2のピン150は第3の棒130の内部に配置されているため、使用者は第2のピン150の差し込み操作を行うことができない。これに対し、第1のピン140は第1の棒110の外部に配置されているため、第1の引っ張りばね140が設けられていなくても、第1のピン140は使用者によって差し込み可能となっている。
また、この構成によれば、第1のピン140は、第1の貫通孔111から抜け落ち防止構造となっている。そのため、ロック動作中にロックが解除してしまうといった事態が発生することはない。また、この構成によれば、第2のピン150は、第4の貫通孔131から抜け落ち防止構造となっている。そのため、ロック動作中にロックが解除してしまうといった事態が発生することはない。また、この構成によれば、モニタ部52が第2の使用位置にあるとき、モニタ面52aが使用者側を向くようにモニタ部52を架台部50に対して軸53回りに回動させることができる。これにより、使用者にとって見やすい状態でモニタ部を保持させることができる(図29参照)。このことは、モニタ部52が第1の使用位置にあるときでも同様である。
図1は、本発明の実施例1に係る車両用シートを後方から見た全体斜視図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。 図2は、図1の主要部拡大図であり、バックボードの一部を切り欠いた状態を示している。 図3は、表示モニタの往復動作を一部断面で示した模式図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。 図4は、図3の主要部拡大図であり、その一部を断面で示した図である。 図5は、図3において、第1のボタンを操作したときを示している。 図6は、図5の主要部拡大図である。 図7は、図3において、表示モニタが第1の使用位置に移動したときを示している。 図8は、図7の主要部拡大図である。 図9は、図7において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。 図10は、図7において、第2のボタンを操作したときを示している。 図11は、図10の主要部拡大図である。 図12は、図3において、表示モニタが第2の使用位置に移動したときを示している。 図13は、図12の主要部拡大図である。 図14は、図12において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。 図15は、図14において、表示モニタのモニタ部を傾動させたときの状態を示している。 図16は、本発明の実施例2に係る車両用シートを後方から見た全体斜視図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。 図17は、図16の主要部拡大図であり、バックボードの一部を切り欠いた状態を示している。 図18は、表示モニタの往復動作を説明する模式図であり、表示モニタが収納位置にあるときを示している。 図19は、図18の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。 図20は、第1のピンの組み付け構造を示す斜視図である。 図21は、図18において、第1のピンを引き抜いた状態を示している。 図22は、図21の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。 図23は、図18において、表示モニタが第1の使用位置に移動したときを示している。 図24は、図23の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。 図25は、図23において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。 図26は、図18において、表示モニタが第2の使用位置に移動したときを示している。 図27は、図26の主要部を拡大した図であり、その一部を断面で表している。 図28は、図26において、車両用シートを後方から見た全体斜視図である。 図29は、図28において、表示モニタのモニタ部を傾動させたときの状態を示している。
符号の説明
22 背凭れクッション
40 バックボード
41 切欠部
54 表示モニタ
62 ガイド棒
63 第1の圧縮ばね
64 第2の圧縮ばね
71 第1の架台
76 第1のボタン
81 第2の架台
86 第2のボタン
101 伸縮棒
110 第1の棒
111 第1の貫通孔
120 第2の棒
121 第2の貫通孔
122 第3の貫通孔
130 第3の棒
131 第4の貫通孔
140 第1のピン
150 第2のピン

Claims (10)

  1. 背凭れクッションの背面側のバックボードに表示モニタが収納されている車両用シートであって、
    バックボードは、略パネル状に形成されており、
    パネル面の上部端面には、内面側と外面側とを連通させる切欠部が形成されており、
    表示モニタは、バックボード内部に収納される収納位置と、この収納位置から切欠部を介して直線移動することでバックボード外部に保持される第1の使用位置と、この第1の使用位置から直線移動の延長線上にさらに直線移動することで保持される第2の使用位置との3位置間を往復動作可能にスライド機構によってバックボードの内面側に組み付けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    スライド機構は、車両上下方向に沿って配設される左右1対のガイド棒に表示モニタの左右端部をそれぞれ挿通させ、その左右端部を両ガイド棒に対して移動させることで構成されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    両ガイド棒には、その基端側から順に第1の架台と第2の架台とがそれぞれ摺動可能に組み付けられていると共に、基端側と第1の架台との間には第1の圧縮ばねがそれぞれ挿通され、第1の架台と第2の架台との間には第2の圧縮ばねがそれぞれ挿通されており、
    表示モニタの左右端部は、第2の架台に対して一体動作するように組み付けられており、
    表示モニタが収納位置にあるとき、両ガイド棒の第1の架台と第2の架台は、第1の圧縮ばねと第2の圧縮ばねを縮ませた状態でガイド棒に対して第1のロック機構と第2のロック機構によってそれぞれロックされており、
    これら両ロック機構のロック状態を解除する第1のボタンと第2のボタンがそれぞれ設けられており、
    これら両ロック機構によるロック状態で、第2のボタンによってロック解除操作が行われると、第2のロック機構のロック状態が解除され、表示モニタは第1の圧縮ばねの附勢力によって両ガイド棒に沿って収納位置から第1の使用位置へと移動していき、その後、第1のボタンによってロック解除操作が行われると、第1のロック機構のロック状態が解除され、表示モニタは第2の圧縮ばねの附勢力によって両ガイド棒に沿って第1の使用位置から第2の使用位置へと移動していくことを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項3に記載の車両用シートであって、
    これら両ロック機構によるロック状態で、第2のボタンによってロック解除操作が行われると、第2のロック機構のロック状態が解除されると共に、そのロック解除操作が伝達ブラケットを介して第1のロック機構へ伝達され、第1のロック機構のロックも解除されることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    スライド機構は、車両上下方向に沿って配設される左右1対のストラット状に形成された両伸縮棒のうち、先端側に位置する棒に表示モニタの左右端部をそれぞれ組み付け、その両伸縮棒を伸縮させることで構成されていることを特徴とする車両用シート。
  6. 請求項5に記載の車両用シートであって、
    伸縮棒は、その基端側から第1の棒、第2の棒および第3の少なくとも3本のパイプ状の棒から構成されており、これら3本の棒のうち、第3の棒は第2の棒の内部に収納可能となっており、第2の棒は第1の棒の内部に収納可能となっており、
    第3の棒を第2の棒の内部に縮めた状態でさらに第2の棒を第1の棒の内部に縮めた状態にすると、表示モニタは収納位置に配置可能となっており、
    この収納位置から第2の棒を第1の棒の内部から引き出すと、表示モニタは第1の使用位置に配置可能となっており、
    この第1の使用位置から第3の棒を第2の棒の内部から引き出すと、表示モニタは第2の使用位置に配置可能となっており、
    少なくとも一方側の伸縮棒には、表示モニタをこれら3位置の状態でそれぞれ保持させるロック機構を備えていることを特徴とする車両用シート。
  7. 請求項6に記載の車両用シートであって、
    ロック機構は、一方側の第1の棒の側壁の上部に形成された第1の貫通孔と、一方側の第2の棒の側壁の上部に形成された第2の貫通孔と、一方側の第2の棒の側壁の下部に形成された第3の貫通孔と、一方側の第3の棒の側壁の下部に形成された第4の貫通孔と、第1の孔から第2の孔へ向けて挿通可能な第1のピンと、第4の孔から第3の孔へ向けて挿通可能な第2のピンとから構成されており、
    第1のピンを第1の貫通孔と第2の貫通孔に挿通させ、その挿通状態で第2のピンを第4の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させることで表示モニタは収納位置に保持され、
    第1のピンを第1の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させることで表示モニタは第1の使用位置に保持され、
    第1のピンを第1の貫通孔と第3の貫通孔に挿通させ、その挿通状態で第2のピンを第4の貫通孔と第2の貫通孔に挿通させることで表示モニタは第2の使用位置に保持されることを特徴とする車両用シート。
  8. 請求項7に記載の車両用シートであって、
    第1のピンと第2のピンは、差し込み方向に向けてそれぞれ附勢されていることを特徴とする車両用シート。
  9. 請求項8に記載の車両用シートであって、
    第1のピンと第1の貫通孔は、第1のピンが第1の貫通孔から抜け落ちることを防止する抜け落ち防止構造となっていることを特徴とする車両用シート。
  10. 請求項8に記載の車両用シートであって、
    第2のピンと第4の貫通孔は、第2のピンが第4の貫通孔から抜け落ちることを防止する抜け落ち防止構造となっていることを特徴とする車両用シート。
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