JP2009018678A - 車両の制動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ECUは、ABS制御中において車両が走行している路面が高μ路から低μ路に変わっていない場合、偏差補正量Qreq_Aveと基準吐出量Qreq_baseとを加算することにより設定された目標吐出量Qreqのブレーキ液がポンプから吐出されるように偏差ポンプ駆動制御を実行する。一方、ECUは、車両が走行している路面が高μ路から低μ路に変わった場合、緊急補正量Qreq_Skidと基準吐出量Qreq_baseとを加算することにより設定された目標吐出量Qreqのブレーキ液がポンプから吐出されるように緊急ポンプ駆動制御を実行する。
【選択図】図12
Description
ECU18は、入力側インターフェース(図示略)と、出力側インターフェース(図示略)と、CPU40、ROM41、RAM42、及びタイマ43などを備えたデジタルコンピュータと、各装置を駆動させるための駆動回路(図示略)とを主体として構成されている。入力側インターフェース(図示略)には、ブレーキペダル20の操作状況に応じた信号を出力するブレーキスイッチSW1と、各車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度を検出するための車輪速度センサSE1,SE2,SE3,SE4とがそれぞれ電気的に接続されている。また、入力側インターフェースには、車両の車体加速度(即ち、車体減速度)を検出するための車体加速度センサSE5がそれぞれ電気的に接続されている。
図2に示すマップは、ポンプ31,32(即ち、モータM)の駆動態様を設定する際の基準となる基準吐出量Qreq_baseを車両の車体減速度DVrefの大きさに応じて設定するためのマップであって、車体減速度DVrefの大きさと基準吐出量Qreq_baseとの対応関係を示している。すなわち、基準吐出量Qreq_baseは、その値が車体減速度DVrefの大きさが大きくなるほど大きくなるように設定される。なお、車両の走行中における運転手のブレーキペダル20の踏込み量が一定である場合、車体減速度DVrefの大きさと車両が走行している路面のμ値(即ち、摩擦係数)とは対応関係にあって、車体減速度DVrefの大きさは、路面のμ値が高いほど大きくなる。したがって、本実施形態において、基準吐出量Qreq_baseは、その値が路面のμ値が高いほど大きくなるように設定される。
ABS制御中において、図10(b)に示すように、車両の車体減速度DVrefの大きさが一定である場合、図10(c)に示すように、該車体減速度DVrefの大きさに基づき設定される基準吐出量Qreq_baseは一定である。そして、ABS制御が開始されてから1回目の規定周期Aが終了すると、図10(a)に示すように、該1回目の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差STave(1)が演算される。その後、2回目の規定周期Aが終了すると、該2回目の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差STave(2)が演算される。
ABS制御中において、図11(b)に示すように、車両の車体減速度DVrefの大きさが一定である場合、図11(c)に示すように、基準吐出量Qreq_baseは一定である。そして、ABS制御によって減圧制御が実行される毎に、リザーバ29,30内の推定リザーバ増加量STskidが演算される。このように演算した推定リザーバ増加量STskidから車両が走行している路面が高μ路から低μ路に変わったと判定(詳しくは後述する。)された場合には、第2補正処理が実行されることにより、推定リザーバ増加量STskidに基づく緊急補正量Qreq_Skidが演算される。
ただし、ST…現在の推定リザーバ貯留量、t…ABS実行処理ルーチンの実行周期(0.01秒)、KT1…規定周期時間閾値(0.5秒)
すなわち、ECU18は、ステップS41にて平坦化フィルタの準備をし、その準備段階で取得した値を偏差補正量臨時値STave_tempに代入する。続いて、ECU18は、上記ステップS17にて更新された第1経過時間T1が規定周期時間閾値KT1以上であるか否かを判定する(ステップS42)。この判定結果が否定判定(T1<KT1)である場合、ECU18は、推定リザーバ貯留量偏差演算処理ルーチンを終了する。
ただし、ST…減圧制御終了直後の推定リザーバ貯留量、STskid_Start…減圧開始時推定リザーバ貯留量
一方、ステップS54の判定結果が否定判定である場合、ECU18は、推定リザーバ増加量STskidを「0(零)」に設定し(ステップS56)、推定リザーバ増加量演算処理ルーチンを終了する。
さて、第1補正処理ルーチンにおいて、ECU18は、上記ステップS17にて更新した第1経過時間T1が規定周期時間閾値KT1以上であるか否かを判定する(ステップS60)。この判定結果が否定判定(T1<KT1)である場合、ECU18は、その処理を後述するステップS69に移行する。一方、ステップS60の判定結果が肯定判定(T1≧KT1)である場合、ECU18は、偏差取得回数nが「2」以上であるか否かを判定する(ステップS61)。この判定結果が否定判定(n<2)である場合、ECU18は、基準吐出量Qreq_baseを目標吐出量Qreqに代入し(ステップS62)、第1補正処理ルーチンを終了する。
ただし、Qreq_Ave…前回に設定された偏差補正量、KT2…偏差ポンプ駆動制御の偏差補正時間、T2…偏差ポンプ駆動制御が開始されてからの第2経過時間
そして、ステップS66において、ECU18は、今回の規定周期Aの終了に起因して新たな偏差補正量Qreq_Aveを下記に示す関係式(式4)に基づき演算する。
ただし、Qreq_Ave1…未補正量、STave(n)…今回の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差、STave(n−1)…前回の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差
本実施形態では、今回の規定周期Aの終了時に演算された推定リザーバ貯留量偏差STave(n)と前回の規定周期Aの終了時に演算された推定リザーバ貯留量偏差STave(n−1)との偏差を演算し、該偏差が大きいほど値が大きくなるように偏差補正量Qreq_Aveが設定される。したがって、本実施形態では、ECU18が、偏差補正量設定手段としても機能する。
ただし、Qreq_base…基準吐出量、Qreq_Ave…偏差補正量
続いて、ECU18は、第2経過時間T2を更新し(ステップS72)、該第2経過時間T2が偏差補正時間KT2以上であるか否かを判定する(ステップS73)。この判定結果が否定判定(T2<KT2)である場合、ECU18は、第1補正処理ルーチンを終了する。一方、ステップS72の判定結果が肯定判定(T2≧KT2)である場合、ECU18は、偏差ポンプ駆動制御を終了させるために偏差補正制御フラグFLGaveを「0(零)」にセットし(ステップS74)、第1補正処理ルーチンを終了する。
さて、第2補正処理ルーチンにおいて、ECU18は、上記ステップS21(詳しくはステップS55)にて演算した推定リザーバ増加量STskidが予め設定されたμ値変化判定閾値KSTskid以上であるか否かを判定する(ステップS80)。なお、ABS制御中において車両が走行していた路面が高μ路から低μ路に変わった場合には、1回の液圧変動サイクルにおいてホイールシリンダ19a〜19dからリザーバ29,30内に流入するブレーキ液量が一気に増加するため、推定リザーバ増加量STskidから路面のμ値が低くなったか否かの判定がなされる。
ただし、Qreq_Skid…前回に設定された緊急補正量、KT3…緊急ポンプ駆動制御の緊急補正時間、T3…緊急ポンプ駆動制御が開始されてからの第3経過時間
そして、ステップS84において、ECU18は、新たな緊急補正量Qreq_Skidを下記に示す関係式(式7)に基づき演算する。
ただし、Qreq_Skid1…未補正量、STskid…推定リザーバ増加量、KT3…緊急ポンプ駆動制御の緊急補正時間
本実施形態では、図11(c)のタイミングチャートに示すように、推定リザーバ増加量STskidが大きいほど値が大きくなるように緊急補正量Qreq_Skidが設定される。したがって、この点で、本実施形態では、ECU18が、緊急補正量設定手段としても機能する。
ただし、Qreq_Skid…緊急補正量
本実施形態では、偏差ポンプ駆動制御の実行中に緊急ポンプ駆動制御の開始条件が成立した場合、目標吐出量Qreqは、第1補正処理ルーチンの実行にて設定された目標吐出量Qreqに緊急補正量Qreq_Skidを加算することにより設定される。続いて、ECU18は、第3経過時間T3を更新し(ステップS91)、該第3経過時間T3が緊急補正時間KT3以上であるか否かを判定する(ステップS92)。この判定結果が否定判定(T3<KT3)である場合、ECU18は、第2補正処理ルーチンを終了する。一方、ステップS92の判定結果が肯定判定(T3≧KT3)である場合、ECU18は、緊急補正制御フラグFLGskidを「0(零)」にセットし(ステップS93)、第2補正処理ルーチンを終了する。
(1)ABS制御中において規定周期Aが終了した場合には、今回の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差STave(n)と前回の規定周期Aでの推定リザーバ貯留量偏差STave(n−1)との偏差が演算され、該偏差に基づき偏差補正量Qreq_Aveが設定される。そして、この偏差補正量Qreq_Aveと車両の走行している路面のμ値に応じて設定された基準吐出量Qreq_baseとを加算することにより設定された目標吐出量Qreqのブレーキ液がポンプ31,32から吐出されるように、偏差ポンプ駆動制御が実行される。すなわち、本実施形態では、1回の液圧変動サイクルが終了する毎にポンプ31,32の駆動態様が不定期に変更される従来の場合とは異なり、規定周期A毎にポンプ31,32の駆動態様が定期的(規定周期時間閾値KT1毎)に変更される。そのため、ポンプ31,32の駆動態様の不定期な変更に起因した駆動音の大きさの変動によって車両の搭乗者に不快感を与えることを抑制できる。また、偏差補正量Qreq_Aveは、リザーバ29,30内の推定リザーバ貯留量STが多いほど大きな値に設定されている。そのため、偏差ポンプ駆動制御が実行されることにより、ポンプ31,32の駆動パターンを、ホイールシリンダ19a〜19dからリザーバ29,30内に流入するブレーキ液の流入量に応じた駆動パターンに設定することができる。
・実施形態において、偏差ポンプ駆動制御中に車両の走行している路面が高μ路から低μ路に変わった場合には、実行中の偏差ポンプ駆動制御を終了して緊急ポンプ駆動制御を実行するようにしてもよい。具体的には、第2補正処理ルーチンのステップS90では、基準吐出量Qreq_baseに緊急補正量Qreq_Skidを加算することにより目標吐出量Qreqを設定するようにしてもよい。
・実施形態において、車両の走行している路面が高μ路から低μ路に変わった場合、目標吐出量Qreqを、基準吐出量Qreq_baseに予め設定された緊急補正量Qreq_Skidを加算するようにしてもよい。この場合、緊急補正量Qreq_Skidを、ABS実行処理ルーチンの実行によって演算される偏差補正量Qreq_Aveよりも必ず多くなるように設定することが望ましい。
Claims (9)
- 運転手によるブレーキ操作に基づき供給されたブレーキ液のブレーキ液圧に応じた制動力を対応する車輪(FR,FL,RR,RL)に付与するためのホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)と、該ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)から流出したブレーキ液を貯留するためのリザーバ(29,30)と、該リザーバ(29,30)内に貯留されているブレーキ液を吸引して前記ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)よりもブレーキ液の流動方向における上流側に吐出するためのポンプ(31,32)と、前記ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)と前記リザーバ(29,30)との間に配置された開閉弁(25,26,27,28)と、を有する車両の制動装置(11)における前記リザーバ(29,30)内に貯留されているブレーキ液の貯留量(ST)の増加及び減少が1回のサイクルとして繰り返されるように、前記ポンプ(31,32)及び前記開閉弁(25,26,27,28)の駆動を制御する車両の制動制御装置(18)であって、
前記ポンプ(31,32)の駆動態様を設定する際の基準となる基準吐出量(Qreq_bese)を車両の走行する路面のμ値が高いほど多くなるように設定する基準吐出量設定手段(S18)と、
予め設定された規定周期(A)が終了した際において、前記ポンプ(31,32)によるブレーキ液の吐出量が一定量であると仮定して今回の規定周期(A)の間における単位時間当りの前記リザーバ(29,30)内のブレーキ液の貯留量の貯留平均値(STave(n))を推定する貯留平均値推定手段(S20)と、
前回の規定周期(A)の終了時に前記貯留平均値推定手段(S20)によって推定された貯留平均値(STave(n−1))と今回の規定周期(A)の終了時に前記貯留平均値推定手段(S20)によって推定された貯留平均値(STave(n))との偏差を演算し、該演算結果が大きいほど多くなるように偏差補正量(Qreq_Ave)を設定する偏差補正量設定手段(S66)と、
前記基準吐出量設定手段(S18)によって設定された前記基準吐出量(Qreq_bese)と前記偏差補正量設定手段(S66)によって設定された偏差補正量(Qreq_Ave)とに基づき設定された目標吐出量(Qreq)のブレーキ液を吐出するように前記ポンプ(31,32)の駆動態様を設定して該ポンプ(31,32)を駆動させる偏差ポンプ駆動制御を実行する制御手段(S26,S27)と
を備えた車両の制動制御装置。 - 前記偏差補正量設定手段(S66)は、前回の規定周期(A)の終了時に前記貯留平均値推定手段(S20)によって推定された貯留平均値(STave(n−1))と今回の規定周期(A)の終了時に前記貯留平均値推定手段(S20)によって推定された貯留平均値(STave(n))との偏差を、前記規定周期(A)の長さ以上に予め設定された偏差補正時間(KT2)で除算することにより偏差補正量(Qreq_Ave)を設定し、
前記制御手段(S26,S27)は、今回の規定周期(A)が終了してから前記偏差補正時間(KT2)が経過するまでの間、前記偏差ポンプ駆動制御を実行する請求項1に記載の車両の制動制御装置。 - 前記偏差補正時間(KT2)は、前記規定周期(A)の長さの6倍の長さよりも短い時間に設定されている請求項2に記載の車両の制動制御装置。
- 運転手によるブレーキ操作に基づき供給されたブレーキ液のブレーキ液圧に応じた制動力を対応する車輪(FR,FL,RR,RL)に付与するためのホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)と、該ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)から流出したブレーキ液を貯留するためのリザーバ(29,30)と、該リザーバ(29,30)内に貯留されているブレーキ液を吸引して前記ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)よりもブレーキ液の流動方向における上流側に吐出するためのポンプ(31,32)と、前記ホイールシリンダ(19a,19b,19c,19d)と前記リザーバ(29,30)との間に配置された開閉弁(25,26,27,28)と、を有する車両の制動装置(11)における前記リザーバ(29,30)内に貯留されているブレーキ液の貯留量(ST)の増加及び減少が1回のサイクルとして繰り返されるように、前記ポンプ(31,32)及び前記開閉弁(25,26,27,28)の駆動を制御する車両の制動制御装置(18)であって、
前記ポンプ(31,32)の駆動態様を設定する際の基準となる基準吐出量(Qreq_bese)を車両の走行する路面のμ値が高いほど多くなるように設定する基準吐出量設定手段(S18)と、
車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定した場合に、前記基準吐出量設定手段(S18)によって設定された基準吐出量(Qreq_bese)と前記ポンプ(31,32)によるブレーキ液の吐出量を補正するための緊急補正量(Qreq_Skid)とに基づき設定された目標吐出量(Qreq)のブレーキ液を吐出するように前記ポンプ(31,32)の駆動態様を設定して該ポンプ(31,32)を駆動させる緊急ポンプ駆動制御を実行する制御手段(S26,S27)と
を備えた車両の制動制御装置。 - 車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定した場合に、該μ値の変化量が多いほど多くなるように前記緊急補正量(Qreq_Skid)を設定する緊急補正量設定手段(S84)をさらに備え、
前記制御手段(S26,S27)は、車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定した場合に、前記基準吐出量設定手段(S18)によって設定された基準吐出量(Qreq_bese)と前記緊急補正量設定手段(S84)によって設定された緊急補正量(Qreq_Skid)との加算結果に基づき目標吐出量(Qreq)を設定して前記緊急ポンプ駆動制御を実行する請求項4に記載の車両の制動制御装置。 - 前記緊急補正量設定手段(S84)は、前記リザーバ(29,30)内におけるブレーキ液の貯留量(ST)の増加が開始されてから終了するまでの前記リザーバ(29,30)内におけるブレーキ液の増加量(STskid)を演算し、該増加量(STskid)が予め設定されたμ値変化判定閾値(KSTskid)以上であった場合に、車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定して前記緊急補正量(Qreq_Skid)を設定する請求項5に記載の車両の制動制御装置。
- 前記緊急補正量設定手段(S84)は、前記リザーバ(29,30)内におけるブレーキ液の貯留量(ST)の増加が開始されてから終了するまでの前記リザーバ(29,30)内におけるブレーキ液の増加量(STskid)を演算し、該増加量(STskid)を予め設定された緊急補正時間(KT3)で除算することにより緊急補正量(Qreq_Skid)を設定し、
前記制御手段(S26,S27)は、車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定してから前記緊急補正時間(KT3)が経過するまでの間、前記緊急ポンプ駆動制御を実行する請求項5又は請求項6に記載の車両の制動制御装置。 - 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の車両の制動制御装置(18)と、
請求項4〜請求項7のうち何れか一項に記載の車両の制動制御装置(18)とを備え、
前記制御手段(S26,S27)は、車両の走行している路面のμ値が小さくなっていないと判定した場合には前記偏差ポンプ駆動制御を実行する一方、車両の走行している路面のμ値が小さくなったと判定した場合には前記緊急ポンプ駆動制御を実行する車両の制動制御装置。 - 車両の車体減速度(DVref)を演算する車体減速度演算手段(S12)をさらに備え、
前記基準吐出量設定手段(S18)は、前記車体減速度演算手段(S12)によって演算された車体減速度(DVref)の大きさに基づき車両が走行している路面のμ値を推定して基準吐出量(Qreq_bese)を設定する請求項1〜請求項8のうち何れか一項に記載の車両の制動制御装置。
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