JP2009018010A - スロットマシン - Google Patents

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Mitsuhiro Masuda
充宏 増田
Yuichi Osaka
悠一 大坂
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Abstract

【課題】既存の操作スイッチを用いて簡単に演出内容を設定(調整)できるようにする。
【解決手段】遊技者が遊技を進行するうえで操作する操作スイッチ(ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42)と、出力すべき演出内容を予め定めた演出パターンに従い、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段80とを備える。特定の前記操作スイッチについて、遊技者による操作開始時から操作終了時までに要した時間(オンにされていた時間)を計測する計測手段82を備え、演出制御手段80は、複数の時間に対応する演出パターンを備え、計測手段82により計測された時間に対応する演出パターンを選択してその演出パターンに従い演出を出力するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作スイッチの操作態様に応じて出力される演出が異なるようにした遊技機に関するものである。
従来の遊技機の1つであるスロットマシンにおいては、遊技者によるスタートスイッチの操作によってリールが回転し、ストップスイッチの操作によってリールが停止するように構成されている。また、貯留されたメダルを投入するためのベットスイッチも設けられている。このように、遊技者は、操作スイッチを操作して遊技を進行する。
また、スタートスイッチが操作されると、スロットマシン内部では役の抽選が行われ、役の抽選結果に対応する演出(どの役に当選している可能性があるか等)が出力される。
ここで、遊技者の好み等に応じて最適な演出頻度に設定できるようにしたスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、遊技者が操作可能な役当選演出頻度設定手段を設けたものである。
特開2002−11144号公報
しかし、前述の従来の技術のように、演出の調整のための手段(ボタン、スイッチ等)を別個に設けることは、スロットマシンのコストが高くなるという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、既存の操作スイッチを用いて、簡単に、演出内容を設定(調整)できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、遊技者が遊技を進行するうえで操作する操作スイッチと、出力すべき演出内容を予め定めた演出パターンに従い、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段とを備える遊技機において、特定の前記操作スイッチについて、遊技者による操作開始時から操作終了時までに要した時間を計測する計測手段を備え、前記演出制御手段は、複数の時間に対応する前記演出パターンを備え、前記計測手段により計測された時間に対応する前記演出パターンを選択してその演出パターンに従い、演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記遊技機は、スロットマシンであり、前記操作スイッチは、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するベットスイッチ、遊技者がリールの回転を開始するときに操作するスタートスイッチ、又は遊技者がリールの回転を停止するときに操作するストップスイッチのうちの少なくとも1つであり、前記計測手段は、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ、又は前記ストップスイッチの押し込みを検知した時から、その押し込みが解除されたことを検知した時までの時間を計測することを特徴とする。
請求項3の発明は、遊技者が遊技を進行するうえで操作する操作スイッチと、出力すべき演出内容を予め定めた演出パターンに従い、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段とを備える遊技機において、特定の前記操作スイッチについて、遊技者による操作時の押圧力を計測する計測手段を備え、前記演出制御手段は、複数の押圧力に対応する前記演出パターンを備え、前記計測手段により計測された押圧力に対応する前記演出パターンを選択してその演出パターンに従い、演出を出力するように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前記遊技機は、スロットマシンであり、前記操作スイッチは、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するベットスイッチ、遊技者がリールの回転を開始するときに操作するスタートスイッチ、又は遊技者がリールの回転を停止するときに操作するストップスイッチのうちの少なくとも1つであり、前記計測手段は、遊技者が前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ、又は前記ストップスイッチを操作したときの押圧力を計測することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遊技機において、前記計測手段は、全てのリールが停止していることを条件に、前記操作スイッチが操作されたときに、計測を行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の遊技機において、前記計測手段は、少なくとも1つのリールの回転中に、当該遊技で既に操作されたことにより当該遊技の進行に無関係となった前記操作スイッチが操作されたときに、計測を行うことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2又は請求項4を引用する請求項6に記載の遊技機において、前記計測手段は、少なくとも1つのリールが回転中であり、かつ少なくとも1つのリールが停止しているときに、既に停止しているリールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときに、計測を行うことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段を備え、前記遊技制御手段は、前記演出制御手段に対し、役の抽選結果、リールの回転及び停止を含む遊技情報を送信する第1出力ポートと、前記操作スイッチの操作情報を送信する第2出力ポートとを個別に備え、前記計測手段は、前記演出制御手段側に設けられており、前記第2出力ポートから送信されてくる操作情報を受信して、計測を行うことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の遊技機において、前記演出制御手段は、遊技中における各種の情報を報知する報知手段を備え、前記計測手段による計測結果が特定の計測結果であったときは、前記報知手段により遊技者にとって有利となる情報を報知することを特徴とする。
(作用)
請求項1の発明においては、特定の操作スイッチについて、遊技者による操作開始時から操作終了時までに要した時間、すなわちオンにされていた時間(操作スイッチのオンの状態を検知し続けた時間)が計測される。
また、請求項3の発明においては、特定の操作スイッチについて、遊技者による操作時の押圧力(圧力センサからの出力値)が計測される。
そして、操作スイッチがオンにされていた時間、又は押圧力に対応する演出が出力される。
本発明によれば、既存のスイッチを用いて(コストを高くすることなく)演出を選択できる遊技機を提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10は、遊技制御手段(メイン制御手段)60と演出制御手段(サブ制御手段)80とを備える。遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものである。これに対し、演出制御手段80は、遊技中における演出の出力を制御するものである。
遊技制御手段60及び演出制御手段80は、それぞれ、メイン制御基板及びサブ制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。遊技制御手段60と演出制御手段80とは、電気的に接続され、遊技制御手段60から演出制御手段80に、コマンド(情報)を送信できるように形成されている。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42からなる操作スイッチが電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、ボタン状に形成され、遊技者が貯留メダルを投入するときに(押し込み)操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが設定されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを設定するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
また、スタートスイッチ41は、レバー状に形成され、リール31を始動させるときに遊技者が操作する(押し下げる)スイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、ボタン状に形成され、3つ設けられ、リール31を停止させるときに遊技者が(押し込み)操作するスイッチである。
ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42には、それぞれセンサ43、44、45が電気的に接続されている。これらのセンサ43〜45は、いずれも、機械的にオン/オフするセンサであり、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42がそれぞれ遊技者の手により押し込まれる(あるいは押し下げられる)と、センサ43〜45がそれぞれオフからオンになり、オンの間は、その信号が遊技制御手段60に送信されるように形成されている。
また、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42には、図1では図示しないが、それぞれ、基準位置に戻すために、基準位置方向に付勢するバネが設けられている。これにより、遊技者の手によりベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又はストップスイッチ42が押し込まれ、その後に遊技者がそれぞれベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又はストップスイッチ42から手を離すと、バネの付勢力により、自動で元の位置に戻される。元の位置に戻されると、センサ43〜45がそれぞれオンからオフになる。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、3つ設けられ、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等。)を印刷したリールテープを貼付したものである。本実施形態では、各リール31には、21個の図柄が等間隔で配置されている。
また、リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。そして、各リール31の一部の図柄は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から見えるように配置されている。具体的には、各リール31は、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。これにより、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
ここで、本実施形態では、左、中、右の3つのリール31に対応して、ストップスイッチ42は、左、中、右の3つが設けられている。すなわち、左ストップスイッチ42に対応するのが左リール31であり、中ストップスイッチ42に対応するのが中リール31であり、右ストップスイッチ42に対応するのが右リール31である。
さらにまた、演出制御手段80の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置されたバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
また、図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、有効ラインが設けられている。
ここで、有効ラインとは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるライン(図柄組合せライン)である。本実施形態では、水平方向上段の有効、中段、及び下段の有効ラインと、右下がり及び右上がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。
そして、有効ラインは、投入されたメダル枚数に対応して有効化される。メダルが1枚投入されたときは、水平方向中段の有効ラインのみが有効となり、残りの4本の有効ラインは無効となる。また、メダルが2枚投入されたときは、水平方向の3本の有効ラインが有効となり、斜めの有効ラインは無効となる。さらにまた、メダルが3枚投入されたときは、5本全ての有効ラインが有効となる。
図2は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図2に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる遊技)に移行させる役である。本実施形態では、図2に示すように、特別役として、BB(ビッグボーナス。1BB(第1種ビッグボーナス)ともいう。)、及びRB(レギュラーボーナス)が設けられている。BBは、特別遊技の1つであるBB遊技に移行するための役であり、RBは、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行するための役である。なお、他の特別役として、MB(ミドルボーナス。2BB(第2種ビッグボーナス)ともいう。)及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
さらに、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1から小役3までの3種類が設けられている。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらにまた、図2に示すように、以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せ及び払出し枚数が定められている。なお、小役1における「any」とは、どの図柄でも良いことを意味する。
そして、全てのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインLに停止し、その役の入賞となったときは、その役に対応する枚数のメダル(例えば、小役2であれば、10枚)が払い出される。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、それ以外の役(小役1〜小役3、及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を手で操作して(押し込んで)予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口からメダルを投入する。この操作によりセンサ43がオンにされ、その信号が遊技制御手段60に送信される。これにより、有効ラインが設定される。そして、遊技者がスタートスイッチ41を操作する(押し込む)と、有効ラインが確定するとともに、その操作によりセンサ44がオンにされ、その信号が遊技制御手段60に送信される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、全てのモータ32を駆動制御して、全てのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、各ストップスイッチ42を操作する(押し込む)ことで、各リール31の回転を停止させる。各ストップスイッチ42が操作されると、それぞれ対応するセンサ45がオンとなり、その信号が遊技制御手段60に入力される。遊技制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、全てのリール31の停止時に、有効ライン上に停止したリール31上の図柄の組合せが予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときは、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
遊技制御手段60は、図1に示すように、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作され、センサ44から発信された信号を役抽選手段61が受信した時(瞬間)に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が小役1の当選領域に属する場合は、小役1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。そして、各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、役の非当選時に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。例えば、役抽選手段61による役の抽選の結果、非当選であったときは、非当選用の停止位置決定テーブル65が用いられる。この停止位置決定テーブル65には、リール31がどの位置にあるときにストップスイッチ42が操作されたときには、どの位置でリール31を停止させるべきかが(全ての位置ごとに)定められている。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
コマンド送信手段68は、遊技制御手段60から演出制御手段80にコマンド(情報)を送信するものである。ここで送信されたコマンドは、演出制御手段80側に設けられたコマンド受信手段81によって受信される。
図3は、コマンドの送信タイミングを説明する図である。図3に示すように、コマンド送信手段68には、出力ポート1と出力ポート2とが設けられている。そして、出力ポート1からは、制御コマンドが送信され、出力ポート2からは、入力情報コマンドが送信される。
制御コマンドとしては、役の抽選結果に係る情報(当選役情報)、リール31の回転が開始された旨の情報、いずれかのリール31が停止した旨の情報、入賞役の情報、入賞sた有効ラインの情報、払出し枚数の情報等である。
これに対し、入力情報コマンドとしては、ベットスイッチ40が操作された旨の情報、スタートスイッチ41が操作された旨の情報、いずれかのストップスイッチ42が操作された旨の情報である。
制御コマンド及び入力情報コマンドのいずれも、10割込み(本実施形態では14.90ms)に1回の割合で、2割込み(2.98ms)のコマンドが送信される。
図3に示すように、例えばスタートスイッチ41が操作されると、リール31の回転が開始した旨のコマンドが制御コマンドとして出力ポート1から送信される。これと同時に、スタートスイッチ41が操作された旨のコマンドが入力情報コマンドとして出力ポート2から送信される。
ここで、仮に、出力ポートが1つであった場合には、スタートスイッチ41が操作された旨のコマンドと、リール31の回転が開始した旨のコマンドとを同時に送信することができず、いずれか一方のコマンドを送信した後、次に他方のコマンドを送信しなければならないので、コマンド送信時に遅延が発生する。
これに対し、本実施形態のように、出力ポートを2つ設けておけば、同時に送信すべきコマンドがあっても問題なく送信することができる。
また、図3に示すように、出力ポート2から、スタートスイッチ41が操作された旨のコマンドが送信され、14.90ms経過後、再度、スタートスイッチ41が操作された旨のコマンドが送信されている。
これは、スタートスイッチ41に係るセンサ44のオンの状態が検知されている間は、スタートスイッチ41が操作されている(オンされている)旨のコマンドを送信し続けるためである。そして、遊技者の手がスタートスイッチ41から離され、スタートスイッチ41が元の位置に戻ってセンサ44がオフになると、それ以降は、スタートスイッチ41が操作されている旨のコマンドは送信されない。
なお、上記のようなコマンドの送信は、ベットスイッチ40や各ストップスイッチ42に係るセンサ43及び45についても同様に行う。すなわち、ベットスイッチ40や各ストップスイッチ42がオンされている間は、その旨のコマンドが送信され続ける。
説明を図1に戻す。
演出制御手段80は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
また、演出制御手段80は、以下のコマンド受信手段81等を備える。
コマンド受信手段81は、上述したように、遊技制御手段60のコマンド送信手段68から送信されてくるコマンド(制御コマンド及び入力情報コマンド)を受信するものである。
計測手段82は、受信した入力情報コマンドに基づいて、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及び各ストップスイッチ42のそれぞれのセンサ43〜45がオンになっている間の時間(オンの信号を受信し続けている時間)、すなわち入力情報コマンドを受信し続けた時間を計測するものである。具体的には、図3において、14.90msごとに入力情報コマンドを受信し続けている間は、その時間を計測し続け、最後の入力情報コマンドを受信した後、14.90ms後に入力情報コマンドを受信しなかったときは、計測を終了する。
特に第1実施形態では、全てのリール31が停止している(遊技が行われていない)ときに、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42がオンされているか否かの上記計測を行う(常時監視し続ける)。
演出設定手段83は、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42の操作に基づいて、その操作に対応する(遊技者が希望するタイプの)演出を選択するものである。
本実施形態では、遊技が行われていないときに、ベットスイッチ40を2秒間以上長押しをしたときに、演出選択モードに移行するように設定されている。ここでは、計測手段82が、ベットスイッチ40が2秒間以上オンにされている(センサ43のオンの状態が2秒以上続いている)ことを計測したときに演出選択モードに移行する。
次に、演出設定手段83は、左、中、及び右ストップスイッチ42のうち、いずれか1つが、2秒以上長押しされたか否か(いずれかのセンサ45が2秒以上オンにされ続けたか否か)を判断する。そして、計測手段82により、いずれか1つのストップスイッチ42のオンの時間が2秒以上計測されたときは、対応するストップスイッチ42に応じて演出内容を設定する。
図4は、長押しされたストップスイッチ42と演出内容との対応を示す図である。
本実施形態では、左ストップスイッチ42が2秒以上長押しされたときは、役当選演出を極力少なくしたリーチ目(特別役の当選確定時、又は特別役に当選している可能性が高いときに出現する図柄の組合せ)中心の演出内容(演出グループ1)に設定する。また、中ストップスイッチ42が2秒以上長押しされたときは、当選小役告知を中心とする演出内容(演出グループ2)に設定する。さらにまた、右ストップスイッチ42が2秒以上長押しされたときは、特別役に当選しているか否かを中心とする演出内容(演出グループ3)に設定する。
そして、いずれかのストップスイッチ42が2秒以上押された後、演出設定手段83は、次に、スタートスイッチ41が2秒以上長押しされたか否か、すなわち、計測手段82により、スタートスイッチ41に係るセンサ44の2秒以上のオン状態が計測されたか否かを判断する。そして、2秒以上押されたと判断したときは、上記で選択した演出内容を確定する。確定した演出内容は、RAM等のメモリに記憶される。
なお、スタートスイッチ41の2秒以上のオンが計測される前に、再度、いずれかのストップスイッチ42が2秒以上オンされた場合には、それに対応する演出に変更する。
以上のようにして、遊技者は、演出内容を設定するときは、先ず、ベットスイッチ40を長押しして演出変更モードにする。次に、希望する演出内容に応じて、いずれか1つのストップスイッチ42を長押しする。次いで、スタートスイッチ41を長押しして演出内容を確定する。
図5は、演出グループ1〜演出グループ3と、それに対応する演出パターンとを示す図である。演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
演出制御手段80は、毎遊技、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。例えば、演出グループ1が選択されている場合において、当該遊技で非当選であったときは、演出制御手段80は、演出パターン50〜演出パターン55の中からいずれか1つの演出パターンを選択する。演出パターンの選択には、ソフトウェア乱数が用いられる。
また、各演出パターンごとに選択確率が予め定められている。例えば演出パターン50〜演出パターン55のうち、演出パターン50の選択確率は、50/256、のように定められている。
そして、演出制御手段80は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
以上のようにすれば、遊技者は、自己の望む演出内容を容易に設定することができる。また、遊技の進行に必要なベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42を用いて(既存のスイッチを用いて)設定を行うことができるので、演出内容設定のための新たなスイッチを設ける必要がない。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態におけるスロットマシン10Aの制御の概略を示すブロック図である。以下、第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図6において、遊技制御手段60は、RT遊技制御手段69を備える。RT遊技制御手段69は、RT遊技の開始、RT遊技中の遊技の進行、及びRT遊技の終了を制御するものである。
第2実施形態では、BB遊技又はRB遊技の終了後の遊技をRT遊技に設定する。ここで、本実施形態における「RT遊技」とは、リプレイの当選確率を通常遊技以上に高くした遊技であり、通常遊技におけるリプレイの当選確率は1/7.3に設定されているのに対し、RT遊技におけるリプレイの当選確率は、1/1.2に設定されている。これにより、RT遊技の出玉率は、1を超え、1遊技あたりのメダルの純増枚数が0.6枚に設定されている。
また、図7は、第2実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図7に示すように、第2実施形態では、小役1は、小役1A、小役1B、及び小役1Cの3種類を有する。
そして、RT遊技制御手段69は、RT遊技中にいずれかの小役1が入賞したときは、RT遊技を終了するように制御する。
また、演出制御手段80は、当選小役報知手段84を備える。当選小役報知手段84は、第1に、RT遊技中にいずれかの小役1に当選したときは、いずれかの小役1に当選した旨を報知する。この報知は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の少なくとも1つを用いて行われる。また、この報知は、スタートスイッチ41が操作された直後に行う。
さらに、当選小役報知手段84は、RT遊技中にいずれかの小役1に当選した遊技において、左リール31に係るストップスイッチ42が操作される前に、右ストップスイッチ42が2秒以上長押しされたときは、どの小役1に当選したのかを報知する。
第2実施形態では、遊技制御手段60は、RT遊技中において、常時、センサ45のオン/オフを監視しており、コマンドを演出制御手段80側に送信し続ける。そして、役抽選手段61でいずれかの小役1に当選したときは、当選役の情報が制御コマンドとして演出制御手段80に送信される。演出制御手段80は、この制御コマンドを受信することで、当該遊技ではいずれかの小役1に当選したことを知ることができる。
また、当該遊技において、左ストップスイッチ42が操作された旨の入力情報コマンドを受信する前に、右ストップスイッチ42が操作された旨の入力情報コマンドを受信し、かつ、右ストップスイッチ42に係る入力情報コマンドを2秒以上受信し続けたときは、当選小役報知手段84は、右ストップスイッチ42が2秒以上長押しされたと判断する。そして、この場合に、どの小役1に当選したのかを、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の少なくとも1つを用いて報知する。
なお、右ストップスイッチ42が操作された旨の入力情報コマンドを受信する前に左ストップスイッチ42が操作された旨の入力情報コマンドを受信したときは、どの小役1に当選したかの報知は行われない。
なお、この報知は、RT遊技の遊技回数が100回に到達するまで行われる。RT遊技の遊技回数が100回に到達したときは、小役1に当選したときに、いずれかの小役1に当選した旨の報知は行われるが、右ストップスイッチ42を2秒以上長押ししてもどの小役1に当選したかの報知は行われない。
以上より、第2実施形態では、遊技者は、RT遊技の遊技回数が100回に到達するまでは、スタートスイッチ41を操作した直後にいずれかの小役1に当選した旨の報知が行われたときは、左ストップスイッチ42を操作する前に右ストップスイッチ42を2秒以上長押しして(なお、中ストップスイッチ42の操作は、右ストップスイッチ42を操作する前でも後も良い)、どの小役1に当選したかの報知が行われるようにする。そして、どの小役1に当選したかがわかれば、遊技者は、当選した小役1を入賞させないようにすることで、RT遊技を継続できるようになる。
図8は、第2実施形態における左リール31の図柄配列を示す図である。なお、第2実施形態では、リール制御手段64は、役に当選した遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにリール31を停止制御する。ここで、本実施形態における「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内である。
したがって、例えば小役1Aに当選したときに、図8中、7番の「赤チェリー」の図柄が有効ラインに停止可能な位置、すなわち1番から3番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間から、7番から9番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間までに左ストップスイッチ42が操作されれば、7番の「赤チェリー」の図柄はいずれかの有効ラインに停止する。一方、それ以外の位置で左ストップスイッチ42が操作されれば、7番の「赤チェリー」の図柄は有効ラインに停止しない。
同様に、小役1Bに当選したときに、8番から10番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間から、14番から16番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間までに左ストップスイッチ42が操作されれば、14番の「青チェリー」の図柄はいずれかの有効ラインに停止する。一方、それ以外の位置で左ストップスイッチ42が操作されれば、14番の「青チェリー」の図柄は有効ラインに停止しない。
さらに同様に、小役1Cに当選したときに、15番から17番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間から、2番から0番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間までに左ストップスイッチ42が操作されれば、0番の「黒チェリー」の図柄はいずれかの有効ラインに停止する。一方、それ以外の位置で左ストップスイッチ42が操作されれば、0番の「黒チェリー」の図柄は有効ラインに停止しない。
したがって、RT遊技中において小役1の当選時に、いずれかの小役1に当選したことだけを知った(どの小役1に当選したのかを知らない)場合には、1/3の確率で、当選した小役1が入賞し、RT遊技が終了する。
これに対し、どの小役1に当選したかを知ったときは、その小役1の入賞を回避することができる。例えば小役1Aに当選したときは、上述したように、1番から3番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間から、7番から9番までの図柄が表示窓内に存在する瞬間までを除いて左ストップスイッチ42を操作すれば良い。
一方、RT遊技で遊技回数が100回に到達したときは、小役1に当選してもどの小役1に当選したかが報知されないので、小役1当選時におけるRT遊技の継続確率は、2/3となる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
図9は、第3実施形態におけるスロットマシン10Bの制御の概略を示すブロック図である。以下、第1実施形態と異なる点を主として説明する。
図9において、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41,及び各ストップスイッチ42には、それぞれセンサ43〜45が電気的に接続されているとともに、圧力センサ46〜48が電気的に接続されている。
圧力センサ46〜48は、空気圧の変化を内部の感圧素子にて電気信号に変換するものであり、予め設定した圧力値を超えたときに、電気信号として出力するものである。
圧力センサには、機械式(ブルドン管式等)と電子式(シリコンダイヤフラム式やステンレスダイヤフラム式)が挙げられる。シリコンダイヤフラム式は、シリコンチップ上に歪抵抗を形成し、シリコンチップが歪むと歪抵抗値が変化し、この変化を電気信号に変換するものである。また、ステンレスダイヤフラム式は、ステンレスダイヤフラム上に蒸着された歪抵抗が歪んだときに圧力の変化を電気信号に変換するものである。
本実施形態の圧力センサ46〜48は、いずれの方式のものであっても良い。
そして、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又はいずれかのストップスイッチ42が遊技者によって操作(押圧、押し込み)されると、そのときに生じた力が圧力センサ46〜48によって検知され、電気信号を遊技制御手段60に送信する。
圧力センサ46〜48から出力される電気信号値は、コマンドとしてコマンド送信手段68を介して演出制御手段80側に送られる。例えば、圧力センサ46〜48から出力される電子信号が抵抗値(オーム(Ω))であるときは、その抵抗値をコマンドとして送信する。演出制御手段80の演出設定手段83は、受信したコマンドに基づいて、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又は各ストップスイッチ42の操作時の圧力を計測する。そして、圧力が予め定めた基準値(例えば、5kg/cm )以上であるか否かを判断し、その判断結果に基づいて、演出を設定する。
第3実施形態では、遊技が行われていないときに、ベットスイッチ40が基準値以上で押し込まれたことを検知すると、演出変更モードに移行する。
次に、演出設定手段83は、左、中、及び右ストップスイッチ42のうち、いずれか1つが、基準値以上の力で押されたか否かを判断する。そして、計測手段82により、基準値以上でいずれか1つのストップスイッチ42が押されたことを計測したときは、対応するストップスイッチ42に応じて演出内容を設定する。
すなわち、第1実施形態と同様に、左ストップスイッチ42が基準値以上で押されたときは演出内容を演出グループ1に設定する。また、中ストップスイッチ42が基準値以上で押されたときは、演出内容を演出グループ2に設定する。さらにまた、右ストップスイッチ42が基準値以上で押されたときは演出内容を演出グループ3に設定する。
そして、いずれかのストップスイッチ42が基準値以上で押された後、演出設定手段83は、次に、スタートスイッチ41が基準値以上で押されたか否かを判断する。そして、押されたと判断したときは、上記で選択した演出内容を確定する。確定した演出内容は、RAM等のメモリに記憶される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、遊技機としてスロットマシン10等を例に挙げて説明したが、これに限らず、スロットマシン以外の遊技機にも適用することができる。また、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いた遊技機(スロットマシンを含む)であっても本発明を適用することができる。
(2)第1、第2実施形態では、操作スイッチを2秒以上長押ししたか否かを判断したが、これに限らず、例えば2秒未満、2秒以上4秒未満、4秒以上というように、3段階以上に分けて判断し、各段階における演出内容を設定しても良い。第3実施形態においても同様に、操作スイッチの押圧力のレベルを弱(3kg/cm 未満)、中(3kg/cm 以上、7kg/cm 未満)、強(7kg/cm 以上)のように3段階以上に分けることも可能である。
(3)第1及び第3実施形態では、遊技中を除いて計測手段82による計測を行ったが、第2実施形態のように、遊技中に計測をすることも可能である。
(4)第2実施形態において、右ストップスイッチ42の2秒以上の長押しを計測したが、これに限らず、当該遊技において既に操作され、再度の操作を行っても遊技の進行に影響を与えないベットスイッチ40、スタートスイッチ41、又は既に操作されたストップスイッチ42を対象に計測を行っても良い。
(5)本実施形態では、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42のオンにされている時間又は押圧力を計測したが、これらすべての操作スイッチについて計測する必要はなく、少なくとも1つを用いて演出が選択できるようにすれば良い。この場合には、演出の選択に用いられる操作スイッチのみ、オンにされている時間又は押圧力を計測すれば良い。
(6)操作スイッチを長押ししている時間や押圧力に応じた演出の出力は、上記実施形態以外にも、種々のものが考えられる。例えば第1に、遊技中に、第3(最後の)ストップスイッチ42を長押し又は基準値以上の圧力で押したときは、当該遊技における当選役を報知するようにしても良い。このようにすれば、当該遊技で取りこぼし(役に当選したがその役が入賞しなかったこと)があったか否かを判断することができる。また第2に、遊技が行われていない場合において、操作スイッチを長押しするか又は基準値以上で押圧されたときに、本日の総遊技回数や特別役の当選回数等の遊技履歴を報知するようにしても良い。さらにまた第3に、第3リール31の停止後に演出が出力された場合において、操作スイッチを長押しするか又は基準値以上で押圧されたときには、その演出の出力をキャンセルするようにしても良い。
(7)本実施形態では、2つの出力ポートを設けたが、これに限らず、1つであっても良い。ただし、本実施形態のように2つの出力ポートを設ければ、制御コマンドと入力情報コマンドとを同時に送信することができる。
第1実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 第1実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 コマンドの送信タイミングを説明する図である。 長押しされたストップスイッチと演出内容との対応を示す図である。 演出グループ1〜演出グループ3と、それに対応する演出パターンとを示す図である。 第2実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 第2実施形態における役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 第2実施形態における左リールの図柄配列を示す図である。 第3実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。
符号の説明
10、10A、10B スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43〜45 センサ
46〜48 圧力センサ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 コマンド送信手段
69 RT遊技制御手段
80 演出制御手段
81 コマンド受信手段
82 計測手段
83 演出設定手段
84 当選小役報知手段

Claims (9)

  1. 遊技者が遊技を進行するうえで操作する操作スイッチと、
    出力すべき演出内容を予め定めた演出パターンに従い、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段と
    を備える遊技機において、
    特定の前記操作スイッチについて、遊技者による操作開始時から操作終了時までに要した時間を計測する計測手段を備え、
    前記演出制御手段は、複数の時間に対応する前記演出パターンを備え、前記計測手段により計測された時間に対応する前記演出パターンを選択してその演出パターンに従い、演出を出力するように制御する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記遊技機は、スロットマシンであり、
    前記操作スイッチは、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するベットスイッチ、遊技者がリールの回転を開始するときに操作するスタートスイッチ、又は遊技者がリールの回転を停止するときに操作するストップスイッチのうちの少なくとも1つであり、
    前記計測手段は、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ、又は前記ストップスイッチの押し込みを検知した時から、その押し込みが解除されたことを検知した時までの時間を計測する
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 遊技者が遊技を進行するうえで操作する操作スイッチと、
    出力すべき演出内容を予め定めた演出パターンに従い、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段と
    を備える遊技機において、
    特定の前記操作スイッチについて、遊技者による操作時の押圧力を計測する計測手段を備え、
    前記演出制御手段は、複数の押圧力に対応する前記演出パターンを備え、前記計測手段により計測された押圧力に対応する前記演出パターンを選択してその演出パターンに従い、演出を出力するように制御する
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載の遊技機において、
    前記遊技機は、スロットマシンであり、
    前記操作スイッチは、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するベットスイッチ、遊技者がリールの回転を開始するときに操作するスタートスイッチ、又は遊技者がリールの回転を停止するときに操作するストップスイッチのうちの少なくとも1つであり、
    前記計測手段は、遊技者が前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ、又は前記ストップスイッチを操作したときの押圧力を計測する
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記計測手段は、全てのリールが停止していることを条件に、前記操作スイッチが操作されたときに、計測を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記計測手段は、少なくとも1つのリールの回転中に、当該遊技で既に操作されたことにより当該遊技の進行に無関係となった前記操作スイッチが操作されたときに、計測を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  7. 請求項2又は請求項4を引用する請求項6に記載の遊技機において、
    前記計測手段は、少なくとも1つのリールが回転中であり、かつ少なくとも1つのリールが停止しているときに、既に停止しているリールに対応する前記ストップスイッチが操作されたときに、計測を行う
    ことを特徴とするスロットマシン。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機において、
    遊技の進行を制御する遊技制御手段を備え、
    前記遊技制御手段は、前記演出制御手段に対し、役の抽選結果、リールの回転及び停止を含む遊技情報を送信する第1出力ポートと、前記操作スイッチの操作情報を送信する第2出力ポートとを個別に備え、
    前記計測手段は、前記演出制御手段側に設けられており、前記第2出力ポートから送信されてくる操作情報を受信して、計測を行う
    ことを特徴とする遊技機。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記演出制御手段は、遊技中における各種の情報を報知する報知手段を備え、前記計測手段による計測結果が特定の計測結果であったときは、前記報知手段により遊技者にとって有利となる情報を報知する
    ことを特徴とする遊技機。
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