JP2009017625A - 電力系統監視システムおよび電力系統監視方法 - Google Patents

電力系統監視システムおよび電力系統監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 遮断器の動作状態を迅速に確認することを可能にする電力系統監視システムおよび電力系統監視方法を提供する。
【解決手段】 電力系統に発生した事故箇所を画面に表示する電力系統監視システムにおいて、電力系統に設置されている遮断器CB1〜CB4の切回数をそれぞれ記憶する記憶部12と、遮断器CB1〜CB4の動作状態に応じて、記憶部12が記憶している切回数を更新し、画面に遮断器CB1〜CB4が表示されているとき、記憶部12から遮断器CB1〜CB4の切回数を読み出し、読み出した切回数をこの画面に表示する処理部11とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力系統を監視する電力系統監視システムおよび電力系統監視方法に関する。
電力系統は発電所の電力を需要家に供給するためのシステムであり、電力系統には変電所や送電線などの各種設備が設置されている。こうした電力系統を運用するために、コンピュータを用いた監視システムが用いられている。この監視システムは、電力系統に設置されている遮断器、断路器や保護リレーなどの動作状態を把握してモニタ装置に表示する。監視システムは、例えば図10(a)に示すような系統の表示画面201をモニタ装置に表示する。表示画面201の遮断器CB1が動作すると、図10(b)の表示画面202に示すように、監視システムは遮断器CB1のフリッカ表示により、遮断器CB1の切動作を表示する。このとき、図10(c)の表示画面203に示すように、監視システムは遮断器CB1の状態変化を含むメッセージを状変モニタとして表示する。
ところで、電力系統に事故が発生した際に事故状況を把握するために、電力系統に設置されている遮断器の入または切の動作状況を把握することが非常に重要である。先の監視システムでは、遮断器が動作した場合に、この遮断器の詳細な動作状態は状変モニタでしか確認することができない。また、この状変モニタには、遮断器の動作状態以外にも、変電所内の断路器や保護リレーなどの動作状態を表すメッセージが表示されるので、運転員が遮断器の動作状態を確認するまでに時間を必要とする。また、運転員は多数のメッセージの中から特定の遮断器の動作状態を確認するので、誤った状態確認をする可能性もある。
このために、電力系統に設置されている遮断器や断路器などの各種装置の動作状態の履歴を記録して再現表示する監視システムがある。つまり、運転員が表示画面の「再生」、「早送り」、「一時停止」、「巻戻し」などのボタンを操作することにより、遮断器などの各種装置の動作状態を時間経過と共に再現する(例えば、特許文献1参照。)。これにより、運転員は遮断器の動作状態を確実に把握して、事故に対して対応することができる。
特開平9−200959号公報
しかし、遮断器などの各種装置の動作状態を再現表示する監視システムには、次の課題がある。つまり、事故が発生すると、運転員は系統を示す表示画面と、メッセージを示す表示画面とを見比べながら、表示画面の「再生」、「早送り」、「一時停止」、「巻戻し」などのボタンを操作するので、遮断器の動作状態を再現するために時間を要する。この結果、事故に対する対応が遅れてしまう可能性もある。
この発明の目的は、前記の課題を解決し、遮断器の動作状態を迅速に確認することを可能にする電力系統監視システムおよび電力系統監視方法を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、電力系統に発生した事故箇所を画面に表示する電力系統監視システムにおいて、前記電力系統に設置されている遮断器の切回数をそれぞれ記憶する第1の記憶手段と、前記遮断器の動作状態に応じて、前記第1の記憶手段が記憶している切回数を更新し、前記画面に遮断器が表示されているとき、前記第1の記憶手段からこの遮断器の切回数を読み出し、読み出した切回数をこの画面に表示する処理手段とを備えることを特徴とする電力系統監視システムである。
請求項1の発明では、第1の記憶手段が遮断器の切回数をそれぞれ記憶すると共に、処理手段の制御により切回数が更新される。こうした状態のときに、電力系統に発生した事故箇所が画面に表示されている場合に、遮断器が表示画面に含まれているとき、処理手段は、第1の記憶手段からこの遮断器の切回数を読み出し、読み出した切回数をこの画面に表示する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電力系統監視システムにおいて、前記電力系統に設置されている各遮断器の動作状態を記憶する第2の記憶手段を備え、前記処理手段は、前記画面に表示されている遮断器が選択されると、この遮断器の動作状態を前記第2の記憶手段から読み出し、読み出した動作状態を表すメッセージをこの画面に時系列で表示することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電力系統監視システムにおいて、前記処理手段は、前記画面に第1のリセットボタンを表示し、このボタンが操作されると、この画面に表示されている切回数の表示をリセットすることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の電力系統監視システムにおいて、前記処理手段は、前記画面に第2のリセットボタンを表示し、このボタンが操作されると、この画面に表示されているメッセージの表示をリセットすることを特徴とする。
請求項5の発明は、電力系統に発生した事故箇所を画面に表示する電力系統監視方法において、前記電力系統に設置されている遮断器の切回数をそれぞれ記憶し、前記遮断器の動作状態に応じて、記憶している切回数を更新し、前記画面に遮断器が表示されているとき、この遮断器の切回数を読み出し、読み出した切回数をこの画面に表示することを特徴とする電力系統監視方法である。
請求項1および請求項5の発明によれば、画面に遮断器が表示されているとき、この画面に遮断器の切回数を表示するので、表示された切回数を基にして、遮断器の動作状態を把握することを可能にする。これにより、事故原因の推定を可能にする。また、画面に遮断器が表示されているときには、遮断器の最新の切回数が表示されるので、遮断器の動作状態を迅速に確認することを可能にする。
請求項2の発明によれば、遮断器の切回数が表示された画面に、遮断器の動作状態を表すメッセージを表示するので、表示されたメッセージを基にして、遮断器の動作状態を確実に把握することを可能にする。これにより、事故原因の確かな推定を可能にする。また、遮断器を選択するだけで、この遮断器の動作状態を時系列で表示するので、遮断器の動作状態を迅速に確認することを可能にする。
請求項3および請求項4の発明によれば、各リセットボタンを操作することにより、切回数やメッセージの表示をリセットすることができる。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態による電力系統監視システムを図1に示す。図1の電力系統監視システムは、電力系統の電気所や送電線を監視するものである。この実施の形態では、電力系統として、図1に示すように、電気所としてA変電所とB変電所とを含み、さらに、A変電所とB変電所との間に設置されている送電線1L、2Lを含む場合を例としている。この電力系統監視システムは電力会社の監視センタに設置されている監視装置1を備え、電力系統の電気所や送電線を監視するものであり、A変電所の断路器LSや遮断器CB1および遮断器CB2と、B変電所の断路器LSや遮断器CB3および遮断器CB4も監視する。A変電所は発電所側の電気所であり、B変電所は需要家側の電気所である。A変電所とB変電所とは、通信網NTを経由して監視センタの監視装置1に接続されている。
A変電所は、構内に設置されている甲母線と乙母線との間に接続されている断路器LSの動作状態、遮断器CB1および遮断器CB2の動作状態や保護リレー(図示を省略)の動作状態を表す状態信号を、通信網NTを経由して監視装置1に送信する。同じく、B変電所は、構内に設置されている甲母線と乙母線との間に接続されている断路器LSの動作状態、遮断器CB3および遮断器CB4の動作状態や保護リレー(図示を省略)の動作状態を表す状態信号を、通信網NTを経由して監視装置1に送信する。
監視装置1は、A変電所とB変電所とを含む各電気所を監視するコンピュータであり、図2に示すように、処理部11、記憶部12、表示部13、入力部14および通信部15を備えている。記憶部12、表示部13、入力部14、および通信部15はバス16により処理部11に接続されている。
表示部13は液晶ディスプレイ等の表示装置であり、処理部11の制御によって遮断器などに関する各種データを表示する。入力部14は運転員によって操作されるキーボードやマウスなどの入力装置であり、入力部14には各種の指示などが入力される。通信部15は、処理部11の制御によって、A変電所やB変電所などと通信網NTを経てデータ通信を行う。記憶部12は遮断器などに関する各種のデータを記憶する記憶領域を備えた記憶装置である。また、記憶部12は各種のプログラムを記憶している記憶領域も備えている。
記憶部12が記憶するデータとして、履歴テーブルがある。記憶部12は、処理部11の制御によって、遮断器などの動作状態を時間の経過と共に履歴テーブルに記憶する。この履歴テーブルの一例を図3に示す。図3の履歴テーブル12Aでは、遮断器や断路器などが動作した年月日を表すデータが「日付け」の欄に記録され、遮断器や断路器などが動作した時刻を表すデータが「時刻」の欄に記録され、遮断器の入・切や断路器の開・閉などの動作状態を表すデータが「動作状態」の欄に記録されている。
また、記憶部12が記憶するデータとして、カウントテーブルがある。保護リレーからのトリップ信号が遮断器に加えられて、遮断器が切になると、記憶部12は、処理部11の制御によって、遮断器が切になった回数を記録する。このカウントテーブルの一例を図4に示す。図4のカウントテーブル12Bでは、監視対象である遮断器の識別データが「遮断器」の欄に記録され、遮断器が切になった回数が「切回数」の欄に記録されている。
処理部11は電力系統を監視するための監視処理を行う。処理部11は、監視処理を開始すると、最初に電力系統全体を表す表示処理を行う。この表示処理により、処理部11は、表示部13を制御して、電力系統全体を表す系統画面を表示する。この画面を表示しているときに、通信部15の受信した状態信号が事故を示すと、処理部11は、表示部13を制御して、系統画面中の該当する電気所をフリッカなどで強調表示すると共に、この状態信号を基にして履歴テーブルを更新する。同時に、状態信号が遮断器の切を表すときに、処理部11は、記憶部12に記憶されているカウントテーブルの中で、該当する遮断器の「切回数」の欄に切回数を加算して、カウントテーブルを更新する。
処理部11は、電気所の強調表示をしているときに事故箇所を選択する選択信号を受け取ると、選択された部分を拡大する拡大表示処理を行う。なお、この選択信号は、運転員が入力部14を操作して表示部13の表示する事故箇所を選択したときに、表示部13および入力部14から得られる信号である。入力部14から同時に、処理部11は拡大表示画面中の各遮断器近傍に設けられている表示欄、例えば図5(a)に示す拡大画面101の表示欄111〜114に、記憶部12のカウントテーブルから読み出した各遮断器CB1〜CB4の切回数を表示する。かつ、処理部11は、切回数を表示した遮断器をフリッカなどにより強調表示する。
また、処理部11は、拡大画面を表示しているときに、遮断器を選択する選択信号を受け取ると、この遮断器の動作状態を履歴テーブルから読み出す。なお、この選択信号は、運転員が入力部14を操作して表示部13の表示する遮断器を選択したときに、表示部13および入力部14から得られる信号である。処理部11は、選択された遮断器の近傍にダイアログボックス、例えば図5(b)に示す拡大画面102のダイアログボックス121〜124を設け、選択された遮断器に対応するダイアログボックスに、読み出した各動作状態をあらわすメッセージを時系列で表示する。
さらに、処理部11は、表示部13を制御して、拡大画面中に、切回数をリセットするためのボタン、例えば図5(a)および図5(b)に示すように「CBカウント復帰」ボタン115を表示する。このボタン表示に加えて、処理部11は、ダイアログボックスに時系列で表示したメッセージをリセットするためのボタン、例えば図5(a)および図5(b)に示すように、「CB履歴復帰」ボタン116を表示する。これらのボタン115、116を表示しているときに、操作信号を受け取ると、処理部11は表示部13を制御して、切回数やメッセージの表示を消去してリセットを行う。なお、操作信号は、運転員が入力部14を操作して表示部13の表示する「CBカウント復帰」ボタン115や「CB履歴復帰」ボタン116を選択したときに、表示部13および入力部14から得られる信号である。
次に、この実施の形態の電力系統監視システムを用いた電力系統監視方法について、図1に示すA変電所、B変電所および送電線L1、L2を電力系統に含む場合を例として説明する。電力系統の監視状態にあるとき、監視装置1の処理部11は図6に示す監視処理を行う。まず、処理部11は表示処理により、図7(a)に示すように、電力系統全体を表す系統画面103を表示部13に表示する(ステップS1)。ステップS1で系統画面103を表示している状態のときに、通信部15がA変電所とB変電所を含む各電気所から受信した状態信号を受信すると、処理部11は通信部15から各状態信号を受け取る(ステップS2)。
ステップS2で受け取った状態信号が事故の発生を表すとき(ステップS3)、例えばA変電所およびB変電所からの状態信号が事故の発生を表すとき、図7(b)の系統画面104に示すように、A変電所およびB変電所をフリッカにより強調表示する(ステップS4)。同時にステップS4で、処理部11は、この状態信号を基にして履歴テーブル12A(図3)を更新すると共に、この状態信号が遮断器の切を示すときに、カウントテーブル12B(図4)を更新して、カウントテーブル12Bの該当する遮断器CB1〜CB4の「切回数」の欄の切回数に加算して、カウントテーブル12Bを更新する。
なお、ステップS2で受け取った状態信号が事故発生を表さない場合、処理部11は処理をステップS2に戻す。
ステップS4の強調表示を確認した運転員が入力部14を操作して、表示部13に表示されている事故箇所を選択すると、処理部11は表示部13および入力部14から選択信号を受け取り(ステップS5)、拡大処理により、図8(a)に示すように、事故箇所を含む部分を拡大した拡大画面105を表示する(ステップS6)。同時にステップS6で、処理部11は切になっている遮断器CB1〜CB4をフリッカにより強調表示すると共に、該当する遮断器CB1〜CB4の切回数を記憶部12のカウントテーブル12Bから読み出し、拡大画面105の表示欄111〜114に遮断器CB1〜CB4の切回数を表示する。つまり、こうした切回数を表示欄111〜114に表示することは、A変電所側の遮断器CB1および遮断器CB2の切回数と、B変電所側の遮断器CB3および遮断器CB4の切回数とから、送電線1Lと送電線2Lとの事故と運転員が推定することを可能にする。
なお、ステップS5で選択信号を受け取らない場合、処理部11は処理をステップS4に戻す。
ステップS6で処理部11が拡大画面105を表示している状態のときに、運転員が入力部14を操作して、表示部13に表示されている遮断器を選択すると、例えば遮断器CB1〜CB4を選択すると、処理部11は、表示部13および入力部14から遮断器CB1〜CB4を指定する選択信号を受け取り(ステップS7)、履歴テーブル12Aから遮断器CB1〜CB4の動作状態を読み出す(ステップS8)。そして、処理部11は、図8(b)に示すように、拡大画面106にダイアログボックス121〜124を設け、ダイアログボックス121〜124に遮断器CB1〜CB4の動作状態を表すメッセージを時系列で表示する(ステップS9)。
こうした動作状態の表示により、運転員は、12:17:00にA変電所側の遮断器CB1および遮断器CB2と、B変電所側の遮断器CB3が切になり、12:17:10にはB変電所側の遮断器CB4が切になったことを確認することができる。また、12:18:00にはA変電所側の遮断器CB1と遮断器CB2とが自動復帰により入になったが、A変電所側の遮断器CB1および遮断器CB2が直ちに切になったことを確認することができる。つまり、こうした動作状態を表すメッセージをダイアログボックス121〜124に表示することは、送電線1Lおよび送電線2Lの2回線同時永久事故と運転員が判断することを可能にする。
また、図9(a)に示すように、拡大画面107の表示欄111〜114には切回数「2」が表示され、図9(b)に示すように、拡大画面108のダイアログボックス121〜124には動作状態を表すメッセージが表示されているとき、運転員はA変電所の遮断器CB1および遮断器CB2とB変電所の遮断器CB3および遮断器CB4がトリップした後、遮断器CB1〜CB4が自動復帰により入になったことを確認することができる。また、遮断器CB1〜CB4が入になった後、遮断器CB1〜CB4がすべてトリップしたことを確認することができる。つまり、こうした動作状態を表すメッセージをダイアログボックス121〜124に表示することは、B変電所の母線事故であると運転員が判断することを可能にする。
ステップS9の後、運転員が入力部14を操作して、表示部13に表示されている拡大画面107および拡大画面108の「CBカウント復帰」ボタン115や「CB履歴復帰」ボタン116をクリックすると、処理部11は、表示部13および入力部14から操作信号を受け取る(ステップS10)。そして、処理部11は入力部14を制御して、表示欄111〜114の消去や、ダイアログボックス121〜124の消去をして表示をリセットし(ステップS11)、監視処理を終了する。
なお、ステップS10でボタンの操作を表す操作信号を受け取らなければ、処理部11は処理をステップS9に戻す。
こうして、この実施の形態により、遮断器CB1〜CB4の近傍に切回数を表示するので、事故内容を短時間で把握することを可能にする。この結果、事故に対する迅速な対応を可能にする。また、強調表示されている遮断器を選択すると、つまり、入力部14で表示部13をワンクリックするだけで、この遮断器の動作状態を表すメッセージを時系列で表示するので、事故内容を迅速に把握して、事故に対する確実な対応を可能にする。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態では、「CBカウント復帰」ボタン115と「CB履歴復帰」ボタン116とを別々に設けたが、ボタンを1つにしてもよい。この場合には、このボタンを操作すると、処理部11はCBカウント復帰とCB履歴復帰との両方のリセットを実行する。
この発明の実施の形態による電力系統監視システムを示す構成図である。 監視装置を示す構成図である。 履歴テーブルの一例を示す図である。 カウントテーブルの一例を示す図である。 拡大表示画面を示す図であり、図5(a)は表示欄を説明する図であり、図5(a)はダイアログボックスを説明する図である。 監視処理の一例を示すフローチャートである。 系統画面を示す図であり、図7(a)は正常な状態を示す図、図7(b)は事故を示す図である。 拡大画面を示す図であり、図8(a)は表示欄を表示した状態を示す図、図8(b)はダイアログボックスを表示した状態を示す図である。 拡大画面の他例を示す図であり、図9(a)は表示欄を表示した状態を示す図、図9(b)はダイアログボックスを表示した状態を示す図である。 従来の監視システムによるモニタ装置の表示例を示す図であり、図10(a)は系統の表示画面を示す図、図10(b)はフリッカ表示を示す図、図10(c)は状態変化の表示を示す図である。
符号の説明
1 監視装置
11 処理部(処理手段)
12 記憶部(第1の記憶手段、第2の記憶手段)
13 表示部
14 入力部
15 通信部
16 バス

Claims (5)

  1. 電力系統に発生した事故箇所を画面に表示する電力系統監視システムにおいて、
    前記電力系統に設置されている遮断器の切回数をそれぞれ記憶する第1の記憶手段と、
    前記遮断器の動作状態に応じて、前記第1の記憶手段が記憶している切回数を更新し、前記画面に遮断器が表示されているとき、前記第1の記憶手段からこの遮断器の切回数を読み出し、読み出した切回数をこの画面に表示する処理手段と、
    を備えることを特徴とする電力系統監視システム。
  2. 前記電力系統に設置されている各遮断器の動作状態を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記処理手段は、前記画面に表示されている遮断器が選択されると、この遮断器の動作状態を前記第2の記憶手段から読み出し、読み出した動作状態を表すメッセージをこの画面に時系列で表示することを特徴とする請求項1に記載の電力系統監視システム。
  3. 前記処理手段は、前記画面に第1のリセットボタンを表示し、このボタンが操作されると、この画面に表示されている切回数の表示をリセットすることを特徴とする請求項1または2に記載の電力系統監視システム。
  4. 前記処理手段は、前記画面に第2のリセットボタンを表示し、このボタンが操作されると、この画面に表示されているメッセージの表示をリセットすることを特徴とする請求項2に記載の電力系統監視システム。
  5. 電力系統に発生した事故箇所を画面に表示する電力系統監視方法において、
    前記電力系統に設置されている遮断器の切回数をそれぞれ記憶し、
    前記遮断器の動作状態に応じて、記憶している切回数を更新し、
    前記画面に遮断器が表示されているとき、この遮断器の切回数を読み出し、
    読み出した切回数をこの画面に表示する、
    ことを特徴とする電力系統監視方法。
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