JP2009017114A - 無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法 - Google Patents

無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ダウンロードを複数端末に対し、まとめて行え、途切れたダウンロードデータは繋がるような、効率的なダウンロード作業が行える無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法を提供する。
【解決手段】制御用チャネルを用いて、基地局から無線端末局に対しダウンロード指示の信号を繰り返し再送し、通信用チャネルに割り付けられた一部のスロットを一時的に専用チャネルとなるように割り付け変更し、これを用いて、分割された更新プログラムデータが基地局から無線端末局へ繰り返し再送され、このデータを受信した無線端末局はダウンロードが行われる配布シーケンスと、制御用チャネルを用いて、基地局はプログラム更新指示の信号を繰り返し再送し、無線端末局は、受信したプログラム更新指示に従い無線端末局の制御プログラムを更新プログラムデータに置き換え、更新された制御プログラムによって動作させるような更新シーケンスとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルデータ処理に関し、特に動作プログラムの更新処理に供して好適な無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法に関する。
図13に、狭帯域デジタル移動通信システムの概念図を示す。基地局100と移動局および固定局としての無線端末局1〜N(携帯機2,4,N、可搬機1,3,5,6、固定機7、半固定機)とにより構成される無線通信系であって、この無線通信系に、例えば、時分割多元接続方式が適用された狭帯域デジタル移動通信システムがある。
なお基地局100には、有線系回線200および端末器機301等が結合されて、これらを含めて統制局としての機能をする。また、図示の構成により通信が行える範囲、即ち基地局がカバーする無線エリアを基地局ゾーンと云う。
図14に示すように、基地局100と無線端末局1(または4,5)の通信、すなわち時分割多元接続方式の狭帯域デジタル移動通信システムに用いられる無線キャリア(例;無線搬送周波数信号:下りf1,上りf2)は、制御用キャリアと通信用キャリアとから成り、それぞれのキャリアは4つのスロットのタイミングにより1フレームとする信号である。各スロットは制御用チャネルと通信用チャネルに割り付けられることによってチャネル構成としている。
制御用キャリアのスロットは、第1〜第4の制御用スロットがあり、第1〜第3の制御用スロットは、ユーザ情報の伝送用として通信用チャネルに割り付けられ、第4の制御用スロットは、通信系制御のための制御用チャネルとして割り付けられている。
通信用キャリアのスロットは、第1〜第4の通信用スロットがあり、この4スロット全てがユーザ情報の伝送用として通信用チャネルに割り付けられている。
なお、ここでは説明を簡略化するため、制御用キャリアのスロットを制御用スロットとし、通信用キャリアのスロットを通信用スロットとして記載しているが、必ずしもこの態様に限定されなくとも良い。
狭帯域デジタル移動通信システムは、図13に示しているように、無線キャリア(例;無線搬送周波数信号:f3)を用いて無線端末局2と無線端末局3との間で、基地局100を介さない直接通信が可能である。
また、有線系200の回線に接続された端末器機301等は、狭帯域デジタル移動通信システムの通信統制台、内線電話およびパソコンなどを含む。
ユーザ情報の伝送用として通信用チャネルが割り付けられた第1〜第3の制御用スロットの一部を割り付け変更し、専用チャネルにし、これを用いて個別呼出・応答を行う提案がある。(例えば、特許文献1 参照)
特開2007−67562号公報(図1)
前記時分割多元接続方式が適用された無線通信系の移動局用として用いられる無線端末局はソフトウエアプログラムによって器機制御の動作が行われている。このソフトウエアプログラムは、機能増強などの理由から、既に運用に入った無線端末局の内蔵ソフトウエアプログラムを更新することがある。このため、無線通信系の回線を介して基地局より対象とするプログラムをダウンロードし、現用のプログラムを更新版に置き換えて動作させる必要がある。運用に供されている器機の制御プログラムのダウンロードは、システムの上位からの統制下で通常の運用を中止して行われるのが一般的である。
従来、回線経由のダウンロードにおいて、ダウンロード中は通話などの通常動作を実施できなかったり、ダウンロードを1台ずつ順次手作業で行うので長時間かかったり、途中で回線の切断が生じて最初からやり直すなどがありダウンロード作業の効率が悪かった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、ダウンロード中も通常動作が行え、ダウンロードを複数端末に対し、更新するタイミングを合わせて、まとめて行え、途切れたダウンロードデータは途切れたデータから繋がるような、効率的なダウンロード作業が行える無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法は、複数の無線端末局と、該無線端末局に対して無線キャリアによって通信を行う基地局と、該基地局に接続される上位装置とを備えた移動通信システムにおいて、
前記無線キャリアは通信用キャリアおよび制御用キャリアを有し、前記基地局から前記無線端末局への下り回線に用いられる前記制御用キャリアは、制御用チャネルと通信用チャネルが割り付けられた複数のスロットより成り、前記制御用チャネルを用いて、前記基地局から前記無線端末局に対しダウンロード指示の信号を繰り返し再送し、
前記通信用チャネルの中から送受信において制御用スロットと重ならないスロットを一時的に専用チャネルとなるように割り付け変更し、該専用チャネルを用いて、分割された更新プログラムデータが前記基地局から前記無線端末局へ繰り返し再送され、該更新プログラムデータを受信した前記無線端末局はダウンロードを開始し、
該ダウンロード中に通話動作の割り込みが生じ、該ダウンロードが中断されても、該通話動作の終了後には再度前記ダウンロードの続きが継続される更新プログラムデータの配布シーケンスと、前記配布シーケンスの完了後、前記制御用チャネルを用いて、前記基地局から前記無線端末局に対しプログラム更新指示の信号を繰り返し再送し、前記無線端末局は、受信したプログラム更新指示に従い前記無線端末局を動作させる制御プログラムを前記更新プログラムデータに置き換え、更新された制御プログラムによって動作させるような更新シーケンスとを備え、
前記上位装置は、前記配布シーケンスおよび前記更新シーケンスの開始と停止の指示を行い、更に、前記配布シーケンス時に更新プログラムデータを前記基地局へ転送する。
本発明によれば、プログラムのダウンロード中も端末の運用を中断することなく、通常動作が行えるので端末ユーザへのサービス性が向上する。ダウンロードを複数台の無線端末局に対してまとめて行えるので全体で短時間のダウンロードで済ませられる。途切れたダウンロードデータは繋げられて全体となるので各無線端末局のダウンロードの無駄時間が解消される。このようなことから基地局と無線端末局共にダウンロード作業が効率的となる。
図1に、本発明の実施形態として、デジタル移動通信システムおよび無線端末局のブロック図を示し説明する。
例えば、時分割多元接続方式を用いた狭帯域のデジタル移動通信システムは、無線端末局(1、2,3,・・・、N)と基地局100との間で、無線キャリア(f1,f2等)によって情報伝送され、基地局100と本発明の更新プログラムの発信元であり、基地局100に対し上位に位置づけられる上位装置300との間で、有線系回線200を介して情報伝送される構成である。
更に、無線端末局(1、2,3,・・・、N)のそれぞれは、制御プログラム、更新プログラム、切替プログラムおよびプログラム更新情報などの書き換え、読み出しが行える器機動作プログラムデータがメモリに保存されている主記憶部11と、内部データの一時読み出し、書き込み用のメモリであるRAM13と、無線送受信回路を有する無線通信部14と、これらの間のデータ制御を行うCPU12と、無線キャリアの送受アンテナであるアンテナ15とから形成される装置の構成を有する。
図2に、本発明のプログラム配布時のスロット配置と無線端末局の送受信タイミングチャート図を示し説明する。
前述したように、時分割多元接続方式の狭帯域デジタル移動通信システムに用いられる無線キャリアのチャネル構成は、図14で説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
図2は、(A)下り回線(基地局→無線端末局への伝送)の制御用キャリア、(B)上り回線(無線端末局→基地局への伝送)の制御用キャリアおよび(C)無線端末局の送受信タイミングの相互関係を示すタイミングチャートを示す。
図2(A)で示すように、下り制御用キャリアのスロットは、第1〜第4の制御用スロット(例;1スロット:10ms、1フレーム:40ms)のうち、第1〜第3の制御用スロットがユーザ情報の伝送用として通信用チャネルs1、s2、s3に割り付けられ、第4の制御用スロットが通信制御のための制御用チャネルCとして割り付けられている。
図2(B)で示すように、上り制御用キャリアのスロットは、下り制御用キャリアのスロットと同様に割り付けられているが、スロットの始まりが下り制御用キャリアのスロットに比べ2スロット分オフセット(20ms)されて配置されている。
図2(C)で示すように、無線端末局の送受信タイミングは、下り制御用キャリアの通信用チャネルs1、s3スロットおよび、このs1、s3の間に有する制御用チャネルCスロットが受信信号(Rx)となり、上り制御用キャリアの制御用チャネルCが送信信号(Tx)となる。
そこで、本発明の下り制御用キャリアの通信用チャネルs1、s3スロットは、ダウンロード時に、ダウンロードデータ伝送のための専用チャネルに変更されて、無線端末局の受信専用回線として用いられる。
下り制御用キャリアは、s3、C,s1の連続したスロットがダウンロード伝送に用いられるので、それぞれ制御用チャネルCと通信用チャネル(専用チャネル)s1、s3を同時伝送とするために、Cスロットと送受信タイミングが重ならない(隣接する)s1、s3スロットを専用スロットとして割り当てて、図2(C)に示すタイミングで送受信することで、制御メッセージとデータとを同時タイミングで伝送できる。このことにより、通常の通話動作を停止させることもなく、更新プログラムの間欠伝送を可能にし、効率的であり、サービス性のよい伝送形態となる。
なお、チャネルリソースの使用状況を勘案して、専用チャネルとするs1およびs3は、どちらか一方にしてもよい。
図3に本発明のプログラム配布時のシーケンス図を示し、プログラム配布方法の手順を説明する。
最初に上位装置300より手動でダウンロード開始操作(S1)が行われてシーケンス動作が起動される。次に、基地局100に対してダウンロードする更新プログラムデータおよびダウンロード開始のメッセージ情報が伝送される。
ダウンロード開始の情報を得た基地局100は、ダウンロードするプログラムデータの一時記憶と共に更新プログラムを配布するための専用チャネルを割り付ける専用チャネル割当て(S2)を行う。この専用チャネルは、制御用チャネルと隣り合ったスロットに割り付けられているので無線端末局1が制御用チャネルと同じ受信タイミングとなる。
次に、基地局100は制御用チャネルにてダウンロード指示(S3)のメッセージを無線端末局1に対して送信するとともに、割り付けた専用チャネルにてプログラムデータを送信する準備に入る。ダウンロード指示のメッセージは規格(ARIB;社団法人電波産業会)で定められた情報を用いる。
図5に、ダウンロード指示メッセージの構成例を示す。ダウンロード指示(S3)メッセージは、ダウンロードするプログラムの情報(配布プログラムバージョン、配布プログラムサイズ)および専用チャネルの情報(周波数コード、スロット番号、スクランブルコード)より構成されている。
更に、図6に、プログラム更新情報の構成例を示す。これは、無線端末局1に確保されている管理情報であり、プログラム更新情報(現在および更新のプログラムバージョン、更新プログラムサイズ等)より構成されている。
そこで、図3に戻り、無線端末局1はダウンロード指示(S3)のメッセージを受信し、メッセージ内のプログラム情報と、無線端末局1に確保されているプログラム更新情報との照合により自局の該当プログラムをダウンロードするか否かを判断する。
ダウンロードするか否かの判定フローを図7に示す。図7による判定フローの説明は後述する。
無線端末局1側にて、ダウンロードする必要がある場合、即ち、指示された最新版のプログラムに成っていないと判定されれば、指定された専用チャネルをチャネルオープン(S4)してダウンロードを開始する。
更新プログラムデータは、n分割されており、プログラムデータ(1/n)、プログラムデータ(2/n)・・・プログラムデータ(n/n)として一連のデータが繰り返し基地局から送信される。
図示してはいないが、各プログラムデータは、アドレス、プログラムデータサイズおよびプログラムデータの内容によって構成されている。
そこで、無線端末局1側では、既に取り込んだプログラムデータ(m/n個)分があれば、それ以外の分について分割された単位で新たに取り込めばよい。各無線端末局1〜Nは、自局の通話、回線の状況により、プログラムデータの取り込み完了分の数、未完了分の数が異なってくる。
なお、ダウンロード指示(S3)メッセージは、上位装置300から出されるダウンロード停止操作(S7)が行われるまで、任意の間隔で基地局100から繰り返し再送される。(S3’、S3’’)。
更に、一連のプログラムデータ(1/n〜n/n)もダウンロード停止操作(S7)が行われるまで繰り返し基地局から再送される。
これによりダウンロードシーケンスの途中でのダウンロード指示(例えばS3’)を受信して接続開始された無線端末局、あるいはダウンロードシーケンスの途中で通常通信動作が割り込まれた等の場合でも、ダウンロードシーケンスをどの無線端末局に対しても、自局毎に任意の位置からダウンロード再開をさせることが可能となる。その場合の実施例を図8に示し、説明を後述する。
次に、図3に示す無線端末局1は、受信しダウンロードされた分のプログラムデータを主記憶部11の更新プログラムエリアに格納(S5)し、全てのプログラムデータの受信が完了すると、プログラム更新情報(図6参照)を最新の管理情報に変更する。
そこで、無線端末局1は、専用チャネルをチャネルクローズすると同時に、基地局100経由で上位装置300に対して当該無線端末局1からダウンロード完了(S6)メッセージを送出する。ダウンロード完了メッセージは無線端末局IDおよびプログラムバージョンによって構成される。(図9参照)。
図3に示す無線端末局1がダウンロード完了のメッセージを送出後におけるダウンロード指示(例えばS”)を受信しても、ダウンロードの作業には入らない。
無線端末局1からのダウンロード完了(S6)メッセージは上位装置300に通知され、更に、基地ゾーン内の他の全ての無線端末局からのダウンロード完了メッセージが上位装置300に通知される。
すると、上位装置300では、全ての無線端末局からのダウンロード完了メッセージの受信を確認してからダウンロード停止操作(S7)を手動で行う。
ダウンロード停止の情報を受信した基地局100は、ダウンロード指示およびプログラムデータの再送停止(S8)が行われ、繰り返し送信の動作を終了させ、専用チャネルの割り当てを解除してプログラム配布時のシーケンスを完了する。
図7に、本発明のダウンロード開始判定のフローチャート図を示し、判定方法の流れを説明する。この判定は、それぞれの無線端末局側にて行われる。
判定開始(S21)により、現在のバージョンと配布バージョンが同一かの判定(S22)を行い、結果がYESであればS26へ、NOであればS23へ移行する。
S22がNOであれば、更新のバージョンと配布バージョンが同一かの判定(S23)を行う。その結果、YESであればS25へ進み、NOであればS24へ進む。
S23がNOであれば、過去に更新されていた更新バージョンの更新プログラムクリア処理(S24)を行い配布バージョンを受け入れるメモリエリアを確保する。
S23がYESであれば、ダウンロード状態が完了したかの判定(S25)を行い、結果YESであれば、S26へ移行し、NOであれば、S28へ進む。
S22がYESまたはS25がYESであればダウンロードしない(S26)とする。
S24の処理の次に、プログラム更新情報の変更処理(S27)が行われる。
即ち、過去の更新バージョンを配布バージョンの内容に置き換え、過去更新サイズを配布サイズの内容に置き換え、ダウンロード状態を未に置き換え、ダウンロードに入る準備が完了する。
S27の処理後、またはS25の判定でNOであった場合にダウンロード開始(S28)動作に入る。以上の処理により無線端末局側でのプログラムバージョン管理が自動で行われる。
図4に、本発明のプログラム更新時のシーケンス図を示し、プログラム更新方法の手順を説明する。
ここでは、先に、ダウンロードによりプログラム配布されて、無線端末局の更新プログラムエリアに格納された更新プログラムを、上位装置300の指示に従い、無線端末局が実際に動作に用いる制御プログラムエリアのプログラムと書き換えするプログラム更新のシーケンスについて説明する。
最初に、上位装置300よりプログラム更新指示操作(S11)を行うことにより、処理のシーケンスが開始する。同時に、プログラム更新指示が有線系を経て基地局100に伝送される。
そこで、基地局100はプログラム更新指示(S12)のメッセージを無線端末局1へ送信する。プログラム更新指示メッセージの構成例を図10に示す。
なお、プログラム更新指示(S12)のメッセージは、上位装置300よりプログラム更新動作が停止操作されるまで、前記ダウンロード指示メッセージと同様に任意の間隔で再送される(S12’)。これにより、通話中の無線端末局があった場合でも通話後に本メッセージを受信することができ、タイミングを逃さず更新動作が続行できる。
プログラム更新指示(S12)のメッセージを受信した無線端末局は、自局のプログラムを更新する必要があると判断すれば、次の処理に入る。
プログラムの更新(S13)処理を実行する。実行後、更新処理が完了であれば、無線端末局1より基地局100に対してプログラム更新完了(S14)のメッセージを送信する。これを受けた基地局100では、引き続き上位装置300へプログラム更新完了を通知する。
プログラム更新完了のメッセージの構成例を図11に示す。また、プログラム更新処理は図12に示されるフローによって実行される。説明は後述する。
このような処理ステップは、他の無線端末局に対しても実行され、全ての無線端末局(1,・・・N)からのプログラム更新完了(S14,S14’・・・)のメッセージを基地局100を経由して受けた上位装置300は、それぞれの無線端末局のプログラム更新の完了を認識し、次の最終処理に移る。
上位装置よりプログラム更新停止操作(S15)の操作を行う。プログラム更新停止のメッセージが基地局100に受信されれば、基地局100はプログラム更新指示再送停止(S16)の処理を行いプログラム更新の指令手順が終了となる。
図12に、無線端末局1(〜N)における制御プログラムが、切替プログラムを介して、本発明のプログラム更新処理を行うことによりプログラム更新されるフローチャートを示している。なお、図12の更新フローは一例であり、本発明はこの更新フローに限定されるものではない。
このプログラム更新の制御はCPU12の動作によって行われる。以下にプログラム更新の制御方法の流れを説明する。
プログラム更新の制御を行う最初は、通常動作を実行する制御プログラムから更新動作を実行する制御プログラムに移行して更新開始(S51)とする。
次に、更新プログラムのダウンロード状態が完了(S52)、即ち、配布シーケンスが完了しているかの判定を行う。その判定結果がYES即ち、ダウンロード状態が完了であれば、次の判定ステップS53へ進み、一方NO即ち、ダウンロード状態が未完了であれば、本更新処理の実行を中止にするS54へ移行する。
ダウンロード状態が完了(S52;YES)であれば、次に、上位装置300の指示による今回の指定バージョンと今回のダウンロード済みのバージョンが同一(S53)であるかの判定を行う。その判定結果がYESであれば、更新バージョンが指定のバージョンであるので、次の処理ステップS55へ進み、一方NOであれば、指定のバージョンのものが未だ無いので、本更新処理を中止にするS54へ移行する。
更新バージョンが指定のバージョン(S53;YES)であれば、更新バージョンのプログラムに切り替えるための動作を進めるプログラムをロードする切替プログラムロード(S55)の実行が行われる。
ここで、一旦、切替プログラムの動作フローに入り、主記憶部11に格納された更新プログラムエリアから制御プログラムエリアにプログラムデータをコピー(S56)する処理の実行を行う。これにより、今までの制御プログラムの内容が更新プログラムの内容に上書きされる。
S56にて、制御プログラムを更新プログラムに置き換え処理が終了したら、状態管理の各種パラメータ情報の変更処理であるプログラム更新情報変更、現在のバージョン更新、更新通知を未に置き換える(S57)処理を行う。
次に、切替プログラムの動作フローを制御プログラムに戻し無線端末局を更新された制御プログラムとして動作起動させるために切替プログラムのリセット(S58)処理、即ち、無線端末局の装置リセットを行う。
これで、制御プログラムの動作フローに戻されて、更新された制御プログラムで起動を掛ける制御プログラム起動(S59)の処理が実行される。
次に、基地局100および上位装置300に対して、制御プログラムの更新処置が完了した旨を報知する更新通知を発信したか否かの判定である更新通知が未であるか否かの判断(S60)を行い、その判定結果がYES即ち、更新通知を発信が必要であれば、その処置を行うS61のステップへ進み、一方NO即ち、報知済みであれば、通常動作に戻す処理(S62)へ移行する。
前記S60の判定がYESであれば、プログラム更新完了メッセージ送信、更新通知を完の状態に置き換える(S61)処理を実行する。その実行後の制御プログラムは、更新処理のプログラムから更新された通常動作の制御プログラムの実行に戻されるように通常動作(S62)に移る。
この処理フローは、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
本発明では、プログラム配布中の動作から通話などの通常動作への移行、及び通話などの通常動作からプログラム配布中の動作への戻しが可能である。実施例としてダウンロード中にグループ通信を行った場合の動作シーケンス図を図8に示し、ダウンロード中の通話動作方法の手順を説明する。
無線端末局A(1)と無線端末局B(2)が基地局100を介して更新プログラムのダウンロード中に、グループ通話のモードに入る状態を示している。このとき、通常動作としてのグループ通話モードが優先される。しかしながら、グループ通話が終了すれば、更新プログラムのダウンロードを再開し、先にダウンロードされたデータと後にダウンロードされたデータが繋ぎ合わされて1式のダウンロードデータが完成する。
無線端末局A(1)および無線端末局B(2)は、更新版の制御プログラムのプログラムデータが専用チャネルを介してダウンロード中の状態である。その状態のなかで、無線端末局A(1)の操作により基地局100に対してグループ発信(S31)の情報が制御用チャネルを通して伝送される。
グループ発信(S31)の情報を受けた基地局100は、無線端末局A(1)および無線端末局B(2)に対して、グループ通信に入る旨のグループ通信情報(S32)を送信する。基地局100より送信されたグループ通信情報(S32)を受信した無線端末局A(1)および無線端末局B(2)は、専用チャネルを用いたダウンロード動作を一時中断し、優先度の高い通話モードの動作に入るため、通信用キャリアに割り当てられたスロットである通信用チャネル(例えばs4スロット)にチャネル切替が行われ、通話のための設定チャネルとなり、一旦、通常通話動作のための通信用チャネルに入る。そこで、例示では、グループ通話である通常動作のモードに入る。このとき、無線端末局は、自局のダウンロード中のデータの位置(x/n)、管理情報などの各種状態データが全て一時蓄積され認識される。
そこで、更新プログラムのダウンロードは中断され、グループ通話(S33)のモードが実行される。
グループ通話(S33)が終了すれば、通話用チャネル(例えば、s4スロット)での通話動作が停止し、専用チャネルの動作に戻される動作チャネルの切替えが行われ、更新プログラムのダウンロードのモードに戻される。
そこで、基地局より再送されているダウンロード指示(S34)のメッセージを無線端末局A(1)および無線端末局B(2)のそれぞれが受信し、専用チャネルを再びチャネルオープンにする。
無線端末局A(1)および無線端末局B(2)のそれぞれが、基地局100が繰り返し再送するダウンロード指示を受けて、これを機に途中からの更新プログラムのダウンロードを再開する(S35)。即ち、中断前のダウンロードの途中データ、各種管理などの状態情報は全て認識されるので、無線端末局A(1)および無線端末局B(2)は、それぞれ自局の残り分のダウンロードデータを捕まえ、ダウンロードを再開すればよい。
このように、ダウンロード再開時は未受信のプログラムデータのみを受信すればよいため、効率的なプログラムの配布が可能となる。
受信された、断片的なプログラムデータは、連続した一つの更新プログラムとして蓄積される。
上記実施例はグループ通話のモード時の説明であるが、話者1:1の通話モード時も同様の説明であるので記載は省略する。
本発明は、移動通信に用いられる無線通信システムに適用されて、一例として、公共事業体内の通信等に利用することができる。
本発明のデジタル移動通信システムおよび無線端末局のブロック図である。 本発明のプログラム配布時のスロット配置と無線端末局の送受信タイミングチャート図である。 本発明のプログラム配布時のシーケンス図である。 本発明のプログラム更新時のシーケンス図である。 本発明のダウンロード指示メッセージの構成図である。 本発明のプログラム更新情報の構成図である。 本発明のダウンロード開始判定のフローチャート図である。 本発明のダウンロード中の通話動作シーケンス図である。 本発明のダウンロード完了メッセージの構成図である。 本発明のプログラム更新指示メッセージの構成図である。 本発明のプログラム更新完了メッセージの構成図である。 本発明のプログラム更新のフローチャート図である。 狭帯域デジタル移動通信システム概略図である。 本発明のチャネル構成図である。
符号の説明
1、2,3,・・・、N 無線端末局
11 主記憶部
12 CPU
13 RAM
14 無線通信部
15 アンテナ
100 基地局
200 有線系回線
300 上位装置

Claims (1)

  1. 複数の無線端末局と、該無線端末局に対して無線キャリアによって通信を行う基地局と、該基地局に接続される上位装置とを備えた移動通信システムにおいて、
    前記無線キャリアは通信用キャリアおよび制御用キャリアを有し、
    前記基地局から前記無線端末局への下り回線に用いられる前記制御用キャリアは、制御用チャネルと通信用チャネルが割り付けられた複数のスロットより成り、
    前記制御用チャネルを用いて、前記基地局から前記無線端末局に対しダウンロード指示の信号を繰り返し再送し、
    前記通信用チャネルに割り付けられた一部のスロットを一時的に専用チャネルとなるように割り付け変更し、
    該専用チャネルを用いて、分割された更新プログラムデータが前記基地局から前記無線端末局へ繰り返し再送され、
    該更新プログラムデータを受信した前記無線端末局はダウンロードを開始し、
    該ダウンロード中に通話動作の割り込みが生じ、該ダウンロードが中断されても、該通話動作の終了後には再度前記ダウンロードの続きが継続される更新プログラムデータの配布シーケンスと、
    前記配布シーケンスの完了後、前記制御用チャネルを用いて、前記基地局から前記無線端末局に対しプログラム更新指示の信号を繰り返し再送し、
    前記無線端末局は、受信したプログラム更新指示に従い前記無線端末局を動作させる制御プログラムを前記更新プログラムデータに置き換え、更新された制御プログラムによって動作させるような更新シーケンスとを備え、
    前記上位装置は、前記配布シーケンスおよび前記更新シーケンスの開始と停止の指示を行い、更に、前記配布シーケンス時に更新プログラムデータを前記基地局へ転送する
    無線端末局のソフトウエアプログラム配布および更新方法。
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